JP2006199250A - Vehicular air guide - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、熱交換器のキャリアとしてのラジエータサポートのラジエータサポートサイドに車両前方へ向けて装着される車両用エアガイドに関する。 The present invention relates to a vehicle air guide mounted on a radiator support side of a radiator support as a carrier of a heat exchanger toward the front of the vehicle.
従来、熱交換器のキャリアとしてのラジエータコアサポートのラジエータコアサポートサイドに車両前方へ向けて装着される車両用エアガイドの技術が公知になっている(特許文献1、2参照)。
このような車両用エアガイドは、熱交換器の前方に車両走行風をスムーズに導くための導風板としての役目と、エンジン側の熱気が車両側方から熱交換器の前方へ吹き返すのを防止する防風板としての役目を果たしている。
Such a vehicle air guide serves as a wind guide plate for smoothly guiding the vehicle traveling wind to the front of the heat exchanger, and the hot air on the engine side blows back from the vehicle side to the front of the heat exchanger. It plays the role of a windshield to prevent.
しかしながら、図10、11に示すように、近年のラジエータコアサポートアッパ02のアッパサイド部07は、車両下方に開口したコ字状断面を成して車幅方向に延設されているため、エンジン側の熱気X(図中破線矢印で示す)が車両側方から上記コ字状断面の内部を介して熱交換器の前方へ勢い良く吹き返してしまい、熱交換器019の冷却性能を低下させる虞があった。
また、上記熱気の一部は、コ字状断面の内部を車幅方向内側に流通しながら熱交換器019の全幅に亘ってその前面に吹き返し、結果、車両用エアガイド010で整流化させた走行風またはモータファンによる強制風を乱流化させて熱交換器の冷却性能を低下させる虞があった。
However, as shown in FIGS. 10 and 11, the
Further, a part of the hot air is blown back to the front surface over the entire width of the
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、エンジン側の熱気が車両側方からアッパセンタ部のコ字状断面の内部を介して熱交換器の前方へ吹き返すのを防止できる車両用エアガイドを提供することである。
また、上記目的を達成しつつ、ラジエータコアサポートの車両前方からの装着を可能にした車両用エアガイドの提供を目的としている。
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and an object of the present invention is that the hot air on the engine side passes through the inside of the U-shaped cross section of the upper center portion from the vehicle side to the front of the heat exchanger. It is to provide an air guide for a vehicle that can prevent blowing back.
It is another object of the present invention to provide an air guide for a vehicle that enables the radiator core support to be mounted from the front of the vehicle while achieving the above object.
本発明の請求項1記載の発明では、熱交換器のキャリアとしてのラジエータコアサポートにおけるラジエータコアサポートサイドに車両前方へ向けて装着される車両用エアガイドであって、前記ラジエータコアサポートアッパのアッパセンタ部を、車両下方に開口したコ字状断面に形成し、前記車両用エアガイドに、車両上方へ突出した板状の舌片部を設けると共に、該舌片部を、アッパセンタ部の端部におけるコ字状断面の内部を仕切るように配置したことを特徴とする。 According to a first aspect of the present invention, there is provided an air guide for a vehicle mounted on a radiator core support side of a radiator core support as a carrier of a heat exchanger toward the front of the vehicle, the upper center of the radiator core support upper Is formed in a U-shaped cross section that opens downward in the vehicle, and a plate-like tongue piece projecting upward in the vehicle is provided on the vehicle air guide, and the tongue piece is provided at the end of the upper center portion. It is arranged to partition the inside of the U-shaped cross section.
請求項1記載の発明にあっては、ラジエータコアサポートアッパのアッパセンタ部を、車両下方に開口したコ字状断面に形成し、前記車両用エアガイドに、車両上方へ突出した板状の舌片部を設けると共に、該舌片部を、アッパセンタ部の端部におけるコ字状断面の内部を仕切るように配置したため、エンジン側の熱気が車両側方からラジエータコアサポートアッパにおけるアッパセンタ部のコ字状断面の内部を介して熱交換器の前方へ吹き返すのを防止できる。 In the first aspect of the present invention, the upper center portion of the radiator core support upper is formed in a U-shaped cross section that opens downward in the vehicle, and the plate-like tongue piece that protrudes upward in the vehicle is formed in the vehicle air guide. And the tongue piece portion is arranged so as to partition the inside of the U-shaped cross section at the end of the upper center portion, so that the hot air on the engine side is U-shaped in the upper center portion of the radiator core support upper from the vehicle side. Blowing back to the front of the heat exchanger through the inside of the cross section can be prevented.
