JP2006146763A - 介護認定者数予測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象範囲の将来介護認定者数(介護需要)を介護度別に予測する介護認定者数予測システムの提供。
【解決手段】 介護者数予測システム1は、要介護度別需要予測、需給バランス分析に基づき、介護者数予測を行うものである。その構成は、要介護者の対象範囲および予測期間を設定する設定項目入力部2、メッシュ人口を記録するデータベース3、所定の人口予測を行うデータ作成部4、予測人口を出力する出力処理部5、要介護に関連するデータを記録するデータベース6、介護需要予測処理部7、予測介護認定者数の出力処理部8、集計、グラフなどの結果分析を行う分析処理部9、周辺福祉施設データを記録するデータベース12、需給バランス分析を行う分析処理部10、出力処理部11、13からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対象範囲における将来の介護認定者数(介護需要)を介護度別に予測する介護認定者数予測システムに関する。
医療福祉や高齢化社会への関心が高まってきている中で、平成12年に介護保険制度が施行されたことに伴い、介護サービスに関連した各種の技術開発がなされている。例えば、コンピュータなどの情報処理システムを応用して構築された介護情報処理システムが、特許文献1に開示されている。
特開2001−134649号
特許文献1に記載の介護情報処理システムは、要介護者が必要としているサービス内容を、専用端末からサービス提供会社に設置されたコンピュータに送信し、当該コンピュータで所定の情報処理を行い、要介護者にサービス内容を提示するものである。
これまで、医療需要の推計は患者調査の受療率(人口当たりの受療患者数)を用いることにより可能であったが、介護需要については受療率に対応するデータが無かったためその推計は困難であった。前記のように、平成12年に介護保険制度が施行され、各自治体単位で介護度認定を行っており、厚生労働省から毎月県別の被保険者数と認定者数が発表されている。
このため、自治体等の行政区分あるいは県単位での介護度需要の把握は可能になったが、介護福祉施設計画に当たっての立地選定等を行う上では、その面積の大小により、正確な需要の分布を把握し、予測することが出来ない。逆に、これまで患者予測を行ってきたメッシュ単位での予測では、対象メッシュが複数の自治体にまたがり、自治体毎に認定率にばらつきがある場合、その実態を正確に反映した予測が難しかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、対象範囲において、将来の介護認定者数(介護需要)を介護度別に予測する、介護認定者数予測システムの提供を目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の第1の実施形態に係る介護認定者数予測システムは、要介護者の対象範囲および予測期間の設定手段と、第1のデータベースに記録されているメッシュ人口に基づき、前記対象範囲および予測期間における人口を予測する人口予測システムと、前記人口予測システムの処理結果が出力される第1の出力手段と、第2のデータベースに記録されている要介護に関連するデータ、および前記第1の出力手段からの出力データに基づき、介護需要者数を予測する介護需要予測システムと、前記介護需要予測システムの処理結果に基づき予測介護認定者数データを出力する第2の出力手段と、前記第2の出力手段の出力結果を各種データなどで分析する結果分析システムと、からなることを特徴とする。
また、本発明の第1の介護認定者数予測システムは、前記結果分析システムの処理結果を出力する第3の出力手段を有することを特徴とする。
本発明の第2の実施形態に係る介護認定者数予測システムは、要介護者の対象範囲および予測期間の設定手段と、第1のデータベースに記録されているメッシュ人口に基づき、前記対象範囲および予測期間における人口を予測する人口予測システムと、前記人口予測システムの処理結果が出力される第1の出力手段と、第2のデータベースに記録されている要介護に関連するデータ、および前記第1の出力手段からの出力データに基づき、介護需要者数を予測する介護需要予測システムと、前記介護需要予測システムの処理結果に基づき予測介護認定者数データを出力する第2の出力手段と、介護福祉に関連するデータを記録する第3のデータベースと、前記第2の出力手段の出力結果および前記第3のデータベースに記録されているデータに基づき介護福祉施設の需給バランスを分析する需給バランス分析システムと、からなることを特徴とする。
