JP2006154175A - Light emitting unit and imaging apparatus using the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等などに使用する発光ユニットに関するものである。 The present invention relates to a light emitting unit used for a video camera, a digital still camera, and the like.
近年、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、携帯電話機などにおいては、暗い場所でも撮影できるように、フラッシュやストロボなどの発光ユニットが搭載されている。このような小型機器の発光ユニットついては、十分な性能を確保しつつも、より小型に、より低コストにすることが求められる。 In recent years, a video camera, a digital still camera, a mobile phone, and the like are equipped with a light emitting unit such as a flash or a strobe so that shooting can be performed even in a dark place. The light emitting unit of such a small device is required to be smaller and lower cost while ensuring sufficient performance.
以下に従来の発光ユニットについて説明する。 A conventional light emitting unit will be described below.
図6は従来の発光ユニットを搭載した撮像装置の外観を示す斜視図、図5Aおよび図5Bは従来の発光ユニットを示したものである。図5Aは従来の発光ユニットの横断面図で、図6におけるZ−Z部の断面、図5Bは従来の発光ユニットの縦断面図で、図6におけるY−Y部の断面を、それぞれ示したものである。 FIG. 6 is a perspective view showing the external appearance of an imaging apparatus equipped with a conventional light emitting unit, and FIGS. 5A and 5B show a conventional light emitting unit. FIG. 5A is a cross-sectional view of a conventional light emitting unit, showing a cross section of a ZZ portion in FIG. 6, FIG. 5B is a vertical cross sectional view of a conventional light emitting unit, and showing a cross section of a YY portion in FIG. Is.
図において、10は発光ユニットを搭載した機器本体で、本構成においては撮像装置に相当し、その一例としてビデオカメラを用いて以下説明している。なお、本実施の形態ではビデオカメラを一例としているが、これに限定されるものではなく、少なくとも内部に発光手段を設け、その発光手段から発光される光を外部に照射するような構成を備えたものであればよい。一般には、ストロボやフラッシュと呼ばれる閃光装置や、ビデオライトなどと呼ばれる照明装置を搭載する、撮像装置であればよい。例えば、ビデオカメラの他、デジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、銀塩カメラなどがある。
In the figure,
11は被写体を撮影する時に使用される撮像手段で、本構成では機器本体10としてビデオカメラを用いたため、撮像手段11の内部にはレンズや撮像素子(例えばCCDなどがある)を備え、入射される光信号を内部で電気信号に変換する構成を備えている。なお、本構成では機器本体10としてビデオカメラを用いて説明しているので、撮像手段11の内部には撮像素子などビデオカメラ特有の構成を備えているが、この構成に必ずしも限定されるものではない。
1は機器本体10の前面部に配され機器本体10の前面を覆うように配されたフロントケースで、機器本体10の外郭筐体の一部を成している。ここで、前面部とは、撮像手段11によって撮影可能な向きのことであり、機器本体10を被写体側に向け被写体を撮影している時は、その被写体に対向した面に相当する。また、フロントケース1は、機器本体10の内部が外部から見えないようにするために、着色された樹脂などで構成されている。
5はフロントケース1の前面部に配されたフロント飾り部で、光透過性の材料で構成されており、例えば透明の樹脂により構成されている。5aはフロント飾り部5の一部であるフラッシュ窓部で、内部に配されたフラッシュ本体2から発光された光を装置外部へ導くための窓に相当するものである。なお、本構成では、フラッシュ窓部5aは、実際にフロント飾り部5の一部が開口しているような構成ではなく、フラッシュ本体2からの光が透過する部位を指し示したものである。なお、フラッシュ窓部5aを実際に開口させてもよい。
2は機器本体10の発光指示により内部の発光管が発光する発光手段であるフラッシュ本体で、光量が足りない撮影環境において光を被写体側に照射させることで、光量を補うものである。フラッシュ本体2には、発光管と、その発光を略々一方に導く反射板(いずれも図示せず)が収められている。なお、本構成では、フラッシュに代表される閃光装置としているが、近年カメラ付き携帯電話機などに搭載されつつあるビデオライトと呼ばれる照明装置としてもよい。閃光装置は短時間に光を照射するので主に静止画撮影時に利用され、照明装置は任意の時間に渡って光を照射することができるので主に動画撮影時に利用される。
4はフラッシュ本体2とともにフラッシュ本体2を発光させるための回路(図示せず)が実装されたフロント基板で、機器本体10内に固定されている。
3はフラッシュ本体2の前面部に設けられたフレネルレンズ部で、フラッシュ本体2から発光される光を効率よく一方に集光するためのものである。本構成では、フレネルレンズ部3はフラッシュ本体2に一体的に設けられている。
6はフロントケース1とフラッシュ本体2との間に生じる隙間を埋めるために配された遮蔽部材で、機器本体10の外部から機器本体内が目視できないように、不透過部材で構成されている。遮蔽部材6には、フラッシュ本体2の発光角度を遮らないように開口部6aが設けられている。遮蔽部材6は、フロントケース1あるいはフロント飾り部5の裏面側に、接着剤などで固定されている。
以上のように構成された従来の発光ユニットについて、以下詳細に説明する。 The conventional light-emitting unit configured as described above will be described in detail below.
