JP2006139499A - データ転送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置間における双方向へのデータ転送時に異なるデータ処理が実行される場合であっても,装置間における双方向へのデータ転送時に使用されるバッファやバッファメモリ等の共用化を可能とすると共に,装置内の回路規模の縮小化を実現すること。
【解決手段】 EEPROM30とHDD40との間のデータ転送時に異なるデータ処理(暗号化処理,復号処理)を実行するデータ転送装置10Xにおいて,上記暗号化処理及び上記復号処理を実行させるための共通の鍵情報設定部11を設けて,上記EEPROM30と上記HDD40との間における双方向へのデータ転送時にバッファメモリ或いはバッファ13を共用する。
【選択図】図1
【解決手段】 EEPROM30とHDD40との間のデータ転送時に異なるデータ処理(暗号化処理,復号処理)を実行するデータ転送装置10Xにおいて,上記暗号化処理及び上記復号処理を実行させるための共通の鍵情報設定部11を設けて,上記EEPROM30と上記HDD40との間における双方向へのデータ転送時にバッファメモリ或いはバッファ13を共用する。
【選択図】図1
Description
本発明は,装置間の転送方式の差を調整する少なくともバッファメモリを有する調整手段を備えたデータ転送装置に関し,特に,装置間における双方向へのデータ転送時に上記調整手段を共用する技術に関するものである。
複数の装置間でデータ転送を行う場合に,装置間における転送速度や処理速度(転送方式の一例)の差を調整し,一方の装置から送られたきたデータを一時的にバッファメモリに蓄え,その後,他方の装置(転送先の装置)の転送速度や処理速度に応じて順次上記バッファメモリからデータを読み出して転送先の装置に出力(入力)する転送方式が知られている(以下「従来技術1」という)。この転送方式では,例えば,装置Aと装置Bとの間でデータ転送を行う場合は,装置Aから装置Bへデータを転送する場合に用いられるバッファメモリと,装置Bから装置Aへデータを転送する場合に用いられるバッファメモリとを設ける必要がある。
一方,特許文献1には,装置間でデータ転送を行う際に,他の装置に先行してデータ転送要求がなされた装置を優先してデータ転送時のバッファメモリの使用を許可し,当該データ転送中は他の装置からのデータ転送を遮断することにより,いずれの転送方向にデータが転送される場合にも一のバッファメモリを用いて転送方式の差を調整するデータ転送バッファ方式が開示されている(以下「従来技術2」という)。これによれば,上記従来技術1の転送方式のようにデータの転送方向ごとにバッファメモリを設ける必要がなくなり,且つ,バッファメモリの使用効率を高めることが可能となる。
一方,特許文献1には,装置間でデータ転送を行う際に,他の装置に先行してデータ転送要求がなされた装置を優先してデータ転送時のバッファメモリの使用を許可し,当該データ転送中は他の装置からのデータ転送を遮断することにより,いずれの転送方向にデータが転送される場合にも一のバッファメモリを用いて転送方式の差を調整するデータ転送バッファ方式が開示されている(以下「従来技術2」という)。これによれば,上記従来技術1の転送方式のようにデータの転送方向ごとにバッファメモリを設ける必要がなくなり,且つ,バッファメモリの使用効率を高めることが可能となる。
ところで,装置間でデータ転送がされる際に,転送されるデータに所定のデータ処理が実行されるシステムにおいては,上記従来技術2のデータ転送バッファ方式を用いることができず,上記従来技術1の転送方式が採用されている。この理由を,図4に示すシステムYを用いて以下に説明する。
上記システムYは,図示するように,データ転送装置10Yと,データをDMA(Direct Memory Access)転送するDMAC(DMA Controller)20と,EEPROM30(記憶装置)とが内部バス1を介してデータ転送可能に接続され,上記データ転送装置10YとHDD40(記憶装置)とがデータ転送可能に接続されて構成されている。上記データ転送装置10Yは,上記EEPROM30と上記HDD40との間の転送方式の差を調整して上記EEPROM30及び上記HDD40間のデータ転送を実現するものであって,バッファ13a,13bと,データ処理部12a,12bと,該データ処理部12a,12bにおけるデータ処理に用いられる処理情報を設定する処理情報設定部11a,11bと,上記DMAC20と上記データ転送装置10Yとの間を接続する通信インターフェースであるDMAC_I/F14と,上記HDD40と上記データ転送装置10Yとの間を接続する通信インターフェースであるHDD_I/F15と,上記データ転送装置10Yにおいて上記各部を制御するCPU,RAM等からなる転送制御部16とを有している。
