JP2006163850A - 画像処理判定装置および方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザに負担を与えることなく、画像処理が必要な画像を事前に確認して、ユーザの好みを反映させた画像処理を行うことができるようにする
【解決手段】 ハードディスクに保存された画像データについて、画像処理が必要か不要かを判定する。画像処理が必要であると判定された画像に○印を、不要であると判定された画像に×印を付与してなる一覧画面50を生成し、これを表示する。
【選択図】 図4
【解決手段】 ハードディスクに保存された画像データについて、画像処理が必要か不要かを判定する。画像処理が必要であると判定された画像に○印を、不要であると判定された画像に×印を付与してなる一覧画面50を生成し、これを表示する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、画質を向上させるための画像処理が、画像に対して必要であるか不要であるかを判定する画像処理判定装置および方法並びに画像処理判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
デジタルカメラおよびスキャナの普及により、誰もが手軽にデジタルの画像を取得することが可能となっている。また、画像をパソコンに取り込んで、画像処理アプリケーションを用いて、階調補正処理、色補正処理、明るさ補正処理、ホワイトバランス補正処理、彩度補正処理、シャープネス処理、ノイズ除去処理、赤目補正処理および美肌処理等の各種処理のうちの少なくとも1つの処理からなる画像処理を画像に対して施すことも行われている。このような画像処理アプリケーションは、ユーザが所望とするように各処理のパラメータを調整することが可能であるが、思うように画像処理を施すことができるようになるには熟練を要する。
このため、あらかじめ定められたアルゴリズムにしたがって、画像に対して自動で画像処理を施す各種手法が提案されている(特許文献1,2参照)。このような手法を用いれば、画像に対して自動で画像処理を施すことが可能となり、ユーザの負担を軽減することができる。
特開2000−57321号公報
特開2004−112494号公報
しかしながら、自動で画像処理を施す場合であっても、画像処理を施す画像はユーザが自分で画像を見ながら決定する必要があるため、ユーザの負担が大きい。また、画像によっては画像処理を施してみたものの、画像処理の前後でそれほど画質が向上されないような場合もある。このような場合、ユーザは無駄な画像処理を実行することとなる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、ユーザに負担を与えることなく、画像処理が必要な画像を事前に確認して、ユーザの好みを反映させた画像処理を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明による画像処理判定装置は、各種表示を行う表示手段と、
画像に対して画質を向上させる画像処理が必要であるか不要であるかを判定する判定手段と、
前記画像に対して前記画像処理が必要であるか不要であるかを判定し、前記画像処理が必要であると判定された画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
画像に対して画質を向上させる画像処理が必要であるか不要であるかを判定する判定手段と、
前記画像に対して前記画像処理が必要であるか不要であるかを判定し、前記画像処理が必要であると判定された画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
「画像処理」とは、画質を向上させることが可能であればいかなる処理であってもよく、具体的には、階調補正処理、色補正処理、明るさ補正処理、ホワイトバランス補正処理、彩度補正処理、シャープネス処理、ノイズ除去処理、赤目補正処理および美肌処理等の各種処理のうちの少なくとも1つの処理を用いることができる。
なお、本発明による画像処理判定装置においては、前記制御手段を、前記画像処理が必要であると判定された画像について、前記画像処理を施した処理済み画像および該画像処理を施す前の処理前画像を比較可能に前記表示手段に表示する手段としてもよい。
また、本発明による画像処理判定装置においては、複数の画像について、該複数の画像を識別するファイル名等の識別情報、および前記画像処理が必要であるか否かを表す要否情報を登録したデータベースを保存する保存手段をさらに備えるようにしてもよい。
また、本発明による画像処理判定装置においては、複数の画像を保存する画像保存手段をさらに備えるものとし、