図5Aおよび図5Bに示すように、フロントケース1には、光透過性の材料で形成したフロント飾り部5が固定されている。またフロント基板4には、フラッシュ本体2が、その発光回路とともに実装されている。フラッシュ本体2には、発光管と、その発光を略々一方に導く反射板(いずれも図示せず)が収められている。
As shown in FIGS. 5A and 5B, a front
さらに、その発光を所定の性能を確保すべく効率よく略々一方に集光するためのフレネルレンズ部3がフラッシュ本体2と一体的に設けられている。したがって、機器本体10の外部から見える機器本体内は、フロント飾り部5を通して見えるフレネルレンズ部3である。
Further, a Fresnel
また、フロントケース1とフラッシュ本体2の間には、その空間を埋めるように遮蔽部材6が取り付けられている。これにより、フロント飾り部5を通して、機器本体内が見えず、美観を損なわない。
A
フレネルレンズ部3より放射されるフラッシュ本体2の光に対しては、所定の性能を定義し、確保するための発光角度A1あるいはA2が定義されており、前記遮蔽部材6には、この発光角度を遮らないように開口部6aが設けられている。なお、A1は横方向の発光角度、A2は縦方向の発光角度である。
しかしながら上記従来の構成では、遮蔽部材6が別途必要であるため、その部品のコストが必要であり、なおかつその厚みを確保するために、小型化の妨げとなっていた。
However, since the
また、遮蔽部材6をフロントケース1あるいはフロント飾り部5の裏面側に接着剤などで接着固定しているため、組立工数が多くなるとともに、接着剤が必要なためコストアップになってしまう。
Further, since the
本発明は前記課題を解決するもので、部品点数を減らしてコストを抑え、なおかつ機器を小型化できる発光ユニットを提供することを目的とする。 The present invention solves the above-described problems, and an object thereof is to provide a light-emitting unit that can reduce the number of parts, reduce the cost, and reduce the size of the device.
この目的を達成するために本発明の発光ユニットは、光を照射する発光手段を筐体内に備えた発光ユニットであって、前記発光手段から発光される光の照射方向における前記筐体の部位に設けられた開口部と、前記開口部を覆うように配されかつ前記発光手段の光路近傍を透明とした透光部材とを備え、前記透光部材の透明部分の周囲を半透明とした構成を有している。 In order to achieve this object, the light emitting unit of the present invention is a light emitting unit provided with light emitting means for irradiating light in a housing, and is provided at a portion of the housing in the irradiation direction of light emitted from the light emitting means. An opening provided, and a translucent member disposed so as to cover the opening and transparent in the vicinity of the optical path of the light emitting means, wherein the periphery of the transparent portion of the translucent member is translucent Have.
