JP2006178625A - 座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006178625A
JP2006178625A JP2004369437A JP2004369437A JP2006178625A JP 2006178625 A JP2006178625 A JP 2006178625A JP 2004369437 A JP2004369437 A JP 2004369437A JP 2004369437 A JP2004369437 A JP 2004369437A JP 2006178625 A JP2006178625 A JP 2006178625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinates
coordinate
delay time
input
external device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004369437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006178625A5 (ja
Inventor
Tadahiko Iijima
忠彦 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004369437A priority Critical patent/JP2006178625A/ja
Publication of JP2006178625A publication Critical patent/JP2006178625A/ja
Publication of JP2006178625A5 publication Critical patent/JP2006178625A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】入力から出力までの遅延時間が変化した場合であっても、その時間を特別な機器を用いずに目立たなくすることができる座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供する。
【解決手段】一定速度で移動する座標をパソコンに送信し、パソコンから映像データを受信したときに映像表示の更新を中止し、カーソルの位置をペンで指定することにより、遅延時間Tを求める。また、タッチパネルは、ユーザがサンプリング時間tの間隔でペンでタッチパネル上を位置401、位置402及び位置403を順に押下したときに、遅延時間T経過後にユーザ押下されると予測される位置404を算出し、算出した位置をパソコンに送信して映像データを受信し、映像を表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラムに関し、特に入力から出力までの遅延を目立たなくする座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
従来の座標入力装置には、座標入力情報から次の入力座標を予測し、予測した座標を表示することにより、座標入力からマウスカーソル等の表示までに要する遅延時間を目立たなくする対策を施したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−190275号公報
しかしながら、従来例では上記遅延時間を一定の時間に予め設定して次の入力座標の予測を行うため、座標入力装置に接続するパソコンの処理速度が変化したり、座標入力装置とパソコンの接続方法(例えば、直接接続やデイジーチェーン接続等)の変更に伴いデータの送受信の時間が変化したり、パソコンのアプリケーション毎にその処理時間が相違したりすることにより、予め設定された遅延時間と実際の遅延時間に大差が生じた場合、予測した入力座標が実際の入力と大きく異なってしまうという問題点があった。この問題点は、遅延時間を計測し直せば解消するが、この遅延時間の再計測のために別途特別な機器を用いるようにすると、装置全体が大型化するという問題があった。
本発明の目的は、入力から出力までの遅延時間が変化した場合であっても、その時間を特別な機器を用いずに目立たなくすることができる座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の座標入力装置は、入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段とを備える座標入力装置であって、前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得手段と、前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測手段と、前記予測手段で予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信手段とを備えることを特徴とする。
請求項3記載の座標入力装置は、入力面に入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段を備え、前記座標検出手段と前記表示手段とが一体で構成される座標入力装置であって、前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得手段と、前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測手段と、前記予測手段で予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信手段とを備えることを特徴とする。
請求項4記載の表示装置は、入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段とを備える表示装置であって、前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得手段と、前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測手段と、前記予測手段で予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信手段とを備えることを特徴とする。
