JP2006159143A - サイクロン濾過装置 - Google Patents
サイクロン濾過装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006159143A JP2006159143A JP2004357555A JP2004357555A JP2006159143A JP 2006159143 A JP2006159143 A JP 2006159143A JP 2004357555 A JP2004357555 A JP 2004357555A JP 2004357555 A JP2004357555 A JP 2004357555A JP 2006159143 A JP2006159143 A JP 2006159143A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- cyclone
- outer cylinder
- inner cylinder
- sewage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】
混入異物の比重や形状に応じてポンプの交換をすることなく遠心力と滞留時間を任意に設定できるサイクロン濾過装置を提供する。
【解決手段】
円筒形の外筒2と内筒3との間に隙間4を有し、この外筒2と内筒3との下部に異物の取り出し口7を有する円錐筒5を形成したサイクロン筒1と、このサイクロン筒1の上部に濾過液流出口6と、ポンプ9によって汚液を前記外筒2と内筒3との間の隙間4に注入する汚液注入口8と、この汚液注入口8の部位に設けられ前記隙間4を旋回する汚液の流速を制御するための絞り弁10とを備えた。
【選択図】 図1
混入異物の比重や形状に応じてポンプの交換をすることなく遠心力と滞留時間を任意に設定できるサイクロン濾過装置を提供する。
【解決手段】
円筒形の外筒2と内筒3との間に隙間4を有し、この外筒2と内筒3との下部に異物の取り出し口7を有する円錐筒5を形成したサイクロン筒1と、このサイクロン筒1の上部に濾過液流出口6と、ポンプ9によって汚液を前記外筒2と内筒3との間の隙間4に注入する汚液注入口8と、この汚液注入口8の部位に設けられ前記隙間4を旋回する汚液の流速を制御するための絞り弁10とを備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、汚液中に混入する異物を遠心分離するサイクロン濾過装置に関するものである。
液体中の異物を遠心分離して捕集するサイクロン型濾過装置は各種の構造のものが提供されている。この従来のサイクロン型濾過装置は混入異物の重力加速度を変える方法としてポンプの吐出流量を変えることにより液体の旋回速度を変えていた。
このようなポンプの吐出流量を変えることにより液体の旋回速度を変える場合は、混入異物の比重や形状に応じてポンプの交換が必要である問題を有している。
特開2001−205137公報
特開2003−093925公報
本発明の目的は、混入異物の比重や形状に応じてポンプの交換をすることなく遠心力と滞留時間を任意に設定できるサイクロン濾過装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、円筒形の外筒と内筒との間に隙間を有し、この外筒と内筒との下部に異物の取り出し口を有する円錐筒を形成したサイクロン筒と、このサイクロン筒の上部に濾過液流出口と、ポンプによって汚液を前記外筒と内筒との間の隙間に注入する汚液注入口と、この汚液注入口部に設けられ前記隙間を旋回する汚液の流速を制御するための絞り弁とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によると、混入異物の比重や形状に応じて汚液注入口部に設けた絞り弁を制御することにより外筒と内筒との間の隙間を旋回する汚液の流速を変化させ、混入異物に対応した重力加速度を任意に得ることができ、異物除去効率を画期的に改善するという効果を有している。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1において、1はサイクロン筒である。このサイクロン筒1の胴部は、円筒形の外筒2と内筒3との二重構造であり、外筒2と内筒3との間には隙間4を有している。さらに、外筒と内筒との下部に円錐筒5が形成されており、この円錐筒5の下端には異物の取り出し口7を有している。
上記サイクロン筒1の上部には、濾過液流出口6と、ポンプ9によって汚液を前記外筒2と内筒3との間の隙間4に注入する汚液注入口8と、この汚液注入口8の部位には前記隙間を旋回する汚液の流速を制御するための絞り弁10が設けられている。
本発明は上記の通りの構造であるから、混入異物を含んだ汚液はポンプ9で吸い上げられ、絞り弁10により制御された汚液は、汚液注入口8より1つ又は複数の流束となって外筒2と内筒3との隙間4に噴射される。前記汚液注入口8より噴射される汚液の流束は、略円形断面あるいは水平、垂直、斜めを含む略楕円形断面である。そして、前記隙間4に噴射された汚液は図2の矢視のように螺旋を描くように旋回しながら外筒2と内筒3の上方から下方へ移動する。
この移動の過程で混入異物11は遠心力で外筒2側に移動する。この混入異物11の外筒2側への移動は図3で示すようにサイクロン筒1のa部〜c部のような状況となる。
このようにして混入異物11を遠心分離濾過した液体は内筒3の下端まで移動して内筒3の内部に流れ込んで上昇していき濾過液流出口6より排出される。
一方、外筒2側に移動した混入異物11は円錐筒5の斜面を重力で落下して異物の取り出し口7へ堆積する。
そこで、本発明は、混入異物11の比重や形状に応じて遠心力と滞留時間を任意に設定する。それには、絞り弁10を調節することにより隙間4を旋回する液体の流速を変えることにより行われる。
重力加速度は遠心力に比例することから、以下の力を加えて、液体の旋回速度を変える理論を下記の通り説明する。
図2で遠心力はF=α×R×N2の計算式で表せる。ここで、F:遠心力、R:旋回半径、N:旋回速度である。
絞り弁10を調節することにより、任意の旋回速度が設定できるため、自由に遠心力を得ることができる。これは、Q=V×Aの流体の連続の方式による。ここで、Q:時間あたりの流量、V:流速、A:流体の断面積である。
自由落下する物体の運動方程式はY=g×t2で表せる。ここで、Y:物体の移動距離、g:重力加速度(ここでは遠心力)、t:時間である。
