JP2006197020A - 固体撮像装置及びカメラ - Google Patents

固体撮像装置及びカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2006197020A
JP2006197020A JP2005004384A JP2005004384A JP2006197020A JP 2006197020 A JP2006197020 A JP 2006197020A JP 2005004384 A JP2005004384 A JP 2005004384A JP 2005004384 A JP2005004384 A JP 2005004384A JP 2006197020 A JP2006197020 A JP 2006197020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
pixel
multilayer interference
color
imaging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005004384A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Murata
隆彦 村田
Masao Hiramoto
政夫 平本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005004384A priority Critical patent/JP2006197020A/ja
Publication of JP2006197020A publication Critical patent/JP2006197020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

【課題】 多層膜干渉フィルタを備えた固体撮像装置において色シェーディングを解消する。
【解決手段】 1画素分のカラーフィルタは原色ごとに多層膜干渉フィルタがRとRやGとGのように2つずつ組み合わされてなる。対となる多層膜干渉フィルタのうち一方はスペーサ層202のように光学膜厚が厚く、他方はスペーサ層205のように光学膜厚が薄くなっている。スペーサ層の光学膜厚が厚い方の多層膜干渉フィルタに入射角0度で光が入射したときの分光特性は、スペーサ層の光学膜厚が厚い方の多層膜干渉フィルタに撮像領域の辺縁部分における入射角度で光が入射したときの分光特性にほぼ等しい。これにより中央部分と辺縁部分との間の色ずれを解消する。その他の領域については撮影領域上の位置に応じて2つの多層膜干渉フィルタを合成することにより得る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、固体撮像装置及びカメラに関し、特に、撮像領域上の位置に応じて生じる色むらを解消する技術に関する。
近年、携帯電話機にカメラが搭載されたり、カード型のカメラが開発されるなど、カメラに対する小型化の要請が高まっている。このようなカメラは固体撮像装置とレンズとを備えており、小型化を進めるに連れて固体撮像装置の撮像領域とレンズとの間の距離が小さくなってきている。このため、撮像領域上の位置に応じて光の入射角度が大きく異なってしまう。
一方、固体撮像装置はカラーフィルタを用いて入射光を色分離することによってカラー画像を撮像する。この場合において、撮像領域上の位置に応じて入射角が変化すると、入射光がカラーフィルタを通過する距離が変化する。これに起因して、例えば、有機系のゼラチンや顔料を用いたカラーフィルタでは、撮像領域上の位置によって入射光の吸収量が変化するので、シェーディング補正を施す必要がある。
特に、固体撮像装置を構成する画素ごとに設けられたマイクロレンズの屈折率は入射角度が大きいほど波長依存性が大きくなるので、撮像領域の中央部分と周辺部分とで色ごとの集光率のバランスが異なってしまい、カラーバランスが崩れてしまう。
これに対して、例えば、撮像領域の周辺にシェーディング補正用の光電変換素子を配設し、これらの出力信号を用いてカラーバランスを補正する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2002−125156号公報
しかしながら、固体撮像装置に対する小型化の要請は高まるばかりであり、かかる要請に応えるべく、上述のようなカラーフィルタに代えて多層膜干渉フィルタを用いたカラーフィルタが提案されている。多層膜干渉フィルタは顔料系のカラーフィルタと異なり経年変化や環境条件に起因する褪色がなく、優れた耐久性を示す。
一方、多層膜干渉フィルタは入射角度によって分光特性が変化する。すなわち、入射角度が小さければ見かけ上の光学膜厚が小さくなるので、より短い波長の光を透過させ、入射角度が大きければ見かけ上の光学膜厚が大きくなるので、より長い波長の光を透過させる。従って、撮像領域上の位置によって分光特性が変化することに起因する色シェーディングを解消する必要がある。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、多層膜干渉フィルタを備えた固体撮像装置であって、色シェーディングを補正する固体撮像装置及びそのような固体撮像装置を備えたカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る固体撮像装置は、画素ごとに分光特性が相違する複数の多層膜干渉フィルタと、前記多層膜干渉フィルタ毎に透過光の光量を検出する検出器と、を備え、撮像領域における画素の位置に応じた係数であって当該画素に係る多層膜干渉フィルタごとの係数Aiと、当該画素に係る多層膜干渉フィルタごとの光量Siと用いて、式
