JP2006179000A - 二次的入力装置を備えたマウス入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンピュータ用ポインティング装置の機能を向上させる。
【解決手段】マウス入力装置(80)は、トラッキング装置(17,18,86,92,94,95)及び二次的入力装置(10)を備える。トラッキング装置(17,18,86,92,94,95)は、下面上のマウス入力装置(80)の動きを追跡する。二次的入力装置(10)は、マウス入力装置(80)の表面上に配置される。二次的入力装置(10)は摺動構造(11)を有する。マウス入力装置(80)の表面に対する摺動構造(11)の動きの量と方向がモニタされる。
【選択図】図1
【解決手段】マウス入力装置(80)は、トラッキング装置(17,18,86,92,94,95)及び二次的入力装置(10)を備える。トラッキング装置(17,18,86,92,94,95)は、下面上のマウス入力装置(80)の動きを追跡する。二次的入力装置(10)は、マウス入力装置(80)の表面上に配置される。二次的入力装置(10)は摺動構造(11)を有する。マウス入力装置(80)の表面に対する摺動構造(11)の動きの量と方向がモニタされる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ポインティング装置に関し、特にコンピュータ装置と共に使用されるマウス入力装置に関する。
ポインティングデバイスはしばしば、コンピュータディスプレイ上で選択を行いカーソルの位置を制御するためにコンピュータ装置と共に使用される。たとえばマウス入力装置は、平らな面の上で移動し、コンピュータディスプレイ上でカーソルの動きを制御する、手で操作する物体である。マウスが動く方向と距離は、カーソルがディスプレイ上で動く方向と距離を決定する。ユーザはマウス上の1つまたは複数のボタンにより、種々の選択を行うことができる。作業空間が十分に広くないために、マウスが動いてディスプレイ上のカーソルの所望の動きに対応できる経路を提供できないときには、ユーザはマウスを持ち上げて作業空間の中心に置き直すことができる。
コンピュータマウス上のスクロールホイールを使用してホストコンピュータの表示画面に対して画像を動かすことができる。通常、スクロールホイールは、マウスの筐体内に固定された第1の横方向に伸びる軸を中心に回転する。典型的にはスクロールホイールを使用して画像をディスプレイ画面に対して上下に(垂直に)スクロールする。一部のモデルでは、ユーザがスクロールホイールを押すとカーソルの形がポインタから4方向の矢印に変わる。カーソルが4方向の矢印として表示されている間にマウスを動かすと、ディスプレイ内のアクティブウィンドウは上下および/または左右にスクロールする。一部のマウスは、画像を左右にスクロールするために使用する、第2の別のスクロールホイールを含む。この場合、2つの、独立して動作できるスクロールホイールは典型的には、直交する面で回転するように配向している。
別のタイプのポインティングデバイスもコンピュータシステムと共に使用される。たとえばトラックボールは、キーボード上に装着されるか、またはキーボードとは別に装着されたボールの回転運動をトラッキング(追跡)する。ボールの動きはカーソルの動きを制御する。コンピュータシステムで使用できる他のポインティングデバイスとして、たとえば、Synaptics社の静電容量式TouchPad(登録商標)、IBM社のTrackPoint(登録商標)がある。
米国特許第5,644,139号明細書
米国特許第5,578,813号明細書
米国特許第5,786,804号明細書
米国特許第6,281,882B1明細書
マウス入力装置の機能を向上させる手段を提供することが本発明の1つの目的である。
本発明の1実施形態によれば、マウス入力装置はトラッキング装置と二次的入力装置(または二次入力装置)を含む。トラッキング装置は、下にある面(下面)に対するマウス入力装置の動きを追跡する。二次的入力装置は、マウス入力装置の面上に配置される。二次的入力装置はスライディング構造(摺動構造)を有する。マウス入力装置の面に対するスライディング構造の動きの大きさと方向がモニタリングされる。
