JP2006139443A - シナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
従来の携帯型端末装置では、利用者が予め決められたアイコンの中から任意のアイコンを選択・設定し、表示を変更させるが、利用者が複数のアイコンの候補の中から一を選択し、特定するという作業を行うことが必要となり、煩雑である。
【解決手段】
本発明は、かかる実情に鑑み、格納された複数のシナリオファイルのうちの一部をアイコンの選択などに応じて、シナリオファイル保持部に転送し、アクティブシナリオファイルとして実行するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置を提案するものである。シナリオファイルにアイコンの表示をどのように変更するかを記述しておくことで、複数のアイコンの表示変更であっても、利用者がアイコンの候補の中から一を選択し特定するという作業は不要となる。
【選択図】 図5
従来の携帯型端末装置では、利用者が予め決められたアイコンの中から任意のアイコンを選択・設定し、表示を変更させるが、利用者が複数のアイコンの候補の中から一を選択し、特定するという作業を行うことが必要となり、煩雑である。
【解決手段】
本発明は、かかる実情に鑑み、格納された複数のシナリオファイルのうちの一部をアイコンの選択などに応じて、シナリオファイル保持部に転送し、アクティブシナリオファイルとして実行するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置を提案するものである。シナリオファイルにアイコンの表示をどのように変更するかを記述しておくことで、複数のアイコンの表示変更であっても、利用者がアイコンの候補の中から一を選択し特定するという作業は不要となる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、シナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置に関するものである。
従来の携帯型端末装置では、利用者が予め決められたアイコンの中から任意のアイコンを選択・設定し、表示を変更させることは行われている(特許文献1参照。)。
特開平05−150933号公報
しかしながら、上記手法においては、利用者が複数のアイコンの候補の中から一を選択し、特定するという作業を行うことが必要となる。
本発明は、かかる実情に鑑み、格納された複数のシナリオファイルのうちの一部をアイコンの選択などに応じて、シナリオファイル保持部に転送し、アクティブシナリオファイルとして実行するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置を提案するものである。アイコンの変更などを記述したシナリオファイルのうち、アクティブシナリオファイルについては、実行によってファイルに記述されたアイコンの表示が携帯型端末装置の画面表示に反映される。シナリオファイルにアイコンの表示をどのように変更するかを記述しておくことで、複数のアイコンの表示変更であっても、利用者がアイコンの候補の中から一を選択し特定するという作業は不要となる。このとき、シナリオファイルの作成は、アプリケーションの実行によって行う。利用者がシナリオファイルを作成することができることで、アイコンの変更などが容易に行える。
また、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンに代えて他のアイコンである選択後アイコンを表示する態様や、選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンである選択時表示アイコン画像群を表示する態様や、選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示する態様などを提案する。なお、これらの新アイコン画像は一表示ごとに順次生成し、表示終了後消去する。加えて、アイコンの選択に応じて選択されなかった非選択アイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する態様や、画面上のアイコンを表示していない部分である背景を構成する画像である背景画像の表示を変更する態様などを提案する。
さらに、複数のシナリオファイルの中から一のシナリオファイルを特定するための情報であるシナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとして実行する。このとき、シナリオファイル特定情報として、時間情報、場所情報、動作履歴情報、選択動作履歴情報に基づいてシナリオファイルを特定する。
以上、説明したように本件発明のいずれか一又は二以上の発明に係るナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置においては、シナリオファイルにアイコンの表示をどのように変更するかを記述しておけば、複数のアイコンの表示変更であっても、利用者がアイコンの候補の中から一を選択し特定するという作業を行うことなく、容易かつ即座に変更できる。シナリオファイルの作成をアプリケーションの実行によって行う場合には、利用者がシナリオファイルを自由に作成できるため、アイコンの変更などが容易に行える。
また、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンに代えて他のアイコンである選択後アイコンを表示する態様では、アイコンの表示を変更する場合や、選択されているアイコンを目立たせる場合の処理を容易に行うことができる。選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンである選択時表示アイコン画像群を表示する態様や、選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示する態様では、携帯型端末装置の小さな表示画面においても、どのアイコンが選択されたのかが判別しやすい。なお、これらの新アイコン画像は一表示ごとに順次生成し、表示終了後消去することで、携帯型端末装置の少ないメモリを消費することなく動画の表示を実現でき効率的である。加えて、アイコンの選択に応じて選択されなかった非選択アイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する態様や、画面上のアイコンを表示していない部分である背景を構成する画像である背景画像の表示を変更する態様では、選択されたアイコンだけでなく、選択されていないアイコンや、背景画像に対しても画像の加工が可能となることで、アイコン選択に伴う動画表示のバリエーションを高め、選択されたアイコンをより強調することができる。
さらに、シナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとして実行する場合には、シナリオファイル特定情報によって特定すべきシナリオを指定できるため、複数のシナリオの候補を準備しておいて、状況に応じて的確にシナリオファイルを切り替えて使用することが可能となる。したがって、携帯型端末装置の表示画面上に表示される一連のアイコンを例えば仕事用から、プライベート用へと切り替えることを容易に実行できることになる。このとき、シナリオファイル特定情報として、時間情報、場所情報、動作履歴情報、選択動作履歴情報に基づいてシナリオファイルを特定する場合には、利用者が特段の作業をすることなく、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わり便利である。
以下に、各発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
実施形態1は、主に請求項1などについて説明する。 実施形態2は、主に請求項2、19などについて説明する。 実施形態3は、主に請求項3、4などについて説明する。 実施形態4は、主に請求項5、20などについて説明する。 実施形態5は、主に請求項6、21などについて説明する。 実施形態6は、主に請求項7、22などについて説明する。 実施形態7は、主に請求項8、23などについて説明する。 実施形態8は、主に請求項9などについて説明する。 実施形態9は、主に請求項10などについて説明する。 実施形態10は、主に請求項11などについて説明する。 実施形態11は、主に請求項12などについて説明する。 実施形態12は、主に請求項13などについて説明する。 実施形態13は、主に請求項14などについて説明する。 実施形態14は、主に請求項15などについて説明する。 実施形態15は、主に請求項16、17などについて説明する。 実施形態16は、主に請求項18などについて説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要> 実施形態1について説明する。本実施形態は、アイコン表示画面に表示されたアイコンの選択に応じて、所定のルールで記述されたアクティブシナリオファイルを実行するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
図1は、本実施形態の概念の一例を示すものである。図で示したように本実施形態の携帯型端末装置は、アイコンを表示するためのアイコン表示画面を有しており、アクティブシナリオファイルを保持する。アクティブシナリオファイルは、アイコン及び、そのアイコンを表示するための規則を定める情報であるアイコン表示規則情報と、アイコンの選択に対するアクションを定める情報であるアクション規則情報とを含み、所定のルールで記述された実行可能なシナリオファイルである。図では、左上に音符のアイコンを表示するためのアイコン表示規則情報と、音符のアイコンの選択に対して音楽再生のアクションが行われることを示すアクション規則情報などを含むアクティブシナリオファイルを示した。携帯型端末装置は、アイコン表示画面に表示されたアイコンの選択に応じて(1)、保持されたアクティブシナリオファイルを実行する(2)。ここでは、音符のアイコンを選択することで、所定の音楽の再生がなされる一例を示した。
<実施形態1:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図2に示した。 図2に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(0200)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(0201)と、「シナリオファイル実行部」(0202)と、からなる。
本件発明の構成要素である各部は、ハードウエア、ソフトウエア、ハードウエアとソフトウエアの両者、のいずれかによって構成される。たとえば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周辺装置などから構成されるハードウエアと、これらのハードウエア上にて実行可能なソフトウエアを挙げることができる。 具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される。(本明細書の全体を通じて同様である。)
「携帯型端末装置」(0200)は、アイコンを表示するためのアイコン表示画面を有し、シナリオ型アイコンシステムを搭載する。具体的には、携帯電話、PDA、PHSなどが該当する。