Figure 2006197020
ただし、
Figure 2006197020
により色信号Dを求めることを特徴とする。
このようにすれば、撮像領域上の位置によって異なる入射角度に起因して生じる色シェーディングを、分光特性が相違する複数の多層膜干渉フィルタを用いることによって適切に補正することができる。
本発明に係る固体撮像装置は、撮像領域上で入射角度が0度で光が入射する位置からの距離が略同じ画素間においては対応する前記係数Aiが同じであることを特徴とする。撮像領域上においては、入射光を結像させるレンズの光軸上では入射角度が0度となり、当該光軸から離れるほど入射角度が大きくなる。従って、光軸からの距離が同じであれば入射角度が略同じであるので、そのような位置にある画素間では係数Aiを同じくすれば色シェーディングを補正することができる。
本発明に係る固体撮像装置は、前記複数の多層膜干渉フィルタは相異なる入射角度で入射する光に対して互いに略同一の分光特性を示すことを特徴とする。このようにすれば、撮像領域上の位置によって光の入射角度が異なっても、ひとつの画素の何れかの多層膜干渉フィルタは他の画素の何れかの多層膜干渉フィルタと略同じ分光特性を示すので、そのような多層膜干渉フィルタを用いて色シェーディングを防止することができる。
本発明に係る固体撮像装置は、画素ごとにN個の多層膜干渉フィルタCj(j=1〜N)を備え、撮像領域に入射する光の最大入射角度がαのときに、入射角度
Figure 2006197020
度で入射する光に関する多層膜干渉フィルタCj(j=2〜N)の分光特性が、
入射角度0度で入射する光に関する多層膜干渉フィルタC1の分光特性と同じであることを特徴とする。このようにすれば、撮像領域上の位置によって光の入射角度が異なっても、ひとつの画素の何れかの多層膜干渉フィルタは他の(N−1)個の画素の何れかの多層膜干渉フィルタと略同じ分光特性を示すので、そのような多層膜干渉フィルタを用いて色シェーディングを防止することができる。
本発明に係る固体撮像装置は、前記色信号Dを多層膜干渉フィルタが透過させる波長域ごとに求めることを特徴とする。このようにすれば、本発明に係る固体撮像装置を用いてカラー画像を撮像することができる。特に、可視波長域を多数の波長域に分けてその各々について複数の多層膜干渉フィルタを割り当てれば、色シェーディングを防止しつつ、高い色再現性を実現することができる。
例えば、前記波長域は赤色光を含む波長域、緑色光を含む波長域及び青色光を含む波長域の3つであるとすれば、色シェーディングを防止しつつ、赤色、緑色及び青色の3原色によるカラー画像を撮像することができる。また、前記波長域はマゼンタ色光を含む波長域、シアン色光を含む波長域及び黄色光を含む波長域の3つであるとすれば、マゼンタ色、シアン色及び黄色の3原色によるカラー画像を撮像することができる。
本発明に係るカメラは、画素ごとに分光特性が相違する複数の多層膜干渉フィルタと、前記多層膜干渉フィルタ毎に透過光の光量を検出する検出器と、を備え、撮像領域における画素の位置に応じた係数であって当該画素に係る多層膜干渉フィルタごとの係数Aiと、当該画素に係る多層膜干渉フィルタごとの光量Siと用いて、式
Figure 2006197020
ただし、
Figure 2006197020
により色信号Dを求める固体撮像装置を備えることを特徴とする。このようにすれば、色シェーディングを防止して、高い画質を実現するカメラを提供することができる。
以下、本発明に係る固体撮像装置及びカメラの実施の形態について、デジタルカメラを例にとり、図面を参照しながら説明する。
[1] デジタルカメラの構成
先ず、本実施の形態に係るデジタルカメラの構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの主要な構成を示すブロック図である。図1に示されるように、デジタルカメラ1はレンズ101、固体撮像素子102、色信号合成部103、映像信号作成部104及び素子駆動部105を備えている。
レンズ101はデジタルカメラ1に入射した光を固体撮像素子102の撮像領域上に結像させる。レンズ101のレンズ径rは10mmで、焦点距離は16.5mmである。固体撮像素子102は入射光を光電変換して電気信号(以下、「色信号」という。)を生成する。固体撮像素子102のいわゆる2/3インチ固体撮像素子であり、撮像領域の対角長が概ね2/3インチとなっている。
素子駆動部105は固体撮像素子102に所定の信号を入力して前記色信号を取り出す。色信号合成部103は固体撮像素子102から受け付けた前記色信号に対して色シェーディングを施す。映像信号作成部104は色信号合成部103にて色シェーディングを施された色信号からカラー映像信号を生成する。カラー映像信号は最終的にカラー画像データとして記録媒体に記録される。
