JP2006172192A - 企業間データ交換システム、企業間データ交換方法及びそのプログラム - Google Patents

企業間データ交換システム、企業間データ交換方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来のネットワークを用いた企業間データ交換システムでは、システム導入、保守、運用コストが高くなる、という問題があった。
【解決手段】 本発明は、取引先とはP2P型ファイル交換方式により業務データ送受を行い、企業間電子商取引規約およびTPAに準拠したB2Bサーバ7とデータ送受を行う、P2P−B2B中継サーバを設置することによって、以上の問題点を解決するネットワークを用いた企業間データ交換システムに関する。
【選択図】 図1

Description

本発明は企業間の電子商取引に関し、特に、P2P取引先端末の取り扱うP2P型のファイル交換方式に従う業務データとB2B形式の間の双方向の変換を行う企業間データ交換システム、企業間データ交換方法及びそのプログラムに関する。
ネットワークを用いて取引元企業と複数の取引先企業間のデータ交換を行うシステムの一例が、以下の特許文献に記載されている。
特許文献1に記載された企業間データ交換システムは、ハブサーバとよばれる仲介装置を介して、取引先と相互にデータを送受するもので、このハブサーバにおいて、取引先への送信時、データの内容を元に送信先を振り分け、また取引先からの受信時、認証を行う事により、取引元企業側のネットワーク管理負担が軽減されるというものである。
ネットワークを用いて企業間のデータ交換を行うシステムの別の一例が、特許文献2に記載されている。
この公報に記載された企業間データ交換システムは、取引先企業からブラウザを使用してウェブ画面により送信されたデータを、取引元企業のファイアウォールの外側に設置された外部サーバのデータベースに一旦蓄え、一定時間間隔で、ファイアウォールの内側に設置された内部サーバのデータベースと同期させる、あるいは逆に、内部サーバのデータベースに蓄えられたデータを、一定時間間隔で、外部サーバのデータベースと同期させ、その内容をウェブ画面により取引先から閲覧可能とする。取引先企業からは、直接取引元企業のシステムへアクセスさせないことにより、取引元企業システムのセキュリティを保全して企業間のデータ交換を行うというものである。またこれと同様の仕組みとして、ウェブ画面を用いてEDIデータの送受を行うウェブEDIというシステムも実際に運用されている。
特開2003−331146号公報 特開2002−24072号公報
しかし、この特許文献1や特許文献2の従来技術は、取引元企業、取引先企業間で使用する業務データの交換において、その交換の効率化や取引元企業のセキュリティの確保が図られる内容であり、業務データそのものの交換を容易にするものでは無かった。
そのため、取引元企業が既存の取引関係にある企業と取引する場合はよいとしても、新規の取引先との取引を開始する場合、新規の取引先にも取引元企業の使用する業務データ形式や関連機能を導入する必要が発生し、取引先企業における導入コストや運用コストが高くなるという問題があった。例えば、B2Bサーバを使用する大企業や中企業等の取引元企業が、個人や小企業からなる取引先と新規に取引を行うような場合、取引先企業側に高価なB2Bサーバを構築する必要があるということであれば、取引関係が成立しにくいという問題がある。
また、特許文献2にあるように取引先では人手によるウェブ画面での操作が必要であり、取引先がデータを受信するためには、定期的にウェブ画面にアクセスするということでは煩わしい操作が必要となり人件費が高くなるという問題もある。
本発明の目的は、従来の、ネットワークを用いた企業間データ交換システムでの、システム導入、保守、運用コストが前記問題によって高くなる、という課題を、取引先とはP2P型ファイル交換方式により業務データ送受を行い、企業間電子商取引規約およびTPAに準拠したB2Bサーバ7とデータ送受を行う、P2P−B2B中継サーバを導入することによって、取引先企業におけるシステム構築費用の低減を図り、前記課題を解決するための技術を提供する、ネットワークを用いた企業間データ交換システム、企業間データ交換方法及びそのプログラムを提案する。
本発明の第1の企業間データ交換システムは、外部ネットワークに接続された取引先端末と、前記外部ネットワークに接続されたファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続された中継サーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、前記取引先端末と前記取引元業務システム間の双方向のデータの送受信時において、 前記中継サーバは、前記取引先端末の使用するファイアウォール越しのファイル交換手順と、前記取引元業務システムの使用する企業間電子商取引規約と電子商取引協定に準拠した手順との間の双方向の手順の変換を行うことを特徴とする。
本発明の第2の企業間データ交換システムは、外部ネットワークに接続された取引先企業のP2P(Peer to Peer)取引先端末と、前記外部ネットワークに接続された取引元企業のファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続されたP2P−B2B(Business to Business)中継サーバと、B2Bサーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、前記取引先端末と前記取引元業務システム間の双方向の業務データの送受信時において、 前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末の使用するファイアウォール越しのファイル交換手順と、前記取引元業務システムの使用するB2B手順との間の双方向の手順の変換を行うことを特徴とする。