また、本発明の撮像装置は、被写体画像を撮影可能な撮像手段と、前記撮像手段における撮影方向と略同方向に光を照射する発光手段を筐体内に備えた発光ユニットとを備えた撮像装置であって、前記発光手段から発光される光の照射方向における前記筐体の部位に設けられた開口部と、前記開口部を覆うように配されかつ前記発光手段の光路近傍を透明とした透光部材とを備え、前記透光部材の透明部分の周囲を半透明としたものである。 In addition, an imaging apparatus according to the present invention includes an imaging unit that can capture a subject image, and a light emitting unit that includes a light emitting unit that irradiates light in substantially the same direction as the imaging direction of the imaging unit. An opening provided in a portion of the housing in the irradiation direction of light emitted from the light emitting means, and a transparent portion disposed so as to cover the opening and transparent in the vicinity of the optical path of the light emitting means. An optical member, and the periphery of the transparent portion of the translucent member is translucent.
この構成によって、発光手段の発光特性は維持しつつ、部品点数を減らしてコストを抑え機器を小型化できる発光ユニット及びそれを用いた撮像装置を提供することができる。 With this configuration, it is possible to provide a light-emitting unit that can reduce the number of components, maintain the light-emitting characteristics of the light-emitting means, reduce costs, and reduce the size of the device, and an imaging apparatus using the light-emitting unit.
以上のように本発明は、部品点数を減らしてコストを抑えつつ、機器を小型化できる発光ユニットを提供することができるという優れた効果がある。 As described above, the present invention has an excellent effect that it is possible to provide a light emitting unit capable of reducing the size of the device while reducing the number of parts and reducing the cost.
また、半透明部を塗装あるいは印刷にて形成することにより、さらに小型化できる。 Further, it is possible to further reduce the size by forming the translucent portion by painting or printing.
さらに、最小の干渉範囲にて所定の性能を確保しつつ、最大の遮蔽効果を得て品格を保つために、半透明部をフロント飾りのフラッシュ本体側の面に形成することにより、発光ユニットの組み立て後は、半透明部に外部から触れられることを防ぐことができるので、汚れや傷つき等による性能の劣化を防止する効果がある。 Furthermore, in order to obtain the maximum shielding effect and maintain the dignity while ensuring the predetermined performance in the minimum interference range, the semi-transparent part is formed on the surface of the flash body side of the front decoration, thereby After assembly, the semi-transparent portion can be prevented from being touched from the outside, and therefore, there is an effect of preventing performance deterioration due to dirt or scratches.
また、半透明部を梨地(シボ加工)にて形成したことにより、半透明部が所定の発光角度に干渉していても、完全には遮光せずに所定の光量を透過し、十分な性能を確保できる。さらに加工コストも抑えることができる。 In addition, by forming the translucent part with satin finish (texture processing), even if the translucent part interferes with the predetermined emission angle, it does not completely shield the light but transmits a predetermined amount of light, sufficient performance Can be secured. Furthermore, processing costs can be reduced.
さらに、この半透明部をフロント飾りのフラッシュ本体側の面に形成することにより、発光ユニットの組み立て後は、半透明部に外部から触れられることを防ぐことができるので、汚れや傷つき等による性能の劣化を防止する効果がある。 In addition, by forming this translucent part on the surface of the flash body of the front decoration, it is possible to prevent the translucent part from being touched from the outside after assembly of the light emitting unit, so performance due to dirt, scratches, etc. There is an effect of preventing the deterioration of.
