JP2006166309A - 無線lan通信方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の端末からのデータを受信する期間を連続的に確保して、これら複数の端末との効率的なデータ通信を実現する。
【解決手段】 基地局APが、端末からの送信要求RTSを受け付けるための要求信号受付期間CWを設定し、当該期間で複数の端末A、B、Cから送信要求信号を受付け、当該送信要求信号を受付けた各端末に対してデータ通信の順序付けを行い、当該順序に従って各端末に対して送信タイミングの通知CTSを送信する。各端末A、B、Cは、要求信号受付期間CW後の連続的に確保された期間T4〜T10で、送信タイミングの通知に従って基地局APへ順次データ送信を行う。
【選択図】 図2
【解決手段】 基地局APが、端末からの送信要求RTSを受け付けるための要求信号受付期間CWを設定し、当該期間で複数の端末A、B、Cから送信要求信号を受付け、当該送信要求信号を受付けた各端末に対してデータ通信の順序付けを行い、当該順序に従って各端末に対して送信タイミングの通知CTSを送信する。各端末A、B、Cは、要求信号受付期間CW後の連続的に確保された期間T4〜T10で、送信タイミングの通知に従って基地局APへ順次データ送信を行う。
【選択図】 図2
Description
本発明は、クライアント端末(無線通信機能を有する機器)と基地局(アクセスポイント)とを無線LANにより接続し、クライアント端末が基地局を介したデータ通信を行う通信技術に関し、特に、基地局が複数のクライアント端末から送信要求を受けたときに、これら送信要求を効率的に処理して効率的なデータ転送を実現する技術に関する。
近年、コンピュータネットワーク技術の発展とともに、多くのコンピュータがネットワークに接続され、更には、その周辺機器とされるプリント装置、スキャナ装置、これら機能を複合的に備えた複合機等もネットワークに接続されて、クライアントとなるパーソナルコンピュータからネットワークを介してプリント処理やスキャン処理等を行うことが日常的になってきた。
このようなネットワーク接続は、従来は有線LANによるものが一般的であったが、最近では無線LANが高速化、低価格化したこともあって急速に利用が広まりつつある。
また、携帯型コンピュータ、PDA、携帯電話機等といった無線通信機能を備えたモバイル機器が利用されることが多くなってきており、これらモバイル機器をクライアント端末として無線LANによりプリント処理やスキャン処理等を行うこともなされている。
また、携帯型コンピュータ、PDA、携帯電話機等といった無線通信機能を備えたモバイル機器が利用されることが多くなってきており、これらモバイル機器をクライアント端末として無線LANによりプリント処理やスキャン処理等を行うこともなされている。
このように無線LANの利用は急速に広まってきているが、無線LANには通信速度に関する問題がある。
無線LANの通信速度は基地局に接続する端末の数に大きく影響され、その数が多いほど通信速度は遅くなってしまう。無線通信では同時に電波を発信すると混信を起こし、基地局がデータを認識できなくなるため、或る端末がデータ通信をしている間は、他の端末は当該通信が終了するまで待つ必要があり、これによって、通信速度が低下してしまう。
また、或る端末のデータ通信が完了した場合、次に基地局に接続してデータ通信をしたい端末は送信要求信号を基地局に送信して、基地局からの受信準備完了信号を待つことになるが、ここでも複数の端末から同時に送信要求信号が送信されるのを回避するために、ランダムに設定されるバックオフ時間を経過してから送信要求信号を送信する必要があり、これによっても、通信速度が低下してしまう。
無線LANの通信速度は基地局に接続する端末の数に大きく影響され、その数が多いほど通信速度は遅くなってしまう。無線通信では同時に電波を発信すると混信を起こし、基地局がデータを認識できなくなるため、或る端末がデータ通信をしている間は、他の端末は当該通信が終了するまで待つ必要があり、これによって、通信速度が低下してしまう。
