JP2006187459A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技盤1を前面枠120に対して着脱可能に配設するとともに、表示ユニット170を前面枠120における遊技盤1の裏面側に配設し、遊技盤1を交換した際に新たな遊技盤1の表示用窓部12に対応した画像表示に変更可能として、表示ユニット170を再利用可能とする。また、このように表示ユニット170と遊技盤1を別構成として表示ユニット170を容易に取り外せるようにし、遊技機全体を交換する場合でも表示ユニット170を再利用可能とする。さらに、木製の遊技盤1を使用することで、障害釘の保持力や、調整の問題が発生しないようにするとともに、入賞領域を所望の位置に形成できるようにし、多種多様な遊技盤1に交換できるようにする。
【選択図】図5
Description
遊技盤を合成樹脂で形成した場合に、植設されている障害釘や風車等の保持力が低下して、脱落する可能性がある。また、障害釘を調整することも困難であり、調整によりさらに保持力が低下してしまう。
入賞口を形成した場合に、裏面側の流路が透けて見えてしまい装飾効果が低下してしまう。そこで、先行技術のようにゲートタイプにすることも考えられるが、ゲートタイプでは、検出機構が複雑で大掛かりなものになってしまうし、ゲートタイプは通過した遊技球が再び遊技領域を流下する構成であるので、すべての入賞領域をゲートタイプにしてしまうと、あまり多くの入賞領域を備えることができない等、遊技内容を規制してしまう。
前記遊技盤は、障害釘が植設される木製の遊技盤本体と、該遊技盤本体に形成された表示用開口部に対応して取り付けられて前記表示用窓部を区画形成する前面構成部材と、を含み、
前記表示ゲームを表示する表示ユニットを前記前面枠における前記遊技盤の裏面側に配設し、
前記表示ユニットは、画像表示面の面積が少なくとも前記表示用窓部よりも広くなるように構成して、前記遊技盤を交換した際に、新たな遊技盤の表示用窓部に対応した画像表示に変更可能としたことを特徴とする。
また、「画像表示面の面積が少なくとも前記表示用窓部よりも広くなるように」とは、例えば、「画像表示面が遊技盤とほぼ同等の面積となるように」や、「画像表示面が遊技盤における障害釘が植設される部位に延在するように」、または、「面積が異なる表示用窓部に対応した画像表示面」などと言い換えることができ、つまりは、画像表示面は表示用窓部の大きさが変化しても、それに対応できる大きさに設定されているということである。
また、遊技機の入れ替え時に遊技機全体を交換する場合でも、表示ユニットは遊技盤と別構成であって、表示ユニットを簡単に取り外せることから、表示ユニットを再利用する際にも効果的である。
また、表示ユニットの画像表示面の範囲内であれば、各種の面積を有する表示用窓部を形成した遊技盤を入れ替えることが可能であり、新たな遊技盤の表示用窓部に応じた表示を行うことが可能である。
また、入賞口も所望の位置に形成することができ、多種多彩な遊技盤を交換することが可能となる。
前記裏面構成部材は、前記表示ユニットを前記遊技盤裏面から後方側に離隔した位置に配設可能に構成したことを特徴とする。
特に、前面構成部材は、表示領域前面側に奥行きを形成したり、ステージを形成したり、或いは、ワープ装置を備えたりするので、比較的大きく後方側に突出することとなるが、このような形状でも何ら問題なく遊技盤を装着することができる。
そして、このような前面構成部材を有する遊技盤を装着可能なことで、入賞口も所望の位置に形成することができ、多種多彩な遊技盤を交換することが可能となる。
前記裏面構成部材は、前記遊技盤を装着した際に、当該遊技盤の後方側所定部位が臨む開口部を形成し、
前記表示ユニットを制御する制御回路を、機種に依存する第1制御回路と、複数の機種で共通使用可能な第2制御回路とに分離構成し、
前記第1制御回路を前記遊技盤裏面側における前記開口部に臨む部位に配設する一方、前記第2制御回路を前記裏面構成部材における該開口部の縁部に配設することで、前記遊技盤を前面枠に装着した際に、第1制御回路と第2制御回路を直接接続可能に構成したことを特徴とする。
また、「第1制御回路と第2制御回路を直接接続可能」とは、例えば、配線を介さずに両制御回路に設けられたコネクタ同士を接続できることである。
また、第1制御回路と第2制御回路を直接接続可能に構成したことで、遊技盤装着時に、第1制御回路と第2制御回路との電気的な接続を簡略化することができ、その接続作業も容易となる。また、配線を省略できるので、遊技機の裏面側での配線処理が不要となる。
前記前面構成部材の後端部は、前記遊技領域面とは非平行状態で何れか一方側に傾斜して形成されて、前記遊技盤を前面枠に装着した際に、前記表示ユニットが該前面構成部材の後端部に対応して傾斜した状態に変更することを特徴とする。
よって、遊技盤の交換によって前面構成部材の形状が変更されても対応することができ、多種の遊技盤を装着可能となる。
また、表示ユニットの表示方向が、遊技者にとって見やすい方向(例えば、斜め上方向)となるように構成された遊技盤にも対応できる。
また、遊技盤は木製であるので、障害釘の保持力も十分であるし障害釘の調整に関してもなんら問題ない。さらに、裏面側の流路が透けて見えてしまい装飾効果が低下してしまうこともない。