本発明の第3の企業間データ交換システムは、外部ネットワークに接続された取引先企業のP2P(Peer to Peer)取引先端末と、前記外部ネットワークに接続された取引元企業のファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続されたP2P−B2B(Business to Business)中継サーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、 前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末のから受信したファイアウォール越しのP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換して前記取引元業務システムに送信し、前記取引元業務システムから受信したB2B形式の業務データをファイアウォール越しのP2P型のファイル方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信することを特徴とする。
本発明の第4の企業間データ交換システムは、外部ネットワークに接続された取引先企業のP2P取引先端末と、前記外部ネットワークに接続された取引元企業のファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続されたP2P−B2B中継サーバと、B2Bサーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、前記P2P取引先端末と前記取引元業務システム間の双方向の業務データの送受信時において、 前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末の使用するファイアウォール越しのファイル交換手順と、前記B2Bサーバの使用するB2B手順との間の双方向の手順の変換を行うことを特徴とする。
本発明の第5の企業間データ交換システムは、外部ネットワークに接続された取引先企業のP2P取引先端末と、前記外部ネットワークに接続された取引元企業のファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続されたP2P−B2B中継サーバと、B2Bサーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、 前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末から受信したファイアウォール越しのP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換して前記B2Bサーバに送信し、前記B2Bサーバから受信したB2B形式の業務データをファイアウォール越しのP2P型のファイル方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信し、 前記B2Bサーバは、前記P2P−B2B中継サーバから受信したB2B形式の業務データを取引元業務システムの使用する業務データ形式に変換して前記取引元業務システムに送信し、前記取引元業務システムから受信した取引元業務データをB2B型の業務データ形式に変換して前記P2P−B2B中継サーバに送信することを特徴とする。
本発明の第6の企業間データ交換システムは、前記第2乃至第5いずれか第1項の企業間データ交換システムに於いて、前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末とのP2P型の業務データの送受信を行うP2P通信手段と、P2P型のファイル交換方式に従う業務データとB2B形式との双方向の変換を行うデータ変換手段と、前記B2BサーバとのB2B型の業務データの送受信を行うB2B通信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第7の企業間データ交換システムは、前記第6の企業間データ交換システムに於いて、前記データ変換手段は、日付フォーマットの変換、P2P型のCSV形式とB2B型のXML形式間の業務データ構造の変換を含む変換を行うことを特徴とする。
本発明の第1の企業間データ交換方法は、P2P−B2B中継サーバが、P2P取引先端末から受信したP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換して取引元業務システムに送信するステップと、 P2P−B2B中継サーバが、前記取引元業務システムから受信したB2B形式の業務データをP2P型のファイル方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の第2の企業間データ交換方法は、P2P−B2B中継サーバが、P2P取引先端末から受信したP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換してB2Bサーバに送信するステップと、 前記B2Bサーバが、前記P2P−B2B中継サーバから受信したB2B形式の業務データを取引元業務システムの使用する業務データ形式に変換して前記取引元業務システムに送信するステップと、 前記B2Bサーバが、前記取引元業務システムから受信した取引元業務データをB2B形式の業務データに変換して前記P2P−B2B中継サーバに送信するステップと、 