上記システムYは,図示するように,データ転送装置10Yと,データをDMA(Direct Memory Access)転送するDMAC(DMA Controller)20と,EEPROM30(記憶装置)とが内部バス1を介してデータ転送可能に接続され,上記データ転送装置10YとHDD40(記憶装置)とがデータ転送可能に接続されて構成されている。上記データ転送装置10Yは,上記EEPROM30と上記HDD40との間の転送方式の差を調整して上記EEPROM30及び上記HDD40間のデータ転送を実現するものであって,バッファ13a,13bと,データ処理部12a,12bと,該データ処理部12a,12bにおけるデータ処理に用いられる処理情報を設定する処理情報設定部11a,11bと,上記DMAC20と上記データ転送装置10Yとの間を接続する通信インターフェースであるDMAC_I/F14と,上記HDD40と上記データ転送装置10Yとの間を接続する通信インターフェースであるHDD_I/F15と,上記データ転送装置10Yにおいて上記各部を制御するCPU,RAM等からなる転送制御部16とを有している。
このように構成されたシステムYでは,上記DMAC20により上記EEPROM30から読み出されたデータを上記HDD40に転送する処理が次の手順に従って行われる。なお,図4中の太線矢印はデータの転送方向を示し,破線矢印は各種信号の流れを示す。
まず,上記DMAC20によって上記内部バス1及び上記DMAC_I/F14を介して上記転送制御部16にデータ転送要求信号P1が入力されると,上記転送制御部16は上記DMAC20に対してデータ転送許可信号P2を出力する。このデータ転送許可信号が上記DMAC20において受信されると,続いて上記DMAC20により上記EEPROM30からデータが読み出され,そのデータが上記DMAC_I/F14にDMA転送される。上記DMAC_I/F14にデータが転送されると,その後の転送処理は上記転送制御部16により統括制御されることになる。
上記DMAC_I/F14に転送されたデータは,その後,上記転送制御部16により処理情報設定部11aに送られ,所定の処理情報が設定された後に上記データ処理部12aに転送される。転送されたデータは上記データ処理部12aで所定のデータ処理がなされた後に,上記バッファ13aに蓄積される。このバッファ13aに蓄積されたデータは,上記転送制御部16によりその蓄積順に上記HDD_I/F15を介して上記HDD40へ転送される。そして,順次蓄積された全てのデータの上記HDD40への転送が完了すると,上記HDD40から上記HDD_I/F15を介して上記転送制御部16へデータ受信完了信号P3が出力されて,一連のデータの転送処理が終了する。
また,上記HDD20から読み出されたデータを上記EEPROM30或いはその他の装置に転送する処理は上述の手順と略逆の手順で行われ,上記HDD40から読み出されたデータが,HDD_I/F15,処理情報設定部11b,データ処理部12b,バッファ13b,DMAC_I/F14,そして内部バス1を順次経由してEEPROM30に転送される。ここでは説明の便宜のためかかる転送手順の説明を省略する。
まず,上記DMAC20によって上記内部バス1及び上記DMAC_I/F14を介して上記転送制御部16にデータ転送要求信号P1が入力されると,上記転送制御部16は上記DMAC20に対してデータ転送許可信号P2を出力する。このデータ転送許可信号が上記DMAC20において受信されると,続いて上記DMAC20により上記EEPROM30からデータが読み出され,そのデータが上記DMAC_I/F14にDMA転送される。上記DMAC_I/F14にデータが転送されると,その後の転送処理は上記転送制御部16により統括制御されることになる。