本発明の請求項1に記載の発明は、光を照射する発光手段を筐体内に備えた発光ユニットであって、前記発光手段から発光される光の照射方向における前記筐体の部位に設けられた開口部と、前記開口部を覆うように配されかつ前記発光手段の光路近傍を透明とした透光部材とを備え、前記透光部材の透明部分の周囲を半透明としたことを特徴とするものであり、これにより、発光手段の発光特性は維持しつつ、部品点数を減らしてコストを抑え、機器を小型化できるという作用を有する。
The invention according to
本発明の請求項2に記載の発明は、半透明部を塗装あるいは印刷にて形成したことを特徴とする、請求項1に記載の発光ユニットであり、部品点数を減らしてコストを抑えつつ機器を小型化できるという作用を有する。
The invention according to
本発明の請求項3に記載の発明は、半透明部を梨地にて形成したことを特徴とする、請求項1に記載の発光ユニットであり、部品点数を減らすのみならず、2次加工コストも抑えつつ、光学性能もそこなわずに発光ユニットを小型化できるという作用を有する。
The invention according to
本発明の請求項4に記載の発明は、半透明部を発光部材側の面に形成したことを特徴とする、請求項2及び3に記載の発光ユニットであり、部品点数を減らしてコストを抑えつつ機器を小型化できるだけでなく、使用による半透明部の劣化を防止できるという作用を有する。
The invention according to
本発明の請求項5に記載の発明は、被写体画像を撮影可能な撮像手段と、前記撮像手段における撮影方向と略同方向に光を照射する発光手段を筐体内に備えた発光ユニットとを備えた撮像装置であって、前記発光手段から発光される光の照射方向における前記筐体の部位に設けられた開口部と、前記開口部を覆うように配されかつ前記発光手段の光路近傍を透明とした透光部材とを備え、前記透光部材の透明部分の周囲を半透明としたものであり、これにより、発光手段の発光特性は維持しつつ、部品点数を減らしてコストを抑え、機器を小型化できる撮像装置を実現することができる。 According to a fifth aspect of the present invention, there is provided an imaging unit capable of capturing a subject image, and a light emitting unit including a light emitting unit for irradiating light in a direction substantially the same as a shooting direction in the imaging unit. An imaging device, wherein an opening provided in a portion of the housing in the irradiation direction of light emitted from the light emitting means, and an optical path in the vicinity of the light emitting means are transparent so as to cover the opening The translucent member of the translucent member is made semi-transparent, thereby reducing the number of parts while maintaining the light emission characteristics of the light emitting means, and reducing the cost. Can be realized.
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の発光ユニットを収めたビデオカメラ110の全体斜視図である。また、図2Aから図3は発光ユニットを構成する各部の構成をそれぞれ示したものである。図4Aは本実施の形態の発光ユニットの横断面図で、図1におけるW−W部の断面、図4Bは本実施の形態の発光ユニットの縦断面図で、図1におけるX−X部の断面を、それぞれ示したものである。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is an overall perspective view of a
図において、110は発光ユニットを搭載した機器本体で、本構成においては撮像装置に相当し、その一例としてビデオカメラを用いて以下説明している。なお、本実施の形態ではビデオカメラを一例としているが、これに限定されるものではなく、少なくとも内部に発光手段を設け、その発光手段から発光される光を外部に照射するような構成を備えたものであればよい。一般には、ストロボやフラッシュと呼ばれる閃光装置や、ビデオライトなどと呼ばれる照明装置を搭載する、撮像装置であればよい。例えば、ビデオカメラの他、デジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、銀塩カメラなどがある。
In the figure,
