JP2006170892A - 位置計測システム - Google Patents

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Hajime Kuwabara
一 桑原
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Abstract

【課題】 反射に起因するマルチパスの影響を軽減でき、高精度の位置計測が行える位置計測システムを提供すること。
【解決手段】 移動体と固定局間における無線信号の送受結果に基づき移動体の位置検出を行う位置計測システムであって、
前記移動体と固定局のいずれか一方に設けられ、第1の周波数信号を第2の周波数信号で変調し第2の周波数信号の繰り返し信号として送信する送信機と、
前記移動体と固定局のいずれか他方に設けられ、送信機の送信信号を受信復調して第2の周波数信号の位相を測定する機能を有する受信機と、
受信機の位相測定結果に基づき前記移動体の位置を演算する位置演算部、
を設けたことを特徴とするもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、位置計測システムに関し、詳しくは、移動体の位置情報の計測に関するものである。
近年、例えばGPS(Global Positioning System)を用いて、人や車両などの移動体の位置を計測し、計測した位置情報を利用者に提供するサービスが散見される。
一方で、設備管理や人の動線管理などを目的とした移動体の位置管理の要求も高まりつつある。特に例えば店舗内における作業者や来店者の動線管理では、各商品の棚位置まで判別できることが求められており、屋内における移動体に対する位置計測の高精度化の要求がある。
しかし、GPS信号を屋内で直接受信することは困難であり、移動体の正確な位置測定は期待できない。
特開2004−264892
特許文献1には、角速度センサ、加速度センサ、地磁気センサを利用して、運動する物体の空間位置と姿勢及び動きを測定する装置の構成が記載されているが、本発明が目的としている高精度化の具体的な構成を示唆する記載はない。
図3は、現在公表されている各種位置計測方式の性能比較図である。
GPSの適用範囲は屋外であり、誤差は3mから200mである。
gpsOneは、GPSを応用した技術であり、衛星から取得したデータを基地局にそのまま送信し、実際の位置確定は基地局によって行うものであって、ネットワークを利用したA-GPS(Network Associated GPS)と電波の到達時間の差を利用した時間差測定方式TDOA(Time Difference Of Arrival)がある。GPS衛星からの受信は、基地局から端末に衛星を探索するための情報が送信され、衛星からの受信開始に必要な時間を大幅に短縮している。GPS信号が届かない屋内では、基地局からの電波を利用して測位を行う。誤差は3mから50mである。PHSの測定誤差は、40mから70mと大きい。
屋内で移動体の位置を検出するのにあたり、測定誤差は小さいことが求められるが、これらGPS、gpsOneおよびPHSの測定誤差は比較的大きく、屋内での位置検出には不適である。
これらに対し、無線LANを使用した方式は、比較的誤差が小さな測定精度の高い方式であり、屋内での移動体の位置検出に適しているといえる。
無線LANの方式は、無線信号の強度分布を利用した方式RSS(Received Signal Strength)と、端末までの電波の到達時間の差を利用した時間差測定方式TDOAとがある。これらはいずれも基本的に3点測量方式を採用している。すなわち、検出対象と基準となる3点間の計測量の違いを利用して検出対象の位置を計測する。
図4はこのような無線LAN方式の概念図である。図4において、極超短波帯(UHF)の送信機1は、移動体とともに移動するように、例えば位置検出対象となる作業者が携帯する。位置検出対象領域内には、複数の受信機2〜5が配置されている。なお、送信機1と受信機2〜5の位置関係を、説明の便宜上、送信機1の送信信号の整数波長分の場所に位置するものとしている。すなわち、受信機2は4波長分、受信機3は5波長分、受信機4は6波長分、受信機5は7波長分の場所に位置している。
図5は図4の各部の波形例図である。(a)は送信機1から送信される信号波形であり、一定振幅の極超短波信号を出力している。(b)は受信機3の受信信号波形、(c)は受信機4の受信信号波形、(d)は受信機5の受信信号波形を示している。
これら受信信号波形は、送信機1と各受信機2〜5との直線距離が離れるのに従って、遅れ時間が長くなり、振幅は小さくなることを示している。
