JP2006149618A - 薬液を備えたブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】導通路が詰まることがなく、雑菌によって薬液が汚染されることのない、薬液を備えたブラシを提供することを課題とする。
【解決手段】内部に薬液Lが充填されたエアゾール缶1が用いられ、ブラシ31を備えたブラシ部3と、エアゾール缶1を支持するための支持部2とを備え、上記の支持部2には、上記の薬液Lをエアゾール缶1の噴射口12aから噴射させるための操作機構5を備え、この操作機構5は、使用者によって操作される操作部51と、当該操作部51の動作をエアゾール缶1に伝達するための伝達部52とを備えたものであり、支持部2とブラシ部3との間には、上記エアゾール缶1の噴射口12aから噴射された薬液Lを、ブラシ部3まで導くことのできる導通路4を備え、導通路4には、外気によって薬液Lが乾燥することによる導通路4の詰まりを防止するための閉鎖手段Cが設けられた、薬液を備えたブラシを提供する。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、薬液を備えたブラシに関するものである。
登録実用新案第3049565号公報
種々のブラシのうち、歯を磨くための歯ブラシは従来から周知であるが、この歯ブラシのうちで、特許文献1に示されたもののように、液体歯磨きのような歯磨剤を備えた歯ブラシが存在する。この歯ブラシは、カートリッジやエアゾール容器に封入された歯磨剤を、歯を磨くために先端部に設けられたブラシに供給することができるものであり、従来の歯ブラシのように、いちいち、別のチューブ入りの歯磨剤を用いる必要がなく、便利である。
しかし、この特許文献1に示された歯ブラシは、カートリッジやエアゾール容器からブラシへと歯磨剤を導くための導通路が、ブラシの根元部分に開放されたままの状態とされているため、導通路の出口付近に存在する歯磨剤が外気に触れて固まり、導通路が詰まってしまうことがあり、頻繁に清掃する必要があって不便であった。
また、外気中に存在する雑菌により、歯磨剤が汚染される恐れもあった。
また、この歯ブラシは、力を入れて歯磨きした場合など、不意に歯磨剤がブラシに供給されてしまう場合があり、歯磨剤の使いすぎとなって不経済であった。
この問題は、歯ブラシに限られたものではなく、ヘアローション、育毛剤、染毛剤を備えたヘアブラシや、洗浄剤を備えた掃除用ブラシなど、薬液を備えたブラシに共通するものであった。
本願発明は上記のことに鑑み、導通路が詰まることがなく、雑菌によって薬液が汚染されることのない、薬液を備えたブラシを提供すること、また、経済的に薬液を使用できる、薬液を備えたブラシを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、内部に流動性を有する薬液Lが充填されており、当該薬液Lを缶外に噴射することのできる噴射口12aを備えたエアゾール缶1が用いられたものであり、歯を洗浄するためのブラシ31を備えたブラシ部3と、エアゾール缶1を支持するための支持部2とを備え、上記の支持部2には、上記の薬液Lを噴射口12aから噴射させるための操作機構5を備え、この操作機構5は、使用者によって操作される操作部51と、当該操作部51の動作をエアゾール缶1に伝達するための伝達部52とを備えたものであり、支持部2とブラシ部3との間には、上記エアゾール缶1の噴射口12aから噴射された薬液Lを、ブラシ部3まで導くことのできる導通路4を備え、導通路4には、外気によって薬液Lが乾燥することによる導通路4の詰まりを防止するための閉鎖手段Cが設けられたことを特徴とする、薬液を備えたブラシを提供する。
また、本願の請求項2に記載の発明は、上記の操作機構5によって、エアゾール缶1から薬液Lが噴射される際には、閉鎖手段Cが導通路4を開放するものであって、上記の噴射がされない際には、閉鎖手段Cが導通路4を閉鎖するものであることを特徴とする、請求項1に記載の、薬液を備えたブラシを提供する。
