JP2006166617A - 電力使用管理装置 - Google Patents

電力使用管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006166617A
JP2006166617A JP2004355340A JP2004355340A JP2006166617A JP 2006166617 A JP2006166617 A JP 2006166617A JP 2004355340 A JP2004355340 A JP 2004355340A JP 2004355340 A JP2004355340 A JP 2004355340A JP 2006166617 A JP2006166617 A JP 2006166617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
user
information
mail
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004355340A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Urano
隆好 浦野
Hironori Okabe
洋典 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
Priority to JP2004355340A priority Critical patent/JP2006166617A/ja
Publication of JP2006166617A publication Critical patent/JP2006166617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/70Smart grids as climate change mitigation technology in the energy generation sector
    • Y04S10/545
    • Y04S10/60

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 ユーザの電力の使用を迅速に、確実に管理することができる電力使用管理装置を提供する。
【解決手段】 電力監視手段10cは、各電力供給設備80に設けられている電力検出器81の出力に基づいて、各電力供給設備80から供給される電力の合計(総電力)が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、総電力が総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電メール送信指示信号を出力する。メール送信手段10dは、電力監視手段10cから節電メール送信指示信号が出力されると、ユーザ情報データベース11aに記憶されているメールアドレス宛に節電メールを送信する。また、電力監視手段10cが、各電力供給設備80から供給される電力が所定時間内に各電力供給設備80に対応する供給電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、メール送信手段10dは、該当する電力供給設備80が電力を供給している供給エリア内の住所を有するユーザのメールアドレス宛に節電メールを送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザの電力の使用を管理する電力使用管理装置に関する。
近年、電力会社と電力供給に関する契約を行っているユーザが使用する電気機器の数や、電気機器1台当たりの消費電力が増大する傾向にある。一方、電力会社の電力供給設備(発電所等)から供給可能な電力(供給可能電力)には限度がある。
通常、電気機器の使用が集中する時間帯(例えば、クーラーの使用が集中する夏期間の昼間の時間帯等)における各ユーザの使用電力の合計(最大総使用電力)の増加率を予測し、予測結果に基づいて給電計画を作成し、作成した給電計画に基づいて電力供給設備の増設等が行われている。給電計画を作成する場合には、電力供給設備の供給可能電力に裕度をもたせている。
しかしながら、最大総使用電力が予測増加率以上の増加率で急激に増加した場合等には、電力供給設備の裕度が給電計画作成時における裕度より減少する。
ここで、夏場等の電力ピーク抑制や省エネの観点から、新聞やテレビ等のマスメディアを利用して、ユーザに使用電力の節約(節電)を呼び掛ける方法が用いられている。
しかしながら、マスメディアを利用してユーザに節電を呼び掛ける方法は、ユーザに節電を呼び掛けてから節電効果がでるまでに時間がかかる。
そこで、各ユーザの住宅や店舗等に、各ユーザの使用電力が設定値を超えたことを監視する監視手段と、ユーザの使用電力が設定値を超えたことを報知する報知手段と、報知手段による報知後のユーザの節電行動を記録する記録手段を設けた節電行動監視装置が提案されている。(特許文献1参照)
特開平11−248763号公報
特許文献1に記載されている節電行動監視装置は、各ユーザの住宅や店舗等(以下、「店舗等」という)に監視手段や報知手段等を設けるものであるため、監視手段の設定値の設定作業や変更作業が面倒である。
また、報知手段として、各ユーザの住宅や店舗等に設けられた表示器等の報知手段を用いているため、報知手段が報知していることをユーザが認識しない可能性があり、ユーザの使用電力を迅速、確実に管理することができない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ユーザの使用電力を迅速、確実に管理することができる電力使用管理装置を提供することである。
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項1に記載の電力使用管理装置は、
電力供給設備からユーザに供給される電力を検出する電力検出手段、
ユーザのメールアドレスをユーザ識別情報に対応させて記憶するユーザ情報データベースを有する記憶手段、
電力検出手段で検出された電力に基づいて、現時点における総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電メール送信指示信号を出力する電力監視手段、
電力監視手段から節電メール送信指示信号が出力されると、節電情報を含むメールを、ユーザ情報データベースから読み出したメールアドレス宛に送信するメール送信手段、
を備えている。
ここで、「電力供給設備」としては、複数のユーザに電力を供給する変電所、配電所や発電所等が用いられる。
「電力供給設備からユーザに供給される電力を検出する電力検出手段」は、総電力(各電力供給設備から供給される電力の合計あるいは各ユーザの使用電力の合計)を判別可能な電力を検出することができればよい。例えば、電力供給設備から供給される電力を検出する電力検出手段(設備電力検出手段)や、ユーザそれぞれに供給される電力を検出する電力検出手段(ユーザ電力検出手段)を用いることができる。また、電力検出手段としては、積算電力を検出するものを用いてもよいし、単位時間(例えば、1秒間、1分間、1時間等)当たりの電力を検出するものを用いてもよいし、瞬時電力を検出するものを用いてもよい。
「現時点における総電力」は、現時点で、各電力供給設備から供給されている電力の合計、すなわち、各ユーザの使用電力の合計である。
「現時点における総電力に基づいて、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する」方法としては、例えば、現時点における総電力が総電力設定値より低い上限値を超えているか否かによって判別する方法、あるいは、現時点における総電力と現時点までの総電力の増加率から予測した所定時間内の総電力予測値が総電力設定値を超えるか否かによって判別する方法、あるいは、現時点における総電力と現時点から所定時間内の総電力の最大増加量(例えば過去のデータから求めた、季節、月、曜日等が同じ日の同じ時刻から所定時間内の最大増加量)から予測した総電力予測値が総電力設定値を超えるか否かによって判別する方法等を用いることができる。さらに、総電力が総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する際には、総電力が総電力設定値と等しくなるか否かの判別を含ませてもよいし含ませなくてもよい。
「所定時間」としては、ユーザが、節電情報を含むメール(節電メール)を受信してから、総電力が総電力設定値を超えることが予測される時点までの間に節電動作を実行可能な時間(例えば、3〜4時間)が設定される。
「節電情報を含むメール」としては、ユーザに節電を促す内容の本文を含むメールが用いられる。例えば、「総電力が総電力設定値を超える可能性がある」旨の文章や「節電を呼び掛ける」旨の文章を含むメールが用いられる。節電情報は、メール送信手段や記憶手段に記憶される。
ユーザ情報データベースには、全てのユーザ識別情報に対応させてメールアドレスが記憶されていなくてもよい。
「メールアドレス」としては、携帯電話機やパソコン等の端末装置に設定されているメールアドレスを用いることができるが、ユーザが常時携帯している可能性が高い、携帯電話機等の携帯端末装置に設定されているメールアドレスを用いるのが好ましい。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項2に記載の電力使用管理装置は、
電力供給設備からユーザに供給される電力を検出する電力検出手段、
情報送信サービスを受ける会員を示す会員識別情報及びメールアドレスをユーザ識別情報に対応させて記憶するユーザ情報データベースと、送信情報を情報識別情報に対応させて記憶する送信情報データベースを有する記憶手段、
送信情報データベースから読み出した送信情報を含むメールを、ユーザ情報データベースから読み出した、会員であるユーザのメールアドレス宛に送信し、また、電力監視手段から節電メール送信指示信号が出力されると、節電情報を含むメールをユーザ情報データベースから読み出したメールアドレス宛に送信するメール送信手段、
電力検出手段で検出された電力に基づいて、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電メール送信指示信号を出力する電力監視手段、
を備えている。
ここで、ユーザ情報データベースには、全てのユーザ識別情報に対応させて会員識別情報やメールアドレスが記憶されていなくてもよい。
「送信情報を送信情報データベースから読み出す」方法としては、例えば、送信情報データベースに記憶されている送信情報を順に読み出す方法や、送信情報データベースに送信情報とともに送信条件(例えば、送信時刻等)が設定されている場合には、当該送信条件が満足された時に当該送信情報を読み出す方法等を用いることができる。
「会員識別情報が記憶されているユーザ識別情報に対応するメールアドレスをユーザ情報データベースから読み出す」方法としては、例えば、会員識別情報が記憶されているユーザ識別情報に対応するメールアドレスを順に読み出す方法や、所定条件を満足する会員(例えば、送信情報データベースに送信情報とともに記憶されている送信先選択条件に設定されている条件を満足する会員)の会員識別情報が記憶されているユーザ識別情報に対応するメールアドレスを読み出す方法等を用いることができる。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項3に記載の電力使用管理装置では、電力検出手段として、電力供給設備から供給される電力を検出する設備電力検出手段と、ユーザそれぞれに供給される電力(ユーザの使用電力)を検出するユーザ電力検出手段が設けられており、電力監視手段は、設備電力検出手段で検出された電力に基づいて現時点における総電力を算出している。また、ユーザ電力検出手段で検出された電力に基づいて、各ユーザの電力使用履歴情報をユーザ情報データベースに記憶させるユーザ情報管理手段を備えている。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項4に記載の電力使用管理装置は、
電力供給設備からユーザに供給される電力を検出する電力検出手段、
メールアドレスを、情報送信サービスを受ける会員を示す会員識別情報に対応させて記憶する会員情報データベースと、送信情報を情報識別情報に対応させて記憶する送信情報データベースを有するとともに、ユーザ識別情報と会員識別情報との対応関係が記憶されている記憶手段、
送信情報データベースから読み出した送信情報を含むメールを会員情報データベースから読み出したメールアドレス宛に送信し、また、電力監視手段から節電メール送信指示信号が出力されると、節電情報を含むメールを、会員情報データベースから読み出した、ユーザである会員のメールアドレス宛に送信するメール送信手段、
電力検出手段で検出された電力に基づいて、現時点における総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電メール送信指示信号を出力する電力監視手段、
を備えている。
ここで、「ユーザ識別情報と会員識別情報との対応関係」は、ユーザである会員を判別可能であればよい。「ユーザ識別情報と会員識別情報との対応関係を記憶する」方法としては、例えば、会員情報データベースに会員情報に対応させてユーザ識別情報を記憶する方法や、ユーザ情報を記憶するユーザ情報データベースにユーザ識別情報に対応させて会員識別情報を記憶する方法等を用いることができる。
「送信情報データベースから送信情報を読み出す」方法としては、前述した方法を用いることができる。
「会員情報データベースからメールアドレスを読み出す」方法としては、例えば、メールアドレスを順に読み出す方法や、所定条件を満足する会員のメールアドレスを読み出す方法等を用いることができる。
また、本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項5に記載の電力使用管理装置では、電力検出手段として、電力供給設備から供給される電力を検出する設備電力検出手段と、ユーザそれぞれに供給される電力を検出するユーザ電力検出手段が設けられており、電力監視手段は、設備電力検出手段で検出された電力に基づいて現時点における総電力を算出している。また、記憶手段はユーザ情報データベースを有するとともに、ユーザ電力検出手段で検出された電力に基づいて、各ユーザの電力使用履歴情報をユーザ情報データベースに記憶させるユーザ情報管理手段を備えている。
また、本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項6に記載の電力使用管理装置では、電力監視手段は、電力検出手段で検出された電力の電力履歴情報と現時点における総電力に基づいて、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別している。
「電力使用履歴情報と現時点における総電力に基づいて、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する」方法としては、例えば、電力使用履歴情報に基づいて総電力の現時点までの増加率を算出し、現時点における総電力と算出した増加率から総電力予測値を算出し、総電力予測値が所定時間内に総電力設定値を超えるか否かによって判別する方法を用いることができる。
