JP2006172040A - Rfid認証システムおよびrfid認証方法およびそのためのプログラム - Google Patents

Rfid認証システムおよびrfid認証方法およびそのためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 RFIDカードと認証RFIDタグとの距離が離れて交信が途絶えた場合であっても、セキュリティ上不都合が生じない程度の期間だけはRFIDカードを使用可能とし、またRFIDカード側に、認証用RFIDを励起または起動させる機能を不要とすること。
【解決手段】 RFIDカード111は、RFIDリーダ/ライタ113からの誰何コマンドを受信するユニット110と、カードに関するカードデータを保持するデータ格納ユニット107と、認証RFIDタグ101から受信した認証IDとデータ格納ユニット107に保持されている認証IDとを照合して妥当なとき、および、その後交信が不可能になってから一定期間経過するまでを認証状態を有効と判定する認証状態判定ユニット108と、有効の場合にデータ格納ユニット107のカードデータをRFIDカードリーダ/ライタ113に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紛失時や盗難時の不正使用に対して高いセキュリティを維持しながらも、正常使用時にはセキュリティ機能を意識せずに使用することが可能なセキュリティ方式と、それを利用したRFIDタグシステムに関する。
RFIDタグ(Radio Frequencey IDentification TAG)は、集積回路にID番号もしくはそれと同等な識別情報を内蔵し、外部から無線手段によりその情報を読み取るものである。
RFIDタグの用途の一つとしてセキュリティシステムへの応用がある。
これは、必要時にRFIDタグとセキュリティシステムが交信し、交信によりRFIDタグから得られたIDコードに基づいて、対象のRFIDタグ、またはRFIDタグを携行している人間、またはRFIDタグが添付された物品の正当性を証明するものである。
この従来例として、例えば特開2000−214942号公報(特許文献1)や特開2001−283171号公報(特許文献2)に記載されたものがある。
特開2000−214942号公報(特許文献1)に記載されたものは、コンピュータ本体に取り外し可能なセキュリティ機能の一部を担う装置(RFIDタグなどのセキュリティ装置)が不正に取り外された場合に、コンピュータへのアクセスを禁止する技術を提供することを目的としたものであり、そのために、セキュリティ装置が一旦装着されたことを不揮発性メモリに記憶保持しておき、電源オンなどのイベントを契機として監視または一定間隔で監視し、前記不揮発性メモリを参照し、コンピュータにセキュリティ装置が一旦装着された後に脱着されていることが検出された場合(RFIDタグなどのセキュリティ装置からの認証用IDが検出できない場合)に、不正使用と判断して該コンピュータへのアクセスを禁止するようにしたものであり、これにより、正当な使用権限がない者による不正アクセスを防止している。
また、特開2001−283171号公報(特許文献2)に記載されたものは、オフィスのセキュリティシステム,集合住宅の出入,キャッシュカードの個人確認のために普及している非接触型のICカード(以下、RFIDタグ)が紛失や盗難にあったとき、その旨を管理会社などに連絡して無効化している間に使用される危険を防止することのできるRFIDタグ装置を提供することを目的としたものであり、そのために、第一の認証用RFIDタグと第二の認証用RFIDタグを用い、セキュリティシステムの読み取り装置(質問器)から第一の認証用RFIDへの読み取りが開始されたことを契機に、第一の認証用RFIDタグと第二の認証用RFIDタグの間で交信を行い、両RFIDタグ間での認証が成立した場合にセキュリティシステムの読み取り装置へ回答を行い、認証を成立させるようにしている。この構成において、1対のRFIDが同時に存在しないと、認証が成立しないので、遺失または盗難されたRFIDタグが不正に使用されるのを防止できる。
特開2000−214942号公報 特開2001−283171号公報
近年、電子マネー、クレジットカード、身分証明、定期券等の機能が次々と1枚の電子カードに集積されるようになり使用者の利便性が向上してきている。一方で、多くの金融機能が集積されたことから、不正取得されたカードによる不正使用時の被害が甚大になることが憂慮されており、確実な認証機能が求められている。
一方、電子カードの多機能化は、一枚の電子カードが使用される頻度が高くなることを意味し、このため、使用者に負担がかからない認証方式が求められている。
上述した特開2000−214942号公報(特許文献1)や特開2001−283171号公報(特許文献2)のような、認証用のRFIDタグを用いた認証方式は、利用者に負担をかけずに遺失時や盗難時の不正使用を禁止できる点で、前述のニーズに合致している。
しかしながら、電子カードの多機能化は使用されるシーンの多様化ももたらし、このことは、特に特開2001−283171号公報(特許文献2)のような2つのRFIDタグを用いた場合には、認証が不成立となるケースが頻発し、使用上の障害となる場合が出てくることとなった。
例えば、特開2001−283171号公報(特許文献2)に記載されたような2つのRFIDタグ(認証用RFIDタグと定期券となるRFIDタグ)を用いる方式を採用した定期券の場合、使用時に金属筐体でできた自動券売機にRFIDタグ方式の定期券を投入するが、この時点で金属筐体がシールドとして作用し、認証用RFIDタグとの交信が不成立となり、同定期券が使用不可となる問題点を生ずる。
また、レストランでの会計時にクレジットカードでの精算を行う場合、一般には客は自席で着席しながら従業員にRFIDタグ方式のクレジットカードを預けるが、レストランの従業員が該クレジットカードを保持してキャッシャーへ向かった途端に、従業員が保持するクレジットカードと客が保持する認証用RFIDタグとの距離が離れて交信が途絶え、クレジットカードは使用不可となってしまうという問題点があった。
このため、上記の場合に、RFIDタグ方式の定期券やクレジットカードと認証用RFIDタグとの距離が離れて交信が途絶えた場合であっても、セキュリティ上不都合が生じない程度の期間だけはRFIDタグ方式の定期券やクレジットカードを使用可能とする発明が求められていた。
また、特開2001−283171号公報(特許文献2)のような方式では、同方式を適用したクレジットカードや定期券に認証用RFIDタグを励起または起動させる機能が必要となる。このことは、クレジットカードや定期券等のRFIDタグからの送信が、大きな送信電力で行われる必要があることを意味し、このための電源や送信機能をカード内に実装することが困難だという問題点があった。
このため、RFIDタグ方式のクレジットカードや定期券側には、認証用RFIDを励起または起動させる機能が不要となる発明が求められていた。
そこで本発明は、上記の如き問題点を解消し、RFIDタグ方式の定期券やクレジットカードと認証用RFIDタグとの距離が離れて交信が途絶えた場合であっても、セキュリティ上不都合が生じない程度の期間だけはRFIDタグ方式の定期券やクレジットカードを使用可能とし、またRFIDタグ方式のクレジットカードや定期券側に、認証用RFIDを励起または起動させる機能を不要とした認証専用タグを備えたRFIDタグ認証システムおよびRFIDタグ認証方法ならびにそのためのRFIDタグ認証用プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は次のような手段を用いている。まず概要を説明する。