前記P2P−B2B中継サーバが、前記B2Bサーバから受信したB2B形式の業務データをP2P型のファイル交換方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信するステップと、 を含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、 P2P−B2B中継サーバが、P2P取引先端末から受信したP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換して取引元業務システムに送信するステップと、 P2P−B2B中継サーバが、前記取引元業務システムから受信したB2B形式の業務データをP2P型のファイル方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信するステップと、 を実行させることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、 P2P−B2B中継サーバが、P2P取引先端末から受信したP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換してB2Bサーバに送信するステップと、 前記B2Bサーバが、前記P2P−B2B中継サーバから受信したB2B形式の業務データを取引元業務システムの使用する業務データ形式に変換して前記取引元業務システムに送信するステップと、 前記B2Bサーバが、前記取引元業務システムから受信した取引元業務データをB2B形式の業務データに変換して前記P2P−B2B中継サーバに送信するステップと、 前記P2P−B2B中継サーバが、前記B2Bサーバから受信したB2B形式の業務データをP2P型のファイル交換方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信するステップと、 を実行させることを特徴とする。
本発明は、取引先との間でのシステム構築時の導入コスト、取引元システムの保守コスト、取引先での運用コストが低減できるという効果を有している。
その理由は、取引先との通信手段にP2P型のファイル交換方式を利用する事により、取引先に高価なB2Bサーバを構築する必要がないこと、また、取引元業務システムとのデータ送受および、取引元業務システムのデータ形式と企業間電子商取引規約で定められたデータ形式との間の変換を取引元のB2Bサーバが行う事により、取引元業務システムの仕様に変更があった場合も、B2Bサーバの処理を修正するだけで対応できるためである。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2を参照すると、本発明の実施例は、小企業や個人等の取引先企業の所有するP2P(Peer to Peer)取引先端末1、大企業等の取引先企業の所有するB2B(Business to Business)取引先サーバ2、インターネット等の外部ネットワーク3、ファイアウォール4、P2P−B2B中継サーバ5、内部ネットワーク6、B2Bサーバ7、取引元業務システム8からなる。ファイアウォール4、P2P−B2B中継サーバ5、内部ネットワーク6、B2Bサーバ7、取引元業務システム8は、取引元企業に属するものとする。尚、取引元業務システム8がB2Bサーバ7の機能を含むようにしても良い。
取引元企業では、P2P取引先端末1で動作するP2P型のファイル交換方式を実行するアプリケーションプログラムを予め取引先企業に提供するものとする。このアプリケーションプログラムは、一括したファイル転送を自動又は半自動的に実行する。
取引元業務システム8は、P2P取引先端末1やB2B取引先サーバ2との間で企業間の業務データを送受信し合い、企業間取引を実行する。
P2P取引先端末1とB2B取引先サーバ2は、外部ネットワーク3に接続し、P2P−B2B中継サーバ5とB2Bサーバ7と取引元業務システム8は、内部ネットワーク6に接続し、外部ネットワーク3と内部ネットワーク6は、ファイアウォール4を介して接続している。
外部ネットワーク2は、インターネットおよびそれにダイアルアップで接続するための公衆網等、あるいはVPN(Virtual Private Network)等である。
内部ネットワーク6は、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)等で企業内に構築されたネットワークである。
ファイアウォール4は、外部ネットワーク3と内部ネットワーク6との間の通信を制限するものであり、内部ネットワーク6に接続された機器に対する、外部ネットワーク3に接続された機器からの不正アクセス等を防止する目的で、一般的に広く導入されているものである。
図2を参照すると、P2P−B2B中継サーバ5は、コンピュータ機能を持ったデータ処理装置51を含み、データ処理装置51は、それぞれプログラムによって動作するP2P通信手段511、業務データ変換手段512、B2B通信手段513を含んでいる。
P2P−B2B中継サーバ5は、JXTA等に代表されるファイアウォール越しのファイル交換が可能な、Peer to Peer型のファイル交換方式と、企業間電子商取引規約及び個々の企業間で締結した電子商取引協定に準拠したB2B方式との間で、通信手段、手順、データ形式の双方向の変換を実行する。
また、P2P−B2B中継サーバ5は、P2P取引先端末1、B2Bサーバ7との間で送受信する業務データを一旦記憶する磁気ディスク装置を接続し、受信ファイル514,送信ファイル515を備えている。