請求項5記載の制御方法は、入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段とを備える座標入力装置の制御方法であって、前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得工程と、前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測工程と、前記予測工程で予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信工程とを備えることを特徴とする。
請求項6記載のプログラムは、入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段とを備える座標入力装置の制御方法をコンピュータにより実行するプログラムであって、前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得モジュールと、前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測モジュールと、前記予測モジュールで予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、座標入力装置は、ユーザ入力された位置の座標が検出された時点から外部機器で作成された図形が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得し、取得された遅延時間に基づいて、次にユーザ入力される位置を予測し、この予測された座標を外部機器に送信するので、外部機器がこの予測された座標に基づき作成した図形を表示することにより、入力から出力までの遅延時間が変化した場合であっても、その時間を特別な機器を用いずに目立たなくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る座標入力装置としてのタッチパネルの構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、タッチパネル101はパソコン102(外部機器)と接続し、画面上の所定位置を示す座標のパソコン102への送信や、ペン103でユーザ入力された位置の座標の検出や、パソコン102から送信された映像データに基づくカーソル105の画面上への表示及びOSD機能で設定された座標に対する画面上の位置へのXマーク104の表示等を行う。尚、本処理ではXマーク104を表示するが表示しなくてもよい。
図11は、図1のタッチパネル101の内部構成を詳細に示すブロック図である。
図11において、タッチパネル101は、Xマーク104やカーソル105等の画像データを表示する表示部と共にペン103でユーザ入力がされた位置の座標検出を行う検出部が一体で構成される液晶パネル1104と、本体全体の制御を行うCPU1102と、液晶パネル1104により検出されたペン103でユーザ入力された座標をCPU1102に送信する座標データ受信インタフェース1101と、液晶パネル1104の画面右から左に速度V1で移動する座標等を記録するROM1103と、ROM1103から画像処理部1108に座標が送信されたときに、その送信された座標を一時記録するRAM1106と、パソコン102で作成された映像データを画像処理部1108に送信する画像受信インタフェース1107と、画像受信インタフェース1107を介してパソコン102より受信した映像データに基づき液晶パネル1104で表示されるカーソル105の画像データを生成する画像処理部1108と、画像処理部1108で生成された画像データを液晶パネル1104に送信する画像出力インタフェース1109とを備える。
また、画像処理部1108は、上述したようなパソコン102で作成された映像データでなく、OSD機能により、ROM1103やCPU1102から送信された座標に基づき液晶パネル1104で表示されるXマーク104の画像データを生成する。
図2は、図11の液晶パネル1104上に表示されるカーソル105の表示方法を説明するのに用いられる図である。
図2において、まず図2(a)に示すように、ペン103で液晶パネル1104上の所定位置がユーザ入力されると、液晶パネル1104がその位置の座標を検出し、座標データ受信インタフェース1101を介してその検出された座標をCPU1102に送信する。CPU1102は、その検出された座標を座標データ送信インタフェース1105を介してパソコン102に送信する。このとき、CPU1102はその検出された座標を画像処理部1108にも送信し、画像処理部1108が液晶パネル1104上の上記ユーザ入力された位置に表示されるXマーク104の画像データをOSD機能により生成するようにしてもよい。
次に、図2(b)に示すように、パソコン102がタッチパネル101からの座標を受信すると、その受信した座標に基づき、上記ユーザ入力された位置に表示されるカーソル105の映像データを作成して、この映像データをタッチパネル101に送信する。
その後、図2(c)に示すように、タッチパネル101がパソコン102からの映像データを受信すると、その映像データは画像受信インタフェース1107を介して画像処理部1108に送信され、画像処理部1108がこの送信された映像データに基づいて液晶パネル104で表示される画像データを生成する。液晶パネル1104は、画像処理部1108で生成されたこの画像データを画像出力インタフェース1109を介して受信したときに、映像を表示する。
以上説明したように、図2(a)でペン103でユーザ入力された位置の座標が液晶パネル1104で検出されてから、図2(c)でそのユーザ入力された位置にカーソル105が表示されるまでの間の時間(以下「遅延時間」という。)が生じることがわかる。
図12は、図1のタッチパネル101により実行されるデータ処理の流れを概略的に示すブロック図である。
図12において、タッチパネル101は、ペン103で液晶パネル1104上にユーザ入力された位置を座標として検出する入力位置検出手段802と、パソコン102にその予測座標を送信する座標予測手段803と、パソコン102から受信した映像データに基づき、液晶パネル1104に映像を表示する映像表示手段801とを備える。
ここで、入力位置検出手段802は液晶パネル1104及び座標データ受信インタフェース1101から構成され、座標予測手段803は、CPU1102及びRAM1106から構成され、映像表示手段801は、画像受信インタフェース1107、画像処理部1108、画像出力インタフェース1109、及び液晶パネル1104から構成される。
