JP2006167298A - 多重導管、多重導管駆動装置、及び多重導管駆動システム - Google Patents

多重導管、多重導管駆動装置、及び多重導管駆動システム Download PDF

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Abstract

【課題】 障害物を回避して3次元的に誘導でき、しかも外径を小さくすることのできる、多重導管及びその制御システムを提供する。
【解決手段】 多重導管1は、少なくとも2以上の導管(1a、1b、1cからなり、内側の導管は外側の導管に軸線方向摺動自在に挿入され該外側の先端側管端より先端部が突出自在にされており、少なくとも1の導管の先端部に湾曲部(1b−1、1c−1)が形成され、内側の導管は外側の導管より小さい曲げ剛性を有し、前記湾曲部は、前記外側の導管内において内側の導管が弾性変形可能な弾性限度内となるように湾曲形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、多重導管、その駆動装置、及び駆動システムに係り、詳しくは、流体を送り又は吸引するための案内路、或いは、長尺物を内部に通して案内するためのガイドとしての、多重導管、その駆動装置、及び駆動システムに関する。
従来、この種の発明として、例えば、薬液等の注入を図るカテーテル(例えば、特許文献1、)や、検査装置における光ファイバ(例えば、特許文献2)等、種々の被案内部材を案内する装置が医療分野や産業分野において知られている。
特開平10−240号公報 特開平11−118437号公報
しかしながら、従来、可撓性の被案内部材を案内する装置は、案内すべき被案内部材の先を一方向に曲げる程度であり、障害物を回避して案内する等、3次元的な案内ができなかった。3次元的な案内を得るためには、ガイドチューブ等に複数のワイヤーを装備する等が必要で、案内装置の外径が太くなる傾向がある。
そこで、本発明は、被案内部材を3次元的に案内でき、しかも外径を小さくすることのできる、多重導管、多重導管駆動装置、及び多重導管駆動システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る多重導管は、少なくとも2以上の導管からなる多重導管であって、内側の導管は外側の導管に軸線方向摺動自在に挿入され該外側の先端側管端より先端部が突出自在にされており、少なくとも1の導管の先端部に湾曲部が形成され、内側の導管は外側の導管より小さい曲げ剛性を有し、前記湾曲部は、前記外側の導管内において内側の導管が弾性変形可能な弾性限度内となるように湾曲形成されていることを特徴とする。
前記多重導管の最内側の導管が、穿刺針又はカテーテルチューブであることが好ましい。
前記多重導管の最外側の導管は、約0.3〜約4mmの外径を有することが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る多重導管駆動装置は、上記多重導管の各導管を駆動する駆動装置であって、該駆動装置は、各導管を長さ方向に直動させる直動駆動部を有することを特徴とする。
前記駆動装置は、前記湾曲部を有する導管を軸線回りに回転駆動する回転駆動部を、更に有することが好ましい。
また、前記駆動装置は、最内側の導管に挿入されて案内される可撓性で長尺の被案内部材の後方部を支持して直動駆動させる直動駆動部を更に備えることができる。
前記駆動装置は、前記被案内部材をその軸線回りに回転させる回転駆動部を更に備えることが好ましい。
前記被案内部材は、照明導光用光ファイバー、ファイバースコープの導光用光ファイバー、レーザー治療装置のレーザー光導光用光ファイバー、CCDカメラ、計測用センサー、電気手術器の処置用電極、医療用ガイドワイヤー、鉗子、又は、剪刀とすることができる。
さらに、上記目的を達成するため、本発明に係る第1の多重導管駆動システムは、上記多重導管駆動装置と、前記多重導管駆動装置の駆動を制御する制御部と、前記多重導管が送られる部位を観察するための観察装置と、を有し、前記制御部は、前記観察装置で得られた画像データを受け取り、該画像データを座標変換し、座標上の指定位置に前記多重導管を誘導するように前記多重導管駆動装置を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る第2の多重導管駆動システムは、上記多重導管駆動装置と、前記多重導管駆動装置の駆動を制御する制御部と、前記多重導管駆動装置を、前記制御部を介して、スレーブマニピュレータとして遠隔制御するマスターマニピュレータと、を備えることを特徴とする。
