JP2006145233A - 上部設置型制御棒駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】制御棒駆動装置を原子炉圧力容器上蓋に設置することで、原子炉圧力容器下部の空間を削減し、原子炉の重心位置を下げて耐震性の向上を図る。
【解決手段】原子炉圧力容器上蓋22に制御棒駆動装置ハウジング23を介して取付けられた制御棒駆動装置であって、通常駆動時は、電動機アセンブリ30を回転駆動させることにより、ボールナット37が上下動して制御棒42が上下動し、この制御棒42の上下動により炉心への引抜きおよび挿入量が調整され、炉出力がコントロールされる。スクラム時はスクラム磁石50を回転させることにより、ガイドチューブ39を介してボールナット37が回転し、制御棒42とカップリングを介して結合した中空ピストン40がボールナット37から分離し、自重によって制御棒42を炉心に挿入する。
【選択図】 図1
【解決手段】原子炉圧力容器上蓋22に制御棒駆動装置ハウジング23を介して取付けられた制御棒駆動装置であって、通常駆動時は、電動機アセンブリ30を回転駆動させることにより、ボールナット37が上下動して制御棒42が上下動し、この制御棒42の上下動により炉心への引抜きおよび挿入量が調整され、炉出力がコントロールされる。スクラム時はスクラム磁石50を回転させることにより、ガイドチューブ39を介してボールナット37が回転し、制御棒42とカップリングを介して結合した中空ピストン40がボールナット37から分離し、自重によって制御棒42を炉心に挿入する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器の上蓋に設置され、原子炉圧力容器上方から制御棒を吊下して炉心制御を行う上部設置型制御棒駆動装置に関する。
沸騰水型原子炉の制御棒駆動装置は、制御棒と一体となって原子炉の反応度を制御するものであり、プラントの運転および安全上、特に重要な装置である。従来では、制御棒駆動装置が原子炉の下部に設置され、制御棒を炉心下部から上方に向って挿入し、核反応を制御する構成とされている。従来の制御棒駆動装置の構成について、図7を参照して説明する。
従来の制御棒駆動装置においては、図7に示すように、制御棒駆動装置ハウジング1が原子炉圧力容器下鏡2に設置され、制御棒駆動装置ハウジング1内にアウタチューブ3が設置され、これらの制御棒駆動装置ハウジング1およびアウタチューブ3が、スプールピース4にボルト5によって締結されている。
制御棒駆動装置ハウジング1の下端側には、駆動源である電動機アセンブリ6が設けられ、この電動機アセンブリ6の回転が、スプールピース4の隔壁4aにより隔てられた内側磁気継手要素7と外側磁気継手要素8とから構成される磁気継手、および駆動軸9等を介して、ボールねじ10に伝達される。
制御棒駆動装置ハウジング1内の上部には、ボールねじ10、ボールナット11および中空ピストン40等が設けられ、ボールねじ10の下端部には回転軸9を介して内側磁気継手要素7が連結されている。
一方、制御棒駆動装置ハウジング1の下部に設けられた電動機アセンブリ6の垂直な回転軸13が、外側磁気継手8に結合されている。内側磁気継手要素7および外側磁気継手要素8は互いに磁気的に結合しているため、スプールピース4の隔壁4aを介して非接触で内側および外側磁気継手要素7、8間で動力を伝達可能である。そして、内側磁気継手要素7に一体回転可能に連結されたボールねじ10にボールナット11が螺合し、ボールねじ10が回転するようになっている。
ボールナット11の上部には、ボールねじ10を囲んで上方に伸びる中空ピストン12が設けられ、この中空ピストン12の上端に、カップリング14を介して制御棒15が連結されている。
このように構成された従来の制御棒駆動装置においては、電動機アセンブリ6を回転駆動させることにより、回転軸13,外側磁気継手要素8、内側磁気継手要素7および駆動軸9を介してボールねじ10が回転し、このボールねじ10の回転によりボールナット11が上下動する。
ボールナット11の上下動に連動して、中空ピストン12および制御棒15が上下動し、この制御棒15の上下動により炉心への挿入および引抜き量が調整され、炉出力がコントロールされる。
スクラム時には、制御棒15とカップリング14を介して結合した中空ピストン12とが、水圧制御ユニットから供給される水圧により急速に押し上げられ、ボールナット11から分離し、急速に制御棒15を炉心に挿入する。
一方、従来では、原子炉圧力容器内の炉心上部に制御棒駆動装置を設ける構成が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、原子炉圧力容器内の上方部に固定台を設け、この固定台に多数の上部制御棒駆動装置を支持する構成も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−223973号公報
特開平5−232272号公報
特開平5−333183号公報
上述した従来の制御棒駆動装置においては、下記の点において技術の確立あるいは改良の余地があった。
すなわち、原子炉圧力容器下部に設置される制御棒駆動装置は、圧力容器下部に、制御棒駆動装置ハウジングの長さと、更に点検のために制御棒駆動装置を制御棒駆動装置ハウジングから引き抜くための余裕が必要であった。このため、原子炉圧力容器下端は床面から10m程度離れた配置とする必要があり、原子炉の重心位置が建屋に対して高くなることから、耐震評価上不利な構造となっていた。
一方、特許文献1〜3に記載された制御棒駆動装置は炉心上部に配設されているので、原子炉下部に制御棒駆動装置を設ける必要がなく、原子炉圧力容器設置高さを低下することが可能である。しかし、制御棒駆動装置が原子炉圧力容器内に配置されているため動作機構および安全用構成等が複雑となる可能性がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、制御棒駆動装置を原子炉圧力容器上蓋に設置することで、原子炉圧力容器下部の空間を削減し、原子炉の重心位置を下げて耐震性の向上が図れ、かつ動作機構および安全用構成等が簡易で実用化に適し、原子炉の信頼性を一層向上させることができる制御棒駆動装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に係る発明では、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器上蓋に、電動機を駆動源として前記原子炉圧力容器内で昇降される昇降部材を設け、この昇降部材の下端に制御棒を接続して前記昇降部材により前記制御棒を炉心内で上下動させる構成としたことを特徴とする上部設置型制御棒駆動装置を提供する。
請求項2に係る発明では、前記原子炉圧力容器上蓋に垂直筒状の制御棒駆動装置ハウジングを設け、この制御棒駆動装置ハウジングの内周側に固定されたアウタチューブに前記昇降部材として、周壁断面が円形状または多角形状の中空ピストンを収納し、この中空ピストンの下端に制御棒の上端を支持させる一方、前記中空ピストンの上端側をボールナットおよびこれに螺合するボールねじにより前記ハウジング内に吊下し、前記制御棒駆動装置ハウジングの上端に設けた電動機の回転を殻壁を介して磁気継手により前記ボールねじに伝達することにより、前記ボールナットを介して前記中空ピストンを昇降させる構成とした請求項1記載の上部設置型制御棒駆動装置を提供する。
請求項3に係る発明では、周壁断面が円形の前記中空ピストンにあってはその外面に設けた複数本の溝に対して、また周壁断面が多角形の前記中空ピストンにあっては複数の相対する外面に対して、それぞれ周縁が接するガイドローラで支持することにより、前記アウタチューブと前記中空ピストンとの回転方向における相対位置変化を規制する構成とした請求項2記載の上部設置型制御棒駆動装置を提供する。
請求項4に係る発明では、前記アウタチューブの内側に前記中空ピストンをガイドするガイドチューブを回転可能に設け、このガイドチューブをその外部に設置したスクラム磁石の磁力により前記アウタチューブの外部から追従回転可能とし、さらに前記ガイドチューブに前記ボールナットを追従回転可能とし、前記ボールナットの回転により前記中空ピストンとの結合を解除して前記中空ピストンおよび前記制御棒を自重落下によりスクラムする構成とした請求項1記載の上部設置型制御棒駆動装置を提供する。
請求項5に係る発明では、前記ボールナットの下端と前記中空ピストンの上端とを斜面を介して切離可能に結合させ、スクラム磁石の回転を拘束している磁場の消失に伴って自重のみでスクラム動作が可能な構成とした請求項1記載の上部設置型制御棒駆動装置を提供する。
請求項6に係る発明では、前記ボールねじの下端部にスリーブを設けて前記中空ピストンの上端部においてダッシュポット効果を発生させる構成とし、そのダッシュポット効果を発生させるストロークに亘って前記中空ピストンの内径を絞って前記スリーブとの隙間が小さくなる構成とした請求項1記載の上部設置型制御棒駆動装置を提供する。
請求項7に係る発明では、前記中空ピストンと前記ボールねじとの間にラビリンス構造を設けるとともに、前記中空ピストンが全引き抜き状態および全挿入状態となる全ての動作範囲内で、前記中空ピストンの内部流体液面が当該中空ピストンの上端部を超えない構成となるように、前記ボールねじおよび前記中空ピストンの長さを設定した請求項6記載の上部設置型制御棒駆動装置を提供する。
なお、本発明において、望ましい態様は、以下のとおりである。
前記原子炉圧力容器上蓋に溶接された制御棒駆動装置ハウジングの上端フランジと、スプールピースの下端フランジと、ガイドチューブの上端フランジとを3枚締めで取合う構成とする。
前記電動機の回転を制御棒に伝達する構成として、中空ピストンの上端をカップリングを介してボールナットに結合し、前記中空ピストンの下端を異なるカップリングを介して制御棒に結合し、前記中空ピストンの断面形状の外周部を円、四角形または六角形とする。
断面形状の外周部が円形の中空ピストンにあっては数本の溝を外面に設け、アウタチューブの相対する位置に設置されたガイドローラによって、アウタチューブと中空ピストンの回転方向の相対関係が大きく変化しない構成とする。
前記中空ピストンのうち、断面形状の外周部が四角形または六角形の形状のものにあっては、アウタチューブに設置されたガイドローラによって、面の位置を特定することでガイドチューブと中空ピストンの回転方向の相対関係が大きく変化しない構成とする。
前記中空ピストンは、容器状の構造とし、内部に流体を貯留可能とすることでボールねじの表面の潤滑性を向上させる。
前記中空ピストンのうち、ボールナットとの結合部に段のない滑らかな面を設けることで、結合部間の流体の流れを防ぎ、中空ピストンの上下動に伴ってボールねじが出入りすることによる中空ピストン内部の空間容積変化により、蒸気雰囲気を積極的にボールナットとボールねじとの螺合部分を通過させることで潤滑性を向上させる。
前記制御棒駆動装置の据付け時にアウタチューブを回転させることにより、中空ピストンと制御棒、または中空ピストンと制御棒延長軸とを結合させる構成とする。
前記ガイドチューブの上部に設置した磁石を外部から回転させることによりガイドチューブを回転させ、ガイドチューブに設置したガイド部材を介してボールナットを回転させ、中空ピストンとの結合を解除することにより、中空ピストンを自重で落下させてスクラムする構成とする。
前記ガイドチューブ下端に設置されたバッファ機構により、スクラムによる全挿入位置での減速を行う構成とする。
スクラム全挿入位置の近傍で押し下げられる前記ストップピストンと一体で駆動されるリボンを備え、このリボンに設置した全挿入検出磁石の動作によって全挿入を検出する構成とする。
前記ガイドチューブを回転させるための磁石を上下にスライド可能とし、ガイドチューブとアウタチューブとが固定されたスプールピースの間に設置したギヤ等の回転拘束機構を噛合させ、ガイドチューブとアウタチューブの回転方向の相対位置が変化しない構成とする。
前記ボールねじの上部にベアリングを介して結合され、上下方向に一体化して動作する磁石と、磁石を収納する部材とガイドチューブとの間に設けたバネとを有し、当該バネは制御棒と中空ピストンとボールねじの荷重が加わった状態では伸びることはないが、制御棒の荷重が無くなった場合、または、制御棒と中空ピストンの荷重が無くなった場合にボールねじおよびこれと一体化して動作する磁石を上昇させ、磁石の動きで制御棒が落下したことを検出できる構成とする。
前記ストップピストンとガイドチューブとの隙間を0.2mm以下とし、かつ、ストップピストンの上面と中空ピストンの接触面とを合わせることでシール性を持たせ、これにより制御棒駆動装置内部の密閉性を確保してスクラム動作終端部における減速を行う構成とする。
本発明によれば、制御棒駆動装置を原子炉圧力容器上蓋に設置することにより、原子炉圧力容器下部の空間を削減することができ、原子炉の重心位置を下げることにより耐震性の向上が図れ、しかも原子炉圧力容器下部の構造不連続部を簡素化して、信頼性を一層向上させることができる。
以下、本発明に係る制御棒駆動装置の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
[第1実施形態](図1〜図3)
図1は、本発明の第1実施形態による沸騰水型原子炉の制御棒駆動装置の全体構成を示す断面図であり、図2は図1のA−A線拡大断面図である。図3(A)、(B)は作用説明図である。
図1は、本発明の第1実施形態による沸騰水型原子炉の制御棒駆動装置の全体構成を示す断面図であり、図2は図1のA−A線拡大断面図である。図3(A)、(B)は作用説明図である。
図1に示すように、本実施形態の制御棒駆動装置21は、原子炉圧力容器上蓋22に制御棒駆動装置ハウジング23を介して取付けられている。
制御棒駆動装置ハウジング23は垂直筒状で、上端部にフランジ24を有し、原子炉圧力容器上蓋22に下端側が貫通し、溶接により固定されている。制御棒駆動装置ハウジング23内には、上端開口、下端閉塞の垂直筒状のアウタチューブ25が上方から挿入され、このアウタチューブ25の上端に設けたフランジ26が、制御棒駆動装置ハウジング23のフランジ24に載置されている。
また、アウタチューブ25の上端のフランジ24には、下端開口、上端閉塞の垂直筒状のスプールピース27が載置され、このスプールピース27の下端に設けたフランジ28が制御棒駆動装置ハウジング23およびアウタチューブ25とともに三者一体的にボルト29によって締結されている。すなわち、原子炉圧力容器上蓋22に溶接固定された制御棒駆動装置ハウジング23と3枚締めのフランジにより取合い、ボルト29を共用化した構成となっている。
制御棒駆動装置ハウジング23の上端側には、駆動源である電動機アセンブリ30が設けられている。電動機アセンブリ30は、スプールピース27上に搭載された電動機31およびその下向きの出力軸32からなっている。この電動機アセンブリ30の出力軸32の回転が、スプールピース27の隔壁27aにより隔てられた内側磁気継手要素33と外側磁気継手要素34とから構成される磁気継手35を介して、ボールねじ36に伝達されるようになっている。すなわち、電動機31の回転力を磁気継手35によって隔壁27aを介して伝達することで、電動機31の回転力を伝達するための原子炉圧力容器バウンダリ貫通部を持たない構成となっている。
このように、非接触で電動機31のトルクを伝達することができる磁気継手35を用いることにより、原子炉圧力容器バウンダリを介してトルクの伝達を行い、貫通部を持たない構成となっている。
そして、制御棒駆動装置ハウジング23内には、ボールねじ36およびボールナット37からなるボールねじアセンブリ38が設けられ、ボールねじ36の上端部には内側磁気継手要素33が連結されている。一方、電動機アセンブリ30の垂直な出力軸32は、外側磁気継手要素34に結合されている。
内側磁気継手要素33および外側磁気継手要素34は互いに磁気的に結合しているため、スプールピース27の隔壁27aを介して非接触で内側磁気継手要素33および外側と磁気継手要素8との間で動力伝達が可能とされている。
磁気継手要素33と一体回転可能に連結されたボールねじ36にはボールナット37が螺合し、ボールねじ36が回転するようになっている。すなわち、制御棒駆動装置ハウジング23内には、電動機31によって回転駆動されるボールねじ36と、このボールねじ36に螺合するボールナット37と、ボールナット37の回転を拘束する下記のガイド部材を設置したガイドチューブ39とが設けられ、ボールねじ36の回転がボールナット37の直線駆動(上下方向)に変換され、下記の制御棒が駆動されるようになっている。
ボールナット37の下部には、ボールねじ36と螺合して下方に伸びる昇降部材として、中空ピストン40が設けられ、この中空ピストン40の下端に、カップリング41を介して制御棒42が連結されている。これにより、電動機31の回転が制御棒42に伝達される構成となっている。
中空ピストン40は円筒形で、外面には全長に亘って軸方向に沿う複数の溝43が設けられている。例えば、図2に示すように、溝43は中空ピストン40の外周面に周方向に等角度間隔で3本形成されている。そして、アウタチューブ25の下端に設置されたガイドローラ44が溝43に噛合することにより、中空ピストン40とアウタチューブ25との回転が拘束されるようになっている。すなわち、アウタチューブ25と中空ピストン40との回転方向の相対関係が大きく変化しない構成となっている。
また、中空ピストン40の上端には外面側に向って肉厚が大きくなるカップリング部45が設けられ、このカップリング部45を介して、中空ピストン40がボールナット36に結合されている。カップリング部45の下面は、緩やかな角度で下方に向って次第に小径となるように傾斜している。
このように、ボールナット37との結合部である中空ピストン40のカップリング部45の下面に段のない滑らかな面を設けることにより、中空ピストン40の上下動に伴うガイドチューブ39内の容積変化が緩和されるようになっている。
さらに、中空ピストン40は、下端閉塞の容器状の構造となっており、内部に流体を貯留することにより、ボールねじ36の表面の潤滑性を向上させることができるようになっている。
また、アウタチューブ25の下端におけるガイドローラ44設置部付近の内径は、中空ピストン40の外径と0.5mm以下の間隔になるように設定されるとともに、ラビリンスシール46を設けることにより、ダッシュポット効果を得て、中空ピストン40の落下速度が極端に早くならないように制御される構成となっている。
そして、電動機アセンブリ30を回転駆動させることにより、出力軸32、外側磁気継手要素34、および内側磁気継手要素33を介して、ボールねじ36が回転し、このボールねじ36の回転によりボールナット37が上下動するようになっている。ボールナット37の上下動に連動して、中空ピストン40および制御棒42が上下動し、この制御棒42の上下動により炉心への引抜きおよび挿入量が調整され、炉出力がコントロールされる。
中空ピストン40とボールナット37の結合部の構成を図3(A)、(B)によって説明する。図3(A)、(B)に示すように、ボールナット37と中空ピストン40との結合面47,48は斜面となっており、さらに、ボールナット37の外側部に設けたローラ49が中空ピストン40の結合面47に転接している。これにより、結合面47,48間の摩擦抵抗を小さくし、ボールナット37の回転により容易に結合が外れる構成となっている。
なお、ボールナット37と中空ピストン40との結合部であるカップリング部45の下面を斜面とすることによって、外部から強制的に磁石を回転させることなく、後述するスクラム磁石の回転を拘束している磁場の消失に伴って、自重のみでもスクラム動作することが可能となっている。
また、ガイドチューブ39を回転させるスクラム磁石50が設けられている。このスクラム磁石50は、ガイドチューブ39の上方に設けた上下動可能な支持板51上に配置されており、外部に昇降可能に設けられた上下動および回転可能な駆動磁石50aによって移動できるようになっている。駆動磁石50aの上下駆動機構については、図示を省略する。
支持板51上には、さらに上下動可能な支持筒52が設けられ、この支持筒52は圧縮コイルばねからなる上向き駆動用のスプリング53によって上方に付勢されている。さらに、ガイドチューブ39とアウタチューブ25に固定されたスプールピース27との間には、ギヤ状の回転拘束機構となるカップリング54a、54bが設けられ、この部分のギア噛合により、ガイドチューブ39とアウタチューブ25との回転方向の相対位置が変化しないようになっている。
そして、ガイドチューブ39を回転し得るスクラム磁石50は、駆動磁石50aによる外部からの磁力によって上方に移動させることにより、スプールピース27の内側に設けられたギヤ状の回転拘束機構と結合させ、ガイドチューブ39およびスプールピースの回転方向の相対位置変化を拘束し、これによりガイドチューブ39、スプールピース27、アウタチューブ25および中空ピストン40の回転方向の位置関係を固定し、取付けおよび取外し時等において、中空ピストン40の意図しない落下を防止することができるようになっている。
一方、スクラム磁石50を外部の駆動磁石50aにより回転させると、ガイドチューブ39を介してボールナット37が回転し、このボールナットの回転によって制御棒42およびカップリング14を介して結合した中空ピストン40が、ボールナット37から分離し、制御棒42が自重によって降下し、炉心に挿入されるスクラム動作が行えるようになっている。
すなわち、ガイドチューブ39の上端に設置されたスクラム磁石50に、外部から回転力を加えてガイドチューブ39を回転させることにより、ガイドチューブ39と回転方向に拘束されているボールナットを回転させ、ボールナットと中空ピストン40との結合を解除して、中空ピストン40と中空ピストン40と一体化している制御棒を自重で落下させて炉心に緊急挿入(スクラム)することができる構成となっている。
このように、スクラム磁石50は、ガイドチューブ39と回転方向に対しては拘束されているが、軸方向(上下方向)にはカップリング54a、54bによりスライド可能とされている。そして、スプールピース27の外側に設置した駆動磁石50aを上方に移動させることにより、磁力によってガイドチューブ39が上昇し、スプールピースとの間のカップリング24で回転が拘束されるようになる。なお、カップリング54a、54bには、ギヤカップリング構造のほか、スライドキー構造等を適用することができる。
一方、中空ピストン40とアウタチューブ25とは、ガイドローラ44で回転が拘束されているため、スクラム磁石50およびスプールピース27の回転が拘束されると、スプールピース27とアウタチューブ25のフランジ24を介して、中空ピストン40とボールナット37の回転が拘束される。これによって、中空ピストン40とボールナット37の結合が解除されて中空ピストン40が落下することは防止されるため、取付けおよび取外し時に一体での取扱が可能になる。
アウタチューブ25内の下部でガイドチューブ39の下方には、圧縮コイルばね等からなるバッファ機構55が設置されている。このバッファ機構55は、具体的には、中空ピストン40の下端に当接するストップピストン56と、このストップピストン56とアウタチューブ25の底部間に設けられた圧縮コイルばね57とにより構成される。
そして、例えばスクラムの終端部で中空ピストン40がストップピストン56を押し下げ、アウタチューブ25とストップピストン56とによりバッファ機構55が圧縮されることで、中空ピストン40の落下速度をストローク終端部で減速し、バッファ機構55がない場合にアウタチューブ25と中空ピストン40の間で発生する衝撃力を緩和する構成となっている。
また、ストップピストン56には、上下方向に沿うリボン58を介して全挿入検出磁石59が結合されている。全挿入検出磁石59は、スクラム時の全挿入状態や電動機による全挿入状態において、ストップピストン56の下方への移動に追従して下方に移動する。この全挿入検出磁石59の移動を、フランジ24,26,28の結合部に設けた上下に長いスクラム検出プローブ60内の磁気リードスイッチ(図示省略)により検出することで、中空ピストン40と結合している制御棒42の全挿入状態を検出することができるようになっている。
ストップピストン56の上面は、中空ピストン40と面接触するように合わせ加工がされており、さらにストップピストン56とアウタチューブ25との間の隙間を0.2mm以下にすることで、スクラム動作のストローク終端部における、ストップピストン56と中空ピストン40との接触以降は、制御棒駆動装置内部を擬似的な密閉空間とすることができ、スクラム動作の継続によって制御棒駆動装置内部の圧力が減少するようになっている。
すなわち、ストップピストン56とガイドチューブ39との隙間を0.2mm以下とし、かつストップピストン56の上面と中空ピストン40との接触面により、シール性を付与している。これにより、制御棒駆動装置内部の密閉性を確保して、スクラム動作終端部における減速が行われる。この3種類に加えて、ボールねじ36下端部と中空ピストン40内面との間の隙間を狭くすることで、第4の減速効果を発生させることができる。
なお、スクラム動作の場合には、ボールナット37と中空ピストン40の結合が解かれることから、ボールねじ36に加わっていた中空ピストン40と制御棒42の荷重が減少し、スプリング53の力によってボールねじ36が上昇するため、分離検出磁石61もボールねじ36と一体となって上昇する。この分離検出磁石61の上昇をスクラム検出プローブ60内に設置された磁気リードスイッチ(図示省略)により検出することにより、スクラム動作が正しく作動したことを確認することができる。
スクラム全挿入位置近傍で押し下げられるストップピストン56と一体で駆動されるリボン58に設置された全挿入検出磁石59の動作によって、全挿入が検出されるようになっている。すなわち、スクラムの完了が、スクラム全挿入位置近傍で中空ピストン40によって押し下げられるストップピストン56と、このストップピストン56と一体化して動作する分離検出磁石61と、分離検出磁石61の動作を検出する磁気リードスイッチとによって検出される。
また、分離検出磁石61の動作と、全挿入検出磁石59との動作の時間間隔を測定することで、スクラムに要した時間を測定することができる。
また、支持筒52には、分離検出磁石61が設けられている。この分離検出磁石61は、ボールねじ36の上部にベアリングを介して結合されており、上下方向に一体化して動作する。分離検出磁石61を納めている支持筒52とガイドチューブ39の間に配置されたスプリング53は、制御棒42、中空ピストン40およびボールね36じの荷重が加わった状態では伸びることはないが、制御棒42の荷重が無くなった場合、または制御棒42および中空ピストン40の荷重が無くなった場合に、ボールねじ36と、このボールねじ36と一体化して動作する分離検出磁石61とを上昇させ、分離検出磁石61の動きで制御棒が落下したことを検出することができる。
そして、スプリング53は、制御棒42と中空ピストン40の結合が何らかの理由で解除され、中空ピストン40に制御棒42の荷重が加わらなくなった場合にも、ボールねじ36および分離検出磁石61を上昇させるようにスプリング力が設定されており、スクラム検出プローブ60によって、スクラム動作の開始、全挿入の確認、制御棒42と中空ピストン40の結合状態の確認が可能である。
以上の本実施形態の構成によれば、安全性、取扱性、取付けおよび取外し時の操作性、運転中の操作性、炉心制御時の出力コントロール、スクラム時の作用、衝撃力緩和作用、全挿入検出等において、種々の効果が奏される。
(安全性)
制御棒駆動装置ハウジング23の上端側に設けられた駆動源としての電動機アセンブリ30の回転が、スプールピース27の隔壁27aにより隔てられた内側磁気継手要素33と外側磁気継手要素34とから構成される磁気継手35を介して、ボールねじ36に伝達される。
制御棒駆動装置ハウジング23の上端側に設けられた駆動源としての電動機アセンブリ30の回転が、スプールピース27の隔壁27aにより隔てられた内側磁気継手要素33と外側磁気継手要素34とから構成される磁気継手35を介して、ボールねじ36に伝達される。
したがって、電動機31の回転力を磁気継手35によって隔壁27aを介して非接触で電動機31のトルクを伝達することができ、原子炉圧力容器バウンダリを介してトルクの伝達を行い、貫通部を持たない構造とすることができる。
(取扱性)
原子炉圧力容器上蓋22に溶接構造により取付けられた制御棒駆動装置ハウジング23と3枚締めのフランジ24,26,28により取合う構成としたことにより、スプールピース27とアウタチューブ25とを、原子炉圧力容器上蓋22に溶接で取付けられた制御棒駆動装置ハウジング23に、フランジ24,26,28により取付けるボルト29を共用化することができ、取付けおよび取外し時の取扱性を向上することができる。
原子炉圧力容器上蓋22に溶接構造により取付けられた制御棒駆動装置ハウジング23と3枚締めのフランジ24,26,28により取合う構成としたことにより、スプールピース27とアウタチューブ25とを、原子炉圧力容器上蓋22に溶接で取付けられた制御棒駆動装置ハウジング23に、フランジ24,26,28により取付けるボルト29を共用化することができ、取付けおよび取外し時の取扱性を向上することができる。
(取付け、取外し時の操作性)
制御棒駆動装置21の据付け時には、アウタチューブ25を回転させることで中空ピストン40と制御棒42、または図示省略の制御棒延長軸とを結合させる。
制御棒駆動装置21の据付け時には、アウタチューブ25を回転させることで中空ピストン40と制御棒42、または図示省略の制御棒延長軸とを結合させる。
具体的には、アウタチューブ25を回転させることで中空ピストン40と制御棒42、または中空ピストン40と制御棒延長軸と結合させ、制御棒駆動装置21を取付け、取外しする際に、アウタチューブ25を回転させることにより、アウタチューブ25と回転方向に拘束されている中空ピストン40をアウタチューブ25と一緒に回転させ、中空ピストン40の下端と制御棒または制御棒延長軸との結合、解除を行うことができる。
すなわち、中空ピストン40とアウタチューブ25とは、ガイドローラ44により回転が拘束されているため、スクラム磁石50とスプールピース27との回転が拘束されると、スプールピース27とアウタチューブ25のフランジ26を介して、中空ピストン40とボールナット37との回転が拘束される。これにより、中空ピストン40とボールナット37との結合が解除され、中空ピストン40が落下することが防止されるため、取付けおよび取外しの際に一体での取扱が可能になる。
また、スクラム磁石50を上下にスライドさせることで、ガイドチューブ39とアウタチューブ25とスプールピースとの間に設置されたギヤ状の回転拘束機構を噛合させ、ガイドチューブ39とアウタチューブ25との回転方向の相対位置が変化しない構成となっている。
すなわち、ガイドチューブ39を回転させるためのスクラム磁石50を外部からの磁力により上方に移動させることで、スプールピース27の内側に設けられたギヤ状の回転拘束機構と結合させ、ガイドチューブ39とスプールピース27との回転方向の相対位置変化を拘束し、これによってガイドチューブ39、スプールピース27、アウタチューブ25および中空ピストン40の回転方向の位置関係を固定し、取付けおよび取外し等の際に中空ピストン40の意図しない落下を防止することができる。
(運転中の潤滑)
中空ピストン40は、その下端部を密閉構造とする容器状としたので、内部に流体を貯留することができ、ボールナットまたはボールねじ36を流体に浸すことで、ボールナット37とボールねじ36との螺合部分の潤滑性を向上させることができる。
中空ピストン40は、その下端部を密閉構造とする容器状としたので、内部に流体を貯留することができ、ボールナットまたはボールねじ36を流体に浸すことで、ボールナット37とボールねじ36との螺合部分の潤滑性を向上させることができる。
すなわち、図3に示すように、ボールナット37と中空ピストン40との結合面は斜面となっており、ローラ22により摩擦抵抗を小さくすることによってボールナット37の回転により容易に結合が外れる。すなわち、中空ピストン40のうち、ボールナット37との結合部に段のない滑らかな面を設けることで結合部間の流体の流れを防ぎ、中空ピストン40の上下に伴ってボールねじ36が出入りすることによる中空ピストン40内部の空間容積変化により蒸気雰囲気を積極的にボールナットとボールねじ36の螺合部分を通過させることで潤滑性を向上させることができる。
中空ピストン40のボールナットと結合するカップリング部45の下面を滑らかにし、ボールナットとの結合部を流体が流れることを防ぐことで、中空ピストン40の上下動に伴って、中空ピストン40の内部をボールねじ36が出入りすることで発生する中空ピストン40内の空間体積の変化により、ボールナットとボールねじ36の螺合部分に蒸気雰囲気を積極的に流入させ、潤滑性を向上させることもできる。
(炉心制御時の出力コントロール)
電動機アセンブリ30を回転駆動させることにより、出力軸32、外側磁気継手要素34および内側磁気継手要素33を介してボールねじ36が回転し、このボールねじ36の回転によりボールナット37が上下動する。すなわち、ボールナット37の上下動に連動して、中空ピストン40および制御棒42が上下動する。この制御棒42を上下動により炉心への引抜き量および挿入量を調整することにより、炉出力をコントロールすることができる。
電動機アセンブリ30を回転駆動させることにより、出力軸32、外側磁気継手要素34および内側磁気継手要素33を介してボールねじ36が回転し、このボールねじ36の回転によりボールナット37が上下動する。すなわち、ボールナット37の上下動に連動して、中空ピストン40および制御棒42が上下動する。この制御棒42を上下動により炉心への引抜き量および挿入量を調整することにより、炉出力をコントロールすることができる。
(スクラム時の作用)
スクラム時には、スクラム磁石50を回転させることにより、ガイドチューブ39を介してボールナット37が回転し、このボールナット37の回転によって制御棒42とカップリング14を介して結合した中空ピストン40とがボールナット37から分離され、自重によって制御棒42が炉心に挿入される。
スクラム時には、スクラム磁石50を回転させることにより、ガイドチューブ39を介してボールナット37が回転し、このボールナット37の回転によって制御棒42とカップリング14を介して結合した中空ピストン40とがボールナット37から分離され、自重によって制御棒42が炉心に挿入される。
すなわち、ガイドチューブ39と一体的に回転するスクラム磁石50に外部の駆動磁石50aから回転力を加えてガイドチューブ39を回転させることで、ガイドチューブ39と回転方向に拘束されているボールナット37を回転させ、ボールナット37と中空ピストン40との結合を解除して、中空ピストン40とこれに一体化された制御棒42を炉心に緊急挿入(スクラム)する。
また、ボールナット37の下部には、ボールねじ36を囲んで下方に伸びる中空ピストン40が設けられ、この中空ピストン40の下端に、カップリング14を介して制御棒42が連結されている。そこで、ボールナット37と中空ピストン40との結合部を斜面で結合させることによって、外部から強制的に磁石を回転させることなく、磁石の回転を拘束している磁場の消失に伴って自重のみでスクラム動作することができる。
(衝撃力緩和)
衝撃力の緩和は、中空ピストン40の落下速度を適切に制御するための、ラビリンスシール46と中空ピストン40の間のダッシュポット効果、バッファ機構55による減速効果、ストップピストン56による密閉効果の3種類の作用によって達成される。
衝撃力の緩和は、中空ピストン40の落下速度を適切に制御するための、ラビリンスシール46と中空ピストン40の間のダッシュポット効果、バッファ機構55による減速効果、ストップピストン56による密閉効果の3種類の作用によって達成される。
(1)ダッシュポット効果
ボールねじ36下端部と中空ピストン40の内面の隙間を0.3mm以下とすることで、ダッシュポット効果により中空ピストン40の落下速度を抑制することができる。すなわち、ボールねじ36の下端部と中空ピストン40の内面の隙間を0.3mm以下とすることにより、中空ピストン40の落下に伴ってボールねじ36が中空ピストン40内部から抜け出る際に、中空ピストン40とボールねじ36の間でダッシュポット効果を発生させて中空ピストン40の落下速度を抑制することができる。
ボールねじ36下端部と中空ピストン40の内面の隙間を0.3mm以下とすることで、ダッシュポット効果により中空ピストン40の落下速度を抑制することができる。すなわち、ボールねじ36の下端部と中空ピストン40の内面の隙間を0.3mm以下とすることにより、中空ピストン40の落下に伴ってボールねじ36が中空ピストン40内部から抜け出る際に、中空ピストン40とボールねじ36の間でダッシュポット効果を発生させて中空ピストン40の落下速度を抑制することができる。
さらに、減速効果を得るために、中空ピストン40外面の溝を全長に設けず、上部は溝の無い構造とすることで、スクラム終端部付近でより強いダッシュポット効果を発生させることもできる。
(2)バッファ機構による減速効果
アウタチューブ25内の下部であってガイドチューブ39の下には、バッファ機構55が設置されている。スクラムの終端部で中空ピストン40がストップピストン56を押し下げ、アウタチューブ25とストップピストン56によりバッファ機構55が圧縮されることにより、中空ピストン40の落下速度をストローク終端部で減速させ、バッファ機構55がない場合にアウタチューブ25と中空ピストン40の間で発生する衝撃力を緩和する。すなわち、ガイドチューブ39下端に設置されたバッファ機構によりスクラムによる全挿入位置での減速を行うことができる。そして、スクラムの終端における減速を、ガイドチューブ39下端に設置されたバッファ機構と中空ピストン40の間で行うことができる。
アウタチューブ25内の下部であってガイドチューブ39の下には、バッファ機構55が設置されている。スクラムの終端部で中空ピストン40がストップピストン56を押し下げ、アウタチューブ25とストップピストン56によりバッファ機構55が圧縮されることにより、中空ピストン40の落下速度をストローク終端部で減速させ、バッファ機構55がない場合にアウタチューブ25と中空ピストン40の間で発生する衝撃力を緩和する。すなわち、ガイドチューブ39下端に設置されたバッファ機構によりスクラムによる全挿入位置での減速を行うことができる。そして、スクラムの終端における減速を、ガイドチューブ39下端に設置されたバッファ機構と中空ピストン40の間で行うことができる。
(3)ストップピストンによる密閉効果
ストップピストン56の上面は、中空ピストン40と面接触するように合わせ加工がされており、さらにストップピストン56とアウタチューブ25の間の隙間を0.2mm以下にすることで、スクラム動作のストローク終端部におけるストップピストン56と中空ピストン40の接触以降は制御棒駆動装置21の内部を擬似的な密閉空間とすることができる。そして、スクラム動作の継続によって、制御棒駆動装置21内部の圧力が減少する効果が発生するため、中空ピストン40の落下を減速することが可能となる。
ストップピストン56の上面は、中空ピストン40と面接触するように合わせ加工がされており、さらにストップピストン56とアウタチューブ25の間の隙間を0.2mm以下にすることで、スクラム動作のストローク終端部におけるストップピストン56と中空ピストン40の接触以降は制御棒駆動装置21の内部を擬似的な密閉空間とすることができる。そして、スクラム動作の継続によって、制御棒駆動装置21内部の圧力が減少する効果が発生するため、中空ピストン40の落下を減速することが可能となる。
すなわち、ストップピストン56とガイドチューブ39の隙間を0.2mm以下とし、かつストップピストン56上面と中空ピストン40の接触面を合わせることでシール性を持たせることで、制御棒駆動装置21内部の密閉性を確保し、スクラム動作終端部における減速を行うことができる。
このように、ストップピストンとガイドチューブ39の隙間を0.2mm以下とし、かつストップピストン上面と中空ピストン40の接触面を合わせることにより、シール性を付与して制御棒駆動装置21内部の密閉性を確保し、中空ピストン40とストップピストン56の下降に伴う制御棒駆動装置21内の空間容積増加に対応して内部の圧力が低下することで、制御棒駆動装置21外部との差圧を発生させ、中空ピストン40の落下の抵抗を発生させてスクラム動作終端部における減速を行うことができる。
(全挿入検出)
また、このストップピストン56には、リボン58を介して全挿入検出磁石59が結合されている。全挿入検出磁石59は、スクラム時の全挿入状態や電動機による全挿入状態において、ストップピストン56の下方への移動に追従して下方に移動する。この全挿入検出磁石59の移動を、スクラム検出プローブ60内に設置された磁気リードスイッチにより検出することで中空ピストン40と結合している制御棒42の全挿入状態を検出することができる。
また、このストップピストン56には、リボン58を介して全挿入検出磁石59が結合されている。全挿入検出磁石59は、スクラム時の全挿入状態や電動機による全挿入状態において、ストップピストン56の下方への移動に追従して下方に移動する。この全挿入検出磁石59の移動を、スクラム検出プローブ60内に設置された磁気リードスイッチにより検出することで中空ピストン40と結合している制御棒42の全挿入状態を検出することができる。
スクラム動作の場合には、ボールナット37と中空ピストン40の結合が解かれることから、ボールねじ36に加わっていた中空ピストン40と制御棒42の荷重が減少し、スプリング53の力によってボールねじ36が上昇する。このため、分離検出磁石61もボールねじ36と一体となって上昇する。
この分離検出磁石61の上昇をスクラム検出プローブ60内に設置された磁気リードスイッチにより検出することにより、スクラム動作が正しく作動したことを確認することができる。すなわち、スクラム全挿入位置近傍で押下げられるストップピストン56と一体で駆動されるリボン58に設置された全挿入検出磁石の動作により、全挿入を検出することができる。
このように、スクラムの完了を、スクラム全挿入位置近傍で中空ピストン40によって押し下げられるストップピストン56と、ストップピストン56と一体化して動作する分離検出磁石61と、この分離検出磁石61の動作を検出する磁気スイッチによって検出することができる。
また、この分離検出磁石61の動作と全挿入検出磁石59の動作の時間間隔を測定することで、スクラムに要した時間を測定することができる。
[第2実施形態](図4)
図4は本発明による制御棒駆動装置21の第2実施形態を示す断面図である。
図4は本発明による制御棒駆動装置21の第2実施形態を示す断面図である。
図4に示すように、本実施形態の中空ピストン40の外面形状は多角形、例えば四角形とされている。
この構成において、アウタチューブ25との間での回転を拘束するために、ガイドローラ44を各面に設置する。このとき、ガイドローラ44を各面に1個とすることもできるが、図4に示すように5個の配置とすることで、回転拘束力をガイドローラ44の端面で確実に受けることが可能となる。
すなわち、ボールナット37の上下運動を、上端でボールナット37と結合し下端で制御棒42または制御棒延長軸と結合する中空ピストン40を有し、中空ピストン40の断面の外周側形状は四角形、または六角形としている。このように、中空ピストン40の上端に設置されたカップリング54aによりボールナット37と結合し、下端に設置されたカップリング41により制御棒42と結合する、断面形状の外周部が、四角形または六角形の形状をした中空ピストン40を介して、電動機31の回転を制御棒に伝達するようになっている。
この中空ピストン40において、断面の外周側の形状が四角形または六角形のものにあっては、面と相対するようにアウタチューブ25に設置されたローラによって、中空ピストン40とアウタチューブ25との回転方向の相対位置関係が大きく変化しないようにすることができる。
なお、図示しないが、6個のガイドローラ44を用意して、ガイドローラ44が2個配置される面を2つとすることで更に回転拘束力を高めることが可能となる。
しかも、回転拘束力を高めて中空ピストン40の回転方向のガタツキを抑制することで、中空ピストン40とアウタチューブ25との隙間を狭めることが可能となるため、ダッシュポット効果による減速をより効果的に発生させることが可能となる。
[第3実施形態](図5、図6)
図5は本発明による制御棒駆動装置21の第3実施形態を示す断面図であり、図6(A)、(B)は、作用説明図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、図5に図1と同一符号を付して説明を省略する。
図5は本発明による制御棒駆動装置21の第3実施形態を示す断面図であり、図6(A)、(B)は、作用説明図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、図5に図1と同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、ボールねじ36の下端部と中空ピストン40の上端部においてダッシュポット効果を発生させられるように、ボールねじ36の下端部にスリーブ62を設けるとともに、ダッシュポット効果を発生させるストロークに渡って中空ピストン40の内径を絞ってスリーブ62との隙間を小さくなっている。スリーブ62の上下にはガイドローラ63が設置されており、スリーブ62と中空ピストン40の芯がずれて隙間が偏りすぎない構成となっている。
また、ダッシュポット効果をより効果的にするために、スリーブ62の外面は周方向に筋状の溝64を形成したラビリンス構造が設けられている。
なお、ダッシュポット効果を効果的に発生させるためには、ラビリンス構造が流体中にあることが必要であるため、中空ピストン40が全引き抜き状態にあっても、全挿入状態にあっても内部流体液面65が中空ピストン40の上端部を超えないように、図6(A)、(B)のごとく、ボールねじ36と中空ピストン40の長さが設定されている。
[他の実施形態]
なお、以上の第1実施形態において、ボールナットを用いたが、本発明では、ボールナットに代えてローラナットを用いてもよい。これにより、接触面圧を低減し、寿命を向上させることができる。
なお、以上の第1実施形態において、ボールナットを用いたが、本発明では、ボールナットに代えてローラナットを用いてもよい。これにより、接触面圧を低減し、寿命を向上させることができる。
21 制御棒駆動装置
22 原子炉圧力容器上蓋
23 制御棒駆動装置ハウジング
24 フランジ
25 アウタチューブ
26 フランジ
27 スプールピース
27a 隔壁
28 フランジ
29 ボルト
30 電動機アセンブリ
31 電動機
32 出力軸
33 内側磁気継手要素
34 外側磁気継手要素
35 磁気継手
36 ボールねじ
37 ボールナット
38 ボールねじアセンブリ
39 ガイドチューブ
40 中空ピストン
41 カップリング
42 制御棒
43 溝
44 ガイドローラ
45 カップリング部
46 ラビリンスシール
47,48 結合面
49 ローラ
50 スクラム磁石
50a 駆動磁石
51 支持板
52 支持筒
53 グスプリン
54 カップリング
55 バッファ機構
56 ストップピストン
57 圧縮コイルばね
58 リボン
59 全挿入検出磁石
60 スクラム検出プローブ
61 分離検出磁石
62 スリーブ
63 ガイドローラ
64 溝
65 内部流体液面
22 原子炉圧力容器上蓋
23 制御棒駆動装置ハウジング
24 フランジ
25 アウタチューブ
26 フランジ
27 スプールピース
27a 隔壁
28 フランジ
29 ボルト
30 電動機アセンブリ
31 電動機
32 出力軸
33 内側磁気継手要素
34 外側磁気継手要素
35 磁気継手
36 ボールねじ
37 ボールナット
38 ボールねじアセンブリ
39 ガイドチューブ
40 中空ピストン
41 カップリング
42 制御棒
43 溝
44 ガイドローラ
45 カップリング部
46 ラビリンスシール
47,48 結合面
49 ローラ
50 スクラム磁石
50a 駆動磁石
51 支持板
52 支持筒
53 グスプリン
54 カップリング
55 バッファ機構
56 ストップピストン
57 圧縮コイルばね
58 リボン
59 全挿入検出磁石
60 スクラム検出プローブ
61 分離検出磁石
62 スリーブ
63 ガイドローラ
64 溝
65 内部流体液面
Claims (7)
- 沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器上蓋に、電動機を駆動源として前記原子炉圧力容器内で昇降される昇降部材を設け、この昇降部材の下端に制御棒を接続して前記昇降部材により前記制御棒を炉心内で上下動させる構成としたことを特徴とする上部設置型制御棒駆動装置。
- 前記原子炉圧力容器上蓋に垂直筒状の制御棒駆動装置ハウジングを設け、この制御棒駆動装置ハウジングの内周側に固定されたアウタチューブに前記昇降部材として、周壁断面が円形状または多角形状の中空ピストンを収納し、この中空ピストンの下端に制御棒の上端を支持させる一方、前記中空ピストンの上端側をボールナットおよびこれに螺合するボールねじにより前記ハウジング内に吊下し、前記制御棒駆動装置ハウジングの上端に設けた電動機の回転を殻壁を介して磁気継手により前記ボールねじに伝達することにより、前記ボールナットを介して前記中空ピストンを昇降させる構成とした請求項1記載の上部設置型制御棒駆動装置。
- 周壁断面が円形の前記中空ピストンにあってはその外面に設けた複数本の溝に対して、また周壁断面が多角形の前記中空ピストンにあっては複数の相対する外面に対して、それぞれ周縁が接するガイドローラで支持することにより、前記アウタチューブと前記中空ピストンとの回転方向における相対位置変化を規制する構成とした請求項2記載の上部設置型制御棒駆動装置。
- 前記アウタチューブの内側に前記中空ピストンをガイドするガイドチューブを回転可能に設け、このガイドチューブをその外部に設置したスクラム磁石の磁力により前記アウタチューブの外部から追従回転可能とし、さらに前記ガイドチューブに前記ボールナットを追従回転可能とし、前記ボールナットの回転により前記中空ピストンとの結合を解除して前記中空ピストンおよび前記制御棒を自重落下によりスクラムする構成とした請求項1記載の上部設置型制御棒駆動装置。
- 前記ボールナットの下端と前記中空ピストンの上端とを斜面を介して切離可能に結合させ、スクラム磁石の回転を拘束している磁場の消失に伴って自重のみでスクラム動作が可能な構成とした請求項2記載の上部設置型制御棒駆動装置。
- 前記ボールねじの下端部にスリーブを設けて前記中空ピストンの上端部においてダッシュポット効果を発生させる構成とし、そのダッシュポット効果を発生させるストロークに亘って前記中空ピストンの内径を絞って前記スリーブとの隙間が小さくなる構成とした請求項1記載の上部設置型制御棒駆動装置。
- 前記中空ピストンと前記ボールねじとの間にラビリンス構造を設けるとともに、前記中空ピストンが全引き抜き状態および全挿入状態となる全ての動作範囲内で、前記中空ピストンの内部流体液面が当該中空ピストンの上端部を超えない構成となるように、前記ボールねじおよび前記中空ピストンの長さを設定した請求項2記載の上部設置型制御棒駆動装置。
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2004
- 2004-11-16 JP JP2004331921A patent/JP2006145233A/ja active Pending
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