図12に示すように、座標予測手段803と、映像表示手段801の間でのデータのやりとりはない。従って、後述する図3に示す遅延時間取得処理により、座標予測手段803は、映像表示手段801がパソコン102からいつ映像データを受信したか、また、映像表示手段801により液晶パネル1104上に表示されたカーソル105がある座標はどこかを取得し、図2で説明した遅延時間を算出する。
図3は、図1におけるCPU1102により実行される遅延時間取得処理の手順を示すフローチャートである。
図3において、まず、タッチパネル101にパソコン102が接続されると(ステップS301でYES)、CPU1102はタッチパネル101を調整モードに変更する(ステップS302)。本処理では、パソコン102がタッチパネル101に接続されたときに調整モードへの変更が行われるが、遅延時間が変化する場合であれば、これに限定されるわけでなく、例えば、タッチパネル101がデイジーチェーン接続されたとき、パソコン102のアプリケーションが切り替わったときに調整モードに変更するようにしてもよい。
次に、ROM1103で記録されている高さY0の位置で右から左に速度V1で移動する座標(X,Y0)を画像処理部1108に送信し、この送信された座標(X,Y0)に基づき液晶パネル1104で表示されるXマーク104の画像データを生成する。液晶パネル1104は、この生成された画像データを画像出力インタフェース1109を介して受信したときにXマーク104を表示し、OSD機能により、高さY0の位置で画面左から右にV1の移動速度でこのXマーク104の移動を開始する(ステップS303,図4(a))。
一方、ROM1103は、画像処理部1108に送信した上記座標(X,Y0)を座標データ送信インタフェース1105を介してパソコン102に送信する(ステップS304)。速度V1で移動する座標を送信するため、XはV1で移動するように変化したデータをT1間隔ごとに送信する(X(n+1)=V1*T1+X(n)で変化する)。
パソコン102は、タッチパネル101から上記座標(X,Y0)を受信し、映像データをタッチパネル101に送信する。
次に、タッチパネル101は、液晶パネル1104による映像表示の更新を中止する(ステップS308)。この処理は、ROM1103から送信された座標(X,Y0)に基づき液晶パネル1104で表示されるXマーク104の画像データを生成するというステップS303から開始されている画像処理部1108による処理を中止すると共に、パソコン102から順次送信されてくる映像データに基づく画像データを生成するという画像処理部1108による処理を中止することにより行われる。このとき、タッチパネル101とパソコン102の間でデータ送受信を行うことにより生じる遅延時間により、液晶パネル1104上のカーソル105のx座標の位置は、Xマーク104のx座標の位置より遅れた位置に表示される。
また、CPU1102は、RAM1106で一時記録されている座標、即ちステップS308で映像表示の更新が中止される直前にROM1103から画像処理部1108に送信され、現在液晶パネル1104で表示がされているXマーク104の座標(X,Y0)を取得する(ステップS309,図4(b))。
その後、タッチパネル101は「カーソル部分をペン入力してください」という通知を画面に表示し(ステップS310,図4(b))、ペン103でタッチパネル101にユーザ入力があったときに(ステップS311,図4(c))、そのユーザ入力があった座標(X2,Y2)を取得する(ステップS312)。これにより、カーソル105の表示位置を示す座標を取得することができる。
ステップS309で取得した座標(X,Y0)とステップS312で取得した座標(X2,Y2)より、現在のカーソル105の表示位置とXマーク104の現在位置の間の距離Dを算出し(ステップS314)、この算出された距離Dを上記Xマーク104の移動速度V1で割った遅延時間Tを算出し(ステップS315)、本処理を終了する。
図3の処理によれば、精度よく遅延時間を取得することができる。
図5は、図1のタッチパネル101により実行されるカーソル105の移動制御処理の手続きの流れを示すフローチャートである。
図5において、まず、タッチパネル101は、ユーザによりペン103で液晶パネル1104上の任意の位置401の押下があると(ステップS501でYES)、押下された位置401の座標(位置ベクトル)→P1を検出する(ステップS502)。
次に、ステップS501のユーザ押下後、サンプリング時間tが経過したときに任意の位置402の押下があると(ステップS503でYES)、位置402の座標(位置ベクトル)→P2を検出する(ステップS504)。
さらに、ステップS503のユーザ押下後、サンプリング時間tが経過したときに任意の位置403の押下があると(ステップS505でYES)、位置403の座標(位置ベクトル)→P3を検出する(ステップS506)。
2つ前に入力された位置(位置401)から最新の入力された位置(位置403)までの距離|→P3−→P1|を、位置401の押下から位置403の押下までにかかった時間(2t)で割ることにより、入力座標移動速度V1(=|→P3−→P1|/2・t)を算出する(ステップS507)。
次に、後述する図6の予測座標データ算出処理により、遅延時間T(図3)経過後にユーザ押下されると予測される位置404の座標(位置ベクトル)→P4を算出し(ステップS508)、パソコン102に上記座標→P4を送信して(ステップS509)、本処理を終了する。
パソコン102は上記座標→P4を受信すると、受信した座標→P4にあるカーソル105の映像データを作成し、作成した映像データをタッチパネル101に送信する。
図5の処理によれば、タッチパネル101は、ユーザがサンプリング時間tの間隔でペン103でタッチパネル101上を位置401、位置402及び位置403を順に押下したときに(ステップS501,S503,S505でYES)、遅延時間T(図3)経過後にユーザ押下されると予測される位置404を算出し(ステップS508)、算出した位置をパソコン102に送信し(ステップS510)、映像データを受信することにより遅延時間によるカーソルの入力位置と表示位置の差を目立たなくすることができる。
図6は、図5のステップS508で実行される予測座標算出処理の手続きの流れを示すフローチャートである。
本処理は、図7に示すように、最新の入力された位置(位置403)の位置ベクトル→P3を始点とし、次に入力されると予測される位置404の位置ベクトル→P4を終点するベクトル→b(=→P4−→P3)と、1つ前に入力された位置(位置402)の位置ベクトル→P2と最新の入力された位置(位置403)の位置ベクトル→P3を合成したベクトル→a(=→P3−→P2)のベクトル方向は一致するという仮定の下に行われる。