[2] 固体撮像素子102の構成
次に、固体撮像素子102の構成について説明する。図2は、固体撮像素子102の1画素分のカラーフィルタの構成を示す図であって、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)のA−A線における断面図である。図2(a)に示されるように、固体撮像素子102の1画素分のカラーフィルタは3原色のそれぞれに対応するカラーフィルタ(以下、「単色フィルタ」という。)が2つずつ組み合わされた構成となっている。すなわち、赤色に対応する単色フィルタR1、R2、緑色に対応する単色フィルタG1、G2及び青色に対応する単色フィルタB1、B2である。
また、図2(b)に示されるように、単色フィルタR1は1/4波長膜を積層した層201、203にてスペーサ層202を挟んだ構成となっており、単色フィルタR2も同様に層204、206にてスペーサ層205を挟んだ構成となっている。単色フィルタR1、R2は1/4波長膜を積層した層201、203、204、206の構成において共通する一方、スペーサ層202、205の厚みを異にしている。このため、単色フィルタR1、R2はやや異なった分光特性を有する。
[3] スペーサ層の厚み
図3は、R1とR2、或いはG1とG2等、対となる単色フィルタのスペーサ層を透過する入射光の光路を示す図である。撮像領域の中央部分では入射角度が略ゼロで単色フィルタに光が入射する。一方、撮像領域の辺縁部分では単色フィルタに対する入射角度が最も大きくなる。この最大入射角度をαとする。図3に示されるように、単色フィルタR1に入射角度ゼロで光が入射すると、入射光がスペーサ層202を通過する際の光路長はスペーサ層202の厚みt1に等しくなる。一方、単色フィルタR2に入射角度αで光が入射すると、入射光がスペーサ層205を通過する際の光路長はスペーサ層205の厚みt2をcosαで割った長さt2/cosαとなる。
カラーフィルタ2においてはスペーサ層202、205の厚みt1、t2がスペーサ層202における光路長t1とスペーサ層205における光路長t2/cosαとが等しくなるような厚みとなっている。
従って、撮像領域の中央部分では単色フィルタR1を使い、撮像領域の辺縁部分では単色フィルタR2を使えば、入射光がスペーサ層202、205を通過する光路長が等しくなる。従って、単色フィルタR1、R2の分光特性が等しくなるので、撮像領域の中央部分と辺縁部分との間の色ずれを解消することができる。
最大入射角度αは、レンズ101の半径r、焦点距離f及び固体撮像素子102の水平有効範囲の大きさdを用いて次式により求めることができる。
Figure 2006197020
上式を用いると、デジタルカメラ1の最大入射角度αとして29.6度が得られ、撮像領域の辺縁部分における単色フィルタR1の分光特性が中央部分における単色フィルタR2の分光特性に対して20nmほど短波長側にずれることが分かる。
図4は、カラーフィルタ2の分光特性を示す図である。図4において、縦軸は分光透過率を表わし、横軸は波長を表わす。図4に示されるように、単色フィルタR2の分光特性は単色フィルタR1の分光特性に比べて20nmほど長波長側にずれている。このため、スペーサ層の厚みの違いによる分光特性のずれが入射角度に起因する分光特性のずれを相殺するので、単色フィルタR1、R2は略同様の分光特性を発揮して色シェーディングを補正する。以上のような関係は単色フィルタG1、G2間や単色フィルタB1、B2間についても同様に存在する。
[4] 色シェーディングの補正
撮像領域の中央部分と辺縁部分との間の色シェーディングは上述のようにして補正することができる。一方、中央部分と辺縁部分との中間部分における色シェーディングの補正は以下のようにして行う。
色信号合成部103は、例えば、中間部分に位置する画素の赤色成分の強度IRをその画素の単色フィルタR1、R2を用いて得られる画素信号SR1、SR2を用いて次式により算出する。
Figure 2006197020
ここで、
Figure 2006197020
であり、係数A1はその画素が撮影領域の中央部分に近いほど大きく、辺縁部分に近いほど小さくなる。従って、係数A2はその画素が撮影領域の中央部分に近いほど小さく、辺縁部分に近いほど大きくなる。
色信号合成部103は、他の色成分についても同様に、
Figure 2006197020
Figure 2006197020
により各色成分の強度IG、IBを算出する。このようにすれば、中間部分の画素についても入射角度に応じた分光特性に近い分光特性の単色フィルタを用いる場合と概ね同等の分光特性を実現して、色シェーディングを補正することができる。
また、撮像領域の全面に亘って色ごとにスペーサ層の厚みを異にする2種類の単色フィルタを設ければ良いので、カラーフィルタ2の製造工数を低減すると共に、製造コストを低減することができる。
[5] 変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記実施の形態においては赤、緑及び青の3原色に対応する単色フィルタを用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、マゼンタ、緑及びシアンの3原色に対応する単色フィルタを用いて同様の処理を行っても良い。
