JP2006135870A - 通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末が複数の基地局との間で同時に通信する場合に通信相手の基地局に送信ダイバーシチを実施する局と実施しない局とが混在する場合であっても補正後のSIRを理論値に近づける。
【解決手段】受信信号の伝搬路を特定する復調部104と、特定した伝搬路が属する基地局を基地局種別情報の検出により特定し、SIR算出部108が算出した受信電力比SIRを、特定した伝搬路の数及び基地局種別情報に従って補正するためのダイバーシチ局検出部112とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単一のアンテナを用いて信号を送信する基地局および複数のアンテナを用いて信号を送信する基地局からの受信信号に含まれるSIRを測定し受信状態を把握する機能を備えた通信端末に関するものである。
例えばCDMA(Code Division Multiple Access)方式の移動体通信システムにおいては、基地局から携帯電話端末へ向かう下り方向の通信を行う場合に、基地局の送信電力を自動的に制御している。この制御を行うために、各携帯電話端末は基地局から受信した電波の受信状況を把握して、その結果を基地局に通知する。携帯電話端末の受信品質が悪い場合には、基地局が送信電力を増大するので携帯電話端末の受信品質が改善される。携帯電話端末が把握する受信状況の情報としては、一般的にSIR(希望波受信電力対干渉波受信電力比:Signal Interference Ratio)が用いられる。すなわち、携帯電話端末は基地局から到来した受信信号に基づいて、受信信号に含まれる希望波電力と干渉波電力とを測定し、それらの電力比をSIRとして算出し自局の受信状態を把握する。実際に希望波電力及び干渉波電力を測定する場合には、携帯電話端末は基地局から送信される既知のデータ列を検出し、この既知のデータ列について希望波電力及び干渉波電力を測定する。
しかし、基地局が携帯電話端末に送信する既知のデータ列については長さが有限であるため、携帯電話端末は正確な電力を測定できなかった。すなわち、有限長のデータ列を用いて測定を行う場合には、実際の受信状態に相当する理論値と測定値との間に恒常的な誤差が発生するのは避けられない。このような問題を解決するために、例えば特許文献1に開示された技術が提案されている。
図5は従来技術の構成を示すブロック図である。図5において、入力される復調シンボル501は、逆変換手段502,平均化手段503,分散演算手段505及び二乗化手段504により処理され、希望波電力及び干渉波電力として出力される。SIR算出手段506は希望波電力と干渉波電力の電力比を算出している。SIR補正手段507は、SIR算出手段506が算出した電力比を補正し、より理論値に近い値508に補正する。
SIR補正手段507は補正のために次の第(1)式で示されるような演算を行う。
電力比補正値=((N−1)/N)×(電力比測定値)−1/N ・・・(1)
N:既知データ列の長さ
また、複数の受信伝搬路を介して信号を受信する場合には、次の第(2)式が用いられる。
電力比補正値=((N−1)/N)×(電力比測定値)−K/N ・・・(2)
K:受信伝搬路数
また、基地局がダイバーシチ方式を採用して2つのアンテナから同時に信号を送信する場合には、次の第(3)式が用いられる。
電力比補正値=((N−1)/N)×(電力比測定値)−2×K/N ・・・(3)
特開2000−252926号公報(図1)
実際の移動体通信システムにおいては、多数の基地局の中に送信ダイバーシチを実施する局と実施しない局とが混在している。基地局と携帯電話端末とが1対1で通信するような場合であれば、第(2)式又は第(3)式を必要に応じて採用すればSIRを正しく補正することも可能である。しかし、例えば携帯電話端末の移動に伴って通信相手の基地局をより適切な別の基地局に切り替える(ハンドオーバ)ような場合には、携帯電話端末は複数の基地局との間で同時に通信を行う必要がある。この場合、同じ携帯電話端末の通信相手となる複数の基地局に、送信ダイバーシチを実施する局と実施しない局とが混在する可能性もある。