また、本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項7に記載の電力使用管理装置では、ユーザ情報データベースあるいは会員情報デーベースにはユーザの住所を含むユーザ情報あるいは会員の住所を含む会員情報が記憶されているとともに、電力供給設備が電力を供給している供給エリアを判別する電力供給エリア判別手段を備えている。また、電力監視手段は、設備電力検出手段で検出された電力に基づいて、電力供給設備から供給される電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある電力供給設備が存在するか否かを判別し、該当する電力供給設備を示す電力供給設備識別情報を含む節電メール送信指示信号を出力する。メール送信手段は、電力監視手段から電力供給設備識別情報を含む節電メール送信指示信号が出力されると、節電メール送信指示信号に含まれている電力供給設備識別情報で示される電力供給設備が電力を供給している供給エリアを供給エリア判別手段により判別し、判別した供給エリア内の住所が記憶されているユーザ識別情報に対応するメールアドレスをユーザ情報データベースから読み出し、あるいは、ユーザ識別情報に対応し、かつ判別した供給エリア内の住所が記憶されている会員識別情報に対応するメールアドレスを会員情報データベースから読み出し、節電情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信する。
「電力供給エリア判別手段」としては、電力系統の監視及び電力系統に設けられている遮断器等の制御を行い、遮断器等の動作状態に基づいて変電所等の電力供給設備が電力を供給しているエリアを判別する給電制御装置等を用いることができる。
「電力供給設備が電力を供給している供給エリア内の住所が記憶されている」構成には、供給エリア内の住所そのものが記載されている構成だけでなく、供給エリア内の住所であることを示す情報、例えば、供給エリア内の地域の地域番号が記憶されている構成も含まれる。
電力供給設備に対応する供給電力設定値は、例えば、電力供給設備情報データベースとして記憶手段に記憶される。
また、本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項8に記載の電力使用管理装置では、電力監視手段は、メール送信手段から節電情報を含むメールを送信したメールアドレスに対応するユーザの電力使用履歴情報に基づいて当該ユーザの節電量を算出するとともに、記憶手段は、節電量に対応するポイント情報を記憶するポイント情報データベースを有している。そして、電力監視手段で算出したユーザの節電量とポイント情報データベースに記憶されているポイント情報に基づいてポイント数を算出するポイント算出手段が設けられている。
ここで、「ユーザの節電量」を判別する期間としては、総電力が総電力設定値を超えるのを回避するために、あるいは、電力供給設備の供給電力が当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超えるのを回避するためにユーザが節電行動を行ったことを評価することができる設定期間が用いられる。例えば、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した時点(節電情報を含むメールをユーザに送信した時点)から設定時間経過した時点(遅くとも、総電力が総電力設定値を超えることが予測される時点より前)までの間の設定期間が用いられる。
また、「ユーザの節電量」は、ユーザが行った節電行動による当該ユーザの使用電力の低減量を評価することができるものであればよい。典型的には、節電情報を含むメールをユーザに送信した時点から設定期間経過した時点における当該ユーザの使用電力が、節電情報を含むメールを送信した時点における当該ユーザの使用電力から減少した量が節電量として用いられる。なお、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した時点から節電情報を含むメールを送信する時点までの時間は非常に短いため、「節電情報を含むメールを送信した時点から設定時間経過した時点におけるユーザの使用電力」や「節電情報を含むメールを送信した時点におけるユーザの使用電力」として、「総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した時点から設定時間経過した時点におけるユーザの使用電力」や「総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した時点におけるユーザの使用電力」を用いても殆ど影響がない。
また、本発明の第9発明は、請求項9に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項9に記載の電力使用管理装置では、ユーザ情報データベースには電力使用量しきい値がユーザ識別情報に対応させて記憶されており、電力監視手段は、ユーザ情報データベースにユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用履歴情報に基づいて算出した、現時点におけるユーザの累計電力使用量が、ユーザ情報データベースに当該ユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用量しきい値を超えていることを判別した場合には、当該ユーザ識別情報を含む報知メール送信指示信号を出力する。メール送信手段は、電力監視手段から報知メール送信指示信号が出力されると、報知情報を含むメールを、報知メール送信指示信号に含まれているユーザ識別情報に対応するメールアドレスに送信する。
ここで、「累計電力使用量」としては、例えば、本日の開始時点(例えば、午前0時)からの本日の累計電力使用量あるいは電気料金算出期間の開始時点(例えば、月の初日)からの累積電力使用量を用いることができる。
なお、通常、累計電力使用量に応じて電気料金が算出される。このため、「累計電力使用量に応じた電気料金が電気料金しきい値を超えていることを判別した場合に報知情報を含むメールを送信する」構成は、「累計電力使用量が電力使用量しきい値を超えていることを判別した場合に報知情報を含むメールを送信する」概念に含まれる。
「報知情報を含むメール」としては、例えば、ユーザの累計電力使用量が電力使用量しきい値を超えたことを示す内容の本文を含むメールが用いられる。報知情報は、メール送信手段や記憶手段に記憶される。
累計電力使用量が電力使用量しきい値を超えているか否かを判別する際には、累計電力使用量が電力使用量しきい値と等しいか否かの判別を含ませてもよいし含ませなくてもよい。
また、本発明の第10発明は、請求項10に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項10に記載の電力使用管理装置は、
電力供給設備から供給される電力を検出する設備電力検出手段、
電力供給設備が電力を供給している供給エリアを判別する電力供給エリア判別手段、
ユーザのメールアドレスと住所を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報データベースを有する記憶手段、
設備電力検出手段で検出された電力に基づいて、電力供給設備から供給される電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある電力供給設備が存在するか否かを判別し、該当する電力供給設備を示す電力供給設備識別情報を含む節電メール送信指示信号を出力する電力監視手段、
電力監視手段から電力供給設備識別情報を含む節電メール送信指示信号が出力されると、節電メール送信指示信号に含まれている電力供給設備識別情報で示される電力供給設備が電力を供給している供給エリアを電力供給エリア判別手段で判別し、判別した供給エリア内の住所が記憶されているユーザ識別情報に対応するメールアドレスをユーザ情報データベースから読み出し、節電情報を含むメールを読み出したメールアドレス宛に送信するメール送信手段、
を備えている。
また、本発明の第11発明は、請求項11に記載されたとおりの電力使用管理装置である。
請求項11に記載の電力使用管理装置は、
ユーザそれぞれに供給される電力を検出するユーザ電力検出手段、
ユーザの電力使用履歴情報、電力使用量しきい値とメールアドレスを含むユーザ情報を記憶するユーザ情報データベースを有する記憶手段、
ユーザ電力検出手段で検出された電力に基づいて各ユーザの電力使用履歴情報をユーザ情報データベースに記憶させるユーザ情報管理手段、
ユーザ情報データベースにユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用履歴情報に基づいて算出した現時点におけるユーザの累計電力使用量が、ユーザ情報データベースに当該ユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用量しきい値を超えていることを判別した場合に、当該ユーザ識別情報を含む報知メール送信指示信号を出力する電力監視手段、
電力監視手段から報知メール送信指示信号が出力されると、報知情報を含むメールを、報知メール送信指示信号に含まれているユーザ識別情報に対応するメールアドレスに送信するメール送信手段、
を備えている。
請求項1に記載の電力使用管理装置を用いれば、総電力設定値の設定や変更作業を電力管理装置側に設けられている電力監視手段に対して行えばよいため、設定値の設定や変更作業が簡単である。
また、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電情報を含むメール(節電メール)を各ユーザのメールアドレス宛に送信するため、各ユーザは、節電を行う必要があることを迅速及び確実に判別することができる。これにより、節電効果の迅速な達成を期待することができる。特に、メールアドレスとして携帯電話機等の携帯端末装置のメールアドレスを用いる場合には、ユーザは、携帯電話機等の携帯端末装置を常時携帯していることが多いため、総電力が総電力設定値を超える可能性があることをより迅速及び確実に判別することができる。
請求項2に記載の電力使用監視装置を用いれば、情報提供サービスを実行可能な電力使用管理装置を簡単に構成することができる。
請求項3に記載の電力使用管理装置を用いれば、総電力の算出処理及び総電力が総電力設定値を超える可能性があるか否かの判別処理が容易である。
請求項4に記載の電力使用管理装置を用いれば、節電メールを送信するメールアドレスとして、情報提供システムに会員情報として登録されているメールアドレスを用いることができるため、電力使用管理装置を簡単に構成することができる。
請求項5に記載の電力使用管理装置を用いれば、総電力の算出処理及び総電力が総電力設定値を超える可能性があるか否かの判別処理が容易である。
請求項6に記載の電力使用管理装置を用いれば、総電力が総電力設定値を超える可能性があることを精度よく判別することができる。
請求項7に記載の電力使用管理装置を用いれば、電力供給設備毎に節電情報を含むメールの送信処理を行うため、ユーザの電力使用をきめ細かく管理することができる。
請求項8に記載の電力使用管理装置を用いれば、節電メールの送信に対するユーザの節電量に応じたポイント数がユーザに付与されるため、ユーザによる節電行動の実行をより期待することができる。
請求項9に記載の電力使用管理装置を用いれば、各ユーザの現時点の累計電力使用量が各ユーザの電力使用量しきい値を超えると報知情報を含むメール(報知メール)が各ユーザに送信されるため、ユーザ毎に電力使用の管理や節電を行うことができる。
請求項10に記載の電力使用管理装置を用いれば、電力供給設備毎に節電情報を含むメールの送信処理を行うため、ユーザの電力使用をきめ細かく管理することができる。
請求項11に記載の電力使用管理装置を用いれば、各ユーザの電力使用量しきい値の設定や変更作業は、電力管理装置側に設けられている電力監視手段に対して行えばよいため、しきい値の設定や変更作業が簡単である。また、各ユーザの累計電力使用量が各ユーザの電力使用量しきい値を超えた場合に報知情報を含むメール(報知メール)が各ユーザのメールアドレス宛に送信されるため、ユーザは、自己の累計電力使用量の管理や節電を迅速、確実に行うことができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施の形態の概略構成図を図1に示す。
本実施の形態は、節電情報を含むメール(節電メール)や報知情報を含むメール(報知メール)をユーザに送信する処理と、ユーザの電気料金を算出する処理を実行するものである。
本実施の形態は、電力管理装置10、記憶装置11、ユーザ20に供給されている電力(ユーザの使用電力)を検出する電力検出器(ユーザ電力検出器)30、電力供給設備(例えば、変電所等)80から供給される電力(電力供給設備の供給電力)を検出する電力検出器(設備電力検出器)81、給電制御装置90、各ユーザ20〜22のメールアドレス宛のメール(節電メールや報知メール等)を受信する各ユーザの端末装置20a〜22a等により構成されている。なお、電力検出器30は各ユーザに設けられており、また、電力検出器81は各電力供給設備80に設けられている。
図1に示されている端末装置20a、21aは、それぞれ通信事業者A、Bにより通信が管理されている携帯電話機である。端末装置20a、21aと電力管理装置10(メール送信手段10d)との間の通信は、インターネット等の通信回線40、通信事業者A、Bの通信管理装置20c、21c及び基地局20b、21bを介して行われる。また、端末装置22aは、通信事業者Cにより通信が管理されているパソコンである。端末装置22aと電力管理装置10との間の通信は、通信回線40、通信事業者Cの通信管理装置22cを介して行われる。
端末装置20a〜22aは、電力管理装置10から送信された情報(例えば、節電メールや報知メール等)を受信可能な受信手段と、受信手段で受信した情報を表示可能な表示手段と、入力キー等の入力手段、入力手段により入力された情報を送信する送信手段等を有している。
ユーザ電力検出器30は、電話回線やインターネット等の通信回線を介してユーザ20が使用する電力(現時点の使用電力)を電力管理装置10(ユーザ情報管理手段10a)に出力する。
設備電力検出器81は、電話回線やインターネット等の通信回線を介して電力供給設備80から供給される電力(現時点の供給電力)を給電制御装置90に出力する。
電力管理装置10は、ユーザ情報管理手段10a、電気料金算出手段10b、電力監視手段10c、メール送信手段10d、ポイント算出手段10e等を有している。
ユーザ情報管理手段10aは、電力検出器30から出力されるユーザ20の使用電力に基づいて、ユーザ情報データベース11aに電力使用履歴情報を記憶させるユーザ情報管理処理を実行する。
電気料金算出手段10bは、ユーザ情報データベース11aに記憶されている各ユーザの電力使用履歴情報に基づいて、各ユーザの電気料金を算出する電気料金算出処理を実行する。
