JP2006177878A - 光導波路を用いた蛍光分析用バイオチップ及びそれを用いたバイオチップモジュール - Google Patents

光導波路を用いた蛍光分析用バイオチップ及びそれを用いたバイオチップモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 充分な蛍光強度が得られ、かつ、小型な蛍光分析用バイオチップ及びそれを用いたバイオチップモジュールを提供するものである。
【解決手段】 本発明に係る蛍光分析用バイオチップは、主としてDNA或いはRNAの塩基の同定に用いられ、DNA或いはRNAを含んだ試料溶液と色素溶液の混合液の流路120がチップ本体に形成されたものであり、チップ本体に、屈折率の高いコア102と屈折率の低いクラッド103を有し、蛍光分析のための励起光を導波させる光導波路104を設け、その光導波路104の少なくとも一部を、流路120と近接し、かつ、並行する結合領域111としたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主としてDNA或いはRNAの塩基の同定に用いる蛍光分析用バイオチップに関するものである。
従来、液体試料におけるDNA(デオキシリボ核酸)或いはRNA(リボ核酸)の含有量を測定する方法として、バイオチップによる方法が知られている(非特許文献1参照)。
従来のバイオチップとして、図6〜図9に示すような構成のものがある。
図6に示すように、バイオチップモジュールの、ソルベント注入口301からDNA或いはRNAを含んだ試料溶液S1が注入され、色素溶液注入口302からローダミンとエタノールとを1:1、2:1、3:1のいずれかの混合比で混ぜた色素溶液S2が注入される。
それら試料溶液S1と色素溶液S2はバイオチップモジュールの混合領域303で混合される。図7は、図6における要部67のX−Z面断面図である。チップ本体362と蓋部材361とで囲まれた空間部である混合領域303は、溝深さの深いチャネル306で形成されており、このチャネル306によって、試料溶液S1と色素溶液S2は速やかに混合される。
混合された試料溶液S1及び色素溶液S2(以下、混合液という)は、レーザキャビティ領域304に導入される。図8は、図6における要部68のX−Z面断面図である。混合領域303と連通して形成されるレーザキャビティ領域304は、混合領域303のチャネル306よりも溝深さの浅いチャネル307で形成される。
図9は、従来のバイオチップモジュールのレーザキャビティ領域における断面図である。シリコン基板408に形成された混合領域303は、深くエッチングされた領域であり、高アスペクト比チャネルになっている。高アスペクト比チャネルを形成するため、シリコン基板408上には、SU-8などの重合体405の層が設けられ、これによりチップ本体が構成される。ここで言う高アスペクト比とは、混合領域303のチャネル深さ(図9中では上下方向)とチャネル幅(図9中では左右方向)の比率(深さ/幅)が大きいことを意味している。レーザキャビティ領域304におけるシリコン基板408の上面には、下部鏡面407が設けられる。
チップ本体における混合領域303などの形成面側(図9中では上側)に蓋部材が設けられ、これによりバイオチップモジュールが構成される。蓋部材は、パイレックス(登録商標)ガラス製の蓋本体403で構成され、チップ本体側(図9中では下側)にPMMA(Poly Methyl Meth Acrylate:ポリメチルメタアクリレート)層404を有する。蓋本体403とPMMA層404の境界部における下部鏡面407と対向する位置に、ハーフミラーである上部鏡面401が設けられる。
混合領域303からレーザキャビティ領域304へ導入された混合液は、蓋本体403の斜め上方から入射される励起光(Pumping Laser Light)L1により励起され、レーザキャビティ領域304において蛍光発光する。
その蛍光発光した光は、上部鏡面401と下部鏡面407との間で共振し、光強度が強められ、色素レーザ光L2としてバイオチップモジュールの垂直上方に出射され、光検出器410により測定される。その後、混合液は、排出部406を経由して排出される。
BIOPHOTONICS INTERNATIONAL,Dec.2003,p.50〜51
従来のバイオチップモジュールは、蛍光発光した光を、レーザキャビティ領域304の厚み方向(図9中では上下方向)に共振させていたために、充分な蛍光強度を得ることができなかった。
また、従来のバイオチップモジュールでは、バイオチップモジュールの斜め上方から励起光L1を照射すると共に、バイオチップモジュールの上方に色素レーザ光L2を出射させ、その光L2を光検出器410によって検出していた。このため、バイオチップモジュールとしては、バイオチップの他に、励起光用レーザ光源及び光検出器410が必要となるため、バイオチップモジュール全体の装置構成が大きくなるという問題があった。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、充分な蛍光強度が得られ、かつ、小型な蛍光分析用バイオチップ及びそれを用いたバイオチップモジュールを提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明に係る蛍光分析用バイオチップは、主としてDNA或いはRNAの塩基の同定に用いられ、DNA或いはRNAを含んだ試料溶液と色素溶液の混合液の流路がチップ本体に形成された蛍光分析用バイオチップにおいて、上記チップ本体に、屈折率の高いコアと屈折率の低いクラッドを有し、蛍光分析のための励起光を導波させる光導波路を設け、その光導波路の少なくとも一部を、上記流路と近接し、かつ、並行する結合領域としたものである。
