JP2006177995A - ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法及び再生方法 - Google Patents

ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法及び再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
2つのレーザ光を用いる場合であっても、露光時間をできるだけ長くしつつ記録再生することができるホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法及び再生方法を提供すること。
【解決手段】
本発明に係るホログラム記録再生装置は、サーボ用光源131からのレーザ光は振動させず、記録再生用光源111からのレーザ光のみが振動する。したがって、2つのレーザ光を用いる方式であっても、サーボ用レーザ光で各種信号パターンを確実に読み出して記録再生用レーザ光を目標トラックに照射させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホログラフィ技術によりデータを記録するホログラム記録装置、記録された信号を再生するホログラム再生装置、その記録方法及び再生方法に関する。
ホログラムにおけるデータ記録では、変調された(データが重畳された)信号光、変調されない参照光の2つをレーザ光から生成し、これらをホログラム記録媒体の同一場所に照射する。その結果、ホログラム記録媒体上で信号光と参照光が干渉して照射点に回折格子(ホログラム)が形成され、ホログラム記録媒体にデータが記録される。
ホログラム記録再生装置には、例えば赤色レーザ及び青色レーザの両方を用いてデータの記録する方式がある。赤色レーザは、記録媒体に予めピット記録されたアドレスサーボ用のパターンを読み出して目標アドレスにアクセスするのに用いられる。青色レーザは、上記アドレスサーボパターンとは別の層にあるホログラム記録層にデータを記録するのに用いられる。
ホログラム記録再生装置では、記録時または再生時のビームの位置及び角度が一定で、かつその再現性が求められる。一方、ディスク型の記録再生装置では、一般に記録媒体となるディスクが定速回転しながら記録または再生(以下、単に記録再生という。)が行われる。例えば光ディスクでは、ピットが1つ1つ記録されるごとに光ディスクが回転したり停止したりする、ということはない。これは、ディスクが急加速したり急減速したりすることは、ディスクのイナーシャが大きいため、過大なエネルギー消費となるからである。
このような装置でホログラムを記録再生するには、短時間で記録再生することが必要になる。なぜなら、記録再生中にもディスクは微小回転するので、ある時間以上記録再生に時間がかかると、ホログラム記録媒体となるディスク上でレーザ光のビームスポットの位置固定が満足されないからである。
記録再生時間を短くするには次のような限界がある。記録時には記録媒体に感光させるために一定の光パワーが必要である。このため、レーザパワーを大きくしようとすると、より大パワーを出せるレーザ素子と、多くの電力を必要とする。よって、記録効率の上からは、必要とされるレーザパワーはできるだけ小さいことが望ましく、結果として、露光時間をできるだけ長くできることが望ましいことになる。再生時においても、少ない観測時間で必要な再生SN比を得ようとすると、高感度の受光素子を必要とするので、SN比をできるだけ良くするという観点から、受光素子へのレーザパワーが大きい、あるいは露光時間が長いことが望ましい(例えば、特許文献2参照。)。
これらの相反する条件を両立させるために、記録再生ビームをディスク回転方向に往復運動させ、ディスク回転方向と同じ方向にビームを振っている時間にビームとディスクの相対速度をゼロまたは非常にゼロに近くする方法がある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−85768号公報(段落[0013]〜[0017]) 特開2003−178458号公報(段落[0115]、図24等)
しかしながら、特許文献2に記載の装置では、対物レンズをアクチュエータによってディスクの回転方向に振動させているため、例えば上記したような2つのレーザ光を用いる方式の場合、両方のレーザ光が振動する。その結果、赤色レーザで行っているアドレスの読み出すことが困難になり、またディスクの回転から記録再生時の同期が取れることが困難になってくる。
また、高速記録再生する、すなわち1つのホログラム記録(または再生)から次のホログラム記録(または再生)に移るまでの時間をtとした時、tが短くなる、すなわち1/t=f(Hz)が大きくなると、対物レンズの往復運動を正しく制御することが困難となる。以下、fを往復運動周波数と呼ぶことにする。実製品として、期待する記録密度や転送レートを達成するためには、例えばf=1kHz程度で10〜20μmずつずれた箇所に1つ1つのホログラムを多重に書き込むことが必要となってくる。このような場合、例えば仮にディスク上の回転周方向における絶対位置の情報の信号を得ることによって、ビーム照射位置とディスクの目標とする記録位置との偏差が得られたとしても、実際に目標とする記録位置に高精度にビームを追従させることができなくなる。