JP2006161689A - Cooling water passage structure for engine with supercharger - Google Patents
Cooling water passage structure for engine with supercharger Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006161689A JP2006161689A JP2004354483A JP2004354483A JP2006161689A JP 2006161689 A JP2006161689 A JP 2006161689A JP 2004354483 A JP2004354483 A JP 2004354483A JP 2004354483 A JP2004354483 A JP 2004354483A JP 2006161689 A JP2006161689 A JP 2006161689A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- passage
- cooling water
- return
- supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Abstract
Description
エンジンに取り付けられた過給装置に冷却水を流通させて過給装置の軸受部を冷却するための過給装置付エンジンの冷却水通路構造に関する。 The present invention relates to a cooling water passage structure of an engine with a supercharging device for circulating cooling water through a supercharging device attached to the engine to cool a bearing portion of the supercharging device.
エンジンに取り付けられたターボチャージャに冷却水を流通させて当該ターボチャージャの軸受部を冷却するための過給装置付エンジンの冷却水通路構造として、ウォータインレットとターボチャージャの軸受部冷却用ウォータジャケットとをパイプを介して連通させると共に、当該ウォータジャケットとウォータアウトレットとを他のパイプで連通させたものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。 As a cooling water passage structure of a turbocharged engine for circulating cooling water through a turbocharger attached to the engine and cooling the bearing portion of the turbocharger, a water inlet and a water jacket for cooling the bearing portion of the turbocharger, Has been known in the art in which the water jacket and the water outlet are communicated with each other through a pipe (see, for example, Patent Document 1).
このような冷却通路構造では、ウォータインレットやウォータアウトレットから軸受部冷却用ウォータジャケットまでのパイプ長が必然的に長くなるので、配管に多くのスペースを必要としたり重量が嵩んだりする。
本発明は、小型化及び軽量化を図ることが可能な過給装置付エンジンの冷却水通路構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、エンジンに取り付けられた過給装置に冷却水を流通させて前記過給装置の軸受部を冷却するための過給装置付エンジンの冷却水通路構造であって、前記エンジンのシリンダヘッドに、当該シリンダヘッドに設けられたシリンダヘッド冷却用ウォータジャケットを外部に連通させる供給側出口通路及び返還側入口通路が形成されており、前記供給側出口通路から、供給側パイプを介して、前記過給装置に設けられた軸受部冷却用ウォータジャケットに至る供給通路と、前記軸受部冷却用ウォータジャケットから、返還側パイプを介して、前記シリンダヘッドに形成された前記返還側入口通路に至る返還通路と、を備えた過給装置付エンジンの冷却水通路構造が提供される。
An object of the present invention is to provide a cooling water passage structure for a supercharger-equipped engine that can be reduced in size and weight.
In order to achieve the above object, according to the present invention, a cooling water passage of an engine with a supercharging device for circulating cooling water through a supercharging device attached to the engine and cooling a bearing portion of the supercharging device. A supply-side outlet passage and a return-side inlet passage are formed in the cylinder head of the engine and communicated with a water jacket for cooling the cylinder head provided in the cylinder head to the outside. To the bearing head cooling water jacket provided in the supercharging device through the supply side pipe, and from the bearing portion cooling water jacket to the cylinder head via the return side pipe. There is provided a cooling water passage structure for a supercharger-equipped engine comprising a return passage leading to the return-side inlet passage.
本発明では、過給装置が取り付けられたエンジンのシリンダヘッドに、シリンダヘッド冷却用ウォータジャケットを外部に連通させる供給側出口通路及び返還側入口通路を形成し、供給側パイプを介して供給側出口通路と軸受部冷却用ウォータジャケットとを連通させると共に、返還側パイプを介して軸受部冷却用ウォータジャケットと返還側入口通路とを連通させる。 In the present invention, a supply-side outlet passage and a return-side inlet passage for communicating a water jacket for cooling the cylinder head to the outside are formed in the cylinder head of the engine to which the supercharging device is attached, and the supply-side outlet is provided via the supply-side pipe The passage and the bearing portion cooling water jacket communicate with each other, and the bearing portion cooling water jacket and the return side inlet passage communicate with each other through the return side pipe.
