JP2006147424A - 自在コンセント - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気機器に設けられた差込プラグに対応させてエンジン発電機の出力電力を設定するようにした自在コンセントを提供する。
【解決手段】 自在コンセント20は開口窓23が設けられたケース体24を有している。ケース体24の内部には、種類の異なる複数のプラグ装着面29a〜29eが設けられたコンセントブロック25が回転自在に収容されるとともに、コンセントブロック25の回転によって複数のプラグ装着面29a〜29eのうち開口窓23に露出されたプラグ装着面が自動的に検出される。その検出結果に基づいて、開口窓23に露出されて装着される差込プラグの電気機器に対応する電力がエンジン発電機から供給される。
【選択図】 図6
【解決手段】 自在コンセント20は開口窓23が設けられたケース体24を有している。ケース体24の内部には、種類の異なる複数のプラグ装着面29a〜29eが設けられたコンセントブロック25が回転自在に収容されるとともに、コンセントブロック25の回転によって複数のプラグ装着面29a〜29eのうち開口窓23に露出されたプラグ装着面が自動的に検出される。その検出結果に基づいて、開口窓23に露出されて装着される差込プラグの電気機器に対応する電力がエンジン発電機から供給される。
【選択図】 図6
Description
本発明は、エンジン発電機により発電された電力を電圧等の仕様が相違する複数種類の電気機器に供給するようにした自在コンセントに関する。
屋外等のように商用電源端子のコンセントが存在しない場所で電気機器を使用する場合には、エンジン駆動により発電体を駆動して発電するためのエンジン発電機が使用されている。電気機器に供給される商用電源電力は日本国内では50Hzの地域と60Hzの地域があり、諸外国では国によって相違することがある。例えば、米国では120Vで60Hz、オーストラリアでは240Vで50Hzなどのように商用電源電力は国によって相違することがある。また、電気機器に取り付けられた差込プラグの形状も国によって相違することがあり、差込プラグが装着されるエンジン発電機のコンセントはエンジン発電機が使用される国に対応させる必要がある。
したがって、特定の国の仕様に対応させて出力電力とコンセントが設定されたエンジン発電機は、電圧等の仕様が相違する他の国においては使用することができなくなる。また、電圧と周波数が同一であっても差込プラグの形状が相違すると、エンジン発電機側のコンセントを容易に交換することができないので、その場合にはアダプタを使用する必要がある。
屋内等の商用電源端子のコンセントが各国によって相違することから、商用電源コンセントから電力の供給を受けて作動する電気機器を商用電源コンセントの形状が相違する複数の国においても使用することができるようにする機器が提案されている。例えば、特許文献1には、電気機器に電源ケーブルを介して接続されるプラグ本体内に出没自在の複数のピンを設けて商用電源コンセントの差込穴に対応させて任意のピンを突出させるようにしたプラグが記載されている。特許文献2には、各国の商用電源コンセントの差込穴にそれぞれ装着される複数のブレード板と、各国の差込プラグに対応し特定のブレード板に取り付けられる複数の面板とを有し、ブレード板と面板とを組み合わせることにより各国の差込プラグに対応することができるアダプタが記載されている。特許文献3には、電気機器に接続される電源ユニットに各国の商用電源コンセントの差込穴に対応させて出没させる複数のプロングを設けるようにした電源プラグが記載されている。さらに、特許文献4には、蝶番により回動可能に連結された一対のアダプタ本体に出没自在のプラグ端子を設けて、各国の商用電源コンセントに差し込むことができるようにしたアダプタが記載されている。
実用新案登録第3073809号公報
実用新案登録第3056347号公報
特開平7−226270号公報
特開平9−97660号公報
エンジン発電機には出力電圧と周波数を制御できるインバータ制御機能を有するものがあるが、従来では、エンジン発電機には特定の種類のコンセントしか取り付けられていないため、そのコンセントに対応する差込プラグを有する電気機器にしか電力を供給することができない。したがって、特定の国において使用されるエンジン発電機はコンセントのタイプが相違する他の国においては使用することができず、エンジン発電機を製造する場合にも各国に対応させて発生電力とコンセントを用意する必要がある。
本発明の目的は、電気機器に設けられた差込プラグに対応させてエンジン発電機の出力電力を設定するようにした自在コンセントを提供することにある。