まず、位置402から位置403への移動方向を示す単位ベクトル→a/|→a|を算出する(ステップS601)。
次に、図3の遅延時間取得処理により取得した遅延時間Tのうちに入力座標の移動する距離L(=T・V)を算出する(ステップS602)。本処理において、この値は上記仮定によりベクトル→bのスカラー値と等しいものと扱われる。
次に、位置ベクトル→P4(=T・V・→a/|→a|+→P3)を算出し(ステップS603)、本処理を終了する。
本処理によれば、位置ベクトル→P4を高い精度で設定できる。
図8は、図12のタッチパネル101の変形例により実行されるデータ処理の流れを概略的に示すブロック図である。
図8のタッチパネル101aは、座標予測手段803とのデータのやり取りを行うカーソル位置検出手段801aを備える点を除き、その構成が図12のタッチパネル101と基本的に同じであり、同じ構成要素については同一の符号を付して重複した説明を省略し、以下に異なる構成要素について説明する。
図8において、カーソル位置検出手段801aは、パソコン102から受信した映像データに基づき、その映像データからカーソル105が位置する座標を検出し、検出した座標を座標予測手段803に送信する。801は映像表示手段である。
カーソル位置検出手段801aは、画像受信インタフェース1107、画像処理部1108により構成されるが、画像処理部1108は、画像受信インタフェース1107により受信した画像データを液晶パネルに表示するデータの生成以外に、受信した画像データの中を調べ、あらかじめ登録された矢印のカーソルの絵と一致する絵が、受信した画像のどの位置にあるかを検出し、カーソルの座標位置を検出する。
図8に示すように、本変形例は座標予測手段803とカーソル位置検出手段801aの間でのデータのやりとりがある。これを利用して、後述する図9に示す遅延時間更新処理が実行される。
図9は、図8のタッチパネル101aで実行される遅延時間更新処理の手順を示すフローチャートである。
図9において、まず、ペン103でタッチパネル101a上の任意の位置の押下が2回あると(ステップS901でYES)、その2回の押下の間の時間Tdを検出すると共に(ステップS902)、入力位置検出手段802により上記押下のあった夫々の位置1001,1002(図10)の座標→P5,→P6を検出し(ステップS903)、この検出された2点間の距離|→P6−→P5|を算出して(ステップS904)、現在の移動速度V2(=|→P6−→P5|/Td)を算出する(ステップS905)。
次に、カーソル座標検出手段801によりカーソル105の現在の位置の座標(位置ベクトル)→Cを検出し(ステップS906)、カーソル105の現在位置とステップS901で検出した位置のうち最新に押下された位置1002の間の距離|→P6−→C|を算出する(ステップS907)。
その後、位置予測手段803は、T2(=|→P6−→C|/V2)を算出し(ステップS908)、遅延時間を新たに求めたT2に更新する(ステップS909)。
その後、更新したT2を遅延時間に用いて図5の移動制御処理で座標を予測し、予測した座標をパソコン102に送信し、本処理を終了する。
本処理によれば、ペン103でタッチパネル101a上の任意の位置の押下がさらに2回あったときに(ステップS901でYES)、現在の移動速度V2(=|→P6−→P5|/Td)を算出し(ステップS905)、最新の押下があった位置1002の座標→P6及びカーソル105の現在の座標→Cの間の距離|→P6−→C|を算出し(ステップS907)、T2(=|→P6−→C|/V2)を算出し(ステップS908)、遅延時間をT2に更新するので(ステップS909)、リアルタイムで遅延時間を適切な値に修正し、次の入力座標をより正確に予測することができる。また、パソコン102の代わりに処理速度の異なるパソコンを接続した場合、またパソコン102のCPUに対する負荷の変動によりパソコン102で映像データが作成される時間にずれが生じた場合、また座標入力装置をデイジーチェーン接続するなどシステムを変更した場合、またパソコンのアプリケーションに毎に遅延時間が異なる場合等、入力から出力までの遅延時間が変化した場合、この映像データに基づくカーソル105がタッチパネル101a上に表示されるまでの時間にもずれが生じることとなるが、T2の値はカーソル105の現在の座標→Cの値を参酌した値であるため、この場合であっても、適切な入力座標を予測することができる。
本実施の形態では、タッチパネル101,101a上にユーザ入力される位置はペン103で入力されるが、ペン103に限定されるものでなく、指などで入力してもよい。また、タッチパネル101,101aとパソコン102は、座標の受け渡しを行う情報機器を介して接続するようにしてもよい。さらに、タッチパネル101,101aとペン103は、別の情報機器でなく、一体になっていてもよい。
さらに、本実施の形態では、ポインティングデバイスの一つであるペン103で液晶パネル1104にユーザ入力がされたときに、液晶パネル1104がその位置の座標を検出するという構成としたが、マウス等他の入力手段を用いてユーザ入力がされたときに、その位置の座標を検出するようにしてもよい。但し、液晶表示パネル101上にペン103でユーザ入力するという構成をタッチパネル101,101aが有する場合、その入力位置にカーソル105が表示される絶対座標系が採用されるのに対し、液晶パネル1104上にマウス等でユーザ入力するという構成をタッチパネル101,101aが有する場合、その入力位置に対してカーソル105が表示される位置は相対的な位置にある相対座標系で表示される。
従って、入力位置にカーソル105が表示されるまでの遅延時間を目立たなくさせることを目的とする点において、絶対座標系を採用するペン等のポインティングデバイスを用いる構成において、特に有効である。
また、予測座標算出処理は、遅延時間を用いて求める方法であれば、図5で説明した方法に限定されるものではない。
また、本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