そして、本発明では、過給装置の軸受部を冷却するための冷却水を、シリンダヘッド冷却用ウォータジャケットから軸受部冷却用ウォータジャケットへ導き、さらにそれをシリンダヘッド冷却用ウォータジャケットに返還する。 In the present invention, the cooling water for cooling the bearing portion of the supercharging device is guided from the water jacket for cooling the cylinder head to the water jacket for cooling the bearing portion, and then returned to the water jacket for cooling the cylinder head.
このようにシリンダヘッド内を流通する冷却水を用いて過給装置の軸受部を冷却することにより、シリンダヘッド冷却用ジャケットと軸受部冷却用ウォータジャケットとの間に設けられた供給側パイプ及び返還側パイプのパイプ長を短くすることが出来、過給装置付エンジンの小型化及び軽量化を図ることが可能となる。 In this way, by cooling the bearing portion of the turbocharger using the cooling water flowing in the cylinder head, the supply side pipe and the return pipe provided between the cylinder head cooling jacket and the bearing portion cooling water jacket are returned. The pipe length of the side pipe can be shortened, and the engine with the supercharger can be reduced in size and weight.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は本発明の実施形態におけるターボチャージャ付きエンジンの要部断面図であり、特にシリンダヘッド及びターボチャージャを示す断面図、図2は本発明の実施形態におけるシリンダヘッドのウォータジャケット内の冷却水の流れを示すと共にターボチャージャの平面図を示す図、図3(A)は本発明の実施形態におけるシリンダヘッドのフランジ締結面を示す正面図、図3(B)は本発明の実施形態におけるフランジのシリンダヘッド締結面を示す正面図である。 FIG. 1 is a cross-sectional view of an essential part of an engine with a turbocharger according to an embodiment of the present invention, and in particular, a cross-sectional view showing a cylinder head and a turbocharger. FIG. 3A is a plan view of the turbocharger, FIG. 3A is a front view showing a flange fastening surface of the cylinder head in the embodiment of the present invention, and FIG. 3B is a flange in the embodiment of the present invention. It is a front view which shows the cylinder head fastening surface.
本発明の実施形態に係るエンジン1は、自動車等に用いられるターボチャージャ(排気タービン駆動過給装置)付きの内燃機関であり、シリンダヘッド10の上部にシリンダカバー(不図示)が取り付けられていると共に、当該シリンダヘッド10の下部にシリンダブロック30が取り付けられており、さらに、シリンダヘッド10の排気ポート12が導管21aを介して排気タービン21に連通するように、シリンダブロック10にターボチャージャ20が取り付けられている。
An
先ず、本実施形態に係るターボチャージャ付きエンジン1のシリンダヘッド10について説明する。
First, the
このシリンダヘッド10は、図1及び図2に示すように、吸気ポート11が燃焼室32に連通するように形成されていると共に、複数の排気ポート12(図2の点線参照)が当該シリンダヘッド10内で集合するように形成されており、ターボチャージャ20をシリンダヘッド10に直接取り付けることが可能となっている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
このシリンダヘッド10には、図1及び図2に示すように、吸気ポート11側を冷却するための吸気側ウォータジャケット13と、排気ポート12の上方を冷却するための排気側上方ウォータジャケット14と、排気ポート12の下方を冷却するための排気側下方ウォータジャケット15と、が設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