また、本願の請求項3に記載の発明は、上記のエアゾール缶1は、薬液Lが充填された缶本体11と、缶本体11から突出したものであって、缶本体11に対して移動させることにより、薬液Lを噴射可能とされた、筒状のステム部12を備えたものであって、上記の噴射口12aはステム部12の先端に設けられたものであり、上記の操作部51は、支持部2に対してスライド可能に支持されたものであり、上記の伝達部52は、上記操作部51のスライド動作に連動し、ステム部12を缶本体11の側へと押し込むことが可能なものであり、上記のブラシ部3には、支持部2に対してスライド可能に支持された蓋材33が設けられており、この蓋材33と上記の操作レバー51とは、連結材6によって連結されたものであり、蓋材33は、操作レバー51の上記スライド動作に連動してスライドされることにより、ブラシ部3に設けられた、導通路4の開口部41を塞ぐことができる閉鎖手段Cとして機能することを特徴とする、請求項2に記載の、薬液を備えたブラシを提供する。
また、本願の請求項4に記載の発明は、上記のエアゾール缶1は、薬液Lが充填された缶本体11と、缶本体11から突出したものであって、缶本体11に対して移動させることにより、薬液Lを噴射可能とされた、筒状のステム部12を備えたものであって、上記の噴射口12aはステム部12の先端に設けられたものであり、上記の操作部51は、支持部2に対してスライド可能に支持されたものであり、上記の伝達部52は、上記操作部51のスライド動作に連動し、ステム部12を缶本体11の側へと押し込むことが可能なものであり、上記のブラシ部3には、支持部2に対してスライド可能に支持されたブラシ台32が設けられており、このブラシ台32と上記の操作レバー51とは、連結材6によって連結されたものであり、上記のブラシ31は、このブラシ台32の表面に、直立するように植えられたものであり、導通路4は、ブラシ台32を貫通して設けられたものであり、ブラシ台32は、操作レバー51の上記スライド動作に連動してスライドされることにより、支持部側導通路4aと、ブラシ部側導通路4bとを導通不能に分断できる閉鎖手段Cとして機能することを特徴とする、請求項2に記載の、薬液を備えたブラシを提供する。
また、本願の請求項5に記載の発明は、上記の支持部2にストッパー部材7が設けられたものであり、ストッパー部材7は、上記の操作レバー51をスライド不能とすることにより、導通路4が閉鎖された状態で固定できるものであることを特徴とする、請求項3または4に記載の、薬液を備えたブラシを提供する。
本願の請求項1に記載の発明にあっては、薬液Lが充填されたエアゾール缶1が用いられたことにより、薬液Lを使い切っても、エアゾール缶1を交換するだけで済み、大変使い勝手の良いブラシを提供できたものである。また、導通路4には、外気によって薬液Lが乾燥することによる導通路4の詰まりを防止するための閉鎖手段Cが設けられたことにより、薬液Lを噴射しない時には、導通路4を閉鎖することができる。よって、導通路4に存在する薬液Lが外気に触れて固まってしまうことを防止できる。これにより、導通路4が詰まってしまうことを恐れて頻繁に清掃する必要もなく、使い勝手の良いものとできる。また、外気中に存在する雑菌により、薬液Lが汚染される可能性も少ない。
また、本願の請求項2に記載の発明にあっては、上記請求項1に記載の発明の効果に加え、エアゾール缶1から薬液Lが噴射される際には、閉鎖手段Cが導通路4を開放するものであり、上記の噴射がされない際には、閉鎖手段Cが導通路4を閉鎖するものであるため、閉鎖手段Cを操作するための別個の動作が不要であって、扱いが容易である。
また、本願の請求項3に記載の発明にあっては、上記請求項2に記載の発明の効果に加え、操作部51のスライド動作に連動する蓋材33が、閉鎖手段Cとして機能するものであり、簡単な構造の閉鎖手段Cとできたものである。
また、本願の請求項4に記載の発明にあっては、上記請求項2に記載の発明の効果に加え、支持部2に対してスライド可能に支持されたブラシ台32が、操作部51のスライド動作に連動することにより、閉鎖手段Cとして機能するものであり、蓋材33のような、導通路4を閉鎖するための別個の部材が不要である。
また、本願の請求項5に記載の発明にあっては、上記請求項3または4に記載の発明の効果に加え、支持部2に設けられたストッパー部材7が操作レバー51をスライド不能とすることにより、導通路4が閉鎖された状態で固定できるため、例えば歯ブラシの場合、力を入れて歯磨きしても、エアゾール缶1から不意に薬液Lが噴射されてしまうことがなく、必要な分だけの薬液Lを使用できて経済的である。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態の一例として、歯磨剤を備えた歯ブラシを取り上げて説明する。図1及び図2は、本願発明の実施例1に係る歯ブラシを示し、図3〜図5は、同実施例2に係る歯ブラシを示す。