111は被写体を撮影する時に使用される撮像手段で、本構成では機器本体110としてビデオカメラを用いたため、撮像手段111の内部にはレンズや撮像素子(例えばCCDなどがある)を備え、入射される光信号を内部で電気信号に変換する構成を備えている。なお、本構成では機器本体110としてビデオカメラを用いて説明しているので、撮像手段111の内部には撮像素子などビデオカメラ特有の構成を備えているが、この構成に必ずしも限定されるものではない。
101は機器本体110の前面部に配され機器本体110の前面を覆うように配されたフロントケースで、機器本体110の外郭筐体の一部を成している。ここで、前面部とは、機器本体110を被写体側に向け撮像手段111で被写体を撮影している時、機器本体110における被写体に対向した面に相当する。また、フロントケース101は、機器本体110の内部が外部から見えないようにするために、着色された樹脂などで構成されている。
A
101aはフロントケース101の一部でフラッシュ本体102からの光を通過させるために開口したフラッシュ開口部で、フラッシュ本体102で発光した光はこのフラッシュ開口部101aを通過して、外部へ照射される。
A flash opening 101a is a part of the
101bはフロントケース101の上端及び下端にそれぞれ配されたフロント嵌合孔で、フロント飾り部105の上端及び下端にそれぞれ設けられたフロント嵌合爪105bが係合することにより、フロント飾り部105をフロントケース101に固定することができる。
101cはフロントケース101の略中央に開口したタリー開口部、108は光透過性材料より構成されたタリーパネライトで、本実施の形態ではアクリル樹脂より構成した。105cはフロント飾り部105の略中央でタリー開口部101cと略同位置に設けられたタリー凹部で、本実施の形態では凹部形状としたが、開口させてもよい。104bはフロント基板104におけるタリーパネライト108の略同位置に実装され内部回路の制御により発光するタリーLEDで、発光ダイオードなどの発光素子からなる。ここで、タリー開口部101c内には、タリーパネライト108が配され、タリーパネライト108の下部に配置されたタリーLED104bが発光することにより、タリーLED104bからの光がタリーパネライト108を透過して、タリー開口部101c及びタリー凹部105cを介して外部から目視可能に構成されている。このように発光させる構造は、例えばビデオカメラにおいて機器本体の電源がONの時に発光させたり、撮影状態の時に発光させることで、機器本体の電源状態や撮影状態などを容易に目視確認ができるように設けられたものである。
102は機器本体110の発光指示により内部の発光管が発光する発光手段であるフラッシュ本体で、光量が足りない撮影環境において光を被写体側に照射させることで、光量を補うものである。フラッシュ本体102には、発光管と、その発光を略々一方に導く反射板(いずれも図示せず)が収められている。なお、本構成では、フラッシュに代表される閃光装置としているが、近年カメラ付き携帯電話機などに搭載されつつあるビデオライトと呼ばれる照明装置としてもよい。閃光装置は短時間に光を照射するので主に静止画撮影時に利用され、照明装置は任意の時間に渡って光を照射することができるので主に動画撮影時に利用される。
104はフラッシュ本体102とともにフラッシュ本体102を発光させるための回路(図示せず)が実装されたフロント基板で、機器本体110内に固定されている。
103はフラッシュ本体102の前面部に設けられたフレネルレンズ部で、フラッシュ本体102から発光される光を効率よく一方に集光するためのものである。本構成では、フレネルレンズ部103はフラッシュ本体102に一体的に設けられている。なお、フラッシュ本体102とフレネルレンズ部103とそれらを駆動する回路(図示せず)とで発光手段を構成している。
104aはフロント基板104に実装されかつ周囲の音声を集音するマイクユニット、101dはマイクユニット104aの集音効果を妨げないようにフロントケース101に開口したマイク開口部、105gはマイクユニット104aの集音効果を妨げないようにフロント飾り部105に開口したマイク孔で、本実施の形態では機器本体内が外部から目視できないように、多数の小さな孔により構成されている。これらマイク開口部101d、マイク孔105gは、マイクユニット104aの前面側にそれぞれ設けられている。
104a is a microphone unit that is mounted on the
105はフロントケース101の前面部に配された透光部材であるフロント飾り部で、光透過性の材料で構成されており、例えば透明の樹脂により構成されている。本実施の形態では、光透過性材料であるポリカーボネート樹脂を射出成形して作製したが、材料や製造方法についてはこれらに限定されるものではない。また、フロント飾り部105において、タリー凹部105c、透明窓部105d、半透明部105e以外の1次曲面部105fには、機器本体内が外部から目視できないように印刷を施している。
105aはフロント飾り部105の一部であるフラッシュ窓部で、内部に配されたフラッシュ本体102から発光された光を装置外部へ導くための窓に相当するものである。なお、本構成では、フラッシュ窓部105aは、実際にフロント飾り部105の一部が開口しているような構成ではなく、フラッシュ本体102からの光が透過する部位を指し示したものである。なお、フラッシュ窓部105aを実際に開口させてもよい。
105dはフラッシュ窓部105aの一部でありフラッシュ本体102の光を透過する透明窓部、105eはフラッシュ窓部105aの一部でありフラッシュの光を透過しかつ機器本体内部の目視を困難にするために設けられた半透明部であり、本実施の形態では梨地状とした。