上記第1、第2の多重導管駆動システムにおいて、前記制御部は、前記各直動駆動部の制御を、外側の導管から内側の導管へその順に直動駆動させるように制御することが好ましい。
また、前記多重導管の内側の導管がその先端部に湾曲部を有し、前記制御部は、外側の導管内において前記内側の導管を回転駆動させるように制御することが好ましい。
更に、前記制御部は、前記多重導管の先端の向きをも制御することが好ましい。
本発明に係る多重導管を実施するための第1実施形態について、以下に図1〜4を参照しつつ説明する。なお、図示例は、穿刺針に適用した多重導管の例を示す。全図及び全実施形態を通し、同様の構成部分には同符号を付した。
図1は、多重導管1が患者の腹壁3に穿刺されている状態を示している。多重導管1は、2本以上の導管を有し、図示例のものは内側から順に3本の導管1a,1b、1cを備えている。
図示例において最も内側にある第1導管1aは、PTC(Percutaneous Transhepatic Cholangiography)針と呼ばれる中空の穿刺針である。第1導管1aの直ぐ外側にある第2導管1bと更にその直ぐ外側にであって最も外側にある第3導管1cは、各々の先端部に湾曲部1b−1、1c−1を有している。図示例において第1導管1aは、湾曲部が形成されていない。なお、多重導管1の自由度を高めるには、2以上の導管の先端部に湾曲部が形成されていることが有利である。
第1導管1aはその直ぐ外側にある第2導管1bより小さい曲げ剛性を有しており、第2導管1bはその直ぐ外側にある第3導管1cより小さい曲げ剛性を有している。
第1導管1aは、第2導管1b内において軸線方向の摺動及び軸回りの摺動回転が可能になっており、第2導管1bは、第3導管1c内において軸線方向の摺動及び軸回りの摺動回転が可能になっている。すなわち、第1導管1aは、第2導管1b内に挿通できる程度に弾性変形可能な材料によって形成されており、第2導管1bは、第3導管1c内に挿通できる程度に弾性変形可能な素材によって形成されている。
また、第1導管1aはその先端部が第2導管1bの先端から突出自在であり、第2導管1bは、その先端部が第3導管1cの先端から突出自在とされている。
そして、第1導管1aは第2導管1bより長く形成され、第2導管1bは第3導管1cより長く形成されている。図示例では、第2導管1bの先端部に形成されている湾曲部1b−1が第3導管1cから完全に出ている状態においても、第2導管1bの後端部が第3導管1cから出ている程度に、第3導管1cより長く形成されている。
図示例の多重導管1は、第1導管1aが外径0.63mm、内径0.33mm、第2導管1bが外径1.06mm、内径0.70mm、第3導管1cは外径1.48mm、内径1.12mmであり、いずれも薄肉のステンレスチューブより形成されている。第2導管1b及び第3導管1cは、先端部を曲げ加工することにより湾曲部1b−1、1c−1が形成されている。
図示例では、導管1a〜1cは上記外径及び内径のステンレスチューブを使用しているから、第1導管1aは第2導管1bより断面二次モーメントより小さく、第2導管1bは第3導管1cより断面二次モーメントが小さくなっている。即ち、第1導管1aは第2導管1bより曲げ剛性が小さく、第2導管1bは第3導管1cより曲げ剛性より小さくなっている。
従って、図1に示す状態において第2導管1bを軸回りに回転させると、第2導管1bは第3導管1cの形状に応じて弾性変形するけれども、第3導管1cは、殆ど弾性変形することなく、その先端部の湾曲部は、殆ど変形せずにほぼ元の湾曲形状を維持することができる。
同様に、第2導管1bは、第1導管1aより大きい曲げ剛性を有しているから、第2導管1bに第1導管1aを挿通しても、第2導管1bの先端部に形成されている湾曲部は、変形せずに元の湾曲形状を維持し、第1導管1aは第2導管1bの湾曲形状に沿って弾性変形することができる。なお、多重導管1は、金属材料、ゴム又はプラスチック材料等によって形成することもできる。