また、本発明の第2の介護認定者数予測システムは、前記需給バランス分析システムの処理結果を出力する第4の出力手段を有することを特徴とする。
また、本発明の第2の介護認定者数予測システムは、前記第4の出力手段から出力されるデータは、(1)介護度・施設別定員、(2)介護度・施設別定員、(3)対象地域内施設種別需給バランス、の各データであることを特徴とする。
また、本発明の第1、第2の介護認定者数予測システムは、前記予測期間は所定期間毎に区切り、要介護者数の経年変化を介護度別に予測することを特徴とする。
本発明においては、次のような格別な効果が得られる。(1)整備計画に関する需要予測:5年後から最高25年後までの要介護者数の推移を介護度別に予測できるため、適切な施設機能及び施設規模を提案することが出来る。(2)移転に伴う需要変化に関する予測:施設の移転を考えるにあたり、現状地に対して入所者は増えるのかどうか。また、どの地域にどの介護度の要介護者が増えるのかを把握できるため、どこに移転すれば入所者数が増えるか等の検討が出来る。
(3)マーケティング活動のための市場把握:今後の施設入所者へのマーケティング活動を行う際に、予測需要の分布と現状の施設入所者との比較を行うことによって、重点化すべき地域やターゲットとすべき市場が把握できる。また、地域における入所施設定員(供給)を、各施設種別(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、ケアハウス、グループホーム、有料老人ホーム)に、どのような介護度の認定者が入居しているかを求め、本発明の介護認定者数予測システムの結果より得られた地域の需要に対し、施設種別と介護度の関係を考慮した需給関係を明らかにできる。これにより、どの介護施設に対する需要が大きいかを判断し、施設計画に役立てることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明で用いるメッシュの概念について図16の説明図により説明する。この例は、国勢調査に基づく基準人口データを設定するものである。図16に示すように、経度が1°、緯度が40′毎に区画した1次メッシュA内の基準人口と、1次メッシュA内を8×8(約10km四方)に区画した2次メッシュBの基準人口と、2次メッシュBを10×10(約1km四方)に区画した3次メッシュの基準人口と、3次メッシュを2×2(約0.5km四方)に区画した4次メッシュの基準人口から構成されている。本発明においては、このような2次、3次のメッシュを用いて人口の予測や介護者数の予測を行っている。
本発明の具体例を図により説明する。図1は、本発明の実施形態に係るシステム構成図である。図1において、介護者数予測システム1は、要介護度別需要予測、需給バランス分析に基づき、介護者数予測を行うものである。その構成は、設定項目入力部2、データベース3、人口予測システムとして機能する予測データ作成部4、出力処理部5、データベース6、介護需要予測システムとして機能する介護需要予測処理部7、出力処理部8、結果分析システムとして機能する分析処理部9、需給バランス分析システムとして機能する分析処理部10、データベース12、出力処理部11、13からなる。
設定項目入力部2では、介護者数を予測する対象範囲(2次メッシュ番号に対応する所定の地域)と、所定の予測期間、例えば2000年〜2015年を設定する。データベース3(第1のデータベース)には、「メッシュ人口(例えば平成12年国政調査に基づく)」と、「都道府県別生残率、移動率、出生率、出生比率」、「市町村行政コード」、「メッシュ内面積比データベース」を記録する。
予測データ作成部4は、設定項目入力部2で設定された項目、およびデータベース3に記録されたデータに基づき、コーホート法による人口予測データを作成する。このように、予測データ作成部4は、人口予測システムとして機能する。コーホート法による人口予測は、ある年に生まれた集団のある期間の人口変化を観察することで、将来人口を推計するものである。