P2P通信手段511は、P2P取引先端末1から受信した業務データを自身に接続した磁気ディスク装置等の受信ファイル514に時系列順に記憶する。業務データ変換手段512は、この記憶された業務データを受信ファイル514から時系列順に1つ取り出して変換し、変換結果をB2Bサーバ7向けの送信ファイル515に記憶する。B2B通信手段は、送信ファイル515に記憶された変換後の業務データを時系列順に取り出してこれをB2Bサーバ7に送信する。
逆に、P2P−B2B中継サーバが、B2Bサーバ7から受信しP2P取引先端末1に送信する業務データについても同様な処理が実行される。
B2Bサーバ7は、ロゼッタネット(http://www.rosettanet.org/)等の企業間電子商取引規約およびTPA(Trading Partner
Agreement)と呼ばれる個々の企業間で締結した電子商取引協定に準拠した取引データを、B2B取引先サーバ2およびP2P−B2B中継サーバ5のB2B通信手段513との間で業務データの送受信を行う企業内のサーバである。
電子商取引協定では、データ授受に関する取り決めと、業務レベルでのデータフォーマットが定められている。これは、業界標準の規格に関するものであるが、ロゼッタネットを例にすると以下のようになる。
データ授受に関する取り決めは、例えば、
・データを受信したら、まず通信レベルでの受信応答を行う。
・データ構造をチェックして問題がなければ、受信応答のメッセージを返す。
・その後、内部処理を続行する。
・送信側は、通信レベルでの受信応答を貰ってから、2時間以内に受信応答のメッセージが来なかった場合、再送する。これを最大3回繰り返す。
・データ授受に不具合があった場合は、専用のメッセージを送信する。
データフォーマットに関しては、ヘッダ情報部とコンテンツ情報部から構成され、図5にそれを例示するが、ヘッダ情報部の中には、送信元ID、送信先ID、データ識別ID等が記載されている。また、PIP4A5のサービスコンテンツ情報部の場合を同じ図5に示すが、例示するように階層構造を持ち、それぞれの項目の意味が定義されている。例えば、ProductQuantityは製品出荷見込みを意味する。
B2Bサーバ7は、取引先から受信した業務データに変換処理を行い、取引元業務システム8に送信する。逆に、取引元業務システム8から受信した業務データに変換処理を行い、B2B取引先サーバ2およびP2P−B2B中継サーバ5のB2B通信手段513に送信する。なお、B2Bサーバ7とB2B取引先サーバ2との業務データの送受については、一般的なものであり、本発明の実施例の対象外である。
P2P−B2B中継サーバ5のP2P通信手段511は、JXTA(http://www.jxta.org)等のファイアウォールを超えたファイル交換が可能なP2P型のファイル交換方式により、P2P取引先端末1と業務データの送受を行うものである。
P2P−B2B中継サーバ5の業務データ変換手段512は、P2P通信手段511がP2P取引先端末1から受信した業務データを、企業間電子商取引規約およびTPAに準拠した形式に変換し、B2B通信手段513を介してB2Bサーバ7に送信する業務データを生成、あるいは、B2B通信手段513がB2Bサーバ7から受信した業務データに必要な変換を行い、P2P通信手段511を介してP2P取引先端末1に送信する業務データを生成するものである。
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図3および図4のシーケンス図を参照して説明する。
図3を参照すると、P2P取引先端末1から業務データを送信する場合、まず、P2P取引先端末1は、送信する業務データを作成し(ステップS1)、それをP2P−B2B中継サーバ5に対して送信する(ステップS2)。
次に、P2P−B2B中継サーバ5のP2P通信手段511が受信した業務データを、業務データ変換手段512により、企業間電子商取引規約およびTPAに準拠した形式に変換する(ステップS3)。この変換には、例えば、日付フォーマットの変換、業務データ構造の変換(CSV形式からXML形式への変換等)等が含まれる。変換された業務データは、B2B通信手段513により、B2Bサーバ7に送信される(ステップS4)。
次に、P2P−B2B中継サーバ5から業務データを受信したB2Bサーバ7は、企業間電子商取引規約およびTPAに準拠した処理を行う。以下、ロゼッタネットを例に採って説明する。
B2Bサーバ7は、受信した業務データの解析と検証を行い(ステップS5)、受領応答をP2P−B2B中継サーバ5に送信する(ステップS6)。B2Bサーバ7は、受信した業務データに対して、取引元業務システム8に合わせた形式への変換処理を行い(ステップS7)、取引元業務システム8に送信する(ステップS8)。
最後に、B2Bサーバ7から業務データを投入された取引元業務システム8は、業務データベースの更新等の業務データの処理を行う(ステップS9)。
図4を参照すると、P2P取引先端末1に業務データを送信する場合、まず、取引元業務システム8は、送信する業務データを作成し(ステップS10)、それをB2Bサーバ7に投入する(ステップS11)。
次に、取引元業務システム8から業務データを投入されたB2Bサーバ7は、企業間電子商取引規約およびTPAに準拠した処理を行う。以下、ロゼッタネットを例に採って説明する。B2Bサーバ7は、投入された業務データをロゼッタネットに準拠した形式に変換(ステップS12)し、P2P−B2B中継サーバ5に対して送信する(ステップS13)。