しかしながら、電波や音波は必ずしも最短距離で受信機に到達するするものではなく、壁や物体との反射を繰り返しながら(マルチパス)受信機に到達する。
この結果、受信信号波形に着目すると、図6に示すように、必ずしも送信機と各受信機との直線距離に対応したものにはならなくなる。
すなわち、図6において、(a)は送信機からの送信信号が直接ある受信機に到達する信号波形を示している。(b)は送信機からの送信信号が壁や物体との反射を繰り返しながら(a)と同一の受信機に到達する信号波形を示している。(b)の信号波形は、(a)に比べて遅延が大きく、振幅は減衰している。(c)はこれら(a)と(b)の信号波形が重なった状態で同時に受信している状態を示す信号波形である。
この結果、受信振幅で位置を計測する方式では、受信振幅が大きくなることから、実際は5波の位置にいるにもかかわらず、5波よりも近い所に位置していると誤認してしまうことになる。
また、伝搬遅延時間を計測する方式では、振幅の大きな信号の遅延時間を計測することにから、実際は5波の位置にいるにもかかわらず、5波よりも遠い所に位置していると誤認してしまうことになる。
本発明は、これらの従来の問題点を解決するものであり、その目的は、反射に起因するマルチパスの影響を軽減でき、高精度の位置計測が行える位置計測システムを提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
移動体と固定局間における無線信号の送受結果に基づき移動体の位置検出を行う位置計測システムであって、
前記移動体と固定局のいずれか一方に設けられ、第1の周波数信号を第2の周波数信号で変調し第2の周波数信号の繰り返し信号として送信する送信機と、
前記移動体と固定局のいずれか他方に設けられ、送信機の送信信号を受信復調して第2の周波数信号の位相を測定する機能を有する受信機と、
受信機の位相測定結果に基づき前記移動体の位置を演算する位置演算部、
を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の位置計測システムにおいて、
前記受信機は、第1の周波数信号を中心周波数とする第1のバンドパスフィルタと、第2の周波数信号を中心周波数とする第2のバンドパスフィルタが直列に接続されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の位置計測システムにおいて、
前記受信機と位置演算部はネットワーク接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、反射に起因するマルチパスの影響を軽減でき、高精度の位置計測が行える。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に基づき屋内での位置検出を行うための位置計測システムの具体例を示すブロック図である。
図1において、送信機10は、移動体とともに移動するように、例えば位置検出対象となる作業者が携帯する。位置検出対象領域内には、同一構成の複数の受信機a〜nが配置されている。これら複数の受信機a〜nは、LANケーブル30を介してネットワーク接続されている。LANケーブル30には、位置演算部40も接続されている。
送信機10は、第1周波数発振部11と、変調部12と、第2周波数発振部13と、送信出力部14とで構成されている。第1周波数発振部11は、例えば2.4GHzの極超短波帯の周波数信号を変調部12に出力する。第2周波数発振部13は、例えば第1周波数の20波分(=1/20)に相当する周波数信号、例えば120MHzの周波数信号を変調部12に出力する。変調部12は、第1周波数信号を第2周波数信号で変調し、送信出力部14に出力する。送信出力部14は、変調された信号を図示しないアンテナを介して位置検出対象領域内に出力する。
受信機20は、受信入力部21、第1バンドパスフィルタ(BPF)22、第2BPF23、位相測定部24とで構成されている。受信入力部21は、送信機10の出力信号を図示しないアンテナを介して受信し、第1BPF22に出力する。第1BPF22の中心周波数は例えば2.4GHz、帯域幅は±60MHzとする。第1BPF22の出力信号は、第2BPF23に入力される。第2BPF23の中心周波数は例えば120MHz、帯域幅は±3MHzとする。第2BPF23の出力信号は、位相測定部24に出力される。位相測定部24は、例えば第2BPF23の周波数が120MHzの出力信号を図示しない比較器に入力して、出力信号振幅がゼロクロスする位相を検出する。各受信機a〜nの位相検出値は、LANケーブル30を介して位置演算部40に入力される。
