JP2006183850A - Block for belt and its forming method - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、伝動用のベルトを構成するブロックおよびその成形方法に関し、特に、板状材料をプレス加工して成形されたブロック、および板状材料を打ち抜いてブロックを成形する方法に関するものである。 The present invention relates to a block constituting a transmission belt and a method for forming the block, and more particularly to a block formed by pressing a plate-shaped material and a method for forming a block by punching the plate-shaped material.
一般に、2つの回転部材同士の間で動力の伝達をおこなう場合に用いる伝動装置には、摩擦伝動装置、歯車伝動装置、巻き掛け伝動装置などがあり、2つの回転部材同士の軸間距離が長い場合には、巻き掛け伝動装置が用いられる。このような巻き掛け伝動装置に用いられる伝動Vベルトの一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された伝動ベルトは、2組の無端状の層状バンドと、層状バンドを支持するための支持溝が両端に形成された多数のブロックとから形成されている。該ブロックの両端側にはブロック傾斜面が形成され、V型プーリにはV溝傾斜面が形成されている。一方、ブロックであって、層状バンドと接触する接触面には油溝が形成されている。また、ブロックであって、隣接するブロックと当接する当接面には潤滑油供給溝が形成されているとともに、潤滑油供給溝と油溝とが接続されている。
Generally, a transmission device used when power is transmitted between two rotating members includes a friction transmission device, a gear transmission device, a winding transmission device, and the like, and the distance between the axes of the two rotating members is long. In some cases, a winding transmission is used. An example of a transmission V belt used in such a winding transmission device is described in
そして、伝動Vベルトは1組のプーリに巻き掛けられて動力伝達をおこなう。すなわち、駆動側のV型プーリからブロックに加えられる狭圧力により、ブロック傾斜面とV溝傾斜面との間に摩擦力が生じ、該摩擦力により各ブロック間に作用する圧縮力が保持されて、従動側のV型プーリに動力が伝達される。一方、1組のV型プーリに伝動Vベルトが巻き掛けられた状態では、伝動Vベルトの回転に伴い、層状バンドとブロックとの間に速度差が発生し、これらの2部材間で相対移動が生じるが、潤滑油供給溝を経由して油溝に潤滑油が供給されるため、層状バンドとブロックとの相対移動による摩擦力が低減され、伝動Vベルトの伝達効率を向上させることができるものとされている。なお、無段変速機用のベルトのエレメントおよびエレメントの成形方法が、下記の特許文献2,3に記載されている。この特許文献2,3には、板状素材をプレス加工してエレメントを成形する工程が記載されている。
ところで、上記の特許文献1においては、ブロックの製造方法に関する記述はないが、特許文献1に記載されているブロックを製造する場合に、板状材料からブロックを打ち抜き、その後、ブロックをプレス加工して、そのブロックの当接面に潤滑油供給溝を形成するとすれば、潤滑油供給溝を形成するための加圧力により、材料の一部がブロック傾斜面側に向けて流動し、ブロック傾斜面に変形が生じる恐れがあった。
By the way, in the above-mentioned
この発明は上記の事情を背景としてなされたものであり、ベルト用のブロックに形成する接触面が変形することを抑制することのできるブロックの成形方法を提供することを目的としている。 The present invention has been made against the background described above, and it is an object of the present invention to provide a block molding method capable of suppressing deformation of a contact surface formed on a belt block.
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、複数のプーリに巻き掛けられるベルトを構成し、かつ、前記プーリに接触する接触面を有するベルト用ブロックにおいて、板状材料をプレス加工して凹部を成形した後、その板状材料をプレス加工して成形された接触面を有することを特徴とするものである。
In order to achieve the above object, the invention according to
請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、前記接触面の成形後に、前記凹部が残存していることを特徴とするものである。 According to a second aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect, the concave portion remains after the contact surface is molded.
