JP2006180111A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な明るさで滑らかな動画像を撮像することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像素子34の各フォトダイオードPD1、PD2に蓄積された信号電荷を一行おきに読み出し、読み出した信号電荷に基づいて所定のフレームレートの動画像を撮像するデジタルカメラであって、各フォトダイオードPD1、PD2に蓄積された不要電荷をオーバーフロードレインに掃き出すオーバーフロードレインゲートG1、G2を一行おきに設ける。これにより、各フレームを構成する行ごとに電荷蓄積時間を制御でき、各フレームごとに露光時間を制御できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は撮像装置に係り、特に電子シャッタで露光量を制御して動画像を撮像する撮像装置に関する。
デジタルカメラは、静止画像を撮像するだけでなく、狙った構図を決めるため、モニタに動画像を出力することが要求され、また、動画そのものを記録する機能を備えているものも存在する。
ところで、コンパクトタイプのデジタルカメラなどでは、省スペース、コンパクト化などの要請から絞り機構が簡略化されているものが多く、使用可能な絞り値が2段(たとえば、F2.8とF8)等少ない場合が多い。そして、このように使用可能な絞り値が限定されているデジタルカメラで動画撮像を行おうとした場合、露出制御は専ら電子シャッタで行わなければならない。
しかし、暗い撮像環境の中、高いフレームレートで動画像を撮像しようとした場合、電子シャッタのみで露出制御を行うと、十分な露光量を得ることができず、ノイズの多いくらい画像が撮像されるという問題がある。
このため、特許文献1では、撮像環境が暗い場合、フレームレートを下げて撮像することにより、十分な露光量を得る方法が提案されている。また、特許文献2では、複数の撮像素子を用い、各撮像素子の露光動作のタイミングの順次ずらすことにより、連続画像を撮像する方法が提案されている。
特開平7−298112号公報 特開2002−190978号公報
しかしながら、特許文献1のように、フレームレートを下げて撮像すると、得られる動画像が間延びした画像となり、見づらくなるという欠点がある。
また、特許文献2のように、複数の撮像素子を用いる構成では、装置全体が大型化するという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、十分な明るさで滑らかな動画像を撮像することができる撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、フレームごとに読み出す行を順次変更して撮像素子の各フォトダイオードに蓄積された信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷に基づいて所定のフレームレートの動画像を撮像する撮像装置において、各フォトダイオードに蓄積された不要電荷を各フレームを構成する行ごとにオーバーフロードレインに掃き出す電荷掃き出し手段と、前記電荷掃き出し手段を制御して、各フレームを構成する行ごとに電荷蓄積時間を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明によれば、各フレームを構成する行ごとに電荷蓄積時間を制御できる。この結果、各フレームごとに露光時間を制御することができる。これにより、十分な露光時間を確保しつつ、フレームレートを上げることができ、十分な明るさで滑らかな動画像を撮像することができる。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、各行ごとにフォトダイオードから読み出した信号電荷の間に存在するの余剰電荷量を検出する余剰電荷量検出手段と、前記余剰電荷量検出手段で検出された余剰電荷量に基づいて信号電荷のスミア補正を行うスミア補正手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供する。
本発明によれば、各行ごとにフォトダイオードから読み出した信号電荷の間に存在するの余剰電荷量を検出し、スミア補正を行う。
本発明に係る撮像装置によれば、十分な明るさで滑らかな動画像を撮像することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明が適用されたデジタルカメラの一実施形態を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラは、CPU10、操作部12、ROM16、EEPROM18、メモリ(SDRAM)20、VRAM22、光学ユニット26、フォーカスモータドライバ28、ズームモータドライバ30、アイリスモータドライバ32、撮像素子34、CCDドライバ36、アナログ処理回路38、A/D変換器40、画像入力コントローラ42、画像信号処理回路44、圧縮・伸張処理回路46、メディアコントローラ48、記憶メディア50、LCDエンコーダ52、液晶モニタ54、AE/AWB検出回路56、AF検出回路58等で構成されている。
CPU10は、デジタルカメラの全体の動作を制御する制御部として機能するとともに、各種の演算処理を行う演算手段として機能し、操作部12からの入力に基づき所定の制御プログラムに従って各回路を制御する。
