JP2006193219A - 樽生ビールの粗い泡を除去するビールサーバー及び吸引機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ビールサーバーから樽生ビールを容器に注入する際に発生する粗い泡を、容器の外部を濡らさずに素早く除去するビールサーバー及び吸引機器。
【解決手段】 樽生ビールの注入動作を感知して作動するセンサーを設置した吸引機器をビールサーバーに内蔵し、樽生ビールが注入される容器の内部に挿入される位置に設置された吸い込み口から容器の内部の粗い泡を吸引して除去させる。
【選択図】図1
【解決手段】 樽生ビールの注入動作を感知して作動するセンサーを設置した吸引機器をビールサーバーに内蔵し、樽生ビールが注入される容器の内部に挿入される位置に設置された吸い込み口から容器の内部の粗い泡を吸引して除去させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ビールサーバーから樽生ビール(本文の樽生ビールは発泡酒、雑酒のビール類を含む)を容器に注入する際に発生する粗い泡を吸引して除去するビールサーバー及び吸引機器に関するものである。
樽生ビールをビールサーバーからジョッキ等の容器に注入する際、自然に発生する泡はきめが粗く品質が低いことは知られており、一部の飲食店ではスプーン等でかき出す方法や粗い泡が上面に浮かぶ原理を利用して泡を余分に注入し、オーバーフローさせて除去する方法がとられている。しかし、よりスピーディーであるオーバーフローさせる方法においても、容器の外部が濡れて拭き取る手間がかかるという問題があり、実施されている飲食店は限られている。また、粗い泡の発生を抑えるために樽生ビールの注入速度を遅くしたビールサーバーも存在するが、樽生ビールの提供は秒単位のスピードが要求される作業であることから飲食店には適さないという問題がある。
本発明は従来の問題を解決しようとするものであり、ビールサーバーから樽生ビールを容器に注入する際に発生する粗い泡を、手間をかけずに素早く除去するためのビールサーバー及び吸引機器である。
ビールサーバーから樽生ビールを容器に注入する際に、樽生ビールが注入される容器の内部に挿入される位置である抽出ノズルの周囲に吸い込み口を設置した吸引機器をビールサーバーに設置する。前記吸引機器のポンプ部分は、泡を吸引する機能を有するアスピレーター等のポンプ部分を使用し、樽生ビールの注入作業の障害にならない位置であるビールサーバーの抽出コックの裏側のビールサーバー内部に内蔵させる。
前記吸引機器のポンプ部分に連結したワンタッチ金具(道具を使用せずに装着した部品の着脱ができる金具)をビールサーバーの外板に設置する。前記ワンタッチ金具には、緩やかなS字形状で左右対称に成形された吸引ノズル図1−2を装着し、前記ノズルの先端部分がビールサーバーの抽出ノズルに接近する位置に設置されるように調整する。
前記吸引機器のスイッチには光センサー等のセンサーを使用し、ビールサーバーの抽出コックの近くの外板に前記センサーを設置する。前記センサーには、樽生ビールの注入作業のためにビールサーバーの抽出コックに近づいた手や容器を感知することで吸引機器を作動させ、前記センサーから手や容器が遠ざかることで吸引機器の作動を停止させる機能を持たせる。また、ビールサーバーの抽出コックがビールサーバーから離れた位置に設置される場合は、その抽出コックの支柱に前記センサーを設置する。自動式のビールサーバーにおいては、樽生ビールの注入操作の機能に泡を吸引する機能を加える。
ビールサーバーの外部に吸引機器を設置させる場合は、前記ビールサーバーに内蔵した吸引機器と同様の機能を設け、磁石等でビールサーバーの抽出コックの近くに設置する。
本発明の吸引機器のポンプ部分に泡を排出する排水管を接続し、ビールサーバーの受け皿や、ビールサーバーの壁面に設けた着脱可能な容器に吸引した泡を排出させる。
本発明により、樽生ビールの注入時に発生した容器の内部の粗い泡を、樽生ビールの注入作業と同時に吸引して除去することが可能になり、粗い泡の少ない美味しい泡の樽生ビールを素早く注入できるようになる。
また、本発明により、吸引機器が樽生ビールの注入作業の障害になることを抑えながら吸引機器のポンプ部分と吸い込み口の距離を短くさせて吸引効率を高められる効果がある。
請求項3の発明により、吸い込み口の着脱が可能になり吸い込み口の洗浄が容易になる。また、ビールサーバーの抽出コックを着脱する作業では、前記吸い込み口が障害になる場合もあるが、請求項4の吸引ノズルは、前記ワンタッチ金具の一部が回転する機能を利用して、前記ワンタッチ金具に装着した状態でも先端部分をビールサーバーの抽出コックから遠ざけることが可能であり、前記障害になることを容易に抑えられる効果がある。
また、請求項5の発明により、前記ワンタッチ金具に前記ノズルの先端のどちらが装着されても、吸い込み口の位置を同じにできる効果がある。
請求項6及び請求項7の発明により、吸引機器のスイッチの切り替えの手間が省略されて樽生ビールを注入する作業時間が短縮される。また、吸引機器のスイッチの切り忘れを防止することができる。