図1はマウス80の上面の略図である。マウス80はボタン87とボタン88を含む。ユーザがマウス80を下面の上で動かし、及び、ユーザがボタン87か88を選択して押すという動作は、マウス80からのユーザ入力の主たる形態として作用する。マウス80はさらに二次的入力装置10を含む。図1に示すように、二次的入力装置10はスライディング構造11を含む。接続ケーブル82と張力緩和部81も示されている。代替的には、マウス80をワイヤレスマウスとすることができ、接続ケーブル82を省略することができる。
図2はマウス80の下側の略図である。たとえばマウス80は光学式マウスである。マウス80は、低摩擦ガイド84、低摩擦ガイド85、及び低摩擦ガイド86を使用して、下面と接触する。オリフィス83内には、照明器17と画像アレイ18が示されている。たとえば、必要に応じてまたは所望の場合に、照明器17および/または画像アレイ18の中に種々の光学素子が含まれる。たとえば、照明器17は、発光ダイオード(LED)、赤外線(IR)LED、またはレーザを使用して実施される。代替的には、マウス80は、ロールボール(回転ボール)を備えた従来のマウスとして実施してもよいし、または面上のマウス80の位置をトラッキング(追跡)するために使用する別の技術で実施してもよい。
図3は、二次的入力装置10のさらなる詳細を示す上面図である。図4は、二次的入力装置10のさらなる詳細を示す側面図である。二次的入力装置10はリング19によって画定されたスライディング構造の移動フィールド内で、基板15の面12上を動くスライディング構造11を含む。以下でより十分に説明するように、スライディング構造とは、ユーザが、たとえばリング19で画定される既定の移動フィールド内で基板15の面12上を動かすことのできる任意の物体という意味である。
スライディング構造11は、スライディング構造11に加わる横方向の力に応答して動く。この力は典型的にはユーザの指、または、指先、親指、親指の先、または複数の指によってスライディング構造11に加えられる。スライディング構造11はスライディング構造11に加わる垂直方向の圧力を測定する圧力感知機構を含む。さらに、二次的入力装置10は、面12上のスライディング構造11の位置を決定する感知機構を含む。
たとえばユーザが、所定の閾値より大きな鉛直力(垂直方向の力)をスライディング構造11に加えると、面12上のスライディング構造11の位置の変化がマウス80内のコントローラに報告される。たとえば、スライディング構造11の位置の変化を使用して、スライディング構造11に鉛直力が加わっている間のスライディング構造11の動きの大きさと方向に依存する大きさと方向だけ、コンピュータディスプレイ上のアクティブウィンドウの内容にパン操作(たとえば、上下や左右方向への移動操作)を行う。二次的入力装置10を、ズーム動作、360度のパン動作及び他の機能のために使用することもできる。これにより、単一の方向で画像の動きを制御するだけのスクロールホイールよりも大きな柔軟性が得られる。二次的入力装置10は、ゲーム、グラフィカルアプリケーション、チルトホイールの代替、ウェイクアップ機能、ピッチ、ヨー、照準(aiming)、凝視角(gaze angle)、二次元のスクロール機能、及びクリックの代替として使用できる。
二次的入力装置10を作動させるために、垂直方向の圧力以外のメカニズムを使用することができる。たとえば、ユーザの指がスライディング構造上にあることを、キャパシタンス(静電容量)の差を使用して感知することができる。たとえば、ユーザの指が置かれるとスライディング構造上の1つまたは複数の電極のキャパシタンスが測定可能な程度に変化する。代替的には、個別の鉛直力またはキャパシタンスセンサを使用せずに、スライディング構造のx位置とy位置をソフトウェアで分析することによって作動センサを実施することができる。スライディング構造11が再センタリングばねの力によってスナップされて中央に戻るとき、スライディング構造の動きの方向と加速(たとえば加速度)を使用して、ユーザがスライディング構造を操作したのか、あるいは、センタリング装置の作用によるものかを決定することができる。
ユーザが指を放してスライディング構造11を開放すると、スライディング構造11はばね13によって中央の位置に戻る。ばね13はスライディング構造11をスライディング構造移動フィールドの側面14に接続する。スライディング構造11が戻る間、スライディング構造11にはユーザの指は鉛直力を加えていないので、この戻りの動きに関連する位置の変化はホストデバイスには報告されない。すなわち、カーソル101は位置102に留まる。これにより便利な「再センタリング」機能が提供される。