電力監視手段10cは、電力供給設備情報データベース11bに記憶されている各電力供給設備80の供給電力の履歴情報に基づいて、現時点の各電力供給設備80の供給電力を合計した総電力(すなわち、各ユーザの現時点の使用電力を合計した現時点の総使用電力)が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する判別処理や、各電力供給設備80の供給電力が所定時間内に各電力供給設備80に対応する供給電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する判別処理、また、各ユーザの電力使用履歴情報に基づいて、各ユーザの使用情報が設定値を超えたか否か(例えば、各ユーザの現時点の使用電力、累計電力使用量、類型電気料金が各ユーザに対応する使用電力しきい値、累計電力使用量しきい値、累計電気料金しきい値を超えたか否か等)を判別する判別処理を実行する。
メール送信手段10dは、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性がある場合あるいはいずれかの電力供給設備の供給電力が供給電力設定値を超える可能性がある場合に、節電情報を含むメール(節電メール)を送信する処理や、いずかのユーザの使用情報が設定値を超えた場合に、報知情報を含むメール(報知メール)を送信するメール送信処理を実行する。メール送信手段は、例えば、メール等の情報を通信回線40に送信する送信手段と、メール等の情報を送信手段から出力させるメール処理手段により構成されている。
ポイント算出手段10eは、節電メールを送信した後に各ユーザが節電行動を実行した場合に、各ユーザの節電量に応じたポイント数を算出して各ユーザに付与するポイント算出理を実行する。
また、給電制御装置90は、設備電力検出器81で検出した電力に基づいて各電力供給設備80の現時点の供給電力の監視処理や、電力系統の状態に応じて電力系統に設けられている遮断機等を制御することにより、各電力供給設備80から電力を供給するエリア(供給エリア)を制御する制御処理を実行している。さらに、給電制御装置90は、電力設備情報(例えば、各電力供給設備80から供給される電力の履歴情報や、各電力供給設備80から電力が供給されている供給エリア等)を電力供給設備情報データベース11bに記憶させる電力設備情報管理処理を実行する。
ユーザ情報管理手段10a、電気料金算出手段10b、電力監視手段10c、メール送信手段10d、ポイント算出手段10e等は、ソフトウェアで構成してもよいし、ハードウェアで構成してもよい。
また、電力管理装置10は、各手段10a〜10eの処理を実行する1つの処理装置(CPU)で構成してもよいし、各手段10a〜10eの処理を実行する複数の処理装置(CPU)で構成してもよい。複数の処理装置で構成する場合、各処理装置の配設位置は適宜設定可能である。
本実施の形態では、各手段10a〜10eをソフトウェアで構成している。
記憶装置11には、ユーザ情報データベース11a、電力供給設備情報データベース11b、ポイント情報データベース11cが設けられている。ユーザ情報データベース11a、電力供給設備情報データベース11b、ポイント情報データベース11cは、共通の記憶装置に設けてもよいし、異なる記憶装置に設けてもよい。例えば、電力供給設備情報データベース11bを、給電制御装置90に接続されている記憶装置に設けてもよい。
図1では、記憶装置11を電力管理装置10と給電制御装置90に接続しているが、記憶装置11は、電力管理装置10や給電制御装置90がアクセス可能に設けられていればよく、インターネット等の通信回線40に接続されていてもよい。
記憶装置11に設けられている各データベースについて説明する。
ユーザ情報データベース11aには、各ユーザのユーザ情報が記憶されている。
ユーザ情報データベース11aの1例を図2に示す。図2に示すユーザ情報データベースには、各ユーザのユーザ情報が各ユーザを示すユーザ識別情報に対応させて記憶されている。図2に示すユーザ情報データベースでは、ユーザ識別情報としてユーザID(a1)が用いられている。
図2に示すユーザ情報データベースでは、ユーザ情報として、ユーザ名(a2)、住所(a3)、メールの送信先であるメールアドレス(a4)、節電メールの送信履歴情報(a5)、報知メールの送信履歴情報(a6)、ユーザが保有しているポイント数(累計ポイント数)(a7)、電力使用履歴情報(a11)、現時点の使用電力(基準使用電力)(a12)、本日の累計電力使用量(本日の開始時点から現時点までの累計電力使用量)(a13)、累計電力使用量(電気料金算出期間の開始時点から現時点までの累計電力使用量)(a14)、累計節電量(節電メールの受信に応答してユーザが節電行動を行った場合の節電量の合計)(a15)、本日の累計電気料金(本日の累計電力使用量に対応する電気料金)(a16)、累計電気料金(累計電力使用量に対応する電気料金)(a17)、ユーザ等により設定された1日の電気料金しきい値(1日の累計電気料金しきい値)(a18)、電気料金しきい値(累計電気料金しきい値)(a19)等が用いられている。
図2に示すユーザ情報データベースでは、例えば、ユーザID[U0001]のユーザは、ユーザ名が[AAAA]、メールアドレスが[1001@aaa.ne.jp]、現時点の使用電力(基準使用電力)が[6kwh]、本日の累計電力使用量が[14kwh]、累計電力使用量が[260kwh]、累計節電量が[5kwh]、本日の累計電気料金が[280円]、累計電気料金が[5200円]、1日の電気料金しきい値が[250円]、電気料金しきい値が[6000円]であることが記憶されている。
電力供給設備情報データベース11bには、各ユーザに電力を供給する電力供給設備の電力供給設備情報が記憶されている。
電力供給設備情報データベース11bの1例を図3に示す。図3に示す電力供給設備情報データベースには、各電力供給設備(例えば、変電所等)の電力供給設備情報が各電力供給設備を示す電力供給設備識別情報に対応させて記憶されている。図3に示す電力供給設備情報データベースでは、電力供給設備識別情報として設備ID(b1)が用いられている。
図3に示す電力供給設備情報データベースには、電力供給設備情報として、現時点で電力供給設備から供給されている電力(現時点の供給電力)の履歴情報(b2)、供給可能電力(b3)、供給電力設定値(b4)、現時点で電力供給設備が電力を供給しているエリア(現時点の供給エリア)(b5)等が用いられている。供給エリア(b5)としては、電力供給設備80から電力が供給されている供給エリアが判別可能な種々の情報、例えば、番地等の住所、エリアを示すエリア番号等を用いることができる。
図3に示す電力供給設備情報データベースでは、例えば、設備ID[MM01]の変電所は、現時点の供給電力が「・・・(kwh)」、供給可能電力が[M1(kwh)]、供給電力設定値が[m1(kwh)]、現時点の供給エリアが[X01]であることが記憶されている。
ポイント情報データベース11cには、ユーザが節電メールの受信に応答して節電行動を行った場合に、節電量に応じたポイント数を算出するためのポイント情報が記憶されている。
ポイント情報データベース11cに設けられている節電ポイント情報データベースの1例を図4に示す。
図4に示す節電ポイント情報データベースには、節電量の合計(累計節電量)に対応するポイント情報が記憶されている。例えば、累計節電量が[10kwh未満]の場合には[10ポイント]、累計節電量が[10kwh以上〜12kwh未満]の場合には[20ポイント]、累計節電量が[12kwh以上〜14kwh未満]の場合には[30ポイント]等のポイント数をユーザに付与することが記憶されている。
本実施の形態では、記憶装置11が本発明の「記憶手段」に対応し、電力検出器30あるいは電力検出器81が本発明の「電力供給設備からユーザに供給される電力を検出する電力検出手段」に対応し、電力検出器30が本発明の「ユーザ電力検出手段」に対応し、電力検出器81が本発明の「設備電力検出手段」に対応し、ユーザ情報管理手段10aが本発明「ユーザ情報管理手段」に対応し、電気料金算出手段10bが本発明の「電気料金算出手段」に対応し、電力監視手段10cが本発明の「電力監視手段」に対応し、メール送信手段10cが本発明の「メール送信手段」に対応し、ポイント算出手段10eが本発明の「ポイント算出手段」に対応し、給電制御装置90が本発明の「電力供給エリア判別手段」に対応し、端末装置20a〜22aが本発明の「情報受信手段」に対応する。
また、ユーザ情報データベース11aが本発明の「ユーザ情報データベース」に対応し、電力供給設備情報データベース11bが本発明の「電力供給設備情報データベース」に対応し、ポイント情報データベース11cが本発明の「ポイント情報データベース」に対応する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザ20に設けられている電力検出器(ユーザ電力検出器)30は、ユーザ20の使用電力(例えば、使用電力の積算値、単位時間当たりの使用電力、使用電力の瞬時値)を出力する。
ユーザ情報管理手段10aは、適宜の時期(例えば、1秒毎、1分毎等)にユーザ電力検出器30から出力されるユーザ20の使用電力を入力し、入力したユーザ20の使用電力に基づいて、当該ユーザを示すユーザIDに対応させて電力使用履歴情報(a11)をユーザ情報データベース11aに記憶させる。この時、ユーザを判別する方法としては、各ユーザ20に設けられているユーザ電力検出器30の識別情報(例えば、アドレス)をユーザ情報データベースに記憶させておく方法や、ユーザ電力検出器30が設けられているユーザ20のユーザIDを使用電力とともにユーザ電力検出器30から出力させる方法等を用いることができる。また、ユーザ電力検出器30として使用電力の積算値を出力する電力検出器を用いる場合には、ユーザ情報管理手段10aは、後述する現時点の使用電力を判別可能とするために、短い時間間隔でユーザ電力検出器30から出力される使用電力を入力する必要がある。
以上のユーザ情報管理処理は、ユーザ情報管理手段10aによって実行される。
電力供給設備80に設けられている電力検出器(設備電力検出器)81は、電力供給設備80から供給されている電力(供給電力)を出力する。設備電力検出器81としては、ユーザ電力検出器30と同様の電力検出器を用いることができる。
給電制御装置90は、設備電力検出器81で検出された電力供給設備80の供給電力に基づいて、電力供給設備80を示す設備IDに対応させて、電力供給設備情報データベース11bの供給電力の履歴情報(b2)を記憶させる。
また、給電制御装置90は、電力系統に設けられている遮断器等の動作状態に基づいて電力供給設備80が電力を供給している供給エリアを判別しており、電力供給設備80を示す設備IDに対応させて、電力供給設備情報データベース11bに供給エリア(b5)を記憶させる。
以上の電力供給設備情報管理処理は、給電制御装置90によって実行される。
電力監視手段10cは、電力供給設備情報データベース11bに設備IDに対応させて記憶されている供給電力の履歴情報(b2)に基づいて、現時点における総電力を算出する。例えば、現時点における各電力供給設備80の供給電力を合計して総電力を算出する。なお、現時点における総電力は、ユーザ電力検出器30で検出される各ユーザ20の現時点における使用電力を合計して算出することもできる。
また、電力監視手段10cは、ユーザ情報データベース11aにユーザIDに対応させて記憶されている電力使用履歴情報(a11)に基づいて、本日の累計電力使用量(a13)、累計電力使用量(a14)を算出する。本日の累計電力使用量は、例えば、本日の開始時点(例えば、午前0時)から現時点までの使用電力を合計して算出する。累計電力使用量は、例えば、電気料金算出期間の開始時点(例えば、月の初日から月の末日までの電気料金を月毎に算出する場合には、月の初日)から現時点までの使用電力を合計して算出する。
そして、電力監視手段10cは、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否か、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する。各電力供給設備に対応する供給電力設定値としては、例えば、電力供給設備情報データベース11bに設備IDに対応させて記憶されている供給電力設定値を用いる。
所定時間としては、ユーザに節電メールを送信してから(ユーザが節電メールを受信してから)、総電力が総電力設定値を超えることが予測される時点あるいは電力供給設備から供給される供給電力が供給電力設定値を超えることが予測される時点までの間に、ユーザが節電行動を実行することができる時間(例えば、3〜4時間)を設定する。
現時点における総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する方法を、図5を参照して例示する。なお、図5では、符号Sで示す線は、総電力の変化状態を表し、符号Yで示す線は、任意のユーザの使用電力の変化状態を表している。
第1の方法は、現時点における総電力S(時刻t1における総電力S)が、総電力設定値より低い総電力下限値を超えたことにより判別する方法である。
第2の方法は、時刻t1における総電力Sと、時刻t1までの総電力Sの増加率(例えば、図5に示す[s2/s1])とに基づいて、時刻t1から所定時間T1内に総電力Sが総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する方法である。
第3の方法は、時刻t1における総電力Sと、時刻t1から所定時間T1内の最大増加量とに基づいて、時刻t1から所定時間T1内に総電力Sが総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する方法である。時刻t1から所定時間T1内の最大増加量は、例えば、過去のデータから、同じ時期(例えば、夏期間)の、同じ時刻から所定時間T1内の総電力Sの最大増加量あるいは最大増加量の平均値を判別する。
なお、電力供給設備80から供給される供給電力が所定時間内に当該電力供給設備80に対応する供給電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する方法としては、前述した、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する方法と同様の方法を用いることができる。この場合、図5に示す「総電力設定値」は「各電力供給設備の供給電力」に、「総電力下限値」は「各電力供給設備に対応する供給電力設定値」以下の「供給電力下限値」に置き換えられる。
電力監視手段10cは、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があること、あるいは、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性があることを判別すると、節電メール送信指示信号をメール送信手段10dに出力する。