本発明では、使用者は認証用RFIDタグを用いたユニット(認証用RFIDユニット)を、使用するクレジットカードや定期券等のRFIDタグ方式のカード(RFIDカード)と同時に携行する。認証用RFIDタグから一定時間間隔(例えば1分間隔)で、前記クレジットカードや定期券等のRFIDカードへ問いかけを行い、クレジットカードや定期券等のRFIDカードを起動し、互いの交信により認証を成立させる。
認証が成立した後は、クレジットカードや定期券等のRFIDカード側では、一定時間(例えば数分間)は認証が成立した状態を保持し続ける。その認証が成立している間は、クレジットカードや定期券等のRFIDカードは、通常のRFIDカードとして動作する。
しかし、クレジットカードや定期券等のRFIDカードが遺失または盗難により使用者の手元を離れ、認証用RFIDとの交信が途絶えた場合、数分後に認証成立状態は失われ、クレジットカードや定期券等のRFIDカードは、自動的に使用不可能となる。
認証成立状態は失われた場合に、暗証番号の入力により一定期間だけ一時的に認証成立状態(有効状態)に復帰できるようにして使用可能とすると利便性が高くなる。
本発明の上記技術思想は、携帯型電話機にも適用でき、認証成立状態が失われた場合には携帯型電話機の機能の一部または全部を無効化すること、暗証番号の入力によって該無効化を解除するようにしてもよい。
以下、上記目的を達成するための本発明の構成を詳細に述べる。
(1)本発明のRFIDタグ認証システムは、RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを有し、RFIDカードは、RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段と、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段と、認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDとデータ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定手段と、該認証状態判定手段で認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信手段を有し、RFIDタグは、保持している認証用IDを送信する手段を有する。
(2)RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムであって、RFIDカードは、RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段と、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段と、カードIDを認証用RFIDタグに送信し、認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDとデータ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定手段と、該認証状態判定手段で認証状態が有効と判定された場合に、データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータをRFIDカードリーダ/ライタに送信する送信手段を有し、RFIDタグは、カードIDと認証用IDの対応関係を保持する手段と、該手段を参照し、RFIDカードから受信したカードIDに対応する認証用IDを抽出して送信する手段を有する。
(3)さらに、前記RFIDカードまたは前記認証用RFIDタグの一方あるいは両方に電源を有し、一方が電源を持たない場合は、電源を持っている側から電力の供給を受けることを特徴とする。
(4)RFIDカードリーダ/ライタと携帯型電話機と認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムであって、携帯型電話機は、携帯電話手段と、RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段と、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段と、認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDとデータ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定手段と、該認証状態判定手段で認証状態が有効と判定された場合に、データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータをRFIDカードリーダ/ライタに送信する送信手段を有し、認証用RFIDタグは、保持している認証用IDを送信する手段を有する。
(5)RFIDカードリーダ/ライタと携帯型電話機と認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムであって、携帯型電話機は、携帯電話手段と、前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段と、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段と、カードIDを認証用RFIDタグに送信し、認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDとデータ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定手段と、該認証状態判定手段で認証状態が有効と判定された場合に、データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータをRFIDカードリーダ/ライタに送信する送信手段を有し、認証用RFIDタグは、カードIDと認証用IDの対応関係を保持する手段と、該手段を参照し、携帯型電話機から受信したカードIDに対応する認証用IDを抽出して送信する手段を有する。
(6)さらに、携帯型電話機に電源を有し、該電源から電源を持たないRFIDタグに電力を供給することを特徴とする。
(7)さらに、認証状態が無効の場合には、設定により決められる携帯電話機能の一部または全ての機能を無効とする。
(8)さらに、暗証番号を入力する暗証番号入力手段を有し、認証状態無効時に暗証番号入力手段から予め決められた正当な暗証番号が入力された場合に、無効とされていた携帯電話機能の一部または全ての機能を一定期間だけ有効にする手段を有する。
(9)さらに、前記データ格納手段は1以上の認証用IDを保持し、前記妥当な場合とは、認証用RFIDタグから受信した認証用IDがデータ格納手段に保持されている1以上の認証用IDと一致する場合であることを特徴とする。
(10)さらに、前記データ格納手段は、認証用ID上限値と認証用ID下限値を保持し、前記妥当な場合とは、前記認証用RFIDタグから受信した認証用IDが前記データ格納手段に保持されている認証用ID上限値と認証用ID下限値の間にあることを特徴とするすることを特徴とする。