「アクティブシナリオファイル保持部」(0201)は、アクティブシナリオファイルを保持する。「アクティブシナリオファイル」は、アイコン表示規則情報と、アクション規則情報とを含み、所定のルールで記述された実行可能なシナリオファイルである。ここで、「アイコン表示規則情報」は、アイコン及び、そのアイコンを表示するための規則を定める情報である。アイコンを表示するための規則は、具体的には表示画面上のどの位置に、どのアイコンを表示するかなどの情報が該当する。その他、アイコンの階層構造を定めるルール、アイコンの大きさを定める情報、アイコンのグラフィックを特定する情報、アイコン表示画面の大きさ、アイコン表示画面の背景を定める情報、アイコンの選択とテンキーなどのボタンとの対応を示す情報、アイコンが表示されている状態でアイコンが動く場合、音を発する場合、バイブレーションが作動する場合にこれらの動作を特定する情報、携帯型端末装置の外部情報に基づいてアイコンを変化させるためのルールを示す情報(時間帯、場所、その日の天候などに関する情報、株式市場などの経済情報、野球チームの勝敗などのスポーツ情報など)などが該当する。 また、「アクション規則情報」は、アイコンの選択に対するアクションを定める情報である。例えば、音符のアイコンの選択時には音楽再生処理が実行される等の情報が該当する。その他、他のアイコン表示画面への遷移ルール、各種アプリケーションプログラムの実行、携帯型端末装置のハードウエアの制御、携帯型端末装置のオペレーティングシステムの制御などが該当する。また、アイコン表示規則情報と、アクション規則情報のいずれも、ルールなどの情報そのものであってもよいし、その情報を識別するための情報であってもよい。
「シナリオファイル実行部」(0202)は、前記アクティブシナリオファイル保持部(0201)に保持されたアクティブシナリオファイルを実行する。音符のアイコンが選択された場合には、音楽再生処理が実行されることになる。
<実施形態1:処理の流れ> 図3は、実施形態1での処理の流れの一例を示したものである。まず、アクティブシナリオファイルを実行し、これに従ってアイコンが表示される(アイコン表示ステップ S0301)。次に、アイコンが選択されたかどうかを判断する(アイコン選択判断ステップ S0302)。前記アイコン選択判断ステップ(S0302)にて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、アクティブシナリオファイルに基づいて、アイコンの選択に対するアクションを定める情報であるアクション規則情報を特定する(アクション規則情報特定ステップ S0303)。最後に、アクション規則情報特定ステップ(S0303)にて特定されるアクション規則情報に基づいてアクションを実行する(アクション実行ステップ S0304)。なお、アイコン選択判断ステップ(S0302)にて、アイコンは選択されていないとの判断結果の場合には処理を終了する。 以上の処理は、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、また、このプログラムを計算機によって読取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書の全体を通して同様である。)
<実施形態1:効果> 本実施形態は、アイコン表示画面に表示されたアイコンの選択に応じて、所定のルールで記述されたアクティブシナリオファイルを実行するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。アイコンの表示と、アイコン選択時のアクションを定める情報がアクティブシナリオファイルとして記述されていることで、アイコンの表示や、選択されたアイコンに対応して実行すべき処理を、アクティブシナリオファイルへの所定のルールに従った記述によって容易に構築し、変更し、管理することが可能となる。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要> 実施形態2について説明する。本実施形態は、格納された複数のシナリオファイルのうちの一部をシナリオファイル保持部に転送してアクティブシナリオファイルとすることに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
図4は、本実施形態の概念の一例を示すものである。図上段で示したのは、もとのアクティブシナリオファイルに基づいてアイコンを表示する携帯型端末装置である。携帯型端末装置の表示画面左上のアイコンは音符のマークで表されている。ここで、格納された複数のシナリオファイルのうち、あるシナリオファイルがアクティブシナリオファイル保持部に転送されたとする。転送されるトリガとなる事象は、アイコンの選択や、ボタン押下等利用者の操作であってもよいし、所定時間経過等の携帯型端末装置の環境に基づくものでもよい。転送されるシナリオファイルは携帯型端末装置の表示画面左上のアイコン表示がト音記号のマークで表示することが記述されている場合、転送されたシナリオファイルがアクティブシナリオファイルとなることによって、携帯型端末装置の表示画面左上のアイコン表示が、音符のマークからト音記号のマークへと変更される。
<実施形態2:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図5に示した。 図5に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(0500)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(0501)と、「シナリオファイル実行部」(0502)と、さらに、「シナリオファイル格納部」(0503)と、「シナリオファイル活性部」(0504)と、からなる。
「シナリオファイル格納部」(0503)は、シナリオファイルを複数格納する。シナリオファイルは、構成はアクティブシナリオファイルと同じで、アイコン表示規則情報と、アクション規則情報とを含むファイルであるが、ファイルに記述されたアイコンの表示は携帯型端末装置の画面表示には反映されない。ファイルに記述されたアイコンの表示を携帯型端末装置の画面表示には反映させるためには、シナリオファイルを、後述するシナリオファイル活性部(0504)にて、前記アクティブシナリオファイル保持部(0501)に転送してアクティブシナリオファイルとすることが必要となる。
「シナリオファイル活性部」(0504)は、前記シナリオファイル格納部(0503)に格納されたシナリオファイルを前記アクティブシナリオファイル保持部(0501)に転送してアクティブシナリオファイルとする。シナリオファイルがアクティブシナリオファイルとなることで、ファイルに記述されたアイコンの表示が携帯型端末装置の画面表示に反映され、図4で示したように音符のマークのアイコンがト音記号のマークへと変更される。なお、転送されるトリガとなる事象は、アイコンの選択や、ボタン押下等利用者の操作であってもよいし、所定時間経過等の携帯型端末装置の環境に基づくものでもよい。 また、アクティブシナリオファイルとして保持されていた元のシナリオファイルは、新たなシナリオファイルがアクティブとなることで上書きされる場合や、シナリオファイル格納部へ転送される場合がある。その他、古いアクティブシナリオファイルと、新しいアクティブシナリオファイルとがマージされて一体のアクティブシナリオファイルとして携帯型端末装置に認識される場合や、古いアクティブシナリオファイルの一部が新しいアクティブシナリオファイルへと置き換えられる場合などが想定される。 その他各部の処理については、実施形態1と同様である。
<実施形態2:処理の流れ> 図6は、実施形態2での処理の流れの一例を示したものである。前提として、アクティブシナリオファイルの実行に従ってアイコンが表示されている状態であるとする。まず、シナリオファイルをアクティブシナリオファイル保持部に転送するためのトリガが発生したか判断する(転送トリガ判断ステップ S0601)。前記転送トリガ判断ステップ(S0601)にて、転送トリガが発生したとの判断結果の場合には、転送すべきシナリオファイルを特定する(シナリオファイル特定ステップ S0602)。続いて、特定されたシナリオファイルをアクティブシナリオファイル保持部に転送する(シナリオファイル活性ステップ S0603)。他方、転送トリガ判断ステップ(S0601)にて、転送トリガが発生していないとの判断結果の場合には、処理を終了する。 その後、実施形態1と同様に、アクティブシナリオファイルに基づいて、アイコンの選択に対するアクションを定める情報であるアクション規則情報を特定し、特定されるアクション規則情報に基づいてアクションを実行する。
<実施形態2:効果> 本実施形態は、格納された複数のシナリオファイルのうち一部をシナリオファイル保持部に転送してアクティブシナリオファイルとすることに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。シナリオファイルがアクティブシナリオファイルとなることで、アクティブシナリオファイルに記述されたアイコンの表示が携帯型端末装置のアイコン表示画面に反映され、アイコン表示を実行するシナリオファイルを簡単に変更することが可能となる。
<<実施形態3>>
<実施形態3:概要> 実施形態3について説明する。本実施形態は、アプリケーションの実行によってシナリオファイルを作成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態3:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図7に示した。 図7に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(0700)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(0701)と、「シナリオファイル実行部」(0702)と、「シナリオファイル格納部」(0703)と、「シナリオファイル活性部」(0704)と、さらに、「シナリオファイル作成アプリケーション実行部」(0705)と、からなる。また、シナリオファイル作成アプリケーション実行部(0705)は、「アイコン表示規則情報選択手段」(0706)と、「アクション規則情報選択手段」(0707)と、を有する場合がある。
「シナリオファイル作成アプリケーション実行部」(0705)は、シナリオファイルアプリケーションの実行を行う。「シナリオファイルアプリケーション」は、シナリオファイルを作成するためのアプリケーションである。シナリオファイルは、XMLや、SMILなどの汎用的な言語を用いて記述するものであってもよいし、独自のアイコンシナリオ言語を用いた独自のフォーマットに基づいて記述してもよい。図8(a)にシナリオファイルを作成する場面の一例を示した。携帯型端末装置のボタンを操作する等して、アイコン表示のための情報を入力し、シナリオファイルを作成することができる。
また、「アイコン表示規則情報選択手段」(0706)は、前記シナリオファイル作成アプリケーションを実行することで表示されるプルダウンメニューにより前記アイコン表示規則情報を選択する。プルダウンメニューに示された複数の選択肢の中から、利用者がアイコン表示規則情報を自由に選択することができる。 「アクション規則情報選択手段」(0707)は、前記シナリオファイル作成アプリケーションを実行することで表示されるプルダウンメニューにより前記アクション規則情報を選択する。プルダウンメニューに示された複数の選択肢の中から、利用者がアクション規則情報を自由に選択することができる。図8(b)にプルダウンメニューに基づいてシナリオファイルを作成する場面の一例を示した。利用者は、プルダウンメニューに従い順次選択を行うことで、シナリオファイルが作成できる。
「シナリオファイル格納部」(0703)は、前記シナリオアプリケーション実行部(0705)にて作成されたシナリオファイルを格納する。作成したシナリオファイルは、一旦シナリオファイル格納部に格納され、必要な場合にはシナリオファイル活性部にてアクティブシナリオファイル保持部へ転送され、アクティブシナリオファイルとなる。 その他各部の処理については実施形態2と同様である。