請求項3の発明は、複数のプーリに巻き掛けられるベルトを構成し、かつ、前記プーリに接触する接触面を備えたブロックを成形するにあたり、板状材料を厚さ方向に加圧して成形処理を施し、かつ、その板状材料を打ち抜いて前記ブロックを成形するベルト用ブロックの成形方法において、前記板状材料のうち前記ブロックとして打ち抜かれることが予定される領域内に、その板状材料の厚さ方向の深さを有する凹部を形成し、その後、前記凹部が形成された板状材料を厚さ方向に加圧して成形処理を施すことを特徴とするものである。
According to the invention of
請求項4の発明は、請求項3の構成に加えて、前記打ち抜き後のブロックに前記凹部を残存させることを特徴とするものである。 According to a fourth aspect of the invention, in addition to the configuration of the third aspect, the concave portion is left in the block after punching.
請求項1の発明によれば、板状材料に凹部を成形した後、ベルト用ブロックの接触面が成形されているため、板状材料を成形する時の加圧力で流動する材料が、凹部の容積を狭めるように流動する。このため、材料が接触面を突出させるように流動することが回避される。したがって、ブロックの接触面が変形すること、つまり、接触面の形状が所期の形状とは異なる形状になることを抑制できる。 According to the first aspect of the present invention, since the contact surface of the belt block is formed after the concave portion is formed in the plate-shaped material, the material that flows by the pressure applied when the plate-shaped material is formed is It flows to reduce the volume. For this reason, it is avoided that a material flows so that a contact surface may protrude. Therefore, it can suppress that the contact surface of a block deform | transforms, ie, the shape of a contact surface becomes a shape different from an expected shape.
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を得られる他に、ベルト用ブロックに凹部が残存するため、多数のブロックを積層してベルトを構成した場合に、ブロックの凹部に潤滑油を保持することができる。
According to the invention of claim 2, in addition to obtaining the same effect as that of the invention of
請求項3の発明によれば、板状材料に厚さ方向の凹部を形成した後、この板状材料を厚さ方向に加圧して成形処理を施す(プレス加工)ため、成形処理時の加圧力で流動する材料が、凹部の容積を狭めるように流動する。このため、材料が接触面を突出させるように流動することが回避される。したがって、ブロックの接触面が変形すること、つまり、接触面の形状が所期の形状とは異なる形状になることを抑制できる。
According to the invention of
請求項4の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を得られる他に、打ち抜き後のブロックに凹部が残存するため、多数のブロックを積層してベルトを構成した場合に、ブロックの凹部に潤滑油を保持することができる。
According to the invention of claim 4, in addition to obtaining the same effect as that of the invention of
つぎに、この発明を図面を参照しながら具体的に説明する。図2は、車両用のベルト式無段変速機1の一例を示す概念図である。無段変速機1は、駆動力源(図示せず)側に連結されたプライマリプーリ2と、車輪(図示せず)側に連結されたセカンダリプーリ3とを有している。プライマリプーリ2は、回転軸4の軸線方向に移動不可能な固定体5と、回転軸4の軸線方向に移動可能な可動体6とを有している。この固定体5には環状の接触面5Aが形成され、可動体6には環状の接触面6Aが形成されている。そして、接触面5Aと接触面6Aとの間に、V字形状のベルト取付溝7が形成されている。一方、セカンダリプーリ3は、回転軸8の軸線方向に移動不可能な固定体9と、回転軸8の軸線方向に移動可能な可動体10とを有している。この固定体9には環状の接触面9Aが形成され、可動体10には環状の接触面10Aが形成されている。そして、接触面9Aと接触面10Aの間に、V字形状のベルト取付溝11が形成されている。そして、図示しないアクチュエータにより、可動体6,10をそれぞれ軸線方向に動作させることにより、ベルト取付溝7,11の幅をそれぞれ調整することができるように構成されている。