(11)さらに、暗証番号を入力する暗証番号入力手段を有し、認証状態無効時に前記暗証番号入力手段から予め決められた正当な暗証番号が入力された場合に、該認証状態を一定期間だけ有効にする手段を有することを特徴とする。
(12)本発明のRFIDタグ認証方法は、RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証方法であって、RFIDカードが、RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信するステップと、RFIDカードが、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータをデータ格納手段に保持するステップと、認証用RFIDタグが、保持している認証用IDを送信するステップと、前記RFIDカードが、前記認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定ステップと、該認証状態判定ステップで認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信ステップとを有する。
(13)また、RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証方法であって、RFIDカードが、RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信するステップと、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータをデータ格納手段に保持するステップと、RFIDカードが、カードIDを認証用RFIDタグに送信するステップと、認証用RFIDタグが、保持しているカードIDと認証用IDの対応関係を参照し、RFIDカードから受信したカードIDに対応する認証用IDを抽出して送信するステップと、RFIDカードが、認証用RFIDタグから受信した認証用IDとデータ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定ステップと、RFIDカードが、該認証状態判定ステップで認証状態が有効と判定された場合に、データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信ステップを有する。
(14)また、RFIDカードリーダ/ライタと、携帯電話手段,前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段,少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段を有する携帯型電話機と、認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証方法であって、認証用RFIDタグが、保持している認証用IDを送信するステップと、携帯型電話機が、認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定ステップと、該認証状態判定ステップで認証状態が有効と判定された場合に、データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータをRFIDカードリーダ/ライタに送信する送信ステップを有する。
(15)また、RFIDカードリーダ/ライタと、携帯電話手段,前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段,少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段を有する携帯型電話機と、認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証方法であって、携帯型電話機が、データ格納手段に保持されているカードIDを認証用RFIDタグに送信するステップと、認証用RFIDタグが、保持しているカードIDと認証用IDの対応関係を参照し、携帯型電話機から受信したカードIDに対応する認証用IDを抽出して送信するステップと、携帯型電話機が、認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDとデータ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定ステップと、該認証状態判定ステップで認証状態が有効と判定された場合に、データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータをRFIDカードリーダ/ライタに送信する送信ステップを有する。
(16)本発明のRFIDタグ認証用プログラムは、RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムを実現するためのRFIDタグ認証用プログラムであって、コンピュータに、上記RFIDタグ認証方法における各ステップの処理を実行させるためのRFIDタグ認証用プログラムである。
本発明によれば、認証用RFIDタグを用いた認証用RFIDユニットの追加により、自動的に制御される認証機能が実現でき、高いセキュリティ性能を維持しながらも、使用者が面倒な認証操作に煩わされることなく、RFID式定期券を自動券売機に挿入してプリペイドのポイントのチャージを行うことや、RFID式クレジットカードを精算時に店員に預けることができる効果を奏する。
また、これらの自動的に行われる認証機能はすべてクレジットカードや定期券等のRFIDカード側で閉じているため、クレジットカードや定期券等のRFIDカードを読み取る定期券ゲートやクレジットカード会社の設備は従来のRFID用設備をそのまま使用できる効果も奏する。本認証機能は、携帯電話機能の制御(不正使用の防止)にも有効である。
認証状態が無効の場合であっても暗証番号の入力によって一定期間だけ有効に変更できるので、さらに使い勝手が向上する。
以下、本発明に係わるRFIDタグ認証システムおよびRFIDタグ認証方法の実施例を、図1から図14を用いて詳細に説明する。
(第1の実施例)
図1は、本実施例に係わる2つのRFIDタグを用いた認証システムの構成を示す図である。
本実施例に係る認証システムは、同図に示すように、2つのRFIDタグ(本実施例では、便宜的に、一方のRFIDタグとして「クレジットカードや定期券等のRFIDカード111」、他方のRFIDタグとして「認証RFIDタグ101」と呼ぶ)を用いた例で説明する。
図1に示すように、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111は、該クレジットカードや定期券等のRFIDカード111からのデータを使用する外部システム112のリーダ/ライタ113と交信を行うためのRFIDカード無線交信ユニット110と、認証状態を一定時間保持するための認証状態タイマーユニット109と、該認証状態タイマーユニット109を参照して認証状態を判定する認証状態判定ユニット108と、前記外部システム112とやりとりを行うためのデータを格納するデータ格納ユニット107と、それら各ユニットの動作を制御するRFIDカード制御ユニット106を持つ。
