JP2006200398A - Controller of variable valve mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関の吸・排気弁のリフト特性(作動角、リフト量)を連続的に可変制御可能な可変動弁機構、その他アクチュエータの制御装置に関する。 The present invention relates to a variable valve mechanism that can continuously and variably control lift characteristics (operation angle and lift amount) of intake and exhaust valves of an internal combustion engine, and a control device for other actuators.
周知のように、機関低速低負荷時における燃費の改善や安定した運転性並びに高速高負荷時における吸気の充填効率の向上による十分な出力を確保する等のために、吸・排気弁のリフト特性を機関運転状態に応じて変えることができる可変動弁機構が提案されている。
この種可変動弁機構などのアクチュエータの制御として、特許文献1に示されるものでは、最終目標となる到達変位(可変動弁機構では到達作動角)に応じて所望の応答特性(規範応答)が得られるように、該規範応答に応じたフィードフォワード補償分を設定しつつフィードバック制御する2自由度制御を行っている。
As a control of an actuator such as this type of variable valve mechanism, the one disclosed in
上記特許文献1に示される制御では、アクチュエータである電動モータ(DCモータ)の飽和電流を考慮することなく、入力指令値である前記到達変位と規範応答からフィードフォワード補償分を設定しているため、入力指令値の変化量が大きく規範応答が早い場合、制御系は、実現不可能な電流指令値を出力する。
このとき該電流指令値に対し、実際のモータ電流値が大きく下回る、換言すると、必要モータトルクに対して実モータトルクが大きく下回るため、可変動弁機構の規範応答に応じた目標作動角に対する実作動角の偏差がフィードバック制御の積分分として蓄積され応答が大きく悪化し、オーバーシュートを生じることとなる(図17参照)。なお、電動モータ以外の例えば油圧アクチュエータで駆動するような場合でも、油圧指令値に対し、実際の油圧の変化が遅れるので、同様の問題を生じる。
In the control disclosed in
At this time, the actual motor current value is significantly lower than the current command value, in other words, the actual motor torque is significantly lower than the required motor torque. The deviation of the operating angle is accumulated as an integral part of the feedback control, and the response is greatly deteriorated, resulting in overshoot (see FIG. 17). Even in the case of driving by a hydraulic actuator other than the electric motor, for example, the same problem arises because the actual change in hydraulic pressure is delayed with respect to the hydraulic pressure command value.
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、可変動弁機構その他の機構を駆動するアクチュエータの入力指令値が大きく変化した場合でも、オーバーシュートの発生を防止しつつ安定した応答が得られるようにすることを目的とする。 The present invention has been made paying attention to such a conventional problem, and is stable while preventing the occurrence of overshoot even when the input command value of the actuator that drives the variable valve mechanism and other mechanisms greatly changes. The purpose is to be able to obtain the response.
上記の課題を解決するため、本発明は、リフト特性等の最終目標の到達変位に対し、変位の変化状態を表すパラメータに応じて可変に設定される変化率リミッタを施して変化率を制限し、該変化率を制限された到達変位に基づいて所望の応答特性が得られるようにフィードバック制御する構成とした。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention limits the rate of change by applying a rate-of-change limiter that is variably set according to a parameter representing the change state of the displacement with respect to the final target arrival displacement such as lift characteristics. In addition, feedback control is performed so that a desired response characteristic is obtained based on the ultimate displacement with the change rate limited.
かかる構成とすれば、入力指令値である到達変位が大きく変化した場合でも、変化率リミッタを施して変化率を制限された到達変位に基づいてフィードフォワード補償分や過渡的な目標値を設定しながらフィードバック制御することにより、アクチュエータの最大限の能力で所望の応答特性が得られ、安定した応答となり、オーバーシュートの発生を防止できる。 With such a configuration, even when the ultimate displacement, which is the input command value, changes greatly, the feedforward compensation amount and the transient target value are set based on the ultimate displacement with the rate of change limiter applied and the rate of change limited. However, by performing feedback control, a desired response characteristic can be obtained with the maximum capacity of the actuator, a stable response can be obtained, and the occurrence of overshoot can be prevented.