また、或る端末のデータ通信が完了した場合、次に基地局に接続してデータ通信をしたい端末は送信要求信号を基地局に送信して、基地局からの受信準備完了信号を待つことになるが、ここでも複数の端末から同時に送信要求信号が送信されるのを回避するために、ランダムに設定されるバックオフ時間を経過してから送信要求信号を送信する必要があり、これによっても、通信速度が低下してしまう。
図4には、基地局APに対して3つの端末A、B、Cがそれぞれデータを送信しようとする場合について、従来の無線LAN通信処理手順の一例を示してある。
端末Aが送信要求(RST:Request to Send)を送信すると(T1)、これを受信した基地局APが受信準備完了通知(CTS:Clear to Send)を送信する(T2)。CTSを受信した端末Aはデータを基地局APへ送信し(T3)、基地局APがデータ受信を完了すると確認応答(ACK:Acknowledgment)を端末Aに送信する(T4)。
端末AからのRST及び基地局APからのCTSは、他の端末B、Cによっても受信されてモニタされ、端末Aのデータ送信中に他の端末B、CがRSTを送信することが回避される。
端末Aが送信要求(RST:Request to Send)を送信すると(T1)、これを受信した基地局APが受信準備完了通知(CTS:Clear to Send)を送信する(T2)。CTSを受信した端末Aはデータを基地局APへ送信し(T3)、基地局APがデータ受信を完了すると確認応答(ACK:Acknowledgment)を端末Aに送信する(T4)。
端末AからのRST及び基地局APからのCTSは、他の端末B、Cによっても受信されてモニタされ、端末Aのデータ送信中に他の端末B、CがRSTを送信することが回避される。
そして、予め設定された分散制御用フレーム間隔(DIFS:Distributed Coordination Function Interframe Space)及びバックオフ期間が経過したところで、他の端末BがRSTを送信し(T5)、上記と同様にして、端末Mから基地局APへデータを送信する。
また、無線LANには隠れ端末という問題がある。
これは、図3に示すように、基地局APに対して端末A、端末B、端末Cが存在する環境で、端末Aと端末Bとの間は電波が届く状況にあるが、端末Aと端末Cとの間は遮蔽物などで直接は電波が届かず、端末Aが基地局APにデータ送信を行っている場合に、端末Cからは端末Aがデータ通信を行っていることが判らず、端末Cがデータ通信を開始してしまうという問題である。
この問題については基地局との間で交わされるCTS(受信準備完了)信号や、ACK(確認応答)を利用することで回避することが可能となってきたが、これも通信速度を低下させる要因となっている。
これは、図3に示すように、基地局APに対して端末A、端末B、端末Cが存在する環境で、端末Aと端末Bとの間は電波が届く状況にあるが、端末Aと端末Cとの間は遮蔽物などで直接は電波が届かず、端末Aが基地局APにデータ送信を行っている場合に、端末Cからは端末Aがデータ通信を行っていることが判らず、端末Cがデータ通信を開始してしまうという問題である。
この問題については基地局との間で交わされるCTS(受信準備完了)信号や、ACK(確認応答)を利用することで回避することが可能となってきたが、これも通信速度を低下させる要因となっている。
また、通信速度を改善するための技術として、バースト転送と呼ばれる技術が開発されている。
これは、1転送に対して1パケットの転送だったものを、1転送に対して複数のパケットを転送するようにしたものである。更に、バースト転送を行う際にACK(確認応答)信号を省略することにより、更なる高速化を図るといった技術も開発されている。
これは、1転送に対して1パケットの転送だったものを、1転送に対して複数のパケットを転送するようにしたものである。更に、バースト転送を行う際にACK(確認応答)信号を省略することにより、更なる高速化を図るといった技術も開発されている。
