JP2006155882A - 情報記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クロストークを低減することができる情報記憶装置を提供する。
【解決手段】 マイクロコンピュータ67が分周器66aにパラメータM,Nの値をランドへの記録時とグルーブへの記録時とのそれぞれにおいて、仮に両記録時でパラメータの値が同一である場合のクロストークよりもクロストークが低減されるような適切な各値に指定することにより、ランドおよびグルーブそれぞれに記録される記録マークの基準長が設定される。また、マイクロコンピュータ67は、読み取り対象のトラックがランドであるかグルーブであるかに応じて、光ピックアップ60がMOディスクに照射する再生用のレーザ光の最大強度を設定する。これにより、十分に高いレベルのキャリヤの発生と、許容レベル以下のクロストークレベルの維持との双方を実現することができる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、記録トラックとしてのグルーブおよびランドが交互に形成された記録媒体のグルーブとランドとの双方に情報を記録する情報記憶装置に関する。
従来より、光記録媒体は、音声信号や画像信号を記録再生できる記録媒体として広く使われている。特に、光磁気記録媒体や相変化記録媒体は、情報の書き換えが可能な高密度記録媒体として注目されており、研究開発がさかんである。また、そのような光記録媒体に対する情報アクセスを行う情報記憶装置の研究開発もさかんに行われている。
光記録媒体は一般にディスク状の形態を有しており、螺旋状あるいは同心円状のトラックが設けられ、そのトラックに情報が記録される。そして、光記録媒体の記録密度を向上させるためには、トラックピッチの短縮と線記録密度の向上という二つの手法が考えられる。いずれの手法も、記録再生に使用する半導体レーザの短波長化によって実現することができるが、緑色あるいは青色といった短波長を室温で安定に長時間連続発振する半導体レーザが安価に実現されるには今しばらく時間が掛かりそうである。
そのような状況の中で、光磁気記録媒体においては、再生磁場を掛けることによって再生対象をレーザスポットよりも小さな領域に限定する磁気超解像(Magnetic Super Resolution:以下MSRと称する)のように現行波長の半導体レーザを用いて線記録密度を大幅に改善する技術が模索されている。
また、トラックピッチを短縮化する技術としては、記録媒体に交互に設けられた溝状のグルーブおよび畝状のランドの双方に情報が記録されるランド及びグルーブ記録という技術が提案されており、その技術を用いた情報記憶装置の開発が進められている。このランド及びグルーブ記録では、グルーブおよびランドの双方がトラックとして用いられる。このため、ランド及びグルーブ記録では、グルーブおよびランドのうち一方のみがトラックとして用いられる技術に対してトラックピッチが単純に2分の1となり、線記録密度が同じであれば記録密度を2倍にすることができるため、高密度記録を実現する上で極めて重要な技術である。
ところで、ランドだけに情報を記録するランド記録の場合、隣接するランド間にはグルーブが存在し、情報が記録されるランド間に隔たりがあるため、隣接するランドに記録された情報が再生情報に混入するクロストークの発生が抑さえられる。同様に、グルーブだけに情報を記録するグルーブ記録の場合、隣接するグルーブ間にはランドが存在し、情報を記録されるグルーブ間に隔たりがあるため、隣接するグルーブに記録された情報が再生情報に混入するクロストークの発生が抑えられる。これらに対し、ランド及びグルーブの両方に情報を記録するランド及びグルーブ記録の場合には、トラック間に隔たりが存在しないため、ランドに隣接するグルーブや、グルーブに隣接するランドからのクロストークの発生が避けられず、情報の再生能力に大きな影響を及ぼす。
そこで、例えば特許文献1では、グルーブの深さを適切に選定することにより、ランドやグルーブからのクロストークを低減する技術が提案されている。しかし、そのように深さが選定されたグルーブでは、本来の再生情報に相当するキャリアレベルが低下すると共に、トラッキング誤差信号として用いるプッシュ・プル信号のレベルも同様に低下してしまうという問題がある。また、グルーブの深さを選定したことによるクロストークの低減効果は、カー楕円率の揺らぎや、対物レンズの焦点誤差や球面収差等により容易に崩れることが既に報告されている。
また、特許文献2では、ランドとグルーブにおいて記録する信号の極性を反対にすることで、クロストークを低減する技術が提案されている。しかし、光磁気記録でランドとグルーブの信号の極性を反転させると、ランドとグルーブとの境界でノイズが発生し、クロストーク以上に問題となる。
特開平8−7357号公報 特開平9−153221号公報
本発明は、上記事情に鑑み、クロストークを低減することができる情報記憶装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の情報記憶装置は、記録トラックとしてのグルーブおよびランドが交互に形成された記録媒体のグルーブとランドとの双方に情報を記録する情報記憶装置において、
