JP2006134026A - ディスクアレイ装置およびraidレベル設定方法 - Google Patents

ディスクアレイ装置およびraidレベル設定方法 Download PDF

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大輔 近藤
Yasushi Ueda
泰志 上田
Yasushi Imamura
泰 今村
Makoto Okazaki
誠 岡▲崎▼
Mamiko Akizuki
麻水子 秋月
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Abstract

【課題】ディスクアレイ装置にデータを格納する際、データごとにRAIDレベルを変更しようとした場合、管理者がホストコンピュータ経由でデータごとにそのデータに対するRAIDレベルを設定していたため、時間を要していた。
【解決手段】複数の記憶装置19_1〜19_Nを備え、外部機器2から入力したデータを複数の記憶装置19_1〜19_Nに格納するディスクアレイ装置1において、データの付加情報を読み取り、付加情報に基づいてデータの重み付けを行う情報認識部15と、情報認識部15が設定したデータの重み付けに基づいてRedundant Array of Inexpensive Disks(以下、RAIDと称す)レベルを選択するRAIDレベル選択部16とを備え、データの付加情報に基づいてデータ毎に最適なRAIDレベルを選択してデータを複数の記憶装置19_1〜19_Nに格納する。
【選択図】図1

Description

本発明はディスクアレイ装置に関し、より詳細にはディスクアレイ装置にデータを格納する際に、データの情報を利用することで、データごとに適切なRAIDレベルを設定するための技術に関する。
ディスクアレイ装置は、ハードディスク等の複数の記憶装置をまとめて1台の装置として管理する装置であり、高信頼かつ大記憶容量を実現している。ディスクアレイの最も一般的な形式は、RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)である。
例えばRAIDレベル5(以下、RAID−5と記す)においては、ホストから転送されてきたデータを用いてパリティと呼ばれる誤り訂正符号を生成し、データとともに分散してディスクアレイ装置に記録する。このため複数のディスクの内1台故障しても、新しいディスクと交換後に残りの正常なディスクのデータとパリティを用いて誤り訂正処理を行うことで、故障したディスクのデータを復元することが可能である(例えば、非特許文献1参照)。
ここで、ディスクアレイ装置は初期設定時にRAIDレベルを決定し、それ以降の動作はそのRAIDレベルに固定してデータを格納するのが一般的である。この場合、例えばRAID−3に固定してしまうとランダムファイルの書き込み/読み出しで処理効率が下がり、またRAID−5に固定するとシーケンシャルファイルの書き込み/読み出しで処理効率が落ちるという問題があった。
そのような問題を解決するために、ディスクアレイ装置にデータを格納する際にホストコンピュータが出力するコマンドの中にRAIDレベルを含めることで、そのデータに対するRAIDレベルを個別に指定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は従来のディスクアレイ装置のブロック図である。ホストコンピュータ102はディスクアレイ装置101にホストI/F111を介して、データとともにコマンドを送る。コマンド中には動作指示やデータの長さ、RAIDレベル、格納先アドレス等のデータが含まれている。ディスクアレイ装置101はそのコマンドを受けて、RAID―3かRAID―5のどちらかのレベルで動作するかをCPU112で判断し、RAIDレベル設定回路113に指示を送る。ここで、RAID―3でデータをディスクドライブ116_1〜116_5に格納するというコマンドが、ホストコンピュータ102から送られてきたものとする。
ホストコンピュータ102からの格納コマンドが送られてくると、CPU112はRAIDレベル設定回路113にRAID―3に設定するように、RAID切り替え指示信号121を送る。RAIDレベル設定回路113は、RAID―3で動作することをRAIDレベル信号122として出力する。CPU112はアレイコントローラ114へデータ転送開始の指示を送る。アレイコントローラ114は、RAIDレベル信号122を参照し、ホストコンピュータ102から送出されるデータをRAID―3のデータ構成で、デバイスI/F115_1〜115_5を介してディスクドライブ116_1〜116_5へ転送する。アレイコントローラ114は転送が終わると、CPU112に対して終了報告をし、CPU112からホストI/F111を介してホストコンピュータ102に終了通知を行う。