Next, the present invention will be specifically described with reference to the drawings. FIG. 2 is a conceptual diagram illustrating an example of a belt type continuously
上記のように構成されたプライマリプーリ2およびセカンダリプーリ3に、動力伝達用無端ベルト(以下、ベルトと略記する)12が巻き掛けられている。このベルト12は、無端状、言い換えれば環状に構成されており、このベルト12の構成を具体的に説明する。ベルト12は、無端状のキャリア13と、キャリア13の円周方向の全域に亘って取り付けた多数のブロック(エレメント)14とを有している。キャリア13は、可撓性の金属材料により構成された帯状のフープ(図示せず)を、内外周に複数積層して構成されている。各ブロック14は金属材料により構成されており、ベルト12の円周方向で隣り合うブロック14同士が接触するように積層されている。各ブロック14を構成する金属材料としては、鉄(Fe)、炭素工具鋼(SK)、合金工具鋼(SKS)などを用いることが可能である。
A power transmission endless belt (hereinafter abbreviated as a belt) 12 is wound around the primary pulley 2 and the
ブロック14の単体の構成を、図3および図4に基づいて説明する。図3はブロック14の正面図、図4はブロック14の側面図である。この図3における左右方向がベルト12の幅方向に相当する。便宜上、図3におけるブロック14の左右方向を、ブロック14の幅方向と呼び、図3におけるブロック14の上下方向を、ブロック14の高さ方向と呼ぶ。また、図4における左右方向が、ブロック14の厚さ方向に相当する。ブロック14は、胴部15および首部16および頭部17を有しているとともに、ブロック14の上下方向において、頭部17と胴部15との間に首部16が配置されて、頭部17と胴部15とが首部16により接続されている。ブロック14の積層方向における両側には第1の接触面18および第2の接触面19が形成されている。第1の接触面18と第2の接触面19は、ブロック14同士の積層方向、言い換えれば厚さ方向における表裏を構成する面であり、第1の接触面18と第2の接触面19とが平行になっている。また、第1の接触面18および第2の接触面19は、共に、胴部15および首部16および頭部17に亘って形成されている。
A single configuration of the
前記頭部17であって第1の接触面18には、ブロック14の厚さ方向、つまり、図4で左右方向の突出量を有するディンプル(凸部)20が形成されている。図3に示すように、ブロック14を正面から見た場合におけるディンプル20の形状は略円形となっている。これに対して、頭部17であって第2の接触面19には、ブロック14の厚さ方向、つまり、図4の左右方向の深さを有するホール(凹部)21が形成されている。ブロック14を背面から見た場合におけるホール21の形状は略円形となっている。なお、ホール21の内径はディンプル20の外径よりも大きく設定されている。また、ベルト12の幅方向において、頭部17の幅は胴部15の幅よりも狭く、かつ、首部16の幅よりも広く設定されている。このような胴部15の幅、および首部16の幅、および頭部17の幅の対応関係により、ベルト12の幅方向において、首部16の両側、言い換えれば、ブロック14の高さ方向において、胴部15と頭部17との間に、2つのキャリア収容部22が形成されている。この2つのキャリア収容部22に前記キャリア13がそれぞれ配置されている。
A dimple (projection) 20 having a protruding amount in the thickness direction of the
一方、前記胴部15には、第1の接触面18に連続する傾斜面23が形成されている。また、胴部15であって、傾斜面23の下方には段部80を隔てて平坦面81が形成されている。図4に示すように、ブロック14の厚さは、ブロック14の下方であるほど、つまり、傾斜面23が段部80に近づくことに伴い、厚さが減少するように、傾斜面23の向きが設定されている。そして、第1の接触面18と傾斜面23との境界部分に、ベルト12の幅方向に沿って略直線状に延ばされたロッキングエッジ24が形成されている。また、ブロック14の下端側には、上側に向けて突出するように湾曲した湾曲面25が形成されている。具体的には、ブロック14の幅方向の2箇所に湾曲面25が形成されている。そして、ブロック14における幅方向の両端には、接触面26が形成されている。接触面26は、図3でブロック14の下側に向かうことにともない、ブロック14の幅が狭められる方向に傾斜している。さらに、ブロック14であって、前記傾斜面23には溝27が形成されている。この溝27は、ブロック14の厚さ方向の深さを有している。また、ブロック14の幅方向において、湾曲面25の略中央に対応する箇所から上方に延ばした線分(図示せず)と、この線分に近い方の接触面26との間に溝27が配置されている。