本発明の自在コンセントは、エンジン発電機の電力出力部に接続され、電気機器の差込プラグが装着される自在コンセントであって、相互に種類の異なる差込プラグが装着される複数のプラグ装着面が外周面に設けられたコンセントブロックと、前記コンセントブロックを回転自在に収容し、特定の前記プラグ装着面を外部に露出させる開口窓が設けられたケース体と、前記ケース体内に設けられ、特定の前記プラグ装着面が前記コンセントブロックの回転により前記開口窓に対応する位置となったことを検出する装着面検出手段とを有し、特定の前記プラグ装着面に装着される差込プラグに対応させて当該差込プラグが接続された電気機器に電力を前記エンジン発電機から供給することを特徴とする。
本発明の自在コンセントは、前記ケース体に形成された案内溝を貫通して外部に突出する操作レバーを前記コンセントブロックに取り付け、前記操作レバーによりいずれかの前記プラグ装着面を前記開口窓に露出させることを特徴とする。
本発明の自在コンセントは、前記装着面検出手段はコンセントブロックと一体に回転しそれぞれの前記プラグ装着面に対応させて設けられた複数の永久磁石と、それぞれの前記永久磁石の磁力に感応するセンサとを有することを特徴とする。
本発明の自在コンセントは、それぞれの前記プラグ装着面が前記開口窓に露出されているときにおける前記コンセントブロックの回転に節度感を加えるクリック機構を前記ケース体に設けることを特徴とする。
本発明によれば、電力が供給される電気機器の差込プラグに対応するプラグ装着面が選択されると、装着面検出手段からの信号によってエンジン発電機はその電気機器に供給される電圧等の特定仕様の電力を生成する。これにより、電圧等の規格の異なる複数の電気機器を1つのエンジン発電機に接続して使用する場合でも、規格の異なる電気機器のそれぞれにアダプタを装着することなくエンジン発電機を使用することができる。
本発明によれば、操作レバーを案内溝に沿って移動させることで開口部に露出されるプラグ装着面を容易に切り替えることができ、電気機器の差込プラグに対応するプラグ装着面を開口部に露出させ、その開口部に露出されたプラグ差込部に差込プラグを装着すれば電気機器には差込プラグに対応する電力を供給することができる。
本発明によれば、コンセントブロックを回転させることにより、複数のプラグ装着面のうち任意のプラグ装着面を開口窓に容易に位置決めすることができ、いずれか1つのプラグ装着面が開口窓に露出する位置までコンセントブロックを回転させると、クリック機構によりコンセントブロックを所定の位置で停止させることができるとともに回転力に節度感ないしクリック感を与えることができ、開口窓に露出するプラグ装着面の種類をコンセントブロックの回転角度に基づいて正確に判別することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(A)はエンジン発電機の一例を示す外観図であり、図1(B)は図1(A)に示されたエンジン発電機の縦断面図である。
このエンジン発電機1は取っ手2が設けられた防音ケース3を有し、防音ケース3内にはクランク軸4を回転駆動するエンジン5が組み込まれている。クランク軸4にはエンジンを始動させるためのリコイルスタータ6が装着され、エンジン5には燃料タンク7から燃料が供給され、排出ガスはマフラ8で消音された後に外部に排出される。防音ケース3内にはクランク軸4により回転駆動されるアウタロータ9aと防音ケース3側に固定されるステータ9bとを有する発電体9が組み込まれており、エンジン5により駆動される発電体9によって電力が生成される。防音ケース3の正面には、エンジンスイッチ、発電機が作動中であることを表示する表示部などを有する操作盤10が設けられている。
このエンジン発電機1により交流を出力する場合には発電電圧を一旦直流に変換した後に所望の周波数の交流に変換して出力しており、出力電力の周波数と電圧とを設定するためのインバータ回路11と、インバータ回路11を制御するPWM制御方式などの制御部12とを備えるコントロールユニット13がエンジン発電機1に設けられ、このコントロールユニット13は電力出力部を構成している。制御部12は、制御信号を演算処理するマイクロプロセッサCPU、コンセントの規格に対応した周波数データや電圧データを格納するROM、一時的にデータを格納するRAMおよび入出力ポート等を有している。
図2はエンジン発電機と本発明の一実施の形態である自在コンセントとの接続関係を概略的に示す模式図であり、図3は図2に示された自在コンセントを拡大して示す斜視図であり、図4は図3におけるX−X線に沿う断面図であり、図5は図4の一部を示す拡大断面図であり、図6(A)〜(E)はそれぞれ図4におけるY−Y線に沿う断面図であり、コンセントブロックを相互に相違する角度に回転させた状態を示す。図7(A)〜(E)は図6(A)〜(E)に対応するケース体の正面図である。
図2に示すように、自在コンセント20はエンジン発電機1の電力出力部であるコントロールユニット13に電源ケーブル21を介して接続されており、電源ケーブル21にはコントロールユニット13に電気的に接続されるコネクタ22が設けられている。電源ケーブル21を直接コントロールユニット13に接続するようにしても良く、図1(A)に示すように操作盤10にコネクタ22が着脱自在に装着される発電機側コネクタを取り付けて、発電機側コネクタを介してコントロールユニット13に接続するようにしても良い。