図1〜図3は、本発明に係る内燃機関の可変動弁機構を、吸気弁側に適用した実施形態を示している。なお、図1では排気弁側(図1の下側)の構成を図示省略している。
シリンダヘッド10の上部には、全気筒にわたって連続した駆動軸11が設けられている。この駆動軸11は、図外の一端にスプロケットが取り付けられ、タイミングチェーン等を介して機関のクランクシャフトに連動して回転する。
1 to 3 show an embodiment in which a variable valve mechanism for an internal combustion engine according to the present invention is applied to the intake valve side. In FIG. 1, the configuration on the exhaust valve side (lower side in FIG. 1) is not shown.
A
この駆動軸11の外周には、吸気弁(又は排気弁)19を駆動する揺動カム18の円筒状の軸受部18aが相対回転可能に外嵌している。この揺動カム18は、先端部(カムノーズ)18bを有する薄板状をなし、その外周に、吸気弁19の上端に設けられた伝達部材としてのバルブリフタ19aの上面19bに摺接するカム面18cが形成されている。
また、駆動軸11の外周にはリング状の偏心カム12が圧入等により固定されている。この偏心カム12の中心(軸心)C2は、駆動軸11の中心(軸心)C1に対して所定量偏心している。この偏心カム12の外周には、リング状リンク13の基部13aがベアリング等を介して相対回転可能に外嵌している。なお、揺動カム18の揺動中心(軸心)は、駆動軸11の中心C1と一致している。
A
A ring-shaped
駆動軸11の斜め上方には、制御軸14が駆動軸11と略平行に気筒列方向に延設されている。この制御軸14は、後述する駆動部20により機関の運転状態に応じて所定の回転範囲で回転,保持される。
制御軸14の外周には、リング状の制御カム15が圧入等により固定されている。制御カム15の中心(軸心)C4は、制御軸14の中心(軸心)C3に対して所定量偏心している。この制御カム15の外周には、ロッカアーム16の円筒状の中央基部が相対回転可能に外嵌している。このロッカアーム16の一端部16aと、リング状リンク13の小径な先端部13bとは、両者16a,13bを挿通する第1ピン29aを介して相対回転可能に連結されている。
A
A ring-
また、ロッカアーム16の他端部16bと揺動カム18とは、ロッド状リンク17によって連携されている。より具体的には、制御軸14の作動角が大側に回動され、ロッカアーム16の他端部16bと、ロッド状リンク17の一端部17aとは、両者16b,17aを挿通する第2ピン29bを介して相対回転可能に連結されている。また、ロッド状リンク17の他端部17bと揺動カム18とは、両者17b,18を挿通する第3ピン29cを介して相対回転可能に連結されている。
The
次に、制御軸14を回動,保持する駆動部20の構成を説明する。
図1に示すように、制御軸14は、シリンダヘッド10に固定されるケース22内まで延びており、その一端にウォームホイール21が固定されている。ケース22には、ECU(エンジンコントロールユニット)50からの制御信号により駆動される電動モータ(DCモータ)26が取り付けられており、この電動モータ26の出力軸26aは、ローラベアリング25を介してケース22内に回転可能に延在している。この出力軸26aに、ウォームホイール21と噛合するウォームギヤ24が固定されている。なお、ウォームギヤ24とウォームホイール21の間でモータトルクを増大させるために、ギヤ比を適宜に大きく設定してある。また、ケース22には、制御軸14(ウォームホイール21)の回転角度を検出する回転角センサ23が取り付けられており、この回転角センサ23の出力は、前記ECU50に入力され、該回転角センサ23で検出された制御軸14の回転角、すなわち吸気弁19の作動角(リフト量)検出値に基づいて、電動モータ26がフィードバック制御される。
Next, the configuration of the
As shown in FIG. 1, the
このような構成により、機関の回転に連動して駆動軸11が回転すると、偏心カム12を介してリング状リンク13が並進移動し、これに応じてロッカアーム16が制御カム15の中心C4を揺動中心として揺動し、かつ、ロッド状リンク17を介して揺動カム18が揺動する。このとき、揺動カム18のカム面18cが、吸気弁19の上端に設けられた伝達部材としてのバルブリフタ19aの上面に摺接し、バルブリフタ19aを図外のバルブスプリングの反力に抗して押圧することにより、吸気弁19が機関の回転に連動して開閉作動する。
With such a configuration, when the