On the other hand, the
上記のように構成された多数のブロック14をキャリア13の円周方向に積層して、隣り合うブロック14同士の間で、ディンプル20をホール21内に進入させ、ベルト12が構成される。このベルト12がプライマリプーリ2およびセカンダリプーリ3に巻き掛けられた場合は、ブロック14の接触面26が、プライマリプーリ2の接触面5A,6Aに接触するとともに、セカンダリプーリ3の接触面9A,10Aに接触する。
A large number of
上記のように、ベルト12がプーリ2,3に巻き掛けられた状態において、駆動力源のトルクが回転軸4に伝達されるとともに、プライマリプーリ2のベルト取付溝7の幅を制御することにより、プライマリプーリ2に対するベルト12の巻き掛け半径と、セカンダリプーリ3に対するベルト12の巻き掛け半径との比が変化し、プライマリプーリ2の回転速度とセカンダリプーリ3の回転速度との比、すなわち変速比が制御される。さらに、セカンダリプーリ3のベルト取付溝11の幅を制御することにより、ベルト12に対するプライマリプーリ2およびセカンダリプーリ3の挟圧力が調整され、ベルト12の伝達トルクが制御される。
As described above, when the
このベルト12に加えられる挟圧力、より具体的には各ブロック14に加えられる挟圧力に応じて、各プーリの接触面5A,6A,9A,10Aと、ブロック14の接触面26との間で生じる摩擦力が変化する。そして、プライマリプーリ2から各ブロック14に伝達される動力に応じて、ベルト12の円周方向に各ブロック14同士を圧縮する荷重が発生するとともに、その圧縮荷重が各ブロック14を経由してセカンダリプーリ3に伝達されて、セカンダリプーリ3が回転する。このようにして、プライマリプーリ2のトルクがベルト12を経由してセカンダリプーリ3に伝達され、セカンダリプーリ3のトルクが車輪に伝達されて、駆動力が発生する。
Depending on the clamping pressure applied to the
ところで、ベルト12による動力伝達時において、ベルト12が各プーリに巻き掛かっていない領域においては、隣り合うブロック14同士で、第1の接触面18と第2の接触面21とが接触(密着)した状態で、各ブロック14が積層方向に略直線状に移動(平行移動)する。この場合、ブロック14の厚さ方向における中心線(図示せず)同士は平行である。これに対して、ベルト12がプーリに巻き掛かる領域では、各ブロック14は略円弧状の軌跡で移動する。この場合、移動方向の前方に位置するブロック14の第2の接触面19と、移動方向の後方に位置するブロック14のロッキングエッジ24とが接触した状態となる。この場合、ブロック14の厚さ方向における中心線同士が交差する。ここで、ロッキングエッジ24を支点としてブロック14同士が相対回転する動作中、または、ブロック14同士が相対回転した位置で停止する場合に、ロッキングエッジ24および第2の接触面19以外の箇所でブロック14同士が接触することを防止するために、傾斜面23が設けられている。なお、隣り合うブロック14のディンプル20がホール21内に位置するため、第1の接触面18および第2の接触面19と平行な方向にブロック14同士が相対移動することを、常時規制できる。
By the way, at the time of power transmission by the
つぎに、上記のようなベルト12に用いられるブロック14の製造方法を、図1(A),(B)および図5に基づいて説明する。このブロック14を製造する場合は、図5に示す金属製の板状材料(素材)50が用いられる。板状材料50は長尺状(帯状)であり、その板状材料50は、その幅方向に薄肉部51と厚肉部52とが段部50Aを境として区分されている。この板状材料50は、第1の成形工程で製造されたものである。なお、図5においては、板状材料50における切断予想線が二点鎖線で示されており、二点鎖線で取り囲まれた領域14Aを、後述の第2の成形工程によって打ち抜くことにより、ブロック14が製造される。
Next, a method for manufacturing the
上記の板状材料50をプレス加工してブロック14を製造する加工装置(プレス機または金型または成型機)53の構成を、図1に基づいて説明する。この加工装置53は、板押え(第1の成形型)54とダイス(第2の成形型)55とを有している。この図1において、板押え54とダイス55とが上下方向に相対移動可能に構成されている。また、板押え54には、第1の押え面56および第2の押え面57が形成されている。第1の押え面56および第2の押え面57は共に平坦に構成されており、図1の上下方向において、第1の押え面56の方が第2の押え面57よりも上方に位置している。一方、板押え54の下方にダイス55が設けられており、ダイス55には平坦な支持面58が形成されている。また、板押え54には空間B1が形成されており、空間B1にはイジェクタ(パンチ(第3の成形型))59が配置されている。このイジェクタ59は、図1において上下方向に移動可能である。このイジェクタ59の平面形状は、ブロック14の平面形状と同じに構成されている。
