JP2006186601A - 無線通信システムおよび無線通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線空間を有する通信ネットワークにおけるサーバに対して複数台の端末からのデータ配信要求があった際に、データ配信の遅延時間を短縮し、データスループットを向上させる。
【解決手段】ストリーミングサーバ7が、無線端末3にストリーミングデータの配信を行なっている状態で、無線端末4からストリーミングデータの新たな配信要求があった場合に、QoS制御部8は、ストリーミングデータの新たな配信を行なった場合に輻輳が発生すると判断した上で、かつ、無線制御部1と無線端末3の間のリンク速度が、無線制御部1と無線端末4の間のリンク速度より低い場合には、無線端末3に配信されるストリーミングデータのビットレートが低くなるように、ストリーミングサーバ7に指示することで、ストリーミングデータの新たな配信を行なっても輻輳が発生しないようにする。
【選択図】図1
【解決手段】ストリーミングサーバ7が、無線端末3にストリーミングデータの配信を行なっている状態で、無線端末4からストリーミングデータの新たな配信要求があった場合に、QoS制御部8は、ストリーミングデータの新たな配信を行なった場合に輻輳が発生すると判断した上で、かつ、無線制御部1と無線端末3の間のリンク速度が、無線制御部1と無線端末4の間のリンク速度より低い場合には、無線端末3に配信されるストリーミングデータのビットレートが低くなるように、ストリーミングサーバ7に指示することで、ストリーミングデータの新たな配信を行なっても輻輳が発生しないようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば無線LANによる通信路をもつ無線通信システムおよび無線通信制御方法に関する。
従来、無線空間を有する通信ネットワークにおいて、当該通信ネットワーク全体のQoS(Quality of Service:通信品質)を良い状態とするために、例えば特許文献1に開示されたように、無線区間の伝送速度に応じて、送信データの送信順を制御するものがある。
特開2004−112780号公報
無線空間を有する通信ネットワークでは、サーバ、無線アクセスポイント、および、複数台の端末によってBSS(Basic Service Set)を構成しているものがある。このような通信ネットワークにおいて、少なくとも1台以上の端末がストリーミングデータを受信している状態で、かつ、いずれかの端末から、ストリーミングデータの新たな再生要求がなされた場合には、輻輳が発生して、各端末によるストリーミングデータの競合が起きる場合がある。
この場合には、競合を避けるために、新規の配信要求を拒否することが考えられるが、ストリーミングデータを視聴できないユーザが存在してしまうことになるので、通信ネットワーク全体におけるQoSは高いとはいえない。
そこで、本発明の目的は、無線空間を有する通信ネットワークにおけるサーバに対して複数台の端末からのデータ配信要求があった際に、データ配信の遅延時間を短縮し、データスループットを向上させることが可能になる無線通信システムおよび無線通信制御方法を提供することにある。
すなわち、本発明に係わる無線通信システムは、ストリーミングデータを配信するサーバと、このサーバが配信したストリーミングデータを中継する中継器と、この中継器と無線通信を行なう複数の通信端末と、前記複数の通信端末のうち少なくとも1つが、前記サーバが配信したストリーミングデータを前記中継器を介して受信しており、かつ、前記複数の通信端末のうちいずれかが前記サーバに対しストリーミングデータの新たな配信要求を行なった場合に、この配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合に輻輳が発生するか否かを判断する判断手段と、この判断手段が、輻輳が発生すると判断した場合で、かつ、前記ストリーミングデータを既に受信している通信端末と前記中継器との間のリンク速度が、前記新たな配信要求を行なった通信端末と前記中継器と間のリンク速度より低い場合に、前記既に受信している通信端末に対し前記サーバが配信するストリーミングデータの通信速度を引き下げることで、前記サーバが前記新たな配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合でも輻輳が発生しないよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係わる無線通信制御方法は、ストリーミングデータを配信するサーバと、このサーバが配信したストリーミングデータを中継する中継器と、この中継器と無線通信を行なう複数の通信端末とを備える無線通信システムの通信制御を行なう無線通信制御方法であって、前記複数の通信端末のうち少なくとも1つが、前記サーバが配信したストリーミングデータを前記中継器を介して受信している状態で、かつ、前記複数の通信端末のうちいずれかが前記サーバに対しストリーミングデータの新たな配信要求を行なった場合に、この配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合に輻輳が発生するか否かを判断する判断ステップと、この判断ステップにより、輻輳が発生すると判断された場合で、かつ、前記ストリーミングデータを既に受信している通信端末と前記中継器の間のリンク速度が、前記新たな配信要求を行なった通信端末と前記中継器との間のリンク速度より低い場合に、前記既に受信している通信端末に対し前記サーバが配信するストリーミングデータの通信速度を引き下げることで、前記サーバが前記新たな配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合でも輻輳が発生しないよう制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