上記記録媒体に記録する情報に応じた、光が照射されて読み取られるマークを、所定基準長の整数倍のマーク長となるように形成するマーク形成部と、
上記マーク形成部によってランドにマークが形成される際の基準長と、そのマーク形成部によってグルーブにマークが形成される際の基準長とのそれぞれを、ランドおよびグルーブのうち読取対象のマークが形成されている一方に対する他方に形成されているマークに起因してマークの読取時に生じるクロストークのレベルが、ランドおよびグルーブそれぞれに形成されているマークの基準長が仮に互いに同一である場合に生じるクロストークのレベルよりも低いレベルに抑えられるような各基準長に設定する基準長設定部と、
上記記録媒体に形成されたマークに、設定された最大光量以下の光量の光を照射して読み取る読取部と、
ランドに形成されたマークを上記読取部が読み取る場合の最大光量と、グルーブに形成されたマークを上記読取部が読み取る場合の最大光量とのそれぞれを、クロストークが所定レベル以下に抑えられるような各最大光量に設定する最大光量設定部とを備えたことを特徴とする。
本発明の発明者は、ランドやグルーブにマークが形成される際の各基準長を適切に設定することによって、形成されたマークを読み取る際のクロストークレベルを低減することができることを見いだした。具体的な設定基準長については後で詳述する。
本発明の情報記憶装置によれば、マーク形成部によってランドやグルーブにマークが形成される際の各基準長が、クロストークのレベルが抑えられるような各基準長に設定され、その各基準長の整数倍のマーク長を有するマークが記録媒体上に形成されるので、情報再生時における隣接トラック間でのクロストークが低減される。
また、クロストークの発生が抑制されることにより、信号対雑音比が改善され、狭いトラックピッチであっても信号品質劣化を最小限に止めることができるので、情報記録の高密度化を図ることができる。
また、再生時の照射光量が大きいほど大きなキャリヤを発生するが、一方では、大きなクロストークも発生する。そして、ランドとグルーブとでは同一の照射光量に対するクロストークのレベルが相違する。このため、ランドとグルーブとのそれぞれについてクロストークが所定レベル以下に抑えられるような最大光量が設定され、再生時にはその最大光量以下の光量の光が照射されることにより、クロストークレベルが低い良好な情報再生がランドとグルーブとの双方で確保されることとなる。
以上説明したように、本発明の情報記憶装置によれば、隣接するトラック間でのクロストークを低減することができ、その結果、トラックピッチを狭くして情報記録の高密度化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定されるものではない。
本実施形態では、記録媒体として光磁気ディスク(MOディスク)が用いられ、MOディスクに対する情報アクセスが行われる。先ず、本実施形態で用いられるMOディスクの構造について説明し、その後、本実施形態の構造や作用について説明する。
図1は、本実施形態で用いられるMOディスクの斜視図(A)および断面図(B)である。
このMOディスク10は円盤状の基板11を有しており、その基板11上には、畝状のランド12と溝状のグルーブ13が同心円状に交互に設けられている。そして、ランド12とグルーブ13の双方が、情報が記録されるトラックとして用いられる。ここでは、一例として、ランド12とグルーブ13との段差dは50nmとなっており、ランド12相互の間隔WGおよびグルーブ13相互の間隔WLは1.2μmとなっている。この結果、トラックピッチTPは0.6μmという狭いピッチとなっている。
後述する実施形態では、このようなMOディスク10を回転させながら、ランド12やグルーブ13に2値の磁化状態を作り出し、一方の磁化状態にある記録マークと他方の磁化状態にあるスペースとからなるマークスペース列を書き込むことによって情報を記録する。従って、ランド12およびグルーブ13の双方が記録トラックとして用いられる。
図2は、ランドに形成された記録マークおよびスペース(A)と、グルーブに形成された記録マークおよびスペース(B)を示す図である。
情報が記録されていないときには、記録トラック全体がスペース21の磁化状態と同じ磁化状態にある。そして、記録マーク20は、図2(A)に示すランド12の背12aや図2(B)に示すグルーブ13の底13aに、所定の記録パワーの光がスポット状に照射されるとともに記録磁場が掛けられることによって磁化状態が断続的に記録マーク20の磁化状態に変えられて形成される。また、磁化状態が変えられなかったところはスペース21として残ることとなる。このように形成された記録マーク20、および記録マーク20間のスペース21からなるマークスペース列は、所定の再生パワーの光が照射され、後述するように反射光からMO信号が検出されることによって読み取られる。
ランド12やグルーブ13は、あらかじめセクタに区切られており、マークスペース列の読み書きはセクタ単位で行われる。