位置演算部40は、各受信機a〜nから入力される位相検出値に基づき送信機10と各各受信機a〜nとの距離を求め、さらにこれら送信機10と各各受信機a〜nとの距離演算結果を用いて三角測量や三辺測量の原理に基づく演算を行い、位置検出対象領域内における送信機10の位置を特定する。
図2は、図1の動作を説明する各部の波形図である。送信機10は、(a)に示すように、例えば1回あたり3波連続する2.4GHzの極超短波帯の周波数信号を、20波の周期(=120MHz)で繰り返して継続的に送信する。このような送信信号に着目すると、その120MHzの包絡線は破線で示すようにゼロクロスするものになっている。
(b)は送信機10に対して5波分離れた位置関係にある受信機の受信信号波形を示している。破線で示す120MHzの包絡線の振幅は(a)に比べて送信機10との距離に応じた分小さくなり、ゼロクロス点も送信機10との距離に応じて時間軸に沿って5波分変位している。
(c)は送信機10に対して6波分離れた位置関係にある受信機の受信信号波形を示している。破線で示す120MHzの包絡線の振幅は(b)に比べて1波分小さくなり、ゼロクロス点も送信機10との距離に応じて時間軸に沿って(b)に比べて1波分変位している。
(d)は送信機10に対して7波分離れた位置関係にある受信機の受信信号波形を示している。破線で示す120MHzの包絡線の振幅は(c)に比べて1波分小さくなり、ゼロクロス点も送信機10との距離に応じて時間軸に沿って(c)に比べて1波分変位している。
すなわち、図1の各受信機20(a〜n)における第2BPF23の出力信号のゼロクロス点位相は、破線で示す包絡線のように、受信信号の振幅に比例し、遅延時間に比例したものとなる。したがって、破線で示す包絡線波形が時間軸と交差する位相を測定することで、受信振幅に依存しない位相の測定が可能になる。
ここで位相測定方法としては、例えば送信信号のゼロクロスタイミング信号を既知として、各第2BPF23の出力信号を時間軸となっているゼロレベルと比較する比較器に通して各受信機20におけるゼロクロスタイミング信号を求め、送信信号のゼロクロスタイミング信号との時間差をカウンタで数えることにより測定できる。
他の方法としては、任意の値を送信信号のゼロクロスタイミング信号として各受信機20におけるゼロクロスタイミング信号との相対的な時間差を求めるとともに、既知の距離を実測して絶対値校正を行うようにしてもよい。
図2に破線で示している包絡線波形から明らかなように、従来の方式に比べてマルチパスの影響を小さくできる。
また、各受信機は、バンドパスフィルタを介して位相測定に必要な信号を抽出しているので、雑音の影響を軽減できるという効果も得られる。
なお、上記実施例では無線電波信号を用いる例を説明したが、光や音波であっても同様の効果が得られる。
さらに、送信機と受信機の関係は逆であっても動作上問題はない。
以上説明したように、本発明によれば、マルチパスの影響を少なくでき、移動体の位置計測を高精度に行える位置計測システムが実現できる。
本発明に基づく位置計測システムの具体例を示すブロック図である。 図1の動作を説明する各部の波形図である。 各種位置計測方式の性能比較図である。 無線LAN方式の概念図である。 図4の各部の波形例図である。 マルチパスの影響を説明する波形例図である。
符号の説明
10 送信機
11 第1周波数発振部
12 変調部
13 第2周波数発振部
14 送信出力部
20 受信機
21 受信入力部
22 第1バンドパスフィルタ
23 第2バンドパスフィルタ
24 位相測定部
30 LANケーブル
40 位置演算部

Claims (3)

  1. 移動体と固定局間における無線信号の送受結果に基づき移動体の位置検出を行う位置計測システムであって、
    前記移動体と固定局のいずれか一方に設けられ、第1の周波数信号を第2の周波数信号で変調し第2の周波数信号の繰り返し信号として送信する送信機と、
    前記移動体と固定局のいずれか他方に設けられ、送信機の送信信号を受信復調して第2の周波数信号の位相を測定する機能を有する受信機と、
    受信機の位相測定結果に基づき前記移動体の位置を演算する位置演算部、
    を設けたことを特徴と位置計測システム。
  2. 前記受信機は、第1の周波数信号を中心周波数とする第1のバンドパスフィルタと、第2の周波数信号を中心周波数とする第2のバンドパスフィルタが直列に接続されていることを特徴とする請求項1記載の位置計測システム。
  3. 前記受信機と位置演算部はネットワーク接続されていることを特徴とする請求項1記載の位置計測システム。
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