自在コンセント20は、図3および図4に示すように、四角形状の開口窓23が正面側に形成された箱型のケース体24を有しており、ケース体24は正面壁24a、左右の側壁24b,24c、底壁24dおよび天壁24eを有し、背面側は電源ケーブル21を貫通させるように開口されている。このケース体24内にはコンセントブロック25が回転自在に収容されており、コンセントブロック25には図4に示すようにケース体24の底壁24dと天壁24eとにそれぞれ取り付けられた軸受26a,26bにより回転自在に支持される回転軸27が取り付けられている。なお、回転軸27に代えて固定軸をケース体24内に固定し、その固定軸に対して軸受を介してコンセントブロック25を回転自在に装着するようにしても良い。
コンセントブロック25は底壁24dに対向する下端面28aと、天壁24eに対向する上端面28bと、正面壁24aおよび側壁24b,24cに対向する外周面28cとを有し、外周面28cには回転方向に45度毎に5つのプラグ装着面29a〜29eが設けられている。それぞれのプラグ装着面29a〜29eの回転方向縁部は、コンセントブロック25の回転時にケース体24の内周面に縁部が接触しないように回転軸27から所定の半径に設定されている。コンセントブロック25のプラグ装着面29a〜29e以外の外周面28cは、図6に示すように、電源ケーブル21が接続されるケーブル取付面29fとなっている。
それぞれのプラグ装着面29a〜29eのうち、第1のプラグ装着面29aには、図7(A)に示すようにオーストラリア(AU)仕様のプラグ差込部30aが設けられており、このプラグ差込部30aに差し込まれる差込プラグを介して電気機器には240V,50Hzの電力が供給される。第2のプラグ装着面29bには、図7(B)に示すように米国(US1)仕様のプラグ差込部30bが設けられており、このプラグ差込部30bに差し込まれる差込プラグを介して電気機器には120V,60Hzの電力が供給される。第3のプラグ装着面29cには、図7(C)に示すように欧州(EU)仕様のプラグ差込部30cが設けられており、このプラグ差込部30cに差し込まれる差込プラグを介して電気機器には230V,50Hzの電力が供給される。第4のプラグ装着面29dには、図7(D)に示すように日本仕様のプラグ差込部30dが設けられており、このプラグ差込部30dに差し込まれる差込プラグを介して電気機器には100V,50Hzの電力が供給される。そして、第5のプラグ装着面29eには、図7(E)に示すように米国(US2)仕様のプラグ差込部30eが設けられており、このプラグ差込部30eに差し込まれる差込プラグを介して電気機器には240V,60Hzの電力が供給される。
このように、それぞれのプラグ装着面29a〜29eには相互に種類の異なる差込プラグが装着されるプラグ差込部30a〜30eが設けられており、コンセントブロック25を回転させて任意のプラグ装着面をケース体24の開口窓23に露出させるために、コンセントブロック25の上端面28bには操作レバー32が回転軸27から所定の距離離れて取り付けられており、この操作レバー32はケース体24の天壁24eに図3に示すように円弧状に形成された案内溝33を貫通して外部に突出している。したがって、操作レバー32を手に持ってコンセントブロック25を回転させると、5つのプラグ装着面29a〜29eのいずれかを開口窓23に位置決めして露出させることができる。例えば、図3においては、JPと表示された位置に操作レバー32を移動させて開口窓23に日本仕様のプラグ装着面29dを露出させた状態が示されており、電気機器の差込プラグ31をプラグ差込部30dに差し込むと、電気機器には100V,50Hzの電力が差込プラグ31を介して供給される。
それぞれのプラグ装着面29a〜29eが開口窓23に露出されているときにコンセントブロック25の回転力に抵抗感ないし節度感を加えるために、図5に示すように回転軸27にはそれぞれのプラグ装着面29a〜29eに対応させてそれぞれ円錐形状の穴からなる係合凹部34が形成されており、軸受26b内にはそれぞれの係合凹部34に係合するボール35が組み込まれ、ボール35には軸受26b内に組み込まれたばね部材36により回転軸27に向かう方向のばね力が加えられている。図5においては、回転軸27にプラグ装着面29a〜29eに対応させて回転方向に45度毎に5つの係合凹部34が形成されているが、そのうちの1つが示されている。
