JP2006186557A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】TCPプロトコルとARQ (自動再送制御) を併用した無線通信システムにおいて、無線区間の伝送データに発生した誤りを受信側で見逃すと無線区間の再送が行われず、送達遅延が発生し伝送効率が低下する。
【解決手段】無線端末装置100とネットワーク230を介して端末装置250に接続された基地局200との間で無線通信する無線通信システムである。無線端末装置100は、アンテナ101、無線部102、データチャネル受信部103、MAC合成部104、FCS検査部105、IP処理部106、制御チャネル受信部107、制御チャネル送信部108、信号合成部109、データチャネル送信部110、PDU分割部111およびTCP処理部112を備える。基地局200も実質的に同様構成である。
【選択図】図2

Description

本発明は無線通信システムに関し、特に通信プロトコルであるTCP (Transmission Control Protocol)および無線区間のARQ(Automatic Repeat Request:自動再送制御)を併用して無線通信を行う無線端末装置および基地局間の移動体通信システム等の無線通信システムに関する。
この種の無線通信システムに関連する従来技術は、幾つかの技術文献に開示されている。即ち、一定以上の符号化率を実現するデジタルデータ伝送システムにおける符号誤り訂正方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。過剰な処理負担を生じることなくGPRS−BLER測定を実施する階層化プロトコル通信システムにおけるブロック誤り率測定法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。データ通信のフレーム伝送装置に関し、特にハイレベルデータリンク制御手順により制御されてフレームを伝送しフレーム検査シーケンス誤り発生の少ないフレーム伝送装置が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。また、複数の無線端末装置で構成される無線ネットワークシステムにおいて、無線環境が悪い場合に、再送の成功率を高める無線ネットワークシステムおよび無線端末装置が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開2000−261326号公報(第5頁、第5図) 特開2002−26877号公報(第3−4頁、第5図) 特開昭62−159540号公報(第2−3頁、第3図) 特開平11−220459号公報(第3−4頁、図7)
従来の一般的な移動体通信システムとして、図6に示す如く、無線端末装置300が基地局400およびネットワーク430を経由して端末装置(パーソナルコンピュータ等)450と接続されるシステムによって、無線端末装置のTCP処理部および端末装置内のTCP処理部間でTCPの通信が行われる形態が存在する。
図7は、図6に示す従来の無線端末装置300の構成を示すブロック図である。以下、図中および説明において、構成要素には数字を使用し、信号には数字の前にアルファベットを使用する。先ず、図7の無線端末装置300は、アンテナ301、無線部302、データチャネル受信部303、MAC(Media Access Control)合成部304、IP処理部306、制御チャネル受信部307、制御チャネル送信部308、信号合成部309、データチャネル送信部310、PDU(Protocol Data Unit)分割部311およびTCP処理部312により構成される。
図7において、TCP処理部312から送信されたTCPセグメントは、IP処理部
(インターネットプロトコルに従いIPデータグラムの送受信を行う)306 においてMACフレームs306へ変換され、PDU分割部311においてMACフレームは無線区間のデータ送信単位(無線パケット当たりのデータ伝送量又はCDMA方式における1多重コード当たりのデータ伝送量) に適合するPDU に変換される。PDUに分割する際に、各PDUにはヘッダが付与される。その内容は、どのMACフレームを分割したPDUであるかというMACフレームとの対応情報およびMACフレームを構成するPDUのうち何番目のものであるかという各PDU間の順序関係を示す情報によって構成される。
次に、図11は、上述したTCPセグメント501、IPデータグラム502およびMACフレーム503相互のカプセル化の関係と、MACフレームからPDUへの変換方法の1例を示したものである。図11において、TCPセグメント501にIPヘッダが付加され、更にMACヘッダとFCS (Frame Check Sequence =32次のCRC剰余ビット) がMACフレーム毎に計算され付加された後、PDU(1)〜PDU(4)に分割される。
図7においてPDU分割部311で生成された送信PDUs311は、データチャネル送信部310へ出力される。データチャネル送信部310は、送信バッファ、CRC割り算器、誤り訂正符号化器、変調器および拡散器から構成される。データチャネル送信部310において、送信PDUs311は、先ず送信バッファへ記録される。この送信バッファは、無線区間のARQ動作のために設置されており、新規送信すべき又は再送すべきPDUデータが送信バッファからリード(読み出し)されてCRC割り算器へ送られる。送信PDUが基地局へ送達したか否か(ACK又はNACK)については、送信PDU−SN(各送信PDUを識別するための送信PDUのシーケンス番号)および各PDU−SNに対する送達情報s307bにより、制御チャネル受信部307から通知される。データチャネル送信部310は、送信PDU−SNに該当するバッファ内記録位置のアドレスをバッファに与えることによりPDUをバッファから読み出して、このPDUに対しCRC割り算器以降の処理を行なう。