また、認証RFIDタグ101は、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111へ電力を送信して起動させ、互いに交信を行うためのRFID無線交信&励起ユニット104と、一定時間間隔で認証を行うタイミングをコントロールする認証間隔制御タイマーユニット105と、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111との認証を実行する認証ユニット102と、前記各ユニットを統括する認証RFIDタグ制御ユニット103を持つ。
なお、RFIDカード111は、図示しないが、CPU、メモリ、アンテナなどを具備しており、上記RFIDカード無線交信ユニット110、認証状態タイマーユニット109、認証状態判定ユニット108、データ格納ユニット107、RFIDカード制御ユニット106は、それぞれのユニットの機能に対応するプログラムをメモリ内に読込み、そのプログラムをCPUで実行することにより対応する機能を実現するものである。メモリは各ユニット毎に設けても、1つのメモリを各ユニットで領域分割して使用してもよい。
また同様に、認証RFIDタグ101も、図示しないが、CPU、メモリ、アンテナなどを具備しており、上記RFID無線交信&励起ユニット104、認証間隔制御タイマーユニット105、認証ユニット102、認証RFIDタグ制御ユニット103は、それぞれのユニットの機能に対応するプログラムをメモリ内に読込み、そのプログラムをCPUで実行することにより対応する機能を実現するものである。メモリは各ユニット毎に設けても、1つのメモリを各ユニットで領域分割して使用してもよい。
図12は、RFIDカード111のデータ格納ユニット107に格納されるデータの一例を、クレジットカードの場合について示した図である。
この例の場合、データ格納ユニット107に格納されるデータは、クレジットカード番号121、クレジットカード有効期限122、クレジットカード所有者名123といった従来のクレジットカードが持っていた情報に加え、カードID124と認証ID125を持つ。
図2は、本発明に係るクレジットカードや定期券等のRFIDカード111と外部システム112のリーダ/ライタ113との間での交信に対し、RFIDカード制御ユニット106が制御するシーケンスを示す図である。
図2において、外部システム112のリーダ/ライタ113からの問い合わせである誰何(すいか)コマンドを受信すると(ステップST21)、RFIDカード制御ユニット106は、認証状態判定ユニット108により認証状態(すなわち有効状態か無効状態か)を確認する(ステップST22)。
ここで、認証状態が“有効”であると判定された場合、例えば、図12に示したデータ格納ユニット107に格納されているクレジットカード番号121等のデータの送信を外部システム112のリーダ/ライタ113に対して行う。認証状態が“有効”と判断されるのは、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111と認証RFIDタグ101が交信可能な距離にある場合または交信不可能な距離に引き離されてから一定時間(これは設定可能な値であり、例えば5分)経過するまでの期間である。
認証状態が“無効”であると判定された場合には、外部システム112のリーダ/ライタ113とはデータの送信を行わない。認証状態が“無効”と判断されるのは、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111と認証RFIDタグ101が交信不可能な距離に引き離されてから一定時間(これは設定可能な値であり、例えば5分)経過後からである。
RFIDカード111と認証RFIDタグ101が引き離されるのは、例えば、どちらか一方のRFIDを遺失したか、盗難した場合などが考えられる。このため、交信不可能な距離に引き離されてから一定時間(例えば5分)経過後には認証状態は“無効”と判断されるようにしている。
図3は、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111のRFIDカード制御ユニット106が認証状態をセットするシーケンスを示す図である。
クレジットカードや定期券等のRFIDカード111のRFIDカード無線交信ユニット110では、認証RFIDタグ101から認証開始コマンドを受信すると(ステップST31)、自カードのデータ格納ユニット107に格納されているカードID124を送信する(ステップST32)。
認証RFIDタグ101には、カードIDと認証IDを対応付けて登録されており、送信されてきたカードIDが認証RFIDタグ101側で正当なID(登録されているカードID)だと確認されると、前記対応付けて格納されている認証IDと、認証セットコマンドを送出する。
クレジットカードや定期券等のRFIDカード111は、認証IDを受信する(ステップST33)。
次いで、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111は、認証セットコマンドを受信すると(ステップST34)、ステップST33で受信した認証IDとデータ格納ユニット107に保持されている認証ID125が一致しているかを確認し(ステップST35)、一致している場合に正当な認証IDであり“認証IDは有効”と判断し(ステップST35:Y)、認証状態タイマーユニット109のタイマーをセットする(ステップST36)。
上記認証のシーケンスは、認証RFIDタグ101側から定期的に認証IDを送出し、それがRFIDカード111のデータ格納ユニット107にある認証ID125(図12参照)と一致するかどうかだけを判定する簡便なものであってもよい。
この場合、RFIDカード111側には、複数の認証IDを用意し、複数の認証RFIDタグからの認証セットコマンドを受けられるようにしてもよい。例えば、一つの認証IDを、ある分野のRFIDカードで共通の認証IDとし、他の認証IDを、他の分野のRFIDカードで共通の認証IDとするなどして、マスターキーのような使い方ができる。
図13は、2個の認証IDを格納したデータ格納ユニット107の例を示す図である。
本例の場合、データ格納ユニット107に格納されるデータは、クレジットカード番号121、クレジットカード有効期限122、クレジットカード所有者名123といった従来のクレジットカードが持っていた情報に加え、カードID131、第1認証ID132、第2認証ID133を持つ。
そして、認証RFIDタグ101側から送られてきた認証IDを、データ格納ユニット107に格納されている第1認証ID132と第2認証ID133と照合し、認証RFIDタグ101側から送られてきた認証IDが第1認証ID132または第2認証ID133のいずれか(または双方)に合致した場合に、認証状態タイマーがセットされるようにする。
この認証IDは、必ずしも合致するという条件でなくとも、上限値と下限値の範囲を定める条件に用いてもよい。図14は、認証ID上限値と認証ID下限値を格納したデータ格納ユニット107の例を示す図である。
本例の場合、データ格納ユニット107に格納されるデータは、クレジットカード番号121、クレジットカード有効期限122、クレジットカード所有者名123といった従来のクレジットカードが持っていた情報に加え、カードID141、認証ID上限値142、認証ID下限値143を持つ。
本例は、データ格納ユニット107に認証ID上限値142と認証ID下限値143を記憶し、認証RFIDタグ101側からこの両ID値の間の認証IDを受信した場合に認証状態タイマーがセットされるようにしたものである。