仮に追従できたとしても、上述のように記録周波数等が高くなると、無用に高い目標位置との偏差計測精度や、高いサンプル周波数、広いサーボ帯域、高いメカのピストンモーション帯域を必要とし、現実的ではない。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、2つのレーザ光を用いる場合であっても、露光時間をできるだけ長くしつつ記録再生することができるホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法及び再生方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、往復運動周波数が高い場合であっても、確実に所望の記録位置に記録することができるホログラム記録装置及びその記録方法を提供することにある。また、そのように信号が記録された場合に、高いSN比で再生をすることができるホログラム再生装置及びその再生方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るホログラム記録装置は、ホログラム記録媒体を回転させる回転機構と、第1のレーザ光を出射する第1の光源と、前記記録媒体にホログラム記録するために、前記出射された第1のレーザ光の強度を変調する変調素子と、前記変調された第1のレーザ光を前記記録媒体の目標記録領域に照射させるための所定の信号パターンを、前記回転する記録媒体から読み取るための第2のレーザ光を出射する第2の光源と、前記読み取られた信号パターンに基づき、前記回転する記録媒体の前記目標記録領域と、該記録媒体に照射される前記第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなる期間に該ビームスポットが照射されるように、前記第1のレーザ光を振動させつつ前記変調素子により前記第1のレーザ光の強度を変調させる制御手段とを具備する。
本発明では、第2のレーザ光は振動させず、第1のレーザ光のみが振動手段により振動するように構成されている。これにより、第1及び第2のレーザ光という2つのレーザ光を用いる方式であっても、第2のレーザ光で上記信号パターンを確実に読み出して第1のレーザ光を目標記録領域に照射させることができる。また、第1のレーザ光のみを振動させて記録媒体の同じ位置にビームスポットが照射される時間を長くしている、つまり露光時間をできるだけ長くしている。したがって、十分な露光量で記録することができる結果、高いSN比で再生することができる。
目標記録領域とは、上記第1のレーザ光のビームスポットの径より大きい範囲であって、ある程度、回転方向に長さがあってもよい。この点において、後述する再生時の「目標スポット」とは異なる。ホログラム再生装置は、再生時にはホログラム記録位置の情報を取得しているからである。
本発明の一の形態によれば、前記制御手段は、前記第1のレーザ光の振動条件の情報を記憶する記憶部と、前記記憶された振動条件情報に応じて前記駆動素子を駆動させつつ前記変調素子により前記第1のレーザ光の強度を変調させるように制御する制御部とを有する。このような構成により、第1のレーザ光を振動させる動作を実現することができる。光学部材は、第1の光源と変調素子との間に設置されるのはなく、変調素子と対物レンズとの間に設置されるようにしてもよい。すなわち、制御手段は、前記変調された第1のレーザ光を対物レンズに導く光学部材と、前記光学部材を振動させるための駆動素子とを有していてもよい。光学部材とは、例えばミラー等でなるが、ミラーに限らず第1のレーザ光を変調素子に導けるものなら何でもよい。対物レンズは、第1のレーザ光と第2のレーザ光とを記録媒体に導くものである。
本発明の一の形態によれば、前記制御手段は、前記第1のレーザ光の振動条件の情報を記憶する記憶部と、前記記憶された振動条件情報に応じて前記駆動素子を駆動させつつ前記変調素子により前記第1のレーザ光を変調させるように制御する制御部とを有する。このように、第1のレーザ光の振動条件情報が予め記憶されていることにより、複雑なフィードバック制御等を要することなく第1のレーザ光を振動させながらデータを記録することができる。特に、ホログラム1つ1つ記録するときの周波数が高い場合であっても、フィードバック制御ではないので、容易に信号をホログラム記録することができる。
本発明の一の形態によれば、前記記憶部は、前記振動条件として振幅の情報を記憶している。振幅情報は、ホログラム記録装置の製造段階において最適な値に合わせるようにすることができる。具体的には、ホログラム記録装置の製造段階において、作業員は、回転する記録媒体の目標記録領域と、該記録媒体に照射される第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなるようなゲインを上記駆動素子に入力して調整していけばよい。また、ホログラム記録装置の経時変化等によって、振幅に狂いが出てきた場合等にユーザが最新の振幅情報に適宜更新できるようにしてもよい。
本発明の一の形態によれば、前記記録媒体には、前記信号パターンとして、ホログラム記録動作のためのクロックパターンと、前記記録媒体の回転角度の基準位置を示すパターンとが予め記録され、前記制御手段は、前記クロックパターンに基づきクロックを生成するクロック生成手段と、前記生成されたクロックをカウントするカウント手段と、前記カウントされる前記基準位置からの前記クロックのカウント値を前記記憶部に記憶させる手段とを有する。これにより、記録媒体の所望の周方向位置に確実にデータを記録することができるようになる。