The configuration of a processing apparatus (press machine or mold or molding machine) 53 for manufacturing the
そして、イジェクタ59であって図1における下面側には、成形面60が形成されている。この成形面60は、ブロック14の第1の接触面18に対応する平面形状を備えた第1の成形面61と、第1の成形面61の領域内に配置された凹部62と、ブロック14の傾斜面23に対応する傾斜面63と、第1の成形面61よりも下方に位置する第2の成形面70とを有している。また、イジェクタ59の傾斜面63に相当する領域には、イジェクタ59と上下方向に相対移動可能な加圧パンチ64が設けられている。この加圧パンチ64は、傾斜面63の幅方向において、ブロック14の傾斜面26に対応する位置に配置されている。加圧パンチ64の平面断面形状は、溝27の正面形状と同じに構成されている。
A
一方、ダイス55には空間C1が形成されており、空間C1には上下方向に移動可能な逆押え(第4の成形型)65が設けられている。逆押え65の平面形状は、ブロック14の平面形状と同じに構成されている。また、逆押え65の上面には、成形面66が形成されており、成形面66は、平坦面67と、平坦面67から上向きに突出された突出部68とを有している。突出部68は凹部62に対応する位置に配置されている。
On the other hand, a space C1 is formed in the
つぎに、板状材料50からブロック14を打ち抜く工程(第2の成形工程)を説明する。まず、板状材料50を板押え54とダイス55との間に配置し、板状材料50の一方の面をダイス55の支持面58に接触させ、板押え54の第1の押え面56とダイス55とにより厚肉部52を挟み、第2の押え面57とダイス55とにより薄肉部51を挟む。ついで、加圧パンチ64を下降させて板状材料52の厚肉部52の表面に食い込ませ、図1(A)に示すように、板状材料52に凹部27Aを形成する。ついで、加圧パンチ64を上昇させる。
Next, a process of punching out the
その後、図1(B)のように逆押え65に上向きの荷重を加えるとともに、イジェクタ59に下向きの荷重を加える。ここで、イジェクタ59に加えられる荷重の方が、逆押え65に加えられる荷重よりも高い。すると、板材量50であって、突出部68に相当する部位が、イジェクタ59の凹部62に向けて膨出して、ディンプル20およびホール21が成形されるとともに、イジェクタ59の傾斜面63と、逆押え65の平坦面67とにより、板状材料50の厚肉部52が挟み付けられて、板状材料50に傾斜面23およびロッキングエッジ24が成形される。このような成形加工処理と並行して、イジェクタ59および逆押え65が、板押え54およびダイス55に対して下降することにより、板状素材50における切断予想線にせん断荷重が加えられて、板状材料50からブロック14が打ち抜かれる。なお、イジェクタ59を下降・上昇させる工程を1回おこなうことにより、板状材料50の長手方向で複数のブロック14を製造可能である。
Thereafter, as shown in FIG. 1B, an upward load is applied to the
このように、板状材料50をプレス加工してブロック14を打ち抜くこと、つまり、外形抜き(ブランキング)加工をおこなう過程において、まず、板状材料50に厚さ方向の凹部27Aを形成した後、この板状材料50をプレス加工して、傾斜面23およびロッキングエッジ24を成形する工程と、ブロック14を打ち抜く工程とを、並行して、つまり、ほぼ同時におこなう。したがって、傾斜面23を成形する際の加圧力で流動する材料が、凹部27Aの容積を狭めるように流動するため、打ち抜かれるブロック14の接触面26を突出させるように材料が流動することが回避される。このように、製品としてのブロック14の接触面26が変形すること、つまり、接触面26の形状が所期の形状とは異なる形状になることを抑制できる。したがって、接触面26の平面度の低下を抑制できる。
In this way, in the process of pressing the plate-
このように、加工精度の高い接触面27を有するブロック14を積層してベルト12を構成した場合、ブロック14の接触面27の全体が、各プーリの接触面5A,6A,9A,10Aに対して均一に面接触することになり、接触面26の全体における接触面圧、特に、図3で上下方向における接触面圧を均一化することができる。したがって、接触面27の摩耗や剥離を抑制できるとともに、外乱によるブロック14の姿勢の変化を抑制することができる。また、凹部27Aは、打ち抜き後のブロック14に溝27として残存するため、ベルト式無段変速機1の周辺に潤滑油を供給した場合に、その潤滑油を溝27で保持することができ、潤滑性の低下を抑制できる。