認証状態タイマーは、セットされると経過時間の計測を開始し、一定時間(例えばT)経過後にリセットして認証状態を“無効”に戻す。
この認証状態タイマーがセットされて認証状態が“有効”の状態から、リセットされて認証状態が“無効”の状態にされるまでの一定時間(例えばT)の間は認証RFIDタグ101との交信が失われても、認証状態は“有効”が保持される。これを利用し、定期券を自動券売機の中に挿入したり、クレジットカードを店舗やレストランの従業員に預けてクレジットアカウントへの課金手続きを行って貰うといったことが可能になる。
なお、前記一定時間経過後にリセットして認証状態を“無効”の状態に戻すための一定時間(例えばT)の計測は、タイマーのカウンタとしての動作を利用してもいいし、コンデンサへチャージされた電荷の(自然)放電を利用したものであってもよい。後者の場合には、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111が起動状態になくても自動的に行われるため、パッシブ型のRFIDカードに適した方法である。
RFIDカードまたは認証用RFIDタグの一方に電源を有し、電源を持っている側から電源を持っていない側に電力の供給を受けるようにしてもよい。また、RFIDカード111と認証RFIDタグ101の両者に電源を内蔵し、両者をアクティブ型にすれば、更新時に他方を励起(この場合は大きな電力が必要になる)する必要がないために、双方が小型化できる利点がある。
一方、認証RFIDタグ101側では、認証開始コマンドを送信する時間間隔を計測する必要がある。認証開始コマンドを送信する時間間隔は、認証タイマーが計測する“有効”保持時間よりは十分に短く設定される(例えば、数秒〜10秒)。これは、両RFID間のコンタクトが失われたタイミングによって、残存する“有効”保持時間が大きく変動するのを防ぐためと、コンタクトが復活したときに、少しでも早く“有効”状態に復帰させるためである。
図4は、認証RFIDタグ101側のシーケンスを示す図である。
同図において、認証RFIDタグ101の認証RFIDタグ制御ユニット103は、前回の認証開始コマンドを送出してからの経過時間を監視し、設定時間(例えば10秒)を経過した場合(ステップST41:Y)、認証開始コマンドを再度送信する(ステップST42)。
この認証開始コマンドに対する応答として、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111から送られてくるカードIDを受信する(ステップST43)。受信した該カードIDが認証RFIDタグ101に登録されている正規のIDであることが確認された場合には(ステップST44:Y)、認証セットコマンドを送信し(ステップST45)、さらに前記カードIDに対応付けられた認証IDを送信する(ステップST46)。
ここで、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111が送信するカードIDと認証RFIDタグ101が送信する認証IDを別のIDとした理由は、悪意のある第3者がクレジットカードや定期券等のRFIDカード111が送信するカードIDを盗んで悪用することを避けるためである。悪用される心配がない場合は同一のIDを使用することも可能であり、その場合は認証RFIDタグ101などの構成が簡素になる。
図5は、経過時間に対するクレジットカードや定期券等のRFIDカード111における認証状態の変遷のイメージを示す図である。
認証RFIDタグ101から発せられる認証セットコマンド(51)を○で示し、クレジットカードや定期券等のRFIDカード111の認証状態が“有効”である状態を太線(52)で示した。
一定間隔t(57)で認証セットコマンドが発行される間は、認証状態は“有効”が一定間隔t(57)で更新されて保持される。両RFID間のコンタクトが失われた時点(53)から更新は止まるが、さらに設定時間T(58)だけ“有効”状態は保持(54)される。設定時間T経過後に、認証状態は“無効”になる。再び両RFID間のコンタクトが復活する(55)と、認証状態も“有効”に復活(56)する。
(第2の実施例)
次に、本発明の別な形態の第2の実施例について説明する。
現在、実用化が進められている携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)では、その中にRFIDタグ機能を組み込み、携帯電話やPHS自体にクレジットカードや定期券等の機能まで実現させようというものがある。以下、携帯電話とPHSを総称して携帯型電話機と呼ぶ。
このような、一層押し進められた機能の集積は、遺失時、盗難時の影響がより重大になることを意味し、本発明を適用してセキュリティを高めることが必須であると考える。
本発明を、余裕のある電源や出力の十分な送信機能を有する携帯型電話機に適用した場合には、上記第1の実施例のクレジットカードや定期券等のパッシブ型のRFIDカードに適用した場合とは異なり、アクティブ型のRFIDカードを用いることが可能となる。
図6は、アクティブ型のRFIDカードを用いた第2の実施例を示す図である。
同図に示すように、本実施例におけるクレジットカードや定期券等のRFIDカード機能を持つ携帯型電話機601は、パッシブ型RFIDカードを想定した図1の構成と同様に、クレジットカードや定期券等のRFIDカード機能からのデータを使用する外部システム112のRFIDカードリーダ/ライタ113と交信を行うためのRFIDカード無線交信ユニット110と、認証状態を一定時間保持するための認証状態タイマーユニット109と、該認証状態タイマーユニット109を参照して認証状態を判定する認証状態判定ユニット108と、前記外部システム112や認証用RFIDタグ101とやりとりを行うためのデータを格納するデータ格納ユニット107と、それら各ユニットの動作を制御するRFIDカード制御ユニット106を持つ。
パッシブ型RFIDカードを想定した図1の構成と異なるのは、一定時間間隔で認証を行うタイミングをコントロールする認証間隔制御タイマーユニット205と、認証用RFIDタグ101へ電力を送信して起動させ、互いに交信を行うためのRFID無線交信&励起ユニット204と、携帯型電話機本来の機能である携帯電話ユニット602を新たに持っている点である。携帯電話ユニット602は、余裕のある電源や出力の十分な送信機能を有している。
このため、認証用RFIDタグ101の構成は簡略化され、図1に示した電力を必要とする認証間隔制御タイマーユニット105が不要になり、RFID無線交信&励起ユニット104を励起機能を有しない認証RFID無線交信ユニット603に置きかえて、パッシブ型のRFIDタグとすることができる。これは認証RFIDタグ101を小型化、薄型化し、メンテナンスから解放することに役立つ。
このため、認証RFIDタグ101を体内に埋め込むことでき、この場合は、認証RFIDタグ紛失の心配も無くなり、確実な認証が実現できる。それ以外の場合でも、指輪や腕時計など、身につける小物に認証RFIDタグ101を内蔵させることができ、紛失の可能性を大幅に低減できる。
上述した認証メカニズムは、携帯電話機能の制御(不正使用の防止)にも適用できる。図7は、上記認証メカニズムを携帯電話機能の制御(不正使用の防止)に適用したときのシーケンスを示す図である。