本発明に係るホログラム再生装置は、ホログラム記録媒体を回転させる回転機構と、第1のレーザ光を出射する第1の光源と、前記記録媒体に記録されたホログラムの信号を再生するために、前記出射された第1のレーザ光から参照光を生成する生成手段と、前記出射された第1のレーザ光を前記記録媒体の目標スポットに照射させるための所定の信号パターンを、前記回転する記録媒体から読み取るための第2のレーザ光を出射する第2の光源と、前記読み取られた信号パターンに基づき、前記回転する記録媒体の前記目標スポットと、該記録媒体に照射される前記第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなる期間に該ビームスポットが照射されるように、前記第1のレーザ光を振動させつつ前記生成手段により参照光を生成する制御手段とを具備する。
本発明によれば、第1及び第2のレーザ光という2つのレーザ光を用いる方式であっても、第2のレーザ光で上記信号パターンを確実に読み出して第1のレーザ光を目標スポットに照射させて再生することができる。また、第1のレーザ光が振動することにより、高いSN比で再生することができる。
本発明に係るホログラム記録方法は、回転するホログラム記録媒体にホログラム記録するために第1のレーザ光を出射し、前記第1のレーザ光を前記記録媒体の目標記録領域に照射させるための所定の信号パターンを、前記回転する記録媒体から読み取るための第2のレーザ光を出射し、前記読み取られた信号パターンに基づき、前記回転する記録媒体の前記目標記録領域と、該記録媒体に照射される前記第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなる期間に該ビームスポットが照射されるように、前記第1のレーザ光を振動させつつ前記変調素子により前記第1のレーザ光の強度を変調する。
本発明に係るホログラム再生方法は、回転するホログラム記録媒体に記録されたホログラムの信号を再生するために第1のレーザ光を出射し、前記第1のレーザ光を前記記録媒体の目標スポットに照射させるための所定の信号パターンを、前記回転する記録媒体から読み取るための第2のレーザ光を出射し、前記読み取られた信号パターンに基づき、前記回転する記録媒体の前記目標スポットと、該記録媒体に照射される前記第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなる期間に該ビームスポットが照射されるように、前記第1のレーザ光を振動させつつ前記第1のレーザ光から参照光を生成する。
以上のように、本発明によれば、2つのレーザ光を用いる場合であっても、露光時間をできるだけ長くしつつ記録再生することができる。また、往復運動周波数が高い場合であっても、確実に所望の記録位置に記録することができ、そのように信号が記録された場合に、高いSN比で再生をすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るホログラム記録再生装置における光学ユニットの模式図である。
図1に示すように、ホログラム記録再生装置は、ホログラム記録媒体101への情報の記録、再生を行うものであり、光学ユニット100を備える。
光学ユニット100は、記録再生用光源111、コリメートレンズ112、遮蔽板113、1/2波長板114、偏光ビームスプリッタ115、イメージスタビライズ(IS)動作用ミラー116、ミラー117、偏光ビームスプリッタ118、空間光変調器119、レンズ120、遮蔽板121、レンズ122、偏光ビームスプリッタ123、レンズ124、遮蔽板125、レンズ126、ダイクロイックミラー127、対物レンズ128、凹レンズ129、撮像素子130、サーボ用光源131、コリメートレンズ132、グレーティング133、ビームスプリッタ134、ミラー135、集光用レンズ136、シリンドリカルレンズ137、受光素子138を有する。
ホログラム記録媒体101は、平面から見て円盤状(ディスク状)であり、図2に示すように、反射防止膜102、基板103、記録層104、ギャップ層105、波長選択膜106、ギャップ層107、グルーブ膜108、ベース基板109を有し、信号光と参照光による干渉縞を記録する記録媒体である。ホログラム記録媒体101は、図示しないスピンドルモータ等の駆動手段で例えば一定の回転速度(CAV:Constant Angular Velocity)で回転され、空間光変調器119の像を多数のホログラムとして記録することができる。
反射防止膜102は、記録媒体101の表面のレーザ光の反射を防止する。
基板103は、記録層104を外界から保護する保護層として機能する。
記録層104は、この干渉縞を屈折率(あるいは、透過率)の変化として記録するものであり、光の強度に応じて屈折率(あるいは、透過率)の変化が行われる材料であれば、有機材料、無機材料の別を問うことなく利用可能である。無機材料として、例えば、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)のような電気光学効果によって露光量に応じ屈折率が変化するフォトリフラクティブ材料を用いることができる。有機材料として、例えば、光重合型フォトポリマを用いることができる。光重合型フォトポリマは、その初期状態では、モノマがマトリクスポリマに均一に分散している。これに光が照射されると、露光部でモノマが重合する。なお、ポリマ化するにつれて周囲からモノマが移動してモノマの濃度が場所によって変化する。