上記DMAC_I/F14に転送されたデータは,その後,上記転送制御部16により処理情報設定部11aに送られ,所定の処理情報が設定された後に上記データ処理部12aに転送される。転送されたデータは上記データ処理部12aで所定のデータ処理がなされた後に,上記バッファ13aに蓄積される。このバッファ13aに蓄積されたデータは,上記転送制御部16によりその蓄積順に上記HDD_I/F15を介して上記HDD40へ転送される。そして,順次蓄積された全てのデータの上記HDD40への転送が完了すると,上記HDD40から上記HDD_I/F15を介して上記転送制御部16へデータ受信完了信号P3が出力されて,一連のデータの転送処理が終了する。
また,上記HDD20から読み出されたデータを上記EEPROM30或いはその他の装置に転送する処理は上述の手順と略逆の手順で行われ,上記HDD40から読み出されたデータが,HDD_I/F15,処理情報設定部11b,データ処理部12b,バッファ13b,DMAC_I/F14,そして内部バス1を順次経由してEEPROM30に転送される。ここでは説明の便宜のためかかる転送手順の説明を省略する。
上述した手順で上記EEPROM30から上記HDD40へのデータ転送(以下「HDD書込転送」という),及び上記HDD40から上記EEPROM30へのデータ転送(以下「HDD読出転送」という)が行われるが,一般に,HDD書込転送時とHDD読出転送時とにおいて,上記データ処理部12a及びデータ処理部12bにおけるデータの処理内容は異なる。そのため,上記処理情報設定部11a,11bにおいて設定される処理情報の内容も異なるものとなる。このように,HDD書込転送時とHDD読出転送時とでデータの処理内容やデータに設定される処理情報が異なると,たとえば,データの出力タイミングに差が生じるため,HDD書込転送時とHDD読出転送時とでバッファ(或いはバッファメモリ)を共用することができなくなり,上述したように,HDD書込転送時及びHDD読出転送時それぞれにバッファ13a及び13bを設けなければならず,問題である。
特開昭61−232746号公報
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,上記システムYのように,装置間における双方向へのデータ転送時に異なるデータ処理が実行される場合であっても,装置間における双方向へのデータ転送時に使用されるバッファやバッファメモリ等の共用化を可能とすると共に,装置内の回路規模の縮小化を実現することのできるデータ転送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,第1の装置及び第2の装置間の転送方式の差を調整する少なくともバッファメモリを有する調整手段と,上記第1の装置から上記第2の装置へ転送されるデータに対して第1のデータ処理を行う第1のデータ処理手段と,上記第2の装置から上記第1の装置へ転送されるデータに対して上記第1のデータ処理とは異なる第2のデータ処理を行う第2のデータ処理手段と,を備え,上記第1の装置と上記第2の装置との間でデータ転送を行うデータ転送装置に適用されるものであって,上記第1のデータ処理及び上記第2のデータ処理を実行させるための共通の処理実行手段が設けられてなり,上記バッファメモリ或いは上記調整手段が,上記第1の装置及び上記第2の装置間における双方向へのデータ転送時に共用されてなることを特徴とするデータ転送装置として構成されている。
これにより,装置間における双方向へのデータ転送時に異なるデータ処理が実行される場合であっても,装置間における双方向へのデータ転送時に使用するバッファを共用することができる。また,このように共用されるため,上記バッファの構成数を減少させて装置内の回路規模の縮小化を図ることが可能となる。
この場合,例えば,データの暗号化と暗号化された暗号データの復号化との関係のように,上記第1のデータ処理と上記第2のデータ処理とが対となる処理であることが好ましい。一般に,上記対となる処理においては,上記処理実行手段が共通化されているため,本発明の適用が容易となり,上記バッファの共用化が容易となる。
これにより,装置間における双方向へのデータ転送時に異なるデータ処理が実行される場合であっても,装置間における双方向へのデータ転送時に使用するバッファを共用することができる。また,このように共用されるため,上記バッファの構成数を減少させて装置内の回路規模の縮小化を図ることが可能となる。