従来の技術でSIRを補正する場合には、携帯電話端末の通信相手の複数の基地局に、送信ダイバーシチを実施する局及び実施しない局が混在するか否かに関係なく、前記第(2)式又は第(3)式に従ってSIRを補正せざるを得なかった。そのため、例えば送信ダイバーシチを実施する局及び実施しない局との間で携帯電話端末が同時に通信する場合に前記第(3)式に基づいて補正を実施すると、過剰な補正が実施されることになり、本来、期待されるSIR補正値よりも低く測定される傾向があった。また、端末の受信品質を一定に維持するために、端末側で検出されるSIRが所望のレベルになるように下りの希望波電力(基地局の送信電力)を制御するループ制御を実施すると、期待するSIRよりも低い測定値が検出される傾向があるため、下りの希望波電力を理論値よりも高めに制御する傾向が生じ、場合によっては下りの希望波電力が上限(基地局の送信電力の上限)に張り付き、システムの正常な動作を損なうことがあった。
本発明は、端末が複数の基地局との間で同時に通信する場合に、通信相手の基地局に送信ダイバーシチを実施する局と実施しない局とが混在する場合であっても補正後のSIRを理論値に近づけることが可能な通信端末を提供することを目的とする。
本発明は、単一のアンテナを用いて信号を送信する第1の基地局および複数のアンテナを用いて信号を送信する第2の基地局からの受信信号に含まれる希望波と干渉波との受信電力比SIRを測定し受信状態を把握する機能を備えた通信端末であって、受信信号の伝搬路を特定する伝搬路特定手段と、特定した伝搬路が属する基地局を基地局種別情報の検出により特定する基地局種別特定手段と、受信信号の測定により算出した受信電力比SIRを前記伝送路特定手段が特定した伝搬路の数及び前記基地局種別情報に従って補正するためのSIR補正手段とを備える。この構成によれば、伝搬路特定手段によって特定されたそれぞれの伝搬路が、前記第1の基地局及び第2の基地局のいずれに属するかを基地局種別特定手段が特定するので、通信相手の複数の基地局の中に送信ダイバーシチを実施する局と実施しない局とが混在する場合であっても、SIR補正手段は補正後のSIRを理論値に近づけることができる。
本発明において、前記基地局種別認識手段は、複数の基地局について、各々の基地局の識別情報とそれが前記第1の基地局及び第2の基地局のいずれに属するかを表す基地局種別情報とを互いに関連付けて予め保持する基地局情報保持手段を備え、前記伝搬路識別手段によって検出されたそれぞれの伝搬路が属する基地局を特定する識別情報に基づき、前記基地局情報保持手段に保持されている情報の中から該当する基地局種別情報を取得する。一般的に基地局はその局に関する詳細な情報を送信することはなく、基地局を識別するための識別情報(ID)だけを送信する場合が多い。各々の基地局の識別情報と基地局種別情報とを互いに関連付けて予め保持する基地局情報保持手段を端末上に設けることにより、基地局の識別情報に基づいてその局が送信ダイバーシチを実施する局か否かを調べることができる。
本発明において、前記SIR補正手段は、前記伝搬路識別手段によって検出された全伝搬路のうち、前記第1の基地局に属する伝搬路の数と前記第2の基地局に属する伝搬路の数との比率に応じて補正量を変更する。検出された全伝搬路のうち、前記第1の基地局に属する伝搬路の数と前記第2の基地局に属する伝搬路の数との比率に応じて補正量を変更することにより、SIR補正手段は補正後のSIRを理論値に近づけることができる。
本発明において、前記SIR補正手段は、前記伝搬路識別手段によって検出された全伝搬路の中で前記第2の基地局に属する伝搬路の数をカウントした結果と、全伝搬路の数とに基づいて補正量を決定する。検出された全伝搬路の中で前記第2の基地局に属する伝搬路の数をカウントした結果と、全伝搬路の数とに基づいて補正量を決定することにより、SIR補正手段は補正後のSIRを理論値に近づけることができる。また、端末の通信相手の複数の基地局の中に2種類の基地局が含まれているか否かに関わらず、同じ処理によって適切な補正を実施することができる。
本発明によれば、端末がハンドオーバのために複数の基地局と同時に通信する場合に、通信相手の基地局に送信ダイバーシチを実施する局と実施しない局とが混在している場合であっても補正後のSIRを理論値に近づけることができ、通信品質の劣化を防止できる。また、前述のループ制御により基地局の送信電力制御を行う場合に、基地局の送信電力が上限に固定されるのを防止できるため、システムの異常な動作の発生を防止できる。