データチャネル送信部310において、内部のCRC割り算器では、入力データをCRC多項式により割り算し、その剰余を被割り算系列であるPDUに連結して誤り訂正符号化器へ送る。この連結の様子を図11に示す。同図に示す如く、PDU(1)〜PDU(4)の各PDUの末尾に、計算されたCRC(1)〜CRC(4)がそれぞれ連結される。このCRCが連結されたPDUは、次に誤り訂正符号化、変調、拡散が施され送信データチャネル信号s310bによって信号合成部309へ出力される。
次に、図7に示す無線端末装置300の受信機能を説明する。無線端末装置300は、アンテナ301により受信した基地局からの信号を無線部302によりベースバンドの受信信号s302へ変換する。この信号は、データチャネル受信部303および制御チャネル受信部307へ入力される。
データチャネル受信部303は、内部に逆拡散回路、誤り訂正復号器、CRC割り算器を含み、これらにより受信信号s302に対して逆拡散、誤り訂正復号を行い、先ずPUDにCRC剰余が付加されたデータを復元する。次に、復元されたデータに対してCRC検査を行い、このデータがCRC多項式で割り切れた場合には、CRC結果s303bとしてOKを制御チャネル送信部308へ通知すると共に復元されたデータからCRC剰余を取り除いた受信PUDs303aをMAC合成部304へ送る。他方、このデータがCRC多項式で割り切れない場合には、データの受信に失敗したので、データチャネル受信部303は、CRC結果s303bとしてNGを通知し、MAC合成部304へは何も送らない。
次に、制御チャネル受信部307は、先ず受信信号s302に対し制御チャネルに関する逆拡散、復調、誤り訂正復号を施すことにより、受信制御チャネルのビット情報を復元する。次に、復元されたビット情報から受信PDU−SNs307aおよび送信PDU−SNとその送達情報s307bを抽出し、それぞれ制御チャネル送信部308およびデータチャネル送信部310へ出力する。
MAC合成部304は、受信PDUs303aを合成し、MACフレームを復元する機能を有する。MACフレーム復元の際には、PDU分割時に生成したPDUのヘッダ情報に基づき、MACフレーム内のPDUの位置および各PDU間の順序関係を決定することにより各PDUを合成する。MACフレームの復元に成功したならば、合成後MACフレームをIP処理部306へ送る。ここで、仮にPDUのヘッダ情報において誤りが発生し、受信PDUがMACフレームの合成を行うために十分でない(例えば、PDUの前後関係に矛盾がある等)場合には、MAC合成部304はIP処理部306へは何も出力しない。
制御チャネル送信部308は、受信PDUのCRC結果s303bと受信PDU−SNs307aから両者を対応付け、各受信PDU−SNs307aの送達はOKかNGかを示す情報を生成する。制御チャネル送信部308は、またデータチャネル送信部310から送信PDU−SNs310aを受け取り、受信PDU−SNの送達情報と共に制御チャネルの誤り訂正符号化、変調、拡散等を施し,送信制御チャネル信号s308として信号合成部309へ送る。IP処理部306は、インターネットプロトコル(IP)に従いIPデータグラムの送受信を行う機能を有する。
次に、図8は、図6中の基地局400の詳細構成および基地局400とネットワーク430および端末装置450の接続関係を示す。基地局400は、IP処理部406が外部ネットワーク430に接続されている点を除き、無線端末装置300の構成と同一であるため、以下では基地局300および基地局400の構成要素の対応関係のみを示す。
即ち、図8のアンテナ401は、図7のアンテナ301に、無線部402は無線部302に、データチャネル受信部403はデータチャネル受信部303に、MAC合成部404はMAC合成部304に、IP処理部406はIP処理部306に、制御チャネル受信部407は制御チャネル受信部307に、制御チャネル送信部408は制御チャネル送信部308に、信号合成部409は信号合成部309に、データチャネル送信部410はデータチャネル送信部310に、PDU分割部411はPDU分割部311にそれぞれ対応する。これら対応する構成要素同士の機能は同一である。
図6〜図8に示す従来の無線通信システムの動作の詳細は、図9および図10のタイミングチャートに示す。図9は、FCS(Frame Check Sequence)エラー検出がない場合の各構成要素間の動作ステップを、それぞれの信号と共にステップA301〜A316で示す。一方、図10は、FCSエラー検出の場合の動作ステップを、それぞれの信号と共にステップA401〜A422で示す。
上述した従来技術には、次の如き幾つかの課題を有する。第1に、受信データの送達確認にCRCを用いる場合には、誤り訂正後の受信データにビット誤りが存在すると、ビット誤りは恒常的にある一定確率で見逃される。その結果、ARQ動作において、受信データに誤りが存在するにも関わらずCRCに基づく送達確認OKがデータ送信側へ送られ、送達確認に該当する送信データは再送されず、無線区間の伝送データの信頼性が損なわれるという問題がある。その理由は、受信データの誤りビットパタンによっては、CRC結果がOKとなることがあり、これは原理上避けられないためである。