<実施形態3:処理の流れ> 図9は、実施形態3でのシナリオファイルを作成する処理の流れの一例を示したものである。最初に、シナリオファイルアプリケーションの実行を行う(シナリオファイル作成アプリケーション実行ステップ S0901)。前記シナリオアプリケーション実行ステップ(S0901)にて作成されたシナリオファイルをシナリオファイル格納部へ格納する(シナリオファイル格納ステップ S0902)。次に、シナリオファイルをアクティブシナリオファイル保持部に転送するためのトリガが発生したか判断し(転送トリガ判断ステップ S0903)、転送トリガが発生したとの判断結果の場合には、転送すべきシナリオファイルを特定する(シナリオファイル特定ステップ S0904)。続いて、特定されたシナリオファイルをアクティブシナリオファイル保持部に転送する(シナリオファイル活性ステップ S0905)。他方、転送トリガ判断ステップ(S0903)にて、転送トリガが発生していないとの判断結果の場合には、次のステップを行う。 その後、実施形態1と同様に、アクティブシナリオファイルに基づいて、アイコンの選択に対するアクションを定める情報であるアクション規則情報を特定し、特定されるアクション規則情報に基づいてアクションを実行する。
<実施形態3:効果> 本実施形態は、アプリケーションの実行によってシナリオファイルを作成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。利用者がシナリオファイルを作成することができることで、アイコンの変更などが容易に行える。特に複数のアイコンの表示を変更する際に便利である。また、プルダウンメニューに基づいて選択することでシナリオファイルを作成することができる場合には、シナリオファイルをより簡単に作成することが可能となる。
<<実施形態4>>
<実施形態4:概要> 実施形態4について説明する。本実施形態は、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンに代えて他のアイコンである選択後アイコンを表示するための選択後アイコン情報に基づいて選択後アイコンを生成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態4:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図10に示す。 図10に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(1000)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(1001)と、「シナリオファイル実行部」(1002)と、「シナリオファイル格納部」(1003)と、「シナリオファイル活性部」(1004)と、からなり、さらに、シナリオファイル実行部(1002)は「選択後アイコン生成手段」(1005)を有する。図10は実施形態2を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「アクティブシナリオファイル保持部」(1001)は、アクティブシナリオファイルを保持する。「シナリオファイル格納部」(1003)は、シナリオファイルを格納する。ここで、これらのシナリオファイルに含まれるアクション規則情報には、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンに代えて他のアイコンである選択後アイコンを表示するための選択後アイコン情報が含まれる。つまり、アイコンが選択されることによって、選択前のアイコンから選択後のアイコンへと表示が変化することになる。
「選択後アイコン生成手段」(1005)は、前記選択後アイコン情報に基づいて選択後アイコンを生成するための処理を行う。例えば、音符のマークのアイコンに対応するアクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、ト音記号のマークのアイコンを表示するための選択後アイコン情報が含まれている場合には、ト音記号のマークのアイコンを生成するための処理を行い、音符のマークのアイコンを選択した場合に、ト音記号のマークのアイコンへと表示が変化する。このようなアイコンの選択は、アイコンの表示を変更するために行うほか、選択されているアイコンを目立たせるために行うことなどが想定される。また、選択後に表示すべきアイコンの表示規則については、アクティブシナリオファイルに含まれるアイコン表示規則情報に基づいて表示されるとしてもよい。 その他各部の処理については、実施形態1から3と同様である。
<実施形態4:処理の流れ> 図11は、実施形態4での処理の流れの一例を示したものである。前提として、アクティブシナリオファイルの実行に従ってアイコンが表示されている状態であるとする。まず、アイコンが選択されたかどうかを判断する(アイコン選択判断ステップ S1101)。前記アイコン選択判断ステップ(S1101)にて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、さらに、アクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンに代えて他のアイコンである選択後アイコンを表示するための選択後表示アイコン情報が含まれているか判断する(選択後表示アイコン情報存在判断ステップ S1102)。前記選択後表示アイコン情報存在判断ステップ(S1102)にて、選択後表示アイコン情報が含まれているとの判断結果の場合には、選択後表示アイコン情報に基づいて選択後アイコンを生成し、表示する(選択後アイコン生成・表示ステップ S1103)。選択後表示アイコン情報が含まれていないとの判断結果の場合には、選択後アイコン生成・表示ステップ(S1103)を実行せず、次のステップを実行する。アクティブシナリオファイルに基づいて、アイコンの選択に対するアクションを定める情報であるアクション規則情報を特定し、アクションを実行する(アクション実行ステップ S1104)。なお、アイコン選択判断ステップ(S1101)にて、アイコンが選択されていないとの判断結果の場合には、処理を終了する。
<実施形態4:効果> 本実施形態は、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンに代えて他のアイコンである選択後アイコンを表示するための選択後アイコン情報に基づいて選択後アイコンを生成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。アイコンが選択されることによって、選択前のアイコンから選択後のアイコンへと表示が変化する。アイコンの表示を変更する場合や、選択されているアイコンを目立たせる場合の処理を容易に行うことができる。
<<実施形態5>>
<実施形態5:概要> 実施形態5について説明する。本実施形態は、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて複数の異なる新アイコンである選択時表示アイコン画像群を生成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態5:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図12に示す。 図12に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(1200)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(1201)と、「シナリオファイル実行部」(1202)と、「シナリオファイル格納部」(1203)と、「シナリオファイル活性部」(1204)と、からなる。さらに、シナリオファイル実行部(1202)は、「選択時表示アイコン画像群生成手段」(1205)を有する。図12は実施形態2を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「アクティブシナリオファイル保持部」(1201)は、アクティブシナリオファイルを保持する。「シナリオファイル格納部」(1203)は、シナリオファイルを格納する。ここで、これらのシナリオファイルに含まれるアクション規則情報には、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である選択時表示アイコン画像群生成情報が含まれる。つまり、アイコンが選択されることによって、選択前のアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる選択時表示アイコン画像群が生成され、それらが連続表示されることで、アイコンの表示が動的に変化することになる。
「選択時表示アイコン画像群生成手段」(1205)は、前記選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて複数の異なる新アイコンである選択時表示アイコン画像群を生成する。例えば、音符のマークのアイコンに対応するアクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、星のマークが煌く様を表示するための選択時表示アイコン画像群情報が含まれている場合には、音符のマークのアイコンに重畳的に星のマークを付加する加工を行った複数の異なる選択時表示アイコン画像群を生成するための処理を行う。したがって、音符のマークのアイコンを選択した場合に、音符のマークのアイコンに星のマークが飛散し、アイコンが煌くような表示へと変化する。このようなアイコンの選択は、選択されているアイコンを目立たせるために行うことなどが想定される。また、選択後に表示すべきアイコンの表示規則については、アクティブシナリオファイルに含まれるアイコン表示規則情報に基づいて表示されるとしてもよい。
また、画像の加工は、アイコンの画像の全部を加工する場合だけでなく、一部のみを加工する場合もある。部分的に加工を行う場合とは、アイコンの一部に対する色や輝度の変更などをいう。アイコンが煌く表示や、波紋が広がる表示を実現することができる。 その他各部の処理については、実施形態1から4と同様である。
<実施形態5:処理の流れ> 図13は、実施形態5での処理の流れの一例を示したものである。前提として、アクティブシナリオファイルの実行に従ってアイコンが表示されている状態であるとする。まず、アイコンが選択されたかどうかを判断する(アイコン選択判断ステップ S1301)。前記アイコン選択判断ステップ(S1301)にて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、さらに、アクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である選択時表示アイコン画像群生成情報が含まれているか判断する(選択時表示アイコン画像群生成情報存在判断ステップ S1302)。前記選択時表示アイコン画像群生成情報存在判断ステップ(S1302)にて、選択時表示アイコン画像群生成情報が含まれているとの判断結果の場合には、選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて選択時表示アイコン画像群を生成し、表示する(選択時表示アイコン画像群生成・表示ステップ S1303)。このとき、選択時表示アイコン画像群生成・表示ステップ(S1303)は、連続表示が終了するまで繰り返されるとしてもよい。選択時表示アイコン画像群生成情報が含まれていないとの判断結果の場合には、選択時表示アイコン画像群生成・表示ステップ(S1303)を実行せず、次のステップを実行する。アクティブシナリオファイルに基づいて、アイコンの選択に対するアクションを定める情報であるアクション規則情報を特定し、アクションを実行する(アクション実行ステップ S1304)。なお、アイコン選択判断ステップ(S1301)にて、アイコンが選択されていないとの判断結果の場合には、処理を終了する。