無線空間を有する通信ネットワークにおけるサーバに対して複数台の端末からのデータ配信要求があった際に、データ配信の遅延時間を短縮し、データスループットを向上させる。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
図1に示したように、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムは、無線制御部(AP:Access Point)1、無線端末(STA:Station)2,3,4を有する。
図1は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
図1に示したように、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムは、無線制御部(AP:Access Point)1、無線端末(STA:Station)2,3,4を有する。
この無線通信システムでは、無線ゾーン(BSS:Basic Service Set)5において、無線制御部1および、無線端末2,3,4の間で、例えば無線LAN(Local Area Network)による無線通信を行なう。無線LANの規格は、例えばIEEE802.11aである。
無線制御部1は、LANケーブル6を介して、ストリーミングサーバ(streaming server)7、および、QoS(Quality of Service)制御部8と接続される。QoSとは、通信ネットワーク全体の通信品質を意味する。
ストリーミングサーバ7は、無線端末2,3,4からの配信要求にしたがって、例えば音声データや画像データなどのストリーミングデータを、無線制御部1を介して、配信要求があった端末に配信する。
図2は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの無線制御部1の内部回路の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの無線制御部1は無線LANモジュール22、周辺機器回路23、および、有線LANモジュール24を備える。
図2に示すように、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの無線制御部1は無線LANモジュール22、周辺機器回路23、および、有線LANモジュール24を備える。
無線LANモジュール22は、アンテナ11、送受信部12、変復調部13、受信強度測定部14、再送処理制御部15、送受信制御部16、MAC(Media Access Control)処理部17、内部バス18、内部メモリ19、ノード制御部20、および、データ入出力部21を備える。データ入出力部21は周辺機器回路23と接続される。周辺機器回路23は有線LANモジュール24と接続される。有線LANモジュール24は、LANケーブル6を介してストリーミングサーバ7およびQoS制御部8と接続される。
送受信部12はアンテナ11、変復調部13、および、受信強度測定部14と接続される。送受信制御部16は、変復調部13、再送処理制御部15、および、MAC制御部17と接続される。
受信強度測定部14、送受信制御部16、MAC処理部17、内部メモリ19、ノード制御部20、および、データ入出力部21は、内部バス18を介して互いに接続される。
送受信部12はアンテナ11、変復調部13、および、受信強度測定部14と接続される。送受信制御部16は、変復調部13、再送処理制御部15、および、MAC制御部17と接続される。
受信強度測定部14、送受信制御部16、MAC処理部17、内部メモリ19、ノード制御部20、および、データ入出力部21は、内部バス18を介して互いに接続される。
送受信部12は、アンテナ11が、無線端末2,3,4からの無線信号を入力すると、チャネル(周波数)選択、および、周波数変換を行なう。また、データ入出力部21は、有線LANモジュール24およびLANケーブル6を介して、ストリーミングサーバ7やQoS制御部8との間での信号の入出力を行なう。
また、送受信部12は、無線端末2,3,4への送信対象の信号の周波数変換を行なう。送信対象の信号は、データ入出力部21、ストリーミングサーバ7、および、QoS制御部8のいずれかから供給される。アンテナ11は、前述のように周波数変換された送信対象の信号を無線信号として無線空間に送信する。