この場合,例えば,データの暗号化と暗号化された暗号データの復号化との関係のように,上記第1のデータ処理と上記第2のデータ処理とが対となる処理であることが好ましい。一般に,上記対となる処理においては,上記処理実行手段が共通化されているため,本発明の適用が容易となり,上記バッファの共用化が容易となる。
本発明によれば,装置間において双方向のデータ転送が行われる際に,転送されるデータに対してその転送方向ごとに異なるデータ処理がなされる場合であっても,装置間における双方向へのデータ転送時に使用されるバッファを共用することができる。また,このように共用されるため,上記バッファの構成数を減少させて装置内の回路規模の縮小化を図ることが可能となる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
まず,図1及び図2を用いて,本発明の実施の形態に係るデータ転送装置10Xが適用されるシステムXの概略構成を説明する。ここに,図1及び図2は上記システムXの概略構成を示すブロック図である。なお,図1及び図2において,前記システムYと同様の構成要素については同符号を付して表す。また,図中の太線矢印はデータの転送方向を示し,破線矢印は各種信号の流れを示す。
図1に示すように,上記システムXは,前記システムYと略同様に,装置間でデータ転送を行うデータ転送装置10Xと,データをDMA転送するDMAC20と,EEPROM30(第1の装置の一例)とが内部バス1を介してデータ転送可能に接続され,上記データ転送装置10XとHDD40(第2の装置の一例)とがデータ転送可能に接続されて構成されている。本実施の形態では説明の便宜上,上記EEPROM30と上記HDD40との間でデータ転送を行う例について説明する。もちろん,これらの装置間以外の装置間におけるデータ転送にも上記データ転送装置10Xは適用可能であることはいうまでもない。
上記データ転送装置10Xは,上記EEPROM30と上記HDD40との間の転送方式の差を調整して上記EEPROM30及び上記HDD40間のデータ転送を実現するものであって,一のバッファ13(調整手段の一例)と,暗号化処理部12−1(第1のデータ処理手段の一例)と,復号処理部12−2(第2のデータ処理手段の一例)と,上記暗号化処理部12−1における暗号化処理(第1のデータ処理に相当)及び上記復号処理部12−2に復号処理(第2のデータ処理に相当)を実行する際に必要な鍵情報や初期設定情報(暗号化或いは復号に用いられるアルゴリズムを含む)等を設定する鍵情報設定部11(処理実行手段の一例)と,DMAC_I/F14と,HDD_I/F15と,上記データ装置10Xに入力されたデータの転送経路を上記暗号化処理部12−1或いは上記復号処理部12−2のいずれかに切り換えるセレクタ17と,上記データ転送装置10Xにおいて上記各部を制御する転送制御部16とを備えて構成されている。
まず,図1及び図2を用いて,本発明の実施の形態に係るデータ転送装置10Xが適用されるシステムXの概略構成を説明する。ここに,図1及び図2は上記システムXの概略構成を示すブロック図である。なお,図1及び図2において,前記システムYと同様の構成要素については同符号を付して表す。また,図中の太線矢印はデータの転送方向を示し,破線矢印は各種信号の流れを示す。
図1に示すように,上記システムXは,前記システムYと略同様に,装置間でデータ転送を行うデータ転送装置10Xと,データをDMA転送するDMAC20と,EEPROM30(第1の装置の一例)とが内部バス1を介してデータ転送可能に接続され,上記データ転送装置10XとHDD40(第2の装置の一例)とがデータ転送可能に接続されて構成されている。本実施の形態では説明の便宜上,上記EEPROM30と上記HDD40との間でデータ転送を行う例について説明する。もちろん,これらの装置間以外の装置間におけるデータ転送にも上記データ転送装置10Xは適用可能であることはいうまでもない。