第2に、無線区間を含む伝送路においてTCP伝送を行う場合には、第1の問題点で指摘したCRCによる誤り見逃しが発生すると、TCPレイヤにおけるTCPセグメントの再送は送信側がタイムアウトになるまで行われないため、TCP伝送の大幅な遅延が発生するという問題がある。その理由は、無線区間の受信側であるデータ単位(PDU)の誤りが見逃された場合に、受信側はデータが正常であると判断し、データ単位(PDU)を含むTCPセグメントを合成し始めるが、その際に、データ単位に存在する誤りのためにTCPセグメントの合成結果は不正となるためである。
第3に、無線区間のデータ単位に対して付加されるCRC多項式をより次数の高いものへ変更すれば無線区間の誤り見逃し確率は減少するが、CRC多項式の次数の増加は困難であるという問題がある。その理由は、CRC多項式の次数を増やせばCRC剰余ビット数も増大するので、無線区間のオーバヘッドが増大してしまうためである。例えば、CRC多項式の次数を8次から16次へ増やすと、CRC剰余ビット数は2バイトから4バイトへ増加する。これは、特に無線区間のデータ単位(PDU)のサイズが10〜20バイト程度と小さい場合においては、伝送効率への影響が大きい。更に、無線区間のデータフォーマットは一般に標準化されており、その変更はCRC次数の変更も含め事実上不可能とされるためである。
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、ARQを適用した無線通信システムにおいて、従来の方法によれば見逃されていた無線区間の誤りを検出できるシステムを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、前記無線通信システムにおいてTCP伝送を行う場合に、TCPレイヤにおける再送TCPの発生を抑え、TCPレイヤのEnd-to-Endの送達遅延を大幅に縮小できる再送制御方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、無線区間のフォーマットを変更することなく無線区間の誤り見逃しの発生を抑制し且つTCPレイヤの伝送遅延を縮小できる再送制御方法および装置を提供することである。
前述の課題を解決するため、本発明による無線通信システムは、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)無線端末装置および基地局間の如き無線区間を含む自動再送要求(ARQ)方式を適用する無線通信システムにおいて、
前記無線区間のデータ単位に関する誤りを検出する第1誤り検出手段と、前記無線区間のデータ単位から上位レイヤのデータ単位を合成する合成手段と、該合成手段で合成された上位レイヤのデータ単位に関する誤りを検出する第2誤り検出手段とを設け、
前記第1誤り検出手段および前記第2誤り検出手段の誤り検出結果に基づいて、前記無線区間の伝送データに関する再送要求情報を生成する無線通信システム。
(2)前記無線区間のデータ単位から上位レイヤのデータ単位を合成する合成手段において、データ合成が不可となった場合には、前記合成不可の状態が発生したという情報に基づいて前記無線区間の伝送データに関する再送要求情報を生成する上記(1)の無線通信システム。
(3)上位レイヤのデータ単位は、EthernetのMACフレームである上記(1)又は(2)の無線通信システム。
(4)無線端末装置とネットワークを介して端末装置に接続された基地局との間に無線区間を含み、前記無線端末装置および前記基地局は、信号変換を行う無線部、データチャネルの送受信を行うデータチャネル送受信部、制御チャネルの送受信を行う制御チャネル送受信部、前記制御チャネル送信部およびデータチャネル送信部の出力信号を合成する信号合成部、IPに従いIPデータグラムの送受信を行うIP処理部、受信PDUを合成してMACフレームを復元するMAC合成部およびPDU分割を行うPDU分割部を含む無線通信システムにおいて、
前記IP処理部および前記MAC合成部間にFCS検査部を設け、前記MAC合成部のMAC合成結果を前記制御チャネル送信部へ出力する無線通信システム。
(5)前記FCS検査部は、前記MAC合成部からMACフレームを受信し、前記MAC合成部へFCS結果を出力する上記(4)の無線通信システム。
(6)前記FCS検査部は、入力される前記MACフレームをFCSの生成多項式と同じ多項式で割算して前記MACフレームの誤りを検出する上記(4)又は(5)の無線通信システム。
(7)前記データチャネル受信部のCRC結果および前記MAC合成部のMAC合成結果の両方がOKのときのみACKを、その他の場合にはNACKを出力する上記(4)、(5)又は(6)の無線通信システム。
本発明の無線通信システムは、次の如き実用上の顕著な効果を有する。即ち、無線区間のCRCに誤り見逃しが発生した場合であっても、上位の誤り検出手段による送達確認結果が無線区間のCRCと同様にARQの送達確認情報としてデータ送信側へ返されて、無線区間のデータフォーマットを変更することなく無線区間の誤り見逃し確率が大幅に減少する。また、無線区間の誤り見逃しに起因して発生していたTCPセグメントのレイヤにおける再送発生も大幅に減少する。その理由は、無線区間のARQ動作においては、無線区間のPDUに付加されるCRCによってのみPDUの送信情報を定めていた従来技術に対して、本発明では、PDUのCRCに加えて、上位のレイヤおいて付加されている誤り検出手段(FCS)も利用して無線区間の送達情報を定めるからである。