変復調部13は、信号のベースバンド処理を行なう。受信強度測定部14は、送受信部12が入力した信号の強度を測定する。再送処理制御部15は、必要に応じて、無線LANの送受信フレームの再送にかかる制御を行なう。MAC処理部17は、前述した送受信フレームの種別の識別、および、誤り検出・訂正を行なう。
送受信制御装置16は、変復調部13、再送処理制御部15、およびMAC処理部17の動作を制御する。また、送受信制御装置16は、送受信対象のデータの入出力を行ない、送受信フレームバッファをもつ。ノード制御部20は、内部バス18と接続された各ユニットを制御する。データ入出力部21は、周辺機器回路23とのインタフェースである。
また、送受信制御部16は、受信強度検出部14が取得した受信信号強度や、再送処理制御部15が行なったフレーム再送回数をもとに、無線制御部1と無線端末2の間、無線制御部1と無線端末3の間、無線制御部1と無線端末4の間の通信路の状態の良し悪しをそれぞれ判別する。
無線制御部1は、前述した判別結果をもとに、各端末とのリンク速度を端末ごとに設定する。リンク速度とは、無線端末2,3,4のそれぞれと無線制御部1との間での信号のフレーム伝送速度である。無線制御部1は、各端末との間のリンク速度として適切な速度の情報を、端末の識別情報、例えばMACアドレスと関連付けて、この情報を例えば内部メモリ19に記憶する。
例えば、無線制御部1は、無線端末2との間の通信路の状態が悪いと判別した場合には、通信の信頼性を向上させるべく、通信路の状態が正常である場合と比較して低いリンク速度を設定する。また、無線制御部1は、無線端末2との間の通信路の状態が、前述した低い状態から改善されたと判別した場合には、前述のように低く設定したリンク速度を高い速度に可変する。
無線制御部1と無線端末2,3,4の間でIEEE802.11aにしたがった通信を行なっている場合には、無線制御部1は、無線端末2,3,4との間で、オプションレートを含め、6,9,12,18,24,36,48,54Mbpsのうち、リンク速度として適切な速度を端末ごとに設定する。
図3は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの無線端末2の内部回路の構成例を示すブロック図である。無線端末3,4の内部回路の構成は無線端末2の内部回路の構成と同じである。
図3に示すように、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの無線端末2は、無線LANモジュール42、および周辺機器回路43を備える。
無線LANモジュール42は、アンテナ31、送受信部32、変復調部33、受信強度測定部34、再送処理制御部35、送受信制御部36、MAC処理部37、内部バス38、内部メモリ39、ノード制御部40、および、データ入出力部41を備える。データ入出力部41は周辺機器回路43と接続される。
無線LANモジュール42は、アンテナ31、送受信部32、変復調部33、受信強度測定部34、再送処理制御部35、送受信制御部36、MAC処理部37、内部バス38、内部メモリ39、ノード制御部40、および、データ入出力部41を備える。データ入出力部41は周辺機器回路43と接続される。
これらは、無線制御部1が備える、アンテナ11、送受信部12、変復調部13、受信強度測定部14、再送処理制御部15、送受信制御部16、MAC処理部17、内部バス18、内部メモリ19、ノード制御部20、および、データ入出力部21(図2参照)とそれぞれ同じである。
図4は、無線LAN(IEEE802.11a)のフレームシーケンス及びフォーマットの一例を示す図である。
図4に示すように、無線LAN(IEEE802.11a)のフレームシーケンス及びフォーマットでは、前出フレームの送信終了後、任意に定められた時間が経過するまで待機した後にフレーム送信を開始するよう定義される。任意に定められた時間とは、IFS(Inter Frame Space)とバックオフ(Backoff)の和である。そして、前述したフレームの送信終了後、受信先の機器は、IFSに該当する時間が経過した際に受信確認(ACK:Acknowledgement)を行なう。
図4に示すように、無線LAN(IEEE802.11a)のフレームシーケンス及びフォーマットでは、前出フレームの送信終了後、任意に定められた時間が経過するまで待機した後にフレーム送信を開始するよう定義される。任意に定められた時間とは、IFS(Inter Frame Space)とバックオフ(Backoff)の和である。そして、前述したフレームの送信終了後、受信先の機器は、IFSに該当する時間が経過した際に受信確認(ACK:Acknowledgement)を行なう。
ここで送信するフレームはPPDU(PLCP Protocol Data Unit)と呼ばれる。このPPDUは、プリアンブル(Preamble)、PLCP(Physical Layer Convergence Protoco1)シグナル部分(PLCP(signal))、PLCPサービス部分(PLCP(service))、及び、MPDU(MAC Protocol Data Unit)からなる。