前記制御手段を、処理実行の指示がなされると、前記データベースを参照し、前記画像保存手段に保存されている複数の画像のうち、該データベースに未登録の画像に対してのみ、前記画像処理が必要であるか不要であるかの判定、および前記画像処理が必要であると判定された画像の表示を行う手段としてもよい。
前記制御手段を、処理実行の指示がなされると、前記データベースを参照し、前記画像保存手段に保存されている複数の画像のうち、該データベースに未登録の画像に対してのみ、前記画像処理が必要であるか不要であるかの判定、および前記画像処理が必要であると判定された画像の表示を行う手段としてもよい。
また、本発明による画像処理判定装置においては、前記制御手段を、前記表示した画像に対する前記画像処理を実行するか否かの指示を受け付け、前記画像処理を実行するか否かの指示結果を表す実行情報をさらに前記データベースに登録する手段としてもよい。
また、本発明による画像処理判定装置においては、前記制御手段を、前記入力手段による前記画像処理を実行するか否かについての先送りの指示を受け付け、該先送りの指示がなされた画像データについて、前記データベースに先送りされた旨の情報を登録する手段としてもよい。
また、本発明による画像処理判定装置においては、前記制御手段を、前記画像処理が必要であると判定された画像に対する該画像処理を実行して処理済み画像を生成する手段としてもよい。
本発明による画像処理判定方法は、画像に対して画質を向上させる画像処理が必要であるか不要であるかを判定し、
前記画像処理が必要であると判定された画像を表示手段に表示することを特徴とするものである。
前記画像処理が必要であると判定された画像を表示手段に表示することを特徴とするものである。
なお、本発明による画像処理判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明の画像処理判定装置および方法によれば、画像に対して画像処理が必要であるか不要であるかが判定され、画像処理が必要であると判定された画像が表示される。このため、ユーザは画像処理が必要な画像を自分の目で見て確認することができる。また、ユーザは自らが画像処理を施す画像を決定する必要がなくなるため、ユーザの負担を軽減することができる。また、画像処理が必要であると判定された画像に対してのみ画像処理を施せばよいこととなるため、無駄な画像処理を実行することもなくなる。
また、画像処理が必要であると判定された画像について、処理済み画像および処理前画像を比較可能に表示することにより、画像処理によりどの程度画質が向上されるかを容易に確認することができる。
また、複数の画像を識別する識別情報および画像処理が必要であるか否かを表す要否情報をデータベースに登録することにより、後日データベースを参照した際に、どの画像に対して画像処理が必要であるかを直ちに確認することができる。
また、データベースを参照してデータベースに未登録の画像に対してのみ、画像処理が必要であるか不要であるかの判定および画像処理が必要であると判定された画像の表示を行うことにより、効率よく画像処理が必要か不要かの判定を行うことができる。
また、画像処理を実行するか否かの指示を受け付け、この指示結果を表す実行情報をさらにデータベースに登録すれば、後日データベースを参照した際に、どの画像に対して画像処理の実行指示を行ったかを直ちに確認することができる。
また、画像処理を実行するか否かについての先送りの指示を受け付け、先送りの指示がなされた画像データについて、データベースに先送りされた旨の情報を登録することにより、後日データベースを参照した際に、どの画像に対して画像処理を実行するか否かを迷ってその指示を先送りしたかを直ちに確認することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による画像処理判定装置の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように本実施形態による画像処理判定装置1は、画像データの記録制御および表示制御等の各種制御を行うとともに、装置1を構成する各部の制御を行うCPU12と、CPU12を動作させるプログラム、画像を閲覧するためのビューアソフトおよび各種定数が記録されているROMおよびCPU12が処理を実行する際の作業領域となるRAMにより構成されるシステムメモリ14と、種々の指示を装置1に対して行うためのキーボードおよびマウス等からなる入力部16と、各種表示を行う液晶モニタ等からなる表示部18とを備える。
