JP2006137287A - ゴム・コード複合材 - Google Patents
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Abstract
【課題】テンションが付与された状態で使用される際に生じる剛性バランスを改善することが可能なゴム・コード複合材を提供する。
【解決手段】環状のゴム層6に周方向に延在する第1補強コード7を幅方向に配列して埋設した環状の芯体2の表面に、芯体2の周方向に沿って第2補強コード4を螺旋状に巻き付けたゴム・コード複合材1であり、芯体2の幅方向両端部2a側の剛性が幅方向中央部側より低くなっている。
【選択図】図2
【解決手段】環状のゴム層6に周方向に延在する第1補強コード7を幅方向に配列して埋設した環状の芯体2の表面に、芯体2の周方向に沿って第2補強コード4を螺旋状に巻き付けたゴム・コード複合材1であり、芯体2の幅方向両端部2a側の剛性が幅方向中央部側より低くなっている。
【選択図】図2
Description
本発明は、ゴム・コード複合材に関し、更に詳しくは、テンションが付与された状態で使用される際に生じる剛性バランスを改善するようにしたゴム・コード複合材に関する。
従来、ゴム製品の補強に用いられるゴム・コード複合材として、例えば、環状のゴム層全体にわたって周方向に延在する補強コードを幅方向に所定の間隔で配列して埋設した環状の芯体の表面に、未加硫ゴムを被覆した補強コードを芯体の幅方向両端で折り返しながら芯体の周方向に沿って螺旋状に巻き付けたタイヤ用ベルト材がある。(例えば、特許文献1参照)。
このようなゴム・コード複合材を用いて製造した空気入りタイヤは、ショルダー部での剛性が高くなり過ぎるため、接地パターンが樽状になり、その結果、ハンドリング性能が低下する。
即ち、タイヤ用ベルト材は、空気入りタイヤにおいてテンションメンバーとして作用するが、上述した構成のゴム・コード複合材は、テンションが付与された状態で使用されると、幅方向両端部側で剛性が高くなり、剛性バランスが幅方向で不均一になるという問題があった。
特開昭60−255504号公報
本発明は、テンションが付与された状態で使用される際に生じる剛性バランスを改善することが可能なゴム・コード複合材を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、環状のゴム層に周方向に延在する第1補強コードを幅方向に配列して埋設した環状の芯体の表面に、該芯体の周方向に沿って第2補強コードを螺旋状に巻き付けたゴム・コード複合材において、前記芯体の幅方向両端部側の剛性を幅方向中央部側より低くしたことを特徴とする。
上述のように、芯体の幅方向両端部側の剛性を幅方向中央部側より低くし、ゴム・コード複合材の剛性をコントロールするようにしたので、テンションが付与された状態での使用時にゴム・コード複合材の幅方向両端部側の剛性を下げて、幅方向における剛性バランスを改善することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1,2は本発明のゴム・コード複合材の一実施形態を示し、このゴム・コード複合材1は環状に構成され、平板環状の芯体2の表面に、未加硫ゴム3で補強コード(第2補強コード)4を被覆したゴム被覆補強コード5を芯体2の幅方向両端で折り返しながら芯体2の周方向に沿って螺旋状に巻き付けた構造になっている。
芯体2は、環状のゴム層6に周方向に延在する補強コード(第1補強コード)7を幅方向に沿って配列して埋設した構成になっており、1本の補強コード7が周方向に対して0°に近い角度で螺旋状に配設されている。補強コード7は芯体2の幅方向両端部2aには配置されず、幅方向中央部側にのみ均一な配列密度で左右対称的に埋設され、芯体2の幅方向両端部2a側の剛性を幅方向中央部側より低くしている。ゴム層6は外周側ゴム層6aと内周側ゴム層6bとから構成され、その間に補強コード7を挟み込んで埋設した構造(サンドイッチ構造)になっている。
芯体2の剛性を幅方向両端部2a側で低くする手法としては、上述した構成に代えて、図3に示すように、補強コード7を芯体2の幅方向中央部側より幅方向両端部2a側で配列密度が疎になるように配置してもよい。図示する例では、補強コード7をゴム層6に左右対称的に埋設している。
上記図2,3では1本の補強コード7を用いた例を示すが、それに代えて、周方向に延在する複数本の補強コードを幅方向に沿って上記のように配列してゴム層6に埋設した構成にしてもよい。その場合、複数本の補強コードには同じモジュラスの補強コードを使用する。