上記データ転送装置10Xは,上記EEPROM30と上記HDD40との間の転送方式の差を調整して上記EEPROM30及び上記HDD40間のデータ転送を実現するものであって,一のバッファ13(調整手段の一例)と,暗号化処理部12−1(第1のデータ処理手段の一例)と,復号処理部12−2(第2のデータ処理手段の一例)と,上記暗号化処理部12−1における暗号化処理(第1のデータ処理に相当)及び上記復号処理部12−2に復号処理(第2のデータ処理に相当)を実行する際に必要な鍵情報や初期設定情報(暗号化或いは復号に用いられるアルゴリズムを含む)等を設定する鍵情報設定部11(処理実行手段の一例)と,DMAC_I/F14と,HDD_I/F15と,上記データ装置10Xに入力されたデータの転送経路を上記暗号化処理部12−1或いは上記復号処理部12−2のいずれかに切り換えるセレクタ17と,上記データ転送装置10Xにおいて上記各部を制御する転送制御部16とを備えて構成されている。
一般に,異なる装置間でデータの転送が行われる場合,そのデータの転送中はデータの転送経路である内部バス1等は当該データの転送が完了するまで占有されるため,その間は他のデータ転送は行われない。本実施の形態においても,上記システムXにおいて,例えば,データが上記EEPROM30から上記HDD40に転送される場合は,上記内部バス1や上記データ転送装置10X内のデータ転送経路は当該データ転送に占有される。
上記暗号化処理部12−1及び上記復号処理部12−2は,それぞれ処理内容の異なるデータ処理,即ち,暗号化処理及び復号処理を実行するものであって,例えば,暗号化回路或いは復号回路が組み込まれた集積回路等である。上記暗号化処理は所定のアルゴリズム(DES,3DES,AES等)に従ってデータの暗号化を行う処理であり,上記復号処理は暗号化された暗号データを上記暗号化処理に用いられたアルゴリズムに従って元のデータに復号する処理である。これらの各データ処理は他方のデータ処理とは逆(反対)の処理を行うものであって,即ち,上記暗号化処理と上記復号処理とは互いに対となる関係にあるデータ処理である。上記暗号化処理と上記復号処理とが上記対となる関係にあるため,上記暗号化処理及び上記復号処理の実行時に必要な鍵情報や初期設定情報は,上記暗号化処理及び上記復号処理の際に共通に使用される。従って,上記データ転送装置10Xには,上記鍵情報や初期設定情報等を設定する上記鍵情報設定部11を上記暗号化処理部12−1及び上記復号処理部12−2ごとに個々に設ける必要はない。
上記セレクタ17は,上記転送制御部16から出力された切換信号に基づいて,データの転送経路を上記暗号化処理部12−1或いは上記復号処理部12−2のいずれかに切り換える機能を有し,例えば,トランジスタ等のスイッチング素子によりデータ転送経路を切り換えるものである。
上記バッファ13は,FIFOメモリ等の図示しない半導体メモリ(バッファメモリに相当)やバッファコントローラ等を具備し,入力されたデータを順次上記半導体メモリにバッファリングするものである。本実施の形態では,以下に述べる手順によりデータの転送が行われるため,上記データ転送装置10Xには,従来のように複数のバッファを設ける必要はなく,1個のバッファ13のみが設けられている。
上記バッファ13は,FIFOメモリ等の図示しない半導体メモリ(バッファメモリに相当)やバッファコントローラ等を具備し,入力されたデータを順次上記半導体メモリにバッファリングするものである。本実施の形態では,以下に述べる手順によりデータの転送が行われるため,上記データ転送装置10Xには,従来のように複数のバッファを設ける必要はなく,1個のバッファ13のみが設けられている。
次に,図1及び図3を用いて,上記DMAC20により上記EEPROM30から読み出されたデータを上記HDD40に転送する処理手順について説明する。ここに,図3は,上記転送制御部16等に入出力される各種信号のタイミングチャートを示す。
まず,上記DMAC20によって上記内部バス1及び上記DMAC_I/F14を介して上記転送制御部16にデータ転送要求信号S1が入力されると,上記転送制御部16により上記DMAC20に対してデータ転送許可信号S2が出力される。このとき,データ転送経路を暗号化処理部12−1に切り換えるための切換信号S9が上記転送制御部16によって上記セレクタ17に出力され,また,上記DMAC20によるデータの転送が有効であることを示すデータ有効信号S3(図3参照)が当該データ転送が完了するまで(後述するデータ受信完了信号S4を受信するまで)アサートされる。なお,上記データ有効信号S3がアサートされている間は,他の装置からのデータ転送要求は遮断され,当該データの転送以外の転送処理は行われない。
