JP2006167194A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 背側部における、吸収体と各サイドシール部11との間に、帯状のテープファスナーが、その長さ方向に3つ折りに折り畳まれた状態で且つその折り畳まれた状態の長さ方向をおむつ縦方向に向けた状態で配設されており、該テープファスナーは、おむつ外表面に固定された固定部2と、折り畳みにより固定部2上に積層された中間部3と、折り畳みにより中間部3に積層された先端部4とを有し、固定部2と中間部4とが、両者の積層部分の一部において剥離困難に接合されて、該テープファスナーが、おむつ幅方向外方に向かって突出する向きに展開し易くなっているパンツ型使い捨ておむつ。
【選択図】 図3
Description
また、パンツ型使い捨ておむつにおいて、使用後の廃棄処理の際に、丸めたおむつを、その状態に維持できるようにするためにテープファスナーを設けたものも知られている。
例えば、背側部の巾方向中央部にテープファスナーを設けた使い捨ておむつ(特許文献1参照)や、背側部又は腹側部の両側縁それぞれの近傍に廃棄時止着用の止着用テープを設けた使い捨ておむつ(特許文献2参照)が提案されている。
他方、特許文献2記載のおむつにおける止着用テープは、ウエスト開口部側の狭い部分のみが、おむつ外表面に接合されているため、止着用テープを強く引っ張ると、止着用テープが外れてしまう恐れがある。また、止着用テープの接合部が、背側部又は腹側部の両側縁から胴回り方向の内方にむかって、脚周り開口部寄りの端部に近づくように傾斜しているため、止着用テープを、おむつ幅方向外方に引き出すには、止着用テープを旋回させる操作が必要で、廃棄時に、おむつの丸めた部分の両端部を塞ぐための操作をスムーズに行うことが困難である。
本発明のパンツ型使い捨ておむつの製造方法は、そのようなパンツ型使い捨ておむつを簡易に効率良く製造することができる。
図1は、本発明の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを示す概略図である。
本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ10(以下、おむつ10という)は、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部A、背中側に配される背側部B及びそれらの間に配される股下部Cとを有しており、腹側部Aの両側部と背側部Bの両側部とが、それぞれの側縁端の近傍において、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段により互いに接合されている。そして、その接合により、おむつの両側縁端それぞれの近傍に、おむつ縦方向と略平行に延びるように帯状のサイドシール部11が形成されている。また、おむつ縦方向の上端部にはウエスト開口部12が形成され、おむつ股下部Bの両側それぞれにはレッグ開口部13が形成されている。図1において、腹側部Aは、背側部Bと重なった状態で背側部Bの向こう側に位置している。
外装体15は、おむつの外表面を構成する外層シート15aとその内面側に積層され接着された内層シート15bと、これら両シートの間に固定された各部の弾性部材12b,16,17とから構成されている。
各テープファスナー1は、図2に示すように、おむつ外表面Sに固定された固定部2と、該固定部2上に積層された中間部3と、該中間部3に積層された先端部4とを有し、帯状のシート基材20は、これらの各部に亘って連続して存在している。
このような構成を有するテープファスナー1は、粘着層32,42による接着部分を剥離して展開することができ、それにより、使用時に、その長さを大きく延長させることができる。
ここで、剥離困難とは、上述した粘着層32や42による接合部分に比べて剥離しにくいことを意味し、手で引っ張る程度の力では、固定部2と中間部3との間が容易に剥離しないことが好ましい。
先ず、左右のサイドシール部11を引き剥がしておむつ10を展開状態とし、おむつを、その長手方向に、腹側部A側から背側部B側に向かって丸め、背側部の幅方向中央部上に丸めた部分を位置させる。
次いで、背側部の左右の各側部を、左右それぞれに引っ張りながら、おむつを丸めた部分の両端部(丸める方向に交差する方向の両端部)上に折り重ね、その状態が維持されるように、テープファスナー1を止着して固定する。
このようにして、背側部の中央領域に位置させた丸めた部分の両端部(丸める方向と交差する方向の両端部)上に、背側部の両側部を重ねて固定することで、丸めた部分の渦巻き状の両端が覆われるため、丸めた状態のおむつから排泄物が漏れだしにくい。
これにより、テープファスナー1は、図4に示すように、おむつ幅方向外方に向かって突出する向きに容易に展開する。そのため、おむつの丸めた部分に、背側部の左右の各側部を固定する際に、テープファスナーがおむつ幅方向に沿って延びた状態となり易く、背側部の各側部の止め付け操作を極めてスムーズに行うことができる。
このような観点から、折り畳まれた状態のテープファスナーの長さ方向の寸法及び/又は中間部の同方向の長さL(図2参照)に対する、固定部2の同方向の長さL1(図2参照)が80〜150%、特に100〜120%であることが好ましい。また、同長さL1は、少なくとも30mm以上、特に40〜80mmであることが好ましい。