図3は、セクタのフォーマットを示す図である。
図の左側がセクタ30の先頭方向であり、セクタ30の先頭にはヘッダ部31が設けられている。このヘッダ部31には、ピットがあらかじめ製造段階において形成されており、このピットによって、後述するような所定の情報が記されている。
ヘッダ部31の先頭にはセクタ30の先頭を表すセクタマークSM32が記されており、セクタマークSM32の次には、セクタのアドレスを情報記憶装置が認識するための情報であるID35の書込み周期を再現する繰り返しパターンID−VFO33が記されている。この繰り返しパターンID−VFO33によって再現された書込み周期に従ってID35が読み出される。繰り返しパターンID−VFO33の次には、ID35の読み出し開始位置を決めるアドレスマークAM34が記されており、アドレスマークAM34の次にID35が記されている。
ヘッダ部31の後には、上述したような、照射光と記録磁場によって形成されるマークスペース列によって情報が記録される領域が続く。ヘッダ部31の直後には、データが記録されるデータ領域37の書込み周期を再現する繰り返しパターンMO−VFO36が記されている。この繰り返しパターンMO−VFO36によって再現された書込み周期に従ってデータ領域37のデータが読み出される。MOディスクの回転時には回転むらが生じることが知られているが、MOディスク上に記された繰り返しパターンMO−VFO36によってデータ領域37の書込み周期を再現することにより、回転むらの影響をキャンセルして確実にデータ領域37のデータを読み取ることができる。繰り返しパターンMO−VFO36の後にはデータ領域37が続き、その後にバッファ38が用意されている。
上述したように、ヘッダ部31にはピットによって情報が記されており、このピットのサイズは、再生技術を考慮すると約0.5μm以下にすることは実用上無理がある。これに対して、データ領域37等に形成される記録マークの場合は、0.5μm以下のサイズであっても再生可能なMSRといった再生技術が存在するので、高記録密度化のためには記録マークのサイズをピットのサイズよりも小さいサイズにすることが望ましい。また、信号処理回路の実現の容易さを考慮すると、ピットのサイズは記録マークのサイズの整数倍であることが望ましい。これらの事情などを考慮すると、ピットのサイズとしては記録マークのサイズの2倍が最適である。
ところで、図1に示すMOディスク10になるべく多くの情報を記録するためには、MOディスク10の中心付近から外周付近まで記録密度がほぼ同様であることが望ましい。しかし、後述する実施形態では、図1に示すMOディスク10を一定の回転速度で回転させながらマークスペース列を書き込む方式が採用されているので、書込み速度が一定であると、MOディスク10の外周付近での記録密度が中心付近での記録密度よりも低くなる。そこで、ここでは、MOディスク10は、それぞれが複数トラックからなる複数の環状のバンドに区分されており、外周に近いバンドほど速い書込み速度でマークスペース列が書き込まれる。尚、ここでは、各バンドにはバンドを相互に区別するためのバンド番号が対応付けられているものとする。
以下、本実施形態の構造や作用について説明する。
本実施形態の情報記憶装置には、MOディスク上のマークスペース列を互いに協働して読み書きする光ピックアップおよび磁気ヘッドと、光ピックアップおよび磁気ヘッドによるマークスペース列の読み書きを制御する制御部が備えられている。光ピックアップおよび磁気ヘッドは、互いに協働して、本発明にいうマーク形成部および読取部として動作し、制御部は、本発明にいう基準長設定部、クロック制御部、および最大光量設定部として各種パラメータの設定制御を行う。
図4は、本実施形態の情報記憶装置の光ピックアップ周辺を示すブロック構成図である。
光ピックアップ60は、レーザダイオードや受光素子を有する固定光学系40と、MOディスクに沿って光ビームを移動可能なキャリッジ47と、受光素子に受光された光に応じた各種の信号を求める加減算回路52,53,54,55とを備えている。
レーザダイオード41は、断面が楕円形の拡散光束としてレーザ光を発するものであり、レーザダイオード41が発するレーザ光の強度は、レーザダイオードドライブ回路61によって制御される。また、レーザダイオードドライブ回路61はライトデータ作成回路62によって作成されるライトデータに従ってレーザダイオード41を制御する。ライトデータの詳細については後述する。
レーザダイオード41から出射されたレーザ光は、拡散光束を平行光束化するカップリングレンズ42、およびレーザ光束の断面を真円化する真円補正レンズ43を通過してビームスプリッタ44に入射する。ビームスプリッタ44による反射光は、レンズ45で集光されて出射光モニタ用受光素子46によって受光される。出射光モニタ用受光素子46の出力信号はレーザダイオードドライブ回路61にフィードバックされる。