以上のように、記録層104の屈折率(あるいは透過率)が露光量に応じて変化することで、参照光と信号光との干渉によって生じる干渉縞を屈折率(あるいは透過率)の変化としてホログラム記録媒体101に記録できる。
波長選択膜106は、波長の異なる光を選択的に透過する。すなわち、対物レンズ128で集光されたホログラム記録用のレーザ光S1を反射し、サーボ用等のレーザ光S2を透過する。
ギャップ層105及び107は、レーザ光S1及びS2の焦点距離の違いに対応するスペーサとして機能する。
グルーブ膜108は、例えばアルミニウム膜でなり、いわゆるサンプルサーボのための各種信号パターンが刻まれて構成されている。具体的には、グルーブ膜108は、クロック生成のためのクロックパターン、ホログラム記録媒体101へのトラッキング、フォーカス等のサーボ制御を行うためのサーボパターン、ホログラム記録用レーザ光S1のビームスポットを記録トラック上の目標位置へ照射させるためのアドレスパターン等の各種信号パターンがピットとして刻まれて構成されている。なお、フォーカスサーボについては、グルーブの深さ情報を利用してサーボ制御される。
記録再生用光源111は、レーザ光源であり、例えば波長が405nm(青色)、あるいは532nm(緑色)のレーザダイオード(LD)を用いることができる。
コリメートレンズ112は、記録再生用光源111から照射されたレーザ光を平行光に変換する光学素子である。
遮蔽板113は、平行光にされたレーザ光のビーム径を絞るピンホールを有する光学素子である。
1/2波長板114は、レーザ光に位相差を与え偏光方向を変える。
偏光ビームスプリッタ115は、1/2波長板114からのレーザ光をIS動作用ミラー116に向けて反射するとともに、光源111のレーザパワー制御のためにレーザ光の一部を透過させ、図示しない受光素子にその透過光を受光させる。
IS動作用ミラー116は、駆動素子146により回動駆動され、ホログラム記録媒体101の円周方向に対してレーザ光を走査する。この制御の詳細については後述する。駆動素子146としては、例えば圧電作用、電磁作用、あるいは静電作用で駆動する素子が用いられる。
ミラー117はIS動作用ミラー116で反射したレーザ光を偏光ビームスプリッタ118に向けて反射するための光学素子である。
偏光ビームスプリッタ118は、ミラー117から入射したレーザ光を空間光変調器119に向けて反射し、空間光変調器119を反射した光を透過する。
空間光変調器119は、信号光を空間的に(ここでは、2次元的に)変調して、データを重畳する光学素子である。空間光変調器に反射型の素子であるDMD(Digital Micro-mirror Device)や反射型液晶、GLV(Grating Light Valve)素子を用いることが可能である。なお、透過型の素子である透過型液晶素子を用いた構成とすることもできる。本実施の形態では、空間光変調器119により例えば円形の信号光の外周を囲むように参照光が形成されるようになっている。つまり、空間光変調器119上には円形の変調領域(信号光のための領域)を囲むように単に信号を反射するだけの反射領域(参照光のための領域)が設けられている。
レンズ120及び遮蔽板121は、空間光変調器119からの信号光のそれぞれの0次光及び1次光のみを通過させ、レンズ122は通過したこれらの光を平行光にする。
偏光ビームスプリッタ123は、レンズ122から入射した平行光を通過し、レンズ124を通過したホログラム記録媒体101からの反射光を撮像素子130に向けて反射する光学素子である。
レンズ124及び遮蔽板125は、偏光ビームスプリッタ123から出射したレーザ光のうち0次光及び1次光を通過させ、レンズ126は通過したこれらの光を平行光にする。
ダイクロイックミラー127は、記録再生に用いる光(記録再生用光源111からのレーザ光)とサーボに用いる光(サーボ用光源131からのレーザ光)とを同一の光路にするための光学素子である。ダイクロイックミラー127は、記録再生用光源111とサーボ用光源131とでレーザ光の波長が異なることに対応して、記録再生用光源111からの記録再生光を透過し、サーボ用光源131からのサーボ光を反射する。ダイクロイックミラー127は記録再生用の光は全透過し、サーボ用に用いる光は全反射するような薄膜処理がその表面に施されている。
対物レンズ128は、信号光及び参照光の双方、更にサーボ用光源131からのレーザ光をホログラム記録媒体101に集光し、かつホログラム記録媒体101からの反射光を平行光にするための光学素子である。
凹レンズ129は、ホログラム記録媒体101からの反射光のビーム径を撮像素子130に合致するサイズに拡大する光学素子である。
撮像素子130は、再生光の画像を入力するための素子であり、例えば2次元のCCD(Charge Coupled Device)により構成される。
サーボ用光源131は、トラッキングサーボ、フォーカスサーボ等のサーボ制御やアドレス信号の読み取りを行うための光源であり、記録再生用光源111とは波長の異なるレーザ光を出射する。サーボ用光源131は、例えば、レーザダイオードであり、発振波長としてホログラム記録媒体101に対して感度が小さい、例えば650nmが使用される。
コリメートレンズ132は、サーボ用光源131から照射されたレーザ光を平行光に変換する光学素子である。