図2のゴム・コード複合材1において、必要に応じて、ゴムのみからなる幅方向両端部2aに上記剛性の関係を維持する範囲で織物を埋設するようにしてもよい。
また、図3のゴム・コード複合材1において、複数本の補強コードを使用する場合、幅方向両端部2a側にそれぞれ少なくとも1本の補強コード、幅方向中央部側に少なくとも1本の補強コードを使用し、必要に応じて、幅方向中央部側に配置する補強コードと幅方向両端部2a側に配置する補強コードのモジュラスを上記剛性の関係を維持する範囲で異ならせるようにしてもよい。
図4,5は、芯体2の剛性を幅方向両端部2a側で低くする更に他の手法を示し、図4は、周方向に延在する複数本の補強コード(第1補強コード)8,9,10を均一の配列密度でゴム層6内に全体にわたって配置する一方、幅方向両端部2a側に配置した補強コード8,9のモジュラスを幅方向中央部側に配置した補強コード10のモジュラスより小さくしたものである。補強コード8,9に使用するコードとしては、芳香族ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ナイロンなどの有機繊維コード、補強コード10に使用するコードとしては、スチールコードなどの金属コードを好ましく例示することができる。
このように補強コード8,9,10を均一な配列密度で配列した芯体2は、上述したサンドイッチ構造に代えて、ゴム被覆した1本の補強コード8,9,10を螺旋状に巻いて構成したものであってもよく、また引き揃えた各複数の補強コード8,9,10をゴム被覆したストリップ材を螺旋状に巻いて構成したものであってもよい。
図5は、周方向に延在する複数本の補強コード(第1補強コード)11,12,13を均一の配列密度でゴム層6内に全体にわたって配置する一方、幅方向両端部2a側に配置した補強コード11,12の径を幅方向中央部側に配置した補強コード13の径より小さくし、細くしたものである。
このように補強コード11,12,13を均一な配列密度で配列した芯体2も、上記と同様に、ゴム被覆した1本の補強コード11,12,13を螺旋状に巻いて構成したものであってもよく、また引き揃えた各複数の補強コード11,12,13をゴム被覆したストリップ材を螺旋状に巻いて構成したものであってもよい。
上述した本願発明によれば、芯体2における幅方向両端部2a側の剛性を幅方向中央部側より低くし、ゴム・コード複合材1の剛性をコントロールするようにしたので、テンションが付与された状態での使用時にゴム・コード複合材1の幅方向両端部側の剛性を低減して、幅方向における剛性バランスを従来より均一的に改善することができる。
本発明において、ゴム・コード複合材1をタイヤ用ベルト材に使用する場合、幅方向両端部2a側の剛性Meを幅方向中央部側の剛性Mcに対して0.1Mc〜0.9Mcにするのが、タイヤのハンドリング性能を効果的に改善する上で好ましい。
ゴム被覆補強コード5は、型付けが全く施されていない非型付けコードからなる補強コード4、あるいは型付けコードからなる補強コード4のいずれを使用してもよい。
非型付けコードを補強コード4に使用する場合、ゴム被覆補強コード5は図6〜8に示すように巻き付けた構造にするのがよい。即ち、図6に示すように芯体2の外周側表面14側から幅方向端15を経て内周側表面16側に折り返されるゴム被覆補強コード5は、幅方向端15で折り返された折り返し部分5aが、図8に示す断面視で円弧状の曲線、図7に示す側面視でS字状の曲線を描いて折り返され、外周側表面14と幅方向端15の端面15aとが接するエッジE1に接するゴム被覆補強コード5の位置Aと、内周側表面16と端面15aとが接するエッジE2に接するゴム被覆補強コード5の位置Bとの間の芯体周方向に沿った距離である間隔D(mm)は、D=πt/(2tan α) になっている。但し、tは芯体2の厚さ(mm)、αは後述する図9に示す傾斜角度(°)である。
このように巻き付けたゴム被覆補強コード5は、図9に示すように、芯体2の幅方向端面15a、外周側表面14、及び内周側表面16に位置するゴム被覆補強コード5の部分5a,5b,5cを同一面状に位置するように展開(ゴム被覆補強コード5に沿って展開)した際に、ゴム被覆補強コード5が同一方向に沿って直線状に延在している。