(2) 上記実施の形態においては、3原色に対応する単色フィルタを2つずつ組み合わせて1画素分のカラーフィルタとする場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
すなわち、4つ以上の波長域ごとに単色フィルタを組み合わせて、1画素分のカラーフィルタとしても良いし、同じ波長域に対応する単色フィルタを3以上組み合わせて1画素分のカラーフィルタとしても良い。
図5は、本変形例に係るカラーフィルタの構成を示す平面図である。図5に示されるように、カラーフィルタ5はi番目の波長域に対応するm個の単色フィルタCi1〜Cimがn組、組み合わされて成っている。カラーフィルタ5の最大入射角度をαとすると、i番目の波長域に対応するj番目の単色フィルタCijは入射角度
Figure 2006197020
で光が入射したときに、スペーサ層の光学膜厚が最も大きい単色フィルタ(例えば、Ci1)の分光特性と分光特性が略同じになるように他の単色フィルタCijのスペーサ層の光学膜厚が設計されている。
この場合において、同じ波長域に対応する単色フィルタの数が多いほど、その撮像領域の中央部分の単色フィルタとの間の分光特性のずれを解消することができる単色フィルタが多くなるので、より高い精度で色シェーディングを補正することができる。
また、波長域をより細かく分割し、波長域ごとに色信号を生成すれば、すべての波長域についてより詳しいデータを得ることができるので、より忠実に画像を再現することができる。
(3) 上記実施の形態においては、同じ色に対応する単色フィルタを一列に並べる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
図6は、本変形例に係るカラーフィルタの1画素分の構成を示す平面図である。図6に示されるように、カラーフィルタ6においては赤色、緑色及び青色の3原色に対応する単色フィルタがいわゆるベイヤ配列に従って配列されている。ただし、ベイヤ配列の1つの原色に対応する位置には同じ原色に対応する2種類の単色フィルタが配設される。
例えば、赤色に対応する位置には赤色に対応する2つの単色フィルタR1、R2が配設される。また、青色に対応する位置には青色に対応する2つの単色フィルタB1、B2が配設される。ベイヤ配列にあっては緑色に対応する位置が2つある。この緑色に対応する2つの位置のそれぞれに緑色に対応する2つの単色フィルタG1、G2が配設される。
この他、ベイヤ配列の各位置にその位置の色に対応する単色フィルタを3つ以上配設しても良いし、ベイヤ配列以外の配列に従って単色フィルタを配設しても良い。また、ひとつの画素に対応する領域内に配置するのであれば、同じ色に対応する単色フィルタ同士を隣接して配置しなくても良い。単色フィルタの配列の如何に関わらず本発明の効果を得ることができる。
(4) 上記実施の形態においては特に言及しなかったが、係数Aiの値の選択は以下のようにしても良い。
一般に、n個の波長域ごとにm個の単色フィルタCij、(1≦i≦n、1≦j≦m)が組み合わされて成るカラーフィルタの個々の単色フィルタの出力をSijとすると、ひとつの波長域の強度Iiは次式により決定される。
Figure 2006197020
ただし、
Figure 2006197020
である。
さて、予め画素ごとに撮像領域上の位置が定まっているので、画素ごとに入射角度を求めることができる。例えば、Ci1からCimの順にスペーサ層の光学膜厚が薄くなっている場合に、当該入射角度における単色フィルタCikの分光特性が撮像領域の中央部分に位置する画素の単色フィルタCc1の分光特性と一番近けれらば、係数Akを最も大きくし、他の係数Ahの大きさを差k−hが大きいほど小さくするとしても良い。
或いは、単色フィルタCc1の分光特性が単色フィルタCik、Ci(k+1)の分光特性の中間に当たる場合にはAk、A(k+1)を大きくし、他の係数Ahの大きさは差k−hが大きいほど小さくするとしても良い。以上のようにすると、撮像領域の中央部分を中心とする同じ円周上に位置する画素どうしでは係数Ai(1≦i≦n)の値が概ね同じになる。
また、色信号合成部103の処理負荷の軽減を考慮して、次のようにしても良い。図7は、係数Aiを同じくする画素が撮像領域上でどのように分布するかを示す図である。図7において、網掛けを施された個々の四角形は個々の画素を表わしており、網掛け模様を同じくする画素は係数Ai(1≦i≦n)の値が同じである。
このようにすれば、係数Aiを記憶するための記憶容量が少なくて済み、また、記憶されている係数Aiを探索して読み出すための手間も少ないので、色信号合成部103の処理負荷を軽減し、強度を算出するための処理時間を短縮することができる。
本発明に係る固体撮像装置及びカメラは、多層膜干渉フィルタの特性に起因して生じる色シェーディングを解消して優れた画質を提供する技術として有用である。