また、このシリンダヘッド10には、図2に示すように、ウォータポンプ(不図示)の作用により例えばシリンダブロック30等から冷却水が当該シリンダヘッド10内に流入する冷却水入口16と、シリンダヘッド10内から例えばウォータアウトレットを介してラジエータ等に冷却水が排出される冷却水出口17と、が形成されている。
Further, as shown in FIG. 2, the
そして、このシリンダヘッド10内において、同図に示すように、冷却水入口16からシリンダヘッド10内に進入した水流I1の冷却水は、それぞれのウォータジャケット13〜15に分流し、所定部位を冷却した後に水流I7として合流して冷却水出口17を介して外部に排出される。
Then, in the
具体的には、冷却水入口16から吸気側ウォータジャケット13に導かれた冷却水は、水流I2として吸気ポート11側を冷却した後、冷却水出口17から排出される。また、冷却水入口16から排気側上方ウォータジャケット14に導かれた冷却水は、水流I3〜I5として、点火プラグ51やエキゾーストバルブガイド52、ヘッドボルト53等の周囲を含めた排気ポート12側の上方を冷却した後、冷却水出口17から排出される。さらに、冷却水入口16から排気側下方ウォータジャケット15に導かれた冷却水は、水流I6として、排気ポート12の下方を冷却した後、冷却水出口17から排出される。
Specifically, the cooling water guided from the
さらに、本実施形態におけるシリンダヘッド10には、図1〜図3(A)に示すように、排気側下方ウォータジャケット15を外部に連通させる供給側出口通路15aが形成されている。この供給側出口通路15aは、後述するフランジ26がシリンダヘッド10に取り付けられた際に、当該フランジ26に形成された供給側貫通孔26aと連通することが可能となっている。
Furthermore, as shown in FIGS. 1 to 3A, the
この供給側出口通路15aの開口周囲には環状溝15cが形成されており、この環状溝15cにはOリング15dが挿入されている。そして、このOリング15dにより、ターボチャージャ30がシリンダヘッド10に取り付けられた際に、供給側出口通路15aと供給側貫通孔26aとの高い密封性を維持することが出来、冷却水の漏洩を防止することが可能となっている。
An
同様に、本実施形態におけるシリンダヘッド10には、排気側上方ウォータジャケット14を外部に連通させる返還側入口通路14aが形成されている。この返還側入口通路14aは、フランジ26がシリンダヘッド10に取り付けられた際に、当該フランジ26に形成された返還側貫通孔26bと連通することが可能となっている。
Similarly, in the
この返還側入口通路14aの開口周囲には環状溝14cが形成されており、この環状溝14cにはOリング14dが挿入されている。そして、このOリング14dにより、ターボチャージャ20がシリンダヘッド10に取り付けられた際に、返還側入口通路14aと返還側貫通孔26bとの高い密封性を維持することが出来、冷却水の漏洩を防止することが可能となっている。
An
さらに、図2に示すように、排気側下方ウォータジャケット15内における供給側出口通路15aの開口周縁には、当該開口周囲における冷却水の水流I6に対向するように湾曲した形状を持つ動圧板15bが設けられている。このような動圧板15bを設けることにより、排気側下方ウォータジャケット15の水流I6を利用して、冷却水を当該ウォータジャケット15から供給側出口通路15a内に動圧により積極的に流出させることが可能となっている。
Further, as shown in FIG. 2, a dynamic pressure plate having a curved shape at the opening peripheral edge of the supply-
これに対し、排気側上方ウォータジャケット14内における返還側入口通路14aの開口周縁には、当該開口周囲における冷却水の水流I5に沿うように湾曲した形状を持つ負圧板14bが設けられている。このような負圧板14bを設けることにより、排気側上方ウォータジャケット14における水流I5を利用して、冷却水を返還側入口通路14aから当該ウォータジャケット14内に負圧により積極的に流入させることが可能となっている。
In contrast, in the periphery of the opening of the return-side inlet passage 14a of the exhaust-side
次に、本実施形態に係るターボチャージャ付きエンジン1のターボチャージャ20について説明する。
Next, the
このターボチャージャ20は、図1及び図2に示すように、排気タービン21、コンプレッサ22、シャフト23、軸受部24、フランジ26、供給側パイプ27、及び、返還側パイプ28を備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
排気タービン21は、エンジン1からの排気ガスにより回転するタービンホイール(不図示)を有しており、導管21aを介してシリンダヘッド10の排気ポート12に連通している。コンプレッサ22は、エンジン1に空気を過給するためのコンプレッサホイール(不図示)を有している。ベアリング(不図示)等を有する軸受部24は、回転軸心を中心としてシャフト23を回転自在に保持している。このシャフト23の一方の端部にはタービンホイールが固定されているのに対し、他方の端部にはコンプレッサホイールが固定されている。