ビールサーバーの抽出コック7の裏側近くに吸引機器のポンプ部分1を設置する。ポンプ部分1に連結したワンタッチ金具3を抽出コック7の横のビールサーバーの外板に設置する。ワンタッチ金具3に吸引機器の吸い込み口となるS字形状で左右対称に成形した吸引ノズル2を装着する。前記吸引ノズル2の先端部分は抽出ノズル8と並列に接近させて設置して、樽生ビールを注入する容器の障害になることを防ぐ。吸引機器のスイッチとなる光センサー6を抽出コック7の近くに設置し、樽生ビールの注入作業のために抽出コック7に近づいた手や容器を感知することで吸引機器を作動させ、光センサー6から手や容器が遠ざかることで吸引機器の作動を停止させる機能を持たせる。そして、樽生ビールを注入する作業と同時に容器の内部の粗い泡を抽出ノズル8の先端近くに設置した吸引ノズル2の先端から吸引して除去する。吸引した泡は、ビールサーバーに内蔵した排水管4を通じて排出口5から受け皿9に排出させる。そして、吸引機器の内部を清潔に保つため、使用後に水を吸引させて洗浄を行う。
1 ビールサーバーに内蔵された吸引機器のポンプ部分
2 吸引機器の吸い込み口となるS字形状で左右対称に成形された吸引ノズル
3 ビールサーバーの外板に設置されたワンタッチ金具
4 吸引機器の排水管
5 吸引機器の排出口
6 ビールサーバーの外板に設置された吸引機器の光センサー
7 ビールサーバーの抽出コック
8 ビールサーバーの抽出ノズル
9 ビールサーバーの受け皿
2 吸引機器の吸い込み口となるS字形状で左右対称に成形された吸引ノズル
3 ビールサーバーの外板に設置されたワンタッチ金具
4 吸引機器の排水管
5 吸引機器の排出口
6 ビールサーバーの外板に設置された吸引機器の光センサー
7 ビールサーバーの抽出コック
8 ビールサーバーの抽出ノズル
9 ビールサーバーの受け皿
Claims (7)
- ビールサーバーであって、泡を吸引する吸引機器が内蔵されたビールサーバー。
- 請求項1のビールサーバーであって、樽生ビールを容器に注入する際に、容器の内部に挿入される位置に吸引機器の吸い込み口が設置されたビールサーバー。
- 請求項1のビールサーバーであって、吸引機器の吸い込み口が着脱可能に装着されたビールサーバー。
- 請求項1のビールサーバーであって、S字形状に成形された吸引ノズルが装着されたビールサーバー。
- 請求項4のビールサーバーであって、左右対称に成形された前記吸引ノズルが装着されたビールサーバー。
- 請求項1のビールサーバーであって、感知機能で吸引機器を作動させるセンサーが設置されたビールサーバー。
- ビールサーバーに設置される吸引機器であって、ビールサーバーから樽生ビールを容器に注入する際に、容器の内部に挿入される位置に吸い込み口が設置され、感知機能で吸引機器を作動させるセンサーが設置された吸引機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005380936A JP2006193219A (ja) | 2004-12-16 | 2005-12-12 | 樽生ビールの粗い泡を除去するビールサーバー及び吸引機器 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004382673A JP2005145565A (ja) | 2004-10-14 | 2004-12-16 | 樽生ビールの粗い泡を除去する機器 |
JP2005380936A JP2006193219A (ja) | 2004-12-16 | 2005-12-12 | 樽生ビールの粗い泡を除去するビールサーバー及び吸引機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006193219A true JP2006193219A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36799604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005380936A Pending JP2006193219A (ja) | 2004-12-16 | 2005-12-12 | 樽生ビールの粗い泡を除去するビールサーバー及び吸引機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006193219A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012507715A (ja) * | 2008-10-29 | 2012-03-29 | ビーイー・インテレクチュアル・プロパティー・インコーポレイテッド | 近接センサ |
-
2005
- 2005-12-12 JP JP2005380936A patent/JP2006193219A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012507715A (ja) * | 2008-10-29 | 2012-03-29 | ビーイー・インテレクチュアル・プロパティー・インコーポレイテッド | 近接センサ |
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