ここで、光導波路のコア屈折率は、混合液の屈折率とほぼ等しく調整される。
チップ本体は、基板上に設けたクラッドの層と、そのクラッド層内部に設けたコアとで構成され、そのクラッド層の表面に流路が形成される。
一方、本発明に係るバイオチップモジュールは、前述した蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールであって、バイオチップの流路の、結合領域よりも下流側の位置に、その他の部分よりも溝深さの浅い間隙部を形成し、この間隙部を流れる上記混合液に臨んで光検出手段を設けたものである。
また、本発明に係るバイオチップモジュールは、前述した蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールであって、バイオチップの流路の、結合領域よりも下流側の位置に、流路を流れる上記混合液に臨んで光検出手段を設けたものである。
ここで、光検出手段は、バイオチップの流路形成面を覆う蓋部材に埋設することが好ましい。
本発明の蛍光分析用バイオチップによれば、励起光が導波される光導波路のコアと流路を流れる混合液の間で光電力を100%結合させるため、混合液中の塩基を充分な蛍光強度で発光させることができるという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の好適一実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップの上面図を図1に示す。また、図1の2−2線断面図を図2に、図1の3−3線断面図を図3に示す。
図1に示すように、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップは、主としてDNA或いはRNAの塩基の同定に用いるもので、流路120と光導波路104を備えている。チップ本体は、図2,図3に示すように、基板101上にクラッド層103を設けてなる。流路120は、このチップ本体(クラッド層103)の表面に形成される。また、光導波路104は、クラッド層103と、そのクラッド層103の最下部に設けられた(クラッド層103の内部に配置され、かつ、基板101とクラッド層103の境界面に臨んで設けられた)コア102とで構成される。クラッド層103の表層には、高アスペクト比チャネルを形成するべく、SU-8やPMMAの層(図示せず)が設けられる。
流路120は、流れ方向上流側から順に、塩基を含んだ試料溶液を注入し流すための第1注入部105及び色素溶液を注入し流すための第2注入部106と、試料溶液と色素溶液の混合液が流れる合流路108と、合流路108を経て導入された混合液の蛍光強度を測定するための領域である間隙部(光検出部)109と、混合液を排出するための排出部110とを有する。第1注入部105と第2注入部106は交差合流部107において交差合流し、1本の流路(合流路108)となる。間隙部109の溝深さは、流路の他の部分(第1注入部105、第2注入部106、合流路108、及び排出部110)よりも浅く形成される。例えば、第1注入部105、第2注入部106、合流路108、及び排出部110は溝深さが50μmの高アスペクト比チャネル、間隙部109は溝深さが10μmの低アスペクト比チャネルとされる。
また、光導波路104は、蛍光分析のための励起光が導波される。光導波路104は、合流路108(流路)と近接し、かつ、その長手方向に並行する結合領域111を少なくとも1箇所以上有する。光導波路104のコア102は、その屈折率が混合液の屈折率とほぼ同じになるように調整される。これによって、結合領域111において、光導波路104と合流路108が光結合による方向性結合器を形成する。結合領域111の長さは例えば1mmとされ、また、この結合領域111における光導波路104と合流路108の離間距離は、コア寸法(コア幅)と同程度の距離が好ましく、例えば約6μmとされる。ここで、結合領域111の長さは、後述する光電力の結合が100%となるように設計段階で微調整され、例えば、数μmから数mmの間で任意に選択される。
第1注入部105に試料溶液の注入手段が、第2注入部106に色素溶液の注入手段がそれぞれ接続され、また、光導波路104に励起光発振手段が光学的に接続される。
本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップは、例えば、以下に示すような工程を経て作製される。先ず、図2、図3に示したように、例えば石英で構成される基板101上に、例えばSiO2−GeO2で構成されるコア膜をプラズマCVD法により成膜し、そのコア膜の上面にマスク(例えば、WSi膜)を成膜する。このWSi膜の上面にフォトリソグラフィ、ドライエッチングを順次施し、リッジ状のコア102が形成される。このコア102に熱処理を施すことにより、不純物成分が除去され、微視的なガラス構造を有する安定した膜が得られる。
次に、リッジ状のコア102上に、コア102と同様にプラズマCVD法を用いてクラッド層103を成膜する。このクラッド層103に熱処理を施すことでチップ本体が得られ、クラッド層103の内部にコア102を有する光導波路104が形成される。
ここで、光導波路104のコア102の屈折率は、合流路108を流れる混合液の屈折率とほぼ等しくする必要があるため、コア膜の構成材料としては、SiO2に例えばTa2O5、Nb2O5、GeO2などの酸化物をドーピングしたもの、LiNbO3単体、又はLiNbO3に各種ドーパントをドーピングしたものなどが挙げられる。コア膜の屈折率が混合液の屈折率とほぼ等しくなるように、ドーパントのドーピング量がコントロールされる。また、クラッド103は、コア102よりも屈折率の低い材料で形成される。