実施例1に係る歯ブラシは、図1に示すようなものであって、エアゾール缶1を装着して使用するものである。本実施例において用いられるエアゾール缶1は、内部に液状などの流動性を有する歯磨剤Lが充填されたものであって、当該歯磨剤Lを缶外に噴射することのできる噴射口12aを備えたものである。
このエアゾール缶1の構造は、従来から種々の用途に用いられている周知のものであって、歯磨剤Lが内部に充填された略円筒形の缶本体11と、缶本体11から突出した中空筒状のものであって、缶本体11に押し込むことにより、内部のバルブ機構が作動し、歯磨剤Lを噴射可能とされたステム部12とを備えたものである。このステム部12の先端には噴射口12aが設けられている。
ここで、上記のステム部12の構造は、缶本体11に対して移動されることにより、歯磨剤Lを噴射可能とされたものであれば良く、例えば、ステム部12を首を振るように移動させることにより噴射がなされるものなど、種々の構造にて実施し得る。
また、殺虫剤や芳香剤などの用途に供されるエアゾール缶に良く見られるように、ステム部12の噴射口12aを覆う、チップ状の噴射ボタンが取り付けられた状態のエアゾール缶1を使用しても良い。
本実施例に係る歯ブラシは、上記のエアゾール缶1を支持するための支持部2と、歯を磨くためのブラシ31を有するブラシ部3とを備えたものである。
本実施例における支持部2は略円錐形状のものであって、基端(底面)側は開口されており、エアゾール缶1を支持するための支持部21が設けられている。本実施例における支持部21は、エアゾール缶1のステム部12を取り巻くように配位された、端縁部13と嵌合する爪部21が、支持部2の内周面に突出するように設けられており、この爪部21に端縁部13を嵌めることにより、エアゾール缶1と支持部2とを結合することができる。なお、本実施例では、上記のように、エアゾール缶1と支持部2とを結合した状態において、エアゾール缶1の缶本体11が支持部2の基端側に露出した状態とされており、この歯ブラシを用いて歯を磨く際には、使用者は缶本体11を直接持つこととなる。
なお、支持部2は、本実施例のようにエアゾール缶1が露出したもの以外に、エアゾール缶1を囲むケーシングを形成するなどして、エアゾール缶1の全体または一部を収納することのできる収納室を備えたものとしても良い。
支持部2の先端側にはブラシ部3が固定されている。このブラシ部3は、使用者の歯に対して当接させるためのブラシ31を備えたものである。ブラシ31は、支持部2と一体とされたブラシ台32に直立するように植えられたものである。本実施例におけるブラシ31は、一般的な歯ブラシと同じく、合成樹脂製の小径の線状体が束ねられたものが、ブラシ台32上に一定の間隔で並列させられたものである。ブラシ31を構成する線状体の太さや長さ、またブラシ31自体の大きさ、またブラシ台32の形状は、重点的に歯磨きをする歯の部位や使用者の対象年齢に応じて、種々に変更が可能である。
なお、歯ブラシ以外のブラシに本願発明を適用する場合にあっては、ブラシ部3を、例えば硬質プラスチック製からなるものとし、ブラシ台32に対してブラシ31を櫛状に、一体に形成したものとしても良い。
支持部2とブラシ部3との間には、内部に歯磨剤Lを通すことのできる中空の通路である導通路4が設けられている。この導通路4は、後述する押圧部材52の先端側から、支持部2の内部を通り、ブラシ部3のブラシ台32の表面に設けられた開口部41へと至るものである。これにより、エアゾール缶1の噴射口12aから噴射された歯磨剤Lを、ブラシ部3まで導き、ブラシ31の根元へと供給することができる。
本実施例では、この導通路4が支持部2及びブラシ部3の内部に設けられたものであるが、別途チューブ状の導通路4を支持部2の内部に通したものとしても良い。
また、開口部41については、上記のようにブラシ31とブラシ台32とを一体に形成した場合、ブラシ31の先端や側面に設けたものとしても良い。
また、支持部2には、エアゾール缶1のステム部12を缶本体11に押し込むことにより、歯磨剤Lをエアゾール缶1の噴射口12aから噴射させるための操作機構5が備えられている。この操作機構5は、使用者によって操作される操作部としての操作レバー51と、操作部51の動作をエアゾール缶1に伝達するための伝達部としての押圧部材52とを備えたものである。
操作レバー51は、支持部2に対して、前後方向にスライド可能に支持されたものである。つまり、この操作レバー51のスライド方向は、上記のようにステム部12が缶本体11に押し込まれる方向に対して平行とされている。