たとえば、ばね13は蛇行スプリング(meander spring)として実施される。代替的には、ばね13は通常の螺旋形のコイルばねとして実施できる。代替的には、ばね13は渦巻ばね設計を使用して実施できる。図3は、スライディング構造11を静止位置(または休止位置または安定位置)に復帰させるために4つのばねを使用することを示しているが、他の数のばねを使用してもよい。原理的には、使用するばねは1つでもよい。しかし、ばねは2つの方向に戻る力(復帰力)を提供する必要があり、1つだけのばねの場合は等方性ではなくなるため、上記のばねよりはるかに堅くなる。さらに、より多くのスプリング(ばね)を使用して、スライディング構造に別の電気接続を提供することができる。
ばね13は、理想的には、スライディング構造11を移動フィールドの中心にある休止位置に戻す。しかし、スライディング構造11を解放するたびに、スライディング構造11を正確に同じ開始位置に戻す必要はない。同様に、スライディング構造11は、スライディング構造移動フィールドの正確な中心である休止位置に戻る必要もない。スライディング構造11が中心位置に戻らない場合、スライディング構造11を休止位置に復帰させるために使用するばね13または他の任意の機構を較正することが望ましい場合がある。代替的には、自動較正機構を備えてこの較正を行うことができる。
たとえば、ばね13の代わりに他の機構を使用してスライディング構造11を休止位置に復帰させることができる。たとえば、スライディング構造は、スライディング構造の下にある基板内の対応する磁石にひきつけられる磁石を含むことができる。
代替的には、本発明の実施形態をユーザの指を復帰機構として使用するように構成できる。そのような実施形態では、ユーザはスライディング構造にかける圧力を、スライディング構造とカーソルとの結合が生じるレベルより低いレベルに下げる。ついでユーザは、ディスプレイ上のカーソルに係合させずにスライディング構造を新しい位置に手動で動かすことができる。ついでユーザは、スライディング構造に今度は十分な圧力をかけてスライディング構造とカーソルの結合を生じさせることにより、カーソルを継続して動かすことができる。
図3は円形であるスライディング構造移動フィールドを示すが、スライディング構造移動フィールドは他の形状を有していてもよい。たとえば、スライディング構造移動フィールドは楕円形または矩形であってもよい。これらの場合では、ばねの最適な形状は上述の形状とは異なるであろう。
図5は、図3と図4に示す二次的入力装置10の動きと動作を示す。たとえば、スライディング構造11(図3に示す)は図5に示すスライディング構造電極55を含む。面12(図3に示す)は図5に示す電極51、電極52、電極53、電極54を含む。電極51〜54は、外部回路に接続された端子を有する。図面を簡単にするために、これらの端子は省略してある。スライディング構造電極55は、スライディング構造11の底面(図3に示す)に配置される。電極51〜55は互いに絶縁される。たとえば、スライディング構造電極55を、必要な絶縁を提供しながら、スライディング構造電極55が電極51〜54の上をスライドできるようにする誘電体層で覆ってもよい。代替的には、電極51〜54を基板15の背面(図4に示す)にパターン形成してもよい。これにより電極51〜54とスライディング構造電極55の間のキャパシタンスが低減されるが、かかる手段は、数ミリ以下の厚さの基板では現実的なものとなりうる。
スライディング構造電極55と電極51〜54の各々の間の重なりは、電極51〜54に対するスライディング構造の位置に依存する。図5に示すように、スライディング構造電極55は中心から外れているので、スライディング構造電極55は、電極51、電極52、または電極53よりも、電極54をより多くカバーする。
図6は、二次的入力装置10の電気的動作の簡略化したモデルを示すブロック図である。各電極51〜54は、スライディング構造電極55の一部と共にキャパシタ(コンデンサ)を形成する。たとえば、電極51と、スライディング構造電極55のうち電極51と重なった部分は平行板コンデンサ56を形成し、このキャパシタンスは重なった部分の面積に比例する。電極52と、スライディング構造電極55のうち電極52と重なった部分は平行板コンデンサ57を形成し、このキャパシタンスは重なった部分の面積に比例する。電極53と、スライディング構造電極55のうち電極53と重なった部分は平行板コンデンサ58を形成し、このキャパシタンスは重なった部分の面積に比例する。電極54と、スライディング構造電極55のうち電極54と重なった部分は平行板コンデンサ59を形成し、このキャパシタンスは重なった部分の面積に比例する。