105d is a part of the
本実施の形態の半透明部105eは、化学腐食処理あるいは、サンドブラスト処理などによって、細かい凹凸を金型に形成(シボ加工)することにより、射出成形時にポリカーボネート樹脂に転写、形成している。なお、半透明部105eは上記処理による形成、及び上記樹脂材料に限定されるものではなく、フラッシュ本体102の光を外部へ透過し、かつ機器本体内の内部構造が外部から目視できないような構造であれば、他の形成処理及び材料であっても構わない。また、表面模様は「梨地」に限定されるものではなく、格子など他の表面模様であっても構わない。
The
また、本実施の形態の透明窓部105dは、フラッシュ本体2から照射される光の光軸略中央と略一致する位置に配されており、透明窓部105dの周囲を囲むように半透明部105eを設けているが、このような半透明部105eの配置については他の構成であっても構わない。また、本実施の形態の透明窓部105dは、図3に示すように楕円形状あるいは小判形状とし、半透明部105eは透明窓部105dが楕円形状あるいは小判形状となるように形成しているが、半透明部105eの形状は円形や矩形など、他の形状であっても構わない。なお、透明窓部105d及び半透明部105eの形状や配置は、フラッシュ本体102の発光特性に合わせて最適化することが望ましい。
In addition, the
107はフロントケース101の前面側に貼着されるフロント両面テープで、他方の接着面にはフロント飾り部105が貼着されることにより、フロントケース101にフロント飾り部105が固定されることになる。また、フロント両面テープ107には、マイクアドネット107aが一体的に設けられている。
以上のように構成された本実施の形態の発光ユニットについて、以下その組立構成や動作について説明する。 The assembly configuration and operation of the light emitting unit of the present embodiment configured as described above will be described below.
まず、組立構成について説明する。 First, the assembly configuration will be described.
図2Aに示すように、まずフロントケース101の前面側(図中上面)にフロント両面テープ107を貼り付ける。この時、フロント両面テープ107の開口部107bとフラッシュ開口部101aとが一致するように、また開口部107cとタリー開口部101cとが一致するように、またマイクアドネット107aとマイク開口部101dとが一致するように、フロント両面テープ107をフロントケース101の所定位置に貼着する。なお、フロント両面テープ107には、マイクアドネット107aを一体的に固定している。
As shown in FIG. 2A, first, a front double-
次に、図2Bに示すように、フロント両面テープ107が貼着されたフロントケース101に、フロント飾り部105を装着する。ここで、フロントケース101にはフラッシュ開口部101aと一対のフロント嵌合孔101bとを構成しており、さらにフロントケース101には、タリー開口部101cおよびマイク開口部101dも形成している。一方、飾り部材であるフロント飾り部105には、フラッシュ窓部105a、一対のフロント嵌合爪105b、マイク孔105gを一体的に形成している。このようなフロント飾り部105をフロントケース101に装着する際は、フラッシュ窓部105aとフラッシュ開口部101aとが略一致するようにフロント飾り部105をフロント両面テープ107上に移動させ、一対のフロント嵌合爪105bと一対のフロント嵌合孔101bとをそれぞれ係合あるいは嵌合させる。この時、マイクアドネット107aの位置とマイク孔105gとの位置が、略一致する。
Next, as shown in FIG. 2B, the front
次に、図2Cに示すように、図2Bにて組み立てられたフロントケース101の裏面側のタリー開口部101cに、光透過性の材料であるアクリル樹脂で構成したタリーパネライト108を挿入する。ここで、タリー開口部101cの前面側は略円形の孔が開口しているが、裏面側はタリーパネライト108の端面と同形状の矩形を成している。そして、フロントケース101の裏面にフロント基板104を被せて、基板固定ビス109にてフロントケース101に固定する。
Next, as shown in FIG. 2C, the
なお、フロント基板104には予め、図2Dに示すように、発光部材であるフラッシュ本体102と、これに固定された集光部材であるフレネルレンズ部103を、その発光回路とともに実装している。また、フロント基板104には、マイクユニット104a、タリーLED104bも実装している。
As shown in FIG. 2D, the
以上の組立工程で完成したフロントケース101を、機器本体110の前面部に装着固定し、フラッシュ本体102やマイクユニット104aなどの電気部品に対して電気的配線を施すことで、図1に示すような機器本体110が完成する。
As shown in FIG. 1, the
次に、図1と図4Aと図4Bを用いて動作を説明する。 Next, the operation will be described with reference to FIGS. 1, 4A and 4B.