湾曲部1b−1、1c−1は、それら湾曲部の曲率が大きすぎると、第1導管1aを第2導管1b内に挿入した際、及び、第2導管1bを第3導管1c内に挿入した際に、第1導管1a及び第2導管1bが塑性変形してしまうため、第1導管1a及び第2導管1bが弾性変形し得る弾性限度内となるような湾曲となるように、使用用途、構成材料等に応じて、肉厚、湾曲部の曲率、長さ等が設計されている。
なお、図1において、符号4は、多重導管1を挿入する腹壁ガイドパイプを示しているが、腹壁ガイドパイプ4は省くことができる。
上記構成を有する多重導管1は、第3導管1cと第2導管1bとを、それぞれ、軸回りに回転させ、直線部分の軸方向に直動させたのち、第1導管1aを進出させることにより、第1導管1aの先端を所望の方向で所望の位置に誘導することができる。
図2は、上記の多重導管1を機械的に駆動制御することにより第1導管1aの先端部を目標位置に誘導する制御システムを模式的に示している。
図2に示すシステムは、第1導管1aを直動駆動させる直動駆動部5、第2導管1bを軸線回りに回転駆動させる回転駆動部6、第3導管1cを軸線回りに回転駆動する回転駆動部7、及び第2導管1b及び第3導管1cを一体的に直動駆動させる直動駆動部8を含む駆動装置を有し、図外の制御部により、これら直動駆動部5、回転駆動部6、7、及び直動駆動部8を制御する。
直動駆動部5は、サーボモータ5aによって駆動するプーリーベルト5bと、プーリーベルト5bと第1導管1aとを連結する連結部5cと、連結部5cの直線移動をガイドすることにより第1導管1aの直線移動させるためのリニアガイド5dとを有している。
回転駆動部6は、サーボモータ6aの駆動を、第2導管1bに固定されたプーリ6bにプーリーベルト6cを介して伝動するベルト伝動機構を採用している。同じく、回転駆動部7も、サーボモータ7aの駆動を、第2導管1bに固定されたプーリ7bにプーリーベルト7cを介して伝動するベルト伝動機構を採用している。
直動駆動部8は、支持台9に支持されたプーリーベルト8aと、プーリーベルト8aを駆動するサーボモータ8bと、回転駆動部6及び回転駆動部7を支持する支持体8cと、支持体8cとプーリーベルト8aとを連結する連結部8dと、支持体8cの上下直線移動を保障するリニアガイド8eと、を備えている。図示例では、直動駆動部5も支持体8cに支持されているが、直動駆動部5は、支持体8cとは分離した別のフレーム等に支持させても良い。なお、直動駆動として、プーリーベルトに替えてリニアサーボモータ等の他のアクチュエータを採用しても良い。
上記駆動装置の駆動部5〜8を駆動制御することにより、第2導管1bの先端位置を3次元的に制御することが可能となる。第2導管1bの先端位置は、後述するように、第2導管1b及び第3導管1cの湾曲部1b−1、1c−1の長さ及び曲率半径が分かれば正確に制御することができる。前記直動駆動部5、8の移動量及び回転駆動部6、7の回転角度は、サーボモータ5a、6a、7a、8bにより制御可能である。
図3に示すように、第3導管1cの回転角度をθ1、第2導管1bの回転角度をθ2、内外導管直動駆動部8による直動移動量をl、第3導管1cの湾曲部1c−1の曲率半径をr1,第2導管1bの湾曲部1b−1の曲率半径をr2,第3導管1cの湾曲部1c−1の曲率中心角度をα1,第2導管1bの湾曲部1b−1の曲率中心角度をα2、とすれば、第2導管1bの先端位置座標(x、y、z)は、下記の式で表される。なお、下記式において、“cos”を“C”で略記し、“sin”を“S”で略記している。
Figure 2006167298
従って、目標位置の座標(x、y、z)が決まれば、図外の演算部において上式による数値計算により、目標位置座標となるように制御パラメータ(θ1,θ2,l)を算出し、算出された制御パラメータによりサーボモータ5a、6a、7a、8bを制御することができる。数値計算には、例えば、ニュートンラフソン法を用いることができる。なお、図3の例では、第2導管1bの先端位置を目標位置に誘導するための数値計算を説明したが、第2導管1bの先端から目標位置までの距離(第1導管1aの送り出し量に相当する。)を指定すると、上記数値計算と同様の手法により、図1で示した第1導管1aの先端を目標位置に誘導するための数値計算も可能である。