また、機関の運転状態に応じて電動モータ26の出力軸26aが回転駆動されると、ウォームギヤ24,ウォームホイール21を介して制御軸14が回転して、ロッカアーム16の揺動中心となる制御カム15の中心C4の位置が変化し、吸気弁19のリフト特性が連続的に変化する。より具体的には、制御カム15の中心C4と駆動軸11の中心C1との距離を近づけるほど、リフト特性の変位であるバルブリフト量及び作動角が大きくなる。
Further, when the
次に、同上可変動弁機構の動作特性を、考察する。
図4,5を参照して、ロッカアーム16の他端部16bには、吸気弁19のバルブスプリング反力等によって生じる反力F1が、揺動カム18,ロッド状リンク17,第2ピン29b等を介して作用する。また、ロッカアーム16の一端部16aには、反作用として発生する反力F2が、偏心カム12,リング状リンク13,第1ピン29a等を介して作用する。従って、ロッカアーム16の揺動中心C4には、実質的に反力F1,F2の合成反力F3が作用する。
Next, the operating characteristics of the variable valve mechanism will be discussed.
4 and 5, the reaction force F1 generated by the valve spring reaction force or the like of the
これにより、制御軸14には、制御軸14の中心C3から合成反力F3の方向線までの腕長さr1と合成反力F3との積であるトルクT1が作用する。従って、駆動部20が制御軸14を所定の角度に保持するためには、少なくとも上記のトルクT1に釣り合う逆向きのトルクを必要とする。
制御軸14が所定の回転角度に保持された状態では、図4に示すように、揺動カム18が最も高リフト側へ押し下げられたとき、すなわち図4の反時計方向に最も揺動したときに、合成反力F3が最大となる。このときの合成反力F3の方向は、駆動軸11の中心C1と制御軸14の中心C3とを結ぶ第1の線L1と略平行となる。
As a result, a torque T1 that is the product of the arm length r1 from the center C3 of the
In a state where the
ここで、図6に示すように、合成反力F3は、リフト量(作動角)の増大に応じて増大する[図(A):最小作動角、(B):中間位置、(C):最大作動角]が、腕長さr1は、偏心カム12の回転にしたがって、最小作動角から中間位置までは増大するが、その後は、減少する。したがって、合成反力F3と腕長さr1との積であるトルクT1は、制御軸作動角θに対して非線形な特性を有する。
Here, as shown in FIG. 6, the combined reaction force F3 increases with an increase in the lift amount (operating angle) [FIG. (A): minimum operating angle, (B): intermediate position, (C): The maximum operating angle] increases as the arm length r1 increases from the minimum operating angle to the intermediate position as the
図7は、制御軸14の作動角θcsと駆動電流ics(トルクT1に比例)との関係を示す。
ここで、上記非線形な制御軸作動角θcs−駆動電流ics特性に対し、制御軸作動角θcs毎のバネ定数K(θcs)を下式のように定義して算出し、該バネ定数K(θcs)を用いて制御対象である可変動弁機構の動作特性をモデル化しつつ制御軸作動角θcsの位置決め制御を行う。
FIG. 7 shows the relationship between the operating angle θcs of the
Here, the spring constant K (θcs) for each control shaft operating angle θcs is defined and calculated with respect to the nonlinear control shaft operating angle θcs-driving current ics characteristic, and the spring constant K (θcs) is calculated. ) Is used to control the positioning of the control shaft operating angle θcs while modeling the operating characteristics of the variable valve mechanism that is the control target.