なお、ここで言う直線状とは、展開時において、ゴム被覆補強コード5の幅方向端面15aに位置する折り返された部分5aの芯体周方向に対する傾斜角度(°)をα、外周側表面14(または内周側表面16)に位置する部分5b(または部分5c)の芯体周方向に対する傾斜角度(°)をβとすると、傾斜角度αと傾斜角度βとの関係がβ−0.05β<α<β+0.05βにあるものである。これは工業的生産における角度差のバラツキを考慮した公差であり、この公差内にある場合を直線状とする。
このように非型付けコードを補強コード4に用いたゴム被覆補強コード5を展開した際に直線状に延在するようにした構成にすることで、ゴム被覆補強コード5の折り返し部分5aに異常な変形を付与することなく、自然な形で芯体2の周りに巻き付けることができる。そのため、全長にわたって強度ロスがなく、折り返し部分5aに異常な応力や変形が集中するのを回避することができるので、疲労によるゴム被覆補強コード5の補強コード4の折損を軽減し、破壊寿命を向上することができる。
また、ゴム被覆補強コード5の補強コード4に型付けコードを使用する場合には、例えば、図10〜15に示すように型付けすることができる。
図10,11は、ゴム被覆補強コード5の折り返し部分5aが正面視及び断面視でV字状に形成され、3次元的に変化するV字状に型付けした構造になっている。V字状に代えてU字状であってもよい。
図12〜15に示す2つの例では、折り返し部分5aがエッジE1,E2で屈曲する2つの屈曲点C,Dを有して3次元的に変化する形状に型付けしてあり、図12,13の例では、2つの屈曲点C,Dを有する折り返し部分5aを、同一面状に位置するように展開した際の形状(図12参照)が曲線であり、更に側面視(図13参照)における形状が直線となるように型付け変形したものである。
図14,15の例では、2つの屈曲点C,Dを有する折り返し部分5aを、同一面状に位置するように展開した際の形状(図14参照)、及び側面視(図15参照)における形状が共に曲線となるように型付け変形してある。
また、図6〜8に示す構造を有する折り返し部5aを型付けコードを補強コード4に用いたゴム被覆補強コード5により形成するようにしてもよい。
このようにゴム被覆補強コード5の折り返し部分5aを芯体2の幅方向端15に対応するように型付け変形させたゴム・コード複合材1では、ゴム・コード複合材の製造工程において、ゴム被覆補強コード5の巻き付け中に巻き付けた折り返し部分5aの位置ズレを抑制することができるので、折り返し部分5aの整列の乱れが抑制され、折り返し部分5aにおける寸法精度を向上することができる。
ゴム被覆補強コード5は、更に図16に示すように巻き付けるようにするのが好ましい。この図16では、複合材断面において、ゴム被覆補強コード5がその一端aを芯体2の内周側表面(一方側の表面)16に、他端bを芯体2の外周側表面(他方側の表面)14に対面するように巻き付けられている。即ち、ゴム被覆補強コード5(補強コード4)を捩じれのない状態で平面に載置した際に、例えば、平面に接する部分を一端aとすると、この一端aの位置Pを図3に示すように同じ方向に位置させるようにして巻き付けている。
図16のようにゴム被覆補強コード5を巻き付けたゴム・コード複合材1は、例えば、図17〜22に示すようにして製造することができる。図17,18において、21は内周側を芯体2の通路22に形成し、一か所にその通路22に連通するスリット23を設けたターンテーブルであり、このターンテーブル21上に周方向に沿って所定の間隔で4つの円板状の回転体24が回転可能に設けられている。各回転体24上にはボビン25が配置され、このボビン25には捩じれのない状態でゴム被覆補強コード5が巻き取られている。
ゴム被覆補強コード5は、ボビン25の上方に配設した第1ガイド26と、ターンテーブル21の内周側上方に配置した第2ガイド27を経てボビン25から引き出されるようにしている。28は芯体2を掛け回す4本のローラ28であり、所定の間隔で環状に配置されている。不図示の駆動モータにより1本のローラ28が回転し、それによりローラ28に掛け回した芯体2をその周方向に沿って矢印で示すように周回移動させるようになっている。
図16のゴム・コード複合材1を製造するには、先ず、芯体2をスリット23を介して通路22に配置し、ローラ28に掛け回した後、ゴム被覆補強コード5の先端部を所定の間隔で芯体2の表面に貼り付けてから、芯体2を周回移動させると共にターンテーブル21を一方向に回転させ、更に回転体24をターンテーブル21の回転方向と逆方向に回転させる。回転体24は、ターンテーブル21が1回転する間に1回転する。