このように、ボール35と係合凹部34とによりクリック機構が構成されており、いずれかのプラグ装着面が開口窓23に露出されている状態のもとで他のプラグ装着面を開口窓23に露出させるためにコンセントブロック25を回転させる際には、比較的大きな回転力を操作レバー32に加える必要があり、回転途中ではコンセントブロック25を緩く回転させることができる。図示する場合には係合凹部34とボール35とによりクリック機構が構成されているが、係合凹部34に係合する係合部材としては、ボール35に代えて先端が半球形状となった棒材等を用いても良く、ボール35を回転軸27内に組み込んで、軸受26bの内周面に係合凹部34を形成するようにしても良い。さらに、係合凹部34をコンセントブロック25の下端面28aまたは上端面28bに形成し、ケース体24の底壁24dまたは天壁24eにボール35が組み込まれた部材を取り付けるようにしても良い。
コンセントブロック25の回転操作によっていずれかのプラグ装着面が開口窓23の位置となったかを自動的に検出するために、回転軸27にはロータ37が固定されている。このロータ37には5つのプラグ装着面29a〜29eにそれぞれ対応させて永久磁石38が設けられており、それぞれの永久磁石の磁力に感応する磁気センサ39がケース体24の天壁24eに取り付けられ、磁気センサ39からの信号は、図2に示すように信号ケーブル21aを介して制御部12に送られる。このように、永久磁石38と磁気センサ39とにより特定のプラグ装着面が開口窓23に対応する位置となったことを検出する装着面検出手段が形成されている。なお、永久磁石38をコンセントブロック25と一体に回転する部材に設けるようにすれば、回転軸27に固定されたロータ37に永久磁石38を取り付けることなく、コンセントブロック25の下端面28aまたは上端面28bに永久磁石38を直接取り付けるようにし、磁気センサ39をケース体24の底壁24dまたは天壁24eに取り付けるようにしても良い。
磁気センサ39の検出信号はコントロールユニット13の制御部12に送られるようになっており、制御部12のメモリには、EU仕様に対応するプラグ装着面29cが開口窓23に露出する位置を初期位置(INI)として予め記憶されており、その初期位置からの回転角度に対応して、いずれのプラグ装着面が開口窓23に露出されたか否かが記憶されている。これにより、例えば、操作レバー32を初期位置INIからJPと表示された位置まで操作してコンセントブロック25を初期位置から+45度回転させると、磁気センサ39からの信号により開口窓23には日本仕様に対応するプラグ装着面29dが露出されていることを自動的に検出することができる。なお、ケース体24の天壁24eには、EU仕様のプラグ装着面29cが開口窓23に露出されているときにはその位置が操作レバー32の初期位置であることをINIと標記して示されている。ただし、いずれのプラグ装着面を初期位置に設定するようにしても良い。
図8はコントロールユニット13において実行され磁気センサからの信号に基づいてプラグ装着面に装着される差込プラグに対応する電力を電気機器に供給するための電力供給制御手順を示すフローチャートである。
ステップS1において磁気センサ39からの検出信号を読み込んで、ステップS2においてコンセントブロック25が回転されていないと判定されたら、開口窓23にはEU仕様に対応するプラグ装着面29cが露出しているものと判定し、プラグ差込部30cにはインバータ回路11からEU仕様の電気機器に対応する電力(230V、50Hz)が出力される(ステップS3)。ステップS4においてコンセントブロック25が初期位置から+45度回転したと判定されたら、日本仕様の電気機器に対応する電力(100V、50Hz)が出力される(ステップS5)。なお、図3および図8において、+符号はコンセントブロック25の回転方向が時計回りであることを示しており、−符号は反時計回りであることを示している。
以下、同様にして、磁気センサ39からの検出信号に基づいてコンセントブロック25が+90度回転したときには(ステップS6)米国仕様2の電気機器に対応する電力(240V、60Hz)が出力される(ステップS7)。また、検出信号に基づいてコンセントブロック25が初期位置から−45度回転したときには(ステップS8)米国仕様1の電気機器に対応する電力(120V、60Hz)が出力され(ステップS9)、コンセントブロック25が−90度回転したときには(ステップS10)オーストラリア仕様の電気機器に対応する電力(240V、50Hz)が出力される(ステップS11)。このように、エンジン発電機1で生成される電力は、開口窓23に露出されるプラグ装着面29a〜29eの種類に対応させて自動的に変換されて電気機器に供給される。なお、いずれかのプラグ装着面29a〜29eが開口窓23に完全に露出されていない状態、つまり磁気センサ39からの検出信号により予め設定された回転角度のいずれにも該当しない状態のときには電力は供給されない(ステップS12)。
いずれかのプラグ装着面が開口窓23に位置決めされれば、上述したクリック機構によりコンセントブロック25は初期位置に対して所定の回転角度(0°、±45°、±90°)で停止されるとともに回転操作力を加えないとコンセントブロック25を回転させることができない。コンセントブロック25の回転角度を検出すれば開口窓23に露出したプラグ装着面29a〜29eの種類を正確に判別することができるとともに、開口窓23にいずれかのプラグ装着面が完全に露出した状態となっていないことも判断することができ、機器の誤作動を未然に防止することができる。