送信フレームの伝送速度が変化すると、当該送信フレームの“PLCP(service)/MPDU”部分(図4参照)を送信するために必要な時間が変化する。具体的には、送信フレームの伝送速度が低下すると、送信フレームの“PLCP(service)/MPDU”部分を送信するために必要な時間(無線伝送オーバーヘッド)が長くなる。送信フレームの伝送速度の変化は、通信ネットワーク上位層に対する伝送速度に大きく影響する。
次に、図1に示した構成の無線通信システムの動作について説明する。
図5は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの各ユニット間のストリーミングデータおよび各種信号の入出力形態の一例を示す図である。
図6は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムのストリーミングサーバ7が行なう通信制御処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムのQoS制御部8が行なう通信制御処理の一例を示すフローチャートである。
図5は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムの各ユニット間のストリーミングデータおよび各種信号の入出力形態の一例を示す図である。
図6は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムのストリーミングサーバ7が行なう通信制御処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムのQoS制御部8が行なう通信制御処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、無線端末3(STA−2)から、ストリーミングデータの配信要求が無線制御部1を介してストリーミングサーバ7になされて、この配信要求にしたがって、当該配信要求を行なった無線端末3にストリーミングデータが配信されていると仮定する。
この状態では、無線端末2(STA−1)および無線端末4(STA−3)は、ストリーミングサーバ7に対する配信要求を行なっていないものとする。よって、ストリーミングサーバ7は、無線端末2,4に対するストリーミングデータの配信を行なわない。
この状態で、無線端末4が、ストリーミングデータの新たな配信要求(streaming req.)を示す制御信号を無線制御部1を介してストリーミングサーバ7に送信し、かつ、この信号をストリーミングサーバ7が受信すると(ステップS1)、ストリーミングサーバ7は、現在配信しているストリーミングデータおよび新たに配信するストリーミングデータのビットレート(通信速度)の設定に関する問い合わせ(QoS inquiry)を示す制御信号を、LANケーブル6を介してQoS制御部8に送信する(ステップS2)。この信号は、無線端末2,3,4のうち、ストリーミングデータを現在受信している端末の種別、および、それぞれ配信されているストリーミングデータのビットレートの情報を含む。
QoS制御部8は、ステップS2の処理によりストリーミングサーバ7から出力された信号を受信すると(ステップA1)、現在配信されているストリーミングデータのビットレートの値を認識する。そして、QoS制御部8は、無線制御部1および各端末との間のリンク速度の情報の送信要求(link info. get)を示す信号を、LANケーブル6を介して無線制御部1に送信する。
無線制御部1は、QoS制御部8からの信号を受信すると、既にストリーミングデータの配信を受けている無線端末3(STA−2)との間のリンク速度、および、ストリーミングデータの新たな配信要求を行なった無線端末4(STA−3)との間のリンク速度の情報を内部メモリ19から読み出し、この情報(link info. res.)を示す信号を、LANケーブル6を介してQoS制御部8に送信する。
QoS制御部8は、無線制御部1からの信号(link info. res.)を受信すると、この信号に含まれる、無線通信部1と無線端末3,4の間にそれぞれ設定されたリンク速度の情報を取得する(ステップA2)。
そして、QoS制御部8は、ストリーミングサーバ7からの信号に含まれる情報である、当該ストリーミングサーバ7から現在配信されている、各端末に向けたそれぞれのストリーミングデータのビットレートの情報、および、無線制御部1からの信号に含まれる情報である、無線通信部1と無線端末3,4の間にそれぞれ設定されたリンク速度の情報をもとに、ストリーミングサーバ7が、前述した、新たな配信要求(streaming req.)にしたがったストリーミングデータの配信を行なった場合に、輻輳が発生するか否かを判断する(ステップA3)。
この結果、輻輳が発生するとQoS制御部8が判断した場合(ステップA4のYES)には、このQoS制御部8は、前述のように取得した、無線通信部1と各端末とのリンク速度の情報をもとに、ストリーミングデータを現在受信している各端末のうち、無線伝送オーバーヘッドを削減すべきストリーミングデータを配信している端末の種別を判別する(ステップA5)。
無線LANによるフレーム送信を行なう場合には、送信対象のフレームをリンク速度が低い通信路を用いて伝送する場合と比較して、同一サイズのフレームをリンク速度が高い通信路を用いて伝送した方が、無線ゾーン5における無線チャネル占有時間が短い。つまり無線伝送オーバーヘッドが少ない。