グレーティング133は、コリメートレンズ132から出射されたレーザ光を3つのビームに分割するための光学素子であり、2枚の素子から構成される。サーボ制御及びアドレス信号読み取りのためにレーザ光の分割が行われる。
ビームスプリッタ134は、グレーティング133から出射されたレーザ光を透過し、ホログラム記録媒体101から反射されて戻ってきた戻り光を反射するための光学素子である。
ミラー135は、ビームスプリッタ134からの戻り光を受光素子138に向けて反射する光学素子である。ここでは、ビームスプリッタ134とミラー135とがプリズムにより一体化されているが、別々の光学素子としても構わない。
集光用レンズ136は、ミラー135からの戻り光を受光素子138に集光するための光学素子である。
シリンドリカルレンズ137は、集光用レンズ136から集光されたレーザ光のビーム形状を円形から楕円形に変換するための光学素子である。
受光素子138は、戻り光を受光し、トラッキングサーボ制御のためのトラッキングエラー信号、フォーカスサーボ制御のためのフォーカスエラー信号、更にアドレス信号を出力するための素子である。
対物レンズ128は、図示を省略した例えば駆動用のコイルなどのサーボ駆動ユニットにより、受光素子138からのトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に応じて駆動され、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。
図3は、IS動作用ミラー116の駆動システムを示すブロック図である。
この駆動システム50は、信号処理部10及びこの信号処理部10で処理された信号に基づきIS動作用ミラー116の駆動信号を発生するミラー駆動信号発生部20を有する。
信号処理部10は、デコーダ1とPLL4とを有する。デコーダ1及びPLL4には、受光素子138で検出されて読み取られた各種パターンの読み取り信号7がそれぞれ入力される。読み取り信号7は、受光素子138で検出された信号が増幅、波形等価、A/D(Analog/Digital)変換等、各種処理がなされた信号である。
デコーダ1は、この読み取り信号7から、後述するブロックナンバーや回転角度を表す情報等をデコードする。これによりデコーダ1はアドレス情報を取得し、このアドレス情報のデータ8が、図示しない記録再生処理系のシステムコントローラに出力される。また、デコーダ1は、後述するように基準アドレスパルス5をカウンタ9に出力する。
PLL4は、読み取り信号7に含まれるクロックパターンの信号からクロックを生成するクロック生成部2と、このクロック生成部2で生成されたクロックの周波数をN逓倍するN逓倍器3とを有する。クロック生成部2は、図示しない水晶発振器、位相比較器、VCO(Voltage Controlled Oscillator)等を有する。
図4は、IS動作用ミラー116が駆動するための駆動信号の例を示す図である。図4(a)に示すように、グルーブ膜108(図2参照)の領域が回転周方向に24個の扇型のブロックに分割され、それぞれの領域に0〜23までのブロックナンバーが付されている。このブロックで分割された領域は、ホログラム記録の記録層104(図2参照)に物理的に対応するものである。ブロックナンバーは、上述したグルーブ膜108によってパターン化されている。
各ブロックの例えば先頭には、図4(c)に示すように他の場所には存在しないユニークなシンクパターンや、上記ブロックナンバー及び角度位置を表すパターン等でなるアドレスパターンが含まれている。角度位置を表すパターンとは、1つのブロックに例えば周方向に複数箇所存在し、当該複数箇所でそれぞれ異なるパターンである。これらシンクパターン、アドレスパターン以外の各ブロックの領域はクロックパターンでなる。アドレスパターンには、その他トラックナンバーを示すパターンも含んでいてもよい。これらの各種信号パターンがRF信号として再生された信号が図4(d)に示す信号である。
デコーダ1では、上記シンクパターンまたは角度位置を表すパターンに応じて基準アドレスパルス5をカウンタ9に出力する。基準アドレスパルスは、シンクパターンごとに出力されるパルス、あるいは角度位置を表すパターンごとに出力されるパルスである。図4(e)は、デコーダ1でアドレス情報をデコードするためにPLL4で生成されたクロック信号を示す。図4(f)は、N逓倍器3で周波数がN逓倍された後のクロック信号である。図4(f)で示すクロック信号が、駆動素子146がIS動作用ミラー116を駆動するための動作信号となり、図示しないスピンドルモータが記録媒体101を回転させるときの高密度の回転角度エンコーダと等価な信号となる。
本実施の形態に係るホログラム記録再生装置は、このIS動作によって、回転する記録媒体101上にホログラム記録用のレーザ光S1がアクセスするときの目標記録領域と、そのホログラム記録用のレーザ光S1のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなるように、つまりゼロとなるように、IS動作用ミラー116を振動させようとするものである。
ミラー駆動信号発生部20は、カウンタ9、記憶部11、D/A(Digital/Analog)変換器12、VCA(Voltage Controlled Amplifier)13を有する。