また、上記ビームスプリッタ44の透過光は、キャリッジ47によってMOディスク10上の照射位置に導かれ、MOディスク10に照射される。MOディスク10は、モータ71によって一定の回転数で回転されている。このモータ71や、上述したレーザダイオードドライブ回路61およびライトデータ作成回路62には、後述するマイクロコンピュータ(MPU、DSP)から所定のコントロール信号が入力されて制御される。
マークスペース列の書込み時には、書込み情報DATAに応じたライトデータがライトデータ作成回路62によって作成され、そのライトデータに従うパルス状のレーザがMOディスク10に照射される。そして、MOディスク10に照射されたレーザ光によって、MOディスク10の記録膜が所定温度以上になるように加熱されるとともに、磁気ヘッド70によって、MOディスク10上の照射位置を含む領域に記録磁場が掛けられる。その結果、MOディスク10上に記録マークが形成され、マークスペース列によって情報が記録される。
マークスペース列の読取り時には、MOディスク10の記録膜を加熱しすぎない程度の連続光がMOディスク10に照射されるとともに、磁気ヘッド70によって再生磁場が掛けられる。凹凸ピットの読取り時には、光照射のみで読取りが行われ、再生磁場は必要ない。
MOディスク10からの戻り光は、ビームスプリッタ44で反射されて、非点収差を生じさせるシリンドリカルレンズ49及び複合素子50を通過し、再生信号検出用受光素子51によって受光される。
再生信号検出用受光素子51からの出力信号は、4つの加減算回路52,53,54,55それぞれに入力され、これら4つの加減算回路52,53,54,55によって、それぞれ、フォーカスエラー信号(FES)、トラックエラー信号(TES)、上述したマークスペース列に応じたMO信号、上述したピットに応じたID信号が検出される。
図5は、複合素子50の詳細図である。
複合素子50は、ウォラストンプリズム50aとレンズ50bが張り合わさったものであり、入射光L0を、互いに直交する偏光面を有する2つの屈折光L1,L2と直進光L3との3つの光に分割する。
図6は、再生信号検出用受光素子51の受光面の詳細図である。
再生信号検出用受光素子51の受光面は6つの領域A,B,C,D,E,Fを有しており、再生信号検出用受光素子51が複合素子50に対して適切に位置決めされることにより、複合素子50によって分割された3つの光のうち2つの屈折光L1,L2はそれぞれ領域E、Fで受光され、直進光L3は領域A,B,C,Dで分割受光される。そして、6つの領域A,B,C,D,E,Fそれぞれで受光された各光の強度に比例する信号強度の6つの出力信号SA,SB,SC,SD,SE,SFが出力される。
図4に示す加減算回路52は、非点収差法に基づいて(SA+SC)−(SB+SD)なる演算を行ってフォーカスエラー信号を求める。また、加減算回路53は、プッシュプル法に基づいて(SA+SB)−(SC+SD)なる演算を行ってトラックエラー信号を求め、加減算回路54はSE−SFなる演算を行ってMO信号を求め、加減算回路55はSE+SFなる演算を行ってID信号を求める。フォーカスエラー信号およびトラックエラー信号は、上述したマイクロコンピュータによって照射光のフォーカス制御、およびトラッキング制御に用いられる。フォーカス制御およびトラッキング制御についての説明は省略する。
次に、光ピックアップおよび磁気ヘッドによってMOディスク上に形成される記録マークのマーク長について説明する。
図7は、記録マークのマーク長についての説明図である。
図7の上段には、記録マークを形成する際に、記録マークのマーク長の基準として用いられるクロック信号CLKが示されており、このクロック信号CLKの周期は、上述したバンド番号などに応じて設定される。上述したように、MOディスクが一定の回転数で回転しているため、上述したバンド1つ分程度の範囲内であれば、クロック信号CLKの周期「1T」の間にほぼ一定の長さだけ光ビームがトラック上を相対移動すると考えられる。この一定の長さが本発明にいう基準長である。
マークスペース列がMOディスクに書き込まれる場合には、図4に示すライトデータ作成回路62によって、MOディスクに記録される情報を表す、「1」あるいは「0」を表すビットの列からなるデータDATAが所定の変調コードに従って変調されて、クロック信号CLKを基準としたライト信号が生成される。ここでは、変調コードとして、任意のビット列を、「1」の連続が禁止されるとともに「1」相互間に最低1つ最大7つの「0」が存在するという制限を満たすようなビット列に可逆変換するRLL(1,7)という変調コードが用いられている。
図7の下段には、ライト信号の一例として、クロック信号CLKの周期2つ分に相当するマーク長の記録マークが形成される、2Tパターンと称されるパターンのライト信号が示されており、この2Tパターンのライト信号は、「1010101・・・」というビット列に相当する。この2Tパターンのライト信号に従ってマークスペース列が書き込まれる場合には、基準長の2倍のマーク長を有する記録マークが形成されることとなる。マークスペース列が読み取られる場合には、図3に示す繰り返しパターンMO−VFO36により書込み周期が再現されてクロック信号CLKの周期がその書込み周期と同じ周期に設定される。そして、データ領域37に書き込まれているマークスペース列から得られるリード信号の、主に立ち上がりあるいは立ち下がりの有無がクロック信号CLKに同期して判定されることにより、いわゆるマークエッジ記録方式ではマークエッジの間隔(即ちマーク長やスペース長)が認識され、いわゆるマークポジション記録方式では記録マークのマーク位置が認識されてデータが読み取られる。