つまり、ストリーミングデータを現在受信している端末と無線制御部1との間で設定されているリンク速度が、新たな配信要求を行なった端末と無線制御部1との間で設定されているリンク速度より低い場合に、既にストリーミングデータを受信している端末に配信される当該ストリーミングデータのビットレートを引き下げた場合の無線伝送オーバーヘッドの削減効果は、新たな配信要求を行なった端末と無線制御部1との間で設定されているリンク速度と同じリンク速度が設定されている端末に配信されているストリーミングデータのビットレートを同じだけ引き下げた場合の無線伝送オーバーヘッドの削減効果と比較して大きい。
よって、ストリーミングサーバ7は、この引き下げたビットレートより高いビットレートをもつストリーミングデータを、新たな配信要求を行なった端末に配信することができる。これは、既にストリーミングデータを受信している端末に配信されているストリーミングデータのビットレートの引き下げ幅が、新たに配信しようとするストリーミングデータのビットレートより少なくても、輻輳を起こすことなく、新たな配信要求に対するストリーミングデータの配信を行なうことができることを意味する。よって、通信ネットワーク全体のQoSを向上させることができる。
具体的には、QoS制御部8は、無線端末2,3,4のうち、ストリーミングデータを現在受信している端末と無線制御部1との間で設定されているリンク速度、および、ストリーミングデータの新たな配信要求を行なった端末と無線制御部1との間で設定されているリンク速度を比較する。
そして、QoS制御部8は、前述した比較の結果、ストリーミングデータを現在受信している端末と無線制御部1との間で設定されているリンク速度が、新たな配信要求を行なった端末と無線制御部1との間で設定されているリンク速度より低い場合には、前述した、ストリーミングサーバ7からの問い合わせに対する返信(QoS res.)として、前述した低いリンク速度が設定されている端末に配信されているストリーミングデータのビットレートの引き下げ幅を計算する。この引き下げ幅の値は、当該引き下げを行なった上で、ストリーミングサーバ7が新規の配信要求にしたがったストリーミングデータの配信を行なっても輻輳が発生しない値である。
そして、QoS制御部8は、前述のように計算した引き下げ幅によるビットレートの削減対象であるストリーミングデータの受信先の端末の種別の情報を含む信号をストリーミングサーバ7に出力する(ステップA6)。
一方、ステップA4の処理で「NO」と判別された場合には、QoS制御部8は、ストリーミングデータを現在受信している各端末のうち、無線伝送オーバーヘッドを削減すべき端末が無いとみなし、現在配信しているストリーミングデータのビットレートの維持を指示する信号をストリーミングサーバ7に出力する(ステップA4→A6)。
ストリーミングサーバ7は、ステップA6の処理によりQoS制御部8から出力された信号を受信した際に、この信号がストリーミングデータのビットレートの引き下げ、および、引き下げ対象のストリーミングデータの端末の種別を指示する信号であった場合(ステップS3のYES)には、この信号に含まれる情報をもとに、無線端末2,3,4のうち、前述した引き下げ対象の端末に対して配信されるストリーミングデータのビットレートを、QoS制御部8からの信号で示される引き下げ幅だけ減少させる(ステップS4)。
そして、ストリーミングサーバ7は、無線端末2,3,4のうち、ストリーミングデータの新たな配信要求があった端末へのストリーミングデータの配信(new streaming)を開始する(ステップS5)。
一方、ステップS3の処理で「NO」と判別された場合には、ストリーミングサーバ7は、前述した、新たな配信要求を行なった端末に対するストリーミングデータの配信を開始する。ただし、輻輳が発生しないように、ストリーミングサーバ7は、新たに配信するストリーミングデータのビットレートを引き下げる。
図8は、ストリーミングデータの配信要求があった際の、各対処方法にしたがったストリーミング品質の良し悪しを表にして示した図である。
図8に示した表では、ストリーミングサーバ7が、無線端末2(STA−1)および、無線端末3(STA−2)へのストリーミングデータの配信を行なっている状態で、無線端末4(STA−3)がストリーミングデータの新規の配信要求をストリーミングサーバ7に行なって、かつ、ストリーミングサーバ7が、この要求をそのまま受け入れた場合には、通信ネットワーク全体の伝送帯域の不足のために無線端末4(STA−3)を含む各端末へのストリーミングデータの配信処理が競合を起こしてしまい、その結果、BSS内のQoSが悪くなることを示す。
図8に示した表では、ストリーミングサーバ7が、無線端末2(STA−1)および、無線端末3(STA−2)へのストリーミングデータの配信を行なっている状態で、無線端末4(STA−3)がストリーミングデータの新規の配信要求をストリーミングサーバ7に行なって、かつ、ストリーミングサーバ7が、この要求をそのまま受け入れた場合には、通信ネットワーク全体の伝送帯域の不足のために無線端末4(STA−3)を含む各端末へのストリーミングデータの配信処理が競合を起こしてしまい、その結果、BSS内のQoSが悪くなることを示す。