The
そして、エンジン1の排気ガスが排気ポート12及び導管21aを介して排気タービン21に進入すると、タービンホイールが回転し、この回転力がシャフト24を介してコンプレッサホイールに伝達し、コンプレッサ22においてコンプレッサホイールが回転して空気を過給することが可能となっている。
When the exhaust gas of the
さらに、軸受部24の内部には、軸受部冷却用ウォータジャケット25が設けられており、このウォータジャケット25内に冷却水を流通させることにより、回転するシャフト24を回転自在に保持しているベアリング等を冷却させることが可能となっている。
Further, a bearing portion
この軸受部24には、管状部材である供給側パイプ27が軸受部冷却用ウォータジャケット25の下部に連通するように、供給側パイプ27の一方の端部が取り付けられている。
One end portion of the
この供給側パイプ27の他方の端部は、フランジ26に形成された供給側貫通孔26aに供給側パイプ27が連通するように、フランジ26に取り付けられている。
The other end of the
このフランジ26の供給側貫通孔26aは、シリンダヘッド10の供給側出口通路15aに対向するような位置に形成されており、フランジ26をシリンダヘッド10に取り付けた際に、供給側貫通孔26aと供給側出口通路15aとが連通するようになっている。
The supply side through hole 26 a of the
従って、本実施形態では、シリンダヘッド10の排気側下方ウォータジャケット15と、ターボチャージャ20の軸受部冷却用ウォータジャケット25とは、シリンダヘッド10の供給側出口通路15a、フランジ26の供給側貫通孔26a、及び、供給側パイプ27から成る供給通路により連通している。
Therefore, in the present embodiment, the exhaust side
同様に、軸受部24には、管状部材である返還側パイプ28が軸受部冷却用ウォータジャケット25の上部に連通するように、返還側パイプ28の一方の端部が取り付けられている。
Similarly, one end of the
この返還側パイプ28の他方の端部は、フランジ26に形成された返還側貫通孔26bに返還側パイプ28が連通するように、フランジ26に取り付けられている。
The other end of the
このフランジ26の返還側貫通孔26bは、シリンダヘッド10の返還側入口通路14aに対向するような位置に形成されており、フランジ26をシリンダヘッド10に取り付けた際に、返還側貫通孔26bと返還側入口通路14aとが連通するようになっている。
The return side through
従って、本実施形態では、ターボチャージャ20の軸受部冷却用ウォータジャケット25と、シリンダヘッド10の排気側上方ウォータジャケット14とは、返還側パイプ28、フランジ26の返還側貫通孔26b、及び、シリンダヘッド10の返還側入口通路14aからなる返還通路により連通している。
Therefore, in this embodiment, the bearing jacket cooling
本実施形態では、以上のような構成により、各パイプ27、28を、軸受部24及びフランジ26に予め固定することが可能な構造となっている。そのため、ターボチャージャ20、各パイプ27、28及びフランジ26を一旦組み立てた後(サブアッセンブリした後)に、当該ターボチャージャ20とシリンダヘッド10との組立を行うことが出来るので、ターボチャージャ付きエンジン1の組立工数を低減することが可能となる。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、フランジ26に供給側貫通孔26a及び返還側貫通孔26bを形成したことにより、フランジ26自体の内部に冷却水が流通することとなったので、エンジン作動時にフランジ26及びシリンダヘッド10に発生する熱応力を低減することが可能となる。
Further, in this embodiment, the supply side through hole 26a and the return side through
ターボチャージャ20のフランジ26の略中央には、シリンダヘッド10の排気ポート12に対向するような位置に排気通路26cが形成されており、フランジ26をシリンダヘッド10に取り付けた際に、排気通路26cと排気ポート12とが連通するようになっている。なお、この排気通路26cの反対面には、排気タービン21に連通した導管21aが取り付けられている。
An
さらに、このフランジ26には、図3(B)に示すような4カ所にボルト貫通孔26dが形成されており、図3(A)に示すシリンダヘッド10に形成されたボルト締結穴18に対して位置決めして、各ボルト貫通孔26dにボルト29をそれぞれ挿入して締結することにより、ターボチャージャ20をシリンダヘッド10に固定することが可能となっている。
Further, the
次に作用について説明する。 Next, the operation will be described.