以下、本発明による無線通信システムの好適実施例の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1は、本発明による無線通信システムの全体システム構成図である。この無線通信システムは、無線端末装置100、基地局200、ネットワーク230および端末装置250により構成されている。斯かる基本構成は、上述した図6のシステム構成と同様である。ここで、無線端末装置100は、基地局200にネットワーク230を経由して接続された端末装置250とアプリケーションデータの送受信を行うことを目的とする。以下、無線端末装置100および基地局200間の通信路を無線区間と呼ぶことがある。
次に、図2は、図1中の無線端末装置100の詳細構成を示すブロック図である。無線端末装置100は、図2に示す如くアンテナ101、無線部102、データチャネル受信部(又は第1誤り検出手段)103、MAC合成部(又は合成手段)104、FCS(Frame Check Sequence)検査部(又は第2誤り検出手段)105、IP処理部106、制御チャネル受信部107、制御チャネル送信部108、信号合成部109、データチャネル送信部110、PDU分割部111およびTCP処理部112により構成される。
ここで、無線端末装置100の各構成要素の主要機能を説明する。無線部102は、送信信号を高周波帯の信号へ変換してアンテナ101より基地局200へ向けて出力する。データチャネル受信部103は、内部に逆拡散回路、誤り訂正復号器、CRC割算器を有する。MAC合成部104は、受信PDUs103aを合成してMACフレームを復元する機能を有する。FCS検査部105は、受信MACフレームs104aを入力とし、このMACフレームをFCSの生成多項式と同じ多項式で割り算する機能を有する。IP処理部106は、インターネットプロトコル(IP)に従いIPデータグラムの送受信を行う機能を有する。制御チャネル受信部107は、受信制御チャネルのビット情報を復元する機能を有する。制御チャネル送信部108は、各受信PDUの送達情報を決定する機能と、決定された送達情報を保持し制御チャネルの誤り訂正符号化、変調、拡散等を施すことにより送信制御チャネル信号を生成する機能を有する。
信号合成部109は、データチャネルおよび送信制御チャネル信号を合成して無線部102へ出力する機能を有する。データチャネル送信部110は、送信バッファ、CRC割り算器、誤り訂正符号化器、変調器および拡散器を含んでいる。これらの構成は、当業者に周知であり、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。データチャネル送信部110は、また入力される各PDUs111に対してPDU毎にシーケンス番号送信PDU−SN(Sequence Number)を付加し、s110aとして制御チャネル送信部108へ出力する。PDU分割部111は、入力MACフレームs106を無線区間のPDU(Protocol Data Unit)へ変換する機能を有する。TCP処理部112は、アプリケーションデータをTCPセグメントへブロック化して出力する機能を有する。
次に、図3は、図1中の基地局200の詳細構成を示すブロック図である。基地局200は、アンテナ201、無線部202、データチャネル受信部203、MAC合成部204、FCS検査部205、IP処理部206、制御チャネル受信部207、制御チャネル送信部208、信号合成部209、データチャネル送信部210およびPDU分割部211により構成される。また、端末装置250は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等の装置であり、IP処理部251およびTCP処理部252を備えている。この端末装置250は、ネットワーク230を介して基地局200と接続される。各構成要素の機能は、図2における同一名称の構成要素の機能と同じであるので、説明を省略する。
次に、図2は、図1中の無線端末装置100の詳細構成を示すブロック図である。この無線端末装置100は、アンテナ101、無線部102、データチャネル受信部103、MAC合成部104、FCS検査部105、IP処理部106、制御チャネル受信部107、制御チャネル送信部108、信号合成部109、データチャネル送信部110、PDU分割部111およびTCP処理部112により構成される。
ここで、TCP処理部112は、アプリケーションデータをTCPセグメントへブロック化して出力する機能を有する。TCPセグメントは、IP処理部106でIPパケット化された後、MACヘッダとFCSが計算・付加されMACフレームs106となり、PDU分割部111へ入力される。PDU分割部111は、入力MACフレームs106を無線区間のPDU(Protocol Data Unit)へ変換する機能を有する。PDU分割部111で生成されたPDUs111は、データチャネル送信部110へ入力される。
データチャネル送信部110は、送信バッファ、CRC割算器、誤り訂正符号化器、変調器および拡散器を含んでいる。PDUs111は、先ず送信バッファへ記録される。この送信バッファは、無線区間のARQ動作のために設置されており、新規送信すべき又は再送すべきPDUデータが送信バッファから読み出されてCRC割算器へ送られる。これら新規送信又は再送すべきPDUデータの送信バッファからの出力手順としては、例えばある無線パケットにおいて、その無線パケットから無線区間のRTT(Round Trip Time= ARQにおいて送信側からデータが送信されてから、受信側から送達確認情報が返され仮にその送達確認情報がNGであった場合に、送信データを再送開始する直前までの、データ往復周期)だけ遡った無線パケットにおいて、送信されたPDUの基地局200への送達情報がNACKであった場合には、無線パケットにおいて送信したPDUを現在の無線パケットにおいても送信バッファから読み出すようにする。一方、送信PDU送達情報がACKであった場合には、未送信の送信PDUを現在の無線パケットにおいて送信バッファから読み出すようにすることが考えられる。