次に、B2Bサーバ7から業務データを送信されたP2P−B2B中継サーバ5は、ロゼッタネットに準拠した処理として、B2Bサーバ7に対して受領応答を送信(ステップS14)、それを受けB2Bサーバ7は応答確認処理を行う(ステップS15)。P2P−B2B中継サーバ5のB2B通信手段513が受信した業務データを、業務データ変換手段512により、P2P取引先端末1に合わせた形式に変換する(ステップS16)。この変換には、例えば、日付フォーマットの変換、業務データ構造の変換(XML形式からCSV形式への変換等)等が含まれる。変換された業務データは、P2P通信手段511により、P2P取引先端末1に送信される(ステップS17)。
最後に、P2P−B2B中継サーバ5から業務データを投入されたP2P取引先端末1は、データベースの更新等の業務データの処理を行う(ステップS18)。
尚、P2P取引先がB2B取引先と同じ業務データ形式を使用する場合、図2において、メッセージ変換手段512を省略できる。P2P取引先の業務データ形式から企業間電子商取引規約およびTPAに準拠した業務データ形式への変換あるいはその逆の変換を行わず、P2P通信手段511で受信した業務データをそのままB2B通信手段513で送信あるいはその逆を行う。
それにより、P2P取引先向けの業務データ変換が省略されているため、新規の業務データ交換を行う場合、B2Bサーバ7への処理の追加で対応できるという効果がある。
本発明によれば、企業間での、受発注情報、所要情報、進捗情報等の業務データ交換といった用途に適用できる。
本発明の実施の形態の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施の形態のP2P−B2B中継サーバの構成を説明するブロック図である。 本発明の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態のロゼッタネットのデータフォーマットを例示した説明図である。
符号の説明
1 P2P取引先端末
2 B2B取引先サーバ
3 外部ネットワーク
4 ファイアウォール
5 P2P−B2B中継サーバ
51 データ処理装置
511 P2P通信手段
512 業務データ変換手段
513 B2B通信手段
514 受信ファイル
515 送信ファイル
6 内部ネットワーク
7 B2Bサーバ
8 取引元業務システム

Claims (11)

  1. 外部ネットワークに接続された取引先端末と、前記外部ネットワークに接続されたファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続された中継サーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、
    前記取引先端末と前記取引元業務システム間の双方向のデータの送受信時において、
    前記中継サーバは、前記取引先端末の使用するファイアウォール越しのファイル交換手順と、前記取引元業務システムの使用する企業間電子商取引規約と電子商取引協定に準拠した手順との間の双方向の手順の変換を行うことを特徴とする企業間データ交換システム。
  2. 外部ネットワークに接続された取引先企業のP2P(Peer to Peer)取引先端末と、前記外部ネットワークに接続された取引元企業のファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続されたP2P−B2B(Business to Business)中継サーバと、B2Bサーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、
    前記取引先端末と前記取引元業務システム間の双方向の業務データの送受信時において、
    前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末の使用するファイアウォール越しのファイル交換手順と、前記取引元業務システムの使用するB2B手順との間の双方向の手順の変換を行うことを特徴とする企業間データ交換システム。
  3. 外部ネットワークに接続された取引先企業のP2P(Peer to Peer)取引先端末と、前記外部ネットワークに接続された取引元企業のファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続されたP2P−B2B(Business to Business)中継サーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、
    前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末のから受信したファイアウォール越しのP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換して前記取引元業務システムに送信し、前記取引元業務システムから受信したB2B形式の業務データをファイアウォール越しのP2P型のファイル方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信することを特徴とする企業間データ交換システム。
  4. 外部ネットワークに接続された取引先企業のP2P取引先端末と、前記外部ネットワークに接続された取引元企業のファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続されたP2P−B2B中継サーバと、B2Bサーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、
    前記P2P取引先端末と前記取引元業務システム間の双方向の業務データの送受信時において、