操作部12は、カメラボディに配された電源ボタン、シャッタボタン、ズームボタン、モードボタン等の各種操作ボタンで構成され、各操作ボタンの操作に応じた信号をCPU10に出力する。
バス14を介して接続されたROM16には、CPU10が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、EEPROM18には、ユーザ設定情報等のデジタルカメラ10の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
メモリ(SDRAM)20は、CPU10の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM22は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
光学ユニット26は、撮影レンズ60と絞り62とで構成されている。
撮影レンズ60は、図示しないフォーカスモータに駆動されて光軸に沿って前後移動するフォーカスレンズ60Fと、図示しないズームモータに駆動されて光軸に沿って前後移動するズームレンズ60Zとを備えている。CPU10は、フォーカスモータドライバ28を介してフォーカスモータの駆動を制御することにより、撮影レンズ60のフォーカスを制御し、ズームモータドライバ30を介してズームモータの駆動を制御することにより、撮影レンズ60のズームを制御する。
絞り62は、図示しないアイリスモータに駆動されることにより、大きい開口量の大絞りと、小さい開口量の小絞りとに切り替えられる。CPU10は、アイリスモータドライバ32を介してアイリスモータの駆動を制御することにより、絞り62の絞り値を制御する。
撮像素子34は、カラーCCDで構成されており、その受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配列されている。光学ユニット26を介して撮像素子34の受光面に入射した光は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
この撮像素子34には、各フォトダイオードに蓄積された信号電荷をオーバーフロードレイン(OFD)に掃き出すOFDゲートが備えられており、このOFDゲートに印加する電荷掃き出しパルスの印加タイミングをコントロールすることにより、撮像素子34は電子シャッタ動作を行うことができるようになっている。
そして、本実施の形態の撮像素子34では、このOFDゲートが一行単位で設けられており、各フォトダイオードに蓄積する信号電荷の電荷蓄積時間を一行単位で制御できるようにされている。
ここで、このOFDゲートが設けられる行の単位は、動画撮影時に読み出す行に対応しており、たとえば、動画撮影時に一行おきに交互に信号電荷を読み出して、所定のフレームレートの動画像を生成する場合には、一行おきにOFDゲートが設けられる。
この場合、たとえば、図2に示すように、二次元的に配列された各フォトダイオードPDに対して1行おきに不要電荷をOFDに掃き出すためのOFDゲートG1、G2を接続するとともに、そのOFDゲートG1、G2に電荷掃き出しパルスφOFD1、φOFD2を印加するための配線を接続する。これにより、一行毎に独立して電子シャッタ動作を行うことができるようになる。すなわち、OFDゲートG1に電荷掃き出しパルスφOFD1を印加すると、奇数行のフォトダイオードPDに蓄積された信号電荷がOFDに掃き出され、OFDゲートG2に電荷掃き出しパルスφOFD2を印加すると、偶数行のフォトダイオードPDに蓄積された信号電荷がOFDに掃き出される。これにより、奇数行と偶数行のフォトダイオードに対して独立して電子シャッタ動作を行うことができるようになる。すなわち、露光時間を独立して設定することができる。
なお、このように各フォトダイオードに蓄積された信号電荷を行単位で独立してOFDに掃き出すことから、本実施の形態の撮像素子には、横型オーバーフロードレイン構造により電荷掃き出し手段を構成することが好ましい。
また、本実施の形態の撮像素子34は、カラーCCDであるところ、各フォトダイオードには、カラーフィルタが付されるが、本実施の形態では、このカラーフィルタに赤(R)、緑(G)、青(B)の三色のカラーフィルタを用いた原色カラーフィルタを用いるものとし、そのRGB三色のカラーフィルタをGストライプ方式(RB点順次)で配列するものとする。
CCDドライバ36は、CPU10からの指令に従い撮像素子34を駆動するための駆動パルス等を出力する。また、CPU10からの指令に従い各OFDゲートG1、G2に対して個別に電荷掃き出しパルスφOFD1、φOFD2を出力する。撮像素子34は、このCCDドライバ36から加えられる駆動パルスに従って各フォトダイオードに蓄積された信号電荷を電圧信号(画像信号)として出力する。また、このCCDドライバ36から加えられる電荷掃き出しパルスφOFD1、φOFD2に従って各フォトダイオードに蓄積された不要電荷を行単位でOFDに掃き出し、電子シャッタ動作を行う。
アナログ処理回路38は、撮像素子34から順次出力される画像信号を相関二重サンプリング処理するとともに、増幅し、A/D変換器40は、アナログ処理回路38から出力されたR、G、Bのアナログの画像信号をそれぞれ12ビットのデジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ42は、所定容量のラインバッファを内蔵し、A/D変換器40から出力された1画像分の画像信号を蓄積して、メモリ20に格納する。