上記データ転送許可信号S2が上記DMAC20により受信されると,上記DMAC20によって上記EEPROM30からデータが読み出され,そのデータが上記DMAC_I/F14にDMA転送される。上記DMAC_I/F14にデータが転送されると,その後の転送処理は上記転送制御部16により統括制御される。
上記DMAC_I/F14に転送されたデータは,その後,上記転送制御部16により鍵情報設定部11に送られ,上記暗号化処理部12−1で行われる暗号化処理に必要な鍵情報や初期設定情報等が設定される。かかる設定は,例えば,上記データに上記鍵情報や初期設定情報等を付加する処理であり,或いは,上記暗号化処理部12−1に上記鍵情報や初期設定情報等を設定する処理である。
上記設定がなされた後は,上記セレクタ17によって切り換えられたデータ転送経路を経て,データが上記暗号化処理部12−1に転送される。その後,上記暗号化処理部12−1による暗号化処理がなされ,暗号化された暗号データが上記バッファ13に送り込まれてバッファメモリに蓄積される。このバッファ13で蓄積された暗号データは,その蓄積順に上記HDD_I/F15を介して上記HDD40に転送される。そして,順次蓄積された全てのデータの転送が完了すると,上記HDD40から上記HDD_I/F15を介してデータ受信完了信号S4が上記転送制御部16へ出力される。そして,上記データ受信完了信号S4を受信した上記転送制御部16により,上記データ有効信号S3と上記切換信号S9とがネゲートされて,一連のデータの転送処理が終了する。
まず,上記DMAC20によって上記内部バス1及び上記DMAC_I/F14を介して上記転送制御部16にデータ転送要求信号S1が入力されると,上記転送制御部16により上記DMAC20に対してデータ転送許可信号S2が出力される。このとき,データ転送経路を暗号化処理部12−1に切り換えるための切換信号S9が上記転送制御部16によって上記セレクタ17に出力され,また,上記DMAC20によるデータの転送が有効であることを示すデータ有効信号S3(図3参照)が当該データ転送が完了するまで(後述するデータ受信完了信号S4を受信するまで)アサートされる。なお,上記データ有効信号S3がアサートされている間は,他の装置からのデータ転送要求は遮断され,当該データの転送以外の転送処理は行われない。
上記データ転送許可信号S2が上記DMAC20により受信されると,上記DMAC20によって上記EEPROM30からデータが読み出され,そのデータが上記DMAC_I/F14にDMA転送される。上記DMAC_I/F14にデータが転送されると,その後の転送処理は上記転送制御部16により統括制御される。
上記DMAC_I/F14に転送されたデータは,その後,上記転送制御部16により鍵情報設定部11に送られ,上記暗号化処理部12−1で行われる暗号化処理に必要な鍵情報や初期設定情報等が設定される。かかる設定は,例えば,上記データに上記鍵情報や初期設定情報等を付加する処理であり,或いは,上記暗号化処理部12−1に上記鍵情報や初期設定情報等を設定する処理である。
上記設定がなされた後は,上記セレクタ17によって切り換えられたデータ転送経路を経て,データが上記暗号化処理部12−1に転送される。その後,上記暗号化処理部12−1による暗号化処理がなされ,暗号化された暗号データが上記バッファ13に送り込まれてバッファメモリに蓄積される。このバッファ13で蓄積された暗号データは,その蓄積順に上記HDD_I/F15を介して上記HDD40に転送される。そして,順次蓄積された全てのデータの転送が完了すると,上記HDD40から上記HDD_I/F15を介してデータ受信完了信号S4が上記転送制御部16へ出力される。そして,上記データ受信完了信号S4を受信した上記転送制御部16により,上記データ有効信号S3と上記切換信号S9とがネゲートされて,一連のデータの転送処理が終了する。
次に,図2及び図3を用いて,上記HDD40から読み出された暗号データを上記EEPROM30に転送する処理手順について説明する。かかる転送処理は,上記EEPROM30から上記HDD40へデータを転送する上述の転送処理と逆の手順で行われる。