図1は本発明の一実施の形態における携帯電話の構成を示すブロック図である。携帯電話102は、復調部104,電力判定部106,SIR算出部108,CPU(中央処理ユニット)110,ダイバーシチ局検出部112,無線部114及び送信部116を備え、CDMA通信方式を採用し、移動体通信システムに含まれる近傍の基地局との間で無線回線を形成し、その基地局を介して任意の相手端末と接続する。図1の例では2つの基地局(118,120)が示されているが、一方の基地局はノンダイバーシチ局118、もう一方の基地局はダイバーシチ局120である。ノンダイバーシチ局118は単一のアンテナだけを搭載し、そのアンテナから送信するので送信ダイバーシチは実施しない。ダイバーシチ局120は2つのアンテナを備え、送信の際に2つのアンテナを同時に使用し、送信ダイバーシチにより端末への信号送信を行う。図1の例ではノンダイバーシチ局118が送信して携帯電話102により受信される無線信号は2つの伝搬路122,124を通り、ダイバーシチ局120が送信して携帯電話102により受信される無線信号は2つの伝搬路126,128を通る場合を想定している。
図2はSIR算出部108の構成を示すブロック図、図3はダイバーシチ局検出部の構成を示すブロック図である。図2に示すように、SIR算出部108にはSIR補正部202,電力比算出部204,希望波電力合成部206及び干渉波電力合成部208を備える。また、図3に示すように、ダイバーシチ局検出部112にはダイバーシチ局検索部302及び補正データ算出部304を備える。一般的な携帯電話の場合と同様に、各基地局から送信された無線信号は携帯電話102のアンテナで受信され、無線部114で処理された後、復調部104に入力され復調される。
復調部104は、受信信号の信号成分を伝搬路毎に分離して受信信号の伝搬路を特定するとともに、希望波成分の受信電力と干渉波成分の受信電力とをそれぞれ算出して出力する。これらの受信電力の測定の際には、基地局から送信される有限長の既知データが用いられる。復調部104が算出した受信電力を表す信号は伝搬路毎にSIR算出部108に入力される。また、復調部104は各々の基地局を特定するための基地局識別情報を受信信号の中から抽出し、受信信号の伝搬路毎に基地局識別情報を出力する。これらの基地局識別情報は、伝搬路毎にダイバーシチ局検出部112に入力される。
例えば、携帯電話102が通信相手の基地局を切り替える(ハンドオーバ)場合には、携帯電話102がノンダイバーシチ局118及びダイバーシチ局120の両者と同時に通信する必要がある。図1に示すように携帯電話102が伝搬路122,124を介してノンダイバーシチ局118からの信号を受信し、同時に伝搬路126,128を介してダイバーシチ局120からの信号を受信する場合には、伝搬路122,124を介して受信した信号成分についてはノンダイバーシチ局118に割り当てられた基地局識別情報を、伝搬路126,128を介して受信した信号成分についてはダイバーシチ局120に割り当てられた基地局識別情報をそれぞれ復調部104がダイバーシチ局検出部112に通知する。
SIR算出部108は、各伝搬路のRSCP(希望波受信電力:Received Signal Code Power),ISCP(干渉波受信電力:Interference Signal Code Power)に基づいてSIRを算出する。また、SIR算出部108はダイバーシチ局検出部112から出力される補正データを用いてSIRを補正する。
CPU110は、多数の基地局のそれぞれについて、各局が送信ダイバーシチを実施するか否かを示す基地局種別情報を各局の基地局識別情報に対応付け、基地局情報テーブルとして予め保持している。
ダイバーシチ局検出部112は、CPU110の基地局情報テーブルに保持されている情報を利用して、復調部104が特定した伝搬路が属する基地局を基地局種別情報の検出により特定し、伝搬路の数及び基地局種別情報に従って補正データを算出する。この補正データがSIR算出部108に入力される。