また、入賞口も所望の位置に形成することができ、多種多彩な遊技盤を交換することが可能となる。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図11を用いて説明を行う。
クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部131をほぼ閉塞するように、該開口部131に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。
発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル150aとその下の下部パネル150bとからなる。開閉パネル150aは、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置(図示略)に遊技球を送る上皿153を有している。また、開閉パネル150aの下側の下部パネル150bには、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル151、音声を出力するスピーカ152などが設けられている。
図5に示すように、裏面構成部材160の前面の左側の端部は、前面枠本体130の裏面であって遊技機100の裏面側から見て右側の側部に設けられた取付部材132に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされ、裏面構成部材160を開くことにより、遊技盤1の裏面側の上部を開放可能となっている。
また、前面枠本体130に形成された開口部131には、図2,10に示すように、遊技盤1を開口部131内に固定するための規制壁133、係止部材134、固定部材135、位置決め部材136が設けられている。
遊技領域1a内には、普図始動ゲート3、この普図始動ゲート3を遊技球が通過して普図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器(図示略)、普通図柄(普図)の変動表示ゲームを表示する普図変動表示器(図示略)が設けられている。また、普通変動入賞装置7と、この普通変動入賞装置7に遊技球が入賞して特図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器(図示略)、特別図柄(特図、識別情報)の変動表示ゲームの表示領域となる表示用窓部12を形成する前面構成部材11、特別変動入賞装置6、盤装飾38としての盤装飾ランプ20、一般入賞口(図示略)、風車と呼ばれる打球方向変換部材(図示略)、多数の障害釘(図示略)などが設けられている。
この普通変動入賞装置7は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7の内部(入賞領域)に備えられた始動口センサ(図示略)により遊技球を検出することに基づき始動条件が成立し、特図の変動表示ゲームが開始されるようになっている。
前面構成部材11は、断面が複雑な曲線となった筒状の部材であって、筒状の空間が延在する方向が遊技盤1の前後方向に沿うように、遊技盤1の略中央部に形成された表示用開口部13に挿入された状態で取り付けられている。なお、表示用開口部13は、断面が複雑な曲線となった前面構成部材11の断面形状に合わせて形成されている。
そして、この特図の変動表示ゲームの結果として、画像表示面171の表示態様が特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。
規制壁133は、開口部131の内面に対して垂直に開口部131の中心方向に延出する板状の部材であって、開口部131の内周面に沿って形成されている。なお、規制壁133は、開口部131の内周面のうち、下部の内周面の一部には形成されていない。
開口部131は、この規制壁133によって開口する部分の面積が狭められた状態となるが、規制壁133が開口部131の内周面から延出する幅は、前面枠本体130の裏面側に配される後述する表示ユニット170の画像表示面171にかからない幅となっている。すなわち、遊技盤1を取り外した状態では、前面枠本体130の開口部131を介して表示ユニット170の画像表示面171の全面が視認可能となっている。
CPUは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。
RAMは、普通変動入賞装置7内に設けられた始動口センサのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPUの作業領域等を備えている。
ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特図の変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特図の変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