<実施形態5:効果> 本実施形態は、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて複数の異なる新アイコンである選択時表示アイコン画像群を生成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。アイコンが選択され、次のアクションによる画面繊維までの間、連続的に選択時表示アイコン画像群の表示が変化する。携帯型端末装置の小さな表示画面においても、どのアイコンが選択されたのかが判別しやすい。また、これらの表示態様の変更はシナリオファイルに記述することで行うため容易である。
<<実施形態6>>
<実施形態6:概要> 実施形態6について説明する。本実施形態は、選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示するための情報である遷移時表示情報に基づいて複数の新アイコンを表示することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態6:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図14に示す。 図14に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(1400)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(1401)と、「シナリオファイル実行部」(1402)と、「シナリオファイル格納部」(1403)と、「シナリオファイル活性部」(1404)と、からなる。さらに、シナリオファイル実行部(1402)は、「遷移時表示手段」(1405)を有する。図14は実施形態2を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「アクティブシナリオファイル保持部」(1401)は、アクティブシナリオファイルを保持する。「シナリオファイル格納部」(1403)は、シナリオファイルを格納する。ここで、これらのシナリオファイルに含まれるアクション規則情報には、選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示するための情報である遷移時表示情報が含まれる。つまり、アイコンが選択されることによって、選択前のアイコンの画像が選択後のアイコン画像へ段階的に変化することになる。
「遷移時表示手段」(1405)は、前記遷移時表示情報に基づいて複数の新アイコンを表示するための処理を行う。例えば、音符のマークのアイコンに対応するアクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、半時計回りに回転する様を表示するための遷移時表示情報が含まれている場合には、音符のマークのアイコンが反時計回りに回転することにより段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示する。したがって、音符のマークのアイコンを選択した場合に、音符のマークのアイコンが反時計回りに回転する表示へと変化する。このようなアイコンの選択は、選択されているアイコンを目立たせるために行うことなどが想定される。また、選択後に表示すべきアイコンの表示規則については、アクティブシナリオファイルに含まれるアイコン表示規則情報に基づいて表示されるとしてもよい。
また、選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する態様としては、ディゾルブ、フェード、スライド、スレッド、ターン、スピンなどがある。 「ディゾルブ」とは、選択前アイコン画像を、徐々に選択後アイコン画像へと切り替える画像の表示方法をいう。ディゾルブは、例えば、画像が粒状に拡散、集結する切り替え方法や、色や輝度の変換などによる表示が可能である。 「フェード」とは、選択前アイコン画像が消えていくにつれ、選択後アイコン画像が表示される画像の表示方法をいう。フェードは、画像をオーバーラップさせる方法などが該当する。 「スライド」とは、選択前アイコン画像に対して、同サイズの選択後アイコン画像がすべりこむように表示される画像の表示方法をいう。スライドは、選択後アイコン画像がスライドする際に、選択前アイコン画像が押し出されるのか、あるいは、選択前アイコン画像の上に重なるのかの別や、選択後アイコン画像がスライドしてくる方向、速度などにより様々な表示が可能である。 「スレッド」とは、選択前アイコン画像に対して、縮小されたサイズの選択後アイコン画像がすべりこむように表示され、しかる後にもとのサイズまで拡大する画像の表示方法をいう。スライドと同様スレッドも、選択後アイコン画像がスレッドする際に、選択前アイコン画像が押し出されるのか、あるいは、選択前アイコン画像の上に重なるのかの別や、選択後アイコン画像がスレッドしてくる方向、速度などにより様々な表示が可能である。 「ターン」とは、選択前アイコン画像に対して、軸を中心として回転し、選択後アイコン画像が表示される画像の表示方法をいう。ターンは、回転の方向、角度、速度、軸の違いにより様々な表示が可能である。 「スピン」とは、アイコンの選択の検知により、選択前アイコン画像の中心を画像が回転し、選択後アイコン画像が表示される画像の表示方法をいう。スピンは、回転の方向、角度、速度の違いにより様々な表示が可能である。 その他各部の処理は実施形態1から5と同様である。
<実施形態6:処理の流れ> 図15は、実施形態6での処理の流れの一例を示したものである。前提として、アクティブシナリオファイルの実行に従ってアイコンが表示されている状態であるとする。まず、アイコンが選択されたかどうかを判断する(アイコン選択判断ステップ S1501)。前記アイコン選択判断ステップ(S1501)にて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、さらに、アクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、アイコンの選択に応じて、選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示するための情報である遷移時表示情報が含まれているか判断する(遷移時表示情報存在判断ステップ S1502)。前記遷移時表示情報存在判断ステップ(S1502)にて、遷移時表示情報が含まれているとの判断結果の場合には、遷移時表示情報に基づいて選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを生成し、表示する(遷移時表示ステップ S1503)。このとき、遷移時表示ステップ(S1503)は、連続表示が終了するまで繰り返されるとしてもよい。遷移時表示情報が含まれていないとの判断結果の場合には、遷移時表示ステップ(S1503)を実行せず、次のステップを実行する。アクティブシナリオファイルに基づいて、アイコンの選択に対するアクションを定める情報であるアクション規則情報を特定し、アクションを実行する(アクション実行ステップ S1504)。なお、アイコン選択判断ステップ(S1501)にて、アイコンが選択されていないとの判断結果の場合には、処理を終了する。
<実施形態6:効果> 本実施形態は、選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示するための情報である遷移時表示情報に基づいて複数の新アイコンを表示することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。アイコンの選択に応じて、アイコンの表示が段階的に変化する。携帯型端末装置の小さな表示画面においても、どのアイコンが選択されたのかが判別しやすい。また、これらの表示態様の変更はシナリオファイルに記述することで行うため容易である。
<<実施形態7>>
<実施形態7:概要> 実施形態7について説明する。本実施形態は、複数のシナリオファイルの中から一のシナリオファイルを特定するための情報であるシナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態7:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図16に示す。 図16に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(1600)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(1601)と、「シナリオファイル実行部」(1602)と、「シナリオファイル格納部」(1603)と、「シナリオファイル活性部」(1604)と、さらに、「シナリオファイル特定情報取得部」(1605)と、からなる。図16は実施形態2を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「シナリオファイル特定情報取得部」(1605)は、シナリオファイル特定情報を取得する。「シナリオファイル特定情報」は、前記シナリオファイル格納部に格納された複数のシナリオファイルの中から一のシナリオファイルを特定するための情報である。シナリオファイル特定情報は、利用者によるシナリオの識別情報の指定などが該当する。例えば、利用者がプライベート用のアイコン表示へ切り替えを行いたい場合に、シナリオの識別情報を指定して、シナリオの切り替え命令を出すことなどが想定される。また、シナリオファイル特定情報は、時間、場所、携帯型端末装置の動作履歴などに応じてシナリオの特定が行われるような情報の場合もある。これについては、実施形態12から15にて詳述する。なお、シナリオファイル特定情報は、利用者の携帯型端末装置のボタン操作などによって入力されることによって取得できる場合や、外部から送信されたものを受信することで取得する場合などがある。また、携帯型端末装置の内部においてシナリオファイル特定情報を生成することによって取得する場合もある。
「シナリオファイル活性部」(1604)は、前記シナリオファイル特定情報取得部(1605)で取得したシナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてアクティブシナリオファイル保持部(1601)に転送する。図で示した例では、シナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイル1がアクティブシナリオファイルとなり、アイコン表示が音符のマークのアイコンからト音記号のマークのアイコンへと変更される。また、アクティブシナリオファイルとして保持されていた元のシナリオファイルは、シナリオファイル特定情報に基づいて特定される新たなシナリオファイルがアクティブとなることで上書きされる場合や、シナリオファイル格納部へ転送される場合がある。その他、古いアクティブシナリオファイルと、新しいアクティブシナリオファイルとがマージされて一体のアクティブシナリオファイルとして携帯型端末装置に認識される場合や、古いアクティブシナリオファイルの一部が新しいアクティブシナリオファイルへと置き換えられる場合などが想定される。 その他各部の処理については、実施形態1から6と同様である。
<実施形態7:処理の流れ> 図17は、実施形態7でのシナリオファイルの特定処理の流れの一例を示したものである。まず、前記シナリオファイル格納部に格納された複数のシナリオファイルの中から一のシナリオファイルを特定するための情報であるシナリオファイル特定情報を取得する(シナリオファイル特定情報取得ステップ S1701)。次に、シナリオファイルをアクティブシナリオファイル保持部に転送するためのトリガが発生したか判断する(転送トリガ判断ステップ S1702)。前記転送トリガ判断ステップ(S1702)にて、転送トリガが発生したとの判断結果の場合には、前記シナリオファイル特定情報取得ステップ(S1701)にて取得したシナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてアクティブシナリオファイル保持部に転送する(シナリオファイル活性ステップ S1703)。他方、転送トリガ判断ステップ(S1702)にて、転送トリガが発生していないとの判断結果の場合には、処理を終了する。