本実施形態においては、ランドへの記録マーク形成時におけるクロック信号CLKの周期TLと、グルーブへの記録マーク形成時におけるクロック信号CLKの周期TGとのそれぞれが、周期TLと周期TGが同一である場合のクロストークのレベルよりも低いクロストークレベルに抑えられるように設定される。ここで、クロストークの発生原因と、クロストークレベルを抑える作用について説明する。
図8は、ランドおよびグルーブの双方にマークスペース列が書き込まれた状態を示す図である。
ここには、MOディスク上に交互に設けられたランド12およびグルーブ13が示されており、これらのランド12およびグルーブ13の双方に書き込まれた、記録マーク20およびスペース21からなるマークスペース列の一例が示されている。
このように書き込まれたマークスペース列のうち、例えばランド12上に書き込まれたマークスペース列を読み取ってそのマークスペース列に応じたリード信号を得る場合には、集光スポットをランド12上にトラッキングしてマークスペース列を読み取るが、ランド12に隣接するグルーブ13上に形成されている記録マーク20の一部に集光スポットが掛かってしまって、グルーブ13上に形成されている記録マーク20に起因するクロストーク信号がリード信号と混じるという現象が生じる。このクロストーク信号は、リード信号に対して相対的に強度が低い信号ではあるが、一般に、情報記憶装置ではマークスペース列の読取感度を高くする工夫が凝らされているために、クロストーク信号が本来のリード信号と誤認される事態がしばしば生じることとなる。このように誤認されたクロストーク信号が実質的なクロストークであり、たとえクロストーク信号の信号強度が大きくても、誤認される頻度が少なければクロストークのレベルは低い。
ところで、リード信号から記録マーク20のマーク長やマーク位置を認識する方式としては、上述したような、リード信号の立ち上がりや立ち下がりの判定が、図7に示すクロック信号CLKに同期して行われる方式が採用されている。そして、同じ信号強度のクロストーク信号であっても、クロストーク信号の立ち上がりや立ち下がりのタイミングがクロック信号CLKに対してずれていれば、クロストーク信号が本来のリード信号と誤認される頻度が低減されるということに本発明の発明者は着目した。特に、マークエッジ記録方式では、リード中の記録マークのエッジと、隣のトラックの記録マークのエッジがずれていることにより、クロストーク信号がリード信号と誤認される可能性が小さいことが判明した。
また、マークスペース列の読取時には、読み取り対象のトラックにおける書込み時の基準長に相当するクロック信号CLKが再現され、そのクロック信号CLKでマークスペース列が読み取られる。従って、読取マークの形成時に、ランドにおける基準長とグルーブにおける基準長との比を適切に選択することにより、ランドにおける最短マーク長とグルーブにおける最短マーク長とを違えておくと、記録マークのエッジ位置が、隣り合うランドとグルーブとの間でずれ、その結果、マークスペース列の読取り時には、読み取り対象のトラックに隣接するトラック上の記録マークに起因するクロストーク信号の立ち上がりや立ち下がりのタイミングを、読み取り用のクロック信号CLKに対してずらすことができ、クロストークを低減することができることに思い至った。基準長の比を適切に選択することによるこのようなクロストーク低減効果は、マークポジション記録方式においても生じる。
そこで、本発明の情報記憶装置では、基準長設定部によって各基準長が、クロストーク信号の立ち上がりや立ち下がりのタイミングをクロック信号CLKに対してずらすような各基準長に設定され、その結果、マークスペース列の読取り時のクロストークレベルが低減される。また、上述したように、図4に示す実施形態では、ランドへのマークスペース列の書込み時におけるクロック信号CLKの周期TLと、グルーブへのマークスペース列の書込み時におけるクロック信号CLKの周期TGとのそれぞれが適切に設定されることにより各基準長が設定される。
図8には、ランド12およびグルーブ13それぞれの基準長が上述したように設定されて形成された記録マーク20とスペース21が示されており、ランド12に形成された記録マーク20の最短マーク長LLと、グルーブ13に形成された記録マーク20の最短マーク長MLとは異なっている。
上述したRLL(1,7)という変調コードが用いられる場合には、記録マークのマーク長としては、基準長の2,3,・・・,8倍のマーク長だけが存在するため、ランド12およびグルーブ13それぞれの基準長の比が、2から8までの任意の2つの自然数A,Bの組み合わせで表される比A/Bからずれた比になるように各基準長が設定されると、クロストークが低減されることが理論的に予測される。但し、2つの自然数A,Bの最小公倍数が30以上といった大きな値であると基準長の比がA/Bに等しくてもクロストーク信号の立ち上がり等のタイミングとクロック信号のタイミングがずれてクロストークが低減されると考えられる。更に、具体的な実験からは次のような結果が得られた。