まず,上記HDD40から上記転送制御部16にデータ転送要求信号S5が入力されると,上記転送制御部16はHDD40に対してデータ転送許可信号S6を出力すると共に,上記セレクタ17にデータ転送経路を復号処理部12−2に切り換えるための切換信号S9が出力され,上記HDD40からのデータの転送が有効であることを示すデータ有効信号S7(図3参照)が当該データ転送が完了するまで(後述する信号S8を受信するまで)アサートされる。なお,このときも,上記データ有効信号S7がアサートされている間は,他の装置からのデータ転送要求は遮断される。
上記データ転送許可信号S6が上記HDD40で受信されると,該HDD40から暗号データが読み出され,その暗号データが上記HDD_I/F15に転送される。その後,上記HDD_I/F15に転送されたデータは,上記転送制御部16により鍵情報設定部11に送られ,上記復号処理部12−2で行われる復号処理に必要な鍵情報や初期設定情報等が設定される。その後,暗号データが上記復号処理部12−2に転送され,復号処理により暗号データが元のデータに復号された後に,上記バッファ13に送り込まれてデータがバッファメモリに蓄積される。このバッファ13で蓄積されたデータは,その蓄積順に上記DMAC_I/F14に送られ,その後,上記DMAC20によりデータが上記DMAC_I/F14から上記EEPROM30に転送される。そして,データの転送が完了すると,データ受信完了信号S8がDMAC20から上記転送制御部16へ出力され,上記データ有効信号S7と上記切換信号S9とがネゲートされて,一連のデータの転送処理が終了する。
このような転送処理が行われるため,EEPROM30からHDD40へのデータ転送時,及びHDD40からEEPROM30へのデータ転送時の両時において,異なるデータ処理(暗号化処理,復号処理)が実行される場合であっても,装置間における双方向へのデータ転送時に一のバッファ13を共用することができる。また,このようにバッファ13が共用されるため,上記バッファ13の構成数を減少させてデータ転送装置Xや,該データ転送装置Xが適用されるシステムXの回路規模を縮小することが可能となる。
まず,上記HDD40から上記転送制御部16にデータ転送要求信号S5が入力されると,上記転送制御部16はHDD40に対してデータ転送許可信号S6を出力すると共に,上記セレクタ17にデータ転送経路を復号処理部12−2に切り換えるための切換信号S9が出力され,上記HDD40からのデータの転送が有効であることを示すデータ有効信号S7(図3参照)が当該データ転送が完了するまで(後述する信号S8を受信するまで)アサートされる。なお,このときも,上記データ有効信号S7がアサートされている間は,他の装置からのデータ転送要求は遮断される。
上記データ転送許可信号S6が上記HDD40で受信されると,該HDD40から暗号データが読み出され,その暗号データが上記HDD_I/F15に転送される。その後,上記HDD_I/F15に転送されたデータは,上記転送制御部16により鍵情報設定部11に送られ,上記復号処理部12−2で行われる復号処理に必要な鍵情報や初期設定情報等が設定される。その後,暗号データが上記復号処理部12−2に転送され,復号処理により暗号データが元のデータに復号された後に,上記バッファ13に送り込まれてデータがバッファメモリに蓄積される。このバッファ13で蓄積されたデータは,その蓄積順に上記DMAC_I/F14に送られ,その後,上記DMAC20によりデータが上記DMAC_I/F14から上記EEPROM30に転送される。そして,データの転送が完了すると,データ受信完了信号S8がDMAC20から上記転送制御部16へ出力され,上記データ有効信号S7と上記切換信号S9とがネゲートされて,一連のデータの転送処理が終了する。
このような転送処理が行われるため,EEPROM30からHDD40へのデータ転送時,及びHDD40からEEPROM30へのデータ転送時の両時において,異なるデータ処理(暗号化処理,復号処理)が実行される場合であっても,装置間における双方向へのデータ転送時に一のバッファ13を共用することができる。また,このようにバッファ13が共用されるため,上記バッファ13の構成数を減少させてデータ転送装置Xや,該データ転送装置Xが適用されるシステムXの回路規模を縮小することが可能となる。