<実施形態7:効果> 本実施形態は、複数のシナリオファイルの中から一のシナリオファイルを特定するための情報であるシナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。シナリオファイル特定情報によって特定すべきシナリオを指定できるため、複数のシナリオの候補を準備しておいて、状況に応じて的確にアイコンの表示を切り替えて使用することが可能となる。したがって、携帯型端末装置の表示画面上に表示されるアイコンを例えば仕事用から、プライベート用への切り替えが容易に行えることになる。
<<実施形態8>>
<実施形態8:概要> 実施形態8について説明する。本実施形態は、選択時表示アイコン画像群生成手段は、前記新アイコン画像の一表示ごとに順次生成し、表示終了後消去することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態8:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図18に示す。 図18に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(1800)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(1801)と、「シナリオファイル実行部」(1802)と、「シナリオファイル格納部」(1803)と、「シナリオファイル活性部」(1804)と、からなり、シナリオファイル実行部(1802)は、「選択時表示アイコン画像群生成手段」(1805)を有し、さらに、選択時表示アイコン画像群生成手段(1805)は、「選択時表示アイコン画像群生成・消去器」(1806)を有する。図18は実施形態5を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「選択時表示アイコン画像群生成・消去器」(1806)は、前記新アイコン画像の一表示ごとに順次生成し、表示終了後消去する。アイコンの選択に応じて表示される複数の異なる新アイコンの画像群を生成する場合、一の画像の表示終了後その画像が消去される。また同様に、選択されたアイコンが選択後のアイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の異なる新アイコンの画像群を生成する場合にも、一の画像の表示終了後その画像が消去されるとしてもよい。 その他各部の処理については、実施形態1から7と同様である。
<実施形態8:処理の流れ> 図19は、実施形態8での処理の流れの一例を示したものである。前提として、アクティブシナリオファイルの実行に従って表示されたアイコンの選択が検知され、アクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、アイコンの選択に応じて選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である選択時表示アイコン画像群生成情報が含まれている状態であるとする。まず、選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて、N番目の選択時表示アイコン画像を生成し、メモリに画像を蓄積する(選択時表示アイコン画像蓄積ステップ S1901)。初期状態では、Nの値は1であるとする。前記選択時表示アイコン画像蓄積ステップ(S1901)にてメモリに蓄積したN番目の選択時表示アイコン画像を表示する(選択時表示アイコン画像表示ステップ S1902)。次に、N+1番目の選択時表示アイコン画像が存在するか判断し(次選択時表示アイコン画像存在判断ステップ S1903)、存在するとの判断結果の場合には引き続き同様に、選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて、N+1番目の選択時表示アイコン画像を生成し、メモリに画像を蓄積する(次選択時表示アイコン画像蓄積ステップ S1904)。次に、メモリに蓄積したN番目の選択時表示アイコン画像を消去する(選択時表示アイコン画像消去ステップ S1905)。Nの値をインクリメントし、選択時表示アイコン画像表示ステップ(S1902)へ戻る。なお、次選択時表示アイコン画像存在判断ステップ(S1903)にて、N+1番目の選択時表示アイコン画像が存在しないとの判断結果の場合には、処理を終了する。このとき、N番目の選択時表示アイコン画像を消去するとしてもよい。
<実施形態8:効果> 本実施形態は、選択時表示アイコン画像群生成手段は、前記新アイコン画像の一表示ごとに順次生成し、表示終了後消去することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。表示終了後に選択時表示アイコン画像群が消去され、携帯型端末装置に保持しないことから、携帯型端末装置の少ないメモリを消費することなく動画の表示を実現でき効率的である。
<<実施形態9>>
<実施形態9:概要> 実施形態9について説明する。本実施形態は、アイコンの選択に応じて選択されなかった非選択アイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である非選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて複数の異なる新アイコンである非選択時表示アイコン画像群を生成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態9:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図20に示す。 図20に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(2000)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(2001)と、「シナリオファイル実行部」(2002)と、「シナリオファイル格納部」(2003)と、「シナリオファイル活性部」(2004)と、からなり、さらに、シナリオファイル実行部(2002)は、「非選択時表示アイコン画像群生成手段」(2005)を有する。図20は実施形態2を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「アクティブシナリオファイル保持部」(2001)は、アクティブシナリオファイルを保持する。「シナリオファイル格納部」(2003)は、シナリオファイルを格納する。ここで、これらのシナリオファイルに含まれるアクション規則情報には、アイコンの選択に応じて選択されなかった非選択アイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である非選択時表示アイコン画像群生成情報が含まれる。つまり、アイコンが選択されることによって、選択されていないアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる非選択時表示アイコン画像群が生成され、それらが連続表示されることで、選択されていないアイコンの表示も動的に変化することになる。
「非選択時表示アイコン画像群生成手段」(2005)は、前記非選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて複数の異なる新アイコンである非選択時表示アイコン画像群を生成する。例えば、音符のマークのアイコンが選択された場合、このアイコンに対応するアクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、その他のアイコンである例えば時計のマークの表示を変更するための非選択時表示アイコン画像群生成情報が含まれている場合には、非選択アイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理を行う。したがって、音符のマークのアイコンを選択した場合に、隣接する時計のマークのアイコンに音符のマークが煌いている光線を浴びる表示へと変化する。このようなアイコンの選択は、選択されているアイコンを目立たせるために行うことなどが想定される。また、選択後に表示すべきアイコンの表示規則については、アクティブシナリオファイルに含まれるアイコン表示規則情報に基づいて表示されるとしてもよい。
また、画像の加工は、アイコンの画像の全部を加工する場合だけでなく、一部のみを加工する場合もある。部分的に加工を行う場合とは、アイコンの一部に対する色や輝度の変更などをいう。アイコンが煌く表示や、波紋が広がる表示を実現することができる。 その他各部の処理については、実施形態1から8と同様である。
<実施形態9:処理の流れ> 本実施形態の処理の流れは、図13に示す実施形態5での処理の流れにおいて、選択時表示アイコン画像群を非選択時表示アイコン画像群と置き換えたものと同様である。
<実施形態9:効果> 本実施形態は、アイコンの選択に応じて選択されなかった非選択アイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である非選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて複数の異なる新アイコンである非選択時表示アイコン画像群を生成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。選択されたアイコンだけでなく、選択されていないアイコンに対しても画像の加工が可能となることで、アイコン選択に伴う動画表示のバリエーションを高め、選択されたアイコンをより強調することができる。
<<実施形態10>>
<実施形態10:概要> 実施形態10について説明する。本実施形態は、シナリオファイルの全部又は一部は、アイコンの選択に応じて画面上のアイコンを表示していない部分である背景を構成する画像である背景画像の表示を変更することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態10:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図21に示す。 図21に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(2100)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(2101)と、「シナリオファイル実行部」(2102)と、「シナリオファイル格納部」(2103)と、「シナリオファイル活性部」(2104)と、からなる。図21は実施形態2を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「アクティブシナリオファイル保持部」(2101)は、アクティブシナリオファイルを保持する。「シナリオファイル格納部」(2103)は、シナリオファイルを格納する。ここで、これらのシナリオファイルに含まれるアクション規則情報には、シナリオファイルの全部又は一部は、アイコンの選択に応じて画面上のアイコンを表示していない部分である背景を構成する画像である背景画像の表示を変更する背景画像表示変更情報が含まれる。具体的には、音符のマークのアイコンが選択された場合、このアイコンに対応するアクティブシナリオファイルのアクション規則情報に、背景を格子柄の背景画像に変更するための背景画像表示変更情報が含まれている場合には、アイコンが選択されることによって、アイコンの背景画像の表示が格子柄の背景画像に変更される。アイコンの周辺領域部分の背景画像のみを変更させるようにしてもよいし、表示画面上の背景の全体を変更させることもできる。 その他各部の処理については、実施形態1から9と同様である。