また、図8に示した表では、ストリーミングデータの新規の配信要求があった場合で、かつ、ストリーミングサーバ7が、この新規の配信を行なわなかった場合には、無線端末2(STA−1)および、無線端末3(STA−2)へのストリーミングデータの配信は継続されるが、無線端末4(STA−3)へのストリーミングデータの配信はなされず、その結果、新規の配信要求をそのまま受け入れた場合に比べてBSS内のQoSは向上するものの、一部のユーザがストリーミングデータを視聴できない問題が残ることを示す。
また、図8に示した表では、ストリーミングデータの新規の配信要求があった場合で、既に配信されているストリーミングデータのうち、無線端末3(STA−2)に配信されているストリーミングデータのビットレートを低下させることで、無線端末4(STA−3)へのストリーミングデータの新規の配信を行なっても輻輳が発生せずに、無線端末4(STA−3)を含む各端末へのストリーミングデータの配信処理の競合が起きず、その結果、全てのユーザがストリーミングデータの正常な視聴を行なうことができ、ストリーミングサーバ7が、この新規の配信要求をそのまま受け入れた場合および拒否した場合と比較して、QoSが良いことを示す。
以上のように、本発明の実施形態にしたがった無線通信システムでは、無線端末2,3,4が、ストリーミングデータの新規の配信要求をストリーミングサーバ7に対して行なった場合に、QoS制御部8が、この要求にしたがった配信をストリーミングサーバ7が行なった場合に輻輳が発生すると判断した場合には、このQoS制御部8は、無線端末2,3,4のうち、新規の要求に対するストリーミングデータの配信対象の端末と無線制御部1との間のリンク速度より低い速度が、無線制御部1との間のリンク速度として設定されている端末へ配信するストリーミングデータのビットレートを下げ、かつ、新規の配信要求を行なった端末に対し、ストリーミングデータの配信を開始するよう、ストリーミングサーバ7に指示する。
よって、ストリーミングサーバ7がストリーミングデータの新規の配信を行なう際に通信ネットワークの伝送帯域が不足する場合でも、既にストリーミングデータの配信を受けている端末のユーザ、および、ストリーミングデータの新規の配信の要求を行なった端末のユーザが、ともにストリーミングデータの視聴を行なうことができる。つまり、ストリーミングデータの配信にかかる遅延時間を短縮し、データスループットの向上を実現することができる。
以上説明した実施形態では、ストリーミングサーバ7とQoS制御部8は、それぞれ異なる筐体に実装される構成としたが、これに限らず、ストリーミングサーバ7とQoS制御部8を同一の筐体に実装する形態としてもよい。
また、ストリーミングデータの新たな配信の要求を行なう際に、複数台の無線端末のうち、既にストリーミングサーバ7からのストリーミングデータの配信を受けている端末が複数台である場合には、新規の配信要求を受け入れた際に輻輳が発生するとQoS制御部8が判断した場合には、QoS制御部8は、ストリーミングデータを受信中の各端末と無線制御部1との間でそれぞれ設定されたリンク速度のうち、最も低いリンク速度が設定されている端末に配信されるストリーミングデータのビットレートを引き下げる旨をストリーミングサーバ7に指示することで、新たな配信要求を受け入れた際に輻輳が発生しないようにすればよい。
また、前述した最も低いリンク速度が設定されている端末に配信するストリーミングデータのビットレートを引き下げる際には、この引き下げを行なった後のビットレートの値は、予め定められた値、例えばユーザが視聴するに耐えうる最低限必要な値になるように引き下げ幅を計算してもよい。前述した最低限必要な値は、ストリーミングデータの受信先である無線端末をユーザが操作することで任意の値に設定してもよい。
ここで、既にストリーミングサーバ7からのストリーミングデータの配信を受けている端末が複数台あり、これらのうち、最も低いリンク速度が設定されている端末に配信するストリーミングデータのビットレートを、前述した、予め定められた値まで引き下げても、QoS制御部8は、新たな配信要求にしたがったストリーミングデータの配信を行なった際に輻輳が発生してしまうと判別する場合がある。
この場合には、QoS制御部8は、既にストリーミングサーバ7からのストリーミングデータの配信を受けている端末のうち、前述した最も低いリンク速度が設定されている端末以外の端末に配信されているストリーミングデータのビットレートを引き下げる旨をストリーミングサーバ7にさらに指示することで、新規の配信要求を受け入れた際に輻輳が発生しないようにすればよい。
また、ストリーミングデータの新たな配信の要求を行なう際に、既にストリーミングサーバ7からのストリーミングデータの配信を受けている端末が複数台ある場合には、QoS制御部8は、これらの全ての端末にそれぞれ配信するストリーミングデータのビットレートを、前述した予め定められた値まで引き下げても、新たな配信要求にしたがったストリーミングデータの配信を行なった際に輻輳が発生してしまうと判別する場合がある。