送信PDUの送達情報(ACK又はNACK)は、送信PDU−SNおよびその送達情報s107bにより制御チャネル受信部107から通知されるものであり、情報は過去に無線端末装置100が送信したPDUのSN(シーケンス番号)それぞれに対し基地局200がビット誤り無く受信できたか否かを示している。データチャネル送信部110は、送信PDU−SNに該当するバッファ内記録位置のアドレスをバッファに与えることによりPDUを送信バッファから読み出し、このPDUに対しCRC割算器以降の処理を施す。
データチャネル送信部110において、内部のCRC割算器では、入力データをCRC多項式により割算し、その剰余を被割算系列であるPDUに連結して誤り訂正符号化器へ送る。CRC割算器に用いる多項式は、標準化仕様で定義されたものを使用するが、例えば3GPP TS25.212の第4章に示されているgCRC16(D)を用いることが考えられ、その場合剰余は2バイトとなる。誤り訂正符号化器では、CRC剰余が付加されたPDUに対して誤り訂正符号化が施される。この符号化の方法としては、3GPP TS25.212の第4章に示されているターボ符号を用いることが考えられる。誤り訂正符号化されたPDUには、その後変調、拡散が施され送信データチャネルs110となり、信号合成部109へ出力される。
データチャネル送信部110は、また入力される各PDUs111に対してPDU毎にシーケンス番号送信PDU−SN(Sequence Number)を付加し、s110aとして制御チャネル送信部108へ出力する。送信PDU−SNs110aは、無線区間における各PDUの再送回数を管理するために、制御チャネルの伝送ビットの一部として基地局200へ送信されるものである。信号合成部109は、データチャネルs110および制御チャネル送信部108から出力される送信制御チャネルs108を合成し、送信信号s109として無線部102へ出力する。無線部102では、送信信号を高周波帯の信号へ変換してアンテナ101より基地局200へ向けて出力する。
次に、図2に示す無線端末装置100の受信機能について説明する。無線端末装置100は、アンテナ101により受信した基地局200からの信号を無線部102によりベースバンドの受信信号s102へ変換する。この信号は、データチャネル受信部103および制御チャネル受信部107へ入力される。
データチャネル受信部103は、内部に逆拡散回路、誤り訂正復号器、CRC割算器を含み、これらにより受信信号s102に対して逆拡散、誤り訂正復号を行うことにより、先ずPDUにCRC剰余が付加されたデータを復元する。次に、復元されたデータに対してCRC検査を行い、このデータがCRC多項式で割り切れた場合には、CRC結果s107としてOKを制御チャネル送信部108へ通知すると共に復元されたデータからCRC剰余を取り除いた受信PDUs104aをMAC合成部104へ送る。このデータがCRC多項式で割り切れない場合には、CRC結果としてNGを通知し、MAC合成部104へは何も送らない。
制御チャネル受信部107は、先ず受信信号s102に対し制御チャネルに関する逆拡散、復調、誤り訂正復号を施すことにより受信制御チャネルのビット情報を復元する。次に、このビット情報から受信PDU−SNs107aおよび送信PDU−SNとその送達情報s107bを抽出し、それぞれ制御チャネル送信部108およびデータチャネル送信部110へ出力する。
MAC合成部104は、受信PDUs103aを合成してMACフレームを復元する機能を有する。MACフレーム復元の際には、PDU分割時に生成したPDUのヘッダ情報に基づきMACフレーム内のPDUの位置および各PDU間の順序関係を決定することによりMACフレームを合成する。合成に成功した場合には、合成後MACフレームをFCS検査部105へ送ると共にMACフレーム合成に成功した受信PDUに対するMAC合成結果s104bとしてOKを生成し、これを制御チャネル送信部108へ通知する。
ここで、仮にPDUのヘッダ情報が、MACフレームの合成を行うために十分でない(例えば、PDUの前後関係に矛盾がある等)場合には、PDUヘッダにビット誤りが発生し且つそのビット誤りがデータチャネル受信部103のCRC割算回路で見逃されたと判断される。この場合には、MAC合成部104は、MACフレーム合成に失敗した受信PDUに対するMAC合成結果s104bとしてNG(Not Good)を生成し、これを制御チャネル送信部108へ通知し、FCS検査部105へは何も出力しない。
次に、FCS検査部105は、受信MACフレームs104aを入力とし、このMACフレームをFCSの生成多項式と同じ多項式で割算する機能を有する。この生成多項式は、本発明のシステムへ適用するプロトコルにより異なるが、例えばEthernetプロトコルを適用する場合には、MACフレームのFCS多項式は、次式とする。
X32 + X26 + X23 + X22 + X16 + X12 + X11 + X10 + X8 + X7 + X5 + X4 + X2 + X + 1