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用エアガイドが採用されたラジエータコアサポートを示す全体分解斜視図、図2は同全体斜視図、図3は図2のS3−S3線における断面図、図4は本実施例1の車両用エアガイドを示す斜視図、図5〜9は車両用エアガイドの装着を説明する図である。
Example 1 will be described below.
1 is an overall exploded perspective view showing a radiator core support employing a vehicle air guide according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is an overall perspective view thereof, and FIG. 3 is a sectional view taken along line S3-S3 in FIG. FIG. 4 is a perspective view illustrating the vehicle air guide according to the first embodiment, and FIGS. 5 to 9 are diagrams illustrating the mounting of the vehicle air guide.
先ず、全体構成を説明する。
図1〜3に示すように、本実施例1の車両用エアガイドが採用されたラジエータコアサポート1は、車幅方向に延びるラジエータコアサポートアッパ2と、このラジエータコアサポートアッパ2と並行するラジエータコアサポートロア3と、これらラジエータコアサポートアッパ2とラジエータコアサポートロア3の中央部同士を結合するフードロックステイ4と、ラジエータコアサポートアッパ2とラジエータコアサポートロア3の両端部同士を結合するラジエータコアサポートサイド5,6を備え、全体が金属製である。
First, the overall configuration will be described.
As shown in FIGS. 1 to 3, a radiator core support 1 in which the vehicle air guide of the first embodiment is adopted includes a radiator core support upper 2 extending in the vehicle width direction and a radiator parallel to the radiator core support upper 2. The core support lower 3, the radiator core support upper 2, the hood lock stay 4 that connects the central portions of the radiator core support lower 3, and the radiator that connects the radiator core support upper 2 and both ends of the radiator core support lower 3.
ラジエータコアサポートアッパ2は、車両下方に開口したコ字状断面を成して車幅方向に延設されたアッパセンタ部7と、このアッパセンタ部7の端部7a,7bに結合され、且つ、車両下方に開口したコ字状断面を成して車両斜め後方へ延設されたアッパサイド部8,9で構成されている。
アッパセンタ部7のコ字状断面における前方側壁部7cは、後方側壁部7dに比べて幾分低く形成されている。
アッパサイド部8,9は、各々の基端部がアッパセンタ部7の対応する端部7a,7bに重ねられた状態でボルトB1,B2により固定されている。
The radiator core support upper 2 is coupled to an
The front
The
そして、ラジエータコアサポートサイド6には、図4に示す車両用エアガイド10が車両前方に向けて装着されている。
車両用エアガイド10は、全体が樹脂製でラジエータコアサポートサイド6の側方を塞ぐように立体的な形状を成して縦長に形成される他、その外周縁は車幅方向外側に屈折したフランジ部10aによって全体の必要剛性が確保されている。
車両用エアガイド10の上部には、上方へ突出した板状の舌片部11が設けられると共に、この舌片部11は、下方に切欠された開口部12を挟んだ第1舌片部13と第2舌片部14で構成されている。
さらに、舌片部11には水平方向に延びる薄肉の第1屈折溝15と、開口部12から下方に延びる薄肉の第2屈折溝16が形成されている。
車両用エアガイド10の中央部は、図示を省略するバンパアーマチュアの貫通を許容する開口部が形成され、その下部は車幅方向内側に屈折して図示を省略するオイルクーラとの接触を回避するためのクランク部10bが形成されている。
Then, a
The
A plate-
Further, the
An opening that allows a bumper armature (not shown) to pass therethrough is formed at the center of the
また、車両用エアガイド10の第2舌片部14の車幅方向内側には、車両用エアガイド10と一体的に形成されたクリップ18が突設されている。
また、車両用エアガイド10の車幅方向内側には、クリップ18と同様のクリップ(図示せず)が複数の箇所に設けられ、これらのクリップがラジエータコアサポートサイド6の対応する固定孔(図示せず)に貫通されて固定されることにより、車両用エアガイド10がラジエータコアサポートサイド6に固定されている。
そして、図3に示すように、車両用エアガイド10の第1舌片部13はアッパセンタ部7の端部7bにおけるコ字状断面の内部を仕切るように配置され、これにより、アッパセンタ部7の端部7bが略塞がれた状態になっている。
Further, a
Further, on the inner side in the vehicle width direction of the
As shown in FIG. 3, the first
次に、作用を説明する。
このように構成された車両用エアガイド10をラジエータコアサポート1に対して装着するには、先ず、図5に示すように、車両用エアガイド10における舌片部11を第1屈折溝15で車幅方向内側に直角に折り曲げて傾倒させた状態とし、車両前方から図中矢印方向に所定の位置まで移動させる。
この際、舌片部11を傾倒させた状態にすることで、アッパサイド部9の前方側壁部7cとの接触を回避できる。
Next, the operation will be described.