カウンタ9は、N逓倍器3で生成されたIS動作用クロック信号をカウントするとともに、そのカウント値を記憶部11に出力する。また、カウンタ9は、デコーダ1でデコードされた基準アドレスパルス5に基づきカウント値をリセットする。すなわち、基準アドレスパルス5がリセットパルス信号となる。
記憶部11には、IS動作の振動条件の情報が記憶されている。振動条件としては、例えば周波数、振幅等の情報があり、これらの情報が例えば16bit/ワードのテーブルデータとして記憶部11に記憶されている。
D/A変換器12は、記憶部11から出力されるデータを入力してアナログに変換し、駆動素子146に出力する。
上記振幅情報は、ホログラム記録再生装置の製造段階において最適な値に合わせるようにすることができる。具体的には、ホログラム記録再生装置の製造段階において、作業員は、回転する記録媒体の目標記録領域と、該記録媒体に照射される第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなるようなゲインコントロールを行えばよい。さらに具体的には、実際のIS動作用ミラー116によるビーム変位量を実測しながら、テーブルデータを適宜書き換えることによりビームが記録媒体101の回転に添って移動する軌道形状をより直線に近くなるように(より三角波に近くなるように)調整する。そして、例えばDC可変電圧源14からVCA13に対するゲインコントロール入力16を用いて上記直線部分の速度が、ビーム位置でのメディア周速度に一致するように調整する。このように、ホログラム記録用レーザ光S1の振動条件情報が予め記憶されていることにより、複雑なフィードバック制御等を要することなくレーザ光S1を振動させながらデータを記録することができる。
なお、図示しないフィードバック制御系によって、ゲインをVCAにフィードバックさせ、VCAでゲインを自動制御させるようにしてもよい。
図5は、ホログラム記録媒体101が回転動作するときに記録(または再生)すべき、記録媒体101上の目標記録領域(または目標スポット)の変位と、IS動作用ミラー116の動作によるレーザ光S1のビームスポットの変位との関係を示すグラフである。横軸は時間、縦軸はそれぞれの変位量である。目標記録領域の変位151は、回転周方向に直線的に表すことができ、その傾きが速度(線速度)となる。レーザ光S1のビームスポットの変位152は、振動するので振動波形で表せる。これら各変位151及び152の傾きが同じ位置となる場所で、相対速度がほぼゼロになる。記憶部11は、このようなレーザ光S1のビームスポットの変位152の1周期分の波形をデータとして記憶している。
図6は、図5のグラフに、変位151及び152の相対変位153を加えたグラフである。相対変位153は相対速度がゼロの部分で傾き、すなわち速度がゼロとなっている。
なお、位相コントロール用のデータ入力17は、自己録再の場合、原理的には必要ない。記録時と再生時は完全に同じ軌道を通り、同じ位置で記録再生するからである。しかし、経時変化や温度ドリフトの影響、あるいは他機で記録したものの再生等で、再生位置の微調整を行う必要がある場合、本入力を使用する。具体的な例を挙げれば、連続再生モードにおいて、この入力を用いて往復振動軌道の初期位相を(0度から360度まで)徐々に変化させると、ある位相位置でデータが最も誤りなく記録再生できる位相位置が見つかる。この初期位置を記憶し、上記データ入力値として設定すれば、位相の最適化が行われる。
以下、ホログラム記録再生装置の記録時の動作を説明する。
ミラー駆動信号発生部20において記憶部11に記憶された振動波形により駆動信号を発生させ、駆動素子146によりIS動作用ミラー116を振動させておく。
記録再生用光源111から出射されたレーザ光がコリメートレンズ112によって平行光になり、遮蔽板113のピンホールにより所望のビーム径にされ、1/2波長板に入射する。
1/2波長板を出射したレーザ光は偏光ビームスプリッタ115を通り、振動するIS動作用ミラー116で反射したレーザ光はミラー117及び偏光ビームスプリッタ118を反射して空間光変調器119に入射する。
空間光変調器119により生成された信号光及び参照光は、偏光ビームスプリッタ118、レンズ120、遮蔽板121、レンズ122、偏光ビームスプリッタ123、レンズ124、遮蔽板125、レンズ126、ダイクロイックミラー127、対物レンズ128を通過し、振動しながら記録媒体101上の略同一の箇所に集光する。
以下、IS動作用ミラー116の駆動システムの動作について図7、図8及び図9を参照しながら説明する。
サーボ用レーザ光S2によりクロックパターン及びアドレスパターンの信号パターンが読み出されると、PLL4によりクロックが生成される。デコーダ1はこのクロックを用いて、信号パターンから抽出された基準アドレスパルス5をカウンタ9に出力する(図7(a))。カウンタ9はこの基準アドレスパルス5が入力されたタイミングでカウント値をリセットする(図7(b))。そうすると、記憶部11を司る図示しない記録再生処理系のシステムコントローラは、このIS動作用ミラー116の振動の位相等を監視することにより、記録媒体101上の目標トラックの線速度と、ホログラム記録用レーザ光S1のビームスポットの速度とがほぼ同じになるような位相、すなわちタイミング(図7(c)に示す期間ta)で空間光変調器119のシャッタ動作のON(露光)とすることができる。この露光時においては、図8に示すように、ホログラム記録用レーザ光S1のビームスポットS1aが、記録媒体101の回転周方向Pに移動していく。さらに、システムコントローラは、リセット位置からの、例えば期間taの立上りのカウント値を記憶部11に記憶させることにより、そのカウント値、すなわち記録媒体101上のアドレスを記憶しておくことができる。