さらに、入出力インタフェースには、CPUから出力される各種の制御信号が入力され、これら制御信号は、該入出力インタフェースにより中継されて、図示しない出力ポート及びドライバーを介して、普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6の駆動手段としての各種開閉ソレノイド、第1制御回路としての演出ROM基板32、賞球の払出を制御する払出制御回路としての払出制御基板34などに出力されている。
また、演出ROM基板32は、盤装飾ランプ20などの盤装飾38を制御する図示しない制御回路を備えており、主制御基板30から受信した制御信号(演出コマンド)に基づいて(主制御基板30の制御の下に)盤装飾38の制御を行う。
この演出制御基板33は、主制御基板30から演出ROM基板32を介して受信した制御信号(演出コマンド)に基づいて(主制御基板30の制御の下に)枠装飾ランプ9,9などによる枠装飾39の制御、表示ユニット170の液晶表示パネル173、液晶表示パネル173のバックライト173aの制御、スピーカ152による音の出力の制御を行う。
また、発射制御回路としての発射制御基板36は、発射装置による遊技球の発射制御を行う。
そして、上述の各制御基板や、遊技機100に備えられた各装置には、電源回路としての電源基板37から電力が供給されるようになっている。
主制御基板30のCPUでは、普通変動入賞装置7に備えられた始動口センサからの遊技球の検出信号の入力に基づき、特図の大当たり判定用乱数値を抽出してROMに記憶されている判定値と比較し、特図の変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。また、この他に変動パターンの判定を行う処理などを行い、これらの結果を含む制御信号を演出ROM基板32に出力する。演出ROM基板32とこれに接続した演出制御基板33では、主制御基板30からの制御信号に基づき、液晶表示パネル173で特図の変動表示ゲームを表示する処理や、音の出力、ランプの点滅などの盤装飾38、枠装飾39を制御する処理を行う。そして、主制御基板30のCPUは、特図の変動表示ゲームが大当たりであった場合に、特別遊技状態を発生し、特別変動入賞装置6を動作する制御を行う。
また、主制御基板30のCPUは所定の入力信号に基づき、払出制御基板34を介して発射制御基板36に制御信号を出力する。発射制御基板36は、制御信号の入力に基づき発射装置を制御して遊技球が遊技領域1aに発射されるようにする。
すなわち、以上のことから主制御回路をなす主制御基板30は、遊技の進行を制御する遊技制御装置をなし、第1制御回路をなす演出ROM基板32と第2制御回路をなす演出制御基板33とが遊技機100における種々の演出を制御する演出制御装置をなす。
図5に示すように、画像表示面171における表示データなど、機種に依存するデータが記憶された第1制御回路としての演出ROM基板32は、遊技盤1の裏面側であって後述する裏面構成部材160の開口部202に臨む位置に取り付けられ、さらにその後側に遊技を制御する主制御回路としての主制御基板30がボックス30aに収納された状態で取り付けられている。そして、複数の機種で共通使用可能な第2制御回路としての演出制御基板33は、ボックス33aに収納された状態で前面枠本体130の裏面側に取り付けられた後述の裏面構成部材160に取り付けられている。また、排出装置190による賞球の払い出しを制御する払出制御回路としての払出制御基板34、遊技機100内の各装置に電力を供給する電源回路としての電源基板37は、それぞれボックス34a、37aに収納された状態で、前面枠本体130の裏面側であって開口部131の下側となる位置に取り付けられている。なお、発射制御基板36も前面枠本体130に取り付けられている。
上述したように、裏面構成部材160の前面の左側の端部は、前面枠本体130の裏面であって遊技機100の裏面側から見て右側の側部に設けられた取付部材132に回動可能に軸支されており、前面枠本体130に形成された開口部131の上側略半分を裏面側から覆って遊技盤1の裏面に臨む状態から、後方に扉状に回動して開口部131の裏面側を開放する状態との間で回動可能となっている。
図8に示すように、表示ユニット配設部163の背面となる本体部161の前面には、本体部161を補強するための補強リブ165が格子状に形成されているとともに、後述する表示ユニット170の裏面側に形成された後方位置規制部材177が当接する当接部166が形成されている。
また、矩形箱状の凹部である表示ユニット配設部163の周面を形成する周囲壁167は、排出装置配設部164に隣接する部分を除いて本体部161の外周壁を兼ねており、所定の厚みを有するとともに内部には補強リブが形成されている。なお、周囲壁167のうち下側の周囲壁167は、角部に連続する一部を残して切り取られた状態となっている。なお、この残された下側の周囲壁167の左右幅は、ここに収容される表示ユニット170を支持可能であるとともに、前後方向に案内するのに十分な幅となっている。
このガイド部162は、表示ユニット配設部163の右側もしくは左側の周囲壁167に沿って配される側壁部162aと、側壁部162aの一端部に直角に接続し、上側の周囲壁167に沿って配される上壁部162bと、側壁部162aの他端部に直角に接続し、下側の周囲壁167に沿って配される下壁部162cとからなる。