上記座標計算は、目標位置に誘導するための数値計算例を示したが、多重導管1の向きを制御することも可能である。例えば、図3に示す例において、第2導管1bの先端の向きを制御する場合、図3(b)に示すように、第2導管1bの先端の向きは、XY平面に対する角度ψと、XY平面への投影線がX軸とのなす角度φとで表すことができ、これらの角度ψ、φは、θ1,θ2の関数として表すことができる。従って、例えば関数をf、gとして、上式(数1)の3つの方程式のうちの1の方程式(例えば、xに関する式)と、φ=f(θ1,θ2)、ψ=g(θ1,θ2)なる式とを連立させ、これらの式を数値計算して、(θ1,θ2,lz)の解を求めることで、制御パラメータを算出することができる。
例えば、上式のうちの1つとしてxに関する式を選べば、与えられた(x、φ、ψ)の組に対するθ1,θ2,lの解を求めることができ、第2導管1bの先端の向き及びx座標の位置を制御することができる。
図3の例では、第2導管1b及び第3導管1cの一体的直動と各々の回転駆動という3自由度であるため、位置と方向の同時制御が困難であるが、そのような制御も、導管の数を増やし、或いは、駆動部の数を増やす等によって自由度を増やすことで、可能となる。
例えば、5つの自由度を持つとき、最内側の導管は任意の先端位置と方向(導管の回転を考えない時)を実現することができる。しかし、多くの場合、最内側の導管の先端の位置と方向を全て制御する必要はない。例えば、血管の穿刺を行う際に目標位置が特定の「点」である必要はない。また、患部に対する方向についても、患部の面に対して垂直である方が望ましいという程度の場合も多くある。そのような場合、自由度は5自由度より通常下げることができる。
目標位置の3次元空間座標(x、y、z)を得るために、図示しないファイバースコープ等の観察装置を使用して目標位置近傍の画像を取得し、得られた画像を3次元座標に変換処理することにより、空間座標を取得することができる。そして、例えば、ファイバースコープの画像モニターをタッチペンでタッチする等により得られた位置座標情報から前記制御パラメータを計算し、多重導管駆動して第1導管1aの先端を目標位置に誘導する自動制御が可能である。
或いは、目標位置の座標(x、y、z)を得るために、例えば、超音波スキャナーの画像を利用することができる。図2に示すシステムでは、支持台9に超音波プローブ10が取り付けられている。超音波プローブ10は、揺動自在に取り付けられており、サーボモータ10aにより駆動させて所望方向を向けることができるようになっている。超音波プローブ10から得られた超音波画像を画像処理し3次元空間座標に変換することにより、画像上の位置を空間座標として取得することが可能である。また、超音波スキャナーのモニターをタッチペン等でタッチすることによりタッチされた位置座標情報から前記制御パラメータを計算することができる。なお、超音波画像は、複数の画像を合成処理することにより、立体画像とすることが可能である。
画像を取得するためのその他の観察装置として、PET(陽電子放出型断層撮影),SPECT,X線,fMRI(functional MRI),EAM(三次元心臓内マッピング),脳磁図(MEG),心磁図等,光トポグラフィー,CCD,EEG,ECOG等の公知の医療用観察装置、その他の公知の観察装置を使用することができる。
或いは、目標位置の座標(x、y、z)を得るために、マスタースレーブシステムを採用することができる。即ち、図2に示す駆動装置をスレーブマニピュレータとし、マスターマニピュレータの一例として図4に示す装置を使用する。
図4に示すマスターマニピュレータ11は、鉛直軸線回りに回動可能な第1節12、第1節12と第1関節13を介して回動自在に連結された第2節14、及び第2節14と第2関節15を介して連結された第3節16とを有するマスターアーム17と、第1節12、第1関節13、及び第2関節15の各々の回転角度信号を検出するロータリーエンコーダ18、19、20と、を有している。図示例において、第2関節15の回転角度信号は、一端が第1関節13の回転軸に回転自在に外嵌されるともに他端が第3節16に揺動自在に軸着されたL型リンク節21を介して、ロータリーエンコーダ20によって検出されるようになっている。
図5は、上記マスタースレーブシステムの概要を示すブロック図である。ロータリーエンコーダ18、19、20(図4)で得られた各々の回転角度信号は、制御部PCに送られる。その回転角度信号は、制御部PC内のカウンターボード22に送られ、回転角度や回転速度が測定される。この角度信号に基づき、制御部PC内の演算部23において、マスターアーム17の先端位置の空間座標が算出される。従って、操作者は、マスターアーム17の先を把持して移動させることにより、マスターアーム17の先端位置の空間座標が算出される。