ここで、本実施の形態では、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には各ユーザのメールアドレスに節電メールを送信し、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、当該電力供給設備が電力を供給している供給エリア内に住所を有しているユーザのメールアドレスに送信する。
このため、本実施の形態では、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、当該電力供給設備を示す電力供給設備識別情報(例えば、設備ID)を含む節電メール送信指示信号をメール送信手段10dに出力している。
以上の判別処理は、電力監視手段10cによって実行される。
メール送信手段10dは、電力監視手段10cから節電メール送信指示信号が出力されると、ユーザのメールアドレス宛に節電情報を含むメール(節電メール)を送信する。
まず、電力監視手段10cが、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別したことにより節電メール送信指示信号を出力した場合について説明する。
メール送信手段10dは、電力監視手段10cから節電メール送信指示信号が出力されると、ユーザ情報データベース11aにユーザIDに対応させて記憶されているメールアドレスを読み出す。そして、節電情報を含む節電メールを、ユーザ情報データベース11aから読み出したメールアドレス宛に送信する。
節電情報としては、総電力が総電力設定値を超える可能性があることや、節電をお願いする内容の文章等が用いられる。節電情報は、メール送信手段10dや記憶装置11に予め記憶させておくのが好ましい。なお、複数の内容の節電情報を記憶させておき、節電メールを送信する状態等に応じて適宜選択するように構成してもよい。
次に、電力監視手段10cが、電力供給設備80から供給される供給電力が所定時間内に当該電力供給設備80に対応する供給電力設定値を超える可能性があることを判別したことにより当該電力供給設備を示す設備IDを含む節電メール送信指示信号を出力した場合について説明する。
メール送信手段10dは、電力監視手段10cから設備IDを含む節電メール送信指示信号が出力されると、電力供給設備情報データベース11bから、節電メール送信指示信号に含まれている設備IDで示される電力供給設備が現時点において電力を供給している供給エリアを読み出す。また、読み出した供給エリア内の住所が記憶されているユーザIDに対応するメールアドレスをユーザ情報データベース11aから読み出す。そして、節電情報を含む節電メールを、ユーザ情報データベース11aから読み出したメールアドレス宛に送信する。これにより、電力供給設備80から電力が供給されている供給エリア内の住所を有するユーザのメールアドレスに節電メールが送信される。
供給エリア内の住所を有するユーザのメールアドレスに節電メールを送信する動作を、図3を参照して説明する。
例えば、節電メール送信指示信号に設備ID[MM01]が含まれている場合、図3の実線で示す例では、設備ID[MM01]で示される電力供給設備が供給エリア[X01]に電力を供給しているため、供給エリア[X01]内の住所を有するユーザのメールアドレスに節電メールを送信する。
一方、図3の破線で示す例では、設備ID[MM02]で示される電力供給設備が停止され、設備ID[MM02]で示される電力供給設備が電力を供給していた供給エリア[X02]に設備ID[MM01]で示される電力供給設備が電力を供給するように設定されているため、供給エリア[X01]及び[X02]内の住所を有するユーザのメールアドレスに節電メールを送信する。
この場合の節電情報としては、ユーザが居住しているエリア(地域)の電力使用が増加していることや、節電をお願いする内容の文章等が用いられる。勿論、総電力が総電力設定値を超える可能性がある場合に送信する節電情報と同じ節電情報を用いてもよい。
なお、電力供給設備情報データベース11bから読み出した、節電メール送信指示信号に含まれている設備IDで示される電力供給設備の供給エリアに基づいてユーザ情報データベース11aからメールアドレスを読み出す方法に代えて、給電制御装置(電力供給エリア判別手段)90が判別した、節電メール送信指示信号に含まれている設備IDに対応する設備IDで示される電力供給設備の供給エリアに基づいてユーザ情報データベース11aからメールアドレスを読み出す方法を用いることもできる。
ここで、電力供給設備情報データベース11bに記憶される供給エリアは、給電制御装置(電力供給エリア判別手段)90により判別されているから、両方法は実質的に同一の方法である。
以上の節電メールの送信処理は、メール送信手段10dによって実行される。
メール送信手段10dから送信された節電メールは、端末装置20a〜22aで受信される。
端末装置20a〜22aで節電メールを受信した場合に、端末装置20a〜22aの表示手段に表示される節電メール受信画面の1例を図6に示す。
図6に示す節電メール受信画面には、総電力(各ユーザの使用電力を合計した総使用電力)が総電力設定値を超える可能性があることや、節電をお願いする内容等の文章が表示されている。
なお、電力供給設備の供給電力が当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある場合には、当該電力供給設備から電力が供給されているエリア(地域)を表示してもよい。
このように、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性がある場合、あるいは、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある場合に、ユーザのメールアドレス宛に節電メールを送信することにより、ユーザは、節電行動を実行する必要があることを迅速、確実に判別することができる。これにより、ユーザの迅速な節電行動を期待することができ、総電力が総電力設定値を超えること、あるいは、電力供給設備から供給される供給電力が供給電力設定値を超えることを確実に回避することができる。
ここで、近年、携帯電話機等の携帯端末装置の普及により、ユーザは携帯電話等の携帯端末装置を常時携帯していることが多い。このため、メールアドレスとして携帯電話機等の携帯端末装置のメールアドレスを用いることにより、ユーザは、節電を実行する必要があることをより迅速に判別することができる。
また、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性がある場合には各ユーザのメールアドレスに節電メールを送信し、電力供給設備から供給される供給電力が当該電力供給設備に対応する供給電力設置値を超える場合には、当該電力供給設備が電力を供給している供給エリア内に住所を有するユーザのメールアドレスに送信することにより、ユーザの電力使用の管理をきめ細かく行うことができる。また、節電行動が必要なユーザのみに節電メールを送信することができるため、節電行動に対するユーザの負担を軽減することができる。
ユーザが、節電メールの受信に応答して節電行動(例えば、エアコンの温度設定値を高くする行動、照明灯を消灯させる行動等)を実行すると、当該ユーザの使用電力が低減される。
ここで、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性がある場合には、できるだけ多くのユーザに節電行動を実行してもらう必要がある。
そこで、本実施の形態では、節電メールの受信に応答して節電行動を実行したユーザに対して、節電量に応じたポイントを付与することによって、節電メールの送信による節電効果をより高めるようにしている。
以下に、ユーザの節電行動による節電量に応じてユーザにポイントを付与する処理を説明する。
電力監視手段10cによるユーザの節電量の算出方法の1例を、図5を参照して説明する。
図5では、現時点である時刻t1において、時刻t1から所定時間T1内の予想時刻t2で、総電力(あるいは、電力供給設備の供給電力)Sが総電力設定値(あるいは、供給電力設定値)を超える可能性があることを判別し、各ユーザ(あるいは、電力供給設備が電力を供給している供給エリア内の住所を有するユーザ)のメールアドレスに節電メールを送信している。
時刻t1で節電メールを受信したユーザが、節電行動を実行することによって、当該ユーザの使用電力Yは、実線で示す特性から破線で示す特性Y1に切り替わっている。
電力監視手段10cは、総電力(あるいは、電力供給設備の供給電力)Sが所定時間T1内に送電力設定値(あるいは、供給電力設定値)を超える可能性があることを判別した時刻(現時点)t1でのユーザの使用電力(基準使用電力)p1と、時刻t1から設定時間T3経過した時刻t3での当該ユーザの使用電力p2に基づいて節電量を算出する。すなわち、時刻t3での使用電力p2が時刻t1での使用電力p1より低下していることによって節電行動が行われたことを判別し、使用電力p1から使用電力p2を減算した値[p1−p2]を節電量Pとして算出する。
ここで、設定時間T3としては、ユーザが、総電力(あるいは、電力供給設備の供給電力)Sが総電力設定値(あるいは、供給電力設定値)を超えることを回避するための節電行動を実行したことを判別することができるようにするために、総電力(あるいは、電力供給設備の供給電力)Sが所定時間内に総電力設定値(あるいは、供給電力設定値)を超える可能性があることを判別した時刻t1と、当該時刻t1において、総電力(あるいは、電力供給設備の供給電力)Sが総電力設定値(あるいは、供給電力設定値)を超えることを予測した予想時刻t2までの間の時間T2以下の時間を設定する。例えば、時間T2が2時間である場合、時間T3は1時間に設定される。
このようにして算出された各ユーザの節電量は、加算され、累計節電量(a15)としてユーザ情報データベース11aに記憶される。
勿論、節電量の算出方法として、これ以外の方法を用いることができる。
なお、電力監視手段10cにより、節電メールを送信したユーザの節電量を算出する場合、節電メールを送信したユーザは、例えば、ユーザ情報データベース11aに記憶されている節電メールの送信履歴情報に基づいて判別する。勿論、電力供給設備80から電力が供給されている供給エリアに基づいて、節電メールを送信したユーザを判別することもできる。
以上の節電量算出処理は、電力監視手段10cによって実行される。
ポイント算出手段10eは、電力監視手段10cによって算出された各ユーザの節電量に対応するポイント数を算出して各ユーザに付与する。
例えば、ユーザ情報データベース11aにユーザIDに対応させて記憶されている累計節電量(a15)と、ポイント情報データベース11cに記憶されているポイント情報に基づいて、節電量に対応するポイント数を算出する。
例えば、図2に示すユーザ情報データベースでは、ユーザID[U0001]のユーザの累計節電量が[5kwh]であるため、ポイント情報データベース11cに記憶されている、節電量[10kwh未満]に対応するポイント数[10ポイント]が付与される。
ユーザは、付与されたポイント数に応じて種々のサービスを受けることができる。例えば、ポイント数に応じた電気料金の割り引きサービス、ポイント数に応じた景品との交換サービス等を受けることができる。
以上のポイント数算出処理は、ポイント算出手段10eによって実行される。
電気料金算出手段10bは、ユーザ情報データベース11aにユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用履歴情報(a11)に基づいて各ユーザの電気料金を算出する。
例えば、電力使用履歴情報(a11)に基づいて本日の累計電力使用量(本日の開始時点から現時点までの使用電力の合計)(a13)を算出し、本日の累計電力使用量(a13)に対応する本日の累計電気料金(a16)を算出する。また、電力使用履歴情報(a11)に基づいて累計電力使用量(電気料金算出期間の開始時点から現時点までの使用電力の合計)(a14)を算出し、累計電力使用量(a14)に対応する累計電気料金(a17)を算出する。
なお、本日の累計電力使用量(a13)や累計電力使用量(a14)は、電力監視手段10cで算出してもよい。
累計電気料金(a17)は、電気料金算出期間の終了時点を経過した後、適宜の時期に印刷手段(図示省略)により電気料金明細書に印刷される。電気料金が印刷された電気料金明細書は、ユーザ20に配達される。
以上の電気料金算出処理は、電気料金算出手段10bによって実行される。
さらに、本実施の形態は、各ユーザの累計電力使用量が各ユーザに対応する累計電力使用量しきい値を超えたことを示す報知情報を含むメール(報知メール)を各ユーザに送信する。
本実施の形態では、ユーザの本日の累計電力使用量(a13)に対応する本日の累計電気料金(a17)が、当該ユーザに対応する1日の電気料金しきい値(1日の累計電気料金しきい値)(a18)を超えた場合、あるいは、ユーザの累計電力使用量(a14)に対応する累計電気料金(a17)が、当該ユーザに対応する電気料金しきい値(累計電気料金しきい値)(a19)を超えた場合に、当該ユーザに報知メールを送信する。1日の電気料金しきい値(a18)や電気料金しきい値(a19)等のしきい値は、各ユーザが設定可能に構成するのが好ましい。
以下に、報知メールを送信する動作を説明する。
電力監視手段10cは、適宜の時期に、ユーザ情報データベース11aにユーザIDに対応させて記憶されている電力使用履歴情報(a11)に基づいて算出した本日の累計電力使用(a13)に対応する本日の累計電気料金(a16)あるいは累計電力使用量(a14)に対応する累計電気料金(a17)が、当該ユーザIDに対応させて記憶されている1日の電気料金しきい値(a18)あるいは電気料金しきい値(a19)を超えているか否かを判別する。
そして、ユーザの本日の累計電気料金(a16)あるいは累計電気料金(a17)が、ユーザに対応する1日の電気料金しきい値(a18)あるいは電気料金しきい値(a19)を超えていることを判別した場合には、当該ユーザIDを含む報知メール送信指示信号をメール送信手段10dに出力する。
例えば、図2に示すユーザ情報データベースでは、ユーザID[U0001]のユーザの本日の累計電気料金(a16)[280円]が、1日の電気料金しきい値(a16)[250円]を超えているため、ユーザID[U0001]を含む報知メール送信指示信号が出力される。また、ユーザID[U0003]のユーザの累計電気料金(a17)[20400円]が、累計電気料金しきい値(a19)[20000円]を超えているため、ユーザID[U0003]を含む報知メール送信指示信号が出力される。
なお、本日の累計電気料金(a16)あるいは累計電気料金(a17)は、電力使用履歴情報(a11)に基づいて適宜の時期に算出し、ユーザ情報データベース11aに記憶させておいてもよい。
以上の判別処理は、電力監視手段10cによって実行される。
メール送信手段10dは、電力監視手段10cからユーザIDを含む報知メール送信指示信号が出力されると、報知メール送信指示信号に含まれているユーザIDに対応するメールアドレスをユーザ情報データベース11aから読み出す。
そして、報知情報を含むメール(報知メール)を、読み出したメールアドレス宛に送信する。
メール送信手段10dから送信された報知メールは、端末装置20a〜22aで受信される。端末装置20a〜22aは、受信手段で受信した節電メールを表示手段に表示する。