    前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末の使用するファイアウォール越しのファイル交換手順と、前記B2Bサーバの使用するB2B手順との間の双方向の手順の変換を行うことを特徴とする企業間データ交換システム。
  5. 外部ネットワークに接続された取引先企業のP2P取引先端末と、前記外部ネットワークに接続された取引元企業のファイアウォールと、前記ファイアウォール内の内部ネットワークにそれぞれ接続されたP2P−B2B中継サーバと、B2Bサーバと、取引元業務システムとを備えた企業間データ交換システムであって、
    前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末から受信したファイアウォール越しのP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換して前記B2Bサーバに送信し、前記B2Bサーバから受信したB2B形式の業務データをファイアウォール越しのP2P型のファイル方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信し、
    前記B2Bサーバは、前記P2P−B2B中継サーバから受信したB2B形式の業務データを取引元業務システムの使用する業務データ形式に変換して前記取引元業務システムに送信し、前記取引元業務システムから受信した取引元業務データをB2B型の業務データ形式に変換して前記P2P−B2B中継サーバに送信することを特徴とする企業間データ交換システム。
  6. 前記P2P−B2B中継サーバは、前記P2P取引先端末とのP2P型の業務データの送受信を行うP2P通信手段と、P2P型のファイル交換方式に従う業務データとB2B形式との双方向の変換を行うデータ変換手段と、前記B2BサーバとのB2B型の業務データの送受信を行うB2B通信手段と、を備えることを特徴とする請求項2乃至5いずれか1項記載の企業間データ交換システム。
  7. 前記データ変換手段は、日付フォーマットの変換、P2P型のCSV形式とB2B型のXML形式間の業務データ構造の変換を含む変換を行うことを特徴とする請求項6記載の企業間データ交換システム。
  8. P2P−B2B中継サーバが、P2P取引先端末から受信したP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換して取引元業務システムに送信するステップと、
    P2P−B2B中継サーバが、前記取引元業務システムから受信したB2B形式の業務データをP2P型のファイル方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信するステップと、を含むことを特徴とする企業間データ交換方法。
  9. P2P−B2B中継サーバが、P2P取引先端末から受信したP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換してB2Bサーバに送信するステップと、
    前記B2Bサーバが、前記P2P−B2B中継サーバから受信したB2B形式の業務データを取引元業務システムの使用する業務データ形式に変換して前記取引元業務システムに送信するステップと、
    前記B2Bサーバが、前記取引元業務システムから受信した取引元業務データをB2B形式の業務データに変換して前記P2P−B2B中継サーバに送信するステップと、
    前記P2P−B2B中継サーバが、前記B2Bサーバから受信したB2B形式の業務データをP2P型のファイル交換方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信するステップと、
    を含むことを特徴とする企業間データ交換方法。
  10. コンピュータに、
    P2P−B2B中継サーバが、P2P取引先端末から受信したP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換して取引元業務システムに送信するステップと、
    P2P−B2B中継サーバが、前記取引元業務システムから受信したB2B形式の業務データをP2P型のファイル方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  11. コンピュータに、
    P2P−B2B中継サーバが、P2P取引先端末から受信したP2P型のファイル交換方式に従う業務データをB2B形式に変換してB2Bサーバに送信するステップと、
    前記B2Bサーバが、前記P2P−B2B中継サーバから受信したB2B形式の業務データを取引元業務システムの使用する業務データ形式に変換して前記取引元業務システムに送信するステップと、
    前記B2Bサーバが、前記取引元業務システムから受信した取引元業務データをB2B形式の業務データに変換して前記P2P−B2B中継サーバに送信するステップと、
    前記P2P−B2B中継サーバが、前記B2Bサーバから受信したB2B形式の業務データをP2P型のファイル交換方式に従う業務データに変換して前記P2P取引先端末に送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2018025277A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 株式会社ブリヂストン 弁体、弁体の製造方法、及び管継手

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