なお、無線LANに接続される端末において、データ受信処理を検出したことに応じて送信機能の動作を打ち切り、これによって、システムのパフォーマンスを向上させる提案がなされている(特許文献1参照。)。
また、1チャネル分の信号帯域内に、パラレルに展開されたユーザデータを同時に多重化して空間ダイバーシチ技術を用いて通信を行うMIMO(Multiple Input and Multiple Output)と呼ばれる方式が提案されている(非特許文献1参照。)。
特開平09―200212号公報。
"情報処理、Vol.45 、No.8 通巻474号"、"特集 無線LAN技術を利用したインターネットの構築、2.無線LANチップセットの開発動向" P801〜P805、発行所:情報処理学会、発効日:平成16年8月15日。
また、1チャネル分の信号帯域内に、パラレルに展開されたユーザデータを同時に多重化して空間ダイバーシチ技術を用いて通信を行うMIMO(Multiple Input and Multiple Output)と呼ばれる方式が提案されている(非特許文献1参照。)。
基地局に対して複数の端末から送信要求(RTS)が発生した場合、従来の通信方式にあっては、総じて通信速度の大きな効率的なデータ転送が実現できないという課題がある。
本発明は、効率的な通信プロトコルにより、基地局に対して複数の端末から送信要求が発生した場合に、効率的なデータ転送を実現することを目的としている。
本発明は、効率的な通信プロトコルにより、基地局に対して複数の端末から送信要求が発生した場合に、効率的なデータ転送を実現することを目的としている。
本発明は、基地局に複数の端末からアクセスが集中した際の通信速度低下を回避するために、端末からの送信要求信号(RTS)を受付ける毎に受信準備完了信号(CTS)を送信するのではなく、或る期間幅で送信要求信号を受付けるための要求信号受付期間を設け、当該期間に複数の端末からの送信要求を受け付け、その後に、各端末からのデータ送信を連続的に受信することで効率的なデータ通信を可能とするものである。
本発明は、基地局と複数の端末とが無線LANにより通信する通信方式、このような通信方式を構成する基地局、このような基地局をコンピュータにより構成するプログラム、このような通信方式により実施される方法である。
なお、端末としては、携帯電話機やモバイルPC等といったモバイル機器、プリンタ装置や複合機等といった情報処理装置など、無線LAN通信機能を備えた様々な装置を用いることができる。
なお、端末としては、携帯電話機やモバイルPC等といったモバイル機器、プリンタ装置や複合機等といった情報処理装置など、無線LAN通信機能を備えた様々な装置を用いることができる。
本発明の典型的な態様である基地局と端末とが無線LAN接続により通信する通信方式通信方式では、基地局が、端末からの送信要求を受け付けるための所定時間の要求信号受付期間を設定し、当該要求信号受付期間で複数の端末から送信要求信号を受付け、当該送信要求信号を受付けた各端末に対してデータ通信の順序付けを行い、当該順序に従って各端末に対して送信タイミングの通知を送信する。
したがって、基地局が要求信号受付期間で複数の送信要求を受け付け、これら送信要求に対するデータ送信の期間を連続的に確保することで、効率的なデータ通信を実現することができる。
したがって、基地局が要求信号受付期間で複数の送信要求を受け付け、これら送信要求に対するデータ送信の期間を連続的に確保することで、効率的なデータ通信を実現することができる。
ここで、送信タイミングの通知は、各端末毎の送信可能なタイミングや順番を通知する方法、各端末毎の送信を禁止する時間を通知する方法など種々な方法を採用することができる。
また、一般に基地局は或る端末からのデータ受信を完了すると完了通知(ACK等)を当該端末に送信するが、当該完了通知を他の端末がモニタリングする場合には、当該完了通知と共に(又は当該完了通知を兼用して)送信タイミングの通知を行うようにしてもよい。
また、一般に基地局は或る端末からのデータ受信を完了すると完了通知(ACK等)を当該端末に送信するが、当該完了通知を他の端末がモニタリングする場合には、当該完了通知と共に(又は当該完了通知を兼用して)送信タイミングの通知を行うようにしてもよい。