一方、スレーブ側のサーボモータ6a、7a、8b(図2)にもロータリーエンコーダ(不図示)が取り付けられており、各々の回転角度信号が検知され、制御部PCに送られる。回転角度信号は、制御部PC内のカウンターボード22に送られ、制御部PC内の図示しない演算部において、第2導管1bの先端位置での空間座標が計算される。
マスターアーム17の先端位置の空間座標とスレーブ側となる第2導管1bの先端位置での空間座標とは、制御部PC内において対応関係がとられる。マスターアーム17で得られた座標情報は、制御部PC内の演算部において、スレーブ側である内外の導管1b、1cの目標値である制御パラメータ(θ1,θ2,l)に変換する数値計算を行い、この制御パラメータが、アイソレーション回路24、サーボアンプ25を介して、スレーブ側のサーボモータ6a、7a、8bに送られ、これらのサーボモータがPD制御される。なお、アイソレーション回路24は、入力側と出力側を電気的に絶縁することによって、サーボアンプ25の故障等によって発生ずる大電流から、制御部PC等の精密機器を保護する。
こうして、操作者がマスターアーム17を移動させると、マスターアーム17の先端の空間座標に対応する空間座標位置に第2導管1bの先端が誘導されるように、第2導管1b及び第3導管1cが駆動される。なお、被案内部材直動駆動部5及び超音波プローブ10を駆動するサーボモータ10aも制御部PCにより制御することができる。
操作者は、超音波スキャナー等の観察装置から得られた画像を見ながら、マスターアーム17を操作することにより、第3導管1c及び第2導管1bを所望の位置に移動させることができる。この場合の超音波スキャナーは、上記のように位置座標を得るためではなく、超音波スキャナー本来の使用方法である、操作者の肉眼による内部観察手段として用いる。そのような内部観察手段は、超音波スキャナーに代えて、CTスキャナー、MRI装置、ファイバースコープ、CCD等、公知の観察装置を使用することができる。
第2導管1bの先端が目的位置に達した後、直動駆動部5を駆動させて、PTC針である第1導管1aを所望箇所に送り出し、穿刺すことができる。
斯かるシステムは、第3導管1cの外径を従来のカテーテル類に比較して小さくできる上、多重導管を3次元的に制御できるため、低侵襲手術が要求される左骨下静脈穿刺等の深部静脈穿刺、肝穿刺、肝生検、経皮的臍帯穿刺、薬剤補給、消化器外科手術、脳神経外科手術、胎児手術、膀胱内手術、外科手術、整形外科手術、心臓外科手術、歯科手術等の様々な医療行為に優れた効果を発揮し得る。また、多重導管1自体は構造が単純であるため、安全性が高い。なお、多重導管を低侵襲手術に使用する場合等においては、最外側の外径は、0.3〜4mmであることが望ましい。
上記第1実施形態では、第2導管1bと第3導管1cとを一体的に直動駆動させる例を示したが、個々に駆動する構成とすることも可能である。また、第1導管1aとしてのPTC針をアクチュエータにより駆動させずに手動で駆動させることも可能であり、特に、PTC針の送り速度等を微妙に調節したい場合等に有効である。
図6は、第2実施形態の多重導管駆動装置を示している。図6に示す多重導管駆動装置は、第1導管1aを直動駆動させる直動駆動部5、第2導管1bを軸線回りに回転駆動させる回転駆動部6、第2導管1bを直動駆動させる直動駆動部30、及び、第3導管1cを直動駆動させる直動駆動部31と、を備えている。
図6の多重導管駆動装置は、第3導管1cを回転駆動させる駆動部を備えておらず、第2導管1bと第3導管1cとは個別に直動駆動する点が図2に示す形態と相違する。
第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、観察装置を使用して目標位置近傍の画像を取得し、得られた画像を3次元座標に変換処理することにより、空間座標を取得することができる。そして、例えば、ファイバースコープの画像モニターをタッチペンでタッチする等により得られた位置座標情報から前記制御パラメータを計算し、多重導管を駆動して第2導管1bの先端を目標位置に誘導する自動制御が可能である。