In this way, when the
なお、溝27に代えて、正面形状が略円形の窪み(図示せず)を形成してもよい。この場合、板状材料に略円形の凹部(図示せず)を形成し、その後、凹部の形成された板状材料を厚さ方向に加圧して傾斜面を形成し、かつ、ブロックを板状材料から打ち抜くこととなる。このように、略円形の凹部を形成し、ブロックに略円形の窪みを残存させるプレス加工をおこなった場合も、上記と同様の効果を得られる。
Instead of the
つぎに、図2のベルト12に用いられるブロックの他の構成例を、図6および図7に基づいて説明する。図6は、ブロック100の正面図、図7はブロック100の側面図である。ブロック100は金属材料により構成されており、ブロック100は、頭部101および首部102および胴部103を有している。頭部101と胴部103が首部102より接続されている。ブロック100における幅方向の両端に首部102がそれぞれ設けられており、各首部102に頭部103がそれぞれ別個に接続されている。そして、首部102同士の間にキャリア収容部104が設けられている。このキャリア収容部104に、無端状のキャリア105が配置される。このキャリア105の円周方向に多数のブロック100が積層して取り付けられている。
Next, another configuration example of the block used for the
また、ブロック100の幅方向における表裏を構成する第1の接触面106および第2の接触面107が形成されており、第1の接触面106は、頭部101および首部102に亘って形成されている。また、第2の接触面107は、頭部101および首部102および胴部103に亘って形成されている。首部102であって、第1の接触面106に相当する箇所には、ブロック100の厚さ方向に突出するディンプル(凸部)108が形成されている。また、第2の接触面107には、ブロック100の厚さ方向の深さを有するホール(凹部)109が形成されている。さらに、胴部103であって、第1の接触面106の下側には傾斜面110が接続されている。第1の接触面106と傾斜面110との境界部分に、ブロック100の幅方向に延ばされた略直線状のロッキングエッジ111が形成されている。
Further, a
また、ブロック100の下側であるほど厚さが減少する方向に、傾斜面110の向きが設定されている。さらに、ブロック100の下端には、上側に向けて突出するように湾曲された湾曲面112が設けられている。湾曲部112は、ブロック100の幅方向で2箇所に設けられている。また、傾斜面110には、正面形状が略長方形に構成された溝113が形成されている。ブロック100の幅方向で、湾曲部112の略中央から上方に延ばした線分(図示せず)と、ブロック100の幅方向の両端に形成された接触面114との間に、溝113が配置されている。このように構成されたブロック100をキャリア105の円周方向に積層すると、隣り合うブロック100同士で、第1の接触面106と第2の接触面107とが接触する。また、ブロック100を有するベルト12が、プライマリプーリ2およびセカンダリプーリ3に巻き掛けられると、各プーリの接触面5A,6Aおよび接触面9A,10Aに接触する。
In addition, the direction of the
そして、各プーリの接触面5A,6A,9A,10Aと、ブロック100の接触面114との間で摩擦力が生じる。さらに、プライマリプーリ2から各ブロック100に伝達される動力に応じて、ベルト12の円周方向に各ブロック100同士を圧縮する荷重が発生するとともに、その圧縮荷重が各ブロック100を経由してセカンダリプーリ3に伝達されて、セカンダリプーリ3が回転する。
A frictional force is generated between the contact surfaces 5A, 6A, 9A, and 10A of each pulley and the
ところで、ベルト12がプーリに巻き掛かる領域では、各ブロック100は略円弧状の軌跡で移動する。ここで、前述と同様の原理でロッキングエッジ111を支点としてブロック100同士が相対回転する動作中、または、ブロック100同士が相対回転した位置で停止する場合に、ロッキングエッジ111および第2の接触面107以外の箇所でブロック100同士が接触することを防止するために、傾斜面110が設けられている。なお、隣り合うブロック100のディンプル108がホール109内に位置するため、第1の接触面106および第2の接触面107と平行な方向に、ブロック100が相対移動することを、常時規制できる。
By the way, in the region where the