シリンダヘッド10の吸気ポート11を介して供給された混合気を、シリンダ31とピストン40で囲まれた燃焼室32で燃焼させると、この燃焼により生じた排気ガスが排気ポート12から排気され、排気通路26c及び導管21aを介してターボチャージャ20の排気タービン21に導入される。そして、タービンホイールが回転し、シャフト23を介して、コンプレッサ22のコンプレッサホイールが回転を開始し、吸気ポート11に供給される空気が過給される。
When the air-fuel mixture supplied via the intake port 11 of the
このようなエンジン作動の間、シリンダヘッド10内には冷却水入口16から冷却水が取り込まれ、各ウォータジャケット13〜15に冷却水の水流I2〜I6が発生し、シリンダヘッド10の所定部位を冷却した後に冷却水出口17から冷却水が水流I7として外部に排出されている。
During such operation of the engine, cooling water is taken into the
この際、排気側下方ウォータジャケット15を流れる水流I6のうちの一部の冷却水が、排気側下方ウォータジャケット15から供給側出口通路15a内に流出し、さらにフランジ26の供給側貫通孔26aを介して供給側パイプ27に流れ込む(図1及び図2の水流S1)。そして、供給側パイプ27に流れ込んだ冷却水は、当該パイプ27内を進んで、軸受部冷却用ウォータジャケット25内に至り(図1の水流S2)、当該ウォータジャケット25内を流通して軸受部24を冷却する。
At this time, a part of the cooling water 16 flowing through the exhaust-side
冷却後の冷却水は、軸受部冷却用ウォータジャケット25から返還側パイプ28に入り込む(図1の水流R1)。この返還側パイプ28に入り込んだ冷却水は、当該パイプ28内を進んで、フランジ26の返還側貫通孔26bに至り、さらにシリンダヘッド10の返還側通路14aを介して排気側上方ウォータジャケット14内に流入する(図1及び図2の水流R2)。排気側上方ウォータジャケット14に流入した冷却水は、当該ウォータジャケット14の水流I5と合流し、さらに、シリンダヘッド10内を流通してきた他の冷却水と共に冷却水出口17から排出される。
The cooled cooling water enters the
従って、本実施形態では、冷却水入口16からシリンダヘッド10内に流入した冷却水は、水流I2〜I6としてシリンダヘッド10内を流れる他に、水流S1及びS2により、ターボチャージャ20の軸受部冷却用ウォータジャケット25に供給され、さらに当該冷却水が、水流R1及びR2として、当該ウォータジャケット25からシリンダヘッド10内に返還されるようになっており、シリンダヘッド10を流れる冷却水を利用してターボチャージャ20の軸受部24を冷却することが可能となっている。
Therefore, in the present embodiment, the cooling water that has flowed into the
これにより、シリンダヘッド冷却用ジャケット15、14と軸受部冷却用ウォータジャケット25との間に設けられた供給側パイプ27及び返還側パイプ28のパイプ長を短くすることが出来るので、ターボチャージャ付きエンジン1の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
As a result, the pipe lengths of the
また、本実施形態では、供給側出口通路15aの開口周縁に動圧板15bを設けると共に、返還側入口通路14aの開口周縁に負圧板14bを設けることにより、ターボチャージャ20の軸受部冷却用ウォータジャケット25への供給側の圧力と、当該ウォータジャケット25からの返還側の圧力との差圧を大きくすることが出来る。これにより、ターボチャージャ20に安定して冷却水を循環させることが出来、ターボチャージャ20の信頼性を向上させることが可能となる。
In the present embodiment, the
さらに、本実施形態では、図1に示すように、シリンダヘッド10において、返還側入口通路14aが供給側出口通路15aに対して相対的に高く形成されている。このため、デッドソーク(高負荷運転直後の停止)時でも、シリンダヘッド10のウォータジャケット14、15とターボチャージャ20のウォータジャケット25との間に冷却水の自然循環を発生させることが出来るので、ターボチャージャ20の信頼性を高めることが可能となる。
Furthermore, in this embodiment, as shown in FIG. 1, in the
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。 The embodiment described above is described for facilitating the understanding of the present invention, and is not described for limiting the present invention. Therefore, each element disclosed in the above embodiment is intended to include all design changes and equivalents belonging to the technical scope of the present invention.