また、基地局が、要求信号受付期間の時間幅を、無線LAN接続している端末の数に応じて設定するようにしてもよい。
これにより、基地局にアクセスする端末が多い可能性があるときは要求信号受付期間の時間幅も長くなり、より多くの端末からの送信要求を受け付けることが可能となるとともに、基地局にアクセスする端末が少ない可能性があるときは要求信号受付期間の時間幅も短くなり、データ送信のための期間を十分に確保したり或いは次回の要求信号受付期間までのサイクルを短くすることができる。
これにより、基地局にアクセスする端末が多い可能性があるときは要求信号受付期間の時間幅も長くなり、より多くの端末からの送信要求を受け付けることが可能となるとともに、基地局にアクセスする端末が少ない可能性があるときは要求信号受付期間の時間幅も短くなり、データ送信のための期間を十分に確保したり或いは次回の要求信号受付期間までのサイクルを短くすることができる。
また、繰り返し設定される要求信号受付期間について、基地局が、要求信号受付期間の時間幅を、前回の要求信号受付期間に受け付けた送信要求の頻度に応じて変更するようにしてもよい。
これにより、要求信号受付期間にアクセス頻度が増えるに応じて要求信号受付期間の時間幅も長くなり、より多くの端末からの送信要求を受け付けることが可能となるとともに、基地局にアクセスする頻度が減るに応じて要求信号受付期間の時間幅も短くなり、データ送信のための期間を十分に確保したり或いは次回の要求信号受付期間までのサイクルを短くすることができる。
これにより、要求信号受付期間にアクセス頻度が増えるに応じて要求信号受付期間の時間幅も長くなり、より多くの端末からの送信要求を受け付けることが可能となるとともに、基地局にアクセスする頻度が減るに応じて要求信号受付期間の時間幅も短くなり、データ送信のための期間を十分に確保したり或いは次回の要求信号受付期間までのサイクルを短くすることができる。
本発明によると、基地局が要求信号受付期間に複数の端末からの送信要求を受け付け、その後に、これら端末から順次データを受信するようにしたため、複数の端末からのデータを受信する期間を連続的に確保して、これら複数の端末との効率的なデータ通信を実現することができる。
本発明を一実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1には、本例の通信方式を構成する端末及び基地局の機能構成を示してある。
なお、図1には、端末Aを代表して示すが、他の端末B、Cについても同様に本発明に係る機能構成を有している。
図1には、本例の通信方式を構成する端末及び基地局の機能構成を示してある。
なお、図1には、端末Aを代表して示すが、他の端末B、Cについても同様に本発明に係る機能構成を有している。
端末Aは、無線LAN通信を行うための無線通信手段1、情報の画面表示やユーザからの種々な入力を受け付けるユーザインタフェース2、当該端末における種々な情報処理を行う処理部3、基地局APとの無線LAN通信を制御するデータ通信制御手段4を有している。
特に、データ通信制御手段4は、基地局APや他の端末B、Cが送信した信号をモニタリングするモニタ機能5、基地局APに対する送信要求の送信を制御する送信要求機能6といった本発明に係るプロトコルを実行するための種々な機能を有している。
特に、データ通信制御手段4は、基地局APや他の端末B、Cが送信した信号をモニタリングするモニタ機能5、基地局APに対する送信要求の送信を制御する送信要求機能6といった本発明に係るプロトコルを実行するための種々な機能を有している。
基地局APは、無線LAN通信を行うための無線通信手段11、バックボーンネットワークNとの回線制御を行う回線制御手段12、端末との無線LAN通信を制御するデータ通信制御手段13を有している。
特に、データ通信制御手段13は、要求信号受付期間を設定して複数の端末からの送信要求(RTS)を受け付ける要求受付機能14、RTSを受け付けた複数の端末に対してデータ送信の順序付を行う順序付け機能15、端末に対する送信タイミング等の種々な通知を生成して送信する通知機能16といった本発明に係るプロトコルを実行するための種々な機能を有している。