<実施形態10:効果> 本実施形態は、シナリオファイルの全部又は一部は、アイコンの選択に応じて画面上のアイコンを表示していない部分である背景を構成する画像である背景画像の表示を変更することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。選択されたアイコンだけでなく、背景の画像に対しても加工が可能となることで、アイコン選択に伴う動画表示のバリエーションを高め、選択されたアイコンをより強調することができる。
<<実施形態11>>
<実施形態11:概要> 実施形態11について説明する。本実施形態は、時間情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態11:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図22に示す。 図22に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(2200)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(2201)と、「シナリオファイル実行部」(2202)と、「シナリオファイル格納部」(2203)と、「シナリオファイル活性部」(2204)と、「シナリオファイル特定情報取得部」(2205)と、からなる。またさらに、シナリオファイル特定情報取得部(2205)は、「時間情報取得手段」(2206)を有し、シナリオファイル活性部(2204)は、「時間情報依存シナリオファイル活性手段」(2207)を有する。図22は実施形態7を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「時間情報取得手段」(2206)は、シナリオファイル特定情報として、時間に関する情報である時間情報を取得する。「時間情報」は、アイコン候補情報を特定する処理を行う時間を示すための情報である。時間情報は、例えば、特定の時刻(9時など)や、シナリオファイルを特定するまでの残り時間(あと2時間など)等が該当する。時間情報は、携帯型端末装置の利用者がボタン操作などを行い、入力、設定する場合などが想定される。
「時間情報依存シナリオファイル活性手段」(2207)は、前記時間情報取得手段(2206)で取得した時間情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてアクティブシナリオファイル保持部(2201)に転送する。携帯型端末装置の時計機能を用いて、時間情報で示される特定の時刻にシナリオファイルが特定され、特定されたシナリオファイルの記述に基づいてアイコンが表示される。例えば、朝の9時に仕事用のアイコンを表示するためのシナリオファイルを、夕方5時にプライベート用のアイコンを表示するためのシナリオファイルを特定するように設定しておけば、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わる。また、シナリオファイル特定情報に含まれる時間情報以外の情報にも基づいて、シナリオファイルが特定される場合もある。
また、別の例としては、時間情報取得手段(2206)にてタイマなどに基づいて現在時刻に関する時間情報を取得し、この時間情報に基づいて時間情報依存シナリオファイル活性手段(2207)にてシナリオファイルを特定する場合もある。このとき、時間情報依存シナリオファイル活性手段(2207)には、時間情報とこれに対応するシナリオファイルの関連付けについてのテーブルが保持されており、このテーブル(図27(a)参照)に基づいてシナリオファイルが特定されることが想定される。 その他各部の処理については、実施形態1から10と同様である。
<実施形態11:効果> 本実施形態は、時間情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。朝の9時に仕事用のアイコンを表示するためのシナリオファイルを、夕方5時にプライベート用のアイコンを表示するためのシナリオファイルを特定するように設定しておけば、利用者が特段の作業をすることなく、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わり便利である。
<<実施形態12>>
<実施形態12:概要> 実施形態12について説明する。本実施形態は、場所情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態12:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図23に示す。 図23に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(2300)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(2301)と、「シナリオファイル実行部」(2302)と、「シナリオファイル格納部」(2303)と、「シナリオファイル活性部」(2304)と、「シナリオファイル特定情報取得部」(2305)と、からなる。またさらに、シナリオファイル特定情報取得部(2305)は、「場所情報取得手段」(2306)を有し、シナリオファイル活性部(2304)は、「場所情報依存シナリオファイル活性手段」(2307)を有する。図23は実施形態7を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「場所情報取得手段」(2306)は、シナリオファイル特定情報として、場所に関する情報である場所情報を取得する。「場所情報」は、シナリオファイルを特定する処理を実行すべき場合の携帯型端末装置の位置する場所を示す情報である。場所情報は、例えば、特定のエリア(東京駅周辺など)や、境界(県境など)等が該当し、携帯型端末装置の利用者がボタン操作などを行い、入力、設定する場合などが想定される。
「場所情報依存シナリオファイル活性手段」(2307)は、前記場所情報取得手段(2306)で取得した場所情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてアクティブシナリオファイル保持部(2301)に転送する。携帯型端末装置は、GPSの衛星や、携帯電話の基地局などから発せられる信号をもとに現在地の情報を生成等し、場所情報で示される特定のエリア内に携帯型端末装置が侵入した場合にはシナリオファイルが特定され、特定されたシナリオファイルの記述に基づいてアイコンが表示される。図24には、電子機器を所持する利用者が通勤する途中、会社から所定の範囲内に近づいたときに表示アイコンが切り替わる態様を示した。図左上の会社から比較的離れた(a)の位置にいるときには、携帯型端末装置の画面にはプライベート用の表示アイコンである猫のアイコンが表示されたままである。一方、会社から破線で示す所定の範囲内に近づいた(b)の位置まで到達した場合には、仕事用の表示アイコンであるカメラのアイコンへと切り替わる。このように、例えば、会社周辺に近づいたときに仕事用のアイコンを表示するためのシナリオファイルを、自宅周辺に近づいたときにプライベート用のアイコンを表示するためのシナリオファイルを特定するように設定しておけば、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わる。また、シナリオファイル特定情報に含まれる場所情報以外の情報にも基づいて、シナリオファイルが特定される場合もある。
また、別の例としては、場所情報取得手段(2306)にてGPSなどに基づいて現在地に関する場所情報を取得し、この場所情報に基づいて場所情報依存シナリオファイル活性手段(2307)にてシナリオファイルを特定する場合もある。このとき、場所情報依存シナリオファイル活性手段(2307)には、場所情報とこれに対応するシナリオファイルの関連付けについてのテーブルが保持されており、このテーブル(図27(b)参照)に基づいてシナリオファイルが特定されることが想定される。 その他各部の処理については、実施形態1から11と同様である。
<実施形態12:効果> 本実施形態は、場所情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。会社周辺に近づいたときに仕事用のアイコンを表示するためのシナリオファイルを、自宅周辺に近づいたときにプライベート用のアイコンを表示するためのシナリオファイルを特定するように設定しておけば、利用者が特段の作業をすることなく、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わり便利である。
<<実施形態13>>
<実施形態13:概要> 実施形態13について説明する。本実施形態は、動作履歴情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態13:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図25に示す。 図25に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(2500)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(2501)と、「シナリオファイル実行部」(2502)と、「シナリオファイル格納部」(2503)と、「シナリオファイル活性部」(2504)と、「シナリオファイル特定情報取得部」(2505)と、からなる。またさらに、シナリオファイル特定情報取得部(2505)は、「動作履歴情報取得手段」(2506)を有し、シナリオファイル活性部(2504)は、「動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段」(2507)を有する。図25は実施形態7を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「動作履歴情報取得手段」(2506)は、シナリオファイル特定情報として、動作履歴に関する情報である動作履歴情報を取得する。「動作履歴情報」は、携帯型端末装置の動作履歴を表す情報である。動作履歴情報は、例えば、通話履歴(かける場合、受ける場合)や、メールの受信履歴等が該当し、通話相手などを特定してもよい。動作履歴情報は、携帯型端末装置の利用者がボタン操作などを行い、入力、設定する場合などが想定される。
「動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段」(2507)は、前記動作履歴情報取得手段(2506)で取得した動作履歴情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてアクティブシナリオファイル保持部(2501)に転送する。携帯型端末装置は、自身の動作履歴と、動作履歴情報取得手段(2506)にて取得された動作履歴情報とを対比し合致する場合には、シナリオファイル候補情報が特定され、特定されたシナリオファイルに基づいてアイコンが表示される。例えば、自宅へと電話をかけた後は、プライベート用の表示アイコンを表示するためのシナリオファイルが特定されるように設定しておけば、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わる。また、シナリオファイル特定情報に含まれる動作履歴情報以外の情報にも基づいて、シナリオファイルが特定される場合もある。