また、コーホート法による人口予測方法は、ある年の人口を基準人口として、これに出生率や生残率など4つの要因についての仮定値(国立社会保障・人口問題研究所が発表している値)を当てはめて将来人口を計算する方法である。複数の県を含むメッシュに対しては、それぞれの県の仮定値を用いた正確な予測を行う。なお、図1の丸付き数字1〜4は、後述する説明図の図2の丸付き数字に対応している。
出力処理部5(第1の出力手段)は、予測データ作成部4の処理に基づき、予測人口データを出力する。例として、2000年〜2030年の男女別5歳階級別予測人口を出力する。データベース6(第2のデータベース)には、厚生労働省の月報に基づく第1号被保険者数、要介護認定者数を記録する。なお、第1号被保険者数に関しては表1で、また、要介護認定者数に関しては表2で示されている。介護需要予測処理部7は、前記出力処理部5で出力された予測人口データと、データベース6に記録された前記データを乗算して、認定率算出による介護需要予測を行う。したがって、介護需要予測処理部7は、介護需要予測システムとして機能する。
Figure 2006146763
Figure 2006146763
介護需要予測処理部7の処理に基づいて、出力処理部8(第2の出力手段)は、予測介護認定者数データを算出して出力する。この予測介護認定者数データは、要介護度別、都道府県別、性別、前後期高齢者別のデータが含まれる。また、対象地域認定率一覧表が出力される。分析処理部9は、出力処理部8の出力データを集計・グラフ化などにより分析する。このように、分析処理部9は、要介護者数などのデータについて、結果分析システムとして機能する。
さらに、分析処理部9の分析結果は、出力処理部11(第3の出力手段)で人口経年グラフ、高齢者人口集計表(前後期、性別)、要介護者集計表(前後期、性別)、健常高齢者集計表として出力される。出力処理部11は、モニタによる表示、または記録紙に出力させる構成とすることができる。
データベース12(第3のデータベース)には、介護に関連する周辺福祉施設データが記録される。この周辺福祉施設データには、名称、所在地、定員、施設種別のデータが含まれる。また、厚生労働省の月報に基づく介護給付費実態のデータが記録される。分析処理部10では、前記出力処理部8の出力データと、データベース12に記録された周辺福祉施設データ、介護給付費実態のデータに基づいて需給バランス分析を行う。すなわち、分析処理部10は、需給バランス分析システムとして機能する。分析処理部10の処理結果は、出力処理部13(第4の出力手段)で、介護度・施設別定員、介護度・施設別必要定員、対象地域内施設種別需給バランスのデータとして出力される。
図2は、本発明の実施形態におけるモニタの表示画面の例を示す説明図である。この例では、「介護君」というソフトウエアを起動し、当該ソフトウエアがモニタに表示される。図2の画面において、○1の「人口予測計算」の個所をクリックすると、図1で説明した、コーホート法による人口予測の処理が実行される。また、○2の「介護需要予測」の個所をクリックすると、図1で説明した介護需要予測処理部7の処理が実行される。○3の「各種集計」の個所をクリックすると、図1で説明した分析処理部9の処理が実行される。さらに、○4の「需給バランス分析」の個所をクリックすると、図1で説明した分析処理部10の処理が実行される。
図3は、図1の予測データ作成部4(人口予測システム)で行う処理の出力結果を示すデータである。図3の例では、対象とする地域におけるメッシュ人口を男女の性別、総計人口で示している。このデータは、2000年から2015年まで、5年単位の経年変化を確認できる。また、男女の性別、総計の人口は、いずれも60歳から5年刻みで85歳以上までを集計している。図4は、図3のデータを元に作成された男女の性別、総計人口の折れ線グラフである。なお、図4の各グラフにおいて、縦軸の左側には前記のように5歳単位で区分された人口数、縦軸の右側には、5年単位で区分された人口の総計を設定している。