基準長比が1.00の場合は、当然ながらクロストークレベルが許容レベルを超えている。
基準長比が0.93(≒13/14)の場合も許容レベルを超えている。
基準長比が0.9(=9/10)の場合は許容レベルぎりぎりである。
基準長比が0.87(≒13/15)の場合は許容レベルを十分に下回っている。
基準長比が0.81(≒13/16)の場合は許容レベルをやや下回っている。
これらの結果から、基準長比が0.80以上0.90以下であるとクロストークレベルを許容レベル以下に抑えることができることを見いだした。この0.80以上0.90以下という基準長比の範囲は、変調コードの種類には依存しないと考えられる。但し、本発明において設定される各基準長の比は0.80以上0.90以下の基準長比に限定されるものではない。本実施形態の情報記憶装置では、以下説明する制御部によって、基準長比が13/15=0.87となるように、ランドへのマークスペース列の書込み時におけるクロック信号CLKの周期TLと、グルーブへのマークスペース列の書込み時におけるクロック信号CLKの周期TGとのそれぞれが設定される。
図9および図10は、本実施形態の情報記憶装置の制御部を示す図であり、図9には、マークスペース列の書込み時における動作が示され、図10には、マークスペース列の読取り時における動作が示されている。
制御部には、上述したレーザダイオードドライブ回路61およびライトデータ作成回路62が備えられており、また、リード回路63と、メモリ64と、クロック生成回路65と、リファレンスクロック生成回路66と、マイクロコンピュータ67と、ROM68も備えられている。
クロック生成回路65およびリファレンスクロック生成回路66によって本発明にいうクロックが構成されている。リファレンスクロック生成回路66では、システムクロック発振器66aによって、常に一定の周期に保たれたシステムクロックが発振される。そのシステムクロックが分周器66bに入力され、マイクロコンピュータ67によってパラメータM,N(M,Nは自然数)が分周器66bに指定されて、システムクロックの周期のM/N倍の周期を有するリファレンスクロックREFCLKが生成される。そして、クロック生成回路65には、リファレンスクロック生成回路66によって生成されたリファレンスクロックREFCLKか、光ピックアップ60から出力された、ID信号あるいはMO信号が、マイクロコンピュータ67によって選択されて入力される。但し、図9ではMO信号の出力については図示が省略されている。クロック生成回路65は、マイクロコンピュータ(MPU、DSP)67からパラメータA(整数)の指定を受けて、周期が入力信号周期のA倍である矩形波のデータクロックDATACLKを生成して出力する。このデータクロックDATACLKが、図4および図7に示すクロック信号CLKとして用いられる。
ROM68には、あらかじめ、媒体の種類やバンド番号やランド/グルーブ種別等に応じた種々のパラメータM,Nが記憶されている。
マークスペース列の書込み時には、先ず、マイクロコンピュータ67がROM68から、図3に示すセクタマークSM32の検出用のパラメータを読み出してリファレンスクロック生成回路66に指定する。また、マイクロコンピュータ67は、スイッチ69を操作してクロック生成回路65にリファレンスクロックREFCLKを入力するとともに、クロック生成回路65にパラメータAとして値「1」を指定する。その結果、クロック生成回路65から、セクタマーク検出用に周期が設定されたデータクロックDATACLKが出力されてリード回路63に入力される。そして、光ピックアップ60によって得られたID信号が、リード回路63によって、データクロックDATACLKに同期して2値判定されることによりセクタマークSM32が検出されてメモリ64に格納される。
次に、MOディスク上の繰り返しパターンID−VFO33が光ピックアップ60によって読み取られて、繰り返しパターンID−VFO33に相当する周期信号がID信号として出力される。そして、マイクロコンピュータ67がスイッチ69を操作してクロック生成回路65にID信号を入力するとともに、クロック生成回路65にパラメータAとして値「4」を指定する。その結果、ID35の書込み周期と同じ周期を有するデータクロックDATACLKがクロック生成回路65から出力されてリード回路63に入力される。そして、光ピックアップ60によって得られたID信号が、リード回路63によって、データクロックDATACLKに同期して2値判定されることによりID35が読み取られ、メモリ64に格納される。メモリ64に格納されたIDは、セクタのアドレスの確認などに用いられる。