図6に示す多重導管駆動装置は、肝穿刺,脳神経外科手術などにおいて臓器に与える損傷を少なくするのに適している。即ち、第3導管1cを直動制御することにより第3導管1cの先端を臓器内に迄送った後、第2導管1bの制御を行う。その際、第2導管1bの回転駆動を第3導管1c内で行い、方向の制御を完了してから、第2導管1bを第3導管1cの先端から送り出すことにより、臓器の損傷を低減できる。さらに、実質臓器の内部、特に脳の内部等においては、損傷を与えないことが望まれる部位があるが、このような場合にも、本発明では、その部分を避けながら深部の治療を行うことができる。また、子宮内部のように実質臓器で無い場合でも、多重導管が障害物等を避けながら回り込み、治療を行うことができる。
又、図6に示すシステムでは、第1導管1a及びこれを駆動する装置が備えられているが、これらを省略することも可能である。そのようなシステムは、たとえば、第2導管1bを通じて、薬液等を投与する場合等に使用され得る。なお、上記第2実施形態の多重導管駆動装置も、マスタースレーブ制御とすることが可能である。
次に、本発明に係る多重導管駆動システムの第3実施形態について、図7を参照しつつ説明する。第3実施形態は、第2実施形態に類似する実施形態である。この例では、観察手段を構成する超音波プローブ10に、多重導管1が揺動自在に連結支持されている。超音波プローブ10には把持部40が取り付けられている。
図示例では、超音波プローブ10に固定されたフランジ41に、軸42を介して揺動部材43が揺動自在に取り付けられている。第2導管1bは、その先端部に湾曲部2b−1を有し、第3導管1cは、湾曲部を有さず、全体に亘って真っ直ぐである。超音波プローブ10に代えて若しくはそれに付加して、公知の観察手段を採用し得ることは、上記実施形態と同様である。この例では第2導管1bに穿刺針を採用している。
揺動部材43には、第2導管1bと第3導管1cとを個別に駆動する直動駆動部32、31が各々取り付けられている。直動駆動部32、31は、ベルト伝動機構であるが、その他の公知のリニア駆動装置を採用できる。揺動部材43は、図示しないアクチュエータ或いは手動により揺動させることができる。
血管、胆管等の管状の対象に対して穿刺を行う等の場合には、特定の部位に穿刺を行う必要がないため、第2導管1bは、図示例では回転駆動部を備えていないが、回転駆動部を備えさせ、障害物を避ける等の機能を持たせても良い。
第3実施形態において、軽量化等を図るために、直動駆動部32、31の駆動モータを省略し、ベルトとプーリのみによって、第2導管1b及び第3導管1cを、手動で軸方向に案内する直動ガイドとしても良い。
上記構成を有する第3実施形態は、例えば、施術する医師等の操作者は、把持部40を把持し、超音波プローブ10から得られた超音波画像(不図示)を観察しながら、先ず外側の第3導管1cを直動させる。次いで、操作者は、内側の第2導管1bをその先端部が第3導管1c内に位置している状態で回転させ、所望の回転角度位置とする。それから、操作者は、第2導管1bを直動させて、第2導管1bの先端を目的位置に導き、穿刺する。また、上記で説明したように、ペンライト入力或いはマウス入力等を有する画像表示装置上で医師等が目標位置を指定した後は、自動的に制御され、穿刺する方法を採用することもできる。
上記第1〜第3実施形態では、第1導管1aとして穿刺針である例を示したが、穿刺針に代えてカテーテルチューブを採用することもできる。
また、上記第1〜第3実施形態の多重導管においては、第1導管1aに代えて、用途に応じて後述するような種々の機能を有する可撓性の被案内部材を第2導管1bに挿入し、第2導管1b及び第3導管1cに案内させることができる。勿論、第1導管a内に該被案内部材を挿入し、案内させることも可能であるが、その場合は、該被案内部材を直動させ或いは回転させる駆動部を備えることが望ましい。
例えば、第2導管1b内に、ファイバースコープの導光用光ファイバーを被案内部材として挿入することができる。ファイバースコープファイバースコープ用光ファイバーとしては、上記の実施形態においては、例えば、ファイバーテック株式会社から販売されている外径0.35mmの内視鏡用光ファイバーを使用することができる。
また、被案内部材としての光ファイバーは、照明導光用の光ファイバーの他、公知のレーザー治療装置のレーザー光を導光するための光ファイバーを適用することもできる。このようなレーザー治療装置への適用は、例えば、双胎間輸血症候群における短絡欠陥へのレーザー血管形成術や、レーザーを使用した癌の選択治療等、レーザー治療において、所望箇所を避けて光ファイバーの先端を患部に導くのに有効である。