端末装置20a〜22aの表示手段に表示される報知メール受信画面の1例を図7に示す。
図7に示す報知メール受信画面には、ユーザの本日の累計電気料金が、設定されている1日の電気料金しきい値を超えたことを示す内容の報知情報が表示されている。
なお、報知メールを送信する起因となった事象を示す報知情報を用いるようにしてもよい。例えば、報知メール送信指示信号に、報知メールを送信する起因となった事象を示す報知種別情報(例えば、現時点の使用電力が使用電力しきい値を超えたことを示す報知種別情報、本日の累計電力使用量が1日の電力使用量しきい値を超えたことを示す報知種別情報、累計電力使用量が電力使用量しきい値を超えたこと等を示す報知種別情報等)を含ませ、報知種別情報に応じた内容の報知情報(例えば、現時点の使用電力が使用電力しきい値を超えたことを示す報知情報、本日の累計電力使用量が1日の電力使用量しきい値を超えたことを示す報知情報、累計電力使用量が電力使用量しきい値を超えたこと等を示す報知種別情報等)を含む報知メールを送信する。
報知メールを送信する時期は、各ユーザの本日の累計電気料金あるいは累計電気料金が各ユーザに対応する1日の電気料金しきい値あるいは電気料金しきい値を超えた場合に限定されない。
例えば、各ユーザの本日の累計電力使用量あるいは累計電力使用量が各ユーザに対応する1日の電力使用量しきい値あるいは電力使用量しきい値を超えた場合、各ユーザの現時点の使用電力が各ユーザに対応する使用電力しきい値を超えた場合に報知メールを送信してもよい。
ここで、電気料金は電力使用量に応じて算出される。したがって、例えば、ユーザの本日の累計電気料金あるいは累計電気料金がユーザに対応する1日の電気料金しきい値あるいは電気料金しきい値を超えた場合に報知メールを送信することと、ユーザの本日の累計電力使用量あるいは累計電力使用量がユーザの1日の電力使用量しきい値あるいは電力使用量しきい値を超えた場合に報知メールを送信することは、同義である。
本実施の形態では、総電力設定値、各電力供給設備に対応する供給電力設定値、各ユーザに対応するしきい値等の設定や変更作業は電力管理装置側の電力監視手段に対して行えばよいため、設定や変更作業が簡単である。ここで、電力供給設備の供給電力を検出する設備電力検出器の出力やユーザの使用電力を検出するユーザ電力検出器の出力を遠隔で(例えば、給電制御装置や電力管理装置)で監視している場合には、これらの設備電力検出器やユーザ電力検出器を本実施の形態の設備電力検出器やユーザ電力検出器として用いることができるため、本実施の形態を簡単に構成することができる。
また、総電力あるいは電力供給設備の供給電力が所定時間内に総電力設定値あるいは電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある場合に、各ユーザのメールアドレス宛に節電メールを送信するため、ユーザは、節電行動を実行する必要があることを迅速及び確実に判別することができる。これにより、節電効果の迅速な達成を期待することができる。
また、各ユーザの使用電力、累計電力使用量、累計電気料金等の使用情報が、各ユーザに対応する使用電力しきい値、累計電力使用量しきい値、累計電気料金しきい値等の設定値を超えた場合に、各ユーザのメールアドレスに報知メールを送信するため、ユーザ毎に電力使用の管理を行うことができ、各ユーザの節電行動を期待することができる。
なお、第1の実施の形態では設備電力検出器81で検出された電力供給設備80の供給電力を合計することによって総電力を算出したが、ユーザ電力検出器30で検出されたユーザ20の使用電力を合計することによって総電力を算出することもできる。
また、電力供給設備80の供給電力を設備電力検出器81により検出しているが、電力供給設備80が電力を供給している供給エリア内に住所を有するユーザ20のユーザ電力検出器で検出された電力を合計することによって算出してもよい。
また、総電力あるいは電力供給設備の供給電力が所定時間内に総電力設定値あるいは電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある場合にユーザのメールアドレスに節電メールを送信し、各ユーザの使用情報が設定値(しきい値)を超えた場合にユーザのメールアドレスに報知メールを送信したが、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性がある場合にユーザのメールアドレスに節電メールを送信する機能、電力供給設備の供給電力が所定時間内に電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある場合にユーザのメールアドレスに節電メールを送信する機能、各ユーザの使用情報が設定値を超えた場合にユーザのメールアドレスに報知メールを送信する機能の1つあるいは複数の機能を有する電力使用管理装置として構成することもできる。この場合でも、ユーザの電力使用を迅速、確実に管理することができる電力使用管理装置を提供することができる。
また、ユーザの使用電力、累計電力使用量、累計電気料金等が各ユーザに対応する使用電力しきい値、累計電力使用量しきい値、累計電気料金しきい値等を超えた場合にユーザのメールアドレスに報知メールを送信したが、ユーザのいずれかの使用情報がしきい値を超えた場合に報知メールを送信するように構成してもよい。さらに管理するユーザの使用情報はこれらに限定されない。
また、電気料金算出手段10bを設けて電気料金算出処理を実行したが、電気料金算出処理は省略することもできる。この場合には、各ユーザの使用電力に基づいて、例えば、各ユーザの使用電力あるいは累計電力使用量が各ユーザに対応する使用電力しきい値あるいは累計電力使用量しきい値を超えたことにより報知メールを送信する。
また、ポイント算出手段10eを設け、各ユーザの節電量に対応するポイントを算出して各ユーザに付与したが、ポイント算出手段10eは省略することもできる。
第1の実施の形態では、電力検出器で検出された電力に基づいて節電情報を含むメール(節電メール)や報知情報を含むメール(報知メール)を送信する処理と電気料金を算出する処理を実行する電力使用管理装置として構成したが、さらに、送信情報を送信する処理を実行する電力使用監視装置として構成することもできる。
以下に、電力検出器で検出された電力に基づいて節電メールや報知メールを送信する処理と電気料金を算出する処理を実行するとともに、情報を送信する処理を実行する、本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態の概略構成図を図8に示す。本実施の形態は、情報提供システムと電力管理システムにより構成されている。
まず、本実施の形態の情報提供システムの構成を説明する。
情報提供システムは、情報管理装置50、記憶装置51、通信管理装置20c〜22c、端末装置20a〜22a等により構成されている。
通信管理装置20c〜22c、端末装置20a〜22aは、第1の実施の形態と同様の構成である。
情報管理装置50は、メール送信手段50a、広告情報処理手段50b、ポイント算出手段50c等を備えている。
メール送信手段50aは、送信情報を含むメール(案内メール)、節電情報を含むメール(節電メール)、報知情報を含むメール(報知メール)等を送信するメール送信処理を実行する。広告情報処理手段50bは、端末装置20a〜22aからの広告情報の送信要求(広告情報が掲載されているWebサイトのアドレスへのアクセス)に応答して広告情報を送信する広告情報送信処理を実行する。ポイント算出手段50cは、会員に付与するポイントを算出するポイント算出処理を実行する。
メール送信手段50a、広告情報処理手段50b、ポイント算出手段50cは、ソフトウェアで構成してもよいし、ハードウェアで構成してもよい。また、情報管理装置50は、各手段50a〜50cの処理を実行する1つの処理装置(CPU)で構成してもよいし、各手段50a〜50cの処理を実行する複数の処理装置(CPU)で構成してもよい。複数の処理装置で構成する場合、各処理装置の配設位置は適宜設定可能である。
記憶装置51には、会員情報データベース51a、広告情報データベース51b、ポイント情報データベース51c等が設けられている。会員情報データベース51a、広告情報データベース51b等は、共通の記憶装置に設けてもよいし、異なる記憶装置に設けてもよい。
次に、記憶装置51に設けられている会員情報データベース51a、広告情報データベース51b、ポイント情報データベース51cについて説明する。
会員情報データベース51aの1例を図9に示す。図9に示す会員情報データベースには、情報管理装置50から送信される送信情報(例えば、広告情報や広告情報が掲載されているWebサイトのアドレス等)の受信(配信)を希望する会員の会員情報が各会員を示す会員識別情報に対応させて記憶されている。図9に示す会員情報データベースでは、会員識別情報として会員ID(c1)が用いられている。
ここで、本実施の形態では、節電メールや報知メールを送信するメールアドレスとして、情報提供システムに登録されているメールアドレスを用いている。このため、ユーザである会員を判別可能に構成する必要がある。例えば、ユーザIDと会員IDとの対応関係をユーザ情報データベースあるいは会員情報データベースの少なくとも一方に記憶させる。本実施の形態では、会員情報データベースに、ユーザである会員の会員IDに対応させてユーザIDを記憶させている。
図9に示す会員情報データベースでは、会員情報として、送信情報(例えば、案内メー
ル)の送信先を示すメールアドレス(c2)、会員名(c3)、会員が保有しているポイント数(累計ポイント数)(c4)、対応するユーザID(c5)、性別(c6)、住所(c7)、生年月日(c8)、希望するメールの受信時間を示すメール受信時間(c9)、案内メールの送信履歴情報(c11)、節電メールの送信履歴情報(c12)、報知メールの送信履歴情報(c13)、広告情報の送信履歴情報(c14)等が用いられている。
図9に示す会員情報データベースでは、例えば、会員ID[1001]の会員は、メールアドレスが[1001@aaa.ne.jp]、会員名が[AAAA]、対応するユーザIDが[U0001]、性別が[男]、生年月日が[1982/02/17]、メール受信時間が[9時−24時]等であることが記憶されている。
なお、会員識別情報としては、会員IDに限定されず、会員のメールアドレスや会員名等を用いることもできる。
広告情報データベースの1例を図10に示す。図10に示す広告情報データベースには、情報提供者が提供する広告情報(d9)と、広告情報に関連する関連情報が、広告情報を示す情報識別情報に対応させて記憶されている。図10に示す広告情報データベースでは、情報識別情報として情報ID(d1)が用いられている。
図10に示す広告情報データベースでは、広告情報に関連する関連情報として、広告情報のタイトル(例えば、広告情報を掲載している(閲覧可能な)Webサイトのタイトル)(d2)、広告情報のアドレス(例えば、広告情報を掲載しているWebサイトのホームページのアドレス)(d3)、広告情報を提供した情報提供者(情報提供者が管理あるいは運営している店舗や会社等を含む)を示す情報提供者識別情報(図10では、情報提供者ID)(d4)、情報提供者コード(d5)、案内メールを送信する会員を選択するための送信先選択条件(d6)、情報提供者が希望する案内メールの送信日時(d7)、案内メールを送信する際に案内メールに添付する案内情報(d8)等が用いられている。
図10に示す広告情報データベースでは、情報ID[P001]の広告情報(d9)は、アドレス[http://www.p001]のWebサイトに掲載されており、情報提供者ID[K0001]及び情報提供者コード[X001]で示される情報提供者から提供され、送信日時が[2003/07/21]等であることが記憶されている。
案内情報や広告情報をWebページ形式(通常、HTML形式)で記憶する場合には、案内情報や広告情報の欄にはWebページ形式の案内情報や広告情報が記憶されている場所を示す情報が記憶される。
情報提供者IDは管理用として用いられ、情報提供者コードは端末装置の表示用として用いられる。勿論、情報提供者ID及び情報提供者コードとして同じ情報を用いることもできる。
送信先選択条件としては、会員情報データベース51aに記憶されている会員情報を用いることができる。
なお、情報識別情報としては、情報IDに限定されず、タイトルやアドレス等を用いることもできる。
本実施の形態では、情報ID(d1)、広告情報(d9)、タイトル(d2)、アドレス(d3)等が、会員に送信される「送信情報」である。
ポイント情報データベース51cの1例を図11に示す。
本実施の形態では、会員が案内メールや広告情報を受信する際に要する受信費用(通信費用)に応じてユーザにポイント数を付与し、また、会員として登録されているユーザが、節電メールの受信に応答して節電行動を実行した場合には節電量に応じてポイント数を付与する。したがって、図11に示すポイント情報データベースは、受信費用情報データベースと節電ポイント情報データベースを有している。
通常、携帯電話機で情報を受信するのに要する受信費用(通信費用)は通信事業者によって異なるため、図11に示す受信費用情報データベースは、会員が情報(案内メールや広告情報)を受信するのに要する受信費用が、情報IDと通信事業者A、Bとに対応させて記憶されている。なお、パソコンである端末装置22aで情報を受信するユーザは、通信事業者Cと定額の通信費用の契約を行うことが多い。このため、通信事業者Cを介して端末装置22aで情報を受信する際には、ポイントは付与しない。
また、節電ポイント情報データベースは、図4に示した節電ポイント情報データベースと同様の構成である。
次に、本実施の形態の電力管理システムの構成を説明する。
電力管理システムは、電力管理装置60、記憶装置61、ユーザ20の使用電力を検出する電力検出器(ユーザ電力検出器)30、電力供給設備80の供給電力を検出する電力検出器(設備電力検出器)81、給電制御装置90等により構成されている。
ユーザ電力検出器30は、電話回線やインターネット等の通信回線を介してユーザ20の使用電力を電力管理装置60(ユーザ情報管理装置60a)に出力する。
設備電力検出器80は、電話回線やインターネット等の通信回線を介し電力供給設備80の供給電力を給電制御装置90に出力する。
また、電力管理装置60と情報管理装置50は、通信可能に接続されている。
電力管理装置60は、ユーザ情報管理手段60a、電気料金算出手段60b、電力監視手段60cを備えている。
ユーザ情報管理手段60a、電気料金算出手段60b、電力監視手段60cは、第1の実施の形態と同様に、それぞれ、ユーザ情報管理処理、電気料金算出処理、判別処理を実行する。
ユーザ情報管理手段60a、電気料金算出手段60b、電力監視手段50c等は、ソフトウェアで構成してもよいし、ハードウェアで構成してもよい。電力管理装置60は、各手段60a〜60cの処理を実行する1つの処理装置(CPU)で構成してもよいし、各手段60a〜60cの処理を実行する複数の処理装置(CPU)で構成してもよい。複数の処理装置で構成する場合、各処理装置の配設位置は適宜設定可能である。