なお、本例では、要求受付機能14、順序付け機能15、通知機能16は、基地局APのコンピュータハードウエアにより本発明に係るプログラムを実行することで構成されている。
特に、データ通信制御手段13は、要求信号受付期間を設定して複数の端末からの送信要求(RTS)を受け付ける要求受付機能14、RTSを受け付けた複数の端末に対してデータ送信の順序付を行う順序付け機能15、端末に対する送信タイミング等の種々な通知を生成して送信する通知機能16といった本発明に係るプロトコルを実行するための種々な機能を有している。
なお、本例では、要求受付機能14、順序付け機能15、通知機能16は、基地局APのコンピュータハードウエアにより本発明に係るプログラムを実行することで構成されている。
図2には、基地局APに対して3つの端末A、B、Cが無線LAN接続されて、これら端末A、B、Cがそれぞれ基地局APへデータ送信する場合の処理手順を示してある。
まず、送信要求受付期間(CW:Contention Window)で最初に端末AがRTS(送信要求)を送信すると(T1)、他の端末B、Cはモニタ機能5で当該RTSを受信してモニタリングし、送信要求機能6で自らが送信しようとするRTSが重ならないように制御する。
まず、送信要求受付期間(CW:Contention Window)で最初に端末AがRTS(送信要求)を送信すると(T1)、他の端末B、Cはモニタ機能5で当該RTSを受信してモニタリングし、送信要求機能6で自らが送信しようとするRTSが重ならないように制御する。
このRTSの送信タイミングについては、公知のように、ランダムに設定されるバックオフタイムによって決定され、例えば、本例のように先ず端末Aが送信要求(RTS)を送信すると、端末Bは端末Aから送信されているRTSをモニタすることが可能な位置にあることから、端末Bが送信しようとしていたタイミングが端末AのRTSと重なるようであれば、端末Aの送信時間分だけバックオフタイムを追加して、自己の送信要求(RTS)を送信する(T2)。
これによって、送信要求受付期間(CW)において、基地局APに対する複数のRTSが重なってしまうことを回避することができる。
これによって、送信要求受付期間(CW)において、基地局APに対する複数のRTSが重なってしまうことを回避することができる。
同様に、端末Cは、端末BのRTS送信中に自己のRTSを送信しようとしていたのであれば、端末Bの送信時間分だけを加算したバックオフ時間として、自己の送信要求(RTS)を送信する(T3)。
なお、本例では、端末CはT3のタイミングでRTSを送信することができたが、端末Cは送信順序が後なので、基地局APから応答通知(CTS/NAV)をもらえない可能性や、受付期間(CW)内に収まらない可能性もある。この場合には、次の送信要求受付期間(CW)で優先的に接続できるようバックオフタイムが短く設定される。
なお、本例では、端末CはT3のタイミングでRTSを送信することができたが、端末Cは送信順序が後なので、基地局APから応答通知(CTS/NAV)をもらえない可能性や、受付期間(CW)内に収まらない可能性もある。この場合には、次の送信要求受付期間(CW)で優先的に接続できるようバックオフタイムが短く設定される。
基地局APは、送信要求受付期間(CW)内の送信要求(RTS)の受付けを完了すると、これら複数のRTSに対してデータ受信を受付ける順序を決定し、要求送信元の各端末A、B、Cに対して応答通知(CTS/NAV)を送信する(T4)。なお、これらRTSは、例えば端末毎に設定されたIDを含んでおり、各RTSの送信元の端末が識別される。
本例では、応答通知(CTS/NAV)は、受信準備完了通知(CTS)と送信待ち時間通知(NAV)とを兼ねており、最初の順番の端末Aに対しては受信準備完了を、それ以降の順番の端末B、Cに対してはそれぞれのデータ送信までの待ち時間を通知する。なお、これら通知内容の宛先は、例えば端末毎に設定されたIDで識別される。