この図6および図7に示されたブロック100も、前述と同様に板状材料をプレス加工で打ち抜くことにより製造される。この製造過程において、板状材料を加圧パンチで加圧して溝113に相当する凹部を成形した後、板状材料を厚さ方向に加圧して傾斜面110およびロッキングエッジ11を成形する工程と、ブロック100を板状材料から打ち抜く工程とを、ほぼ同時に並行しておこなうことにより、傾斜面110およびロッキングエッジ111の成形過程で流動する材料が、凹部の容積を狭めるように流動する。その結果、ブロック100に形成される接触面114の平面度を維持することができ、前述と同様の効果を得られる。また、製造後のブロック100に溝113が残るため、ベルト12の製品状態で、溝113に潤滑油を保持することができ、前述と同様の効果を得られる。
The
図3および図4に示されたブロック14を製造する場合、また、図6および図7に示されたブロック100を製造する場合において、傾斜面23,110の形成前に加工される凹部の位置について説明する。ブロック100の正面図において、溝113の一部と傾斜面110の一部とが干渉するように、凹部が形成されることが望ましい。特に、ブロックの幅方向で、湾曲面25,112の略中央から上方に延ばした線分と、接触面26,114との間に凹部が形成されることが望ましい。その理由は、傾斜面23,110を成形する場合の加圧力で材料が流動する場合に、湾曲面25,112の形状から考えて、ブロックの幅方向における中央側へ向かうことは流動抵抗が高まるため流動しにくく、流動抵抗は低くなると考えられる傾斜面23,110側に流動すると考えられるからである。このように、材料が流動する経路に凹部が形成されていることにより、流動する材料を凹部に逃げ込ませることで、傾斜面23,110の変形を有効に抑制できる。なお、ブロックのプレス成形工程で成形される凹部の形状および数は特に問われない。なお、加工装置を構成する第1の成形型ないし第4の成形型は、上下方向(鉛直方向)に相対移動することにより、ブロックをプレス加工する構成、または水平方向に相対移動することにより、ブロックをプレス加工する構成のいずれでもよい。
In the case where the
ここで、実施例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、プライマリプーリ2およびセカンダリプーリ3が、この発明の「複数のプーリ」に相当し、接触面26,114が、この発明の「接触面」に相当し、板状材料50に傾斜面23または傾斜面110を形成する処理、ロッキングエッジ24またはロッキングエッジ111を形成する処理、接触面26または接触面114を成形する処理が、この発明の「成形処理」に相当する。つまり、この発明においては、成形処理の概念に、板状材料を加圧してブロックの表面形状を所期の形状とすること、および板状材料をせん断加工して、ブロックの外周形状(輪郭)を所期の形状とすることが含まれる。つまり、成形処理には、面の成形、角の成形、窪み(凹部)の成形などが含まれる。また、領域14Aが、この発明の「打ち抜きが予定される領域」に相当し、長方形の凹部27Aおよび略円形の凹部(図示せず)が、この発明の「凹部」に相当し、溝27,113および略円形の窪み(図示せず)が、この発明の「打ち抜き後のブロックに残存された凹部」に相当する。
Here, the correspondence between the configuration described in the embodiment and the configuration of the present invention will be described. The primary pulley 2 and the
ここで、この実施例に開示されたこの発明の特徴的な構成を記載すれば、以下のとおりである。すなわち、複数のプーリに巻き掛けられる無端状のベルトを構成するように円周方向に積層され、かつ、前記プーリに接触する接触面を備えたブロックを成形するにあたり、板状材料を厚さ方向に加圧して、積層されるブロック同士が接触する場合の支点となるロッキングエッジを形成し、かつ、その板状材料を打ち抜いて前記ブロックを成形するベルト用ブロックの成形方法において、前記板状材料のうち前記ブロックとして打ち抜かれることが予定される領域内に、その板状材料の厚さ方向の深さを有する凹部を形成し、その後、前記凹部が形成された板状材料を厚さ方向に加圧して、前記ロッキングエッジを形成することを特徴とするベルト用ブロックの成形方法である。なお、この実施例においては、第1の工程で段部50Aを有する板状材料50を製造する場合に、段部50Aの成形と同時に凹部27を成形してもよい。つまり、凹部27を成形した後に、傾斜面23,110の成形、ロッキングエッジ24,111の成形、ブロック14,100の打ち抜きをおこなう構成であればよい。