また、ストリーミングデータの新たな配信の要求を行なう際に、既にストリーミングサーバ7からのストリーミングデータの配信を受けている端末が1台である場合には、QoS制御部8は、この端末に配信するストリーミングデータのビットレートを、前述した予め定められた値まで引き下げても、新たな配信要求にしたがったストリーミングデータの配信を行なった際に輻輳が発生してしまうと判別する場合がある。
これらの場合には、QoS制御部8は、新たに配信するストリーミングデータのビットレートを引き下げる旨をストリーミングサーバ7にさらに指示することで、新規の配信要求を受け入れた際に輻輳が発生しないようにすればよい。
また、ここまで説明したシステムの第1の変形例として、ユーザが受信先である無線端末を操作することで、受信するストリーミングデータの通信速度の引き下げを禁止する要求を示す信号をQoS制御部8に出力してもよい。QoS制御部8は、通信速度の引き下げを禁止する要求を示す信号を入力した場合には、信号の送信元の端末に対して配信するストリーミングデータを、通信速度の引き下げの対象から除外する。
また、ここまで説明したシステムの第2変形例として、ストリーミングデータの受信先の端末が当該受信しているストリーミングデータの録画処理を行なっている場合に、この受信するストリーミングデータの通信速度の引き下げを禁止する要求を示す信号をQoS制御部8に出力してもよい。
ここでは、ストリーミングデータの録画処理を行なっている端末は、現在視聴しているストリーミングデータが録画対象のデータであることを示す識別情報を無線制御部1を介してストリーミングサーバ7に送信している。ストリーミングサーバ7は、この識別情報を受信すると、送信元の端末の識別情報とともに図示しないメモリに記憶する。
ストリーミングサーバ7は、ストリーミングデータの新たな配信要求があった際に、前述した識別情報をQoS制御部8に出力する。QoS制御部8は、ストリーミングサーバ7から入力した識別情報の送信元の端末に配信するストリーミングデータについて、通信速度の引き下げの対象から除外するか、通信速度の引き下げ幅の制限を行なう。
なお、前記実施の形態は、本発明を無線LANのIEEE802.11aに適用した場合について説明したものであるが、これに限らず、無線LANのIEEE802.11bやIEEE802.11gなどにも本発明を適用することが可能である。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…無線制御部(AP:Access Point)、2,3,4…無線端末(STA:Station)、5…無線ゾーン(BSS:Basic Service Set)、6…LAN(Local Area Network)ケーブル、7…ストリーミングサーバ、8…QoS(Quality of Service)制御部、11,31…アンテナ、12,32…送受信部、13,33…変復調部、14,34…受信強度測定部、15,35…再送処理制御部、16,36…送受信制御部、17,37…MAC(Media Access Control)処理部、18,38…内部バス、19,39…内部メモリ、20,40…ノード制御部、21,41…データ入出力部、22,42…無線LANモジュール、423,43…周辺機器回路、24…有線LANモジュール。
Claims (12)
- ストリーミングデータを配信するサーバと、
このサーバが配信したストリーミングデータを中継する中継器と、
この中継器と無線通信を行なう複数の通信端末と、
前記複数の通信端末のうち少なくとも1つが、前記サーバが配信したストリーミングデータを前記中継器を介して受信しており、かつ、前記複数の通信端末のうちいずれかが前記サーバに対しストリーミングデータの新たな配信要求を行なった場合に、この配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合に輻輳が発生するか否かを判断する判断手段と、
この判断手段が、輻輳が発生すると判断した場合で、かつ、前記ストリーミングデータを既に受信している通信端末と前記中継器との間のリンク速度が、前記新たな配信要求を行なった通信端末と前記中継器と間のリンク速度より低い場合に、前記既に受信している通信端末に対し前記サーバが配信するストリーミングデータの通信速度を引き下げることで、前記サーバが前記新たな配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合でも輻輳が発生しないよう制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする無線通信システム。 - 前記ストリーミングデータを受信している通信端末と前記中継器との間のリンク速度、前記新たな配信要求を行なった通信端末と前記中継器との間のリンク速度、および、前記サーバから前記通信端末に配信されるストリーミングデータの通信速度の情報をそれぞれ取得する取得手段をさらに備え、
前記判断手段は、前記取得手段が取得した情報をもとに、前記サーバが前記新たな配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合に輻輳が発生するか否かを判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記通信端末のうち、前記サーバが配信したストリーミングデータを前記中継器を介して受信している端末が複数あり、