人口予測システムの処理は、国土を小地域(1kmメッシュ、または500mメッシュ)に区分した区画に、国勢調査による統計結果を組み込んだデータと都道府県別将来推計データをもとに、メッシュ毎の将来推計人口を求める(5年ごと2000年―2030年まで)ものである。人口予測は、メッシュ毎の5歳階級人口単位で行い、前記のようにコーホート要因法を用いる。
図5は、図1で説明した介護需要予測処理部7(介護需要予測システム)に基づく、2000年の介護認定者予測結果の例を示す説明図である。図5では、縦横20メッシュ(1メッシュ500m)で区分している。したがって、横方向のメッシュA〜Tで20×500=10km、縦方向のメッシュ1〜20で20×500=10kmの範囲を示すことになる。すなわち、図5では、10km×10kmの対象範囲の計算結果が示されている。
図5の計算結果は、厚生労働省が毎月発表する「第1号被保険者数」(表1)と、「要介護(要支援)認定者数」(表2)のデータをもとに、都道府県別、介護度別(6段階)、前・後期高齢者別の介護認定率(高齢者人口10万人に対する介護認定者数)を求め、予測されたメッシュ人口にその介護認定率を掛け合わせることにより、メッシュ毎の介護認定者数を予測するものである。予測結果は、少数点以下5桁まで算定しているが、4捨5入などにより適宜有意の数字を使用することができる。
メッシュ毎の介護認定者数のデフォルト値として、県別の介護認定率を使用しているが、介護認定は自治体単位で行っているため、個別データが入手できた場合は、手入力で再設定できる。本発明の実施形態においては、プログラム内に全国の市区町村の行政コードと市区町村名との対応データベースが格納されており、予測対象範囲に含まれる自治体を自動的に検出し、入力フオーマットを作成する仕組みとなっている。計算結果は介護度別(要支援一介護度5の6段階)のファイルが作成され、各メッシュの総数、男女別総数、65歳以上の各年齢階級別の予測結果シートで構成されている。図6は、自治体の介護度別(前期、後期)介護認定率の計算結果の例を示す説明図である。
図7は、図1の出力処理部8(結果分析システム)で作成された予測介護認定者数データの出力例を示す説明図である。図7においても、図5と同様に縦横20メッシュ(1メッシュ500m)で区分して計算結果を示している。したがって、横方向のメッシュA〜Tで20×500=10km、縦方向のメッシュ1〜20で20×500=10kmの範囲を示すことになる。すなわち、図7では、10km×10kmの対象範囲の計算結果が示されている。
結果分析システムの処理結果は、図5で説明した「介護需要予測システム」で得られた結果をもとに、必要な分析計算を行い結果を表やグラフにして出力される。出力例としては、(1)人口経年グラフ:予測された人口の総数と5歳階級高齢人口の経年変化グラフ。(2)高齢者人口集計:前期高齢者(65歳以上75歳未満)など、指定した年齢構成及び男女別の予測人口値をメッシュ単位で集計する。なお、前記(1)、(2)のデータは、前記図3、図4で説明したデータに、所定の条件設定(65歳以上75歳未満の年齢指定など)を加えることで作成することができる。
(3)要介護者集計:後期高齢者(75歳以上)・要介護度3以上など、指定した年齢構成・介護度及び男女別の予測要介護認定者の値をメッシュ単位で集計する。(4)健常高齢者集計:介護認定されていない健常高齢者数の値を求め、メッシュ単位で集計する。
図8は、図7で説明した予測結果を対象とする地域の地図上に貼り付けたGISイメージを示す説明図である。対象とする地域を地図上で表現するには、ある程度広域の範囲を設定する必要があることから、図8では、メッシュは縦横40kmを範囲としている。このため、メッシュ範囲を10km×10kmとしている図6とは、メッシュ範囲の設定が相違している。
図9は、図1のデータベース12に記録される周辺福祉施設データの一例を示す説明図である。このデータには、図9に示すように、番号、施設名、経営主体(開設者)、所在地、開設年、特別養護老人ホーム、ケアハウスなどの施設種別、入居金、管理費の各項目が記載されている。図10は、厚生労働省から毎月発表されている介護給付費実態の例を示す説明図である。図10の例では、介護給付の受給者数を、要介護状態区分・サービス種類別に示している。