また、別の例としては、動作履歴情報取得手段(2506)にて携帯型端末装置の動作履歴に関する情報を取得し、この動作履歴情報に基づいて動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段(2507)にてシナリオファイルを特定する場合もある。このとき、動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段(2507)には、動作履歴情報とこれに対応するシナリオファイルの関連付けについてのテーブルが保持されており、このテーブル(図27(c)参照)に基づいてシナリオファイルが特定されることが想定される。 その他各部の処理については、実施形態1から12と同様である。
<実施形態13:効果> 本実施形態は、動作履歴情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。自宅へと電話をかけた後は、プライベート用のシナリオファイルが特定されるように設定しておけば、利用者が特段の作業をすることなく、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わり便利である。
<<実施形態14>>
<実施形態14:概要> 実施形態14について説明する。本実施形態は、選択動作履歴情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態14:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図26に示す。 図26に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(2600)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(2601)と、「シナリオファイル実行部」(2602)と、「シナリオファイル格納部」(2603)と、「シナリオファイル活性部」(2604)と、「シナリオファイル特定情報取得部」(2605)と、からなる。またさらに、シナリオファイル特定情報取得部(2605)は、「選択動作履歴情報取得手段」(2606)を有し、シナリオファイル活性部(2604)は、「選択動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段」(2607)を有する。図26は実施形態7を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「選択動作履歴情報取得手段」(2606)は、シナリオファイル特定情報として、選択動作履歴に関する情報である選択動作履歴情報を取得する。「選択動作履歴情報」は、携帯型端末装置の動作履歴を表す情報である。動作履歴情報は、例えば、どのアイコンを選択して、どのような処理を実行したかの履歴などが該当する。さらに、アイコンを選択し、各処理モードへ切り替わった後のボタン操作(例えば、時計のアイコンを選択してスケジュールモードへ切り替わった後、スケジュール項目を削除する操作等)などが含まれるとしてもよい。選択動作履歴情報は、携帯型端末装置の利用者がボタン操作などを行い、入力、設定する場合などが想定される。
「選択動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段」(2607)は、前記選択動作履歴情報取得手段(2606)で取得した選択動作履歴情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてアクティブシナリオファイル保持部(2601)に転送する。携帯型端末装置は、自身の画面上に表示される表示アイコンの選択動作履歴と、選択動作履歴情報取得手段(2606)にて取得された選択動作履歴情報とを対比し合致する場合には、シナリオファイル候補情報が特定され、特定されたシナリオファイルに基づいてアイコンが表示される。例えば、自宅へとメールを送信した後は、プライベート用の表示アイコンを表示するためのシナリオファイルを特定するように設定しておけば、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わる。また、シナリオファイル特定情報に含まれる選択動作履歴情報以外の情報にも基づいて、シナリオファイルが特定される場合もある。
また、別の例としては、選択動作履歴情報取得手段(2606)にて携帯型端末装置の選択動作履歴に関する情報を取得し、この選択動作履歴情報に基づいて選択動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段(2607)にてシナリオファイルを特定する場合もある。このとき、選択動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段(2607)には、選択動作履歴情報とこれに対応するシナリオファイルの関連付けについてのテーブルが保持されており、このテーブル(図27(d)参照)に基づいてシナリオファイルが特定されることが想定される。 その他各部の処理については、実施形態1から13と同様である。
<実施形態14:効果> 本実施形態は、選択動作履歴情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。自宅へとメールを送信した後は、プライベート用のシナリオファイルが特定されるように設定しておけば、利用者が特段の作業をすることなく、利用者の生活習慣に合わせてアイコンが自動的に切り替わり便利である。また、選択動作履歴情報を一のアイコンの選択動作のみとするのではなく、一連の選択動作を指定する(自宅へのメール送信、スケジュール項目の削除の処理の後、表示を切り替えるなど)ことで、利用者が表示アイコンの切り替えを望まない場合にまで表示が切り替わることを防ぐこともできる。
<<実施形態15>>
<実施形態15:概要> 実施形態15について説明する。本実施形態は、アプリケーションの実行によってシナリオファイルの一部分を作成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態15:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例を図28に示す。 図28に示す本実施形態の「携帯型端末装置」(2800)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(2801)と、「シナリオファイル実行部」(2802)と、「シナリオファイル格納部」(2803)と、「シナリオファイル活性部」(2804)と、さらに、「部分シナリオファイル作成アプリケーション実行部」(2805)と、からなる。また、シナリオファイル作成アプリケーション実行部(2805)は、「アイコン表示規則情報選択手段」(2806)と、「アクション規則情報選択手段」(2807)と、を有する場合がある。
「部分シナリオファイル作成アプリケーション実行部」(2805)は、部分シナリオファイルアプリケーションの実行を行う。「部分シナリオファイルアプリケーション」は、シナリオファイルの一部を作成するためのアプリケーションである。表示画面に表示された全てのアイコンではなく、一部のアイコンと、そのアイコンの選択に対応する処理をシナリオファイルの一部として作成する。また、例えば、利用者が携帯型端末装置の撮影機能を用いて被写体を撮影し、これをメールの送受信処理のためのアイコンの画像として用いる場合、部分シナリオファイルアプリケーションによって、撮影した画像を表示するためのアイコン表示規則情報と、対応する処理を定めるアクション規則情報からなるシナリオファイルの一部を作成することができる。作成したシナリオファイルの一部は、複数組み合わせて用いるとしてもよい。
また、「アイコン表示規則情報選択手段」(2806)は、前記部分シナリオファイル作成アプリケーションの実行により表示されるプルダウンメニューにより前記アイコン表示規則情報を選択する。プルダウンメニューに示された複数の選択肢の中から、利用者がアイコン表示規則情報を自由に選択することができる。 「アクション規則情報選択手段」(2807)は、前記部分シナリオファイル作成アプリケーションの実行により表示されるプルダウンメニューにより前記アクション規則情報を選択する。プルダウンメニューに示された複数の選択肢の中から、利用者がアクション規則情報を自由に選択することができる。順次選択を行うことで、シナリオファイルが作成できる。
「シナリオファイル格納部」(2803)は、前記部分シナリオアプリケーション実行部(2605)にて作成されたシナリオファイルの一部を含むシナリオファイルを格納する。作成したシナリオファイルの一部を含むシナリオファイルは、一旦シナリオファイル格納部に格納され、必要な場合にはシナリオファイル活性部にてアクティブシナリオファイル保持部へ転送され、アクティブシナリオファイルとなる。 その他各部の処理については実施形態3と同様である。
<実施形態15:効果> 本実施形態は、アプリケーションの実行によってシナリオファイルの一部分を作成することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。利用者がシナリオファイルを作成することができることで、アイコンの変更などが容易に行える。また、シナリオファイルの一部分の作成が可能なことから、使用頻度の高い一部のアイコンについてのシナリオファイルを作成することにより、最小限のシナリオファイルのみを格納すればよいため、携帯型端末装置の記憶容量を有効に活用することができる。
<<実施形態16>>
<実施形態16:概要> 実施形態16について説明する。本実施形態は、携帯型端末装置は、電話機能を有することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。
<実施形態16:構成> 本実施形態での機能ブロックの一例はすでに図5に示したものと同様である。 図5に示す「携帯型端末装置」(0500)は、「アクティブシナリオファイル保持部」(0501)と、「シナリオファイル実行部」(0502)と、「シナリオファイル格納部」(0503)と、「シナリオファイル活性部」(0504)と、からなる。図5は実施形態2を基本とした機能ブロックであり、上述の構成要件は他の実施形態を基本とした場合には必須構成要件ではないことがある。
「携帯型端末装置」(0500)は、電話機能を有する。携帯型端末装置が電話機能を有することで、電話機能に由来するメール、WEB、赤外線、ブルートゥースや、USBなどの有線通信などの通信手段を用いてシナリオファイルのやり取りを行うことができる。 その他各部の処理については実施形態1から15と同様である。
<実施形態16:効果> 本実施形態は、携帯型端末装置は、電話機能を有することに特徴を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置である。電話機能に由来するメールなどの通信手段を用いて、他者とシナリオファイルのやり取りができれば、シナリオファイルや、アイコンのバリエーションが広がり、携帯型端末装置自体の利用度も高まることが期待できる。
0500 携帯型端末装置
0501 アクティブシナリオファイル保持部
0502 シナリオファイル実行部
0503 シナリオファイル格納部
0504 シナリオファイル活性部
0501 アクティブシナリオファイル保持部
0502 シナリオファイル実行部
0503 シナリオファイル格納部
0504 シナリオファイル活性部
Claims (23)
- アイコンを表示するためのアイコン表示画面と、
アイコン及び、そのアイコンを表示するための規則を定める情報であるアイコン表示規則情報と、アイコンの選択に対するアクションを定める情報であるアクション規則情報とを含み、所定のルールで記述された実行可能なシナリオファイルであるアクティブシナリオファイルを保持するアクティブシナリオファイル保持部と、
前記アクティブシナリオファイル保持部に保持されたアクティブシナリオファイルを実行するシナリオファイル実行部と、