画像信号処理回路44は、同時化回路、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、CPU10からの指令に従って入力されたデジタル画像信号に所要の信号処理を施して、輝度データ(Y)と色差データ(Cr、Cb)とからなるYC画像データを生成する。
圧縮・伸張処理回路46は、CPU10からの指令に従い、入力されたYC画像データに圧縮処理を施し、所定フォーマットの圧縮画像データを生成する。また、入力された圧縮画像データに伸張処理を施し、非圧縮のYC画像データを生成する。
メディアコントローラ48は、CPU10からの指令に従い、メディアスロットに装填された記憶メディア50に対してデータの読み出し及び書き込みを制御する。
LCDエンコーダ52は、CPU10からの指令に従い、画像データが示す画像を液晶モニタ54に表示するための信号を生成して、液晶モニタ54に出力する。
AE/AWB検出回路56は、CPU10からの指令に従って、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出する。たとえば、AE制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割した各エリアごとにR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。CPU10は、このAE/AWB検出回路56から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出して、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出し、算出した撮影EV値と所定のプログラム線図から絞り値とシャッタスピード(電荷蓄積時間)を決定する。また、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割した各エリアごとにR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。CPU10は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から各分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。
AF検出回路58は、CPU10からの指令に従って、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出する。本実施の形態のデジタルカメラ10では、画像のコントラストによりAF制御を行うものとし、AF検出回路58は、入力された画像信号から画像の鮮鋭度を示す焦点評価値を算出する。CPU10は、このAF検出回路58で算出される焦点評価値が極大となるように、フォーカスモータドライバ28の駆動を制御し、フォーカスレンズ60Fの移動を制御する。
次に、前記のごとく構成された本実施の形態のデジタルカメラ10の撮影時の動作について説明する。
カメラボディに設けられたシャッタボタンを半押しすると、操作部12からCPU10にS1ON信号が入力される。CPU10は、このS1ON信号に応動してAE、AF、AWBの処理を実行する。
まず、S1ON信号に応動して撮像素子34から出力された画像信号が、アナログ処理回路38、A/D変換器40を介して画像入力コントローラ42に取り込まれ、メモリ20に格納される。メモリ20に格納された画像信号は、AE/AWB検出回路56並びにAF検出回路58に加えられる。
AE/AWB検出回路56は、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出し、CPU10に出力する。CPU10は、このAE/AWB検出回路56からの出力に基づき、絞り値、シャッタスピード(電荷蓄積時間)、ホワイトバランス補正値を決定する。
また、AF検出回路58は、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出し、CPU10に出力する。CPU10は、このAF検出回路58からの出力に基づきフォーカスモータドライバ28の駆動を制御し、撮影レンズ60のピントを主要被写体に合わせる。
この後、シャッタボタンが全押しされると、操作部12からCPU10にS2ON信号が入力される。CPU10は、このS2ON信号に応動して画像データの記録処理を実行する。
まず、上記のAE処理で求めた絞り値、シャッタスピード(電荷蓄積時間)で撮像素子34を露光し、記録用の画像信号の取り込みを行う。すなわち、設定された絞り値となるように、アイリスモータドライバ32を介して絞り62を制御するとともに、設定されたシャッタスピード(電荷蓄積時間)となるように、CCDドライバ36を介して電子シャッタを作動させる。
この際、CPU10は、全フォトダイオードに対して同じ電荷蓄積時間となるように、CCDドライバ36を制御する。すなわち、OFDゲートG1、G2に対して同じタイミングで電荷掃き出しパルスφOFD1、φOFD2を印加する。