図11は、介護度別施設入所割合のデータを示す説明図である。図11においては、縦の欄である受給者のサービスを、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、有料老人ホームおよびケアハウス、在宅サービス他に区分する。また、横の欄である介護の度合いを要支援等、要介護1〜要介護5に区分し、それぞれ縦の欄と横の欄の交点にマトリクス状に施設入所割合を%で表示している。
図12は、施設種別入所者介護度割合のデータを示す説明図である。図12においては、図11と同様に縦の欄である受給者のサービスを、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、有料老人ホームおよびケアハウス、在宅サービス他に区分する。また、横の欄である介護の度合いを要支援等、要介護1〜要介護5に区分する。各施設に入所する介護者の介護度の割合を%で表示している。
このように、本発明の実施形態においては、厚生労働省が毎月発表している「介護給付費実態調査」(図1のデータベース12)を用いて、施設種別入居者介護度割合と介護度別施設入居割合を求める(図10〜図12)。すなわち、対象地域内の介護度別認定者数と図10から、介護度別入居施設需要が明らかになる。また、対象地域内に存在する入居施設の種類別定員と図12から、介護度別施設入居定員(施設種別供給)が明らかになる。
図13〜図15は、図1の分析処理部10で処理される福祉施設種別需給バランス分析の例を示す説明図である。図13〜図15では、特別養護老人ホームなどの施設種別毎に、要支援等、要介護1〜介護5、計のそれぞれの人数を集計している。図13の「介護度施設別定員」は、対象地域内にある施設にどの介護度の人が入っているかを推計した結果の人数を示している。
図14の「対象範囲内入所需要」は、必要とするべき施設に対する介護度別の予測した需要人数を集計している。図15の「対象範囲内需給バランス」は、図13の「介護度施設別定員」と図14の「対象範囲内入所需要」のデータの差をとった結果を示している。すなわち、現状の施設定員に対し、予測した需要数の過不足数を分析した結果を示している。マイナスの表示は、需要に対して不足していることを表している。
図17は、本発明における介護認定者数予測システムに適用される制御部を示す概略のブロック図である。図17において、コンピュータで構成される制御部20は、CPU21、ROM22、RAM23、インターフェイス回路24、入力装置25、モニタやプリンタのような出力装置26を有している。CPU21は、データ解析やグラフ作成を行う演算処理手段として機能する。ROM22には、システムの処理プログラムが格納されている。
RAM23には、各種のデータやテーブルなどが格納されている。入力装置25、出力装置26は、インターフェイス回路24を介して前記CPU21、ROM22、RAM23に接続されている。入力装置25は、キーボードやマウスなどが用いられる。出力装置26は、分析結果の特性図やグラフなどをモニタ(表示手段)に表示し、必要な場合にはプリンタ(出力手段)で記録紙にプリントする。
次に、介護認定者数予測システムの処理について、図17と図1との対応関係を具体的に説明する。図1において、図示番号2の処理は、図17の入力装置25からの入力処理、図示番号3、6、12の処理は、ROM22、RAM23に格納されたデータの読み出し、図示番号4、7、9、10の処理は、CPU21による予測、集計処理、図示番号5、8の処理は、前記CPU21による出力処理、図示番号11、13の処理は、前記CPU21による算出処理結果を出力装置26で出力する処理である。
本発明においては、図1で説明したように、データベース3、6、12に記録されているデータを用いて、対象となる地域の計算対象範囲(対象となる範囲の2次メッシュ番号)、予測期間、メッシュ人口データと介護に関連する周辺福祉施設データを入力する。このような入力設定を行うことにより、高齢者人口などの人口関連データや、対象地域内施設種別需給バランスなどの介護認定者数関連データを1kmメッシュ、あるいは500mメッシュ単位で予測する。
以上説明したように本発明の実施形態においては、対象となる地域のメッシュ人口データと対象地域のメッシュ番号を入力することにより、対象範囲の将来介護認定者数(介護需要)を介護度別に1kmメッシュあるいは500mメッシュ単位で予測する。本発明の介護者数予測システムには、「人口予測システム」、「介護需要予測システム」、「結果分析システム」、「需給バランス分析システム」のサブシステム4つが含まれているが、汎用表計算ソフトをベースとする統一したインターフェイスを採用しているため、サブシステムを意識することなく利用できる。