また、本体部161の前面側から見て左側に配されたガイド部162も略同じ構成を有するが、図10に示すように、表示ユニット配設部163の左側の周囲壁167の厚さが右側の周囲壁167の厚さに比べ薄いので、左側に配されたガイド部162の側壁部162aは、左側の周囲壁167よりも厚くなっている。
また、ガイド部162の側壁部162a、上壁部162b、下壁部162cの内部には、周囲壁167と同様に補強リブ162dが形成されている。
付勢部材取付部181は、付勢部材としての引張コイルばね182を側壁部162aの内面に沿って配するための付勢部材案内部183と、付勢部材取付部181の前端部にあって引張コイルばね182の一端を固定する付勢部材固定部184とを有する。付勢部材案内部183は、ガイド部162の前後方向に沿って形成された溝状の部分で、引張コイルばね182の側部の一部を収容し、ガイド部162の前後方向に沿って引張コイルばね182が伸縮するように案内するものである。また、付勢部材固定部184は、付勢部材案内部183の前端側にあって、側壁部162aの内面から突出する半円形筒状に形成されており、この筒状部分の内部に引張コイルばね182の一端を固定できるようになっている。
なお、各角部に取り付けられた引張コイルばね182は、それぞれ独立して伸縮可能であって、表示ユニット170が表示ユニット収納部168内で傾斜した状態となり、各引張コイルばね182の伸縮幅が異なる状態となることも可能である。
枠体172は、表示ユニット170の前面以外の外周面を形成しており、この枠体には、液晶表示パネル173、前面カバー174が収容される。
また、この補強部材176の前面側の一部は、枠体172によって形成された箱状空間の前面側の開口に突出するように形成されており、この部分が前面カバー174の前面に各々当接することで、前面カバー174が前側に移動することを規制し、枠体172内に前面カバー174と液晶表示パネル173を保持するようになっている。
排出装置190は、主制御基板30の制御の下に払出(排出)制御基板34によって制御されるようになっており、入賞口への入賞によって主制御基板30から払出制御基板34に出力される賞球の排出を指示する制御信号に基づき、所定数の賞球としての遊技球を排出するようになっている。また、図示しない球貸機から払出制御基板34に出力される貸球の排出を指示する制御信号に基づき、所定数の貸球としての遊技球を排出するようになっている。そして、排出装置190から排出された遊技球は、発射操作ユニット150の前面側に設けられた上皿153に流入するようになっている。また、排出装置190の裏面側は、カバー体191によって覆われるようになっており、排出装置190は排出装置配設部164とカバー体191によって形成される空間内に配されることとなる。
遊技盤1が完全に開口部131に嵌め込まれた状態においては、遊技盤1の裏面側に規制壁133が当接し、係止部材134が係止受部18を後方向に押圧することと、固定部材135が固定部材受部19に当接することで遊技盤1の前後方向の移動が規制される。また、位置決め部材136の側端部が遊技盤1の側端部に接することで、遊技盤1の左右方向の移動が規制される。また、表示ユニット170は、付勢部材(引張コイルばね182)によって前側に付勢されているので、前面が前面構成部材11の後端部16に密着した状態で保持される。そして、前面構成部材11により形成される表示用窓部12を介して、遊技盤1の前面から画像表示面171を見ることができるようになる。
以上で遊技盤1の取付作業が完了する。なお、遊技盤1を取り外すときは、上述の作業と逆の作業を行えばよい。
遊技盤1に取り付けられた演出ROM基板32には、該遊技盤1に取り付けられている前面構成部材11に形成された表示用窓部12の位置や大きさなどに関する情報が記憶されている。そして、演出制御基板33において、この情報に基づいて新たな表示用窓部12に対応する画像表示領域171aが設定されるようになっている。
また、演出制御基板33に画像表示領域の左右方向および上下方向の位置を調整(微調整)する調整部材を備え、遊技盤1の装着後、画像表示領域171aの位置を表示用窓部12に合うように調整できるようにしてもよい。
また、前面構成部材11の縁部に、遊技領域1aを流下する遊技球を受け入れるワープ入口と、該受け入れた遊技球を下方に流下させるワープ通路と、該ワープ通路を流下した遊技球を前面構成部材11の下部に形成されるステージ15に遊技球を導出するワープ出口とからなるワープ装置を備え、該ワープ装置の裏面側の全部、或いは一部も表示ユニット170で覆うようにして、表示ユニット170におけるレンズ部材の裏面側に対応した部位を発光させることで、ワープ装置を発光装飾するようにしてもよい。
また、裏面構成部材160に、表示ゲームを演出するメカ式の演出物とそれを駆動する駆動源(例えば、モータやソレノイド)を配設し、前面構成部材11に形成された開口部から演出物を出没可能に構成してもよい。
また、遊技機の入れ替え時に遊技機100全体を交換する場合でも、表示ユニット170は遊技盤1と別構成であって、表示ユニット170を簡単に取り外せることから、表示ユニット170を再利用する際にも効果的である。