上記の割算結果が割算器内遅延素子の割算開始前の初期値と異なる場合には、受信MACフレームs104aにビット誤りが存在すると判断し、FCS検査部105は、FCS結果s105=NGをMAC合成部104へ通知する。MAC合成部104は、FCS結果=NGを受け取ると、FCS結果がNGとなったMACフレームに関し、このMACフレームの合成に使用したPDUに対するMAC合成結果s104bをNGとして制御チャネル送信部108へ向けて出力する。また、FCS検査部105は、MACフレーム中に誤りを検出した場合には、IP処理部106へ向けて何も出力しない。
上述したCRC結果s103bおよびMAC合成結果s104bの値として、下記の表1の(a)、(b)、(c)が想定される。
Figure 2006186557
表1の(a)は誤り訂正復号後の受信PDUにビット誤りが存在しない場合、(b)はこの受信PDUに誤りが存在するがCRC検査部でその誤りが見逃されMAC合成部104又はFCS検査部105でこの誤りが検出された場合、(c)は受信PDUに存在する誤りがCRC検査部105で検出された場合である。これらCRC結果s103bおよびMAC合成結果s104bに対して、制御チャネル送信部108は、先ず前記2信号から各受信PDUの送達情報を表1(a)〜(c)に基づき決定する。表1でACKは受信成功、NACKは受信失敗を表す。制御チャネル送信部108は、次に受信PDUの送達情報を、同時に入力される受信PDU−SNs107aと対応付けたフォーマットで保持する。ここに、ある受信PDUに対しそのCRC結果s103bは、このPDUのMAC合成結果s104bよりも時間的に先立って入力されるため、制御チャネル送信部108は、その時間差を考慮し、ある受信PDUに対する送達情報はMAC合成結果を待ってから決定するものとする。表1(c)では、MAC合成結果s104bの出力は存在しないので、送達情報の決定のためにはCRC結果を用いる必要がある。
制御チャネル送信部108は、またデータチャネル送信部110から送信PDU−SNs110aを受け取り、この受信PDU−SNとその送達情報と共に制御チャネルの誤り訂正符号化、変調、拡散等を施し送信制御チャネル信号s108として信号合成部109へ送る。IP処理部106は、インターネットプロトコル(IP)に従い、IPデータグラムの送受信を行う機能を有する。FCS検査部105を通過したMACフレームs105aは、ここでIPデータグラムが取り出されTCP処理部112へ出力される。
次に、図1に示す基地局200の動作を説明する。図3は、基地局200の詳細構成を示すブロック図である。先ず、図3を参照して基地局200の送信機能について説明する。基地局200の送信機能は、IP処理部206が外部ネットワーク230に接続されている点を除き、図2に示す無線端末装置100の受信機能と同一であるため、対応する構成要素には類似の参照符号を使用しており、以下では概略のみ説明する。
IP処理部206は、ネットワーク230および端末装置250内のIP処理部251を経由してTCP処理部252と通信する機能を有する。TCP処理部252から出力されたTCPセグメントは、この通信によりIP処理部206に届けられる。ここで、MACヘッダとFCSが計算・付加され、MACフレームs106となりs206によりPDU分割部211へ出力される。PDU分割部211は、入力MACフレームs206を無線区間のPDUへ変換する。PDU分割部211で生成されたPDUs211は、データチャネル送信部210へ出力される。データチャネル送信部210の構成と動作は、無線端末装置100のデータチャネル送信部110と同一であって、送信PDUs211は、送信バッファへ一旦記録された後、送信機会を得ると送信バッファから読み出されCRC割算以降拡散までの処理が施され、送信データチャネルs210となり信号合成部209へ出力される。データチャネル送信部210は、またPDUs211に対してPDU毎にシーケンス番号(送信PDU−SN)を付与し、これをs210aとして制御チャネル送信部208へ出力する。
信号合成部209は、データチャネル信号s210および送信制御チャネル信号s208を合成して送信信号s209として無線部202へ出力する。無線部202では、この送信信号を高周波帯の信号へ変換してアンテナ201より無線端末装置100へ向けて出力する。
次に、図3に示す基地局200の受信機能について説明する。基地局200の受信機能は、無線端末装置100の受信機能と同一であるため、以下では概略のみ説明する。
基地局200は、無線部202から出力される受信信号s202から、データチャネル受信部203および制御チャネル受信部207により受信PDUs203a、CRC結果s203b、受信PDU−SNs207a、送信PDU−SNとその送達情報s207bを生成する。これら4情報の生成手順は、無線端末装置100の場合と同様である。また、基地局200は、CRC結果がOKとなった受信PDUs203aからMAC合成部204においてMACフレームの合成を試みる。この合成が成功すれば、合成されたMACをFCS検査部205に送ると共にMAC合成結果s204bとしてOKを制御チャネル送信部208へ送り、さもなければFCS検査部205へは何も出力せずMAC合成結果s204bとしてNGを送る。FCS検査部205は、MACフレームs204の末尾に付加されているFCSに基づいて無線端末装置100におけるFCS検査部105と同様の方法によりFCS検査を行う。この検査結果がOKかNGかをFCS結果s205bとしてMAC合成部204へ返す。この検査結果がOKの場合に限り、FCS検査部205は、MACフレームs205aをIP処理部206へ送る。MAC合成部204は、FCS結果がNGであれば、自身のMAC合成に成功している場合であっても、MAC合成結果をNGとし、これをs204bにより制御チャネル送信部208へ送る。