本発明の実施の形態に係る座標入力装置としてのタッチパネルの構成を概略的に示すブロック図である。 図11の液晶パネル上に表示されるカーソルの表示方法を説明するのに用いられる図である。 図1におけるCPUにより実行される遅延時間取得処理の手順を示すフローチャートである。 図3の遅延時間取得処理を説明するのに用いられる図である。 図1のタッチパネルにより実行されるカーソルの移動制御処理の手続きの流れを示すフローチャートである。 図5のステップS508で実行される予測座標算出処理の手続きの流れを示すフローチャートである。 図6の予測座標算出処理を説明するのに用いられる図である。 図12のタッチパネルの変形例により実行されるデータ処理の流れを概略的に示すブロック図である。 図8のタッチパネルで実行される遅延時間更新処理の手順を示すフローチャートである。 図9の遅延時間更新処理を説明するのに用いられる図である。 図1のタッチパネルの内部構成を詳細に示すブロック図である。 図1のタッチパネルにより実行されるデータ処理の流れを概略的に示すブロック図である。
符号の説明
101 タッチパネル
102 パソコン
103 ペン

Claims (7)

  1. 入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段とを備える座標入力装置であって、
    前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得手段と、
    前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測手段と、
    前記予測手段で予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信手段とを備えることを特徴とする座標入力装置。
  2. 一定方向に特定速度で移動する座標を前記外部機器に送信する移動座標送信手段と、
    前記移動座標送信手段によって送信された座標に基づいて前記外部機器が生成した画像を受信し、前記受信した画像を前記表示手段により表示したときに、前記表示された画像を保持する保持手段と、
    前記保持手段によって保持された画像が指示されることにより座標が入力されたときに前記座標検出手段によって検出された座標と、前記保持手段によって保持する直前に前記外部機器に送信した座標との距離を算出する座標距離算出手段と、
    前記算出された距離を前記特定速度で割った値を遅延時間として算出する遅延時間算出手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 入力面に入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段を備え、前記座標検出手段と前記表示手段とが一体で構成される座標入力装置であって、
    前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得手段と、
    前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測手段と、
    前記予測手段で予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信手段とを備えることを特徴とする座標入力装置。
  4. 入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段とを備える表示装置であって、
    前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得手段と、
    前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測手段と、
    前記予測手段で予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信手段とを備えることを特徴とする表示装置。
  5. 入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像をを表示する表示手段とを備える座標入力装置の制御方法であって、
    前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得工程と、
    前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測工程と、
    前記予測工程で予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信工程とを備えることを特徴とする座標入力装置の制御方法。
  6. 入力された座標を検出する座標検出手段と、該検出された座標を外部機器に送信する送信手段と、前記外部機器が送信された座標に基づいて生成した画像を表示する表示手段とを備える座標入力装置の制御方法をコンピュータにより実行するプログラムであって、
    前記座標検出手段により座標が検出された時点から前記表示手段に画像が表示された時点までにかかる時間を遅延時間として取得する遅延時間取得モジュールと、
    前記取得された遅延時間に基づいて、入力された座標を予測する予測モジュールと、
    前記予測モジュールで予測された座標を前記外部機器に送信する予測座標送信モジュールとを備えることを特徴とする座標入力装置の制御方法を実行するプログラム。
  7. 前記表示手段に表示された、前記座標検出手段によって検出された座標のカーソルを検出するカーソル位置検出手段を更に有し、
    前記遅延時間取得手段は、前記座標検出手段により検出された座標と、前記カーソル位置検出手段によって検出された画像の位置の座標から遅延時間を取得する事を特徴とする請求項1に記載の座標入力装置。
JP2004369437A 2004-12-21 2004-12-21 座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラム Pending JP2006178625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004369437A JP2006178625A (ja) 2004-12-21 2004-12-21 座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004369437A JP2006178625A (ja) 2004-12-21 2004-12-21 座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006178625A true JP2006178625A (ja) 2006-07-06
JP2006178625A5 JP2006178625A5 (ja) 2008-01-31

Family