同図において、携帯型電話機への操作(携帯型電話機のボタンの押し下げ)が発生すると(ステップST71)、上記第1の実施例と同様の手順により認証状態が“有効”であるかを確認し、“有効”である場合には(ステップST72)、携帯型電話機の操作を許可する(ステップST73)。認証状態が“無効”であれば、携帯型電話機の操作は許可せずそのまま終了する(ステップST74)。
携帯型電話機の機能の停止としては、全機能の停止、一部機能だけの停止(上述したような操作機能の停止、あるいは、利用者によって選択された機能だけの停止、待ち受け以外の機能の停止など)が考えられる。
また、認証状態が“無効”で操作が禁止されてしまった場合、全く携帯型電話機を使用できないと不便である。そのような場合に、利用者の特別な操作により使用可能にする例を示す。認証状態が“無効”で一部の操作が禁止された場合であっても、例えば数字キーだけは機能を有効にしておいて暗証番号の入力だけは受け付ける、特別なキーの操作(特殊キーの長時間の押下など)により暗証番号を受け付ける、無効時にいずれかのキーを押下すると、暗証番号の入力を促して暗証番号の入力だけを受け付けるなどの方法で無効を解除することを可能にしておく。
本例は、携帯型電話機に付属している電話のためのキーボードを使用して機能停止解除用の暗証番号を入力することにより、認証が“無効”である場合でも、携帯型電話機の操作を許可するようにした例である。
図8は、携帯型電話機に暗証番号を入力して、認証状態が“無効”である携帯電話の操作を許可するためのシーケンスを示す図である。
同図に示すように、携帯型電話機への操作(携帯型電話機のボタンの押し下げ)が発生すると(ステップST71)、上記第1の実施例と同様にして認証状態が“有効”であるか否かを確認する(ステップST72)。
認証状態が“無効”である場合には(ステップST72:N)、暗証番号の入力を要求するメッセージを携帯型電話機の画面に表示し、暗証番号が入力されたら(数字の入力は受け付け可能)、これを受け付け(ステップST81)、受け付けた暗証番号が有効(正当な暗証番号)だった場合には(ステップST82:Y)、携帯型電話機の操作を許可し(ステップST73)、受け付けた暗証番号が無効(正当な暗証番号でない)だった場合には(ステップST82:N)、携帯型電話機の操作を許可せずにそのまま終了する(ステップST74)。
認証状態が“有効”である場合には(ステップST72:Y)、図7の場合と同様に、携帯型電話機の操作を許可する(ステップST73)。
この暗証番号の仕組みは、RFID機能の制御にも効果がある。つまり、認証RFIDタグが何らかの事情で動作しなくなった場合に、緊急に認証状態が“無効”を解除するのに使用することができる。
図9は、認証RFIDタグが動作しなくなった場合に認証状態の“無効”を解除する場合のシーケンスを示す図である。
同図において、まず、外部システム112からの誰何(すいか)コマンドを受信すると(ステップST21)、RFIDカード制御ユニット106は、認証状態判定ユニット108により上記と同様に認証状態が有効か無効かを確認する(ステップST22)。
ここで認証状態が“有効”であると判定された場合(ステップST22:Y)、RFIDカードリーダ/ライタ113に対してRFIDカードのカードID等のデータの送信を行う(ステップST23)。
認証状態が“無効”であると判定された場合には(ステップST22:N)、暗証番号の入力を受け付ける(ステップST81)。
入力された暗証番号が有効(正当な暗証番号)だった場合には(ステップST82:Y)、RFIDカードリーダ/ライタ113に対してRFIDカードのID等のデータ送信を行って(ステップST23)、処理を終了する(ステップST24)。入力された暗証番号が無効(正当な暗証番号でない)だった場合には(ステップST82:N)、そのまま処理を終了する(ステップST24)。
第2の実施例における、認証状態タイマのセットの方式について、図10および図11を用いて説明する。
図10に示すように、クレジットカードや定期券等のRFIDカード機能を持つ携帯型電話機(携帯電話またはPHS)601の認証間隔制御タイマーユニット106は、前回の認証開始コマンドを送出してからの経過時間を監視する(ステップST1001)。設定時間(例えば10秒)を経過した場合(ステップST1001:Y)、認証開始コマンドを送信する(ステップST1002)。続いて、データ格納ユニット107に格納されているカードIDを送信する(ステップST1003)。
認証RFIDタグ101では、カードIDと認証IDの対応関係を保持しており、受け取ったカードIDに対応する認証IDを送信する。
携帯型電話機601では、認証RFIDタグ101から送られてくる認証IDをRFID無線交信&励起ユニット204により受信する(ステップST1004)。
受信した認証IDがデータ格納ユニット107に登録されている正規の認証IDであることが確認された場合には(ステップST1005:Y)、認証状態タイマユニットを“有効”にセットする(ステップST1006)。認証状態タイマーは、セットされると経過時間の計測を開始し、一定時間(T)経過後にリセットして認証状態を“無効”に戻す。
一方、認証RFIDタグ101には、カードIDとそれに対応する認証IDが予め登録されており、図11に示すように、携帯型電話機601から認証開始コマンドを受信し(ステップST1101)、クレジットカードや定期券等のRFIDカード機能を持つ携帯型電話機601からのカードIDを受信する(ステップST1102)。
受信したカードIDが有効なカードID(登録されているカードID)だと確認されると(ステップST1103)、認証RFIDタグ101は該カードIDに対応する認証IDを送出する(ステップST1104)。
携帯型電話機601が送信するカードIDと認証RFIDタグ101が送信する認証IDを別のIDとした理由は、第1の実施例と同様に、悪意のある第3者がクレジットカードや定期券等のRFIDカード111が送信するカードIDを盗んで悪用することを避けるためである。悪用される心配がない場合は同一のIDを使用することも可能であり、その場合は認証RFIDタグ101などの構成が簡素になる。
上記実施例は、クレジットカードや定期券に適用した例で説明したため、RFIDカードのデータ格納手段に、カード番号、カード有効期限、カード所有者名、カードID、認証IDを保持させる場合を示したが、RFIDカードによる認証技術の適用分野によっては必ずしもこれら全てのデータを保持する必要はなく、少なくともカードIDと該カードIDに関連付けられた認証ID(あるいはカードIDと認証IDを兼用する一つのID)を保持すればよい。カードIDと認証用ID(認証ID)は、必ずしも異なるものではく同一のIDを兼用して用いてもよく、請求項における「カードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証ID」という記載はこの場合も含むものとする。
なお、上記第1および第2の実施例におけるRFIDタグ認証システムにおける処理(図2〜図4,図7〜図11参照)をプログラムコード化したRFIDタグ認証用プログラムは、上記各実施例で説明した各ユニット(請求項の各手段)の機能をCPUやメモリなどのコンピュータ資源を用いて実行されるものであり、CD−ROM,FD,DVDなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体やインターネットなどのネットワークを介してユーザに頒布することができる。