また、被案内部材として、電気メスやラジオ波焼灼装置等の公知の電気手術器に使用される処置用電極であって長尺の可撓性のものを採用することができる。電気メス、焼灼器等の電気手術器は、高周波電流を処置用電極の先端から生体内に流すことによって生じるジュール熱により患者の患部を、切開、凝固、組織破壊し、電流回収の対極板は広面積で生体に接して火傷を防ぐ装置として既知である。被案内部材としてこれら電気メスや焼灼器等の処置用電極を使用することにより、本発明は、電気手術や焼灼術等において、身体内部の所望部分を避けて処置用電極を誘導し、患部を切開、凝固、局部組織破壊等を行うことが可能となる。処置用電極としては、図8に示すような拡張型電極(expandable型電極)も採用することができる。Expandable型電極50は、先端を凝固部位に穿刺後、ワイヤー型電極を展開させるタイプであり、8〜10本のワイヤー型電極を内蔵している。expandable型電極は、RITA社等から市販されている。なお、ラジオ波焼灼装置に使用される処置用電極は、焼灼器(プローブ)とも呼ばれる。
さらに、被案内部材として、公知の鉗子や剪刀を使用することができる。鉗子は、鋏形をした刃のないもので、器官・組織などを固持したり挟んだりして圧迫するのに用いる外科手術用具であり、剪刀は手術等で組織や臓器あるいは糸などを切るための器具である。本発明に適用する鉗子又は剪刀としては、微小外径を有するマイクロ鉗子やマイクロ剪刀が好ましい。図9は、第2導管1bに挿通されたマイクロ鉗子51の例を示している。そのようなマイクロ鉗子やマイクロ剪刀としては、例えば、オランダのドルク社等から外径1mm以下でワイヤー駆動のものが市販されている。また、小型の鉗子として、図10に示すように、複数本の駆動ワイヤー(不図示)を備え、挟み動作に加えて、先端挟み部の首振り駆動(X軸回り回転、Y軸回り回転)が可能な小型の鉗子52を使用することもできる。図示しない駆動ワイヤーは、第2導管1b内に挿通されている。そのような鉗子としては、例えば、Intuitive Surgical社のダヴィンチとして知られる手術支援ロボットに使用されている小型の鉗子がある。鉗子又は剪刀の先端挟み部は、予め最内側の導管の先端に固定しておき、駆動ワイヤーを最内側の導管内に予め挿入しておくこともできる。
また、被案内部材として、拡張カテーテルのためのガイドワイヤーを適用することもできる。斯かるガイドワイヤーは、医療分野で公知のものを使用できる。
本発明は、様々な医療分野に適用できる他、例えば、タービン内の羽根、飛行機の翼の内部、設備の配管内部、設備装置の内部探査に使用されるファイバースコープ、CCDカメラ等においても広く応用され得る。
図11は、多重導管1の先端に内部探査用の小型CCDカメラ53を配備した例を示す。CCDカメラ53は、図に示すように、CCDカメラ53は、X軸回り及びY軸回りに回転駆動可能なものが好ましい。なお、図において、CCDカメラ53の駆動ワイヤー及び配線類(いずれも不図示)は、最内側の導管内に挿痛されている。図11に示すようにCCDカメラを適用した多重導管及びその駆動装置、駆動システムは、医学、工学分野において大きな応用分野がある。
また、被案内部材として、熱電対等の温度センサー、pHセンサー、圧力センサー、ガスセンサーやイオンセンサー等の化学センサー、その他の公知の計測用センサーを、用途に応じて使用することができる。
また、上記した多重導管を複数本備えたシステムや、複数の多重導管の各々に異なる種類の被案内部材を挿通したシステムなども構築できる。
さらに、本発明に係る多重導管の自由度は、障害物を避けるだけでなく、例えば、多数の鉗子を用いる内視鏡手術への本発明応用例では鉗子の棒が視界を遮ることがあるが、そのような場合であっても、視界を遮ることの少ない形態を取ることもできるという効果を奏し得る。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の態様を採用することが可能である。