ID=36732699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004369437A Pending JP2006178625A (ja) 2004-12-21 2004-12-21 座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006178625A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012092291A3 (en) * 2010-12-29 2012-11-22 Microsoft Corporation Touch event anticipation in a computing device
JP2014132411A (ja) * 2013-01-07 2014-07-17 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、方法およびプログラム
WO2015049934A1 (ja) * 2013-10-02 2015-04-09 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
CN110088720A (zh) * 2016-12-27 2019-08-02 松下知识产权经营株式会社 电子设备、输入控制方法以及程序

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012092291A3 (en) * 2010-12-29 2012-11-22 Microsoft Corporation Touch event anticipation in a computing device
US9354804B2 (en) 2010-12-29 2016-05-31 Microsoft Technology Licensing, Llc Touch event anticipation in a computing device
JP2014132411A (ja) * 2013-01-07 2014-07-17 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、方法およびプログラム
WO2015049934A1 (ja) * 2013-10-02 2015-04-09 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
CN110088720A (zh) * 2016-12-27 2019-08-02 松下知识产权经营株式会社 电子设备、输入控制方法以及程序
CN110088720B (zh) * 2016-12-27 2023-09-05 松下知识产权经营株式会社 电子设备、输入控制方法以及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10733466B2 (en) Method and device for reproducing content
CN109508137B (zh) 用于再现内容的方法和装置
US8400548B2 (en) Synchronized, interactive augmented reality displays for multifunction devices
US20150130847A1 (en) Display system, display device, display terminal, display method of display terminal, and control program
JP2012037700A (ja) 画像表示装置、画像表示システム、画像表示方法、プログラムおよび記録媒体
JP2006243200A (ja) マルチ画面用表示装置、及びその制御方法
JP2012088801A (ja) 電子ブック装置、および電子ブックプログラム
JP6141887B2 (ja) 書き込まれた内容のための空間的に関係する注釈の表示
JP2006178625A (ja) 座標入力装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP5830055B2 (ja) 画像処理装置および画像処理システム
JP2007248635A (ja) 画像データ処理装置及び画像データ表示処理方法
US8675026B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program storage medium
JP5736005B2 (ja) 入力処理装置、情報処理装置、情報処理システム、入力処理方法、情報処理方法、入力処理プログラム、及び情報処理プログラム
CN110909261A (zh) 一种时间轴处理方法、装置、设备和存储介质
JP2009266061A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像伝送システム
US20150262013A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and program
EP3863235B1 (en) Method and apparatus for processing data
JP2015201035A (ja) 送信装置、表示装置、送信方法およびプログラム
CN111949150A (zh) 控制外设切换方法、装置、存储介质及电子设备
JP4789759B2 (ja) 表示制御装置及びその制御方法
EP4321973A1 (en) Information processing method, information processing device, and program
JP5216886B2 (ja) データ表示システム
JP6200373B2 (ja) 表示領域制御装置、表示領域制御方法、および表示領域制御プログラム
JP2012252459A (ja) 表示制御装置、システム、表示制御方法及びそのためのプログラム
JPH0764706A (ja) データ再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060419

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090918

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091027