In order to mount the
At this time, contact with the front
次に、図6、7に示すように、舌片部11を図中矢印方向に起立させた状態として元の状態に戻すことにより、アッパセンタ部7の端部におけるコ字状断面の内部を仕切るように配置し、結果、第1舌片部13でアッパセンタ部7の端部を略塞いだ状態とする。
この際、開口部12によってアッパサイド部9の前方側壁部7cとの接触を回避できる。
なお、図3に示すように、本実施例1の第1舌片部13は、アッパセンタ部7のコ字状断面の内壁(前方側壁部7c、後方側壁部7d、上方側壁部7e)との間に所定の隙間が形成されているが、車両用エアガイド10の組付け性や、アッパセンタ部7及び車両用エアガイド10の製品精度、組付け精度を考慮しなければ、第1舌片部13が上記内壁に完全に密着するようにしても良い。
この際、ボルトB1との接触は開口部12と同様の開口部を形成することによって回避できる。
Next, as shown in FIGS. 6 and 7, the inside of the U-shaped cross section at the end portion of the
At this time, contact with the front
As shown in FIG. 3, the first
At this time, contact with the bolt B <b> 1 can be avoided by forming an opening similar to the opening 12.
次に、図8に示すように、第2舌片部14を第2屈折溝16で図中矢印方向に直角に折り曲げてクリップ18をアッパセンタ部7の固定孔7gに挿入して固定する。
Next, as shown in FIG. 8, the second
最後に、クリップ18以外の車両用エアガイド10のクリップ(図示せず)をラジエータコアサポートサイド6の固定孔(図示せず)に挿入して固定することにより、車両用エアガイド10の装着を終了する。
Finally, the
また、ラジエータコアサポート1には、ヘッドランプ、バンパステイ、バンパアーマチュア、モータファン等の周辺部材が搭載される他、図3に示すように、ラジエータコアサポートアッパ2のアッパサイド部9から幾分後方へオフセットした位置に、図外のブラケットやラジエータコアサポートロア3のマウント部3a,3b(図1参照)を介してラジエータ19aやコンデンサ19bで構成される熱交換器19が搭載され、これらの熱交換器19を含む周辺部材を車両に搭載する際のキャリアとして機能する。
また、車両に搭載された熱交換器19は、ラジエータコアサポート1の中央部に形成された開口部O1,O2(図1参照)を介して各々の前面から車両走行風または図示を省略するモータファンによる強制風を取り入れて冷却媒体の熱交換を行う。
Further, the radiator core support 1 is mounted with peripheral members such as a headlamp, a bumper stay, a bumper armature, a motor fan and the like, and is slightly rearward from the
Further, the
この際、車両用エアガイド10は、車両走行風またはモータファンによる強制風を整流化させてスムーズに熱交換器19の前方へ導く導風板として機能する。
また、エンジン側の熱気が車両側方から熱交換器19の前方へ吹き返すのを防止する防風板として機能する。
ここで、熱交換器19の冷却性能を考慮した場合、車両用エアガイド10の各部の組付け誤差等によって生じる僅かな隙間は無視することができる。
At this time, the
Moreover, it functions as a windbreak plate that prevents hot air on the engine side from blowing back to the front of the
Here, when the cooling performance of the
しかしながら、エンジン側の熱気が、アッパサイド部9における車両下方に開口したコ字状断面の内部を介して車両側方から熱交換器19の前方へ勢い良く吹き返した場合、熱交換器19の冷却性能を著しく低下させる虞があった。
However, when the engine-side hot air blows back from the side of the vehicle to the front of the
また、熱気の一部は、上記コ字状断面の内部を車幅方向内側に流通しながら熱交換器19の全幅に亘ってその前方に吹き返し、結果、車両用エアガイド10で整流化させた走行風またはモータファンによる強制風を乱流化させて熱交換器19の冷却性能を低下させてしまう。
Further, a part of the hot air blows back to the front over the entire width of the
しかしながら、前述したように、本実施例1の車両用エアガイド10にあっては、車両用エアガイド10の第1舌片部13を、アッパセンタ部7の端部7bにおけるコ字状断面の内部を仕切るように配置したため、図3、7に示すように、車両側方から進入しようとする熱気Y(図中破線矢印で示す)を第1舌片部13で防止することができる。
なお、第1舌片部13と上方側側壁との隙間W1を介して進入する熱気に関しては、車両用エアガイド10の組付け寸法誤差によって生じる隙間と同様に無視できる。
However, as described above, in the
Note that the hot air entering through the gap W1 between the
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の車両用エアガイド10にあっては、熱交換器のキャリアとしてのラジエータコアサポート1におけるラジエータコアサポートサイド6に車両前方へ向けて装着される車両用エアガイド10であって、ラジエータコアサポートアッパ2のアッパセンタ部7を、車両下方に開口したコ字状断面に形成し、車両用エアガイド10に、車両上方へ突出した板状の第1舌片部13を設けると共に、該第1舌片部13を、アッパセンタ部7の端部7bにおけるコ字状断面の内部を仕切るように配置したため、エンジン側の熱気Yが車両側方からラジエータコアサポートアッパ2におけるアッパセンタ部7のコ字状断面の内部を介して熱交換器19の前方へ吹き返すのを防止できる。
Next, the effect will be described.