本例では、応答通知(CTS/NAV)は、受信準備完了通知(CTS)と送信待ち時間通知(NAV)とを兼ねており、最初の順番の端末Aに対しては受信準備完了を、それ以降の順番の端末B、Cに対してはそれぞれのデータ送信までの待ち時間を通知する。なお、これら通知内容の宛先は、例えば端末毎に設定されたIDで識別される。
基地局APから受信準備完了の通知を受信した端末Aは、データ通信制御手段4がデータ送信を開始し(T5)、当該送信データに対する基地局APからの確認応答(ACK)を待ち受ける。
端末Aからのデータを受信した基地局AP、受信データをCRCチェック等して正常受信を確認し、正常であれば、端末Aに対して応答確認を送信するとともに、次の順番の端末Bに対して受信準備完了を通知する(T6)。
本例では、この応答確認(ACK/CTS)は、送信データに対する受信確認応答(ACK)と受信準備完了通知(CTS)とを兼ねており、端末Aに対しては応答確認を、端末Bに対しては受信準備完了を通知する。なお、これら通知内容の宛先は、例えば端末毎に設定されたIDで識別される。
端末Aからのデータを受信した基地局AP、受信データをCRCチェック等して正常受信を確認し、正常であれば、端末Aに対して応答確認を送信するとともに、次の順番の端末Bに対して受信準備完了を通知する(T6)。
本例では、この応答確認(ACK/CTS)は、送信データに対する受信確認応答(ACK)と受信準備完了通知(CTS)とを兼ねており、端末Aに対しては応答確認を、端末Bに対しては受信準備完了を通知する。なお、これら通知内容の宛先は、例えば端末毎に設定されたIDで識別される。
以後、上記と同様にして、端末Bからのデータ送信が開始され(T7)、当該データを受信した基地局APが、端末Bに対して応答確認(ACK)を、次の順番の端末Bに対して受信準備完了(CTS)を通知する(T8)。
更に、端末Cも、上記と同様にして、CTS(受信準備完了)の受信によりデータ通信を開始し(T9)、基地局APからのACK(確認応答)を受信する(T10)。
更に、端末Cも、上記と同様にして、CTS(受信準備完了)の受信によりデータ通信を開始し(T9)、基地局APからのACK(確認応答)を受信する(T10)。
そして、基地局APは、次の送信要求受付期間(CW)に関する通知を配下の全ての端末が受信できるようにブロードキャスト送信し、当該次の送信要求受付期間(CW)において、上記と同様に、複数の端末からRTSを受け付けて、順序付けした各端末からの送信データをい受信する。
ここで、本例では、基地局APは、最後の順番の端末Cからのデータ受信に対して端末Cに対してACKを送信するとともに、ブロードキャスト信号により、配下の全ての端末に対して送信要求信号受付期間(CW)に入ったことと、その時間幅についての通知を行う。
ここで、本例では、基地局APは、最後の順番の端末Cからのデータ受信に対して端末Cに対してACKを送信するとともに、ブロードキャスト信号により、配下の全ての端末に対して送信要求信号受付期間(CW)に入ったことと、その時間幅についての通知を行う。
送信要求受付期間(CW)の時間幅は、或る一定の時間に固定的に設定するようにしてもよいが、基地局APと無線LAN接続している端末数や、基地局APが送信要求(RTS)を受け付けた頻度に応じて設定するようにしてもよい。
例えば、基地局APに最初に接続されている端末の数に応じて送信要求受付期間(CW)の時間幅を適切な値に設定し、その後、送信要求受付期間(CW)での送信要求の発生頻度に応じて、次の送信要求受付期間(CW)の時間幅を最適な値とするように変更する。
例えば、基地局APに最初に接続されている端末の数に応じて送信要求受付期間(CW)の時間幅を適切な値に設定し、その後、送信要求受付期間(CW)での送信要求の発生頻度に応じて、次の送信要求受付期間(CW)の時間幅を最適な値とするように変更する。