記憶装置61には、ユーザ情報データベース61a、電力供給設備情報データベース61bが設けられている。
図8では、情報提供システムの記憶装置51と電力管理システムの記憶装置61を別々に設けているが、共通の記憶装置を用いてもよい。
次に、記憶装置61に設けられているユーザ情報データベース61aについて説明する。
ユーザ情報データベース61aの1例を図12に示す。図12に示すユーザ情報データベースには、メールアドレスを除いて、図2に示したユーザ情報データベースに記憶されているユーザ情報と同様の情報がユーザ情報として記憶されている。
なお、電力供給設備情報データベース61bは、図3に示した電力供給設備情報データベース11bと同様の構成である。
本実施の形態では、記憶装置51及び61が本発明の「記憶手段」に対応し、電力検出器30が本発明の「ユーザ電力検出手段」に対応し、電力検出器81が本発明の「設備電力検出手段」に対応し、ユーザ情報管理手段60aが本発明の「ユーザ情報管理手段」に対応し、電気料金算出手段60bが本発明の「電気料金算出手段」に対応し、電力監視手段60cが本発明の「電力監視手段」に対応し、給電制御装置90が本発明の「電力供給エリア判別手段」に対応し、メール送信手段50cが本発明の「メール送信手段」に対応し、ポイント算出手段50cが本発明の「ポイント算出手段」に対応し、端末装置20a〜22aが本発明の「情報受信手段」に対応する。
また、広告情報データベース51bに記憶されている情報ID、Webサイトのアドレスやタイトル、案内情報、広告情報等が本発明の「送信情報」に対応する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、情報管理装置50のメール送信手段50aから送信情報を含む案内メールを送信する動作を説明する。以下では、情報提供者が提供した広告情報が掲載されているWebサイトのアドレスとタイトル及び案内情報を送信情報として含む案内メールを送信する場合について説明する。勿論、案内メールで送信する送信情報としては種々の情報を選択することができる。
メール送信手段50aは、広告情報データベース51bに記憶されている各広告情報の中で、送信条件が満足された広告情報が存在するか否かを判別する。例えば、広告情報データベース51bに情報IDに対応させて記憶されている送信日時(d7)に達しているか否かを判別する。情報IDに対応させて送信日時(d7)が設定されていない場合には、情報IDに対応する送信情報を含む案内メールは適宜の時期に送信される。
送信条件が満足された情報IDが存在することを判別した場合には、当該送信条件が満足された情報IDに対応するWebサイトのアドレス(d3)とタイトル(d2)、案内情報(d8)及び送信先選択条件(d6)を広告情報データベース51bから読み出す。そして、読み出した送信先選択条件(d6)で設定されている送信条件を満足する会員情報が記憶されている会員IDに対応するメールアドレスを会員情報データベース51aから読み出し、読み出したメールアドレスに、前記読み出したWebサイトのアドレスとタイトル及び案内情報等の送信情報を含む案内メールを送信する。
情報IDに対応させて送信先選択条件(d6)が記憶されていない場合には、全ての会員IDに対応させて記憶されているメールアドレスを会員情報データベース51aから読み出し、読み出したメールアドレスに案内メールを送信する。
いま、情報ID[P001]に対応する送信日時[2003/07/31]に達し、情報ID[P001]に対応する送信先選択条件を満足する会員情報が記憶されている会員ID[1001]を抽出し、抽出した会員ID[1001]に対応して記憶されているメールアドレス[1001@aaa.ne.jp]を読み出し、読み出したメールアドレス[1001@aaa.ne.jp]に情報ID[P001]に対応するアドレス[http://www.p001]等を含む案内メールをメール送信手段50aから送信したものとする。
この時、会員情報データベース51aに、情報IDに対応する送信先選択条件に設定されている会員情報が記憶されている会員IDに対応させてメール受信時間(c9)が記憶されており、このメール受信時間(c9)と情報IDに対応させて記憶されている送信日時(d7)の時間が一致しない場合には、会員情報データベース51aに記憶されているメール受信時間(c9)に案内メールを送信する。
また、案内メールには、メールアドレスに対応する会員ID(メールアドレスが記憶されている会員ID)も含ませる。
以上の案内メールの送信処理は、メール送信手段50aによって実行される。
メール送信手段50aからメールアドレス[1001@aaa.ne.jp]宛に送信された案内メールが端末装置20aの受信手段で受信されると、端末装置20aの表示手段に案内メール受信画面が表示される。案内メール受信画面の1例を図13に示す。
図13に示す案内メール受信画面には、案内メールに含まれている、広告情報が掲載されているWebサイトのアドレス(d3)とタイトル(例えば、店舗名や会社名)(d2)、情報提供者コード(例えば、店舗コードや会社コード)(d5)、広告情報の概略を説明する案内情報(d8)等が表示されている。案内メール受信画面は、図の上下方向にスクロール可能である。
図13に示す案内メール受信画面では、案内メールに含まれている会員IDは表示されない。
会員[AAAA](本実施の形態では、ユーザでもある)は、端末装置20aの表示手段に表示されている案内メール受信画面の情報を確認した後、所定の情報識別情報、本実施の形態では広告情報が掲載されているWebサイトのアドレス(d3)[http://www.p001]を入力キー等の入力手段を用いて選択する。
これにより、端末装置20aは、選択されたWebサイトのアドレス[http://www.p001]と、案内メールで受信した会員IDを、送信手段から、端末装置20aの通信を管理している通信事業者Aの通信管理装置20cに送信する。
なお、Webサイトのアドレス(情報識別情報)や会員IDは、会員が端末装置20aの入力手段を用いて直接に入力することもできる。
通信管理装置20cは、端末装置20aから送信されたWebサイトのアドレス[http://www.p001]と会員IDを通信回線40を介して情報管理装置50(広告情報処理手段50b)に送信する。
広告情報処理手段50bは、通信管理装置20cを介して端末装置20aから送信されたWebサイトのアドレス[http://www.p001]及び会員IDの受信に応答して広告情報を送信する。すなわち、受信した会員IDにより認証を行った後、受信したWebサイトのアドレス[http://www.p001]に掲載されている広告情報(d9)を広告情報データベース51bから読み出して通信管理装置20cに送信する。通信管理装置20cは、広告情報処理手段50bから送信された広告情報を端末装置20aに送信する。
端末装置20aは、通信管理装置20cから送信された広告情報を受信手段で受信すると、表示手段に広告情報受信画面を表示する。
広告情報受信画面の1例を図14に示す。図14に示す広告情報受信画面には、広告情報が掲載されているWebサイトのアドレス[http://www.p001](d3)とタイトル(d2)、広告情報の提供者コード(d5)、説明文章と地図等からなる広告情報(d9)が表示されている。
広告情報を掲載しているWebサイトが複数のWebページにより構成されている場合や、関連する他のWebページへのリンクを可能とする場合には、広告情報受信画面に他のページへのリンク情報や関連するWebページへのリンク情報が表示される。
以上の広告情報送信処理は、広告情報処理手段50bによって実行される。
ここで、ポイント算出手段50cは、メール送信手段50aから案内メールを送信した場合や、広告情報処理手段50bから広告情報を送信した場合に、会員にポイントを付与する。
例えば、メール送信手段50aから、会員ID[1001]のメールアドレス[1001@aaa.ne.jp]に、情報ID[P001]の広告情報に関連する案内メールを送信した場合、ポイント情報処理手段50cは、図11に示すポイント情報データベース51cから、情報ID[P001]及びメールアドレス[1001@aaa.ne.jp]の通信を管理している通信事業者Aに対応する受信費用[5円]を読み出す。そして、読み出した受信費用[5円]に対応するポイント数を算出し、会員情報データベース51aに会員ID[1001]に対応させて記憶されている累積ポイント数(c4)に加算する。
次に、節電メールあるいは報知メールの送信動作について説明する。
ユーザ情報管理手段60aは、第1の実施の形態のユーザ情報管理手段10aと同様に、ユーザ情報データベース61aに、ユーザIDに対応させて電力使用履歴情報(e11)を記憶させる。
また、給電制御装置90は、第1の実施の形態と同様に、電力供給設備情報データベース61bに、設備IDに対応させて、供給電力の履歴情報(b2)と供給エリア(b5)を記憶させる。
電気料金算出手段60bは、第1の実施の形態の電気料金算出手段10bと同様に、ユーザの本日の累計電気料金(e16)、累計電気料金(e17)等を算出する。
電力監視手段60cは、第1の実施の形態の電力監視手段10cと同様に、電力供給設備情報データベース61bに記憶されている各電力供給設備の供給電力の履歴情報(b2)に基づいて現時点における総電力を算出する。また、ユーザ情報データベース61aに記憶されている各ユーザの電力使用履歴情報(e11)に基づいて各ユーザの本日の累計電力使用量や累計電力使用量等を算出する。
そして、現時点における総電力に基づいて、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、総電量が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電メール送信指示信号を出力する。
また、各電力供給設備の現時点における供給電力に基づいて、各電力供給設備の供給電力が所定時間内に各電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、電力供給設備の供給電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、当該電力供給設備を示す電力供給設備識別情報(例えば、設備ID)を含む節電メール送信指示信号を出力する。
また、ユーザの使用情報がユーザに対応する設定値(しきい値)を超えているか否か(例えば、各ユーザの使用電力、累計電力使用量、累計電気料金等が、各ユーザに対応する使用電力しきい値、電力使用量しきい値、電気料金しきい値等を超えているか否か)を判別し、ユーザの使用情報がユーザに対応する設定値を超えていることを判別した場合には、当該ユーザを示すユーザ識別情報(例えば、ユーザID)を含む報知メール送信指示信号を出力する。
メール送信手段50aは、電力監視手段60cから節電メール送信指示信号が出力されると、ユーザIDが記憶されている会員ID(ユーザIDに対応する会員ID)に対応させて記憶されているメールアドレスを会員情報データベース51aから読み出し、読み出したメールアドレス宛に節電メールを送信する。
また、メール送信手段50aは、電力監視手段60cから設備IDが含まれている節電メール指示信号が出力されると、節電メール送信指示信号に含まれている設備IDに対応する供給エリアを電力供給設備情報データベース61bから読み出す。そして、読み出した供給エリア内の住所が記憶され、ユーザIDが記憶されている(ユーザIDに対応する)会員IDに対応させて記憶されているメールアドレスを会員情報データベース51aから読み出し、読み出したメールアドレス宛に節電メールを送信する。
また、メール送信手段50aは、電力監視手段60cからユーザIDを含む報知メール送信指示信号が出力されると、報知メール送信指示信号に含まれているユーザIDが記憶されている会員ID(ユーザIDに対応する会員ID)に対応させて記憶されているメールアドレスを会員情報データベース51aから読み出し、読み出したメールアドレス宛に報知メールを送信する。
さらに、電力監視手段60bは、第1の実施の形態の電力監視手段10cと同様に、節電メールを送信したメールアドレスに対応するユーザの節電量を算出する。
そして、ポイント算出手段50cは、電力監視手段60bで算出したユーザの節電量とポイント情報データベース51cに記憶されているポイント情報に基づいて、当該ユーザに付与するポイント数を算出する。
第2の実施の形態では、ユーザIDと会員IDとの対応関係を会員情報データベースに記憶させたが、ユーザIDと会員IDとの対応関係を記憶させる方法はこれに限定されない。
例えば、ユーザ情報データベース61aに、ユーザIDに対応させて会員IDを記憶させることもできる。この場合には、節電メールを送信する際には、例えば、供給エリア内の住所が記憶されているユーザIDに対応させて記憶されている会員IDをユーザ情報データベース61aから読み出し、読み出した会員IDに対応させて記憶されているメールアドレスを会員情報データベース51aから読み出す。
このような方法を用いた場合も、供給エリア内の住所が記憶されているユーザIDに対応するメールアドレスを読み出す概念に含まれる。
本実施の形態では、簡単な変更作業を行うだけで、既存の情報提供システムや電力管理システムを用いて本実施の形態の電力使用管理装置を構成することができる。
第2の実施の形態では、情報管理装置50と電力管理装置60を別々に設けたが、情報管理装置と電力管理装置の機能を有する情報・電力管理装置を設けることもできる。
情報・電力管理装置を設けた本発明の第3の実施の形態の概略構成図を図15に示す。
本実施の形態は、情報・電力管理装置70、記憶装置71、ユーザ20の使用電力を検出する電力検出器(ユーザ電力検出器)30、電力供給設備80の供給電力を検出する電力検出器(設備電力検出器)81、給電制御装置90、端末装置20a〜22a等により構成されている。
情報・電力管理装置70は、ユーザ情報管理手段70a、電気料金算出手段70b、電力監視手段70c、メール送信手段70d、広告情報処理手段70e、ポイント算出手段70f等を備えている。各手段70a〜70fは、ソフトウェアで構成してもよいし、ハードウェアで構成してもよい。
記憶装置71には、ユーザ情報データベース71a、広告情報データベース71b、ポイント情報データベース71c、電力供給設備情報データベース71dが設けられている。各データベースは、共通の記憶装置に記憶させてもよいし、異なる記憶装置に記憶させてもよい。
広告情報データベース71b、ポイント情報データベース71c、電力供給設備情報データベース71dは、第2の実施の形態の広告情報データベース51b、ポイント情報データベース51c、電力供給設備情報データベース61bと同様の構成であるため、ユーザ情報データベース71aの構成のみを説明する。
本実施の形態では、ユーザ情報データベース71aに記憶されているユーザ情報に基づいて、情報提供システムの会員への送信情報の送信、電力管理システムのユーザへの節電メールや報知メールの送信等を行っているため、ユーザ情報データベース71aには、情報提供システムの会員としての情報と電力管理システムのユーザとしての情報を含むユーザ情報を記憶させている。