また、装置1は、画像データを記録したメモリカード2から画像データを読み出したり、メモリカード2に画像データを記録したりするためのカードスロット20と、画像データをJPEGやモーションJPEGに代表される手法で圧縮したり、圧縮した画像データを解凍する圧縮解凍部22と、画像データやCPU12が実行する各種プログラム等を記録するハードディスク24と、システムメモリ14、カードスロット20およびハードディスク24を制御するメモリ制御部26とを備える。
さらに、装置1は、画像データに画像処理を施して処理済み画像データを取得する画像処理部28と、処理済み画像データにより表される処理済み画像と、画像処理前の画像データにより表される処理前画像との、相対応する画素間の画素値の変化量の代表値を算出する変化量算出部30と、代表値に基づいて、画像データに対して画像処理を施す必要があるか否かを判定する判定部32とを備える。
画像処理部28は、あらかじめ定められたアルゴリズムにしたがい、階調補正処理、色補正処理、明るさ補正処理、ホワイトバランス補正処理、彩度補正処理、シャープネス処理、ノイズ除去処理、赤目補正処理および美肌処理等の各種処理のうちの少なくとも1つの処理からなる画像処理を画像データに対して施すことにより処理済み画像データを得る。
変化量算出部30は、処理前画像と処理済み画像との相対応する画素間の画素値の変化量の代表値を算出する。なお、画素値の変化量としては、画素値の変化量そのもの(例えば画素値がRGBの各色からなる場合、処理前画像と処理済み画像の相対応する画素におけるRGB値の差ΔR、ΔG、ΔBの2乗の平方根)、RGB各色から求められる輝度値の差の絶対値等を用いることができる。なお、本実施形態においては、代表値として画素値の変化量の平均値を用いるが、これに限定されるものではなく、画素値の変化量のメディアン値等、画素値の変化量を代表する値であれば、任意の値を用いることができる。
判定部32は、代表値と所定のしきい値とを比較し、代表値が所定のしきい値Th1を超える場合に、画像に対して画像処理が必要であると判定し、代表値が所定のしきい値Th1以下の場合に、画像に対して画像処理が不要であると判定し、判定結果を出力する。
なお、本実施形態においては、上述した画像処理部28、変化量算出部30および判定部32が行う処理を、システムメモリ14が記憶するビューアソフトの機能に組み込むことにより、ソフトウェアにより処理を実行するようにしてもよい。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。
第1の処理
図2は本実施形態において行われる第1の処理のフローチャートである。なお、第1の処理においては、画像データはメモリカード2から読み出されてハードディスク24に保存されているものとする。
図2は本実施形態において行われる第1の処理のフローチャートである。なお、第1の処理においては、画像データはメモリカード2から読み出されてハードディスク24に保存されているものとする。
ビューアソフトを起動し、ユーザが所望するフォルダに保存されている画像データの一覧表示の指示をユーザが入力部16から行うことにより処理が開始され、CPU12は処理の対象となる画像データをファイル名が最初の画像データとすべく、N=1(Nはユーザが所望するフォルダに保存されている画像データの数)に設定する(ステップST1)。次いで、画像処理部28が画像データに対して画像処理を施して処理済み画像データを取得する(ステップST2)。
そして、変化量算出部30が、処理前の画像および処理済み画像の全体について、画素値の変化量を算出する(ステップST3)。ここでは、各画素におけるRGB各色の差の2乗の平方根を画素値の変化量として算出する。なお、各画素におけるRGB3色の画素値から算出した輝度値の差の絶対値を画素値の変化量として算出してもよい。さらに、変化量算出部30は、画像の全体についての画素値の変化量の代表値を算出する(ステップST4)。
そして、判定部32が、代表値が所定のしきい値Th1を超えるか否かを判定する(ステップST5)。ステップST5が肯定されると、現在処理中の画像データは画像処理が必要であると判定する(ステップST6)。一方、ステップST5が否定されると、現在処理中の画像データは画像処理が不要であると判定する(ステップST7)。
ステップST6,7に続いて、すべての画像データについて処理を終了したか否かを判定し(ステップST8)、ステップST8が否定されるとファイル名が次の画像データを処理対象とすべくN=N+1に設定し(ステップST9)、ステップST2に戻る。ステップST8が肯定されると、画像データのファイル名と対応づけた判定結果を登録したデータベースDB1を生成し(ステップST10)、さらに画像処理が必要か不要かが分かるように画像データの一覧を生成し(ステップST11)、生成した一覧を含む一覧画面を表示部18に表示し(ステップST12)、処理を終了する。なお、データベースDB1はハードディスク24に保存される。