A(θcs)=ics/θcs・・・(1)
K(θcs)=A(θcs)・KT・・・(2)
ただし、KT:電動モータ26のトルク定数
図7の特性から(1)式より制御軸作動角θcsに対する駆動電流icsの係数A(θcs)を算出し、該A(θcs)に基づいて(2)式によりバネ定数K(θcs)を算出する(図8参照)。該算出されたバネ定数K(θcs)を制御軸作動角θcs毎に割り付けて図9に示す作動角−バネ定数マップを作成する。上記のように、バネ定数を定義することで、非線形特性を有する作動角と駆動電流とを連続的かつ一義的な関数として設定でき、可変動弁機構を後述するようにモデル化することが可能となる。
A (θcs) = ics / θcs (1)
K (θcs) = A (θcs) · K T (2)
However, K T : Torque constant of the
本制御システムは、図10に示すように、大きく分けて本発明に係る入力制限部101と、動特性補償部102と、応答性補償部103と、制御対象である可変動弁機構104とから構成される。
可変動弁機構104の伝達特性GP(s)は、動特性と静特性の積として、次式に示すような0次/2次で表すことができる(下式右辺の左側の項が動特性、右側の項が静特性)。
As shown in FIG. 10, this control system is roughly divided into an
The transmission characteristic G P (s) of the variable valve mechanism 104 can be expressed as a product of the dynamic characteristic and the static characteristic in the 0th order / second order as shown in the following expression (the term on the left side of the right side of the following expression is the dynamic value). Characteristics, right term is static characteristics).
ただし、J:可変動弁機構の慣性モーメント
D:同上機構の粘性抵抗
以上のことを踏まえて、図10に示した本制御システムの各要素について説明する。
入力制限部101には、作動角の入力指令値かつ最終目標値である到達作動角θCSTと、前記応答性補償部103を構成する目標作動角演算器103aからの逐次の目標制御軸作動角θCSMとを入力し、到達作動角θCSTに対し、変化率リミッタを施す。変化率リミッタの第1の実施形態として、到達作動角θCSTに対して一次遅れ処理を施すこととし、到達作動角θCSTと目標制御軸作動角θCSMとの偏差|θCST−θCSM|に応じて、一次遅れ処理の時定数Tを、図11に示したマップを参照して設定する。
Where J: Moment of inertia of variable valve mechanism
D: Viscous resistance of mechanism as above Based on the above, each element of the present control system shown in FIG. 10 will be described.
The
ここで、前記マップは、偏差|θCST−θCSM|が大きいときほど、時定数Tを大きい値に設定してある。
に示したマップを参照して設定する。
一次遅れ処理で制限された制限付到達作動角θCSTLMTが、次式(4)によって算出される。
In this map, the time constant T is set to a larger value as the deviation | θ CST −θ CSM | is larger.
Set with reference to the map shown in.
The limited reaching operating angle θ CSTLMT limited by the first-order lag process is calculated by the following equation (4).
θCSTLMT=1/(Ts+1)・θCST・・・(4)
ここで、前記マップは、偏差|θCST−θCSM|が大きいときほど、時定数Tを大きい値に設定してある。
これにより、到達作動角θCSTが急激に変化して偏差|θCST−θCSM|が大きくなると、大きな時定数Tで上記(4)式の一次遅れ処理が行われ、遅れを大きくすることにより到達作動角の変化率が大きく制限される。
θ CSTLMT = 1 / (Ts + 1) · θ CST (4)
In this map, the time constant T is set to a larger value as the deviation | θ CST −θ CSM | is larger.
As a result, when the ultimate operating angle θ CST changes suddenly and the deviation | θ CST −θ CSM | increases, the first-order lag processing of the above equation (4) is performed with a large time constant T, and the delay is increased. The rate of change of the ultimate operating angle is greatly limited.
次に、動特性補償部102について説明する。動特性補償部102は、いわゆるフィードフォワード補償器である。
ここで、設計者が希望する作動角の応答(減衰比ζ、振動数ω)が次式に示す目標作動角演算器102aの伝達特性GT(s)で与えられるとする。
Next, the dynamic characteristic compensation unit 102 will be described. The dynamic characteristic compensation unit 102 is a so-called feedforward compensator.