制御チャネル送信部208は、収集された受信PDUに関する送達情報:CRC結果s203bおよびMAC合成結果s204bから、表1に従いPDU毎に送達情報=ACK又はNACKを決定し、送達情報を制御チャネル受信部207から得る受信PDU−SNs207aと対応付けて制御チャネルに乗せる。送信制御チャネルには、他に送信PDUのSN(送信PDU−SN)も含まれる。これの情報からなる制御チャネル信号は、制御チャネル送信部208から信号合成部209へ出力される。
次に、図4および図5のタイミングチャートを参照して、図1乃至図3に示す無線通信システムの詳細な動作、即ちMACフレームのレイヤにおける誤り検出を行なうために、MAC合成部104(204)の後段にFCS検査部105(205)を設けた場合のデータの流れを説明する。これら図4および図5において、左から右に、無線端末装置100のTCP処理部112、PDU分割部111およびMAC合成部104、無線端末装置100のデータチャンネル又は制御チャンネル送受信部103/107、108/110、基地局200のデータチャネル又は制御チャネル送受信部203/207、208/210、MAC合成部204およびPDU分割部211、FCS検査部205、IP処理部206および端末装置250のTCP処理部252の動作および信号を示す。
先ず、図4において、無線端末装置100のTCP処理部112からTCPセグメントs106がPDU分割部111へ送信される(ステップA101)。PDU分割部111からデータチャンネル送信部110へ送信PDUs111が送信され(ステップA102)、基地局200のデータチャネル受信部203でこれを受信する(ステップA103)。受信した対応するPDUに生じた誤りをデータチャネル受信部203見逃す(ステップA104)。基地局200のMAC合成部204は、MACフレームを合成する(ステップA105)。この誤りは、FCS検査部205で検出され(ステップA105)、検出信号s205bがMAC合成部204へ向けて返される(ステップA106)。これは、この信号をトリガとしてMAC合成部204から制御チャネル送信部208へMAC合成が不かである旨のMAC合成結果s204bを伝える(ステップA107)。これを受けた基地局200の制御チャネル送信部208は、無線区間のNACKを無線端末装置100へ送信する(ステップA108)。これに対し、無線端末装置100のデータチャネル送信部108は、無線区間のPDUを基地局200に送信する(ステップA109)が、これは上述したステップA103が再送されたものである。
基地局200において、ステップA109の再送データが誤りなく受信される(ステップA110)と、基地局200のMAC合成部204でPDUが復元され、MACフレームが合成される(ステップA111)。FCS検査部205は、この合成されたMACフレームに誤りがないことが確認されると、これに対するACKが生成される(ステップA112)。これが無線区間のACK信号に変換され、無線端末装置100の制御チャネル受信部107に送られる(ステップA113、A114)。
基地局200においてMACフレームがIP処理部206およびネットワーク230を介して端末装置250のTCP処理部252に到着する(ステップA115、A116)。そこで、端末装置250のTCP処理部252からTCP−ACKがIP処理部206に送信され(ステップA117)、これが無線端末装置100のTCP処理部112に到着すると(ステップA118〜A123)、無線端末装置100のTCP処理部112は、ステップA101のTCPセグメントの送達を確認する。
上述した図4におけるデータの流れを、従来技術である上述した図10と比較すると、本発明(図4)ではデータチャネル受信部見逃した誤りをFCS検査部205(105)で検出し、無線区間のACKとしてフィードバックするので、図10の如きTCPタイムアウトは発生せず、End-to-Endの送達遅延は大幅に改善されていることに注目されたい。
次に、図5を参照して説明する。このタイミングチャートは、本発明において受信PDUヘッダに存在する誤りのため、基地局200のMAC合成部204でMACフレームが合成できなかった場合のデータの流れを示す。無線端末装置100のTCP処理部112からPDU分割部111へTCPセグメントs106が出力される(ステップA201)。これは、データチャネル送信部110へ送信PDUs111として送られ(ステップA202)、更に基地局200のデータチャネル受信部203へ送られる(ステップA203)。対応するPDUのヘッダに生じた誤りがデータチャネル受信部203で見逃され、MAC合成部204がMACフレームを合成できなかったとする(ステップA204)。そこで、MAC合成は不可の旨s204bを制御チャネル送信部208へ伝え(ステップA205)、無線区間のNACKを無線端末装置100へ送信する(ステップA206)。これに対し、無線端末装置100のデータチャネル送信部110は、無線区間のPDUを基地局200へ送信するが(ステップA207)、このPDUは、ステップA202が再送されたものである。