図4Aは、本実施の形態1の発光ユニットの横断面図、図4Bは同じく縦断面図を、それぞれ示したものである。いずれも図中向かって左側が被写体側で、右側が機器本体側である。 FIG. 4A is a transverse sectional view of the light emitting unit of the first embodiment, and FIG. 4B is a longitudinal sectional view, respectively. In both figures, the left side is the subject side and the right side is the device main body side.
まず、図1に示すように、機器本体110は、本実施の形態ではビデオカメラを一例として用いている。この機器本体110を動作させる時は、機器本体110に設けられた電源ボタン(図示せず)を押すなどして電源投入を行い、以降、撮影操作や記録媒体再生操作などの使用者所望の操作命令を行う。撮影時には、撮影ボタン(図示せず)を押すなどして撮影モードへ移行する。すると、撮像手段111から被写体の光信号が入射され、撮像手段内部の撮像素子などの回路が光信号を電気信号に変換する。その電気信号を映像信号として表示手段(図示せず)に表示したり、記録媒体(図示せず)に記録したりすることができる。
First, as shown in FIG. 1, the device
撮影時、周囲が暗いなど、撮影環境の光量が足りない場合は、フラッシュを発光させたり、ビデオライトを発光させたりするなどして、周辺光量を補い撮影することもできる。 If there is not enough light in the shooting environment, such as when the surroundings are dark at the time of shooting, it is also possible to shoot with supplementing the amount of ambient light by flashing or video light.
機器本体110がフラッシュを発光していない状態の時、すなわち機器本体110を動作させていない時やフラッシュ発光を必要としない環境での撮影時、機器本体110を前面側から見ると、フロント飾り部105のフラッシュ本体102近傍部分は透明で構成されているため、フロント飾り部105の透明窓部105dを通して、機器本体110の内部が目視できてしまう。しかし、図4A及び図4Bに示すように、フラッシュ本体102のほぼ正面からは、透明窓部105dの奥にはフレネルレンズ部103しか見えないので問題はない。また、図に示すB1あるいはB2の矢視方向からみても、透明窓部105dを通じてはフレネルレンズ部103あるいはフロントケース101が見えるのみである。さらに半透明部105eがあるため、フラッシュ本体102やフロント基板104が見えることを防いでいるので、品格を保つことができる。
When the device
一方、機器本体110がフラッシュを発光させた時は、フラッシュ本体102から放射された光がフレネルレンズ部103とフラッシュ窓部105aを介して、外部(被写体側)へ照射される。より具体的には、フレネルレンズ部103から放射される光は、フラッシュ窓部105の透明窓部105dと半透明部105eを介して照射される。この時、図4A、図4Bに示すように、フレネルレンズ部103より放射されるフラッシュ光に対しては、所定の性能を定義し、確保するための発光角度A1あるいはA2が定義されている。
On the other hand, when the device
なお、透明窓部105dの周囲に形成した半透明部105eは、図に示す干渉範囲C1あるいは干渉範囲C2において、所定の発光角度A1あるいはA2に干渉しているが、半透明構造となっているため完全には遮光せず、所定の光量を透過し、性能を確保できるように、その表面粗さやその微細形状を設定している。
The
以上のように本実施の形態によれば、発光部材であるフラッシュ本体102と、そのフラッシュ本体102よりの発光を略々一方に集光する集光部材であるフレネルレンズ部103と、光透過性の材料で形成しかつフラッシュ本体102を覆う飾り部材であるフロント飾り部105とからなる発光ユニットであって、フロント飾り部105にはフレネルレンズ部103以外を覆う半透明部を一体的に形成したことにより、部品点数を減らしてコストを抑えつつ機器を小型化できる発光ユニットを提供することができるという優れた効果がある。
As described above, according to the present embodiment, the flash
すなわち、図5A及び図5Bに示すように従来技術では遮蔽部材6を設ける必要があったため、フラッシュ本体2の前面からフロント飾り部5の前面までの距離はL3及びL4に示す寸法が必要であった。しかし本実施の形態では、遮蔽部材6を必要としないため、その分フロント飾り部105と発光ユニット102とを近づけて配置することができるようになった。具体的には、図4A及び図4Bに示すように、フラッシュ本体102の前面からフロント飾り部105の前面までの距離を、L1及びL2に示す寸法にすることができた。なお、L1<L3、L2<L4である。
That is, as shown in FIGS. 5A and 5B, in the prior art, it was necessary to provide the shielding