本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの主要な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る固体撮像素子102の1画素分のカラーフィルタの構成を示す図であって、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)のA−A線における断面図である。 本発明の実施の形態に係る単色フィルタであって、R1とR2、或いはG1とG2等、対となる単色フィルタのスペーサ層を透過する入射光の光路を示す図である。 本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ2の分光特性を示す図である。 本発明の変形例(2)に係るカラーフィルタの構成を示す平面図である。 本発明の変形例(3)に係るカラーフィルタの1画素分の構成を示す平面図である。 本発明の変形例(3)に係る単色フィルタの出力に乗ずべき係数Aiを同じくする画素が撮像領域上でどのように分布するかを示す図である。
符号の説明
1………………………………………デジタルカメラ
2、5、6……………………………カラーフィルタ
101…………………………………レンズ
102…………………………………固体撮像素子
103…………………………………色信号合成部
104…………………………………映像信号作成部
105…………………………………素子駆動部
201、203、204、206…1/4波長膜を積層した層
202、205………………………スペーサ層

Claims (8)

  1. 画素ごとに分光特性が相違する複数の多層膜干渉フィルタと、
    前記多層膜干渉フィルタ毎に透過光の光量を検出する検出器と、を備え、
    撮像領域における画素の位置に応じた係数であって当該画素に係る多層膜干渉フィルタごとの係数Aiと、当該画素に係る多層膜干渉フィルタごとの光量Siと用いて、式
    Figure 2006197020
    ただし、
    Figure 2006197020
    により色信号Dを求める
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 撮像領域上で入射角度が0度で光が入射する位置からの距離が略同じ画素間においては対応する前記係数Aiが同じである
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数の多層膜干渉フィルタは相異なる入射角度で入射する光に対して互いに略同一の分光特性を示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 画素ごとにN個の多層膜干渉フィルタCj(j=1〜N)を備え、
    撮像領域に入射する光の最大入射角度がαのときに、入射角度
    Figure 2006197020
    度で入射する光に関する多層膜干渉フィルタCj(j=2〜N)の分光特性が、
    入射角度0度で入射する光に関する多層膜干渉フィルタC1の分光特性と同じである
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記色信号Dを多層膜干渉フィルタが透過させる波長域ごとに求める
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 前記波長域は赤色光を含む波長域、緑色光を含む波長域及び青色光を含む波長域の3つである
    ことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記波長域はマゼンタ色光を含む波長域、シアン色光を含む波長域及び黄色光を含む波長域の3つである
    ことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  8. 画素ごとに分光特性が相違する複数の多層膜干渉フィルタと、
    前記多層膜干渉フィルタ毎に透過光の光量を検出する検出器と、を備え、
    撮像領域における画素の位置に応じた係数であって当該画素に係る多層膜干渉フィルタごとの係数Aiと、当該画素に係る多層膜干渉フィルタごとの光量Siと用いて、式
    Figure 2006197020
    ただし、
    Figure 2006197020
    により色信号Dを求める固体撮像装置
    を備えることを特徴とするカメラ。
JP2005004384A 2005-01-11 2005-01-11 固体撮像装置及びカメラ Pending JP2006197020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004384A JP2006197020A (ja) 2005-01-11 2005-01-11 固体撮像装置及びカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004384A JP2006197020A (ja) 2005-01-11 2005-01-11 固体撮像装置及びカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006197020A true JP2006197020A (ja) 2006-07-27