SIR算出部108によって算出され、補正データに基づいて補正されたSIRの値は、電力判定部106に入力される。一定の受信品質を維持するために、SIR基準値が携帯電話102に定められている。電力判定部106は、SIR算出部108で検出された補正後のSIR値を前記SIR基準値と比較する。そして、電力判定部106はSIR値がSIR基準値よりも高い場合には下りの希望波電力を下げることを指示する制御情報を生成し、SIR値がSIR基準値よりも低い場合には下りの希望波電力を上げることを指示する制御情報を生成する。
電力判定部106が生成した制御情報は送信部116に入力される。送信部116は、基地局に送信すべき上り方向の送信データに電力判定部106から入力された制御情報を含めて無線部114に出力する。この送信データは、無線部114からアンテナを介して送信される。
基地局は、携帯電話102から受信したデータに電力判定部106からの制御情報が含まれていた場合には、その内容に従って自局から携帯電話102に向かう下り方向の送信電力を調整する。その結果、携帯電話102で検出されるSIR値が変化し、電力判定部106における比較結果も変化する。このようなループ状の制御をに繰り返すことにより、携帯電話102で検出されるSIR値はSIR基準値に収束する。従って、携帯電話102の受信品質を一定に維持することができる。
次に、SIR算出部108の動作の詳細について説明する。図2に示す希望波電力合成部206は、復調部104から入力される信号を処理し、各伝搬路の希望波電力を合成した結果を出力する。例えば、図1に示すように各伝搬路122,124,126,128を通った信号を携帯電話102が同時に受信した場合には、伝搬路122を通った受信信号成分の希望波電力と、伝搬路124を通った受信信号成分の希望波電力と、伝搬路126を通った受信信号成分の希望波電力と、伝搬路128を通った受信信号成分の希望波電力とを合成した結果を希望波電力合成部206が出力する。
図2に示す干渉波電力合成部208は、復調部104から入力される信号を処理し、各伝搬路の干渉波電力を合成した結果を出力する。例えば、図1に示すように各伝搬路122,124,126,128を通った信号を携帯電話102が同時に受信した場合には、伝搬路122を通った受信信号成分の干渉波電力と、伝搬路124を通った受信信号成分の干渉波電力と、伝搬路126を通った受信信号成分の干渉波電力と、伝搬路128を通った受信信号成分の干渉波電力とを合成した結果を干渉波電力合成部208が出力する。
図2に示す電力比算出部204は、希望波電力合成部206が出力する合成後の希望波電力と干渉波電力合成部208が出力する合成後の干渉波電力との比、すなわちSIR値を算出する。但し、受信電力測定に用いる既知データが有限長であるため、電力比算出部204が算出したSIR値には誤差が含まれている。この誤差を補正するために、SIR補正部202が設けてある。SIR補正部202は、電力比算出部204から出力されるSIR値をダイバーシチ局検出部112から出力される補正データに基づいて補正し、検出されたSIR値を理論値に近づける。この形態では、次式に従って補正を行う。
補正後SIR値=((N−1)/N)×(補正前SIR値)−M/N ・・・(4)
N:既知データ列の長さ
M:補正データ
ダイバーシチ局検出部112から入力される補正データMは、全受信信号の伝搬路数に、ダイバーシチ局からの受信信号の伝搬路数を加算した結果である。従って、携帯電話102の通信相手の複数の基地局の中に送信ダイバーシチを実施する局(ダイバーシチ局)が含まれているか否か、並びにダイバーシチ局数及びダイバーシチ局との通信における伝搬路数に応じてSIRの補正量が変化する。
例えば、全伝搬路数Kが12の場合に、ダイバーシチ局に属する受信伝搬路が全く存在しなければ、補正データMは12になり全伝搬路数Kと同値になる。逆に、全伝搬路数Kが12の場合に、全ての伝搬路がダイバーシチ局に属するのであれば、補正データMは24になり全伝搬路数Kの2倍になる。従って、全受信伝搬路の中に占めるダイバーシチ局に属する伝搬路数の比率が高ければ高いほど補正量が大きくなり、受信伝搬路の状態に応じた柔軟な調整が可能となる。また携帯電話102の通信相手の全ての局が送信ダイバーシチを実施しない場合、あるいは通信相手の全ての局が送信ダイバーシチを実施する場合には、従来と同等の補正を行うことができる。