なお、読み出しは二回に分けて行い、まず、奇数行の信号電荷が読み出され、その後、偶数行の信号電荷が読み出される(いわゆる、フレーム読み出し)。
撮像素子34から出力された画像信号は、アナログ処理回路38、A/D変換器40を介して画像入力コントローラ42に取り込まれ、メモリ20に格納される。メモリ20に格納された画像信号は、CPU10の制御の下、画像信号処理回路44に加えられ、輝度データと色差データとからなるYC画像データに変換されて、メモリ20に格納される。この後、メモリ20に格納されたYC画像データは、圧縮・伸張処理回路46に加えられ、所定の圧縮フォーマット(ここでは、JPEG)に従って圧縮されたのち、メモリ20に格納される。
CPU10は、メモリ20に格納された圧縮画像データに対して所定フォーマット(たとえば、Exif)の画像ファイルを生成し、生成された画像ファイルをメディアコントローラ48を介して記憶メディア50に記録する。
ところで、本実施の形態のデジタルカメラでは、撮影前に液晶モニタ54にスルー画像を表示させることができ、撮影者は、この液晶モニタ54に表示されたスルー画像を見ることにより、構図やピント状態を確認することができる。
ここで、撮像素子34によって撮像される画像の液晶モニタ54への表示は、次のように行われる。
1回の撮像によって撮像素子34から出力された1画面分(フレーム分)の画像信号は、アナログ処理回路38、A/D変換器40を介して画像入力コントローラ42に取り込まれ、メモリ20に格納される。メモリ20に格納された1画面分の画像信号は、画像信号処理回路44に加えられ、YC画像データに変換されたのち、メモリ20に格納される。そして、メモリ20からVRAM22に転送され、VRAM22からLCDエンコーダ52を介して液晶モニタ54に出力される。これにより、1画面分の画像が液晶モニタ54に表示される。
スルー画像として表示する場合には、一定の間隔で連続的に画像を撮像し、撮像素子34から連続的に出力される画像信号を順次処理して、YC画像データを生成する。そして、連続的に生成されるYC画像データによってVRAM22内のYC画像データを順次書き換えながら、LCDエンコーダ52を介して液晶モニタ54に出力する。これにより、撮像素子34によって連続的に撮像された動画像が液晶モニタ54に表示される。
さて、このように液晶モニタ54にスルー画像を表示する場合は、撮像素子34で連続的に画像を撮像することとなるが、本実施の形態のデジタルカメラでは、次のように、スルー画像の撮像が行われる。
すなわち、スルー画像は、フレームごとに読み出す行を順次変更して撮像素子34の各フォトダイオードに蓄積された信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷に基づいて生成する。たとえば、第1フレームは、奇数行のフォトダイオードから信号電荷を読み出して生成し、第2フレームは、偶数行のフォトダイオードから信号電荷を読み出して生成する。第3フレームは、再度奇数行のフォトダイオードから信号電荷を読み出して生成し、第4フレームは、偶数行のフォトダイオードから信号電荷を読み出して生成する。このように、フレームごとに読み出す行を順次切り替えて、信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷に基づいて各フレームの画像を生成する。
この際、本実施の形態のデジタルカメラでは、スルー画像の1フレームを構成する行ごとに電荷蓄積時間を制御して、各行ごとに露出を制御する。すなわち、奇数行と偶数行で別々に電荷蓄積時間を制御して、奇数行と偶数行で別々に露出を制御する。
図3は、フレームレート30(fps)でスルー画像を撮像する場合の撮像素子の駆動と信号電荷の読み出しのタイミングを示すタイミングチャートである。
同図に示すように、信号電荷は1/30秒単位で奇数行の信号電荷と偶数行の信号電荷が交互に読み出される。すなわち、最初に奇数行のフォトダイオードに蓄積された信号電荷が読み出され、その1/30秒後に偶数行のフォトダイオードに蓄積された信号電荷が読み出される。そして、更にその1/30秒後に奇数行のフォトダイオードに蓄積された信号電荷が読み出され、その1/30秒後に偶数行のフォトダイオードに蓄積された信号電荷が読み出される。このように奇数行と偶数行が交互に読み出されることから、本実施の形態のデジタルカメラでは、一度に読み出す場合の二倍の電荷蓄積時間を確保することができる。
そして、本実施の形態のデジタルカメラでは、奇数行のフォトダイオードPD1と偶数行のフォトダイオードPD2とでおのおの個別に電荷蓄積時間を制御できることから、読み出すフレーム単位で露出を制御することができる。すなわち、奇数行のフォトダイオードPD1のゲートG1に印加する電荷掃き出しパルスφOFD1と、偶数行のフォトダイオードPD2のゲートG2に印加する電荷掃き出しパルスφOFD2の印加タイミングをフレーム単位で個別に制御することにより、フレーム単位で電荷蓄積時間を制御でき、フレーム単位で露出を制御することができる。
この結果、十分な明るさを確保でき、暗い撮影環境下においても、適正露出で滑らかなスルー画像を撮像することができるようになる。
なお、上記実施の形態では、スルー画像を撮像する場合を例に説明したが、動画像を記録する場合も同様の処理が行われる。動画像の記録は、スルー画像を撮像する場合と同様に奇数行の信号電荷と偶数行の信号電荷を交互に読み出し、読み出された信号電荷を連続的に処理してYC画像データを生成する。そして、その連続的に生成されたYC画像データに対して圧縮・伸張処理回路46で圧縮処理を施し、メディアコントローラ48を介して記憶メディア50に記録する。