また、従来必要であった遮蔽部材6を廃止することで、組立工数を削減できるとともに、遮蔽部材6を固定するために必要だった接着剤などを不要とすることができるのでコストダウンが実現できる。
Further, by eliminating the conventionally required shielding
半透明部105eは、塗装あるいは印刷にて形成することにより、小型化できる。
The
さらに、図4A及び図4Bにおける最小の干渉範囲C1あるいはC2にて所定の性能を確保しつつ、最大の遮蔽効果を得て品格を保つために、半透明部105eをフロント飾り部105のフラッシュ本体102側の面に形成することにより、発光ユニットの組み立て後は、半透明部105eに外部から触れられることを防ぐことができるので、半透明部105eに対する汚れや傷つき等による性能の劣化を防止する効果がある。
Further, in order to obtain the maximum shielding effect and maintain the quality while maintaining the predetermined performance in the minimum interference range C1 or C2 in FIGS. 4A and 4B, the
また、半透明部105eを梨地(シボ加工)にて形成したことにより、半透明部105eがフラッシュ本体102の発光角度に干渉していても、完全には遮光せずに所定の光量を透過し、十分な性能を確保できる。さらに加工コストも抑えることができる。
Further, since the
以上が本発明の実施の形態1であるが、半透明部105eの表面粗さや微細形状は、確保すべき性能や、内部の見え方により任意に設定するものであり、必ずしも本実施の形態1の仕様に限定するものではない。
The above is the first embodiment of the present invention, but the surface roughness and fine shape of the
例えば、本実施の形態1における半透明部105eは、より効果的な遮蔽効果を目的として、粗い梨地の上に、さらに細かい梨地を一体的に重ねて形成しているが、必ずしもこの構成に限定するものではない。
For example, the
また、本実施の形態1においては、半透明部105eとすることで、より加工コストを抑える構成としたが、半透明部105eを塗装あるいは印刷により構成しても遮蔽は可能であり、小型化の効果は得られる。
In
さらに、フロント飾り部105の材料は、光透過性を有すれば、必ずしもポリカーボネート樹脂である必要はない。たとえばアクリル樹脂であっても、ガラスであってもかまわない。
Furthermore, the material of the
なお、本実施の形態1においては、最小の干渉範囲C1あるいはC2にて最大の遮蔽効果を得るために、半透明部105eはフロント飾り部105のフラッシュ本体102側の面に形成したが、この場合発光ユニットの組み立て後は、半透明部105eに外部から触れられることを防げるので、塗装、印刷、梨地あるいは、それに順ずるいずれの構成についても、汚れや傷つき等による性能の劣化を防止する効果がある。
In the first embodiment, the
さらに、本実施の形態1では、透明窓部105dの範囲をフレネルレンズ部103に相似形の小判形としたが、たとえば四角形でも良く、必ずしも相似形である必要はなく、またその形状にこだわらない。
Further, in the first embodiment, the range of the
また、本実施の形態1では発光ユニットをビデオカメラ110に搭載したが、たとえばデジタルスチルカメラや、携帯電話など、他の機器に搭載しても同様の効果が得られる。
In the first embodiment, the light emitting unit is mounted on the
本発明は、ビデオカメラやスチルカメラに用いられるフラッシュやストロボやビデオライトのような発光ユニットに関するものであり、ビデオカメラのような撮像装置に利用して有効なものである。 The present invention relates to a light emitting unit such as a flash, a strobe, or a video light used in a video camera or a still camera, and is effective when used in an imaging apparatus such as a video camera.
101 フロントケース
102 フラッシュ本体
103 フレネルレンズ部
104 フロント基板
105 フロント飾り
107 フロント両面テープ
108 タリーパネライト
109 基板固定ビス
110 ビデオカメラ
DESCRIPTION OF
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2004
- 2004-11-29 JP JP2004343501A patent/JP2006154175A/en active Pending
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