本実施の形態で用いるユーザ情報データベース71aの1例を図16に示す。
図16に示すユーザ情報データベースには、図2に示したユーザ情報データベースに記憶されているユーザ情報と同様の情報がユーザ情報(f1)〜(f19)として記憶されているとともに、図9に示した会員情報データベースに記憶されている会員情報と同様の情報がユーザ情報(f21)〜(f30)として記憶されている。
なお、電力管理システムのユーザ及び情報提供システムの会員である場合には、会員及びユーザとしての情報がユーザ情報として記憶されるが、電力管理システムのユーザあるいは情報提供システムの会員のみである場合には、ユーザあるいは会員としての情報のみが記憶される。
本実施の形態では、記憶装置71が本発明の「記憶手段」に対応する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
メール送信手段70dは、第2の実施の形態のメール送信手段50aと同様に、広告情報データベース71bから読み出した送信情報を含む案内メールを送信する。本実施の形態は、案内メールを送信するメールアドレスは、会員ID(f21)が記憶されているユーザIDに対応するメールアドレスをユーザ情報データベース71aから読み出す。
広告情報処理手段70e、ユーザ情報管理手段70a、電気料金算出手段70bは、第2の実施の形態の広告情報処理手段50b、ユーザ情報管理手段60a、電気料金算出手段60bと同様の広告情報送信処理、ユーザ情報管理処理、電気料金算出処理を実行する。
ポイント算出手段70fは、第2の実施の形態のポイント算出手段50cと同様に、案内メールあるいは広告情報の送信に対するポイント数を算出してユーザに付与する。
電力監視手段70cは、第1の実施の形態の電力監視手段10cと同様に、電力供給設備情報データベース71dに記憶されている各電力供給設備の供給電力の履歴情報に基づいて、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かの判別、各電力供給設備の供給電力が所定時間内に各電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、判別結果に基づいて節電メール送信指示信号あるいは設備IDを含む節電メール送信指示信号を出力する。
また、ユーザ情報データベース71aに記憶されている各ユーザの電力使用履歴情報に基づいて各ユーザの使用情報が各ユーザに対応する設定値(しきい値)を超えているか否かを判別し、判別結果に基づいてユーザIDを含む報知メール送信指示信号を出力する。
メール送信手段70aは、電力監視手段60cから節電メール送信指示信号あるいは設備IDを含む節電メール送信指示信号が出力されると、ユーザのメールアドレスあるいは節電メール送信指示信号に含まれている設備IDに対応する電力供給設備の供給エリア内の住所を有するユーザのメールアドレスをユーザ情報データベース71aから読み出し、読み出したメールアドレス宛に節電メールを送信する。
また、メール送信手段70aは、電力監視手段70cからユーザIDを含む報知メール送信指示信号が出力されると、報知メール送信指示信号に含まれているユーザIDで示されるユーザのメールアドレスをユーザ情報データベース71aから読み出し、読み出したメールアドレス宛に報知メールを送信する。
さらに、電力監視手段70cは、メール送信手段70dから節電メールを送信したメールアドレスに対応するユーザの節電量を算出する。
そして、ポイント算出手段70fは、電力監視手段70bで算出した各ユーザの節電量とポイント情報データベース71cに記憶されているポイント情報に基づいて、各ユーザに付与するポイント数を算出する。
本実施の形態では、情報提供システムの会員としての情報と電力管理システムのユーザとしての情報を共通のユーザ情報データベースに記憶させているため、各手段は、データベースから情報を読み出す処理やデータベースに情報を記憶させる処理を容易に実行することができる。
なお、第2及び第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の変更、追加、削除等が可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、各データベースの構成は実施の形態に限定されない。
また、各手段の処理方法は実施の形態で説明した方法に限定されない。
また、本発明は、総電力使用量の管理、電力供給設備毎の電力使用量の管理、ユーザ毎の電力使用量の管理を行う電力使用管理装置として構成したが、いずれかの管理を行う電力管理装置としてあるいは選択した複数の管理を行う電力使用管理装置として構成することもできる。この場合、電力使用管理装置の構成は管理の対象によって変更される。
また、電力の使用を管理する場合について説明したが、本発明は、電力以外の種々のユーザの使用を管理する場合に適用することができる。例えば、ユーザのガス、水道、電話等の使用を管理する使用管理装置として構成することができる。その場合、検出手段としては、ガス使用量検出手段、水道使用量検出手段、電話使用量検出手段等の使用量に応じた検出手段が用いられる。
本発明の第1の実施の形態の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態で用いるユーザ情報データベースの1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態で用いる電力供給設備情報データベースの1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態で用いる節電ポイント情報データベースの1例を示す図である。 節電メールの送信時期及び節電量を説明する図である。 節電メール受信画面の1例を示す図である。 電力使用量報知メール受信画面の1例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の概略構成図である。 本発明の第2の実施の形態で用いる会員情報データベースの1例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態で用いる広告情報データベースの1例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態で用いるポイント情報データベースの1例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態で用いるユーザ情報データベースの1例を示す図である。 案内メール受信画面の1例を示す図である。 広告情報受信画面の1例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の概略構成図である。 本発明の第3の実施の形態で用いるユーザ情報データベースの1例を示す図である。
符号の説明
10、60 電力管理装置
10a、60a、70a ユーザ情報管理手段
10b、60b、70b 電気料金算出手段
10c、60c、70c 電力使用量監視手段
10d、50a、70d メール送信手段
10e、50c、70f ポイント情報処理手段
11、51、61、71 記憶装置
11a、61a、71a ユーザ情報データベース
11b、61b、71d 電力供給設備情報データベース
11c、51c、71c ポイント情報データベース
20、21、22 ユーザ
20a、21a、22a端末装置(情報受信手段)
20c、21c、22c 通信管理装置
30 電力検出器(ユーザ電力検出器)
40 通信回線
50 情報管理装置
50b、70e 広告情報処理手段
51a 会員情報データベース
51b、71b 広告情報データベース
70 情報・電力管理装置
80 電力供給設備
81 電力検出器(設備電力検出器)

Claims (11)

  1. 電力供給設備からユーザに電力を供給する電力供給装置における電力使用管理装置であって、
    記憶手段と、前記電力供給設備から前記ユーザに供給される電力を検出する電力検出手段と、電力監視手段と、メール送信手段を備え、
    前記記憶手段は、ユーザのメールアドレスを含むユーザ情報を、ユーザを示すユーザ識別情報に対応させて記憶するユーザ情報データベースを有し、
    前記電力監視手段は、前記電力検出手段で検出された電力に基づいて現時点における総電力を算出し、算出した現時点における総電力に基づいて総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電メール送信指示信号を出力し、
    前記メール送信手段は、前記電力監視手段から節電メール送信指示信号が出力されると、ユーザ識別情報に対応させて記憶されているメールアドレスを前記ユーザ情報データベースから読み出し、節電情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  2. 電力供給設備からユーザに電力を供給する電力供給装置における電力使用管理装置であって、
    記憶手段と、メール送信手段と、前記電力供給設備から前記ユーザに供給される電力を検出する電力検出手段と、電力監視手段を備え、
    前記記憶手段は、
    情報送信サービスを受ける会員を示す会員識別情報及びメールアドレスを含むユーザ情報を、ユーザを示すユーザ識別情報に対応させて記憶するユーザ情報データベースと、
    送信情報を、送信情報を示す情報識別情報に対応させて記憶する送信情報データベースを有し、
    前記メール送信手段は、
    前記送信情報データベースから情報識別情報に対応させて記憶されている送信情報を読み出すとともに、会員識別情報が記憶されているユーザ識別情報に対応させて記憶されているメールアドレスを前記ユーザ情報データベースから読み出し、前記読み出した送信情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信し、
    また、前記電力監視手段から節電メール送信指示信号が出力されると、ユーザ識別情報に対応させて記憶されているメールアドレスを前記ユーザ情報データベースから読み出し、節電情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信し、
    前記電力監視手段は、前記電力検出手段で検出された電力に基づいて現時点における総電力を算出し、算出した現時点における総電力に基づいて総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電メール送信指示信号を出力する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力使用管理装置であって、
    ユーザ情報管理手段を備え、
    前記電力検出手段として、前記電力供給設備から供給される電力を検出する設備電力検出手段と、前記ユーザそれぞれに供給される電力を検出するユーザ電力検出手段が設けられており、
    前記ユーザ情報データベースには、ユーザの電力使用履歴情報を含むユーザ情報が記憶され、
    前記電力監視手段は、前記設備電力検出手段で検出された電力に基づいて現時点における総電力を算出し、
    前記ユーザ情報管理手段は、前記各ユーザ電力検出手段で検出された電力に基づいて、各ユーザの電力使用履歴情報を前記ユーザ情報データベースに記憶させる、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  4. 電力供給設備からユーザに電力を供給する電力供給装置における電力使用管理装置であって、
    記憶手段と、メール送信手段と、前記電力供給設備から前記ユーザに供給される電力を検出する電力検出手段と、電力監視手段を備え、
    前記記憶手段は、
    メールアドレスを含む会員情報を、情報送信サービスを受ける会員を示す会員識別情報に対応させて記憶する会員情報データベースと、
    送信情報を、送信情報を示す情報識別情報に対応させて記憶する送信情報データベースを有するとともに、
    ユーザを示すユーザ識別情報と会員を示す会員識別情報との対応関係が記憶されており、
    前記メール送信手段は、
    前記送信情報データベースから情報識別情報に対応させて記憶されている送信情報を読み出すとともに、前記会員情報データベースから会員識別情報に対応させて記憶されているメールアドレスを読み出し、前記読み出した送信情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信し、
    また、前記電力監視手段から節電メール送信指示信号が出力されると、前記記憶手段に記憶されているユーザ識別情報と会員識別情報との対応関係に基づいて、ユーザ識別情報に対応する会員識別情報に対応させて記憶されているメールアドレスを前記会員情報データベースから読み出し、節電情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信し、
    前記電力監視手段は、前記電力検出手段で検出された電力に基づいて現時点における総電力を算出し、算出した現時点における総電力に基づいて総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別し、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があることを判別した場合には、節電メール送信指示信号を出力する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  5. 請求項4に記載の電力使用管理装置であって、
    ユーザ情報管理手段を備え、
    前記電力検出手段として、前記電力供給設備から供給される電力を検出する設備電力検出手段と、前記ユーザそれぞれに供給される電力を検出するユーザ電力検出手段が設けられており、
    前記記憶手段は、ユーザの電力使用履歴情報を含むユーザ情報をユーザ識別情報に対応させて記憶するユーザ情報データベースを有し、
    前記電力監視手段は、前記設備電力検出手段で検出された電力に基づいて現時点における総電力を算出し、
    前記ユーザ情報管理手段は、前記各ユーザ電力検出手段で検出された電力に基づいて、各ユーザの電力使用履歴情報を前記ユーザ情報データベースに記憶させる、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電力使用管理装置であって、
    前記電力監視手段は、前記電力検出手段で検出された電力の電力履歴情報と前記算出した現時点における総電力に基づいて、総電力が所定時間内に総電力設定値を超える可能性があるか否かを判別する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  7. 請求項3、5または6のいずれかに記載の電力使用管理装置であって、
    前記電力供給設備が電力を供給している供給エリアを判別する電力供給エリア判別手段を備え、
    前記ユーザ情報データベースにはユーザの住所を含むユーザ情報が記憶され、あるいは前記会員情報データベースには会員の住所を含む会員情報が記憶されており、