また、上記実施の形態では、フレームレート30(fps)でスルー画像を撮像する場合を例に説明したが、このフレームレートは適宜変更することができる。
また、上記実施の形態では、各フレームごとに奇数行と偶数行を交互に読み出して、各フレームの画像を生成する場合を例に説明したが、更に間引いて読み出すようにしてもよい。たとえば、各フレームごとに1、5、9、13、…行目と2、6、10、14…行目を交互に読み出して、各フレームの画像を生成するようにしてもよいし、各フレームごとに1、9、17、…行目と2、10、18…行目を交互に読み出して、各フレームの画像を生成するようにしてもよい。
さらに、2つの行を交互に読み出すのではなく、各行を複数のグループの組み分けし、所定の順でグループごとに信号電荷を読み出して、各フレームの画像を生成するようにしてもよい。たとえば1、4、7、…行目を第1グループ、2、5、8、…行目を第2グループ、3、6、9、…行目を第3グループとし、第1グループ、第2グループ、第3グループの順に各行から信号電荷を読み出して、各フレームの画像を生成するようにしてもよい。このように、信号電荷を読み出す行の単位を増やすことにより、各フレームごとの電荷蓄積時間を更に延ばすことができ(三つにグループ分けした場合は三倍、四つにグループ分けした場合は四倍に延ばすことができる)、暗い撮影環境下でも十分な露光時間を確保することができるようになる。
また、上記実施の形態では、撮像素子のカラーフィルタ配列の方式にGストライプ方式(点順次)を採用しているが、カラーフィルタの配列はこれに限定されるものではなく、他の配列の撮像素子を用いてもよい。
なお、各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、図4に示すように、読み出し転送ゲートに駆動パルスを印加することにより、垂直転送路に読み出され、垂直転送路から水平転送路を介して、出力端子から点順次に読み出されるが、上記のように奇数行と偶数行とを交互に読み出すと、読み出した各行の信号電荷の間にスミア成分の信号電荷が介在する。すなわち、奇数行の信号電荷を読み出した場合は、偶数行の位置にスミア成分の信号電荷が介在して読み出され、偶数行の信号電荷を読み出した場合は、奇数行の位置にスミア成分の信号電荷が介在して読み出される。
そこで、この読み出した各行の信号電荷の間に介在するスミア成分の信号電荷を利用して、スミア補正を行うようにしてもよい。すなわち、読み出した各行の信号電荷からスミア成分の信号電荷を差し引き、スミア補正を行う([読み出した信号電荷]−[スミア成分の信号電荷]=[スミア補正後の信号電荷])。なお、この処理はアナログ処理回路38にて行ってもよいし、また、画像信号処理回路44にて行ってもよい。
なお、上述した実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではなく、カメラ付き携帯電話器等の撮像機能を備えた電子機器にも適用することができる。
本発明が適用されたデジタルカメラの一実施形態を示すブロック図 撮像素子の概略構成を示す図 撮像素子の駆動と信号電荷の読み出しのタイミングを示すタイミングチャート スミア補正方法の説明図
符号の説明
10…CPU、12…操作部、14…バス、16…ROM、18…EEPROM、20…メモリ(SDRAM)、22…VRAM、26…光学ユニット、28…フォーカスモータドライバ、30…ズームモータドライバ、32…アイリスモータドライバ、34…撮像素子、36…CCDドライバ、38…アナログ処理回路、40…A/D変換器、42…画像入力コントローラ、44…画像信号処理回路、46…圧縮・伸張処理回路、48…メディアコントローラ、50…記憶メディア、52…LCDエンコーダ、54…液晶モニタ、56…AE/AWB検出回路、58…AF検出回路、60…撮影レンズ、60F…フォーカスレンズ、60Z…ズームレンズ、62…絞り、G1、G2…オーバーフロードレインゲート(OFDゲート)

Claims (2)

  1. フレームごとに読み出す行を順次変更して撮像素子の各フォトダイオードに蓄積された信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷に基づいて所定のフレームレートの動画像を撮像する撮像装置において、
    各フォトダイオードに蓄積された不要電荷を各フレームを構成する行ごとにオーバーフロードレインに掃き出す電荷掃き出し手段と、
    前記電荷掃き出し手段を制御して、各フレームを構成する行ごとに電荷蓄積時間を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 各行ごとにフォトダイオードから読み出した信号電荷の間に存在するの余剰電荷量を検出する余剰電荷量検出手段と、
    前記余剰電荷量検出手段で検出された余剰電荷量に基づいて信号電荷のスミア補正を行うスミア補正手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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