スライディング構造電極55と各電極51〜54の間のキャパシタンスを測定することにより、電極51〜54に対するスライディング構造電極55の位置が決定できる。この決定は二次的入力装置コントローラ60で行うことができる。二次的入力装置コントローラは、たとえば、スライディング構造電極55の位置検出専用のものであってもよいし、ホストデバイス内の機能で実施してもよい。たとえば、二次的入力装置コントローラ60は二次的入力装置のΔX値41と二次的入力装置のΔY値42を生成する。たとえば、二次的入力装置のΔX値41は、スライディング構造電極55の、中心位置からのx方向の現在の距離を表す。同様に、二次的入力装置のΔY値42は、スライディング構造電極55の、中心位置からのy方向の現在の距離を表す。
4つの電極を使用するのは例示である。たとえば、スライディング構造移動フィールドがスライディング構造の直径よりもかなり大きな実施形態では、4つより多い電極を基板上に配置することができる。代替的には、3つまたは2つの電極でも、スライディング構造の二次元の位置を計算するのに十分な数である。各電極とスライディング構造の間のキャパシタンスの測定値を使用して、上記のようにスライディング構造の位置を決定することができる。
たとえば、スライディング構造11の底面(図3に示す)上のスライディング構造電極55(図5に示す)への電気接続は、面12上の各電極対の間の静電結合(または容量結合)を測定する実施形態では除去することができる。すなわち、電極51と52の間のキャパシタンスは、電極51と53の間のキャパシタンスとは別に測定することができる(以下同様)。隣接した電極間の4つの測定値は、4つの各キャパシタンスを求め、これによってスライディング構造の位置を決定するための情報を提供する。
たとえば、スライディング構造電極55は好ましくは円形の形状であり、これにより、電極の形状から生じるエラー(誤差)を低減する。復元ばね13はスライディング構造11の多少の回転を可能にする。スライディング構造11が動いている間ユーザの指がスライディング構造11の中心にない場合、この結果生じるトルクによりスライディング構造11はわずかに回転しうる。スライディング構造電極55が回転対称であれば、このような回転によっても位置測定の結果は変わらない。他方、スライディング構造電極55が回転対称でなければ、スライディング構造と種々の電極の間の重複は、スライディング構造11の中心が各場合で同じ位置にあっても、異なる回転については異なるであろう。にもかかわらず、この利点を所望しない場合には、他のスライディング構造電極の形状を使用することができる。
スライディング構造11の大きさおよび形状は、たとえば、ユーザの必要性および/または要望にしたがって最適化できる。たとえば、特定のユーザのためのスライディング構造11の最適な大きさは、指の大きさ、器用さなどに依存しうる。スライディング構造11の上にロゴなどをつけて、ユーザの表現の汎用性を可能にすることができる。
本発明の上記の実施形態では、キャパシタンスを使用して位置を検出した。これは、そのような測定が、電極面上に蓄積したごみやスライディング構造や電極の面の磨耗の影響を受けにくく、消費電力もわずかなためである。しかし、他の位置検出機構も使用できる。たとえば、ポインティングデバイスの表面に抵抗層を塗布し、電極をその表面の4つの隅に配置してもよい。スライディング構造の底面の電極と各電極の間の導電性を測定して、ポインティングデバイスの表面上におけるスライディング構造の位置を決定することができる。
スライディング構造移動フィールドにおけるスライディング構造の位置を、従来の光学式マウスに使用されているような光センサを使用して確定することもできる。スライディング構造移動フィールド内のスライディング構造の位置を、磁場の変化を使用して確定することもできる。前述の好適な位置決定機構は例示として提供されたものである。しかし、本発明の教示から逸脱することなく使用できる多数の位置測定機構があることは、前述から明らかであろう。
図5と図6に示す実施形態では、二次的入力装置コントローラ60は、電極51〜54に対するスライディング構造電極55の相対的な位置を決定するときに電極の対をチェックすることができる。
たとえば、スライディング構造電極55のx方向の相対的な位置を決定する場合、二次的入力装置コントローラ60はスライディング構造電極55に対する電極51と52の合計キャパシタンス(総静電容量)をチェックすることができる。代替的にまたは追加的に、二次的入力装置コントローラ60は、スライディング構造電極55に対する電極53と54の合計キャパシタンスをチェックすることができる。