前記制御手段は、前記ストリーミングデータを受信している通信端末のうち、前記中継器との間のリンク速度が最も低い端末に前記サーバが配信するストリーミングデータの通信速度を引き下げることで前記サーバが新たな配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合でも輻輳が発生しないように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記制御手段は、
前記ストリーミングデータを受信している通信端末のうち、前記中継器との間のリンク速度が最も低い端末に前記サーバが配信するストリーミングデータの通信速度を予め定められた値まで引き下げても輻輳が発生すると前記判断手段が判断した場合には、前記ストリーミングデータを受信している複数台の通信端末のうち、前記中継器との間のリンク速度が最も低い端末以外の端末と前記中継器との間で通信される前記ストリーミングデータの通信速度を引き下げることで、前記サーバが新たな配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合でも輻輳が発生しないように制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。 - 前記制御手段は、
前記ストリーミングデータを受信している通信端末に前記サーバが配信するストリーミングデータの通信速度を予め定められた値まで引き下げても輻輳が発生すると前記判断手段が判断した場合には、前記ストリーミングデータを受信している複数台の通信端末のうち、前記新たな配信要求を行なった通信端末に配信するストリーミングデータの通信速度を引き下げることで、前記サーバが新たな配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合でも輻輳が発生しないように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記中継器と前記通信端末との間の無線通信の方式は無線LANであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記サーバと前記中継器との間の通信方式は有線LANであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記ストリーミングデータは音声データまたは画像データであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記中継器は、前記通信端末との間のリンク速度を、当該通信端末との通信状態に応じて可変することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記それぞれの通信端末が、前記中継器から受信するストリーミングデータの通信速度の引き下げを許容する端末であるか否かを判別する判別手段をさらに備え、
前記制御手段は、
前記判別手段により前記通信速度の引き下げを許容しないと判別された端末と前記中継器との間で通信されるストリーミングデータの通信速度を、引き下げの対象から除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記通信端末に配信されるストリーミングデータが、当該配信対象の端末による録画対象のデータであるか否かを判別する属性判別手段をさらに備え、
前記制御手段は、
前記属性判別手段による判別の結果、前記ストリーミングデータが録画対象のデータであった場合には、このストリーミングデータの配信対象の通信端末と前記中継器との間で通信されるストリーミングデータの通信速度を、引き下げの対象から除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - ストリーミングデータを配信するサーバと、このサーバが配信したストリーミングデータを中継する中継器と、この中継器と無線通信を行なう複数の通信端末とを備える無線通信システムの通信制御を行なう無線通信制御方法であって、
前記複数の通信端末のうち少なくとも1つが、前記サーバが配信したストリーミングデータを前記中継器を介して受信している状態で、かつ、前記複数の通信端末のうちいずれかが前記サーバに対しストリーミングデータの新たな配信要求を行なった場合に、この配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合に輻輳が発生するか否かを判断する判断ステップと、
この判断ステップにより、輻輳が発生すると判断された場合で、かつ、前記ストリーミングデータを既に受信している通信端末と前記中継器の間のリンク速度が、前記新たな配信要求を行なった通信端末と前記中継器との間のリンク速度より低い場合に、前記既に受信している通信端末に対し前記サーバが配信するストリーミングデータの通信速度を引き下げることで、前記サーバが前記新たな配信要求にしたがってストリーミングデータを配信した場合でも輻輳が発生しないよう制御する制御ステップと
を有することを特徴とする無線通信制御方法。
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