また、本発明の介護者数予測システムには、図1で説明したように各メッシュ(3次・4次)に含まれる市区町村の行政コードおよび、各市区町村が対象メッシュ内に占める面積比を記述したデータベースが格納されている。介護者数予測に当たっては、そのデータベースを参照することによって、複数の自治体を含むメッシュに対しても正確な予測を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、対象範囲の将来介護認定者数(介護需要)を介護度別に適宜のメッシュ単位で予測する、介護認定者数予測システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るシステム構成図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明の実施形態に係る説明図である。 本発明に適用されるメッシュの説明図である。 本発明の実施形態に係るブロック図である。
符号の説明
1・・・介護認定者数予測システム、2・・・設定項目入力部、3、6、12・・・データベース、4・・・予測データ作成部、5、8、11、13・・・出力処理部、7・・・介護需要予測処理部、9、10・・・分析処理部、20・・・制御部21・・・CPU、22・・・ROM、23・・・RAM、24・・・インターフェイス回路、25・・・入力装置、26・・・出力装置

Claims (6)

  1. 要介護者の対象範囲および予測期間の設定手段と、第1のデータベースに記録されているメッシュ人口に基づき、前記対象範囲および予測期間における人口を予測する人口予測システムと、前記人口予測システムの処理結果が出力される第1の出力手段と、第2のデータベースに記録されている要介護に関連するデータ、および前記第1の出力手段からの出力データに基づき、介護需要者数を予測する介護需要予測システムと、前記介護需要予測システムの処理結果に基づき予測介護認定者数データを出力する第2の出力手段と、前記第2の出力手段の出力結果を各種データなどで分析する結果分析システムと、からなることを特徴とする、介護認定者数予測システム。
  2. 前記結果分析システムの処理結果を出力する第3の出力手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の介護認定者数予測システム。
  3. 要介護者の対象範囲および予測期間の設定手段と、第1のデータベースに記録されているメッシュ人口に基づき、前記対象範囲および予測期間における人口を予測する人口予測システムと、前記人口予測システムの処理結果が出力される第1の出力手段と、第2のデータベースに記録されている要介護に関連するデータ、および前記第1の出力手段からの出力データに基づき、介護需要者数を予測する介護需要予測システムと、前記介護需要予測システムの処理結果に基づき予測介護認定者数データを出力する第2の出力手段と、介護福祉に関連するデータを記録する第3のデータベースと、前記第2の出力手段の出力結果および前記第3のデータベースに記録されているデータに基づき介護福祉施設の需給バランスを分析する需給バランス分析システムと、からなることを特徴とする、介護認定者数予測システム。
  4. 前記需給バランス分析システムの処理結果を出力する第4の出力手段を有することを特徴とする、請求項3に記載の介護需要者数予測システム。
  5. 前記第4の出力手段から出力されるデータは、(1)介護度・施設別定員、(2)介護度・施設別定員、(3)対象地域内施設種別需給バランス、の各データであることを特徴とする、請求項4に記載の介護需要者数予測システム。
  6. 前記予測期間は所定期間毎に区切り、要介護者数の経年変化を介護度別に予測することを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の介護需要者数予測システム。

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