その後、マイクロコンピュータ67がROM68から、データ書込みの対象がランドであるかグルーブであるかに応じて、ランド書込み用のパラメータあるいはグルーブ書込み用のパラメータを読み出してリファレンスクロック生成回路66に指定する。また、マイクロコンピュータ67は、スイッチ69を操作してクロック生成回路65にリファレンスクロックREFCLKを入力するとともに、クロック生成回路65にパラメータAとして値「1」を指定する。その結果、クロック生成回路65から、データ書込み用の周期に設定されたデータクロックDATACLKが出力されて、図4に示すクロックCLKとしてライトデータ作成回路62に入力される。また、MOディスクに書き込まれる情報を表す、図4に示すデータDATAが、メモリ64からライトデータ作成回路62に入力され、上述したように、データクロックDATACLKとデータDATAとに従ってライトデータが作成される。また、上述したように、ライトデータがレーザダイオードドライブ回路61に入力されて、レーザダイオードドライブ回路61によりレーザダイオード41が制御される。
以下、マークスペース列の読込み時における動作について、図10を参照しながら説明する。但し、図10では、上述したライトデータ作成回路62とレーザダイオードドライブ回路61とレーザダイオード41は図示が省略されている。
マークスペース列の読込み時には、上記同様に、セクタマークSM32の検出とID35の読取りが行われる。
その後、繰り返しパターンMO−VFO36が光ピックアップ60によって読み取られて、繰り返しパターンMO−VFO36に相当する周期信号がMO信号として出力される。そして、マイクロコンピュータ67がスイッチ69を操作してクロック生成回路65にMO信号を入力するとともに、クロック生成回路65にパラメータAとして値「4」を指定する。その結果、データ領域37のデータの書込み周期と同じ周期を有するデータクロックDATACLKがクロック生成回路65から出力されてリード回路63に入力される。また、マイクロコンピュータ67は、読み取り対象のトラックがランドであるかグルーブであるかに応じて、光ピックアップ60がMOディスクに照射する再生用のレーザ光の最大強度を設定する。これにより、十分に高いレベルのキャリヤの発生と、許容レベル以下のクロストークレベルの維持との双方を実現することができる。
そして、光ピックアップ60によって得られたMO信号が、リード回路63によって、データクロックDATACLKに同期してオンオフ判定されることによりデータ領域37のデータが読み取られ、メモリ64に格納される。このとき、隣接するトラックのデータ領域37に記憶されているデータに起因するクロストークは、信号のオンオフタイミングがデータクロックDATACLKのタイミングとずれているため、実質的なクロストークレベルは低く抑えられる。メモリ64に格納されたデータは、情報記憶装置の外部に出力される。
以下、本発明の実施例について説明する。
本実施例では、MOディスクの中心から36.0mmの距離に存在するバンドでの、ランドに対するマーク形成時のクロック周波数は67.86MHzに設定し、グルーブに対するマーク形成時のクロック周波数は78.30MHzに設定した。ディスク回転数は2700回転/分であり、この結果、ランドに形成される記録マークの基準長(即ちクロック周期「1T」に相当する長さ)は0.30μmとなり、グルーブに形成される記録マークの基準長は0.26μmとなる。従って、ランドとグルーブとの基準長比は13/15=0.87である。また、2Tパターンでの記録マークのマーク長は各基準長の2倍であり、即ち、ランドで0.60μm、グルーブで0.52μmとなる。8Tパターンでの記録マークのマーク長は各基準長の8倍である。
このようなクロック周波数等の設定で、グルーブに8Tパターンのマークスペース列を書き込ませ、ランドにトラッキングさせてクロストーク信号を得た。得たクロストーク信号を、マーク形成時の8Tパターンの周期信号と比較して、いわゆるエラーレートを求めた。同様に、ランドに8Tパターンのマークスペース列を書き込ませ、グルーブにトラッキングさせてクロストーク信号を得、エラーレートを求めた。
また、比較例として、ランドおよびグルーブ双方の基準長を0.28μmとした場合について上記同様にエラーレートを求めた。
図11は、実施例および比較例の実験結果を示すグラフである。
このグラフの縦軸はエラーレートを示しており、横軸は、再生時にMOディスクに照射されたレーザ光の強度を示している。また、横軸に平行な線76はクロストークの許容レベルを示している。
黒丸が付されたグラフ72と黒い四角が付されたグラフ73は比較例の実験結果を示しており、白丸が付されたグラフ74と白い四角が付されたグラフ75は、実施例の実験結果を示している。
黒丸が付されたグラフ72と白丸が付されたグラフ74は、グルーブにトラッキングされているときの、ランド上の記録マークに起因するクロストークを示しており、実施例の実験結果は、比較例の実験結果よりも低いレベルのクロストークを示している。そして、比較例では、クロストークのレベルを、線76が示す許容レベル以下に抑えるためには、再生時のレーザ光強度を約3.8mW以下に制限しなければならないが、実施例では、レーザ光強度が約4.3mW以下に制限されればクロストークのレベルを許容レベル以下に抑えることができることが分かる。つまり、実施例では比較例よりも強いレーザ光で情報再生を行うことができてC/N比が向上した。