ターンテーブル21の回転により、周回移動する芯体2の周りに沿って、図19〜21に示すように一方向に回転移動するボビン25からゴム被覆補強コード5が引き出されながら芯体2の表面に螺旋状に巻き付けられる。なお、図19〜22では、被覆ゴムを省略したゴム被覆補強コード5を示している。
その巻き付け時に、ボビン25は回転体24の回転により芯体2に対する向きを徐々に変化させ、それによりゴム被覆補強コード5がその一端aを芯体2の一方側の表面16に、他端bを芯体2の他方側の表面14に対面するようにして巻き付けられる。換言すると、各ボビン25の中心軸mの向きが常に同じ方向に維持されるように回転体24が回転し、ゴム被覆補強コード5を芯体2の表面に巻き付けていく。これによりゴム被覆補強コード5が芯体2に対して捩じれのない状態で巻き付けられる。
図22に示すように、ゴム被覆補強コード5を芯体2の表面全体に巻き付け、一端aを芯体2の一方側の表面16に、他端bを芯体2の他方側の表面14に対面するようにしたゴム被覆補強コード5を有するゴム・コード複合材1を得ることができる。
このようにゴム被覆補強コード5をその一端aが芯体2の一方側の表面16に、他端bが芯体2の他方側の表面14に対面するように巻き付けることで、ゴム被覆補強コード5(補強コード4)が芯体2に対して捩じれのない状態で巻き付けられる。そのため、巻き付け後のゴム被覆補強コード5に元に戻ろうとする回転トルクが発生しないので、環状のゴム・コード複合材1が8の字形に捩じれることがなく、形状を安定にすることができる。
図16に示すように、ゴム被覆補強コード5をその一端aが芯体2の一方側の表面16に、他端bが芯体2の他方側の表面14に対面するように巻き付けるのが好ましいが、図23に示すように、多少のずれ(捩じれ)があってもよく、ゴム被覆補強コード5の一端a側を芯体2の一方側の表面16に、他端b側を芯体2の他方側の表面14に対面するように巻き付けるようにしてもよい。
その場合、芯体2の厚さ方向断面で、芯体2の一方側及び他方側の表面16,14にそれぞれ配列されたゴム被覆補強コード5において、一方側の表面16に配列された各ゴム被覆補強コード5の捩じれ角度θ1を平均した平均捩じれ角度と、他方側の表面14に配列された各ゴム被覆補強コード5の捩じれ角度θ2を平均した平均捩じれ角度の差が15°以下になるようにするのが、形状安定性の点からよい。なお、ここで言う平均捩じれ角度は、一方側に捩じれた捩じれ角度を+、他方側に捩じれた捩じれ角度を−として計算した平均捩じれ角度である。
本発明では、上述した実施形態において、ゴム被覆補強コード5を芯体2に巻き付けたゴム・コード複合材1を例示したが、ゴム被覆がない補強コード4を芯体2に巻き付けるようにしたゴム・コード複合材であってもよい。
また、芯体2の剛性は、必要に応じて、幅方向中央部側から幅方向両端部側に向けて3段階以上段階的に低くなるようにしてもよい。
芯体2に使用する補強コード7としては、スチールコードなどの金属コードのほか、芳香族ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ナイロンなどの有機繊維コードを挙げることができる。
また、ゴム被覆補強コード5に使用する補強コード4としては、型付けがない場合には上記補強コード7と同様のものが使用でき、型付けがある場合には、スチールコードなどの金属コードを使用することができる。
本発明のゴム・コード複合材は、テンションメンバーとして使用される空気入りタイヤのベルト材に好適に用いることができるが、それに限定されず、例えば、コンベヤベルトの芯材など、テンションが付与された状態で使用されるゴム製品の補強材であれば、いずれにも好適に用いることができる。
本発明は、空気入りタイヤやベルトコンベヤなどのゴム製品の補強に用いられるゴム・コード複合材として、好適に利用することができる。
1 ゴム・コード複合材
2 芯体
2a 幅方向端部
3 未加硫ゴム
4 補強コード(第2補強コード)
5 ゴム被覆補強コード
5a 折り返し部分
5b,5c 部分
6 ゴム層
7 補強コード(第1補強コード)
8,9,10,11,12,13 補強コード(第1補強コード)
14 外周側表面
15 幅方向端
15a 端面
16 内周側表面
a 一端
b 他端
2 芯体
2a 幅方向端部
3 未加硫ゴム
4 補強コード(第2補強コード)
5 ゴム被覆補強コード
5a 折り返し部分
5b,5c 部分