以上のように、ホストコンピュータが出力するコマンドの中にRAIDレベルを指定することによって、処理効率の高いディスクアレイ装置を提供することが可能となる。
特開平6−187249号公報(第2−4頁、第1図) 「A Case for Redundant Arrays of Inexpensive Disks(RAID)」(Patterson et al.、Report No.UCB/CSD 87/391、Computer Science Division(EECS)、Univ. of California、Berkely、CA、December 1987)
しかしながら従来のディスクアレイ装置では、ホストコンピュータがデータとともに出力するコマンド内に、各データに対するRAIDレベルを毎回指示しなくてはならない。つまりデータの数が増加するにつれて、ホストコンピュータの負担も大きくなってしまい、処理速度の低下が生じることになる。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、ディスクアレイ装置にデータを格納する際に、あらかじめデータごとに付加されている情報を利用することで、データごとに適切なRAIDレベルを高速に選択し、格納することを目的としたものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明のディスクアレイ装置は、複数の記憶装置を備え、外部機器から入力したデータを前記複数の記憶装置に格納するディスクアレイ装置において、前記データの付加情報を読み取り、該付加情報に基づいて前記データの重み付けを行う情報認識部と、前記情報認識部が設定した前記データの重み付けに基づいてRedundant Array of Inexpensive Disks(以下、RAIDと称す)レベルを選択するRAIDレベル選択部とを備え、前記データの付加情報に基づいてデータ毎に最適なRAIDレベルを選択して前記データを前記複数の記憶装置に格納することを特徴としたものである。
さらにディスクアレイ装置において、前記情報認識部は、前記データの付加情報に含まれる、前記データの属性、更新日時、容量、拡張子のすべてもしくは一部を用いて重み付けを行うことを特徴としたものである。
さらにディスクアレイ装置において、前記RAIDレベル選択部は、前記情報認識部で決定された重み付けを所定の閾値と比較することで、前記データに最適なRAIDレベルを選択することを特徴としたものである。
さらにディスクアレイ装置において、前記所定の閾値は、外部から任意に変更可能であることを特徴としたものである。
さらにディスクアレイ装置において、複数の記憶装置を備え、外部機器から入力したデータを前記複数の記憶装置に格納するディスクアレイ装置において、前記外部機器は前記データの情報に基づいてRAIDレベルを選択し、該データに付加するRAIDレベル判定部を備え、該ディスクアレイ装置は前記データの付加情報を読み取り、Redundant Array of Inexpensive Disks(以下、RAIDと称す)レベルを選択する情報認識部を備え、前記データの付加情報に基づいてデータ毎に最適なRAIDレベルを選択して前記データを前記複数の記憶装置に格納することを特徴としたものである。
さらにディスクアレイ装置において、前記RAIDレベル判定部は、前記データの情報に含まれる属性、更新日時、容量、拡張子のすべてもしくは一部を用いて重み付けを行い、RAIDレベルを決定して前記データに付加情報として追加することを特徴としたものである。
また、本発明のRAIDレベル設定方法は、複数の記憶装置を備え、外部機器から入力したデータを前記複数の記憶装置に格納するディスクアレイ装置において、前記データの属性から構成される前記データの付加情報を読み取り、該付加情報に基づいて前記データの重み付けを行うステップと、前記データの重み付けに基づいてRedundant Array of Inexpensive Disks(以下、RAIDと称す)レベルを選択するステップとを備え、前記データの付加情報に基づいてデータ毎に最適なRAIDレベルを選択して前記データを前記複数の記憶装置に格納することを特徴としたものである。
さらにRAIDレベル設定方法は、前記データの付加情報に基づく重み付けは、前記データの属性、更新日時、容量、拡張子のすべてもしくは一部を用いて行う、ことを特徴としたものである。
以上のように、本発明のディスクアレイ装置およびRAIDレベル設定方法によれば、ディスクアレイ装置にデータを格納する際に、あらかじめデータごとに付加されている情報を利用することで、ホストコンピュータの負担を軽減させつつ、データごとに適切なRAIDレベルを高速に選択し、格納することができる。