Family

ID=36802766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005004384A Pending JP2006197020A (ja) 2005-01-11 2005-01-11 固体撮像装置及びカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006197020A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130240708A1 (en) * 2012-03-14 2013-09-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state image pickup device and method of manufacturing solid-state image pickup device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130240708A1 (en) * 2012-03-14 2013-09-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state image pickup device and method of manufacturing solid-state image pickup device
US9117717B2 (en) * 2012-03-14 2015-08-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state image pickup device having a multilayer interference filter including an upper laminated structure, a control structure and lower laminated structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5028279B2 (ja) 固体撮像装置及びカメラ
TWI460520B (zh) 固態影像感測裝置及照相機模組
KR101244147B1 (ko) 물리 정보 취득 방법, 물리 정보 취득 장치 및 반도체 장치
US8227883B2 (en) Solid-state imaging device and camera
US8339489B2 (en) Image photographing apparatus, method and medium with stack-type image sensor, complementary color filter, and white filter
US7864233B2 (en) Image photographing device and method
US7250973B2 (en) Image pickup apparatus for reflecting light at an area between successive refractive areas
JP5113249B2 (ja) 撮像装置
US8514319B2 (en) Solid-state image pickup element and image pickup apparatus
US20070291982A1 (en) Camera module
US20140253767A1 (en) Solid-state image sensor and camera
JP5180538B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP2006033493A (ja) 撮像装置
US9099369B2 (en) Solid-state image sensor
US8860855B2 (en) Solid-state image sensor with dispersing element that disperses light according to color component, image capture device and signal processing method
US20060250509A1 (en) Solid-state image pickup element and image pickup device
US9077977B2 (en) Image sensor and imaging apparatus with sensitivity versus incident angle ranges for 2D and 3D imaging
JP2006197020A (ja) 固体撮像装置及びカメラ
JP2006128513A (ja) 固体撮像素子
JP5896603B2 (ja) 撮像装置及び画像処理装置
US8842203B2 (en) Solid-state imaging device and imaging apparatus