例えば、本実施形態では、ターボチャージャ付きエンジンとして、ターボチャージャをシリンダヘッドに直接取り付けるタイプのものを説明したが、本発明においては特にこれに限定されず、エンジンからエキゾーストマニホールドを分離したタイプであっても良い。 For example, in this embodiment, a turbocharged engine has been described in which the turbocharger is directly attached to the cylinder head. However, the present invention is not particularly limited to this type, and the exhaust manifold is separated from the engine. May be.
また、本実施形態では、シリンダヘッド10の供給側出口通路15a及び返還側入口通路14aの開口周囲に、Oリング15d、14dを挿入するための環状溝15c、14cを形成するように説明したが、本発明では特にこれに限定されず、フランジ26の供給側貫通孔26a及び返還側貫通孔26bの開口周囲に環状溝を形成しても良い。
In the present embodiment, the
1…ターボチャージャ付きエンジン
10…シリンダヘッド
11…吸気ポート
12…排気ポート
13…吸気側ウォータジャケット
14…排気側上方ウォータジャケット
14a…返還側入口通路
14b…負圧板
14c…環状溝
14d…Oリング
15…排気側下方ウォータジャケット
15a…供給側出口通路
15b…動圧板
15c…環状溝
15d…Oリング
16…冷却水入口
17…冷却水出口
20…ターボチャージャ
21…排気タービン
22…コンプレッサ
23…シャフト
24…軸受部
25…軸受部冷却用ウォータジャケット
26…フランジ
26a…供給側貫通孔
26b…返還側貫通孔
27…供給側パイプ
28…返還側パイプ
I1〜I6…シリンダヘッド内のウォータジャケットにおける冷却水の水流
S1、S2…供給通路を通過する冷却水の水流
R1、R2…返還通路を通過する冷却水の水流
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記エンジンのシリンダヘッドに、当該シリンダヘッドに設けられたシリンダヘッド冷却用ウォータジャケットを外部に連通させる供給側出口通路及び返還側入口通路が形成されており、
前記供給側出口通路から、供給側パイプを介して、前記過給装置に設けられた軸受部冷却用ウォータジャケットに至る供給通路と、
前記軸受部冷却用ウォータジャケットから、返還側パイプを介して、前記シリンダヘッドに形成された前記返還側入口通路に至る返還通路と、を備えた過給装置付エンジンの冷却水通路構造。 A cooling water passage structure for an engine with a supercharging device for circulating cooling water through a supercharging device attached to the engine to cool a bearing portion of the supercharging device,
A supply-side outlet passage and a return-side inlet passage are formed in the cylinder head of the engine so that a water jacket for cooling the cylinder head provided in the cylinder head communicates with the outside.
A supply passage from the supply-side outlet passage to a water jacket for cooling a bearing portion provided in the supercharging device via a supply-side pipe;
A cooling water passage structure for an engine with a supercharging device, comprising: a return passage extending from the bearing portion cooling water jacket to the return side inlet passage formed in the cylinder head through a return side pipe.