As described above, in the
また、第1舌片部13を車幅方向に傾倒可能な構成とし、車両用エアガイド10を車両前方からラジエータコアサポートサイド6に装着する際に、第1舌片部13を傾倒させてアッパセンタ部7との接触を回避した後、該第1舌片部13を起立させることによりアッパセンタ部7の端部におけるコ字状断面の内部を仕切るように配置したため、車両用エアガイド10をラジエータコアサポート1の車両前方から装着できる。
The
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、車両用エアガイド10の形状、材質については適宜設定できる他、ラジエータコアサポート1との固定はクリップ18等の締結手段を使用せずに、嵌挿固定または樹脂による凹凸結合を採用しても良い。
Although the present embodiment has been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and design changes and the like within the scope not departing from the gist of the present invention are included in the present invention.
For example, the shape and material of the
また、本実施例1では車両用エアガイド10をラジエータコアサポートサイド6に設けて、エンジン側の熱気が車両側方から吹き返すのを防止する場合について説明したが、車両用エアガイド10をラジエータコアサポートサイド5に設ける場合や、ラジエータコアサポートサイド5,6の両方に設ける場合も当然考えられ、エンジン側の熱気の要因となる熱源の位置や熱気の流れによって適宜設定することができる。
In the first embodiment, the case where the
B1、B2 ボルト
O1、O2 開口部
1 ラジエータコアサポート
2 ラジエータコアサポートアッパ
3 ラジエータコアサポートロア
3a、3b マウント部
4 フードロックステイ
5、6 ラジエータコアサポートサイド
7 アッパセンタ部
7a、7b 端部
7c 前方側壁部
7d 後方側壁部
7e 上方側壁部
7g 固定孔
8、9 アッパサイド部
10 車両用エアガイド
10a フランジ部
10b クランク部
11 舌片部
12 開口部
13 第1舌片部
14 第2舌片部
15 第1屈折溝
16 第2屈折溝
18 クリップ
19 熱交換器
19a ラジエータ
19b コンデンサ
B1, B2 Bolts O1, O2 Opening 1
Claims (2)
前記ラジエータコアサポートアッパのアッパセンタ部を、車両下方に開口したコ字状断面に形成し、
前記車両用エアガイドに、車両上方へ突出した板状の舌片部を設けると共に、該舌片部を、アッパセンタ部の端部におけるコ字状断面の内部を仕切るように配置したことを特徴とする車両用エアガイド。 A vehicle air guide mounted on the radiator core support side of the radiator core support as a carrier of the heat exchanger toward the front of the vehicle,
The upper center portion of the radiator core support upper is formed in a U-shaped cross-section that opens downward in the vehicle,
The vehicle air guide is provided with a plate-like tongue piece protruding upward from the vehicle, and the tongue piece is arranged so as to partition the inside of the U-shaped cross section at the end of the upper center portion. A vehicle air guide.
前記舌片部を車幅方向に傾倒可能な構成とし、
前記車両用エアガイドを車両前方からラジエータコアサポートサイドに装着する際に、舌片部を傾倒させてアッパセンタ部との接触を回避した後、該舌片部を起立させることによりアッパセンタ部の端部におけるコ字状断面の内部を仕切るように配置したことを特徴とする車両用エアガイド。 The air guide for a vehicle according to claim 1,
The tongue piece is configured to be tiltable in the vehicle width direction,
When the vehicle air guide is mounted on the radiator core support side from the front of the vehicle, the tongue piece is tilted to avoid contact with the upper center portion, and then the tongue piece portion is raised to end the upper center portion. An air guide for a vehicle, which is arranged so as to partition the inside of the U-shaped cross section.
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