次に、成膜されたクラッド層103上にマスク(例えば、WSi膜)を成膜する。このWSi膜の上面にフォトリソグラフィ、ドライエッチングを順次施し、チップ本体に、基板101にまで達する深さの第1注入部105、第2注入部106、合流路108、及び排出部110が形成される。また、同様の方法を用い、チップ本体に、第1注入部105などよりも溝深さの浅い間隙部109が形成される。これによって、蛍光分析用バイオチップが得られる。
この蛍光分析用バイオチップの上面に蓋部材115を設けることで、バイオチップモジュールが得られる。蛍光分析用バイオチップ及び蓋部材115は、接着層116を介して貼り合わされる。蓋部材115には光検出手段114が一体に設けられており、蓋部材115の下面の間隙部109と対向する位置に光検出手段114が埋設される。つまり、光検出手段114は、溝深さの浅い間隙部109を流れる混合液に臨んで配置される。光検出手段114としては、後述する蛍光強度を測定できるものであれば特に限定するものではなく、例えば、図9に示した光検出器410などが適用可能である。また、蓋部材115は、例えば、パイレックス(登録商標)ガラス製の蓋本体で構成される。その蓋本体のチップ本体側(図2,3中では下側)の表層には、例えば、PMMA層(図示せず)が設けられる。
次に、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップの作用について説明する。
まず、励起光が光導波路104に導入される。また、第1注入部105の注入口からは塩基を含んだ試料溶液が注入され、第2注入部106の注入口からはローダミンとエタノールが一定の混合比で混合された色素溶液が注入される。試料溶液と色素溶液は交差合流部107で混合されて混合液となる。この混合液中において、試料溶液中の塩基が色素溶液中の色素と反応する。その後、混合液は、合流路108、間隙部109を経て排出部110へと達し、排出される。
本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップにおいては、光導波路104のコア102の屈折率と塩基を含んだ混合液の屈折率が略等しくなるように、コア102の屈折率を調整している。また、光導波路104と合流路108が近接し、並行する結合領域111の長さを、光導波路104のコア102と合流路108を流れる混合液の間で光電力の結合が生じるように調整している。つまり、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップは、従来のバイオチップの構造に、光導波路及び方向性結合器を付加した構造となっている。光導波路104と合流路108の結合領域111が方向性結合器として機能することから、光導波路104のコア102と合流路108を流れる混合液の間で光電力の結合が生じる。
その結果、光導波路104のコア102に導入された励起光は、結合領域111において、光のモード結合によって、合流路108を流れる混合液側に100%光結合される。このため、コア102を伝搬する励起光の光電力は、全て、結合領域111において合流路108を流れる混合液に移行(移動)する。よって、混合液中の、DNA或いはRNAと反応した色素に反応する塩基は十分な光強度の励起光で照射されるため、充分な蛍光強度が得られ、例えば従来の10倍以上の大きな蛍光強度となる。なお、第1注入部105の注入口からアミノ酸又はタンパク質を注入し、第2注入部106から、相当する色素溶液を注入することにより、アミノ酸又はタンパク質の定量評価を行うこともできる。
合流路108で充分に蛍光発光した混合液中の塩基、アミノ酸、又はタンパク質は、間隙部109へ導入される。蛍光発光した塩基が間隙部109を通過する際、その蛍光強度が光検出手段114によって検出、測定される。この時、混合液中の塩基が、充分な蛍光強度で発光しているため、混合液中の塩基を精度よく検出、判別することができ、従来よりも大きなダイナミックレンジで定量評価を行うことができる。
また、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップによれば、光導波路104をチップ本体内部に設けており、その光導波路104を励起光が導波するため、励起光に外的要因による影響が及ぶおそれはない。よって、信頼性(分析精度)の高い蛍光分析用バイオチップが得られる。
一方、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールによれば、光検出手段114は、蓋部材115に埋め込まれており、蓋部材115と一体に設けられている。このため、本実施の形態のバイオチップモジュールは、図9に示したバイオチップモジュールと比べて装置構成を大幅に小さくすることができると共に、図9に示した光検出器410のようにバイオチップに対する位置合わせを行う必要がない。
また、本実施の形態のバイオチップモジュールは、従来のバイオチップモジュールのように、レーザキャビティ領域において十分な強度を得るために、蛍光発光した光を共振させる必要がない。このため、図9に示した上部鏡面401、下部鏡面407などの部材が不要となり、装置構成がより簡易で、安価なバイオチップモジュールとなる。
次に、本発明の他の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の他の好適一実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップの上面図を図4に示す。また、図4の5−5線断面図を図5に示す。尚、図1〜図3と同様の部材には同じ符号を付しており、これらの部材については説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップは、図1〜図3に示した前実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップと略同様の構成であるが、流路140が間隙部を有していない点で異なる。また、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールは、前実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールと、光検出手段114の埋設位置が異なる。