同様に、スライディング構造電極55のy方向の相対的な位置を決定する場合、二次的入力装置コントローラ60は、スライディング構造電極55に対する電極52と53の合計キャパシタンスをチェックすることができる。代替的にまたは追加的に、二次的入力装置コントローラ60は、スライディング構造電極55に対する電極51と54の合計キャパシタンスをチェックすることができる。
図7は、二次的入力装置コントローラ60と、マウス10の他の構成要素との統合を示すブロック図である。画像アレイ86は、たとえば、32×32の光検出器のアレイを使用して実施される。代替的には、他のアレイサイズも使用できる。
A−D変換器(ADC)91は画像アレイ86からアナログ信号を受信し、その信号をデジタルデータに変換する。
自動利得制御(AGC)92は、ADC91から受信したデジタルデータを評価し、画像アレイ86内のシャッタ速度と利得調整を制御する。これは、たとえば、画像アレイ86が捕捉した画像の飽和あるいは露出不足を防ぐために行われる。
ナビゲーションエンジン94は、ADC91からのデジタルデータを評価し、畳み込み演算を行って画像の重複を計算し、画像間のピークシフトを決定して動きを検出する。ナビゲーションエンジン94は、出力98にあるΔx値を決定し、出力99にあるΔy値を決定する。画像アレイ86、ADC91、ナビゲーションエンジン94は共に、下面に対するマウス80の動きを追跡するトラッキング装置を形成する。
マウスコントローラ95は、出力98にあるΔx値、出力99にあるΔy値を受信する。また、マウスコントローラ95は、二次的入力装置コントローラ60から二次的入力装置のΔX値41と二次的入力装置のΔY値42を受信する。マウスコントローラは、これらの値の代表値を、マウス80からの他の選択情報及び移動情報と共にホストコンピュータへ転送する。
既存の光学式マウスは、画像アレイ86、ADC91、AGC92、ナビゲーションエンジン94と同一かまたは類似している機能を含む。この光学式マウスの標準的な機能または類似の機能が実施される方法についての詳細については、たとえば、米国特許第5,644,139号、米国特許第5,578,813号、米国特許第5,786,804号、及び/又は米国特許第6,281,882B1号を参照されたい。上記のように、マウス80を光学式マウスとして実施することは例示である。マウス80は、たとえば、ロールボールを備えた従来のマウスとして実施してもよいし、または、面上でのマウス80の位置をトラッキングするために使用する他の技術で実施してもよい。
図8および図9は、コンピュータウィンドウ100内のパン動作を示す。ウィンドウ100は垂直スクロールバー104と水平スクロールバー102を含む。図8では、オブジェクト106、オブジェクト107、及びオブジェクト108がウィンドウ100の現在の内容を表している。カーソル105は、二次的入力装置10(図1に示す)が作動すると生じる例示的なカーソルの形状である。図9は、二次的入力装置10を使用してカーソル105を移動した結果を示す。図8と図9を比較してみると、カーソル105は右下に移動しているので、ウィンドウ100の内容(オブジェクト106、107、及び108によって表されている)はカーソル105と共に動いている。このカーソル105に伴うウィンドウ100の内容(オブジェクト106、107、及び108によって表されている)の移動を、ここではパン動作と呼ぶ。ウィンドウ100の内容のパン動作を反映する(表示する)ために、垂直スクロールバー104と水平スクロールバー102の位置を調節する。
二次的入力装置10はパン動作以外にも追加の機能のために使用できる。たとえば、分割モードでは、二次的入力装置10はジョイスティックまたはロッカースイッチ(rocker switch)と同様に機能することができる。ジョイスティックモードとロッカースイッチモードでは、スライディング構造11の位置はカーソルの速度にマッピングされる。たとえば、スライディング構造11を中心ではない一定の位置に保持すると、カーソルは中心位置に対するスライディング構造11の放射(半径)方向の距離に基づいて所定の速度で移動する。カーソル移動の方向は、中心位置からスライディング構造11の現在位置へ向かうベクトルの方向に基づく。代替のモードでは、スライディング構造11を中心ではない一定の位置で保持すると、中心位置に対するスライディング構造11の放射方向の距離に基づいた所定の速度でパン動作が生じる。