以下に、本発明のディスクアレイ装置およびRAIDレベル設定方法の実施の形態を、図面とともに詳細に説明する。
図1に本発明の実施例1におけるディスクアレイ装置の全体構成図を示す。ディスクアレイ装置とは複数の記憶装置(以下、ディスクと記す)をまとめて1台の記憶装置として管理する技術であり、通常動作においては、ホストコンピュータから転送されたデータを分散して複数の記憶装置へ格納したり、また複数の記憶装置に分割して格納されているデータを結合し、ホストコンピュータへ出力する。ディスクアレイ装置の大きな特徴として1台の記憶装置が故障してもそれ以外の記憶装置から故障した記憶装置の内容を再構築でき、そのための誤り訂正符号が生成されて記憶装置の一部に格納される。
以下、ディスクアレイ装置にデータを格納する際にRAIDレベルを設定する動作について説明する。
図1において、ディスクアレイ装置1はホストコンピュータ2との間でデータの送受信を行う構成となっている。このディスクアレイ装置1は複数のRAIDレベル(例えばRAID―0やRAID―1、RAID―5など)に対応しているとする(通常これらのRAIDレベルの中から一つを選択して、終始そのRAIDレベルで動作させるのが一般的である)。
ホストコンピュータ2はホストI/F11と接続されており、ホストコンピュータ2との間でアドレスやデータ、コマンド等の送受信の仲介を行う。
CPU12はホストI/F11経由でホストコンピュータ2から送られてくるコマンドを解釈し、それに従ってディスクアレイ装置1全体を制御する。
メモリI/F13はホストI/F11をはじめとするディスクアレイ装置1内のブロックがメモリ14にアクセスする際の仲介を行い、そのメモリ14にはホストコンピュータ2との間で送受信するデータが、ホストI/F11(データ格納時)やRAIDコントロール部17(データ読み出し時)によって一時的に格納される。情報認識部15はまずホストコンピュータ2から送られてきたデータに付加されている情報(属性等)を読み取る。その後ホストコンピュータ2があらかじめ設定したRAIDレベルを選択するための判断基準となる複数の項目ごとに点数を付ける処理を行う。
例えば3つの項目(信頼性、高速性、格納性)が設定されているとする。情報認識部15はデータに付加されている情報から、まず信頼性の要因となるものがあるかどうか調べる。その要因となるものとして、(1)アクセス権限、(2)リードオンリー、(3)暗号化、(4)システムファイル、などがある。これらに該当する場合、信頼性という項目に対して点数を加算していく。同様に高速性の要因として、(1)動画データ、(2)データの容量が所定値以上、などに該当する場合、点数を加算する。格納性に関しても、(1)データ容量が所定値以下、の場合に加算する。これらの各項目の点数を、次段のRAIDレベル選択部16に出力する。
RAIDレベル選択部16は情報認識部15から送られてきた前述の結果をもとに、複数のRAIDレベルから適切なRAIDレベルを選択する。具体的には各項目の点数と所定の閾値を項目ごとに比較し、閾値よりも高いか低いかを最初に判定する。その判定結果をもとに適切なRAIDレベルを選択する。例えば信頼性の要求度は低いが、高速性と格納性が求められる場合はRAID−5が適切であると判断する。この適切なRAIDレベルをRAIDコントロール部17に通知する。
RAIDコントロール部17はメモリI/F13経由でメモリ14にアクセスし、RAIDレベル選択部16から通知されたRAIDレベルで、N台の記憶装置(以下、ディスクと記す)19_1〜19_Nにデータを格納する。この際N台のディスクごとに設けられているディスクI/F18_1〜18_Nを介して行う。
ここで、通常データには属性などのいくつかの情報が付加されており、これらの情報は記憶装置のデータ領域とは別の領域に格納される。例えばMS−DOSの場合、図2(a)に示すように記憶装置の格納領域はシステム予約領域とFAT領域、ルートディレクトリ領域、データ領域に分かれている。各領域の詳細な説明は省略するが、ホストコンピュータ2から送られてくるデータはデータ領域に格納され、そのデータに対する情報はルートディレクトリ領域に格納される。ここで、一つのデータに付き32bitずつ割り当てられており、図2(b)に示すようにファイル名や属性、変更日時、容量などが格納される。この中で属性とは図2(c)に示すようにいくつかの要因から成り立っており、例えばbit0はリードオンリーであるか否かを表し、bit1は不可視であるか否か、bit2はシステムファイルであるか否か、など、要因ごとにフラグが設けられているような構成となっている。MS−DOS以外のファイル管理システムにおいても細かい箇所(属性要因の構成や項目数など)に違いはあるが、考え方はほぼ同じであるため、以下の説明では特定のファイル管理システムに限定しないものとする。