Here, it is assumed that the operating angle response (damping ratio ζ, frequency ω) desired by the designer is given by the transfer characteristic GT (s) of the target operating angle calculator 102a shown in the following equation.
前記変化率リミッタを施された制限付到達作動角θCSTLMTに対し、実制御軸作動角θCSが前記動特性GT(s)で追従するように、GFF(s)=GT(s)/GP(s)の関係から求めた動特性補償部101の伝達関数GFF(s)により、次式(6)により、駆動電流のフィードフォワード分である動特性補償出力iCSFFを算出する。つまり、動特性補償部101は、2次/2次フィルタで構成される。
G FF (s) = G T (s) so that the actual control shaft operating angle θ CS follows the dynamic characteristic G T (s) with respect to the limited reaching operating angle θ CSTLMT subjected to the change rate limiter. ) / G P (s) The dynamic characteristic compensation output i CSFF that is the feedforward portion of the drive current is calculated by the following equation (6) from the transfer function G FF (s) of the dynamic
次に、応答性補償部103について説明する。この応答性補償部103は、目標作動角演算器103aと動特性出力補償器103bとから構成される。
目標作動補償器103aは、前記制限付到達作動角θCSTLMTを入力とし、設計者が希望する作動角の応答である目標制御軸作動角θCSMを、次式(7)に基づき演算する。目標制御軸作動角θCSMは、制御軸作動角θCSが最終的な到達作動角θCSTに至るまでの過渡的な作動角である。
Next, the response compensation unit 103 will be described. The responsiveness compensator 103 includes a target operating angle calculator 103a and a dynamic characteristic output compensator 103b.
The target operation compensator 103a receives the limited reaching operation angle θ CSTLMT and calculates a target control shaft operation angle θ CSM that is a response of the operation angle desired by the designer based on the following equation (7). The target control shaft operating angle θ CSM is a transient operating angle until the control shaft operating angle θ CS reaches the final reached operating angle θ CST .
(7)式のζとωは設計者が希望する作動角応答に応じて設定する。
動特性出力補償器103bでは、積分特性を有し、制御対象のパラメータ変化に対して安定性が補償されているフィルタを用いて動特性補償出力補正値iCSFBを、次式(8)に示す偏差量θERRから算出する。
θERR=θCSM−θCS・・・(8)
積分特性を有するフィルタの例として次式(9)があげられる。比例ゲインPおよび積分ゲインIは、安定性が補償されているゲインである。
Ζ and ω in equation (7) are set according to the operating angle response desired by the designer.
In the dynamic characteristic output compensator 103b, the dynamic characteristic compensation output correction value i CSFB is expressed by the following equation (8) using a filter having an integral characteristic and whose stability is compensated for the parameter change to be controlled. Calculated from the deviation θ ERR .
θ ERR = θ CSM −θ CS (8)
The following equation (9) is an example of a filter having an integral characteristic. The proportional gain P and the integral gain I are gains whose stability is compensated.
この場合、動特性出力補償値iCSFBは次式(10)から算出する。
GFB(s)=(Ps+I)/s・・・(9)
iCSFB=(Ps+I)/s・θERR・・・(10)
動特性出力補償補正値iCFSBおよび前記動特性補償出力iCSFFを用いて、電流指令値iCSCは、(11)式より算出される。
iCSC=iCSFB+iCSFF・・・(11)
このように作動角毎に算出したバネ定数を用いて可変動弁機構のモデルを推定し、該モデルを用いて電流指令値iCSCを算出して制御することにより、パラメータ変動や外乱の影響を受けにくく、かつ、設計者が希望する作動角応答が得られる。
In this case, the dynamic characteristic output compensation value i CSFB is calculated from the following equation (10).