前記シリンダヘッド冷却用ウォータジャケット内における前記返還側入口通路の開口周縁に、当該開口周囲における冷却水の水流に沿うような形状を持つ負圧板が設けられている請求項1記載の過給装置付エンジンの冷却水通路構造。 A dynamic pressure plate having a shape facing the cooling water flow around the opening is provided on the periphery of the opening of the supply side outlet passage in the water jacket for cooling the cylinder head,
The supercharging device with a supercharging device according to claim 1, wherein a negative pressure plate having a shape along the flow of the cooling water around the opening is provided at an opening peripheral edge of the return side inlet passage in the water jacket for cooling the cylinder head. Engine coolant passage structure.
前記フランジには、
前記供給側出口通路と前記供給側パイプとを連通する供給側貫通孔と、
前記返還側パイプと前記返還側入口通路とを連通する返還側貫通孔と、が形成された請求項1又は2記載の過給装置付エンジンの冷却水通路構造。 One end of each of the supply side pipe and the return side pipe is fixed to a flange interposed between the cylinder head and the supercharger, and the other end thereof is the supercharger. It is fixed to the bearing part of
The flange includes
A supply-side through-hole communicating the supply-side outlet passage and the supply-side pipe;
The cooling water passage structure for a supercharger-equipped engine according to claim 1 or 2, wherein a return-side through hole that communicates the return-side pipe and the return-side inlet passage is formed.
前記返還側入口通路は、前記シリンダヘッドの排気ポートの上方に位置する排気側上方ウォータジャケットに連通している請求項4記載の過給装置付エンジンの冷却水通路構造。 The supply-side outlet passage communicates with an exhaust-side lower water jacket located below an exhaust port of the cylinder head;
The cooling water passage structure for an engine with a supercharging device according to claim 4, wherein the return side inlet passage communicates with an exhaust upper water jacket located above the exhaust port of the cylinder head.
前記環状溝にOリングが挿入されている請求項3〜5の何れかに記載の過給装置付エンジンの冷却水通路構造。
Around the opening of the supply-side outlet passage and the return-side inlet passage on the surface facing the flange of the cylinder head, or the supply-side through-hole and the return-side through-hole on the surface of the flange facing the cylinder head An annular groove is formed around the opening of
The cooling water passage structure for an engine with a supercharging device according to any one of claims 3 to 5, wherein an O-ring is inserted into the annular groove.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004354483A JP2006161689A (en) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | Cooling water passage structure for engine with supercharger |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004354483A JP2006161689A (en) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | Cooling water passage structure for engine with supercharger |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006161689A true JP2006161689A (en) | 2006-06-22 |
Family
ID=36663980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004354483A Pending JP2006161689A (en) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | Cooling water passage structure for engine with supercharger |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006161689A (en) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110132296A1 (en) * | 2008-08-08 | 2011-06-09 | Ford Global Technologies, Llc | Engine Arrangement with Integrated Exhaust Manifold |
JP2011196350A (en) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Toyota Motor Corp | Pipe body for cooling exhaust, and exhaust system of internal combustion engine |
EP2392794A1 (en) * | 2010-06-07 | 2011-12-07 | Ford Global Technologies, LLC | Separately cooled turbo charger for maintaining a no-flow strategy of a cylinder block coolant lining |
JP2013002361A (en) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Toyota Motor Corp | Cooling structure of internal combustion engine with supercharger |
KR101309189B1 (en) * | 2007-01-18 | 2013-09-17 | 한라비스테온공조 주식회사 | Air supply device for vehicles |
JP2016176352A (en) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 株式会社豊田自動織機 | Turbocharger |
US20180334990A1 (en) * | 2017-05-22 | 2018-11-22 | Ford Global Technologies, Llc | Motor vehicle cylinder head |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6078943U (en) * | 1983-11-07 | 1985-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | Turbo gear bearing cooling system |