本データ転送装置は,ネットワーク接続された装置間,或いは複写機等の画像処理装置やパーソナルコンピュータ或いはPDA等の情報処理装置内に搭載された複数の電子機器(装置)間におけるデータの転送を実行するデータ転送装置として利用可能であり,特に,画像処理装置や情報処理装置等において,記憶装置に対するデータの読み出し,書き込み時に行われるデータ転送装置として利用可能である。
1…内部バス
10X,10Y…データ転送装置
11…鍵情報設定部(処理実行手段の一例)
11a,11b…処理情報設定部
12−1…暗号化処理部(第1のデータ処理手段の一例)
12−2…復号処理部(第2のデータ処理手段の一例)
12a,12b…データ処理部
13,13a,13b…バッファ(調整手段の一例)
14…DMAC_I/F
15…HDD_I/F
16…転送制御部
17…セレクタ
20…DMAC
30…EEPROM(第1の装置の一例)
40…HDD(第2の装置の一例)
10X,10Y…データ転送装置
11…鍵情報設定部(処理実行手段の一例)
11a,11b…処理情報設定部
12−1…暗号化処理部(第1のデータ処理手段の一例)
12−2…復号処理部(第2のデータ処理手段の一例)
12a,12b…データ処理部
13,13a,13b…バッファ(調整手段の一例)
14…DMAC_I/F
15…HDD_I/F
16…転送制御部
17…セレクタ
20…DMAC
30…EEPROM(第1の装置の一例)
40…HDD(第2の装置の一例)
Claims (3)
- 第1の装置及び第2の装置間の転送方式の差を調整する少なくともバッファメモリを有する調整手段と,
上記第1の装置から上記第2の装置へ転送されるデータに対して第1のデータ処理を行う第1のデータ処理手段と,
上記第2の装置から上記第1の装置へ転送されるデータに対して上記第1のデータ処理とは異なる第2のデータ処理を行う第2のデータ処理手段と,
を備え,
上記第1の装置と上記第2の装置との間でデータ転送を行うデータ転送装置であって,
上記第1のデータ処理及び上記第2のデータ処理を実行させるための共通の処理実行手段が設けられてなり,
上記バッファメモリ或いは上記調整手段が,上記第1の装置及び上記第2の装置間における双方向へのデータ転送時に共用されてなることを特徴とするデータ転送装置。 - 上記第1のデータ処理と上記第2のデータ処理とが対となる処理である請求項1に記載のデータ転送装置。
- 上記対となる処理が,データの暗号化と暗号化された暗号データの復号化との関係を有する処理である請求項2に記載のデータ転送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004328019A JP2006139499A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | データ転送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004328019A JP2006139499A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | データ転送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006139499A true JP2006139499A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36620291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004328019A Pending JP2006139499A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | データ転送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006139499A (ja) |
-
2004
- 2004-11-11 JP JP2004328019A patent/JP2006139499A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081117 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081125 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090511 |