押圧部材52は、操作レバー51のスライド動作に連動するものであり、ステム部12を缶本体11の側へ押し込むための部材である。本実施例においては、押圧部材52は、上記のようにステム部12が缶本体11に押し込まれる方向に延びる筒状体であり、内部に歯磨剤通過空間52aが貫通している。エアゾール缶1のステム部12における先端部は、この押圧部材52の内面52bに嵌合し、これにより、ステム部12と押圧部材52とは連結されている。
また、操作レバー51と押圧部材52とは、嵌合により一体とされている。
操作レバー51を、エアゾール缶1の方向(図1(A)における右方向)へとスライドさせると、押圧部材52は同方向に移動する。この移動した押圧部材52によって、押圧部材52に嵌合されたステム部12は、缶本体11へと押し込まれるように移動する。これにより、ステム部12の根元に設けられたバルブ機構が作動し、噴射口12aから歯磨剤Lが噴射される。この歯磨剤Lは、押圧部材52の歯磨剤通過空間52aを通り、導通路4へと導かれる。
なお、上記のような、押圧部材52によるエアゾール缶1の押圧が解かれると、ステム部12の根元に設けられた復帰用の付勢手段(図示しない)により、ステム部12は缶本体11から突出した状態に自然に復帰し、エアゾール缶1からの歯磨剤Lの噴射が止まる。
なお本実施例では、上記のように、操作レバー51と押圧部材52とは、嵌合により直接連結されたものであって、操作レバー51が押圧部材52を直接移動させるものとしているが、これに限られるものではなく、ギアやリンクなどを介して間接的に動作させるものとしても良い。また、ばねやゴムなどの付勢手段によって押圧部材52を付勢し、操作レバー51を軽快に移動させることが可能なものとしても良い。
導通路4には、外気によって歯磨剤Lが乾燥することによる導通路4の詰まりを防止するための閉鎖手段Cが設けられている。この閉鎖手段Cは、操作機構5によって、エアゾール缶1から歯磨剤Lが噴射される際には、導通路4を開放するものであって、上記の噴射がされない際には、導通路4を閉鎖するものである。このように操作機構5と閉鎖手段Cとが連動するものであるため、閉鎖手段Cを操作するための別個の動作が不要であって、扱いが容易である。
本実施例における閉鎖手段Cは、ブラシ部3に設けられた、導通路4の開口部41を塞ぐことができる蓋材33であって、簡単な構造とできることが利点である。
この蓋材33は、支持部2に対してスライド可能に支持されたものであり、ブラシ部3のブラシ台座32に設けられた開口部41を覆うことができるように配位される。この蓋材33と上記の操作レバー51とは、連結材6によって一体とされており、操作レバー51と蓋材33とが連動するように連結されている。これにより、操作機構5と閉鎖手段Cとが連動するものとなる。つまり、蓋材33は、エアゾール缶1から歯磨剤Lを噴射させるために、操作レバー51をスライドさせた際において、開口部41が開放され、操作レバー51が元の状態に復帰した際において、開口部41が塞がれるものである。
なお、この蓋材33及び連結材6は、比較的軟質な材料から形成されたものであって、上記のように操作レバー51のスライド動作に応じ、支持部2の側面に対して無理なく沿うものとされている。
このように蓋材33による閉鎖手段Cを設けたことにより、歯磨剤Lを噴射しない時には、ブラシ台座32に設けられた開口部41を閉鎖することができる。これにより、導通路4に存在する歯磨剤Lが外気に触れて固まってしまうことを防止できる。よって、導通路4が詰まってしまうことを恐れて頻繁に清掃する必要もなく、使い勝手の良いものとできる。また、外気中に存在する雑菌により、歯磨剤Lが汚染される可能性も少ない。
なお、本実施例では、操作機構5と閉鎖手段Cとを連動させたものとしたが、閉鎖手段Cを操作するための手段を、操作機構5とは別に設けたものとしても良い。
また、支持部2にはストッパー部材7が設けられている。このストッパー部材7は、操作レバー51をスライド不能とすることにより、導通路4が閉鎖された状態で固定できるものである。本実施例におけるストッパー部材7は、支持部2の、操作レバー51の基端側の位置に取り付け及び取り外しが可能とされたチップ状のものである。このストッパー部材7が操作レバー51に当接することにより、操作レバー51をスライド不能にできる。これにより、力を入れて歯磨きした場合などでも、エアゾール缶1から不意に歯磨剤Lが噴射されてしまうことがなく、必要な分だけの歯磨剤Lを使用できて経済的である。