具体的には、例えば、基地局APに20台の端末が接続されている場合には、最初のCWの時間幅は10台分の送信要求が受付けられるように設定するが、送信要求を送信する端末が2台程度しかない時には、CWの時間幅を4台分に減らして短くし、また、これとは逆に、送信要求を送信する端末がCWの時間幅の50%を超える時には、時間幅を増やすというように調整して、常に最適な時間幅に設定されるよう更新を行う。
1:無線通信手段、 4:データ通信制御手段、
5:モニタ機能、 6:送信要求機能、
11:無線通信手段、 13:データ通信制御手段、
14:要求受付機能、 15:順序付け機能、
16:通知機能、 A、B、C:端末、
AP:基地局、 RTS:送信要求、
CW:要求信号受付期間、
5:モニタ機能、 6:送信要求機能、
11:無線通信手段、 13:データ通信制御手段、
14:要求受付機能、 15:順序付け機能、
16:通知機能、 A、B、C:端末、
AP:基地局、 RTS:送信要求、
CW:要求信号受付期間、
Claims (8)
- 基地局と端末とが無線LAN接続により通信する通信方式において、
基地局は、端末からの送信要求を受け付けるための所定時間の要求信号受付期間を設定し、当該要求信号受付期間で複数の端末から送信要求信号を受付け、当該送信要求信号を受付けた各端末に対してデータ通信の順序付けを行い、当該順序に従って各端末に対して送信タイミングの通知を送信することを特徴とする無線LAN通信方式。 - 請求項1に記載の無線LAN通信方式において、
前記送信タイミングの通知は、送信を禁止する時間の通知であることを特徴とする通信方式。 - 請求項1又は請求項2に記載の無線LAN通信方式において、
前記基地局は、前記送信要求信号を受付けた複数の端末の内の1つの端末からのデータ受信の完了通知を送信し、当該完了通知と共に送信タイミングの通知を送信することを特徴とする無線LAN通信方式。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無線LAN通信方式において、
前記基地局は、要求信号受付期間の時間幅を、無線LAN接続している端末の数に応じて設定することを特徴とする無線LAN通信方式。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無線LAN通信方式において、
前記要求信号受付期間は繰り返し設定され、
前記基地局は、要求信号受付期間の時間幅を、前回の要求信号受付期間に受け付けた送信要求の頻度に応じて変更することを特徴とする無線LAN通信方式。 - 無線LAN接続により複数の端末から個別にデータを受信する基地局において、
端末からの送信要求を受け付けるための所定時間の要求信号受付期間を設定する機能と、当該要求信号受付期間で複数の端末から送信要求信号を受け付ける機能と、当該送信要求信号を受付けた各端末に対してデータ通信の順序付けを行う機能と、当該順序に従って各端末に対して送信タイミングの通知を送信する機能と、を備えたことを特徴とする基地局。 - 無線LAN接続により複数の端末から個別にデータを受信する基地局を、コンピュータにより構成するプログラムにおいて、
端末からの送信要求を受け付けるための所定時間の要求信号受付期間を設定する機能と、当該要求信号受付期間で複数の端末から送信要求信号を受け付ける機能と、当該送信要求信号を受付けた各端末に対してデータ通信の順序付けを行う機能と、当該順序に従って各端末に対して送信タイミングの通知を送信する機能と、コンピュータに構成することを特徴とするプログラム。 - 基地局が無線LAN接続により複数の端末から個別にデータを受信する方法において、
基地局が、送信要求を受け付けるための要求信号受付期間をブロードキャスト送信し、
端末が、当該要求信号受付期間にデータの送信要求を基地局へ送信し、
基地局が、要求信号受付期間に受け付けた複数の端末から送信要求信号に対してデータ通信の順序付けを行い、当該順序に従って各端末に対して送信タイミングの通知を送信し、
各端末が、送信タイミングの通知に従って基地局へのデータ送信を行うことを特徴とする通信方法。
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