次に、ダイバーシチ局検出部112の動作の詳細について説明する。図3に示すダイバーシチ局検索部302は、各々の伝搬路に対応付けて復調部104から出力される基地局識別情報に基づいて、その基地局の種別がダイバーシチ局か否かを伝搬路毎に判定する。具体的には、CPU110に保持されている前述の基地局情報テーブルの内容を参照し、それぞれの基地局識別情報に対応する基地局の種別がダイバーシチ局か否かを調べる。また、ダイバーシチ局検索部302は全受信伝搬路の中でダイバーシチ局に属する伝搬路の数をカウントする。
例えば、図1に示すようにノンダイバーシチ局118が送信した信号を伝搬路122,124を介して受信し、同時にダイバーシチ局120が送信した信号を伝搬路126,128を介して受信した場合には、伝搬路122の信号及び伝搬路124の信号にはノンダイバーシチ局118の基地局識別情報が付加され、伝搬路126の信号及び伝搬路128の信号にはダイバーシチ局120の基地局識別情報が付加されてそれぞれ復調部104からダイバーシチ局検出部112に入力されるので、図3のダイバーシチ局検索部302は伝搬路122の信号及び伝搬路124の信号はダイバーシチ局に属さず、伝搬路126の信号及び伝搬路128の信号はダイバーシチ局に属するものと判定する。
補正データ算出部304は、復調部104から入力される受信伝搬路数(携帯電話102が同時に受信した信号の伝搬路の総数)と、ダイバーシチ局検索部302がカウントした値(ダイバーシチ局に属する伝搬路の数)とを加算し、その結果を補正データとしてSIR算出部108に送る。
図4はダイバーシチ局検出部112の動作を示すフローチャートである。ステップ402,404,406については、各伝搬路のいずれかが属している基地局毎に処理を行う。ステップ402では、ダイバーシチ局検索部302は復調部104から入力された基地局識別情報を用いて、CPU110に保持されている前述の基地局情報テーブルの内容を参照し、該当する基地局の種別がダイバーシチ局か否かを調べる。
該当する基地局の種別がダイバーシチ局である場合には、ダイバーシチ局検索部302は次のステップ404で、該当する基地局が受信した信号の受信伝搬路数をカウントする。図1に示す例では、伝搬路126,128は送信ダイバーシチを実施するダイバーシチ局120に属しているので、伝搬路126,128の信号を処理する場合には、該当する基地局の種別がダイバーシチ局として判定され、ダイバーシチ局120からの信号を受信する経路である伝搬路126,128の数(この場合は2)がカウントされる。
一方、図1に示す伝搬路122,124は送信ダイバーシチを実施しないノンダイバーシチ局118に属しているので、伝搬路122,124の信号を処理する場合には、該当する基地局の種別がダイバーシチ局ではないと判定され、ステップ404を通らないので、伝搬路122,124の数はカウントされない。
ステップ406では、携帯電話102が信号を同時に受信している通信相手の全ての基地局について検索を終了したか否かを調べる。従って、通信相手の全ての基地局についてステップ402,404,406が繰り返し実行される。これらの処理が通信相手の全ての基地局について終了すると、全受信伝搬路の中で、送信ダイバーシチを実施する各基地局に属している伝搬路の総数が得られる。つまり、全受信伝搬路の中で送信ダイバーシチを実施する各基地局に属している伝搬路の総数がダイバーシチ局検索部302から出力される。
ステップ408では、補正データ算出部304は復調部104から入力された伝搬路の総数と、ダイバーシチ局検索部302がカウントした結果(送信ダイバーシチを実施する各基地局に属している伝搬路の総数)とを加算する。ステップ410では、補正データ算出部304はステップ408における加算の結果を補正データとしてSIR算出部108に送る。従って、ダイバーシチ局検出部112からSIR算出部108に入力される補正データ(M)は、全受信信号の伝搬路数に、ダイバーシチ局からの受信信号の伝搬路数を加算した結果になる。このため、携帯電話102の通信相手の複数の基地局の中に送信ダイバーシチを実施する局(ダイバーシチ局)が含まれているか否か、並びにダイバーシチ局数及びダイバーシチ局との通信における伝搬路数に応じてSIRの補正量が変化する。