ここで、閉鎖手段Cに関する他の実施例について説明する。この実施例においては、ブラシ部3自体が、支持部2に対して移動可能に設けられたことにより、閉鎖手段Cとして機能するものである。よって、実施例1における蓋材33のような、導通路4を閉鎖するための別個の部材が不要であることが利点である。
本実施例においては、ブラシ部3のブラシ台32が、支持部2に対して、前後方向にスライド可能に支持されている。このブラシ台32には、導通路4の一部であるブラシ部側導通路4bが裏側から表側へと貫通するように設けられている。このブラシ部側導通路4bは、同じく導通路4の一部である支持部側導通路4aと一致した際に、歯磨剤Lを通過させることができるものである。
ブラシ台32と操作レバー51とは、実施例1と同様、連結材6によって一体とされており、操作レバー51とブラシ台32とが連動するように連結されている。
これにより、操作機構5と閉鎖手段Cとが連動する。つまり、ブラシ台32は、エアゾール缶1から歯磨剤Lを噴射させるために、操作レバー51をスライドさせた際において、支持部側導通路4aとブラシ部側導通路4bとが一致することにより導通可能となり、操作レバー51が元の状態に復帰した際において、各導通路4a,4bがずれ、導通不能に分断される。
このように、支持部2に対してスライド可能なブラシ台32による閉鎖手段Cを設けたことにより、歯磨剤Lを噴射しない時には、導通路4を閉鎖することができる。これにより、実施例1と同様、導通路4に存在する歯磨剤Lが外気に触れて固まってしまうことを防止できる。よって、導通路4が詰まってしまうことを恐れて頻繁に清掃する必要もなく、使い勝手の良いものとできる。また、外気中に存在する雑菌により、歯磨剤Lが汚染される可能性も少ない。
本実施例におけるストッパー部材7は、操作レバー51のスライド方向に対し、直交する方向にスライド可能とされたものである。このように、支持部2にスライド式のストッパー部材7を設けることにより、実施例1における、チップ状のストッパー部材7よりも簡単に、操作レバーをスライド不能にできる。また、ストッパー部材7を紛失する恐れもない。
本願発明に係る歯ブラシの使用に当たっては、使用者がエアゾール缶1の缶本体11を握ることによって、一般の歯ブラシと同要領で歯を磨くことができる。そして、ブラシ部3のブラシ31に歯磨剤Lを供給するためには、使用者が操作レバー51をスライドさせれば良い。これにより、エアゾール缶1から導通路4を通じて、歯磨剤Lをブラシ31に供給することができる。このように操作レバー51を適宜操作することにより、使用者が望む量の歯磨剤Lをブラシ31に導くことができる。また、操作レバー51は、ストッパー部材7によって固定可能なため、特許文献1に記載された従来の歯ブラシと異なり、不意に歯磨剤Lが出てしまうことによる、歯磨剤Lの使いすぎを防止できて経済的である。
また、本願発明に係る歯ブラシは、歯磨剤Lがエアゾール缶1に充填されたものであるため、歯磨剤Lを使い切っても、エアゾール缶1を交換するだけで済む。よって、大変使い勝手の良いものである。
上記の各実施例は、本願発明を歯ブラシに適用した例を示したものであるが、ヘアローション、育毛剤、染毛剤を備えたヘアブラシや、洗浄剤を備えた掃除用ブラシなど、薬液を備えた、種々のブラシに対しての適用が可能である。
本願の実施例1に係る歯ブラシの、閉鎖手段が導通路を閉鎖した状態を示すものであって、(A)は一部断面視の側面図であり、(B)は平面図である。 本願の実施例1に係る歯ブラシの、閉鎖手段が導通路を開放した状態を示すものであって、(A)は一部断面視の側面図であり、(B)は平面図である。 本願の実施例2に係る歯ブラシの外観を示す斜視図である。 本願の実施例2に係る歯ブラシの、閉鎖手段が導通路を閉鎖した状態を示すものであって、(A)は一部断面視の側面図であり、(B)は平面図である。 本願の実施例2に係る歯ブラシの、閉鎖手段が導通路を開放した状態を示すものであって、(A)は一部断面視の側面図であり、(B)は平面図である。
符号の説明
1 エアゾール缶
11 缶本体
12 ステム部
12a 噴射口
2 支持部
3 ブラシ部
31 ブラシ
32 ブラシ台
33 蓋材
4 導通路
4a 支持部側導通路
4b ブラシ部側導通路
5 操作機構
51 操作部、操作レバー
52 伝達部、押圧部材