JPH0296423U (en) * | 1989-01-18 | 1990-08-01 | ||
JPH1047056A (en) * | 1996-08-05 | 1998-02-17 | Isuzu Motors Ltd | Fluid passage |
-
2004
- 2004-12-07 JP JP2004354483A patent/JP2006161689A/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6078943U (en) * | 1983-11-07 | 1985-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | Turbo gear bearing cooling system |
JPH0296423U (en) * | 1989-01-18 | 1990-08-01 | ||
JPH1047056A (en) * | 1996-08-05 | 1998-02-17 | Isuzu Motors Ltd | Fluid passage |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101309189B1 (en) * | 2007-01-18 | 2013-09-17 | 한라비스테온공조 주식회사 | Air supply device for vehicles |
US20110132296A1 (en) * | 2008-08-08 | 2011-06-09 | Ford Global Technologies, Llc | Engine Arrangement with Integrated Exhaust Manifold |
JP2011196350A (en) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Toyota Motor Corp | Pipe body for cooling exhaust, and exhaust system of internal combustion engine |
EP2392794A1 (en) * | 2010-06-07 | 2011-12-07 | Ford Global Technologies, LLC | Separately cooled turbo charger for maintaining a no-flow strategy of a cylinder block coolant lining |
JP2013002361A (en) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Toyota Motor Corp | Cooling structure of internal combustion engine with supercharger |
JP2016176352A (en) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 株式会社豊田自動織機 | Turbocharger |
US10087820B2 (en) | 2015-03-18 | 2018-10-02 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Turbocharger |
US20180334990A1 (en) * | 2017-05-22 | 2018-11-22 | Ford Global Technologies, Llc | Motor vehicle cylinder head |
GB2562727A (en) * | 2017-05-22 | 2018-11-28 | Ford Global Tech Llc | A Motor Vehicle Cylinder Head |
CN108930600A (en) * | 2017-05-22 | 2018-12-04 | 福特全球技术公司 | Motor vehicles cylinder cover |
GB2562727B (en) * | 2017-05-22 | 2020-02-12 | Ford Global Tech Llc | A Motor Vehicle Cylinder Head |
US10865733B2 (en) | 2017-05-22 | 2020-12-15 | Ford Global Technologies, Llc | Motor vehicle cylinder head |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107269384B (en) | Internal combustion engine | |
JP2018145971A (en) | Internal combustion engine, in particular large diesel engine | |
RU109500U1 (en) | HEAD OF THE INTERNAL COMBUSTION ENGINE CYLINDER BLOCK WITH INTEGRATED EXHAUST CHANNEL SYSTEM AND INTEGRATED TURBOCHARGER HOUSING | |
JP2009250232A (en) | Integrated type engine of exhaust manifold and cylinder head | |
US20170254298A1 (en) | Cylinder head of an internal combustion engine | |
JP2002303145A (en) | Internal combustion engine with turbo-charger | |
JP4563301B2 (en) | 4-cycle engine with internal EGR system | |
JP2016000963A (en) | Oil cooling system of engine with turbocharger | |
US20180171866A1 (en) | Device for controlling a quantity of air fed into the intake of a supercharged internal combustion engine and cooling the exhaust - method using such a device | |
US20120055424A1 (en) | Cylinder head with turbine | |
KR101038369B1 (en) | A hydrocooling turbine for turbo charger | |
JP2016003573A (en) | Supercharger | |
US7389759B2 (en) | Internal-combustion engine | |
JP2006161689A (en) | Cooling water passage structure for engine with supercharger | |
JPH0988582A (en) | Cooling device for internal combustion engine | |
US20080104956A1 (en) | Turbocharger having inclined volutes | |
WO2005005804A1 (en) | Engine | |
JPS5815607Y2 (en) | Internal combustion engine exhaust valve seat cooling system | |
KR20100008979A (en) | Intercooler of vehicles | |
JP5800606B2 (en) | EGR valve cooling structure | |
JP2017214872A (en) | Engine with turbosupercharger | |
US20210180527A1 (en) | Combined Engine Braking Method and Turbocharging Control Device | |
FI124258B (en) | Cylinder head for self igniting internal combustion engine | |
JP6583115B2 (en) | cylinder head | |
US11692505B2 (en) | Cylinder head with integrated turbocharger |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20091224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100219 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |