JP2006141414A - Root vegetable harvester - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は根菜収穫機に関するものである。 The present invention relates to a root vegetable harvester.
従来、下記特許文献1に記載されるように、圃場に植生する根菜の茎葉部を挟持し根菜本体部を吊下げた状態で後側上方に搬送して圃場から引き上げる左右一対の引上げ搬送ベルトと、該引上げ搬送ベルトの挟持個所より下側の茎葉部を導入して根菜本体部の上昇を規制しながら後方に案内する位置揃えベルトと、該位置揃えベルトに導入された個所より上側の茎葉部を挟持して後方に搬送する左右一対の茎葉搬送ベルトと、茎葉搬送ベルトで搬送される途中で茎葉部を切断する茎葉切断手段と、前記茎葉搬送ベルトと前記茎葉切断手段とを駆動する動力の伝動部を内装した伝動ケースとを設けた根菜収穫機がある。このように構成した根菜収穫機は、引上げ搬送ベルトと位置揃えベルトと茎葉搬送ベルトと茎葉切断手段とによって、圃場に植生する根菜をその茎葉部を挟持して引上げ、そして、搬送中に茎葉部の切断個所が揃うように位置揃えして茎葉部を切断して根菜を収穫する。
上記構成とした根菜収穫機では、伝動ケースは、茎葉搬送ベルトと茎葉切断手段とを駆動する動力の伝動部を内装するため、これらのベルトに沿うように前後に長く設けられるものとなる。しかし、特許文献1記載のものでは、茎葉搬送ベルトが伝動ケースに対して上下にずれた位置で回動するように設けているので、茎葉搬送ベルトにより搬送される茎葉部の側方に伝動ケースが位置することになり、茎葉部が搬送中に伝動ケースに引っ掛かって茎葉部のスムーズな搬送が妨げられる場合があり、これにより、茎葉搬送ベルトにより搬送される茎葉部の通路内に茎葉部が詰まったり、茎葉搬送ベルトの茎葉部挟持姿勢が乱れて茎葉切断手段による茎葉部の切断が適正に行われなかったりすることがあった。 In the root vegetable harvesting machine having the above-described configuration, the transmission case is provided with a power transmission unit that drives the foliage transport belt and the foliage cutting means, and is thus provided long in the front and rear directions along these belts. However, in the thing of patent document 1, since it is provided so that a foliage conveyance belt may rotate in the position shifted up and down with respect to the transmission case, a transmission case to the side of the foliage part conveyed by a foliage conveyance belt The foliage part is caught in the transmission case during transportation, and the smooth conveyance of the foliage part may be hindered, so that the foliage part is in the passage of the foliage part conveyed by the foliage conveyance belt. In some cases, the foliage portion of the foliage conveyor belt may be clogged, and the foliage portion may not be properly cut by the foliage cutting means.
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を講じたものである。
即ち、圃場に植生する根菜の茎葉部を挟持して圃場から引き抜いて後側上方へ搬送する左右一対の搬送ベルト(12)と、該搬送ベルト(12)の挟持位置よりも下側の茎葉部を導入して根菜本体部の上昇を規制しながら後方に移送案内する左右一対の位置揃えベルト(25)と、該位置揃えベルト(25)よりも上側の茎葉部を挟持して後方に搬送する左右一対の茎葉搬送ベルト(23)と、該茎葉搬送ベルト(23)によって搬送される途中で茎葉部を切断する左右一対の回転刃(27a,27b)と、前記茎葉搬送ベルト(23)によって挟持搬送される茎葉部の上部側を挟持して後方へ搬送する排葉用の左右一対の上部茎葉搬送ベルト(29)とを設けると共に、前記茎葉搬送ベルト(23)と上部茎葉搬送ベルト(29)との上下間隔(H)部には、該茎葉搬送ベルト(23)と前記位置揃えベルト(25)と回転刃(27a,27b)とを連動して駆動させる伝動手段(21)を設けないように構成したことを特徴とする根菜収穫機とした。
The present invention takes the following means in order to solve the above-mentioned problems.
That is, a pair of left and right transport belts (12) that sandwich the roots and leaves of vegetation to be vegetated in the field, pull out from the field and transport to the upper rear side, and the stems and leaves below the sandwiching position of the transport belt (12) And a pair of left and right alignment belts (25) that guide and move backward while restricting the rise of the root vegetable main body, and the stems and leaves above the alignment belt (25) are sandwiched and conveyed backward A pair of left and right foliage conveyor belts (23), a pair of left and right rotary blades (27a, 27b) for cutting the foliage part in the middle of conveyance by the foliage conveyor belt (23), and the foliage conveyor belt (23) A pair of left and right upper foliage conveying belts (29) for discharging leaves that sandwich and convey the upper side of the foliage portion to be conveyed are provided, and the foliage conveying belt (23) and the upper foliage conveying belt (29) are provided. Up and down The space (H) is configured not to include transmission means (21) for driving the foliage transport belt (23), the alignment belt (25), and the rotary blades (27a, 27b) in conjunction with each other. The root vegetable harvesting machine was characterized.
この根菜収穫機は、左右一対の搬送ベルト12が、圃場に植生する根菜の茎葉部を挟持し根菜本体部を吊下げた状態で後側上方に搬送して圃場から引き抜く。そして、この搬送ベルト12の搬送中に、位置揃えベルト25が搬送ベルト12の挟持個所より下側の茎葉部を導入して、根菜本体部の上昇を規制しながら後方に案内する。次に、左右一対の茎葉搬送ベルト23が、位置揃えベルト25に導入された個所より上側の茎葉部を挟持して後方に搬送する。この茎葉搬送ベルト23で搬送される途中で回転刃27a,27bが茎葉部を切断する。茎葉搬送ベルト23と位置揃えベルト25と回転刃27a,27bとは伝動手段21によって連動して駆動される。
In this root vegetable harvesting machine, a pair of left and
本発明によると、茎葉搬送ベルト23によって茎葉部が搬送される途中で、茎葉が伝動手段21に引っ掛かって茎葉部のスムーズな搬送が妨げられることが生じにくくなる。従って、茎葉搬送ベルト23によって搬送される茎葉部の通路内に茎葉部が詰まりにくくなり、また、茎葉搬送ベルト23の茎葉部挟持姿勢が乱れにくくなって、茎葉搬送ベルト23による茎葉部の搬送がスムーズに行われ、回転刃27a,27bによる茎葉部の切断が良好となる。
According to the present invention, it is difficult for the foliage to be caught by the transmission means 21 during the conveyance of the foliage part by the
上記技術思想に基づき具体的に構成された実施の一形態として根菜を収穫する根菜収穫機について、以下に図面を参照しつつ説明する。
本発明の構成例に係る根菜収穫機の左側面図を図1に、同根菜収穫機の平面図を図2に示す。図1および図2において、根菜収穫機1は、左右の駆動回転するクローラ3,3等からなる走行装置によって支持される機体に、走行および機器操作のための操縦部4、圃場から根菜を取り込む収穫部5、取り込んだ根菜の選別作業するための選別部6、選別後の根菜を収容したコンテナを整列載置する収容済みコンテナ載置部7等を備えて構成される。収穫部5には、圃場に植生する根菜の茎葉部を挟持し根菜本体部を吊下げた状態で後側上方に搬送して圃場から引き上げる左右一対の引上げ搬送ベルト12を設け、該引上げ搬送ベルト12の前側に根菜の葉部を引起しする引起装置11を配置し、引上げ搬送ベルト12の後部側下方に引上げ搬送ベルト12から根菜を受けて茎葉部を切断する茎葉処理装置13を設ける。また、切断されて茎葉部から分離して落下する根菜本体部を受けて根菜本体部側に残る茎葉を取り除く残葉処理装置14等を備える。
A root vegetable harvesting machine that harvests root vegetables as an embodiment specifically configured based on the above technical idea will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a left side view of a root vegetable harvesting machine according to a configuration example of the present invention, and FIG. 2 is a plan view of the root vegetable harvesting machine. In FIG. 1 and FIG. 2, the root vegetable harvesting machine 1 takes the root vegetables from the farm, the control unit 4 for traveling and equipment operation, into the machine body supported by the traveling device composed of the crawlers 3 and 3 that are driven to rotate left and right. The
根菜収穫機の収穫部5は、根菜収穫機は、圃場に植生する根菜の茎葉部を挟持し根菜本体部を吊下げた状態で後側上方に搬送して圃場から引き上げる左右一対の引上げ搬送ベルト12と、該引上げ搬送ベルト12の挟持個所より下側の茎葉部を導入して根菜本体部の上昇を規制しながら後方に案内移送する左右一対の位置揃えベルト25,25と、該位置揃えベルト25,25に導入された個所より上側の茎葉部を挟持して後方に搬送する左右一対の茎葉搬送ベルト23,23と、茎葉搬送ベルト23,23で搬送される途中で茎葉部を切断する茎葉切断手段27a,27bと、前記茎葉搬送ベルト23,23と前記茎葉切断手段27a,27bとを駆動する動力の伝動部を内装した伝動ケース21,21とを設け、前記茎葉搬送ベルト23,23は前記伝動ケース21,21の周りを回動するように設けている。よって、伝動ケース21,21は茎葉搬送ベルト23,23の裏側に隠れるように位置するものとなり、茎葉搬送ベルトによって茎葉部が搬送される途中で、茎葉が伝動ケースに引っ掛かって茎葉部のスムーズな搬送が妨げられることが生じにくくなる。従って、茎葉搬送ベルトにより搬送される茎葉部の通路内に茎葉部が詰まりにくくなり、また、茎葉搬送ベルトの茎葉部挟持姿勢が乱れにくくなって、茎葉搬送ベルトによる茎葉部の搬送がスムーズに行われ、茎葉切断手段による茎葉部の切断が良好となる。
The
また、前記伝動ケース21,21の後部下側に、軸芯が上下方向の入力軸31,31を設け、前記伝動ケース21,21の後部上側に前記茎葉搬送ベルト23,23を駆動する軸芯が上下方向の駆動軸33,33を設け、前記伝動ケース21,21の前側に回転刃で構成した前記茎葉切断手段27a,27bを駆動する軸芯が上下方向の駆動軸35,35を設け、該茎葉切断手段27a,27bの駆動軸35の前側で前記伝動ケース21,21の前端部付近に、左右一対の位置揃えベルト25,25を駆動する軸芯が上下方向の駆動軸36を設け、前記入力軸31,31から前記茎葉搬送ベルト23,23の駆動軸33,33への伝動手段と、前記入力軸31,31から前記茎葉切断手段27a,27bの駆動軸35,35と前記位置揃えベルト25,25の駆動軸36,36への伝動手段を、それぞれ複数の歯車が一列に噛合う歯車列32,34で構成している。よって、伝動ケースが上下に薄く構成でき、茎葉搬送ベルトの内側から伝動ケースが上下に突出する部分を少なくできて、上記効果が一層顕著なものとなる。なお、例えば、入力軸から茎葉切断手段の駆動軸と位置揃えベルトの駆動軸への伝動をチェン伝動機構により構成すると、チェン伝動部を上下二列に設けることになって伝動ケースが上下に厚く構成されてしまうものとなる。
In addition,
茎葉処理装置13は、図3、図4に示すように、左右一対に設けた伝動ケース21,21に、左右の茎葉搬送ベルト23,23と、左右一対の回転ベルトで構成した位置揃えベルト25,25と、回転刃で構成した前記茎葉切断手段27a,27bと、左右の上部茎葉搬送ベルト29,29を設ける。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
また、左右の伝動ケース21,21には、収穫部5を機体に対して横軸回りに前部を上下回動可能に取り付けている回動軸芯に配置した伝動軸からベベルギヤを介して動力を入力する入力軸31,31と、その後側で上方に突出して延びて茎葉搬送ベルト23,23を駆動する駆動軸33,33と、入力軸31,31から該駆動軸33,33への伝動手段であり複数の歯車が一列に噛合う歯車列32,32と、入力軸31の前方側で下方に突出して延びて茎葉切断手段27a,27bを駆動する駆動軸35,35と、更にその前方で下方に突出して延びて位置揃えベルト25,25を駆動する駆動軸36,36と、入力軸からそれらの駆動軸35,35;36,36への伝動手段であり複数の歯車が一列に噛合う歯車列34,34とを装備する。その歯車列34,34と前記の歯車列32,32とは、図例では、入力軸に対して上下2段に配置しているが、両歯車列を上下1段で横一列に噛合う状態に設けることも可能である。図例の伝動ケース21,21は、平板状のベースプレート37,37と上部ケース39,39とで構成している。
Further, the left and
左右の茎葉搬送ベルト23,23は、その駆動軸33,33の基部側の駆動プーリ41,41と、上部ケース39,39の前端部から前方に延びるベースプレート37,37の前部に設けた回転自在のテンショナ付き従動プーリ42,42とを設け、それらの間に複数のガイドローラ43…,43…を配置して上部ケース39,39を囲むように張設し、後側の駆動プーリ41、41の駆動回転によって茎葉搬送ベルト23,23が駆動回転して、根菜の茎葉部を左右の茎葉搬送ベルト23,23の近接部の間に挟持して後方に移送する。
The left and right
左右の位置揃えベルト25,25は、その駆動軸36,36に取付けた駆動プーリ51,51と、ベースプレート37,37の先端に設けたテンショナ付き従動プーリ52,52とを設け、それらの間にガイドローラ53,53を配置し、ベースプレート37の下面に近接して張設される。根菜が引上げ搬送ベルト12によって斜め後方に上昇搬送されていくと、根菜の茎葉部が左右の位置揃えベルト25,25の間に導入される。そして、根菜本体部の上端部が位置揃えベルト25,25の下端面に接当すると、引上げ搬送ベルト12による上昇搬送を規制し、また、駆動プーリ51,51の駆動回転によって左右の位置揃えベルト25,25はその間に導入された根菜の茎葉部を後方に移送する。駆動プーリ51,51は、左右の茎葉切断手段27a,27bに対し前後に近接配置され、且つ、左右の位置揃えベルト25,25の後部は、左右に開いた開放部を形成する。
The left and
左右の茎葉搬送ベルト23,23の上方に設けた左右の上部茎葉搬送ベルト29,29は、駆動軸33,33の上端部に取付けたプーリ61,61と上部ケース39,39の前部上側に設けたテンショナ付き従動プーリ62,62と、それらの間に配置したガイドローラ63,63との回りに掛け回して設けている。左右の茎葉搬送ベルト23,23が挟持して後方に搬送する根菜の茎葉部の上部側を挟持して後方に移送する。
The left and right upper
茎葉切断手段27a、27bは、茎葉搬送ベルト23,23によって挟持搬送される茎葉部の茎葉搬送ベルト23,23による挟持個所より下方で根菜本体部上端より上方個所に切断作用するように配置されている。また、図例では、左右の茎葉切断手段27a、27bは、外周側に刃を形成した円盤状の回転刃で構成し、その外周側部分の一部を重ねて配置した構成で、上側の回転刃27aは、その外周に切り込みを形成し又は鋸歯状に形成し、下側の回転刃27bは、その外周に切り込み等がなく円弧状に形成する。
The foliage cutting means 27a, 27b are arranged so as to cut to a location below the nipping portion by the
上記のように構成された茎葉処理装置13は、引上げ搬送ベルト12に近接して配置することにより、根菜引抜き装置12が根菜の茎葉部を挟持して斜め後上方に搬送すると、根菜本体部の上端部が左右の位置揃えベルト25,25の下面に接当して根菜本体部の上昇移動が規制されるとともに、茎葉搬送ベルト23,23によって茎葉部を挟持されて後方に移送される。
The
ところで、茎葉搬送ベルト23,23の前端部のプーリ42,42と、位置揃えベルト25,25の前端部のプーリ52,52を平板(ベースプレート37,37の先端部)の上側平面部と下側平面部とに夫々回転自在に取付けた構成なので、茎葉搬送ベルト23,23の前端部と位置揃えベルト25,25の前端部を引上げ搬送ベルト12に対して従来よりも接近させて配置できている。
By the way, the
上記のように、位置揃えベルト25,25の前端部が引上げ搬送ベルト12に接近して配置されているので、引上げ搬送ベルト12から左右の位置揃えベルト25,25の間に茎葉部がスムーズに導入されるようになり、また、位置揃えベルト25,25では、位置揃えベルト25,25の下端面に根菜の本体部の上端部が当るまでここに導入された茎葉部が引上げ搬送ベルト12によってずり上がっていくのを許容するので茎葉部の挟持力は比較的強くはない。しかし、位置揃えベルト25,25よりは比較的に強い挟持力に設定される茎葉搬送ベルト23,23の前端部も引上げ搬送ベルト12に接近して配置されているので、左右の位置揃えベルト25,25の間に導入された茎葉部が直ぐに茎葉搬送ベルト23,23で挟持されるようになって、根菜の茎葉部が短い場合や茎葉部がちぎれ易い場合でも、この茎葉処理装置13に根菜が引継がれるときに、茎葉搬送ベルトに挟持される前に茎葉部が引上げ搬送ベルトから抜けたり或はちぎれたりして落下するということが生じにくくなっている。
As described above, since the front end portions of the
茎葉搬送ベルト23,23に引き継がれて後方に移送される根菜は、位置揃えベルト25,25の後端部に近接配置される茎葉切断手段27a、27bの切断作用部を通過することによって切断される。このとき、茎葉部の下葉が折れ曲がっていても、茎葉切断手段27a、27bの直前に前記のように開放部が形成されているので、この開放部を通過する間に下葉が元の位置に戻ることができて適確な切断処理が可能となる。また、一方の回転刃27aの外周部に設けた切り込みにより噛み込みが良くなるので、茎葉部の切断性が確保されて滞留を防止することができる。切り込みが上側の回転刃27aの場合は、従来同様の良好な切断面を確保できる。
The root vegetables taken over by the
そのほか、ガイドローラ43…や従動プーリ42のテンショナは、ベースプレート37の上に、または、上部ケース39の外周に配置することにより、泥抜きが良くなる。また、両従動プーリ42、42の間隔を可変に構成し、茎葉搬送ベルト23,23の先端を前方に伸ばすとしごき長さが減って間を開くことができる。冬季は先端部を閉じることにより、落下ニンジンを減らすことができる。タッピング部の駆動側のプーリ41や従動プーリ42は、ボス部上面を平坦に形成することにより、泥や石等の異物の堆積が防止されるので、従来のようなボス部の凹凸に堆積した異物によってプーリ溝が詰まることによるスリップや外れ等のトラブルを回避することができる。
In addition, the
茎葉搬送ベルト23,23と上部茎葉搬送ベルト29,29のプーリには、ベルトの脱落を防止するために設けたベルト内側の突条部が入り込む溝が形成され、プーリのその溝の入り込んでプーリに付着する茎葉や泥土等を除去するスクレーパ71a,71b,71cを取り付けている。茎葉搬送ベルト23,23の後側の駆動プーリ41に対してスクレーパ71aを伝動ケース21,21に取り付け、前側の従動プーリ42には、そのテンショナのプーリとの間で両プーリに作用するスクレーパ71bをテンショナの支持アームに設け、上部茎葉搬送ベルト29,29の前側の従動プーリ62,62とそのテンショナのプーリとの間で両プーリに作用するスクレーパ71cをテンショナの支持アームに取付ける。このようにテンショナ付きプーリに対しては、プーリとそのテンショナのプーリとの間で両プーリに作用するスクレーパをテンショナの支持アームに取付ける構成としたので、部品点数が低減してコストを低減でき、組み立ても容易となる。
The pulleys of the
上部茎葉搬送ベルト29,29は、茎葉搬送ベルト23,23により移送される根菜の茎葉部の上部を挟持して後方に移送する。この排葉ベルト29,29は、突起付きベルト等で構成することにより搬送能力が生じ、また、このベルトの高さを高く設定する程、搬送中に茎葉部が倒れにくくなる。
The upper
つぎに、茎葉切断手段27a,27bによる切断高さを調節するための高さ位置調節部について説明する。茎葉切断手段27a,27bの高さ位置調節部は、その第1の構成例を図5に示し、別の構成例を図6に示す。 Next, a height position adjusting unit for adjusting the cutting height by the foliage cutting means 27a and 27b will be described. The height position adjustment unit of the foliage cutting means 27a, 27b is shown in FIG. 5 as a first configuration example and shown in FIG. 6 as another configuration example.
図5に示す例は、茎葉切断手段である回転刃27a(27b)と、回転刃27a(27b)を駆動回転する駆動軸35と、回転刃27a(27b)を取付け固定する取付部材81と、取付部材81の高さ位置を調節する調節ノブ82を設け、該取付部材81は、駆動軸35に対して一体回転且つ軸芯方向スライド自在に取り付け、調節ノブ82は、駆動軸35に対してネジ部82c,35bに介して係合し、取付部材81に対して回転自在で且つ取付部材81と一体的に軸芯方向スライド可能に取り付けた構成としている。従って、調節ノブ82を回転操作するだけの容易な操作で、取付部材81が上下移動して、回転刃27a(27b)の切断高さが調節可能となる。また、駆動軸35に対する調節ノブ82の回転を規制する回転規制手段82a,82bを設けているので、駆動軸35の駆動回転中に調節ノブ82が駆動軸35に対して回転して回転刃27a(27b)の切断高さが変化するのが防止され、切断処理を適確に行える。なお、上記回転規制手段は、調節ノブ82を駆動軸35に対して回転方向に一体的に固定するよう構成でき、また、調節ノブ82が駆動軸35に対して一定角度以上回転しようとするとその回転に対する抵抗が大きくなるように構成することもできる。図示例は、後者の構成をとることで、回転刃27a(27b)の切断高さを調節するとき、上記回転規制手段の解除操作が必要なく、その回転規制手段による抵抗に抗して調節ノブ82を駆動軸35に対して回転操作するだけで調節が可能となり、調節操作が非常に容易に行える。更に、取付部材81に対する回転刃27a(27b)の固定を解除する(図例ではネジ止めを外す)と、回転刃27a(27b)の回転中心側に形成した孔を調節ノブ82を通過できるように、その孔の大きさと調節ノブ82の大きさを設定している。これにより、調節ノブ82を外すことなく、回転刃27a(27b)を取り外すことができ、回転刃の交換が容易に行える。
The example shown in FIG. 5 includes a
図5の構成例を更に詳細に説明する。駆動軸35の下部に形成した回り止め用の角柱部35aにその軸線方向のみに移動可能に取付部材81を挿通し、この取付部材81に回転刃27a(27b)を固定するとともに、取付部材81を上下に位置決めする調節ノブ82を駆動軸35の下端のねじ部35bに調節ノブ82の下部に形成したネジ孔82cを螺合させて取付ける。調節ノブ82には、角柱部35aの外周を転動可能なスプリング82aにより弾圧されるボール82bによる回転規制手段を内設する。回転刃27a(27b)を保持する支持部27cと取付部材81との間には係合球体83を介在して支持部27cと取付部材81とが一体的に回転するようにしつつ回転刃27a(27b)側を止め輪83aによって回転軸芯方向への移動を規制し、また、取付部材81の下部側外周に形成した溝と調節ノブ82の上部側の回転方向複数箇所に形成した孔とに係合球体84を介在させ、更に、その係合球体84が飛出さないように止め輪84aを取り付ける。これにより、調節ノブ82は、取付部材81に対して回転自在で且つ取付部材81と一体的に軸芯方向スライド可能となる。
The configuration example of FIG. 5 will be described in more detail. An
図6の構成例について以下に説明する。図6の縦断面図は、断面左半分側が回動調節状態で、断面右半分側が回動固定状態を示している。駆動軸35の下部に回り止めの角柱部35aを介して固定スリーブ85とその下端の大径部86を固定する。固定スリーブ85には、外周面を等分周して軸線方向溝による係止溝85a…を形成し、その下方に形成したねじ部85bに回転刃27a(27b)の支持部27dと連結する筒部87を螺合する。この筒部87には通孔87bを形成し、固定スリーブ85の係止溝85a…との間に介在可能な係合球体87aを通孔87bから進退自在に設けるとともに、筒部87の外周には係合球体87aの進退を制御するスライドスリーブ88を設ける。
The configuration example of FIG. 6 will be described below. In the longitudinal cross-sectional view of FIG. 6, the left half side of the cross section is in a rotation adjustment state, and the right half side of the cross section is in a rotation fixed state. The fixing
スライドスリーブ88は、筒部87の外周に形成した軸線方向溝87cに介在する係合球体88aによって軸線方向にスライド動作可能に構成する。このスライドスリーブ88は、筒部87の上端の支持部27dに達する上限位置から大径部86に達する下限位置の範囲をスライドストローク範囲とし、コイルスプリング89を設けて下限位置に付勢する。また、筒部87の係合球体87aの進退を制御するテーパ88bを形成し、このテーパ88bはスライドストロークの下限位置で係合球体87aを内方の係止溝85a…内に拘束して筒部87の回動を規制し、一方、スライドストロークの上限位置で係合球体87aの拘束を解除して支持部27dの回動を許容するように傾斜面を形成する。
The
上記構成の茎葉切断手段の高さ位置調節部は、スライドスリーブ88の上下のスライド動作範囲の下限位置において係合球体87aを拘束する。また、コイルスプリング89の力に抗して手指操作によりスライドスリーブ88を上限位置までスライド操作すれば、係合球体87aがフリーになるので、スライドスリーブ88を回動することにより筒部87がねじ部85bに沿って上下に高さ位置調節される。したがって、茎葉切断手段の高さ位置調節部は、前記同様に、手指操作のみによって簡易に取扱うことができる。
The height position adjusting unit of the foliage cutting means having the above configuration restrains the engaging
茎葉処理装置13の直下には残葉処理装置14が車幅の中央方向に搬送軸線を向けて配置される。この残葉処理装置14は、搬送ベルト14aの搬送方向下手側に残葉処理ローラ14bを搬送方向に対して斜め姿勢で備えて構成される。茎葉処理装置13から残葉処理装置14に落下する根菜の下降通路の左右両側には、ガイドカバーを90を設けている。このガイドカバーを90は、上部が茎葉処理装置13に設けた取付部材に取り付けられ、そこから下部が非支持状態に垂れ下がるように設けている。
A remaining
上記ガイドカバー90により、収穫された根菜の根菜本体部が茎葉処理装置13から落下し、残葉処理装置14の搬送ベルト14aの上で根菜本体部が跳ね返っても外部にこぼすことなく残葉処理ローラ14bに確実に送ることができる。また、残葉処理装置14が排葉部ベルト29,29の下に配置されているので、スクレーパにより除去された排葉部ベルト29,29に付着した排葉や土等は、残葉処理装置14のベルト14a上に落下して確実に機外に排出され、機体内での排葉や土等の堆積が少なくなる。
By the
また、ガイドカバー90をビニールシート等の撓み自在なシートで構成することにより、根菜がガイドカバー90に当っても根菜に損傷を与えず、また、下部が非支持状態に垂れ下がっているので根菜が大きく跳ね返ることもなく、残葉処理装置14へ向かってスムーズに根菜を落下させることができる。
Further, by configuring the
茎葉処理装置13の前側は、根菜引抜き装置12によって覆われ、茎葉処理装置13の左右及び後側は、カバー91で覆っている。茎葉処理装置13の後方から排出される排葉はこのカバー91の後側内を下方に落下し、その下方に配置した排葉シュータ部13bによって機体左右方向内方側に向けて斜め下方に落下させる。茎葉処理装置13の周囲が上記のように覆われていることにより、茎葉処理装置13が防風された状態となり、茎葉切断手段で切断される根菜が風で揺れて適確な切断が妨げられるのが防止され、また、排葉が排葉シュータ部13bから外れて機体上に落下していくのが防止される。上記カバー91を透明なシートにより構成すると、更に、茎葉処理装置13の処理状態が確認でき、また、後方視界が拡大されて、後進時や旋回時の操縦が容易となる。
The front side of the
茎葉処理装置13において切断された茎葉部は、排葉部ベルト29,29によって後方に搬送されて排出されるが、排葉部ベルト29,29の後側の左右のプーリ41,41の左右内側に設けた左右のガイドプレート92,92の間を通過して後方に排出される。これにより、排出される茎葉部がベルトやプーリに引っ掛かることが生じにくくスムーズに切断された茎葉部を排出することができる。
The foliage section cut by the
12 引上げ搬送ベルト(搬送ベルト)
21 伝動ケース(伝動手段)
23 茎葉搬送ベルト
25 位置揃えベルト
27a 回転刃(茎葉切断手段)
27b 回転刃(茎葉切断手段)
29 上部茎葉搬送ベルト
H 上下間隔
12 Pulling up conveyor belt (conveyor belt)
21 Transmission case (Transmission means)
23
27b Rotary blade (stem and leaf cutting means)
29 Upper foliage conveyor belt H Vertical spacing
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