たとえば、小さな作業領域では、マウスの動きの代わりにスライディング構造11の動きを使用してディスプレイ上のカーソルのポインティング(位置決め)を制御可能にする特別なモードを使用することができる。
混合動作モードも使用できる。たとえば、スライディング構造11が移動スペースの第1の円周内にあるとき、二次的入力装置10は、スライディング構造11の動きとディスプレイ上のカーソルの動きとの間に直接的なマッピングが存在するように作用することができる。スライディング構造11が移動スペースの第1の円周の外側にあるときには、二次的入力装置10は、スライディング構造11の位置がカーソルの速度にマッピングされるジョイスティックモードで作動することができる。
上記は、本発明の例示的な方法および実施形態を開示し記述したものにすぎない。当業者であれば理解されるように、本発明は本発明の思想または本質的な特徴から逸脱することなく他の特定の形態でも実現できる。したがって、本発明の開示は、添付の特許請求の範囲に記載されている本発明の範囲を例示することを意図したものであり、限定することを意図したものではない。
10 二次的入力装置
11 スライディング構造
17、18、86、91、92、94、95 トラッキング装置
80 マウス入力装置
11 スライディング構造
17、18、86、91、92、94、95 トラッキング装置
80 マウス入力装置
Claims (10)
- 下面上でのマウス入力装置(80)の動きをトラッキングするトラッキング装置(17、18、86、91、92、94、95)と、
前記マウス入力装置(80)の面上に配置された二次的入力装置(80)
を備え、
前記二次的入力装置(80)はスライディング構造(11)を有し、前記マウス入力装置(80)の面に対する前記スライディング構造(11)の動きの大きさと方向がモニタリングされることからなる、マウス入力装置(80)。 - 前記二次的入力装置(80)は、更に、コンピュータディスプレイ上のアクティブウィンドウ(100)の内容のパン動作を制御するように実施される、請求項1に記載のマウス入力装置(80)。
- 前記スライディング構造(11)に垂直方向の圧力をかけることにより前記二次的入力装置(80)が作動する、請求項1に記載のマウス入力装置(80)。
- 前記マウス入力装置(80)の面に対する前記スライディング構造(11)の位置を決定する二次的入力装置(80)コントローラと、
前記トラッキング装置(17、18、86、91、92、94、95)からの出力と、前記二次的入力装置(80)コントローラからの出力とを受信するマウスコントローラ
とをさらに備える、請求項1に記載のマウス入力装置(80)。 - 前記二次的入力装置(80)は、前記スライディング構造(11)の位置がカーソルの速度にマッピングされるジョイスティックモードを含むマルチモードで動作できる、請求項1に記載のマウス入力装置(80)。
- 下面上でのマウス入力装置(80)の動きをトラッキングすることと、
前記マウス入力装置(80)の面に対するスライディング構造(11)の動きの大きさと方向に基づいて二次的な入力を提供すること
とを含む方法。 - 前記マウス入力装置(80)の面に対する前記スライディング構造(11)の動きの大きさと方向に基づいてアクティブウィンドウ(100)の内容のズーム(拡大または縮小)動作を制御することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
- 前記スライディング構造(11)上に垂直方向の圧力をかけた結果としてパン動作の制御を作動させることをさらに含む、請求項6に記載の方法。
- 前記マウス入力装置(80)の面に対する前記スライディング構造(11)の動きの大きさと方向とに基づいて前記アクティブウィンドウ(100)の内容のパン動作を制御することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
- 前記スライディング構造(11)の位置がカーソルの速度にマッピングするジョイスティックモードを含むマルチモードで動作させることをさらに含む、請求項6に記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
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