G FB (s) = (Ps + I) / s (9)
i CSFB = (Ps + I) / s · θ ERR (10)
Using the dynamic characteristic output compensation correction value i CFSB and the dynamic characteristic compensation output i CSFF , the current command value i CSC is calculated from equation (11).
i CSC = i CSFB + i CSFF (11)
By estimating the variable valve mechanism model using the spring constant calculated for each operating angle in this way, and calculating and controlling the current command value i CSC using the model, the effects of parameter fluctuations and disturbances can be reduced. It is difficult to receive, and the operating angle response desired by the designer can be obtained.
特に、到達作動角θCSTと目標制御軸作動角θCSMとの偏差|θCST−θCSM|に応じて時定数Tを可変に設定した一次遅れ処理を施された制限付到達作動角θCSTLMTを用いて、動特性補償出力iCSFF、目標制御軸作動角θCSMひいては動特性出力補償補正値iCFSBが算出されることにより、電動モータ26の電流が飽和することなく実現可能な範囲で可能な限り規範応答に追従する応答性の良い制御を行える。
In particular, the limited reaching operation angle θ CSTLMT subjected to the first-order lag processing in which the time constant T is variably set according to the deviation | θ CST −θ CSM | between the reaching operation angle θ CST and the target control shaft operation angle θ CSM By calculating the dynamic characteristic compensation output i CSFF and the target control shaft operating angle θ CSM and thus the dynamic characteristic output compensation correction value i CFSB , it is possible within the range that can be realized without saturating the
図12は、到達作動角θCSTがステップ的に変化したときの制御軸作動角θCSの応答特性を示す。
また、第2の実施形態として、図13に示すように、到達作動角θCSTと実制御軸作動角θCSとの偏差|θCST−θCS|に応じて一次遅れ処理の時定数Tを設定する構成としても良く、同様の効果が得られる。図14は、第2の実施形態の制御ブロック図を示す。
FIG. 12 shows the response characteristic of the control shaft operating angle θ CS when the ultimate operating angle θ CST changes stepwise.
As a second embodiment, as shown in FIG. 13, the time constant T of the first-order lag processing is set according to the deviation | θ CST −θ CS | between the ultimate operating angle θ CST and the actual control shaft operating angle θ CS. It is good also as a structure to set, and the same effect is acquired. FIG. 14 shows a control block diagram of the second embodiment.
また、第3の実施形態として、同じく到達作動角θCSTに対する変化率リミッタを、作動角−駆動電流特性に応じて可変に設定する構成としてもよい。具体的には、到達作動角θCSTに対する一次遅れ処理の時定数Tを、図15に示される作動角−駆動電流特性に応じて図16に示したマップを参照して設定する。
ここで、前記マップは、作動角−駆動電流のゲインが大きい領域、つまり作動角変化量に対する駆動電流変化量が大きい(図15に示される駆動電流特性の傾きが大きい)領域では、時定数Tを大きい値に設定して応答を遅くし、前記ゲインが小さく作動角変化に対する駆動電流変化量が小さい領域では、時定数Tを小さい値に設定して応答を早くするように設定してある。なお、第3の実施形態の制御ブロック図は、第2の実施形態と同様、図14に示されるようになる。
Further, as a third embodiment, the rate of change limiter with respect to the ultimate operating angle θ CST may be variably set according to the operating angle-driving current characteristics. Specifically, the time constant T of the first-order lag process with respect to the ultimate operating angle θ CST is set with reference to the map shown in FIG. 16 according to the operating angle-driving current characteristic shown in FIG.
Here, the map shows a time constant T in a region where the gain of the operating angle-driving current is large, that is, in a region where the amount of change in driving current with respect to the amount of change in operating angle is large (the slope of the driving current characteristic shown in FIG. 15 is large). Is set to a large value to slow the response, and in a region where the gain is small and the amount of change in the drive current with respect to the change in operating angle is small, the time constant T is set to a small value so as to speed up the response. The control block diagram of the third embodiment is as shown in FIG. 14 as in the second embodiment.