本発明に係る多重導管の第1実施形態を示す側面図である。 図1の多重導管を駆動する装置を示す側面図である。 図1の多重導管を示す側面図である。 本発明に係るシステムのマスターマニピュレータを示す斜視図である。 本発明に係るマスタースレーブシステムを示すブロック線図である。 本発明に係る多重導管の第2実施形態を駆動する装置を示す側面図である。 本発明に係る多重導管の第3実施形態を駆動する装置を示す側面図である。 本発明に係る多重導管に挿通した被案内部材である処置用電極の一例を示す斜視図である。 本発明に係る多重導管に挿通した被案内部材である鉗子の一例を示す側面図である。 本発明に係る多重導管に挿通した被案内部材である鉗子の一例を示す側面図である。 本発明に係る多重導管にCCDカメラを装備させて例を示す側面図である。
符号の説明
1 多重導管
1a 第1の導管
1b 第2の導管
1c 第3の導管
1b−1 湾曲部
1c−1 湾曲部
5 直動駆動部
6 回転駆動部
7 回転駆動部
8 直動駆動部
10 超音波プローブ
11 マスターマニピュレータ
23 演算部
30 直動駆動部
31 直動駆動部
PC 制御部

Claims (13)

  1. 少なくとも2以上の導管からなる多重導管であって、内側の導管は外側の導管に軸線方向摺動自在に挿入され該外側の先端側管端より先端部が突出自在にされており、少なくとも1の導管の先端部に湾曲部が形成され、内側の導管は外側の導管より小さい曲げ剛性を有し、前記湾曲部は、前記外側の導管内において内側の導管が弾性変形可能な弾性限度内となるように湾曲形成されていることを特徴とする多重導管。
  2. 前記多重導管の最内側の導管が、穿刺針又はカテーテルチューブであることを特徴とする請求項1記載の多重導管。
  3. 前記多重導管の最外側の導管が、約0.3〜約4mmの外径を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の多重導管。
  4. 請求項1記載の多重導管の各導管を駆動する駆動装置であって、該駆動装置は、各導管を長さ方向に直動させる直動駆動部を有することを特徴とする多重導管駆動装置。
  5. 前記駆動装置が、前記湾曲部を有する導管を軸線回りに回転駆動する回転駆動部を、更に有することを特徴とする請求項4記載の多重導管駆動装置。
  6. 前記駆動装置が、最内側の導管に挿入されて案内される可撓性で長尺の被案内部材の後方部を支持して直動駆動させる直動駆動部を更に備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の多重導管駆動装置。
  7. 前記駆動装置が、前記被案内部材をその軸線回りに回転させる回転駆動部を更に備えることを特徴とする請求項6記載の多重導管駆動装置。
  8. 前記被案内部材が、照明導光用光ファイバー、ファイバースコープの導光用光ファイバー、レーザー治療装置のレーザー光導光用光ファイバー、CCDカメラ、計測用センサー、電気手術器の処置用電極、医療用ガイドワイヤー、鉗子、又は、剪刀であることを特徴とする請求項6又は7に記載の多重導管駆動装置。
  9. 請求項4〜8の何れかに記載の多重導管駆動装置と、
    前記多重導管駆動装置の駆動を制御する制御部と、
    前記多重導管が送られる部位を観察するための観察装置と、を有し、
    前記制御部は、前記観察装置で得られた画像データを受け取り、該画像データを座標変換し、座標上の指定位置に前記多重導管を誘導するように前記多重導管駆動装置を制御することを特徴とする、多重導管駆動システム。
  10. 請求項4〜8の何れかに記載の多重導管駆動装置と、
    前記多重導管駆動装置の駆動を制御する制御部と、
    前記多重導管駆動装置を、前記制御部を介して、スレーブマニピュレータとして遠隔制御するマスターマニピュレータと、
    を備えることを特徴とする多重導管駆動システム。
  11. 前記制御部は、前記各直動駆動部の制御を、外側の導管から順に直動駆動させるように制御することを特徴とする請求項9又は10に記載の多重導管駆動システム。
  12. 内側の導管がその先端部に湾曲部を有し、前記制御部は、外側の導管内において前記内側の導管を回転駆動させるように制御することを特徴とする請求項11記載の多重導管駆動システム。
  13. 前記制御部は、前記多重導管の先端の向きをも制御することを特徴とする請求項9〜12の何れかに記載の多重導管駆動システム。
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