本発明は、高度なセキュリティと、容易な使い勝手を同時に実現するRFIDシステムに用いることができる。クレジットカード、無線式定期券、身分証明書など、複数の機能が集積され、紛失や盗難が大きな損失につながる種類のRFIDタグに適用できる。正規の所有者が使用している間は、セキュリティを意識することなく従来と同等の使用環境を提供し、紛失や盗難時には使用不可になるRFIDタグが実現できる。
本発明の第1の実施例に係るRFIDタグの認証システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るRFIDカード制御ユニットが制御するシーケンス図である。 第1の実施例における、RFIDカード制御ユニットが認証状態をセットするシーケンス図である。 認証RFIDタグ側のシーケンス図である。 経過時間に対するRFIDカードの認証状態の遷移のイメージ図である。 本発明の第2の実施例を説明するための構成図である。 本発明での携帯電話機能の制御における認証メカニズムを説明する図である。 認証状態が“無効”の場合に携帯型電話機の操作を許可するシーケンス図である。 緊急に認証状態“無効”を解除する場合のシーケンス図である。 第2の実施例における、認証状態タイマーのセットのシーケンス図である。 第2の実施例における、認証状態のセットのシーケンス図である。 データ格納ユニットに格納されるデータの一例を示す図である。 データ格納ユニットに2個の認証IDを格納した例を示す図である。 データ格納ユニットに認証ID上限値と認証ID下限値を格納した例を示す図である。
符号の説明
101:認証RFIDタグ
102:認証ユニット
103:認証RFIDタグ制御ユニット
104,204:RFID無線交信&励起ユニット
105,205:認証間隔制御タイマーユニット
106:RFIDカード制御ユニット
107:データ格納ユニット
108:認証状態判定ユニット
109:認証状態を一定時間保持するための認証状態タイマーユニット
110:RFIDカード無線交信ユニット
111:クレジットカードや定期券等のRFIDカード
112:外部システム
113:外部システムのRFIDカードリーダ/ライタ
121:クレジットカード番号
122:クレジットカード有効期限
123:クレジットカード所有者名
124,131,141:カードID
125:認証ID
132:第1認証ID
133:第2認証ID
142:認証ID上限値
143:認証ID下限値
501:認証セットコマンド
502:認証状態が“有効”である状態
503:両RFID間のコンタクトが失われた時点
504:保持された“有効”状態
505:両RFID間のコンタクトが復活した状態
506:復活した“有効”状態
507:認証セットコマンドが発行される一定間隔t
508:設定時間Tが保持される設定期間
601:携帯型電話機(携帯電話またはPHS)
602:携帯電話ユニット
603:認証RFID無線交信ユニット

Claims (16)

  1. RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムであって、
    前記RFIDカードは、前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段と、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段と、前記認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定手段と、該認証状態判定手段で認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信手段を有し、
    前記RFIDタグは、保持している認証用IDを送信する手段を有する
    ことを特徴とするRFIDタグ認証システム。
  2. RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムであって、
    前記RFIDカードは、前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段と、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段と、前記カードIDを前記認証用RFIDタグに送信し、前記認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定手段と、該認証状態判定手段で認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信手段を有し、
    前記RFIDタグは、カードIDと認証用IDの対応関係を保持する手段と、該手段を参照し、前記RFIDカードから受信したカードIDに対応する認証用IDを抽出して送信する手段を有する
    ことを特徴とするRFIDタグ認証システム。
  3. 前記RFIDカードまたは前記認証用RFIDタグの一方あるいは両方に電源を有し、一方が電源を持たない場合は、電源を持っている側から電力の供給を受けることを特徴とする請求項1または2記載のRFIDタグ認証システム。
  4. RFIDカードリーダ/ライタと携帯型電話機と認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムであって、
    前記携帯型電話機は、携帯電話手段と、前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段と、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段と、前記認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定手段と、該認証状態判定手段で認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信手段を有し、
    前記認証用RFIDタグは、保持している認証用IDを送信する手段を有する
    ことを特徴とするRFIDタグ認証システム。
  5. RFIDカードリーダ/ライタと携帯型電話機と認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムであって、
    前記携帯型電話機は、携帯電話手段と、前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段と、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段と、前記カードIDを前記認証用RFIDタグに送信し、前記認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定手段と、該認証状態判定手段で認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信手段を有し、
    前記認証用RFIDタグは、カードIDと認証用IDの対応関係を保持する手段と、該手段を参照し、前記携帯型電話機から受信したカードIDに対応する認証用IDを抽出して送信する手段を有する
    ことを特徴とするRFIDタグ認証システム。
  6. 前記携帯型電話機に電源を有し、該電源から電源を持たない前記RFIDタグに電力を供給することを特徴とする請求項4または5記載のRFIDタグ認証システム。