以下、ホストコンピュータ2から送られてきたデータを、そのデータに付加されている情報をもとにRAIDレベルを設定して、ディスク19_1〜19_Nに格納する際の具体例を示す。
ディスクアレイ装置1にデータを格納する際、ホストコンピュータ2はライトコマンドとデータおよびそのデータに対する情報を送信する。ホストI/F11はホストコンピュータ2から送信されたこれらのデータを受け取り、まずライトコマンドであることをCPU12に通知する。CPU12はライトコマンドを認識し、ディスクアレイ装置1内の各ブロックを制御する。次にホストI/F11はデータおよびそのデータに対する情報をメモリI/F13を介してメモリ14に一旦格納する。
ここで情報に関しては、情報認識部15にも出力する。情報認識部15はその情報を読み取り、複数の項目ごとに点数をつけて、その結果をRAIDレベル選択部16に出力する。図3は信頼性、格納速度、データ容量の3項目について点数を付ける際の処理フローを示した図である。図3において、ステップごとに説明する。
ステップ1:情報認識部15がホストI/F11から送信された情報を読み取る。
ステップ2:各項目で点数付けする際の、各項目内の一つの要因に該当するごとに加点する点数(P、Q、Rの値)を、ディスクアレイ装置の管理者がホストコンピュータ2を使って情報認識部15に設定しておく。例えばP=10、Q=5、R=5と設定したとする。加点する点数の設定基準については後述する。
ステップ3_1:信頼性に関して点数付けを行う。次の要因に該当する場合はP点(つまり10点)を加点する。(1)アクセス権限が「管理者のみ」など限定されている、(2)リードオンリーのファイルである、(3)暗号化されている、(4)OSなどに関連するシステムファイルである、(5)1ヶ月以上更新されてないファイルである。この中で(5)を信頼性をあげるための要因の一つとしている理由は、更新頻度の低いファイルは前回の内容から大きく変更している可能性が高く、万が一データが損失した場合に復旧不可能となりかねないためである。
ステップ3_2:高速性に関して点数付けを行う。次の要因に該当する場合はQ点(つまり5点)を加点する。(1)リアルタイムでデータを保存するような動画データである、(2)データの容量が1GB以上である、(3)前回の更新から10分以内である。この中で(2)を、高速性を重視するための要因の一つとしている理由は、データの容量が大きいということはそれだけ保存に時間がかかり、次のデータの格納の起動が遅くなるなど、他の動作の障害になるおそれがあるためである。また(3)に関しては、頻繁に更新しているということは毎回の保存に時間をかけていては作業効率が落ちるためである。
ステップ3_3:格納性に関して点数付けを行う。次の要因に該当する場合はR点(つまり5点)を加点する。(1)データ容量がディスク19_1〜19_Nの空き容量の1%以下である。これはRAIDのレベルにより必要なディスク容量が異なり、ディスクアレイ装置1の空き容量が少ない場合は、必要とするディスク容量が多くないRAIDのレベルを選択するためである。
ステップ4:以上の各項目の点数を、RAIDレベル選択部16に出力する。
以上のようにステップ1からステップ4の処理を行うことで、項目ごとに点数付けを行うことができる。
次にRAIDレベル選択部16は、情報認識部15から送信される前述の各項目に対する点数より、適切なRAIDレベルを選択する。図4はRAIDレベル選択部16がRAIDレベルを設定する際の処理フローを示した図である。図4において、ステップごとに説明する。
ステップ11:RAIDレベル選択部16は前段の情報認識部15から送られてくる各項目の点数を入力する。
ステップ12:ステップ11で入力した点数と、項目ごとに設けられている閾値とを比較し、その閾値よりも高いか低いかを決定する。高い場合は“A”ランクとし、低い場合は“B”ランクとする。ここで前述した情報認識部15が項目ごとに点数付けする際に、項目ごとに加点する数値(P、Q、R)を変更できるようにした理由は、例えばPの値を大きくすることにより、該当する要因が少なくても閾値を超える確率が高くなり、その結果信頼性に関するランクを“A”とすることができるため、信頼性に関する優先度を高める、といった設定方法を行うことができるようになる。
ステップ13:ステップ12の結果をもとに、表1にもとづきRAIDレベルを選択する。