6 連結材
7 ストッパー部材
C 閉鎖手段
L 薬液、歯磨剤

Claims (5)

  1. 内部に流動性を有する薬液(L)が充填されており、当該薬液(L)を缶外に噴射することのできる噴射口(12a)を備えたエアゾール缶(1)が用いられたものであり、
    ブラシ(31)を備えたブラシ部(3)と、
    エアゾール缶(1)を支持するための支持部(2)とを備え、
    上記の支持部(2)には、上記の薬液(L)を噴射口(12a)から噴射させるための操作機構(5)を備え、
    この操作機構(5)は、使用者によって操作される操作部(51)と、当該操作部(51)の動作をエアゾール缶(1)に伝達するための伝達部(52)とを備えたものであり、
    支持部(2)とブラシ部(3)との間には、上記エアゾール缶(1)の噴射口(12a)から噴射された薬液(L)を、ブラシ部(3)まで導くことのできる導通路(4)を備え、
    導通路(4)には、外気によって薬液(L)が乾燥することによる導通路(4)の詰まりを防止するための閉鎖手段(C)が設けられたことを特徴とする、薬液を備えたブラシ。
  2. 上記の操作機構(5)によって、エアゾール缶(1)から薬液(L)が噴射される際には、閉鎖手段(C)が導通路(4)を開放するものであって、
    上記の噴射がされない際には、閉鎖手段(C)が導通路(4)を閉鎖するものであることを特徴とする、請求項1に記載の、薬液を備えたブラシ。
  3. 上記のエアゾール缶(1)は、薬液(L)が充填された缶本体(11)と、
    缶本体(11)から突出したものであって、缶本体(11)に対して移動させることにより、薬液(L)を噴射可能とされた、筒状のステム部(12)を備えたものであって、上記の噴射口(12a)はステム部(12)の先端に設けられたものであり、
    上記の操作部(51)は、支持部(2)に対してスライド可能に支持されたものであり、
    上記の伝達部(52)は、上記操作部(51)のスライド動作に連動し、ステム部(12)を缶本体(11)の側へと押し込むことが可能なものであり、
    上記のブラシ部(3)には、支持部(2)に対してスライド可能に支持された蓋材(33)が設けられており、
    この蓋材(33)と上記の操作レバー(51)とは、連結材(6)によって連結されたものであり、
    蓋材(33)は、操作レバー(51)の上記スライド動作に連動してスライドされることにより、
    ブラシ部(3)に設けられた、導通路(4)の開口部(41)を塞ぐことができる閉鎖手段(C)として機能することを特徴とする、請求項2に記載の、薬液を備えたブラシ。
  4. 上記のエアゾール缶(1)は、薬液(L)が充填された缶本体(11)と、
    缶本体(11)から突出したものであって、缶本体(11)に対して移動させることにより、薬液(L)を噴射可能とされた、筒状のステム部(12)を備えたものであって、上記の噴射口(12a)はステム部(12)の先端に設けられたものであり、
    上記の操作部(51)は、支持部(2)に対してスライド可能に支持されたものであり、
    上記の伝達部(52)は、上記操作部(51)のスライド動作に連動し、ステム部(12)を缶本体(11)の側へと押し込むことが可能なものであり、
    上記のブラシ部(3)には、支持部(2)に対してスライド可能に支持されたブラシ台(32)が設けられており、
    このブラシ台(32)と上記の操作レバー(51)とは、連結材(6)によって連結されたものであり、
    上記のブラシ(31)は、このブラシ台(32)の表面に、直立するように植えられたものであり、
    導通路(4)は、ブラシ台(32)を貫通して設けられたものであり、
    ブラシ台(32)は、操作レバー(51)の上記スライド動作に連動してスライドされることにより、支持部側導通路(4a)と、ブラシ部側導通路(4b)とを導通不能に分断できる閉鎖手段(C)として機能することを特徴とする、請求項2に記載の、薬液を備えたブラシ。
  5. 上記の支持部(2)にストッパー部材(7)が設けられたものであり、
    ストッパー部材(7)は、上記の操作レバー(51)をスライド不能とすることにより、導通路(4)が閉鎖された状態で固定できるものであることを特徴とする、請求項3または4に記載の、薬液を備えたブラシ。
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