Here, the characteristic configuration of the present invention disclosed in this embodiment will be described as follows. That is, in forming a block having a contact surface that is circumferentially stacked to form an endless belt wound around a plurality of pulleys and that comes into contact with the pulleys, the plate-like material is formed in the thickness direction. In the forming method of the belt block for forming the block by forming a rocking edge serving as a fulcrum when the stacked blocks are pressed against each other and forming the block by punching the plate-like material, the plate-like material A recess having a depth in the thickness direction of the plate-like material is formed in a region where the block is to be punched, and then the plate-like material in which the recess is formed is formed in the thickness direction. A method for forming a block for a belt, wherein the rocking edge is formed by applying pressure. In this embodiment, when the plate-
2…プライマリプーリ、 3…セカンダリプーリ、 12…ベルト、 14,100…ブロック、 14A…領域、 26,114…接触面、 27,113…溝、 27A…凹部、 50…板状材料。 2 ... primary pulley, 3 ... secondary pulley, 12 ... belt, 14,100 ... block, 14A ... area, 26, 114 ... contact surface, 27, 113 ... groove, 27A ... recess, 50 ... plate-like material.
Claims (4)
板状材料をプレス加工して凹部を成形した後、その板状材料をプレス加工して成形された接触面を有することを特徴とするベルト用ブロック。 A belt block comprising a belt wound around a plurality of pulleys and having a contact surface in contact with the pulleys,
A belt block having a contact surface formed by pressing a plate material to form a recess and then pressing the plate material.
前記板状材料のうち前記ブロックとして打ち抜かれることが予定される領域内に、その板状材料の厚さ方向の深さを有する凹部を形成し、その後、前記凹部が形成された板状材料を厚さ方向に加圧して成形処理を施すことを特徴とするベルト用ブロックの成形方法。 When forming a belt that is wound around a plurality of pulleys and that has a contact surface that contacts the pulleys, a plate material is pressed in the thickness direction to perform a forming process, and the plate In a method for forming a block for a belt, in which the block is formed by punching a material,
A concave portion having a depth in the thickness direction of the plate-shaped material is formed in a region of the plate-shaped material that is planned to be punched as the block, and then the plate-shaped material on which the concave portion is formed is formed. A method for forming a block for a belt, wherein the forming process is performed by pressing in the thickness direction.
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