ステップA207の再送が基地局200で誤りなく受信されると(ステップA208)、MACフレームが合成された後、FCS検査部205で誤りがないことが確認されると(ステップA209)、これに対するMAC合成結果=OKが生成される(ステップA210)。これが無線区間のACK信号として基地局200の制御チャネル送信部208から無線端末装置100の制御チャネル受信部107へ到着する(ステップA211、A212)。また、ステップA209のMACフレームは、IP処理部206およびネットワーク230を介して端末装置250のTCP処理部252へ到着する(ステップA213、A214)。そして、無線端末装置100のTCP処理部112は、ステップA201のTCPセグメントの送達を認識する(ステップA215〜A222)。この場合にも、上述した図4の場合と同様に、従来技術に比較してEnd-to-Endの送達遅延は、大幅に改善される。
以上、本発明による無線通信システムの好適実施例の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の反なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること当業者には容易に理解できよう。
本発明が適用される無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。 図1中の無線端末装置の詳細構成を示すブロック図である。 図1中の基地局の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の動作を説明するタイミングチャートであり、PDUに生じた誤りが受信側データチャネル受信部で見逃された場合である。 本発明の動作を説明するタイミングチャートであり、受信PDUヘッダに誤りが存在する場合である。 従来の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図6中の無線端末装置の詳細構成を示すブロック図である。 図6中の基地局の詳細構成を示すブロック図である。 従来の無線通信システムの通常(誤り見逃しが発生しない場合)動作を説明するタイミング図である。 従来の無線通信システムの誤り見逃しが発生した場合の動作を説明するタイミング図である。 MACフレーム合成およびPDU分割の説明図である。
符号の説明
100 無線端末装置
200 基地局
101、201 アンテナ
102、202 無線部
103、203 データチャネル受信部(第1誤り検出手段)
104、204 MAC合成部(合成手段)
105、205 FCS検査部(第2誤り検出手段)
106、206 IP処理部
107、207 制御チャネル受信部
108、208 制御チャネル送信部
109、209 信号合成部
110、210 データチャネル送信部
111、211 PDU分割部
112、252 TCP処理部
230 ネットワーク
250 端末装置

Claims (7)

  1. 無線端末装置および基地局間の如き無線区間を含む自動再送要求(ARQ)方式を適用する無線通信システムにおいて、
    前記無線区間のデータ単位に関する誤りを検出する第1誤り検出手段と、前記無線区間のデータ単位から上位レイヤのデータ単位を合成する合成手段と、該合成手段で合成された上位レイヤのデータ単位に関する誤りを検出する第2誤り検出手段とを設け、
    前記第1誤り検出手段および前記第2誤り検出手段の誤り検出結果に基づいて、前記無線区間の伝送データに関する再送要求情報を生成することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記無線区間のデータ単位から上位レイヤのデータ単位を合成する合成手段において、データ合成が不可となった場合には、前記合成不可の状態が発生したという情報に基づいて前記無線区間の伝送データに関する再送要求情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 上位レイヤのデータ単位は、Ethernet(登録商標)のMACフレームであることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 無線端末装置とネットワークを介して端末装置に接続された基地局との間に無線区間を含み、前記無線端末装置および前記基地局は、信号変換を行う無線部、データチャネルの送受信を行うデータチャネル送受信部、制御チャネルの送受信を行う制御チャネル送受信部、前記制御チャネル送信部およびデータチャネル送信部の出力信号を合成する信号合成部、IPに従いIPデータグラムの送受信を行うIP処理部、受信PDUを合成してMACフレームを復元するMAC合成部およびPDU分割を行うPDU分割部を含む無線通信システムにおいて、
    前記IP処理部および前記MAC合成部間にFCS検査部を設け、前記MAC合成部のMAC合成結果を前記制御チャネル送信部へ出力することを特徴とする無線通信システム。
  5. 前記FCS検査部は、前記MAC合成部からMACフレームを受信し、前記MAC合成部へFCS結果を出力することを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記FCS検査部は、入力される前記MACフレームをFCSの生成多項式と同じ多項式で割算して前記MACフレームの誤りを検出することを特徴とする請求項4又は5に記載の無線通信システム。
  7. 前記データチャネル受信部のCRC結果および前記MAC合成部のMAC合成結果の両方がOKのときのみACKを、その他の場合にはNACKを出力することを特徴とする請求項4、5又は6に記載の無線通信システム。
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