例えば、図1に示すように送信ダイバーシチを実施しないノンダイバーシチ局118からの信号を2つの伝搬路122,124を介して受信し、同時に送信ダイバーシチを実施するダイバーシチ局120からの信号を2つの伝搬路126,128を介して受信した場合には、受信伝搬路の総数が4であり、送信ダイバーシチを実施する基地局に属する伝搬路の数が2なので、補正データは(4+2=6)になる。
このような補正データをSIR算出部108に入力するので、携帯電話102の通信相手の複数の基地局の中に、送信ダイバーシチを実施する局と実施しない局とが混在しているような場合であっても、理論値に近づくようにSIRを補正することができる。
この形態では1つの具体例について説明したが、装置各部の構成や動作を適宜変更しても本発明を実施することは可能である。例えば、この形態では各基地局が送信ダイバーシチを実施するか否かを示す基地局情報テーブルをCPU110上に設けたが、各基地局が送信ダイバーシチを実施するか否かを示す情報を送信する場合や、その情報を携帯電話102から基地局に問い合わせて取得できる場合には基地局情報テーブルを省略することもできる。また、この形態では送信ダイバーシチを実施する基地局に属する伝搬路の総数をカウントした結果を補正データに反映しているが、例えば送信ダイバーシチを実施する基地局数と実施しない基地局数との比率を補正データに反映してもよい。
本発明の通信端末は、ダイバーシチ局とノンダイバーシチ局が混在したハンドオーバ状態でも、受信伝搬路の内、ダイバーシチ局から送られる伝搬路の占める割合から、補正量を柔軟に調整することができ、さらに端末の受信品質を補償するためループ制御をかけた場合でも、過剰な補正による誤動作を防ぐことができるので、特にダイバーシチ局とノンダイバーシチ局が混在したハンドオーバ状態でも、期待する受信品質を保つのに有用である。
実施の形態における携帯電話の構成を示すブロック図 SIR算出部の構成を示すブロック図 ダイバーシチ局検出部の構成を示すブロック図 ダイバーシチ局検出部の動作を示すフローチャート 従来技術の構成を示すブロック図
符号の説明
102 携帯電話
104 復調部
106 電力判定部
108 SIR算出部
110 CPU
112 ダイバーシチ局検出部
114 無線部
116 送信部
118 ノンダイバーシチ局
120 ダイバーシチ局
122,124,126,128 伝搬路
202 SIR補正部
204 電力比算出部
206 希望波電力合成部
208 干渉波電力合成部
302 ダイバーシチ局検索部
304 補正データ算出部

Claims (4)

  1. 単一のアンテナを用いて信号を送信する第1の基地局および複数のアンテナを用いて信号を送信する第2の基地局からの受信信号に含まれる希望波と干渉波との受信電力比SIRを測定し受信状態を把握する機能を備えた通信端末であって、
    受信信号の伝搬路を特定する伝搬路特定手段と、
    特定した伝搬路が属する基地局を基地局種別情報の検出により特定する基地局種別特定手段と、
    受信信号の測定により算出した受信電力比SIRを前記伝送路特定手段が特定した伝搬路の数及び前記基地局種別情報に従って補正するためのSIR補正手段と、
    を備えた通信端末。
  2. 前記基地局種別認識手段は、複数の基地局について、各々の基地局の識別情報とそれが前記第1の基地局及び第2の基地局のいずれに属するかを表す基地局種別情報とを互いに関連付けて予め保持する基地局情報保持手段を備え、前記伝搬路識別手段によって検出されたそれぞれの伝搬路が属する基地局を特定する識別情報に基づき、前記基地局情報保持手段に保持されている情報の中から該当する基地局種別情報を取得する請求項1記載の通信端末。
  3. 前記SIR補正手段は、前記伝搬路識別手段によって検出された全伝搬路のうち、前記第1の基地局に属する伝搬路の数と前記第2の基地局に属する伝搬路の数との比率に応じて補正量を変更する請求項1記載の通信端末。
  4. 前記SIR補正手段は、前記伝搬路識別手段によって検出された全伝搬路の中で前記第2の基地局に属する伝搬路の数をカウントした結果と、全伝搬路の数とに基づいて補正量を決定する請求項1記載の通信端末。
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