このようにして、図7(d)、図7(e)及び図9に示すように、両者の相対速度がほぼゼロとなる期間taごとに1つ1つのホログラム301、302、303、・・・が多重に記録されていく。この場合の記録ピッチとしては、例えばホログラム記録マークの1/2程度であり、例えば20μmである。記録ピッチが20μmの場合、ホログラム記録マークの振動振幅が5μm(変位量10μm)となるように、記憶部11に振動波形の振幅を予め設定しておけばよい。
以上のように、本実施の形態によれば、サーボ用レーザ光は振動させず、ホログラム記録用レーザ光のみが振動する。したがって、2つのレーザ光を用いる方式であっても、サーボ用レーザ光で各種信号パターンを確実に読み出してホログラム記録用レーザ光を目標トラックに照射させることができる。また、ホログラム記録用レーザ光を振動させて記録媒体101の同じ位置にビームスポットが照射される時間を長くしているので、十分な露光量で記録することができる。
また、本実施の形態によれば、記憶部11においてホログラム記録用レーザ光の振動条件情報が予め記憶されていることにより、複雑なフィードバック制御等を要することなくホログラム記録用レーザ光を振動させながらデータを記録することができる。特に、ホログラム1つ1つ記録するときの周波数が高い場合であっても、目標軌道に追従させるための直接的なフィードバック制御ではないので、容易に信号をホログラム記録することができる。
次に、再生時におけるホログラム記録再生装置の動作を説明する。
再生時には参照光のみをホログラム記録媒体101に入射させる。
記録再生用光源111から出射されたレーザ光がコリメートレンズ112、遮蔽板113、1/2波長板、偏光ビームスプリッタ115、IS動作用ミラー116、ミラー117、ミラー117及び偏光ビームスプリッタ118を反射して空間光変調器119に入射する。
空間光変調器119における信号光の領域を全て「暗」とすることで参照光だけが、偏光ビームスプリッタ118、レンズ120、遮蔽板121、レンズ122、偏光ビームスプリッタ123、レンズ124、遮蔽板125、レンズ126、ダイクロイックミラー127、対物レンズ128を通過し、ホログラム記録媒体101に入射する。
再生時におけるIS動作用ミラー116の駆動原理は、記録時とほぼ同様である。例えば、図3の信号処理部10で、記録時と同じようにIS動作用クロックを生成するとともに、ミラー駆動信号発生部20により記憶部11に記憶された振動波形のデータを駆動素子146に出力してIS動作用ミラー116を振動させる。システムコントローラは、読み出そうとするホログラム記録データの記録位置を、上記基準アドレス位置(リセット位置)からのクロックカウント値で把握している。したがって、システムコントローラは、ホログラム記録マークが記録された目標スポットと、参照光のビームスポットとの相対速度がほぼ0となるようなタイミングでその参照光を照射させるように、空間光変調器119の動作タイミングを制御すればよい。これにより、記録媒体101に記録されたホログラムから回折光(再生光)が発生する。
発生した再生光は入射光と逆の光路をたどり、対物レンズ128、ダイクロイックミラー127、レンズ126、遮蔽板125、レンズ124を透過して、偏光ビームスプリッタ123で反射され、凹レンズ129を介して撮像素子130に入射し、撮像素子130によって空間光変調器119での空間的な2次元データに対応する電気信号に変換される。撮像素子130からの出力は、図示しない記録再生処理系によって2値化され、時系列2値化データに変換される。
本実施の形態によれば、サーボ用レーザ光は振動させず、再生時においても参照光のみを振動させるようにしている。したがって、2つのレーザ光を用いる方式であっても、サーボ用レーザ光で各種信号パターンを確実に読み出して参照光のビームスポットを目標スポットに照射させることができる。また、参照光を振動させることにより、参照光のビームスポットが、できるだけ長い時間1つのホログラム記録マークを照射するので、高レベルのRF信号が得られ、高いSN比で再生することができる。
本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば上記実施の形態では、IS動作用ミラー116は1つだけであったが、2つ以上設けるようにしてもよい。あるいは、IS動作用ミラー116の振動が適正であるかどうかを監視する手段を設けてもよい。
本発明の一実施の形態に係るホログラム記録再生装置における光学ユニットの模式図である。 ホログラム記録媒体の断面構造を示す図である。 IS動作用ミラーの駆動システムのブロック図である。 IS動作用ミラーが駆動するための駆動信号の例を示す図である。 記録媒体上の目標スポットの変位と、IS動作用ミラーの動作によるレーザ光のビームスポットの変位との関係を示すグラフである。 図5のグラフに、両者の相対変位を加えたグラフである。 基準アドレスパルスの発生から信号が記録されるまでの各種信号を示す図である。 ホログラム記録用レーザ光のビームスポットが振動する様子を示す図である。 記録媒体にデータが多重記録される様子を示す図である。
符号の説明