本実施形態の製造方法の概略図を図5に示す。なお、図5(a)は図5(b)中の矢視Aから見たおむつ10及びその連続体10’を、図5(c)は図5(b)中の矢視Cから見たテープファスナー1及びその連続体1’を示している。
そして、おむつ連続体10’におけるテープファスナー1Aと1Bとの間に、図5(a)に示すように、ヒートシール加工を施してサイドシール部11,11を形成すると共に、隣接するサイドシール部同士間で、該連続体10’を順次切断することにより、上述した構成のおむつ10が順次得られる。
例えば、上述したおむつ10の製造方法においては、一本のテープファスナー連続体1’から、おむつ幅方向の一方の側部に配されるテープファスナー1Aと、他方の側部に配されるテープファスナー1Bとの両者を得、これらをほぼ同時に、おむつ連続体10’に固定しておむつを製造したが、これに代えて、図6に示すように、おむつ幅方向の一方の側部に配されるテープファスナー1Aと、他方の側部に配されるテープファスナー1Bとを、別々のテープファスナー連続体1A’,1B’から製造し、これらを、おむつ連続体10’に対して順次固定しておむつ10を製造することもできる。この場合、図6(c)に示すように、各テープファスナー連続体1A,1Bには、各テープファスナーの接合部に対応する部分のみの短い接合部7a又は7bを形成する。
また、図7に示すように、中間部3と固定部2との接合部7Aを、図7(a)に示すように、おむつ幅方向外方側の縁部又はその近傍に点状(図示例では円形状)に形成し、図7(b)に示すように、その点状の接合部で抑えることで、テープファスナーが横方向に容易に展開されるようにしても良い。
1 テープファスナー
2 固定部
3 中間部
4 先端部
7 接合部
Claims (3)
- 腹側部の両側部と背側部の両側部とが互いに接合されて、一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつにおいて、
背側部における、吸収体と各サイドシール部との間に、帯状のテープファスナーが、その長さ方向に3つ折りに折り畳まれた状態で且つその折り畳まれた状態の長さ方向をおむつ縦方向に向けた状態で配設されており、
前記テープファスナーは、おむつ外表面に固定された固定部と、折り畳みにより該固定部上に積層された中間部と、折り畳みにより該中間部に積層された先端部とを有し、前記固定部と前記中間部とが、両者の積層部分の一部において剥離困難に接合されて、該テープファスナーが、おむつ幅方向外方に向かって突出する向きに展開し易くなっていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記固定部と前記中間部との間の第1折曲部が前記ウエスト開口部寄りに位置し、前記中間部と前記先端部との間の第2折曲部が前記レッグ開口部寄りに位置しており、前記固定部と前記中間部とが剥離困難に接合された接合部は、第1折曲部の近傍に、前記吸収体側から前記各サイドシール部側に向かうにつれて前記レッグ開口部側に向かうように傾斜した剥離抵抗線を形成している請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 請求項2記載のパンツ型使い捨ておむつの製造方法であって、
前記固定部に対応する部分と前記中間部に対応する部分とを有するテープファスナー連続体を連続的に搬送しながら、該連続体における、前記固定部に対応する部分と前記中間部に対応する部分との積層部分にジグザグ形状の接合部を形成し、そのテープファスナー連続体を個々のテープファスナーの寸法に切断して、おむつ幅方向の一方の側部に配されるテープファスナーと他方の側部に配されるテープファスナーとを得、両者を、おむつ連続体における、相互に隣接する別のおむつ対応部分に分離して固定した後、両テープファスナー間を切断して個々のおむつを得ることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004364593A JP2006167194A (ja) | 2004-12-16 | 2004-12-16 | パンツ型使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006167194A true JP2006167194A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36668534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004364593A Pending JP2006167194A (ja) | 2004-12-16 | 2004-12-16 | パンツ型使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006167194A (ja) |
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2004
- 2004-12-16 JP JP2004364593A patent/JP2006167194A/ja active Pending
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