このようにすれば、電動モータ26の駆動電流が飽和することなく、作動角毎に実現可能な最大の応答速度で制御しながら、規範応答に追従する応答性の良い制御を行える。特に、前記可変動弁機構104のように、リフト特性の変位と駆動力との関係が非線形な特性を有するものに対して有効である。
また、以上の実施形態では、変化率リミッタを、到達作動角を一次遅れ処理する時定数によって設定したが、簡易的には、到達作動角の変化率ないし変化量で設定する構成としてもよい。
また、上記可変動弁機構の他、バネに連繋したリンク機構の変位を、前記バネの付勢力に抗してアクチュエータを駆動して制御する制御装置であれば、本発明を可変動弁機構に適用した場合と同様に適用でき、同様の効果が得られる。
In this way, the drive current of the
Further, in the above embodiment, the change rate limiter is set by a time constant for first-order lag processing of the arrival operating angle, but may be simply set by a change rate or change amount of the reaching operation angle.
In addition to the variable valve mechanism described above, the present invention can be used as a variable valve mechanism as long as it is a control device that controls the displacement of a link mechanism linked to a spring by driving an actuator against the biasing force of the spring. It can be applied in the same manner as applied, and the same effect can be obtained.
11 駆動軸、
12 偏心カム
13 リング状リンク
14 制御軸
15 制御カム
16 ロッカアーム
17 ロッド状リンク
18 揺動カム
19 吸気弁
20 駆動部
50 ECU
101 入力制限部
102 動特性補償部
103 応答性補正部
104 可変動弁機構
11 Drive shaft,
DESCRIPTION OF
101 Input Limiting Unit 102 Dynamic Characteristic Compensation Unit 103 Responsiveness Correction Unit 104 Variable Valve Mechanism
Claims (12)
リフト特性の最終目標の到達変位に対し、変位の変化状態を表すパラメータに応じて可変に設定される変化率リミッタを施して変化率を制限し、該変化率を制限された到達変位に基づいて所望の応答特性が得られるようにフィードバック制御することを特徴とする可変動弁機構の制御装置。 In a control device for a variable valve mechanism in an internal combustion engine that controls the lift characteristics of an engine valve by driving an actuator against a reaction force of the valve spring, and a link mechanism linked to the valve spring.
A change rate limiter that is variably set according to a parameter representing a change state of the displacement is applied to the ultimate displacement of the final target of the lift characteristic to limit the change rate, and the change rate is based on the limited ultimate displacement. A control apparatus for a variable valve mechanism, wherein feedback control is performed so as to obtain a desired response characteristic.
機関の回転に連動して回転する駆動軸と、
前記駆動軸の外周に相対回転可能に外嵌し、前記機関バルブを開閉駆動する揺動カムと、
前記駆動軸の外周に偏心して固定された偏心カムと、
前記偏心カムの外周に相対回転可能に外嵌するリング状リンクと、
前記駆動軸と略平行に延びる制御軸と、
前記制御軸の外周に偏心して固定された制御カムと、
前記制御カムの外周に相対回転可能に外嵌し、その一端で前記リング状リンクと連携されたロッカアームと、
前記ロッカアームの他端と前記揺動カムとを連携するロッド状リンクと、を有し、
前記アクチュエータが前記制御軸を回転させることにより、前記ロッカアームの揺動中心位置が変化して前記リフト特性が変化することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1つに記載の可変動弁機構の制御装置。 The variable valve mechanism is
A drive shaft that rotates in conjunction with the rotation of the engine,
A swing cam that is fitted on the outer periphery of the drive shaft so as to be relatively rotatable, and drives the engine valve to open and close;
An eccentric cam fixed eccentrically on the outer periphery of the drive shaft;
A ring-shaped link that is fitted on the outer periphery of the eccentric cam so as to be relatively rotatable;
A control shaft extending substantially parallel to the drive shaft;
A control cam eccentrically fixed to the outer periphery of the control shaft;
A rocker arm that is fitted on the outer periphery of the control cam so as to be relatively rotatable, and is linked to the ring-shaped link at one end thereof;
A rod-shaped link that links the other end of the rocker arm and the swing cam;
12. The lift according to claim 1, wherein when the actuator rotates the control shaft, a rocking center position of the rocker arm is changed and the lift characteristic is changed. Control device for variable valve mechanism.
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