例えば信頼性、高速性、格納性がともに“A”ランクの場合、RAID−10というレベルを選択する。これはデータをストライピングするRAID-1とデータのミラーリングを行うRAID−0を組み合わせたもので、データをストライピングするとともにミラーリングを行う。つまり空き容量はデータ容量の最低2倍以上が必要となるが、ミラーリングすることにより信頼性を高めることができる。また高速性が“B”ランク、つまり格納処理時間が多少増加したとしてもいいのであれば、RAID−Xを選択することができる。このRAID−XはRAID−5がパリティの数が1つであるのに対してパリティを複数個(3つ以上)用意することで、ディスク19_1〜19_N内の複数台のディスクが同時に故障した場合でも、復旧できるようにしたものである。また、RAID−6はRAID−5に対してパリティを2つ設けたもので、RAID−Xよりも格納性を向上したものである。
ステップ14:以上の処理で決定されたRAIDレベルを、RAIDコントロール部17に出力する。
以上のようにステップ11からステップ14の処理を行うことで、適切なRAIDレベルを決定することができる。
その後、RAIDコントロール部17はメモリ14に格納されているデータおよび情報を読み出し、RAIDレベル選択部16によって選択されたRAIDレベルで、ディスクI/F18_1〜18_Nを介してディスク19_1〜19_Nに格納していく。
ここで、本実施例1の説明で示したようなデータに付加されている情報とその構成や、情報認識部15が設定した信頼性などの各項目とそれぞれの要因、RAIDレベル選択部16がRAIDレベルを決定する際の判定基準などは一例であり、本実施例1に記載していない構成や方法を採用したものであってもよい。
また本実施例1の説明で示したディスク19_1〜19_Nは、ハードディスクドライブなどの磁気ディスクドライブや、DVDなどの光ディスクドライブ、MOなどの光磁気ディスクドライブ、あるいは半導体メモリなどで構成されたものであってもよい。
以上より、データごとに最適なRAIDレベルを選択してディスクに格納する際、データごとに付加されている情報を利用することで、ファイルシステムに依存することがなく、データごとに適切なRAIDレベルを選択し、格納することが可能となる。
図5に本発明の実施例2におけるディスクアレイ装置の全体構成図を示す。図5においてディスクアレイ装置1は、実施例1の説明で用いた図1の構成に対してRAIDレベル選択部16がなく、情報認識部15が出力する信号が直接RAIDコントロール部17に送信される構成となっている。
本実施例2では情報認識部15がRAIDレベルを決定して、RAIDコントロール部17に通知する。それ以外のディスクアレイ装置1内の構成は図1と同じであるため、説明は省略する。ただしディスクアレイ装置1と接続されるホストコンピュータ2に関しては、内部にCPU21が存在し、CPU21はプログラム格納部22に格納されているプログラムにもとづいて動作するものとする。
実施例1では、ホストコンピュータ2が出力するデータに付加された情報をもとに、ディスクアレイ装置1がRAIDレベルを設定したが、本実施例2ではホストコンピュータ2がRAIDレベルを決定し、情報の一部にRAIDレベルを格納し、データとともにディスクアレイ装置1へ出力し、ディスクアレイ装置1でそのRAIDレベルにもとづいてディスク19_1〜19_Nに格納する。
以下、ディスクアレイ装置にデータを格納する際にRAIDレベルを設定する動作について説明する。
ホストコンピュータ2は、ディスクアレイ装置1へデータを出力する場合などをはじめほとんどの動作を、プログラム格納部22に格納されているプログラムにもとづいてCPU21が制御する。図6はディスクアレイ装置1へデータを出力する際にそのデータに対して適切なRAIDレベルを、データに付加されている情報をもとに設定する動作のながれを示した図である。基本的に実施例1で示したディスクアレイ装置1における処理方法と同様であり、信頼性、高速性、格納性の3項目に関して点数付けを行い、それによりRAIDレベルを決定する方法を、ステップごとに説明する。
ステップ21:CPU21がディスクアレイ装置1へ出力しようとしているデータに対する情報を読み取る。
ステップ22:各項目で点数付けする際の、各項目内の一つの要因に該当するごとに加点する点数(P、Q、Rの値)を決定する。例えばP=10、Q=5、R=5と設定したとする。
ステップ23_1:信頼性に関して点数付けを行う。次の要因に該当する場合はP点(つまり10点)を加点する。(1)アクセス権限が「管理者のみ」など限定されている、(2)リードオンリーのファイルである、(3)暗号化されている、(4)OSなどに関連するシステムファイルである、(5)1ヶ月以上更新されてないファイルである。この中で(5)を信頼性をあげるための要因の一つとしている理由は、更新頻度の低いファイルは前回の内容から大きく変更している可能性が高く、万が一データが損失した場合に復旧不可能となりかねないためである。