    前記電力監視手段は、前記設備電力検出手段で検出された電力に基づいて、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある電力供給設備が存在するか否かを判別し、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある電力供給設備が存在することを判別した場合には、当該判別した電力供給設備を示す電力供給設備識別情報を含む節電メール送信指示信号を出力し、
    前記メール送信手段は、前記電力監視手段から電力供給設備識別情報を含む節電メール送信指示信号が出力されると、前記電力供給エリア判別手段で判別された、前記受信した節電メール送信指示信号に含まれている電力供給設備識別情報で示される電力供給設備が電力を供給している供給エリアに基づいて、当該供給エリア内の住所が記憶されているユーザ識別情報に対応するメールアドレスを前記ユーザ情報データベースから読み出し、あるいは、ユーザ識別情報に対応し、かつ当該供給エリア内の住所が記憶されている会員識別情報に対応するメールアドレスを前記会員情報データベースから読み出し、節電情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  8. 請求項3、5〜7のいずれかに記載の電力使用管理装置であって、
    ポイント算出手段を備え、
    前記記憶手段は、節電量に対応するポイント数を算出するためのポイント情報を記憶するポイント情報データベースを有し、
    前記電力監視手段は、前記ユーザ情報データベースにユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用履歴情報に基づいて、前記メール送信手段から節電情報を含むメールを送信したメールアドレスに対応するユーザの、当該節電情報を含むメールを送信した後の節電量を算出し、
    前記ポイント算出手段は、前記電力監視手段で算出したユーザの節電量と前記ポイント情報データベースに記憶されているポイント情報に基づいて、当該ユーザのポイント数を算出する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  9. 請求項3、5〜8のいずれかに記載の電力使用管理装置であって、
    前記ユーザ情報データベースには、電力使用量しきい値がユーザ識別情報に対応させて記憶されており、
    前記電力監視手段は、前記ユーザ情報データベースにユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用履歴情報に基づいて、当該ユーザ識別情報で示されるユーザの現時点における累計電力使用量を算出し、算出した現時点における累計電力使用量が、前記ユーザ情報データベースに当該ユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用量しきい値を超えているか否かを判別し、前記算出した現時点における累計電力使用量が前記電力使用量しきい値を超えていることを判別した場合には、当該ユーザ識別情報を含む報知メール送信指示信号を出力し、
    前記メール送信手段は、前記電力監視手段からユーザ識別情報を含む報知メール送信指示信号が出力されると、報知メール送信指示信号に含まれているユーザ識別情報に対応するメールアドレスを前記ユーザ情報データベースあるいは前記会員情報データベースから読み出し、読み出したメールアドレス宛に報知情報を含むメールを送信する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  10. 電力供給設備からユーザに電力を供給する電力供給装置における電力使用管理装置であって、
    記憶手段と、前記電力供給設備から供給される供給電力を検出する設備電力検出手段と、前記電力供給設備が電力を供給している供給エリアを判別する電力供給エリア判別手段と、電力監視手段と、メール送信手段を備え、
    前記記憶手段は、ユーザのメールアドレスと住所を含むユーザ情報を、ユーザを示すユーザ識別情報に対応させて記憶するユーザ情報データベースを有し、
    前記電力監視手段は、前記設備電力検出手段で検出された電力に基づいて、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある電力供給設備が存在するか否かを判別し、電力供給設備から供給される供給電力が所定時間内に当該電力供給設備に対応する供給電力設定値を超える可能性がある電力供給設備が存在することを判別した場合には、当該判別した電力供給設備を示す電力供給設備識別情報を含む節電メール送信指示信号を出力し、
    前記メール送信手段は、前記電力監視手段から電力供給設備識別情報を含む節電メール送信指示信号が出力されると、前記電力供給エリア判別手段で判別された、前記受信した節電メール送信指示信号に含まれている電力供給設備識別情報で示される電力供給設備が電力を供給している供給エリアに基づいて、当該供給エリア内の住所が記憶されているユーザ識別情報に対応するメールアドレスを前記ユーザ情報データベースから読み出し、節電情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
  11. 電力供給設備からユーザに電力を供給する電力供給装置における電力使用管理装置であって、
    記憶手段と、前記ユーザそれぞれに供給される電力を検出するユーザ電力検出手段と、ユーザ情報管理手段と、電力監視手段と、メール送信手段を備え、
    前記記憶手段は、ユーザの電力使用履歴情報、電力使用量しきい値とメールアドレスを含むユーザ情報を、ユーザを示すユーザ識別情報に対応させて記憶するユーザ情報データベースを有し、
    前記ユーザ情報管理手段は、前記ユーザ電力検出手段で検出された電力に基づいて、各ユーザの電力使用履歴情報を前記ユーザ情報データベースに記憶させ、
    前記電力監視手段は、前記ユーザ情報データベースにユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用履歴情報に基づいて、当該ユーザ識別情報で示されるユーザの現時点における累計電力使用量を算出し、算出した現時点における累計電力使用量が、前記ユーザ情報データベースに当該ユーザ識別情報に対応させて記憶されている電力使用量しきい値を超えているか否かを判別し、前記算出した現時点における累計電力使用量が前記電力使用量しきい値を超えていることを判別した場合には、当該ユーザ識別情報を含む報知メール送信指示信号を出力し、
    前記メール送信手段は、前記電力使用監視手段からユーザ識別情報を含む報知メール送信指示信号が出力されると、報知メール送信指示信号に含まれているユーザ識別情報に対応するメールアドレスを前記ユーザ情報データベースから読み出し、報知情報を含むメールを前記読み出したメールアドレス宛に送信する、
    ことを特徴とする電力使用管理装置。
JP2004355340A 2004-12-08 2004-12-08 電力使用管理装置 Pending JP2006166617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004355340A JP2006166617A (ja) 2004-12-08 2004-12-08 電力使用管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004355340A JP2006166617A (ja) 2004-12-08 2004-12-08 電力使用管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006166617A true JP2006166617A (ja) 2006-06-22

Family

ID=36668006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004355340A Pending JP2006166617A (ja) 2004-12-08 2004-12-08 電力使用管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006166617A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010108471A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Korea Electric Power Corp 顧客基準負荷基盤の常時負荷低減システム
JP2011003008A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Yamatake Corp 施設管理装置及び施設管理方法
WO2012120623A1 (ja) * 2011-03-07 2012-09-13 株式会社日立製作所 エネルギー消費管理のためのシステム、方法及びコンピュータプログラム
JP2013090389A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Hitachi Ltd 電力需要調整システム及び電力需要調整装置
JP2014191579A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Japan Research Institute Ltd 節電行動誘発システム及びその方法
JP2017049770A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社Nttファシリティーズ 案内通知システム、案内通知方法、及びプログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010108471A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Korea Electric Power Corp 顧客基準負荷基盤の常時負荷低減システム
JP2011003008A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Yamatake Corp 施設管理装置及び施設管理方法
WO2012120623A1 (ja) * 2011-03-07 2012-09-13 株式会社日立製作所 エネルギー消費管理のためのシステム、方法及びコンピュータプログラム
JPWO2012120623A1 (ja) * 2011-03-07 2014-07-07 株式会社日立製作所 エネルギー消費管理のためのシステム、方法及びコンピュータプログラム
JP5596220B2 (ja) * 2011-03-07 2014-09-24 株式会社日立製作所 エネルギー消費管理のためのシステム、方法及びコンピュータプログラム
US10049373B2 (en) 2011-03-07 2018-08-14 Hitachi, Ltd. System, method and computer program for energy consumption management
JP2013090389A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Hitachi Ltd 電力需要調整システム及び電力需要調整装置
JP2014191579A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Japan Research Institute Ltd 節電行動誘発システム及びその方法
JP2016157472A (ja) * 2013-03-27 2016-09-01 株式会社日本総合研究所 節電行動誘発システム及びその方法
JP2017049770A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社Nttファシリティーズ 案内通知システム、案内通知方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8855831B2 (en) Energy control apparatus and method
JP5852941B2 (ja) 省エネルギー行動継続支援システム
JP2009027917A (ja) 使用電力監視システム
JP2006349483A (ja) 使用電力監視システム
US7509188B2 (en) Methods, systems, computer products and website for power maintenance and restoration
KR20090126104A (ko) 전력 수요 관리 방법 및 시스템
US20120004784A1 (en) Apparatus and method for energy management
JP2007082398A (ja) 太陽光発電管理サーバ、太陽光発電管理システムおよび太陽光発電管理方法
JP2004226223A (ja) 電力供給サービス方法およびシステム、電力量計、並びに、プログラム
JP4936713B2 (ja) 電気事故情報提供システム、電気事故情報提供方法、および、電気事故情報提供プログラム
JP2019030087A (ja) 電力制御システム
KR20120076659A (ko) 부하 제어 장치에서의 부하 제어 방법
JP3953479B2 (ja) 使用電力監視システムおよび負荷率演算表示方法
JP2005160238A (ja) 燃料電池最適運転パターン管理システム及び燃料電池システム並びに燃料電池最適運転パターン配信システム
JP2006166617A (ja) 電力使用管理装置
JP2005308729A (ja) 使用電力監視システム
CA2472707A1 (en) Service bureau system and method for providing service assistance
JP2006101604A (ja) 電力品質予測システム
CN101854369A (zh) 远程信息通知系统和方法
JP5268557B2 (ja) 停電情報通報システム
JP2013003864A (ja) 節電情報提供装置、方法、システム及びプログラム
US20110279286A1 (en) Energy-related information display apparatus and method thereof
JP2002312575A (ja) 電力モニタリングシステムおよび金融商品を利用した省電力促進システムならびに省電力促進方法
JP2006017645A (ja) 電力使用状況表示装置,電力使用状況表示方法およびインターフォン
JP2005130137A (ja) 使用量の計測管理システム、プログラム、それが記録された記録媒体、監視測定装置及び管理センター端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090715

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110