  7. 前記認証状態が無効の場合には、設定により決められる携帯電話機能の一部または全ての機能を無効とすることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のRFIDタグ認証システム。
  8. 暗証番号を入力する暗証番号入力手段を有し、認証状態無効時に前記暗証番号入力手段から予め決められた正当な暗証番号が入力された場合に、前記無効とされていた携帯電話機能の一部または全ての機能を一定期間だけ有効にする手段を有することを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載のRFIDタグ認証システム。
  9. 前記データ格納手段は1以上の認証用IDを保持し、
    前記妥当な場合とは、前記認証用RFIDタグから受信した認証用IDが前記データ格納手段に保持されている1以上の認証用IDと一致する場合であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のRFIDタグ認証システム。
  10. 前記データ格納手段は、認証用ID上限値と認証用ID下限値を保持し、
    前記妥当な場合とは、前記認証用RFIDタグから受信した認証用IDが前記データ格納手段に保持されている認証用ID上限値と認証用ID下限値の間にあることを特徴とするすることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のRFIDタグ認証システム。
  11. 暗証番号を入力する暗証番号入力手段を有し、認証状態無効時に前記暗証番号入力手段から予め決められた正当な暗証番号が入力された場合に、該認証状態を一定期間だけ有効にする手段を有することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のRFIDタグ認証システム。
  12. RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証方法であって、
    前記RFIDカードが、前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信するステップと、
    前記RFIDカードが、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータをデータ格納手段に保持するステップと、
    前記認証用RFIDタグが、保持している認証用IDを送信するステップと、
    前記RFIDカードが、前記認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定ステップと、該認証状態判定ステップで認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とするRFIDタグ認証方法。
  13. RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証方法であって、
    前記RFIDカードが、前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信するステップと、少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータをデータ格納手段に保持するステップと、
    前記RFIDカードが、前記カードIDを前記認証用RFIDタグに送信するステップと、
    前記認証用RFIDタグが、保持しているカードIDと認証用IDの対応関係を参照し、前記RFIDカードから受信したカードIDに対応する認証用IDを抽出して送信するステップと、
    前記RFIDカードが、前記認証用RFIDタグから受信した認証IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定ステップと、
    前記RFIDカードが、該認証状態判定ステップで認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信ステップを有する
    ことを特徴とするRFIDタグ認証方法。
  14. RFIDカードリーダ/ライタと、携帯電話手段,前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段,少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段を有する携帯型電話機と、認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証方法であって、
    前記認証用RFIDタグが、保持している認証用IDを送信するステップと、
    前記携帯型電話機が、前記認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証用IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定ステップと、該認証状態判定ステップで認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信ステップを有する
    ことを特徴とするRFIDタグ認証システム。
  15. RFIDカードリーダ/ライタと、携帯電話手段,前記RFIDリーダ/ライタからの誰何コマンドを受信する手段,少なくともカードIDおよび該カードIDに関連付けられた認証IDとを含むカードデータを保持するデータ格納手段を有する携帯型電話機と、認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証方法であって、
    前記携帯型電話機が、前記データ格納手段に保持されているカードIDを前記認証用RFIDタグに送信するステップと、
    前記認証用RFIDタグが、保持しているカードIDと認証用IDの対応関係を参照し、前記携帯型電話機から受信したカードIDに対応する認証用IDを抽出して送信するステップと、
    前記携帯型電話機が、前記認証用RFIDタグから認証用IDを受信し、該受信した認証IDと前記データ格納手段に保持されている認証IDとを照合して妥当な場合に認証状態を有効と判定するとともに、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過するまでの期間を認証状態が有効と判定し、認証状態が有効と判定された後、交信が不可能になってから一定期間経過した後を認証状態が無効と判定する認証状態判定ステップと、該認証状態判定ステップで認証状態が有効と判定された場合に、前記データ格納手段に保持されている少なくともカードIDを含むデータを前記RFIDカードリーダ/ライタに送信する送信ステップを有する
    ことを特徴とするRFIDタグ認証方法。
  16. RFIDカードリーダ/ライタとRFIDカードと認証用RFIDタグを用いたRFIDタグ認証システムを実現するためのRFIDタグ認証用プログラムであって、
    コンピュータに、請求項12から15のいずれかに記載のRFIDタグ認証方法における各ステップの処理を実行させるためのRFIDタグ認証用プログラム。
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