ステップ23_2:高速性に関して点数付けを行う。次の要因に該当する場合はQ点(つまり5点)を加点する。(1)リアルタイムでデータを保存するような動画データである、(2)データの容量が1GB以上である、(3)前回の更新から10分以内である。この中で(2)を高速性を重視するための要因の一つとしている理由は、データの容量が大きいということはそれだけ保存に時間がかかり、ネットワークを占有してしまうおそれがあるためである。また(3)に関しては、頻繁に更新しているということは毎回の保存に時間をかけていては作業効率が落ちるためである。
ステップ23_3:格納性に関して点数付けを行う。次の要因に該当する場合はR点(つまり5点)を加点する。(1)データ容量がディスク19_1〜19_Nの空き容量の1%以下である。これはRAIDのレベルにより必要なディスク容量が異なり、ディスクアレイ装置1の空き容量が少ない場合は、必要とするディスク容量が多くないRAIDのレベルを選択するためである。
ステップ24:項目ごとの点数と、項目ごとに設けられている閾値とを比較し、その閾値よりも高いか低いかを決定する。高い場合は“A”ランクとし、低い場合は“B”ランクとする。ここで前述した情報認識部15が項目ごとに点数付けする際に、項目ごとに加点する数値(P、Q、R)を変更できるようにした理由は、例えばPの値を大きくすることにより、該当する要因が少なくても閾値を超える確率が高くなり、その結果信頼性に関するランクを“A”とすることができるため、信頼性に関する優先度を高める、といった設定方法を行うことができるようになる。
ステップ25:ステップ24の結果をもとに、表1にもとづきRAIDレベルを選択する。例えば信頼性、高速性、格納性がともに“A”ランクの場合、RAID−10というレベルを選択する。これはRAID−1とRAID−0を組み合わせたもので、データをストライピングするとともにミラーリングを行う。つまり空き容量はデータ容量の最低2倍以上が必要となるが、ミラーリングすることにより信頼性を高めることができる。また高速性が“B”ランク、つまり格納処理時間が多少増加したとしてもいいのであれば、RAID−Xを選択することができる。このRAID−XはRAID−5がパリティの数が1つであるのに対してパリティを複数個(3つ以上)用意することで、ディスク19_1〜19_N内の複数台のディスクが同時に故障した場合でも、復旧できるようにしたものである。また、RAID−6はRAID−5に対してパリティを2つ設けたもので、RAID−Xよりも格納性を向上したものである。
ステップ26:以上の処理で決定されたRAIDレベルを、データに付加する情報の一部に格納し、ディスクアレイ装置1へデータとともに出力する。この時、図2(b)に示すような情報の構成であれば格納領域内の未使用領域を利用してもいいし、もし空き領域がなければ新たに追加してもよい。
以上の処理によって情報の一部にRAIDレベルを格納し、ホストコンピュータ2はディスクアレイ装置1にデータとともに出力する。
ホストI/F11はデータおよびそのデータに対する情報をメモリI/F13を介してメモリ14に一旦格納する。ここで情報に関しては、情報認識部15にも出力する。情報認識部15はその情報を入力し、ホストコンピュータ2によって設定されたRAIDレベルのみを読み取る。その読み取った結果をRAIDコントロール部17に出力する。
その後、RAIDコントロール部17はメモリ14に格納されているデータおよび情報を読み出し、情報認識部15から通知されたRAIDレベルで、ディスクI/F18_1〜18_Nを介してディスク19_1〜19_Nに格納していく。
ここで、本実施例2の説明で示したようなデータに付加されている情報とその構成や、ホストコンピュータ2がRAIDレベルを選択するのに用いた信頼性などの各項目とそれぞれの要因、RAIDレベルを決定する際の判定基準などは一例であり、本実施例2に記載していない構成や方法を採用したものであってもよい。
また本実施例2の説明で示したディスク19_1〜19_Nは、ハードディスクドライブなどの磁気ディスクドライブや、DVDなどの光ディスクドライブ、MOなどの光磁気ディスクドライブ、あるいは半導体メモリなどで構成されたものであってもよい。
以上より、データごとに最適なRAIDレベルを選択してディスクに格納する際、データごとに付加されている情報を利用し、ホストコンピュータの内部処理によってRAIDレベルを設定することで、本発明の実施例1のようにデータ格納のたびにRAIDレベルを選択する必要がなく、一旦RAIDレベルを決定しておき、そのデータの情報として記憶させておくことで、2回目以降のデータ格納処理が高速に行うことが可能となる。
本発明にかかるディスクアレイ装置およびRAIDレベル設定方法は、ディスクアレイ装置にデータを格納する際に、あらかじめデータごとに付加されている情報を利用することで、データごとに適切なRAIDレベルを高速に選択し、格納することの出来るディスクアレイ装置等として有用である。