を有するシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイルを複数格納するシナリオファイル格納部と、
前記シナリオファイル格納部に格納されたシナリオファイルを前記アクティブシナリオファイル保持部に転送してアクティブシナリオファイルとするシナリオファイル活性部と、
を有する請求項1に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - シナリオファイルを作成するためのアプリケーションであるシナリオファイル作成アプリケーション実行部を有し、
前記シナリオアプリケーション実行部にて作成されたシナリオファイルは、前記シナリオファイル格納部に格納される請求項2に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイル作成アプリケーションは、プルダウンメニューにより前記アイコン表示規則情報を選択するアイコン表示規則情報選択手段と、プルダウンメニューにより前記アクション規則情報を選択するアクション規則情報選択手段と、を有する請求項3に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。
- 前記シナリオファイルのアクション規則情報には、
アイコンの選択に応じて選択されたアイコンに代えて他のアイコンである選択後アイコンを表示するための情報である選択後アイコン情報を含み、
前記シナリオファイル実行部は、
前記選択後アイコン情報に基づいて選択後アイコンを生成するための選択後アイコン生成手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイルのアクション規則情報には、
アイコンの選択に応じて選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である選択時表示アイコン画像群生成情報を含み、
前記シナリオファイル実行部は、
前記選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて複数の異なる新アイコンである選択時表示アイコン画像群を生成するための選択時表示アイコン画像群生成手段を有する請求項1から5のいずれか一に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイルのアクション規則情報には、
選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示するための情報である遷移時表示情報が含まれ、
シナリオファイル実行部は、
前記遷移時表示情報に基づいて複数の新アイコンを表示するための遷移時表示手段を有する請求項1から6のいずれか一に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイル格納部に格納された複数のシナリオファイルの中から一のシナリオファイルを特定するための情報であるシナリオファイル特定情報を取得するシナリオファイル特定情報取得部を有し、
前記シナリオファイル活性部は、前記シナリオファイル特定情報取得部で取得したシナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてアクティブシナリオファイル保持部に転送する請求項1から7のいずれか一に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記選択時表示アイコン画像群情報生成手段は、前記新アイコン画像の一表示ごとに順次生成し、表示終了後消去する選択時表示アイコン画像群生成・消去器を有する請求項6に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。
- 前記シナリオファイルのアクション規則情報には、
アイコンの選択に応じて選択されなかった非選択アイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である非選択時表示アイコン画像群生成情報を含み、
前記シナリオファイル実行部は、
前記非選択時表示アイコン画像群生成情報に基づいて複数の異なる新アイコンである非選択時表示アイコン画像群を生成するための非選択時表示アイコン画像群生成手段を有する請求項1から9のいずれか一に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイルの全部又は一部は、アイコンの選択に応じて画面上のアイコンを表示していない部分である背景を構成する画像である背景画像の表示を変更する背景画像表示変更情報を、前記アクション規則情報に含む請求項1から10のいずれか一に記載の携帯型端末装置。
- 前記シナリオファイル特定情報取得部は、シナリオファイル特定情報として、時間に関する情報である時間情報を取得する時間情報取得手段を有し、
前記シナリオファイル活性部は、前記時間情報取得手段で取得した時間情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送する時間情報依存シナリオファイル活性手段を有する請求項8に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイル特定情報取得部は、シナリオファイル特定情報として、場所に関する情報である場所情報を取得する場所情報取得手段を有し、
前記シナリオファイル活性部は、前記場所情報取得手段で取得した場所情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送する場所情報依存シナリオファイル活性手段を有する請求項12に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイル特定情報取得部は、シナリオファイル特定情報として、動作履歴に関する情報である動作履歴情報を取得する動作履歴情報取得手段を有し、
前記シナリオファイル活性部は、前記動作履歴情報取得手段で取得した動作履歴情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送する動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段を有する請求項12または13のいずれかに記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記シナリオファイル特定情報取得部は、シナリオファイル特定情報として、選択動作履歴に関する情報である選択動作履歴情報を取得する選択動作履歴情報取得手段を有し、
前記シナリオファイル活性部は、前記選択動作履歴情報取得手段で取得した選択動作履歴情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてシナリオファイル保持部に転送する選択動作履歴情報依存シナリオファイル活性手段を有する請求項12から14のいずれか一に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - シナリオファイルの一部を作成するためのアプリケーションである部分シナリオファイル作成アプリケーション実行部を有し、
前記部分シナリオアプリケーション実行部にて作成されたシナリオファイルの一部を含むシナリオファイルは、前記シナリオファイル格納部に格納される請求項2に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。 - 前記部分シナリオファイル作成アプリケーションは、プルダウンメニューにより前記アイコン表示規則情報を選択するアイコン表示規則情報選択手段と、プルダウンメニューにより前記アクション規則情報を選択するアクション規則情報選択手段と、を有する請求項3に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。
- 前記携帯型端末装置は、電話機能を有する請求項1から17のいずれか一に記載のシナリオ型アイコンシステムを有する携帯型端末装置。
- 所定のルールで記述された実行可能なシナリオファイルであるアクティブシナリオファイルを保持するアクティブシナリオファイル保持部を有する携帯型端末装置において、
シナリオファイルをアクティブシナリオファイル保持部に転送するためのトリガが発生したか判断する転送トリガ判断ステップと、
前記転送トリガ判断ステップにて、転送トリガが発生したとの判断結果の場合には、シナリオファイルをアクティブシナリオファイル保持部に転送するシナリオファイル活性ステップと、
アイコンが選択されたかどうかを判断するアイコン選択判断ステップと、
前記アイコン選択判断ステップにて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、アイコンの選択に応じて、アクティブシナリオファイルを実行するシナリオファイル実行ステップと、
からなるシナリオ型アイコンシステムによるアイコン表示方法。 - アイコンが選択されたかどうかを判断するアイコン選択判断ステップと、
前記アイコン選択判断ステップにて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、アイコンの選択に応じて、選択されたアイコンに代えて他のアイコンである選択後アイコンを表示するための選択後表示アイコン情報を含むアクティブシナリオファイルを実行するシナリオファイル実行ステップと、
からなるシナリオ型アイコンシステムによるアイコン表示方法。 - アイコンが選択されたかどうかを判断するアイコン選択判断ステップと、
前記アイコン選択判断ステップにて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、アイコンの選択に応じて、選択されたアイコンの画像の全部又は一部を加工し、複数の異なる新アイコンを生成する処理をするための情報である選択時表示アイコン画像群生成情報を含むアクティブシナリオファイルを実行するシナリオファイル実行ステップと、
からなるシナリオ型アイコンシステムによるアイコン表示方法。 - アイコンが選択されたかどうかを判断するアイコン選択判断ステップと、
前記アイコン選択判断ステップにて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、アイコンの選択に応じて、選択されたアイコンが選択後アイコンへ段階的に遷移する様子を見せるための複数の新アイコンを表示するための情報である遷移時表示情報に基づいて複数の新アイコンを表示するための処理を行う遷移時表示ステップと、
からなるシナリオ型アイコンシステムによるアイコン表示方法。 - 所定のルールで記述された実行可能なシナリオファイルであるアクティブシナリオファイルを保持するアクティブシナリオファイル保持部を有する携帯型端末装置において、
格納された複数のシナリオファイルの中から一のシナリオファイルを特定するための情報であるシナリオファイル特定情報を取得するシナリオファイル特定情報取得ステップと、
シナリオファイルをアクティブシナリオファイル保持部に転送するためのトリガが発生したか判断する転送トリガ判断ステップと、
前記転送トリガ判断ステップにて、転送トリガが発生したとの判断結果の場合には、前記シナリオファイル特定情報取得ステップにて取得したシナリオファイル特定情報に基づいて特定されるシナリオファイルをアクティブシナリオファイルとしてアクティブシナリオファイル保持部に転送するシナリオファイル活性ステップと、
アイコンが選択されたかどうかを判断するアイコン選択判断ステップと、
前記アイコン選択判断ステップにて、アイコンが選択されたとの判断結果の場合には、アイコンの選択に応じて、アクティブシナリオファイルを実行するシナリオファイル実行ステップと、
からなるシナリオ型アイコンシステムによるアイコン表示方法。
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