図示する場合には、装着面検出手段を磁気センサ39と永久磁石38とにより形成しているが、磁気センサ39に代えてコイルをケース体24側に設けるようにし、永久磁石38によりコイルに発生する電流によりプラグ装着面の種類を判定するようにしても良い。さらに、回転軸27またはコンセントブロック25にそれぞれのプラグ装着面29a〜29eに対応させて設けられた5つのドグと、ケース体24側に設けられそれぞれのドグにより作動するリミットスイッチやマイクロスイッチとにより装着面検出手段を形成するようにしても良い。また、装着面検出手段としては、ロータリエンコーダやポテンショメータを用いることも可能であり、さらに光センサを用いるようにしても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、コンセントブロック25には2つ以上であればいくつでもプラグ装着面を設けることができ、100V,50Hzの日本仕様と、100V,60Hzの日本仕様の2つのプラグ装着面のみをコンセントブロック25に設けるようにしても良く、さらには直流で作動する電気機器に対して電力を供給するための直流仕様のプラグ装着面を設けるようにしても良い。本発明の自在コンセントは、図1に示したエンジン発電機のみならず、種々のタイプのエンジン発電機に取り付けることができる。
1 エンジン発電機
9 発電体
12 制御部(電力出力部)
20 自在コンセント
24 ケース体
25 コンセントブロック
29a〜29e プラグ装着面
30a〜30e プラグ差込部
32 操作レバー
33 案内溝
34 係合凹部
35 ボール(クリック機構)
38 永久磁石
39 磁気センサ(装着面検出手段)
9 発電体
12 制御部(電力出力部)
20 自在コンセント
24 ケース体
25 コンセントブロック
29a〜29e プラグ装着面
30a〜30e プラグ差込部
32 操作レバー
33 案内溝
34 係合凹部
35 ボール(クリック機構)
38 永久磁石
39 磁気センサ(装着面検出手段)
Claims (4)
- エンジン発電機の電力出力部に接続され、電気機器の差込プラグが装着される自在コンセントであって、
相互に種類の異なる差込プラグが装着される複数のプラグ装着面が外周面に設けられたコンセントブロックと、
前記コンセントブロックを回転自在に収容し、特定の前記プラグ装着面を外部に露出させる開口窓が設けられたケース体と、
前記ケース体内に設けられ、特定の前記プラグ装着面が前記コンセントブロックの回転により前記開口窓に対応する位置となったことを検出する装着面検出手段とを有し、
特定の前記プラグ装着面に装着される差込プラグに対応させて当該差込プラグが接続された電気機器に電力を前記エンジン発電機から供給することを特徴とする自在コンセント。 - 請求項1記載の自在コンセントにおいて、前記ケース体に形成された案内溝を貫通して外部に突出する操作レバーを前記コンセントブロックに取り付け、前記操作レバーによりいずれかの前記プラグ装着面を前記開口窓に露出させることを特徴とする自在コンセント。
- 請求項1または2記載の自在コンセントにおいて、前記装着面検出手段はコンセントブロックと一体に回転しそれぞれの前記プラグ装着面に対応させて設けられた複数の永久磁石と、それぞれの前記永久磁石の磁力に感応するセンサとを有することを特徴とする自在コンセント。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自在コンセントにおいて、それぞれの前記プラグ装着面が前記開口窓に露出されているときにおける前記コンセントブロックの回転に節度感を加えるクリック機構を前記ケース体に設けることを特徴とする自在コンセント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004337901A JP2006147424A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 自在コンセント |
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JP2004337901A JP2006147424A (ja) | 2004-11-22 | 2004-11-22 | 自在コンセント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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- 2004-11-22 JP JP2004337901A patent/JP2006147424A/ja active Pending
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