本発明の実施例1におけるディスクアレイ装置の全体構成図 本発明の実施例1における記憶装置内のデータ格納領域の概略を示した図 本発明の実施例1における情報認識部の処理フローを示した図 本発明の実施例1におけるRAIDレベル選択部の処理フローを示した図 本発明の実施例2におけるディスクアレイ装置の全体構成図 本発明の実施例2におけるホストコンピュータの処理フローを示した図 従来のディスクアレイ装置の全体構成図
符号の説明
1 ディスクアレイ装置
2 ホストコンピュータ
11 ホストI/F
12 CPU
13 メモリI/F
14 メモリ
15 情報認識部
16 RAIDレベル選択部
17 RAIDコントロール部
18_1〜18_N ディスクI/F
19_1〜19_N ディスク
21 CPU
22 プログラム格納部
101 ディスクアレイ装置
102 ホストコンピュータ
111 ホストI/F
112 CPU
113 RAIDレベル設定回路
114 アレイコントローラ
115_1〜115_5 デバイスI/F
116_1〜116_5 ディスクドライブ
121 RAID切り替え指示信号
122 RAIDレベル信号

Claims (8)

  1. 複数の記憶装置を備え、外部機器から入力したデータを前記複数の記憶装置に格納するディスクアレイ装置において、
    前記データの付加情報を読み取り、該付加情報に基づいて前記データの重み付けを行う情報認識部と、
    前記情報認識部が設定した前記データの重み付けに基づいてRedundant Array of Inexpensive Disks(以下、RAIDと称す)レベルを選択するRAIDレベル選択部とを備え、
    前記データの付加情報に基づいてデータ毎に最適なRAIDレベルを選択して前記データを前記複数の記憶装置に格納する
    ことを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 前記情報認識部は、前記データの付加情報に含まれる、前記データの属性、更新日時、容量、拡張子のすべてもしくは一部を用いて重み付けを行う、
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ装置。
  3. 前記RAIDレベル選択部は、前記情報認識部で決定された重み付けを所定の閾値と比較することで、前記データに最適なRAIDレベルを選択する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ装置。
  4. 前記所定の閾値は、外部から任意に変更可能である
    ことを特徴とする請求項3に記載のディスクアレイ装置。
  5. 複数の記憶装置を備え、外部機器から入力したデータを前記複数の記憶装置に格納するディスクアレイ装置において、
    前記外部機器は前記データの情報に基づいてRAIDレベルを選択し、該データに付加するRAIDレベル判定部を備え、
    該ディスクアレイ装置は前記データの付加情報を読み取り、Redundant Array of Inexpensive Disks(以下、RAIDと称す)レベルを選択する情報認識部を備え、
    前記データの付加情報に基づいてデータ毎に最適なRAIDレベルを選択して前記データを前記複数の記憶装置に格納する
    ことを特徴とするディスクアレイ装置。
  6. 前記RAIDレベル判定部は、前記データの情報に含まれる属性、更新日時、容量、拡張子のすべてもしくは一部を用いて重み付けを行い、RAIDレベルを決定して前記データに付加情報として追加する、
    ことを特徴とする請求項5記載のディスクアレイ装置。
  7. 複数の記憶装置を備え、外部機器から入力したデータを前記複数の記憶装置に格納するディスクアレイ装置において、
    前記データの属性から構成される前記データの付加情報を読み取り、該付加情報に基づいて前記データの重み付けを行うステップと、
    前記データの重み付けに基づいてRedundant Array of Inexpensive Disks(以下、RAIDと称す)レベルを選択するステップとを備え、
    前記データの付加情報に基づいてデータ毎に最適なRAIDレベルを選択して前記データを前記複数の記憶装置に格納する
    ことを特徴とするRAIDレベル設定方法。
  8. 前記データの付加情報に基づく重み付けは、前記データの属性、更新日時、容量、拡張子のすべてもしくは一部を用いて行う、
    ことを特徴とする請求項7記載のRAIDレベル設定方法。
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