6 ゴム層
7 補強コード(第1補強コード)
8,9,10,11,12,13 補強コード(第1補強コード)
14 外周側表面
15 幅方向端
15a 端面
16 内周側表面
a 一端
b 他端
Claims (13)
- 環状のゴム層に周方向に延在する第1補強コードを幅方向に配列して埋設した環状の芯体の表面に、該芯体の周方向に沿って第2補強コードを螺旋状に巻き付けたゴム・コード複合材において、前記芯体の幅方向両端部側の剛性を幅方向中央部側より低くしたゴム・コード複合材。
- 前記第1補強コードを前記芯体の幅方向中央部側にのみ配置した請求項1に記載のゴム・コード複合材。
- 前記第1補強コードを前記芯体の幅方向中央部側より幅方向両端部側で配列密度が疎になるように配置した請求項1に記載のゴム・コード複合材。
- 前記第1補強コードのモジュラスが同一である請求項2または3に記載のゴム・コード複合材。
- 前記第1補強コードのモジュラスを前記芯体の幅方向中央部側と幅方向両端部側で異ならせた請求項3に記載のゴム・コード複合材。
- 前記第1補強コードを均一の配列密度で芯体全体にわたって配置する一方、前記芯体の幅方向両端部側に配置する第1補強コードのモジュラスを幅方向中央部側に配置する第1補強コードのモジュラスより小さくした請求項1に記載のゴム・コード複合材。
- 前記幅方向両端部側に配置した第1補強コードが有機繊維コードであり、前記幅方向中央部側に配置した第1補強コードが金属コードである請求項6に記載のゴム・コード複合材。
- 前記第1補強コードを均一の配列密度で芯体全体にわたって配置する一方、前記芯体の幅方向両端部側に配置する第1補強コードを幅方向中央部側に配置する第1補強コードより細くした請求項1に記載のゴム・コード複合材。
- 前記第1補強コードが金属コードまたは有機繊維コードである請求項1,2,3,4,5,6または8に記載のゴム・コード複合材。
- 前記第2補強コードを、前記芯体の外周側表面、幅方向端面、及び内周側表面に位置する第2補強コードの部分を同一面状に位置するように展開した際に直線状に延在するように巻き付けた請求項1乃至9のいずれかに記載のゴム・コード複合材。
- 前記芯体の幅方向端で折り返される前記第2補強コードの折り返し部分を前記芯体の幅方向端に対応するように型付け変形した請求項1乃至10のいずれかに記載のゴム・コード複合材。
- 前記第2補強コードを、その一端側を前記芯体の一方側の表面に、他端側を該芯体の他方側の表面に対面するように巻き付けた請求項1乃至11のいずれかに記載のゴム・コード複合材。
- 前記第2補強コードがゴム被覆した補強コードである請求項1乃至12のいずれかに記載のゴム・コード複合材。
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JP2004328014A JP2006137287A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | ゴム・コード複合材 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019117010A1 (ja) * | 2017-12-13 | 2019-06-20 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2020121731A1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
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2004
- 2004-11-11 JP JP2004328014A patent/JP2006137287A/ja active Pending
Cited By (4)
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JPWO2019117010A1 (ja) * | 2017-12-13 | 2020-12-03 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2020121731A1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
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