S1…ホログラム記録用レーザ光
S2…サーボ用レーザ光
ta…相対速度がほぼなくなる期間
S1a…ビームスポット
4…PLL
5…基準アドレスパルス
9…カウンタ
11…記憶部
20…ミラー駆動信号発生部
50…駆動システム
100…光学ユニット
101…ホログラム記録媒体
111…記録再生用光源
116…IS動作用ミラー
119…空間光変調器
131…サーボ用光源

Claims (8)

  1. ホログラム記録媒体を回転させる回転機構と、
    第1のレーザ光を出射する第1の光源と、
    前記記録媒体にホログラム記録するために、前記出射された第1のレーザ光の強度を変調する変調素子と、
    前記変調された第1のレーザ光を前記記録媒体の目標記録領域に照射させるための所定の信号パターンを、前記回転する記録媒体から読み取るための第2のレーザ光を出射する第2の光源と、
    前記読み取られた信号パターンに基づき、前記回転する記録媒体の前記目標記録領域と、該記録媒体に照射される前記第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなる期間に該ビームスポットが照射されるように、前記第1のレーザ光を振動させつつ前記変調素子により前記第1のレーザ光の強度を変調させる制御手段と
    を具備することを特徴とするホログラム記録装置。
  2. 請求項1に記載のホログラム記録装置であって、
    前記制御手段は、
    前記光路上に設けられ、前記光源から出射された第1のレーザ光を前記変調素子に導く光学部材と、
    前記光学部材を振動させるための駆動素子と
    を有することを特徴とするホログラム記録装置。
  3. 請求項2に記載のホログラム記録装置であって、
    前記制御手段は、
    前記第1のレーザ光の振動条件の情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶された振動条件情報に応じて前記駆動素子を駆動させつつ前記変調素子により前記第1のレーザ光の強度を変調させるように制御する制御部と
    を有することを特徴とするホログラム記録装置。
  4. 請求項3に記載のホログラム記録装置であって、
    前記記憶部は、前記振動条件として振幅の情報を記憶していることを特徴とするホログラム記録装置。
  5. 請求項3に記載のホログラム記録装置であって、
    前記記録媒体には、前記信号パターンとして、ホログラム記録動作のためのクロックパターンと、前記記録媒体の回転角度の基準位置を示すパターンとが予め記録され、
    前記制御手段は、
    前記クロックパターンに基づきクロックを生成するクロック生成手段と、
    前記生成されたクロックをカウントするカウント手段と、
    前記カウントされる前記基準位置からの前記クロックのカウント値を前記記憶部に記憶させる手段と
    を有することを特徴とするホログラム記録装置。
  6. ホログラム記録媒体を回転させる回転機構と、
    第1のレーザ光を出射する第1の光源と、
    前記記録媒体に記録されたホログラムの信号を再生するために、前記出射された第1のレーザ光から参照光を生成する生成手段と、
    前記出射された第1のレーザ光を前記記録媒体の目標スポットに照射させるための所定の信号パターンを、前記回転する記録媒体から読み取るための第2のレーザ光を出射する第2の光源と、
    前記読み取られた信号パターンに基づき、前記回転する記録媒体の前記目標スポットと、該記録媒体に照射される前記第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなる期間に該ビームスポットが照射されるように、前記第1のレーザ光を振動させつつ前記生成手段により参照光を生成する制御手段と
    を具備することを特徴とするホログラム再生装置。
  7. 回転するホログラム記録媒体にホログラム記録するために第1のレーザ光を出射し、
    前記第1のレーザ光を前記記録媒体の目標記録領域に照射させるための所定の信号パターンを、前記回転する記録媒体から読み取るための第2のレーザ光を出射し、
    前記読み取られた信号パターンに基づき、前記回転する記録媒体の前記目標記録領域と、該記録媒体に照射される前記第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなる期間に該ビームスポットが照射されるように、前記第1のレーザ光を振動させつつ前記変調素子により前記第1のレーザ光の強度を変調することを特徴とするホログラム記録方法。
  8. 回転するホログラム記録媒体に記録されたホログラムの信号を再生するために第1のレーザ光を出射し、
    前記第1のレーザ光を前記記録媒体の目標スポットに照射させるための所定の信号パターンを、前記回転する記録媒体から読み取るための第2のレーザ光を出射し、
    前記読み取られた信号パターンに基づき、前記回転する記録媒体の前記目標スポットと、該記録媒体に照射される前記第1のレーザ光のビームスポットとの相対速度が周期的にほぼなくなる期間に該ビームスポットが照射されるように、前記第1のレーザ光を振動させつつ前記第1のレーザ光から参照光を生成することを特徴とするホログラム再生方法。
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