図3は第1の処理におけるデータベースDB1の登録内容を示す図である。図3に示すようにデータベースDB1にはユーザが所望するフォルダに保存されている画像データのファイル名および画像処理が必要か不要かの判定結果が登録されている。
図4は第1の処理における画像データの一覧画面を示す図である。図4に示すように画像データの一覧画面50には、画像データの一覧を表示する一覧表示フィールド50A、一覧をスクロールするスクロールバー50B、一覧においてユーザが選択した画像データについて、処理前の画像および処理済み画像を比較する比較画面を表示する表示ボタン50C、画像処理が必要であると判定された画像データを画像処理が不要なものに、画像処理が不要であると判定された画像データを画像処理が必要なものにそれぞれ変更する変更ボタン50D、画像処理が必要であると判定された画像データに対して画像処理を実行する指示を行う実行ボタン50E、および表示を終了する終了ボタン50Fが表示されている。
表示フィールド50Aにはユーザが所望するフォルダに保存されている画像データにより表される画像のサムネイル画像の一覧が表示される。また、表示フィールド50Aにおいて画像処理が必要であると判定された画像に対応するサムネイル画像の右下隅には○印が、画像処理が不要であると判定された画像に対応するサムネイル画像の右下隅には×印が付与されている。
ユーザは画像データの一覧を見ることにより、どの画像に対して画像処理が必要であり、どの画像に対して画像処理が不要であるかを確認することができる。
また、所望とするサムネイル画像を選択して表示ボタン50Cをクリックすることにより、選択したサムネイル画像に対応する画像について、処理前の画像および処理済み画像を表示する比較画面が別ウィンドウで開かれる。また、変更ボタン50Dをクリックすることにより、画像処理が必要であると判定された画像データを画像処理が不要なものに、また画像処理が不要であると判定された画像データを画像処理が必要なものにそれぞれ変更することができる。この場合、サムネイル画像を指定して変更ボタン50Dをクリックすることにより、サムネイル画像に付与されている○印と×印とが入れ替わる。ここで、画像処理が必要か不要かを変更した場合は、変更した判定結果がデータベースDB1に登録される。また、実行ボタン50Eをクリックすることにより、画像処理が必要であると判定されたすべての画像データに対して画像処理を施すことができる。なお、一覧表示フィールド50Aにおいて画像を選択して実行ボタン50Eをクリックすると、選択した画像データに対して画像処理を施すことができる。また、終了ボタン50Fをクリックすることにより処理を終了することができる。
図5は第1の処理における比較画面を示す図である。図5に示すように比較画面51には、処理前画像51A、処理済み画像51B、画像処理を実行する指示を行う実行ボタン51C、画像処理が必要であると判定された画像データを画像処理が不要なものに、また画像処理が不要であると判定された画像データを画像処理が必要なものにそれぞれ変更する変更ボタン51D、および比較画面51を閉じるための終了ボタン51Eが表示されている。なお、処理前画像51Aおよび処理済み画像51Bの下方には、それぞれ処理前、処理後のものであることが分かるように「処理前」および「処理後」の文字が付与されている。
なお、画像処理部28が取得した処理済み画像データを保存していない場合には、実行ボタン50Cがクリックされると、画像データまたは縮小した画像データに対して画像処理を実行し、処理済み画像データを生成して比較画面51を表示する。また、画像処理部28が取得した処理済み画像データを保存している場合には、実行ボタン50Cがクリックされると、保存した処理済み画像データにより表される処理済み画像51Bを比較画面51に表示する。
ユーザは実行ボタン51Cをクリックすることにより、選択した画像データに対して画像処理を実行することができる。なお、画像処理部28が取得した処理済み画像データを保存していない場合には、実行ボタン51Cがクリックされると、画像データに対して画像処理を実行し、処理済み画像データを生成する。また、画像処理部28が取得した処理済み画像データを保存している場合には、実行ボタン51Cがクリックされると、保存した処理済み画像データを読み出す。なお、一覧画面50における実行ボタン50Eがクリックされた場合も、同様に処理済み画像データの生成または読み出しが行われる。
また、変更ボタン51Dをクリックすることにより、画像処理が必要であると判定された画像データを画像処理が不要なものに、また画像処理が不要であると判定された画像データを画像処理が必要なものにそれぞれ変更することができる。ここで、画像処理が必要か不要かを変更した場合は、変更した判定結果がデータベースDB1に登録される。なお、画像処理が必要であると判断された画像を不要なものに変更した場合において、処理済み画像データを保存していた場合には、保存していた処理済み画像データは消去される。
また、終了ボタン51Eをクリックすることにより比較画面51を閉じることができる。
ここで、画像処理を実行した画像データについては、処理前の画像データが処理済み画像データにより上書きされる。なお、ファイル名を変更して画像データとは別に処理済み画像データを保存してもよいことはもちろんである。
このように、第1の処理においては、処理前画像と処理済み画像との画素値の変化量の代表値を所定のしきい値Th1と比較し、代表値が所定のしきい値Th1を超える場合に、画像に対して画像処理が必要であると判定し、代表値が所定のしきい値Th1以下の場合に画像処理が不要であると判定し、画像処理が必要か不要かが分かるように一覧画面を表示するようにしたものである。このため、ユーザは画像処理が必要な画像を自分の目で見て確認することができる。また、ユーザは自らが画像処理を施す画像を決定する必要がなくなるため、ユーザの負担を軽減することができる。また、画像処理が必要であると判定された画像に対してのみ画像処理を施せばよいため、無駄な画像処理を実行することもなくなる。
なお、上記第1の処理においては、画像処理が必要か不要かの判定結果を登録したデータベースDB1を生成しているが、とくにデータベースDB1を生成することなく、処理を行ってもよいことはもちろんである。
第2の処理
次いで、第2の処理について説明する。図6は本実施形態において行われる第2の処理を示すフローチャートである。なお、第2の処理においては、データベースDB1が生成されてハードディスク24に保存されているものとする。また、ユーザが所望するフォルダには前回の処理の後、新たな画像データが保存されたものとする。
次いで、第2の処理について説明する。図6は本実施形態において行われる第2の処理を示すフローチャートである。なお、第2の処理においては、データベースDB1が生成されてハードディスク24に保存されているものとする。また、ユーザが所望するフォルダには前回の処理の後、新たな画像データが保存されたものとする。
ビューアソフトを起動し、ユーザが所望するフォルダに保存されている画像データの一覧表示の指示をユーザが入力部16から行うことにより処理が開始され、処理の対象となる画像データをファイル名が最初の画像データとすべく、N=1(Nはユーザが所望するフォルダに保存されている画像データの数)に設定する(ステップST21)。次いで、処理対象の画像データがデータベースDB1に登録されているか否かを判定する(ステップST22)。ステップST22が肯定されるとステップST29へ進む。ステップST22が否定されると、画像処理部28が画像データに対して画像処理を施して処理済み画像データを取得する(ステップST23)。
そして、変化量算出部30が、上記第1の処理と同様に、処理前の画像および処理済み画像の全体について、画素値の変化量を算出する(ステップST24)。さらに、変化量算出部30は、画像の全体についての画素値の変化量の代表値を算出する(ステップST25)。
そして、判定部32が、代表値が所定のしきい値Th1を超えるか否かを判定する(ステップST26)。ステップST26が肯定されると、現在処理中の画像データは画像処理が必要であると判定する(ステップST27)。一方、ステップST26が否定されると、現在処理中の画像データは画像処理が不要であると判定する(ステップST28)。
ステップST27,28に続いて、さらにはステップST22が肯定されると、すべての画像データについて処理を終了したか否かを判定し(ステップST29)、ステップST29が否定されるとファイル名が次の画像データを処理対象とすべくN=N+1に設定し(ステップST30)、ステップST22に戻る。ステップST29が肯定されると、画像データのファイル名および判定結果をデータベースDB1に登録し(ステップST31)、さらに画像処理が必要か不要かが分かるように画像データの一覧を生成し(ステップST32)、生成した一覧を含む一覧画面を表示部18に表示し(ステップST33)、処理を終了する。なお、一覧画面には、ユーザが所望するフォルダに新たに保存された画像のみが含まれ、すでにデータベースDB1に登録されていた画像は含まれないようにしてもよい。
このように、第2の処理においては、データベースDB1を参照し、データベースに未登録の画像に対してのみ画像処理が必要か不要かの判定および表示部18への表示を行うようにしたため、効率よく画像処理が必要か不要かの判定を行うことができる。
第3の処理
次いで、第3の処理について説明する。第3の処理は、第1の処理と同様の処理を行うが、一覧画面および比較画面の表示の態様およびデータベースDB1への登録内容が第1の処理とは異なるものである。なお、第3の処理においては、データベースの参照符号としてDB2を用いるものとする。
次いで、第3の処理について説明する。第3の処理は、第1の処理と同様の処理を行うが、一覧画面および比較画面の表示の態様およびデータベースDB1への登録内容が第1の処理とは異なるものである。なお、第3の処理においては、データベースの参照符号としてDB2を用いるものとする。
図7は第3の処理における一覧画面を示す図である。図7に示すように画像データの一覧画面52には、第1の処理における一覧画面50の一覧表示フィールド50A、スクロールバー50B、表示ボタン50C、変更ボタン50D、実行ボタン50Eおよび終了ボタン50Fに対応する一覧表示フィールド52A、スクロールバー52B、表示ボタン52C、変更ボタン52D、実行ボタン52Eおよび終了ボタン52Fが表示されている。さらに、一覧画面52には先送りボタン52Gが表示されている。
ユーザは一覧画面52を見ることにより、どの画像に対して画像処理が必要であり、どの画像に対して画像処理が不要であるかを確認することができる。また、一覧表示フィールド52Aにおいて画像を選択して実行ボタン52Eをクリックすると、選択した画像データに対して画像処理を施すことができる。しかしながら、画像処理が必要であると判定した場合であっても、画像処理を施すべきか否かの判断に悩む場合がある。とくに時間がない場合にはそのような判断に時間をとられるのは非常に煩わしい。
このため、第3の処理においては、ユーザが画像処理を施すべきか否かの判断に悩む画像については、一覧表示フィールド52Aにおいて画像を選択して先送りボタン52Gをクリックすると、選択した画像に対して判断を先送りした旨の情報がデータベースDB2に登録される。また、一覧表示フィールド52Aにおいては、サムネイル画像の右下隅に○印または×印に代えて△印が付与される。
図8は第3の処理における比較画面を示す図である。図8に示すように比較画面53には、第1の処理における比較画面51の処理前画像51A、処理済み画像51B、実行ボタン51C、変更ボタン51Dおよび終了ボタン51Eに対応する処理前画像53A、処理済み画像53B、実行ボタン53C、変更ボタン53Dおよび終了ボタン53Eが表示されている。さらに、比較画面53には先送りボタン53Fが表示されている。なお、処理前画像51Aおよび処理済み画像51Bの下方には、それぞれ処理前、処理後のものであることが分かるように「処理前」および「処理後」の文字が付与されている。
ユーザは比較画面53においても先送りボタン53Fをクリックすることにより、画像処理を実行するか否かの判断を先送りし、その旨をデータベースDB2に登録することができる。
図9は第3の処理におけるデータベースDB2の登録内容を示す図である。図9に示すようにデータベースDB2にはユーザが所望するフォルダに保存されている画像データのファイル名、画像処理が必要か不要かの判定結果、および先送りするか否かを表す情報が登録されている。なお、図9に示すデータベースDB2において、先送りをする場合には「する」が登録され、先送りをしない場合には何ら登録がなされない。
このように第3の処理においては、画像処理を実行するか否かの判断について先送りの指示を受け付け、先送りの指示がなされた画像データについて、データベースDB2に先送りされた旨の情報を登録するようにしたものである。このため、後日データベースDB2を参照することにより、どの画像に対して画像処理を実行するか否かを迷ってその指示を先送りしたかを直ちに確認することができる。したがって、時間があるときに画像処理を施すべきか否かについて時間をかけて検討することができる。
なお、次回に装置1を起動した際に、データベースDB2を参照して先送りされた画像の一覧を生成して表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは画像処理を実行するか否かを迷ってその指示を先送りした画像のみを用いて、時間をかけて画像処理を施すべきか否かについて検討することができる。
第4の処理
次いで、第4の処理について説明する。第4の処理は、第3の処理においてデータベースDB2に先送りされた旨の情報を登録するのに加えて、画像処理を実行したか否かについての情報を登録するようにしたものである。なお、第4の処理においては、データベースの参照符号としてDB3を用いるものとする。
次いで、第4の処理について説明する。第4の処理は、第3の処理においてデータベースDB2に先送りされた旨の情報を登録するのに加えて、画像処理を実行したか否かについての情報を登録するようにしたものである。なお、第4の処理においては、データベースの参照符号としてDB3を用いるものとする。
図10は第4の処理におけるデータベースDB3の登録内容を示す図である。図10に示すようにデータベースDB3にはユーザが所望するフォルダに保存されている画像データのファイル名、画像処理が必要か不要かの判定結果、先送りするか否かを表す情報、および画像処理を実行したか否かの情報が登録されている。なお、図10に示すデータベースDB3において、先送りをする場合には「する」が登録され、先送りをしない場合には何ら登録がなされない。また、画像処理を実行した場合には「実行」、実行しなかった場合には「しない」と登録される。なお、第4の処理においてはデータベースDB3への登録は、一覧画面において終了ボタンがクリックされた際に行われる。
このように第4の処理においては、画像処理を実行したか否かを表す情報をさらにデータベースDB3に登録するようにしたため、後日データベースDB3を参照した際に、どの画像に対して画像処理の実行指示を行ったかを直ちに確認することができる。
第5の処理
次いで、第5の処理について説明する。第5の処理においては、上記第1から第4の処理と一覧画面の表示の態様が異なるものである。具体的には、画像処理が必要であると判定された画像について、一覧画面に処理前の画像と処理済み画像とを並べて表示するようにしたものである。
次いで、第5の処理について説明する。第5の処理においては、上記第1から第4の処理と一覧画面の表示の態様が異なるものである。具体的には、画像処理が必要であると判定された画像について、一覧画面に処理前の画像と処理済み画像とを並べて表示するようにしたものである。
図11は、第5の処理における一覧画面を示す図である。図11に示すように一覧画面54には、処理前画像および処理済み画像の一覧を表示する一覧表示フィールド54A、一覧をスクロールするスクロールバー54B、画像処理が必要であると判定された画像データを画像処理が不要なものに、画像処理が不要であると判定された画像データを画像処理が必要なものにそれぞれ変更する変更ボタン54C、画像処理が必要であると判定された画像データに対して画像処理を実行する指示を行う実行ボタン54D、および表示を終了する終了ボタン54Eが表示されている。なお、一覧表示フィールド54Aには、一覧表示フィールド54Aに表示された画像が、それぞれ処理前、処理後のものであることが分かるように「処理前」および「処理後」の文字が付与されている。
このように、一覧画面54に処理前画像および処理済み画像の一覧を表示することにより、画像処理が必要であると判定された画像について、処理前の画像と処理済み画像とを比較して、画像処理を施すか否かについて容易に確認することができる。
なお、上記実施形態においては、ユーザが入力部16からビューアソフトを起動し、ユーザが所望するフォルダに保存されている画像データの一覧表示の指示を行うことにより処理を行っているが、例えば、ユーザがメモリカード2をカードスロット20に装填し、メモリカード2に記録されている画像データのハードディスク24への保存を指示した際に、処理を行うようにしてもよい。また、バックグラウンドで処理を行うようにしてもよい。これにより、ハードディスク24に保存された画像データに対して、画像処理が必要か不要かの判定を確実に行うことができるため、画像処理が必要な画像データに対して画像処理が施されなくなってしまう事態を回避することができる。
また、上記実施形態においては、処理前の画像と処理済み画像とにおいて、画素値の変化量の代表値を算出し、代表値が所定のしきい値より大きい場合に、その画像データについて画像処理が必要と判定し、代表値が所定のしきい値以下の場合に、その画像データについて画像処理が不要と判定しているが、画像処理が必要か不要か判定する手法はこの手法に限定されるものではない。
また、上記実施形態の第1から第4の処理においては、一覧画面においてサムネイル画像に○印または×印を付与することにより、画像処理が必要であるか不要であるかをユーザに示しているが、画像処理が必要と判定された画像のみを一覧画面に含めるようにしてもよい。
1 画像処理判定装置
2 メモリカード
12 CPU
14 システムメモリ
16 入力部
18 表示部
20 カードスロット
22 圧縮解凍部
24 ハードディスク
26 メモリ制御部
28 画像処理部
30 変化量算出部
32 判定部
50,52,54 一覧画面
51,53 比較画面
2 メモリカード
12 CPU
14 システムメモリ
16 入力部
18 表示部
20 カードスロット
22 圧縮解凍部
24 ハードディスク
26 メモリ制御部
28 画像処理部
30 変化量算出部
32 判定部
50,52,54 一覧画面
51,53 比較画面
Claims (9)
- 各種表示を行う表示手段と、
画像に対して画質を向上させる画像処理が必要であるか不要であるかを判定する判定手段と、
前記画像に対して前記画像処理が必要であるか不要であるかを判定し、前記画像処理が必要であると判定された画像を前記表示手段に表示する制御手段とを備えたことを特徴とする画像処理判定装置。 - 前記制御手段は、前記画像処理が必要であると判定された画像について、前記画像処理を施した処理済み画像および該画像処理を施す前の処理前画像を比較可能に前記表示手段に表示する手段であることを特徴とする請求項1記載の画像処理判定装置。
- 複数の画像について、該複数の画像を識別する識別情報、および前記画像処理が必要であるか否かを表す要否情報を登録したデータベースを保存する保存手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理判定装置。
- 複数の画像を保存する画像保存手段をさらに備え、
前記制御手段は、処理実行の指示がなされると、前記データベースを参照し、前記画像保存手段に保存されている複数の画像のうち、該データベースに未登録の画像に対してのみ、前記画像処理が必要であるか不要であるかの判定、および前記画像処理が必要であると判定された画像の表示を行う手段であることを特徴とする請求項3記載の画像処理判定装置。 - 前記制御手段は、前記表示した画像に対する前記画像処理を実行するか否かの指示を受け付け、前記画像処理を実行するか否かの指示結果を表す実行情報をさらに前記データベースに登録する手段であることを特徴とする請求項3または4記載の画像処理判定装置。
- 前記制御手段は、前記入力手段による前記画像処理を実行するか否かについての先送りの指示を受け付け、該先送りの指示がなされた画像データについて、前記データベースに先送りされた旨の情報を登録する手段であることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項記載の画像処理判定装置。
- 前記制御手段は、前記画像処理が必要であると判定された画像に対する該画像処理を実行して処理済み画像を生成する手段であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の画像処理判定装置。
- 画像に対して画質を向上させる画像処理が必要であるか不要であるかを判定し、
前記画像処理が必要であると判定された画像を表示手段に表示することを特徴とする画像処理判定方法。 - 画像に対して画質を向上させる画像処理が必要であるか不要であるかを判定する手順と、
前記画像処理が必要であると判定された画像を表示手段に表示する手順とを有することを特徴とする画像処理判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004354813A JP2006163850A (ja) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | 画像処理判定装置および方法並びにプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004354813A JP2006163850A (ja) | 2004-12-08 | 2004-12-08 | 画像処理判定装置および方法並びにプログラム |
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JP2006163850A true JP2006163850A (ja) | 2006-06-22 |
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JP (1) | JP2006163850A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012249085A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Pfu Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム |
-
2004
- 2004-12-08 JP JP2004354813A patent/JP2006163850A/ja not_active Withdrawn
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