流路140は、流れ方向上流側から順に、第1注入部105及び第2注入部106と、合流路108と、合流路108を経て導入された混合液を排出するための排出部110とを有する。流路140の各部は全て同じ溝深さとされ、例えば、溝深さが50μmの高アスペクト比チャネルとされる。
バイオチップモジュールの蓋部材115には光検出手段114が一体に設けられており、蓋部材115の下面の、合流路108における結合領域111のすぐ下流部と対向する位置に光検出手段114が埋設される。つまり、光検出手段114は、合流路108における結合領域111のすぐ下流を流れる混合液に臨んで配置される。
本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップにおいても、前実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップと同様の作用効果が得られる。
また、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップによれば、流路140が全て同じ溝深さであり、図2に示した間隙部109を必要としないことから、その製造プロセスが、前実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップの製造プロセスと比較して、より簡易となる。よって、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップは、前実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップよりも安価に製造することができる。
さらに、本実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールは、光検出手段114を、合流路108における結合領域111のすぐ下流の部分に設けている。この位置に設けた光検出手段114を用いることで、励起光により結合領域111において蛍光発光された混合液中の塩基の蛍光強度を、蛍光発光直後に検出することができる。よって、効率のよい蛍光強度の検出が可能となる。
本実施の形態においては、蛍光分析用バイオチップの製造プロセスをより簡易にするために、流路140が間隙部を有さない場合について説明を行ったが、流路140の光検出手段114と対向する位置に間隙部を設けるようにしてもよい。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定されることは言うまでもない。
本発明の好適一実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールの上面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 本発明の他の好適一実施の形態に係る蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールの上面図である。 図4の5−5線断面図である。 従来のバイオチップの平面概略図である。 図6における要部67のX−Z面断面図である。 図6における要部68のX−Z面断面図である。 従来のバイオチップモジュールのレーザキャビティ領域における断面図である。
符号の説明
102 コア
103 クラッド
104 光導波路
111 結合領域
120 流路

Claims (6)

  1. 主としてDNA或いはRNAの塩基の同定に用いられ、DNA或いはRNAを含んだ試料溶液と色素溶液の混合液の流路がチップ本体に形成された蛍光分析用バイオチップにおいて、上記チップ本体に、屈折率の高いコアと屈折率の低いクラッドを有し、蛍光分析のための励起光を導波させる光導波路を設け、その光導波路の少なくとも一部を、上記流路と近接し、かつ、並行する結合領域としたことを特徴とする光導波路を用いた蛍光分析用バイオチップ。
  2. 上記光導波路のコア屈折率を上記混合液の屈折率とほぼ等しく調整した請求項1記載の光導波路を用いた蛍光分析用バイオチップ。
  3. 上記チップ本体が、基板上に設けた上記クラッドの層と、そのクラッド層内部に設けた上記コアとで構成され、そのクラッド層の表面に上記流路を形成した請求項1又は2記載の光導波路を用いた蛍光分析用バイオチップ。
  4. 請求項1から3いずれかに記載の光導波路を用いた蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールであって、上記バイオチップの流路の、上記結合領域よりも下流側の位置に、その他の部分よりも溝深さの浅い間隙部を形成し、この間隙部を流れる上記混合液に臨んで光検出手段を設けたことを特徴とするバイオチップモジュール。
  5. 請求項1から3いずれかに記載の光導波路を用いた蛍光分析用バイオチップを用いたバイオチップモジュールであって、上記バイオチップの流路の、上記結合領域よりも下流側の位置に、流路を流れる上記混合液に臨んで光検出手段を設けたことを特徴とするバイオチップモジュール。
  6. 上記光検出手段を、上記バイオチップの流路形成面を覆う蓋部材に埋設した請求項4又は5記載のバイオチップモジュール。
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