このような理論から本発明は絞り弁10の調節によって混入異物11の比重や形状に応じて重力加速度を変えることにより遠心力と滞留時間を任意に設定することができ、ポンプを交換することなく混入異物の分離精度を高め除去効率を向上する利点を有しているものである。
1 サイクロン筒
2 外筒
3 内筒
4 隙間
5 円錐筒
6 濾過液流出口
7 異物の取り出し口
8 汚液注入口
9 ポンプ
10 絞り弁
11 混入異物
2 外筒
3 内筒
4 隙間
5 円錐筒
6 濾過液流出口
7 異物の取り出し口
8 汚液注入口
9 ポンプ
10 絞り弁
11 混入異物
Claims (1)
- 円筒形の外筒と内筒との間に隙間を有し、この外筒と内筒との下部に異物の取り出し口を有する円錐筒を形成したサイクロン筒と、このサイクロン筒の上部に濾過液流出口と、ポンプによって汚液を前記外筒と内筒との間の隙間に注入する汚液注入口と、この汚液注入口部に設けられ前記隙間を旋回する汚液の流速を制御するための絞り弁とを備えたことを特徴とするサイクロン濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004357555A JP2006159143A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | サイクロン濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004357555A JP2006159143A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | サイクロン濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006159143A true JP2006159143A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36661724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004357555A Pending JP2006159143A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | サイクロン濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006159143A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013043127A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Kawata Mfg Co Ltd | 螺旋流発生装置 |
CN111204891A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-05-29 | 上海交通大学 | 一种带有自适应清洗功能的离心涡旋式压载水过滤装置 |
-
2004
- 2004-12-10 JP JP2004357555A patent/JP2006159143A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013043127A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Kawata Mfg Co Ltd | 螺旋流発生装置 |
CN111204891A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-05-29 | 上海交通大学 | 一种带有自适应清洗功能的离心涡旋式压载水过滤装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20170136390A1 (en) | Washbox | |
CN104870072B (zh) | 水力旋流器 | |
CA2381045A1 (en) | An agricultural or industrial spin filter and a method of operation for same | |
CN109277206B (zh) | 一种便携式三相沉降碟式离心机内部流道结构 | |
WO2007066990A1 (en) | Water remover for compressed air | |
US9248456B2 (en) | Centrifugal separator with extended post | |
CN109987668A (zh) | 双重旋转气液分离装置及废水处理设备 | |
KR200300516Y1 (ko) | 우수용 와류형 분리기 | |
JP2006159143A (ja) | サイクロン濾過装置 | |
JP2016511140A5 (ja) | ||
RU162749U1 (ru) | Гидроциклон | |
JP2001121038A (ja) | 固体分離装置 | |
CN208482197U (zh) | 除尘设备 | |
CA2374903C (en) | Improved injection of a solids-laden water stream into a centrifugal separator | |
KR102104128B1 (ko) | 압축공기용 응축수 제거장치 | |
CN108479274A (zh) | 除尘设备 | |
KR102226737B1 (ko) | 공기 청정 장치 | |
JP2014073459A (ja) | 固液分離装置 | |
JPH08332336A (ja) | 空気清浄機 | |
RU2545559C1 (ru) | Центрифуга для очистки газа | |
CN102872668B (zh) | 一种凝聚式旋风分离器 | |
CA2541998A1 (en) | Grit trap | |
JP2001121037A (ja) | 固体分離装置 | |
RU2534634C2 (ru) | Сепаратор-пробкоуловитель и способ его применения | |
JP2009090268A (ja) | サイクロン式濾過装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090804 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091201 |