JP2006163254A - ピンホールメガネ - Google Patents

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JP2006163254A JP2004358149A JP2004358149A JP2006163254A JP 2006163254 A JP2006163254 A JP 2006163254A JP 2004358149 A JP2004358149 A JP 2004358149A JP 2004358149 A JP2004358149 A JP 2004358149A JP 2006163254 A JP2006163254 A JP 2006163254A
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Tetsuo Okubo
哲郎 大久保
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SEIKATSU KAGAKU KENKYUSHO KK
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Abstract

【課題】 顔の形状等にフィットさせて装着感が良好となり、また、右目と左目とで見た像が一致するように容易に調整できるピンホールメガネを提供する。
【解決手段】 複数のピンホール15が形成された一対の遮光体12、12と、該一対の遮光体12、12を連結するブリッジ部材13と、前記遮光体12、12に取り付けられた折り畳み自在な耳掛けテンプル14、14とからなるピンホールメガネ11であって、前記ブリッジ部材14は、可撓性を有する基材16の表面に弾性を有する合成樹脂材17を被覆した構成である。なお、基材16は、強度及び可撓性等を考慮すると金属材であることが望ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、目の疲労を回復させると共に、視力低下の予防、及び視力の矯正を図るためのピンホールメガネの改良に関するものである。
従来のピンホールメガネとしては、次のような構成のものが知られている。このピンホールメガネは、多数のピンホールが形成された一対の板体と、この一対の板体が嵌め込まれた眼鏡フレームと、この眼鏡フレームの両側部に折り畳み自在に設けられた耳掛けテンプルとから構成されている(特許文献1、2参照)。
このような構成のピンホールメガネを装着すると、複数のピンホールを通して外界の像が網膜に結ばれることとなり、遠方を見るのと同様な効果を眼球に与えると共に、脳を刺激して活性化に役立つと言われている。その結果、眼球の筋肉運動を促し、あるいは眼球の筋肉が弛緩することによって、目の疲労回復や、視力低下の予防、視力の矯正を図ることができることとなる。
実開平6−50031号公報(図1)。 実用新案登録第3028807号公報(図1)。
この従来例のピンホールメガネにおいては、眼鏡フレームを顔の形状や大きさに対応させて調整することができない。その結果、ピンホールメガネが顔にピッタリとフィットせず、装着感が悪いという欠点を有している。
また、ピンホールを通して外界を見た時に、右目と左目とで見た像が二重にダブって見えることがある。この様な場合には、左右の板体を適宜に調整して、右目と左目とで見た像を一致させる必要がある。しかしながら、板体が嵌め込まれた眼鏡フレームは変形させることができないので、右目と左目とで見た像の調整が不可能であり、そのまま装着を続けると頭痛等を引き起こすおそれがあるという欠点を有している。
従って、従来例におけるピンホールメガネにおいては、顔の形状や大きさにピッタリとフィットさせて装着感を良好にすることと、右目と左目とで見た像が一致するように容易に調整できるようにすることとに解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本発明は、複数のピンホールが形成された一対の遮光体と、該一対の遮光体を連結するブリッジ部材と、前記遮光体に取り付けられた折り畳み自在な耳掛けテンプルとからなるピンホールメガネであって、前記ブリッジ部材は、可撓性を有する基材の表面に弾性を有する合成樹脂材を被覆したことを特徴とするピンホールメガネを提供するものである。
また、前記ブリッジ部材は、帯状に形成すると共に、中央部に湾曲状部が形成され且つ該湾曲状部の両端部からL字状の連結部が延設した構成としたものであり、そして、前記基材は、金属である構成としたものであり、更に、前記ブリッジ部材におけるL字状の連結部の端部には、それぞれ係止用の返し片が形成され、前記遮光体には、前記連結部の端部が挿着されて前記係止用の返し片が係止される、係止用凹部を有する挿入孔がそれぞれ形成されている構成としたものである。
本発明に係るピンホールメガネは、複数のピンホールが形成された一対の遮光体と、該一対の遮光体を連結するブリッジ部材と、前記遮光体に取り付けられた折り畳み自在な耳掛けテンプルとからなるピンホールメガネであって、前記ブリッジ部材は、可撓性を有する基材の表面に弾性を有する合成樹脂材を被覆したことによって、ブリッジ部材が自在に変形できるので、左右の遮光体を顔の形状等にフィットするように調整することができる。従って、装着感が極めて良好になる。
同様に、ブリッジ部材が変形自在であることから、右目と左目とで見た像が二重にダブって見えるときに、左右の遮光体を適宜に動かして、右目と左目とで見た像が一致するように調整することが容易であるという種々の優れた効果を奏する。
また、前記ブリッジ部材は、帯状に形成すると共に、中央部に湾曲状部が形成され且つ該湾曲状部の両端部からL字状の連結部が延設した構成であることによって、ブリッジ部材の変形が極めて容易であるという優れた効果を奏する。
そして、前記ブリッジ部材におけるL字状の連結部の端部には、それぞれ係止用の返し片が形成され、前記遮光体には、前記連結部の端部が挿着されて前記係止用の返し片が係止される、係止用凹部を有する挿入孔がそれぞれ形成されていることによって、組立作業が極めて簡単に行えることとなり、組立時の作業性が向上するという優れた効果を奏する。
ピンホールメガネを顔の形状等にフィットするように調整すると共に、右目と左目とで見た像が一致するように容易に調整するという目的を、ブリッジ部材を変形自在に形成することにより実現した。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図3において、符号11はピンホールメガネを示し、このピンホールメガネ11は、一対の遮光体12、12と、この一対の遮光体12、12を連結するブリッジ部材13と、遮光体12、12に取り付けられた折り畳み自在な耳掛けテンプル14、14とから構成されている。
遮光体12は、複数のピンホール15が形成された遮光板12aと、この遮光板12aの縁部に沿って一体に形成されたシェード12bとからなる。
このように遮光板12aの縁部にシェード12bを設けたことにより、目と遮光板12aとの間に適宜の間隔が保たれることとなり、マツ毛が遮光板12aに触れることがなく、不快感が生じない。更に、目と遮光板12aとの間からの光の進入を遮断できるので、ピンホール15を通してのみ視力が集中して、外界をより明瞭に見ることができるのである。
また、シェード12bには、図5に示すように、挿入孔20が形成されており、この挿入孔20の後部には、係止用凹部21が設けられている。更に、シェード12bには、図3に示すように、保持孔22が形成されている。
ピンホール15は、一例を上げると直径が約1〜1.5mm程度が望ましい。また、ピンホール15は、遮光板12aのほぼ中央位置、即ち瞳に対応する位置に1つ形成され、この中央位置のピンホール15を中心にして左右位置又は上下位置に約5〜6mm程度の間隔を開けて設けることが望ましい。このように各ピンホール15を配置することによって、ピンホール15の全体の配置状態が虹彩の大きさ内に収まり、ピンホール15からの光の入射角が一直線状になるので、歪みのない像が網膜に結ばれることとなるのである。
ブリッジ部材13は、図1、図2、及び図4に示すように、帯状に形成されており、中央部に湾曲状部13aが形成されると共に、この湾曲状部13aの両端部13bから略L字形状の連結部13cが一体に延設している。そして、この連結部13cの端部18には、返し片19が設けられている。
更に、ブリッジ部材13は、図4に示すように、可撓性を有する基材16の表面を弾性を有する合成樹脂材17で覆った構成である。なお、基材16は、強度及び可撓性等を考慮すると金属材であることが望ましい。
このようにブリッジ部材13を構成したことにより、ブリッジ部材13を自在に変形できることとなる。従って、左右の遮光体12、12を顔の形状等にフィットするように調整できるので、ピンホールメガネ11の装着感が極めて良好になる。更には、右目と左目とで見た像が二重にダブって見えるときに、左右の遮光体12、12を適宜に動かして、右目と左目とで見た像が一致するように調整することができる。
また、ブリッジ部材13と遮光体12との取付状態は、図5に示すように、ブリッジ部材13の端部18をシェード12bの挿入孔20に圧入して、返し片19と係止用凹部21とを係合させている。従って、組立作業が極めて簡単に行え、組立時の作業性が向上することとなる。
耳掛けテンプル14は、図1及び図3に示すように、所定の長さを有する棒状に形成されていると共に、シェード12bの保持孔22に挿着して保持させる一端部14aと、耳掛けテンプル14を所定位置で折り畳むための蝶番部14bと、耳に係止する他端部14cとを有している。
本発明に係るピンホールメガネ11の斜視図である。 本発明に係るピンホールメガネ11の正面図である。 本発明に係るピンホールメガネ11の平面図である。 ブリッジ部材13を拡大して示した平面図である。 ブリッジ部材13とシェード12bの挿入孔20近傍とを拡大して示した説明図である。
符号の説明
11 ピンホールメガネ
12 遮光体
12a遮光板
12bシェード
13 ブリッジ部材
13a湾曲状部
13b端部
13c連結部
14 耳掛けテンプル
14a一端部
14b蝶番部
14c他端部
15 ピンホール
16 基材
17 合成樹脂材
18 端部
19 返し片
20 挿入孔
21 係止用凹部
22 保持孔

Claims (4)

  1. 複数のピンホールが形成された一対の遮光体と、該一対の遮光体を連結するブリッジ部材と、前記遮光体に取り付けられた折り畳み自在な耳掛けテンプルとからなるピンホールメガネであって、
    前記ブリッジ部材は、可撓性を有する基材の表面に弾性を有する合成樹脂材を被覆したこと
    を特徴とするピンホールメガネ。
  2. 前記ブリッジ部材は、帯状に形成すると共に、中央部に湾曲状部が形成され且つ該湾曲状部の両端部からL字状の連結部が延設した構成であることを特徴とする請求項1に記載のピンホールメガネ。
  3. 前記基材は、金属であることを特徴とする請求項1に記載のピンホールメガネ。
  4. 前記ブリッジ部材におけるL字状の連結部の端部には、それぞれ係止用の返し片が形成され、
    前記遮光体には、前記連結部の端部が挿着されて前記係止用の返し片が係止される、係止用凹部を有する挿入孔がそれぞれ形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のピンホールメガネ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160064860A (ko) * 2014-11-28 2016-06-08 김승한 차광구조를 갖는 안경렌즈

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