また、表示ユニット170の画像表示面171の範囲内であれば、各種の面積を有する表示用窓部12を形成した遊技盤1を入れ替えることが可能であり、新たな遊技盤1の表示用窓部12に応じた表示を行うことが可能である。
また、入賞口も所望の位置に形成することができ、多種多彩な遊技盤を交換することが可能となる。
特に、前面構成部材11は、表示領域前面側に奥行きを形成したり、ステージ15を形成したり、或いは、ワープ装置を備えたりするので、比較的大きく後方側に突出することとなるが、このような形状でも何ら問題なく遊技盤1を装着することができる。
そして、このような前面構成部材11を有する遊技盤1を装着可能なことで、入賞口も所望の位置に形成することができ、多種多彩な遊技盤1を交換することが可能となる。
また、第1制御回路と第2制御回路を直接接続可能に構成したことで、遊技盤装着時に、第1制御回路と第2制御回路との電気的な接続を簡略化することができ、その接続作業も容易となる。また、配線を省略できるので、遊技機100の裏面側での配線処理が不要となる。
なお、本実施形態の遊技機100は、基本的には第1の実施形態の遊技機100と略同じ構成を有しており、以下、主に第1の実施形態の遊技機100と相違する部分について説明する。
なお、本実施形態の遊技機100は、基本的には第1の実施形態の遊技機100と略同じ構成を有しており、以下、主に第1の実施形態の遊技機100と相違する部分について説明する。
本実施形態の遊技機100は、遊技盤1の前面から表示用窓部12を介して視認可能な画像表示面171が、斜め上方を向くように配されて、遊技者にとって見やすくなるようになっている。
1a 遊技領域
10 遊技盤本体
11 前面構成部材
12 表示用窓部
13 表示用開口部
16 後端部
30 主制御基板(主制御回路)
32 演出ROM基板(第1制御回路)
33 演出制御基板(第2制御回路)
100 遊技機
120 前面枠
130 前面枠本体
131 開口部
160 裏面構成部材
168 表示ユニット収納部
170 表示ユニット
171 画像表示面
182 引張コイルばね(付勢部材)
190 排出装置
192 貯留タンク
202 開口部
210 補助表示部構成部材
Claims (6)
- 遊技領域を形成する遊技盤を前面枠に対して着脱可能に配設し、該遊技盤の表示用窓部において遊技に関わる表示ゲームを表示するようにした遊技機において、
前記遊技盤は、障害釘が植設される木製の遊技盤本体と、該遊技盤本体に形成された表示用開口部に対応して取り付けられて前記表示用窓部を区画形成する前面構成部材と、を含み、
前記表示ゲームを表示する表示ユニットを前記前面枠における前記遊技盤の裏面側に配設し、
前記表示ユニットは、画像表示面の面積が少なくとも前記表示用窓部よりも広くなるように構成して、前記遊技盤を交換した際に、新たな遊技盤の表示用窓部に対応した画像表示に変更可能としたことを特徴とする遊技機。 - 前記前面枠における前記遊技盤の後方側に、前記表示ユニットを配設するための裏面構成部材を設け、
前記裏面構成部材は、前記表示ユニットを前記遊技盤裏面から後方側に離隔した位置に配設可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記裏面構成部材は、遊技球の排出を行う排出装置と、排出する遊技球を一時貯留する貯留タンクとを配設したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記前面枠における前記遊技盤の後方側に、前記表示ユニットを配設するための裏面構成部材を設け、
前記裏面構成部材は、前記遊技盤を装着した際に、当該遊技盤の後方側所定部位が臨む開口部を形成し、
前記表示ユニットを制御する制御回路を、機種に依存する第1制御回路と、複数の機種で共通使用可能な第2制御回路とに分離構成し、
前記第1制御回路を前記遊技盤裏面側における前記開口部に臨む部位に配設する一方、前記第2制御回路を前記裏面構成部材における該開口部の縁部に配設することで、前記遊技盤を前面枠に装着した際に、第1制御回路と第2制御回路を直接接続可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記表示ユニットは、前記表示用窓部とは離隔した領域において表示ゲームとは異なる前記遊技盤前面での表示を行うことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の遊技機。
- 前記表示ユニットは、前後に移動可能であって前方側に付勢された状態で前記前面枠側に配設されるとともに、前記遊技盤を前面枠に装着した際に前記前面構成部材の後端部と当該表示ユニットの表面が当接可能に設けられ、
前記前面構成部材の後端部は、前記遊技領域面とは非平行状態で何れか一方側に傾斜して形成されて、前記遊技盤を前面枠に装着した際に、前記表示ユニットが該前面構成部材の後端部に対応して傾斜した状態に変更することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遊技機。
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Cited By (9)
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