黒い四角が付されたグラフ73と白い四角が付されたグラフ75は、ランドにトラッキングされているときの、グルーブ上の記録マークに起因するクロストークを示しており、実施例の実験結果は、比較例の実験結果よりも多少高いレベルのクロストークを示している。これは、グルーブ上の記録マークのマーク長がランド上の記録マークのマーク長よりも長いために、クロストーク信号が強くなって誤認率が高まったものと考えられる。しかし、白い四角が付されたグラフ75が示すクロストークのレベルは、線76が示す許容レベルを充分に下回っているとともに、クロストークのレベルを許容レベル以下に抑えることができる最大のレーザ光強度は、実施例と比較例との双方について約4.7mWという高いレーザ光強度であり、高C/N比の情報再生が可能である。つまり、グルーブ上の記録マークに起因するクロストークについては、実質的なクロストークのレベルは実施例および比較例の双方とも充分に低いことがわかる。
このように、実施例におけるクロストークのレベルは比較例におけるクロストークレベルよりも低く抑えられた。また、実施例では、ランドおよびグルーブのうち、より強いクロストークの原因となるランドの記録マークの基準長を短く設定しており、これにより、クロストークの低減効果を高めることができた。この結果、狭いトラックピッチであっても信号品質劣化を最小限に止めることができるので、情報記録の高密度化を図ることができる。
なお、本発明の情報記憶装置は、MSR方式の記録媒体に情報を記録する情報記憶装置であってもよく、MO記録媒体に磁界変調方式で情報を記録する情報記憶装置であってもよく、あるいは相変化型光ディスクに情報を記録する情報記憶装置であってもよい。
本実施形態で用いられるMOディスクの斜視図(A)および断面図(B)である。 ランドに形成された記録マークおよびスペース(A)と、グルーブに形成された記録マークおよびスペース(B)を示す図である。 セクタのフォーマットを示す図である。 本実施形態の情報記憶装置の光ピックアップ周辺を示すブロック構成図である。 複合素子の詳細図である。 再生信号検出用受光素子の受光面の詳細図である。 記録マークのマーク長についての説明図である。 ランドおよびグルーブの双方にマークスペース列が書き込まれた状態を示す図である。 本実施形態の情報記憶装置の制御部の、マークスペース列書込み時における動作を示す図である。 本実施形態の情報記憶装置の制御部の、マークスペース列読取り時における動作を示す図である。 実施例および比較例の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
10 MOディスク
11 基板
12 ランド
13 グルーブ
20 記録マーク
21 スペース
40 固定光学系
41 レーザダイオード
42 カップリングレンズ
43 真円補正レンズ
44 ビームスプリッタ
45 レンズ
46 出射光モニタ用受光素子
47 キャリッジ
49 シリンドリカルレンズ
50 複合素子
50a ウォラストンプリズム
50b レンズ
51 再生信号検出用受光素子
52,53,54,55 加減算回路
60 光ピックアップ
61 レーザダイオードドライブ回路
62 ライトデータ作成回路
63 リード回路
64 メモリ
65 クロック生成回路
66 リファレンスクロック生成回路
66a システムクロック発振器
66b 分周器
67 マイクロコンピュータ
68 ROM
69 スイッチ
70 磁気ヘッド
71 モータ

Claims (1)

  1. 記録トラックとしてのグルーブおよびランドが交互に形成された記録媒体のグルーブとランドとの双方に情報を記録する情報記憶装置において、
    前記記録媒体に記録する情報に応じた、光が照射されて読み取られるマークを、所定基準長の整数倍のマーク長となるように形成するマーク形成部と、
    前記マーク形成部によってランドにマークが形成される際の基準長と、該マーク形成部によってグルーブにマークが形成される際の基準長とのそれぞれを、ランドおよびグルーブのうち読取対象のマークが形成されている一方に対する他方に形成されているマークに起因してマークの読取時に生じるクロストークのレベルが、ランドおよびグルーブそれぞれに形成されているマークの基準長が仮に互いに同一である場合に生じるクロストークのレベルよりも低いレベルに抑えられるような各基準長に設定する基準長設定部と、
    前記記録媒体に形成されたマークに、設定された最大光量以下の光量の光を照射して読み取る読取部と、
    ランドに形成されたマークを前記読取部が読み取る場合の最大光量と、グルーブに形成されたマークを前記読取部が読み取る場合の最大光量とのそれぞれを、クロストークが所定レベル以下に抑えられるような各最大光量に設定する最大光量設定部とを備えたことを特徴とする情報記憶装置。
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