JP2006133104A - 静電容量式圧力センサ - Google Patents

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卓也 白田
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勉 高橋
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周憲 倉本
Keisoku Onuma
恵則 大沼
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Abstract

【課題】 腐食性の強い被測定気体による性能劣化や装置内への金属汚染を防止し、圧力検出部がリークした場合でも被測定気体がケース外部に漏洩することを防いだ、安全性と生産性に優れた静電容量式圧力センサを提供する。
【解決手段】 静電容量式圧力センサは、受圧面1を有するダイアフラム10、基板20、該ダイアフラムと該基板との間の真空室2、ダイアフラムに固定され前記真空内に設けられた測定用電極3、及び基板に固定され測定用電極に対向して真空内に設けられた基準用電極5を有する圧力検出部6を備えた静電容量式圧力センサにおいて、内部に真空室7を形成したケース40を備え、圧力検出部をケース内に収納した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、装置内の圧力を測定するために圧力の値を静電容量値として測定する静電容量式圧力センサ構造に関する。
従来、半導体製造装置等に装着される圧力センサは、プロセスガス等の腐食性物質に対する耐食性、性能の長期安定性が求められている。例えば腐食性物質に耐性があるインコネル材の金属隔膜を有する静電容量式圧力センサがよく用いられている。また、近年では化学的に安定で、腐食性物質に耐性があるセラミックスやフッ素樹脂のダイアフラムを有する静電容量式圧力センサが用いられつつある(例えば、特許文献1参照。)。
特表2002−500350号公報
しかしながら、上述した従来の静電容量式圧力センサの金属隔膜は、強力な反応性を持つ被測定気体によって腐食され、それにより測定誤差が生じ、あるいは装置内におけるクリーン度の高い真空処理を汚染するという問題があった。
また、セラミックスのダイアフラムは、耐腐食性や耐高温性に優れる反面、脆性材料であるため強い衝撃等で割れが生じやすいとともに、前記ダイアフラムの繰り返し動作による応力集中によって、接合層より被測定気体がリークする問題があった。特許文献1に示されるような構造では腐食性が強い被測定気体が外部に漏洩してしまう問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、腐食性の強い被測定気体による性能劣化や装置内への金属汚染を防止し、圧力検出部がリークした場合でも被測定気体がケース外部に漏洩することを防いだ、安全性と生産性に優れた静電容量式圧力センサを提供することを目的とする。
請求項1に記載の静電容量式圧力センサは、受圧面を有するダイアフラム、基板、該ダイアフラムと該基板との間の真空室、ダイアフラムに固定され前記真空内に設けられた測定用電極、及び基板に固定され測定用電極に対向して真空内に設けられた基準用電極を有する圧力検出部を備えた静電容量式圧力センサにおいて、内部に真空室を形成したケースを備え、圧力検出部をケース内に収納したことを特徴としている。
請求項2に記載の静電容量式圧力センサは、圧力検出部の真空室及びケース内の真空室を連通したことを特徴としている。
請求項3に記載の静電容量式圧力センサは、基板及び基準用電極に貫通孔を設け、該貫通孔を通して圧力検出部の真空室及びケース内の真空室を連通していることを特徴としている。
請求項4に記載の静電容量式圧力センサは、基板に貫通孔を設け、該貫通孔を通して圧力検出部の真空室及びケース内の真空室を連通していることを特徴としている。
請求項5に記載の静電容量式圧力センサは、ダイアフラムの材質がセラミックスであることを特徴としている。
請求項6に記載の静電容量式圧力センサは、ケースは基板に対向する一方面部、ダイアフラムの受圧面に対向する他方面部及び一方面部及び他方面部を接続する側面部から構成され、他方面部の内側の一部の周囲及びダイアフラムの一部の周囲との間が閉鎖され、ダイアフラムの受圧面に通じる被測定気体導入ポートが他方面部の閉鎖された内側に形成され、被測定気体導入ポートから導入される被測定気体が接する他方面部の接圧内部に耐食性を有する保護膜を施したことを特徴としている。
請求項7に記載の静電容量式圧力センサは、保護膜がフッ素樹脂材であることを特徴としている。
本発明の請求項1によれば、被測定気体が圧力検出部のダイアフラムや該ダイアフラムを封止している接合層よりリークした場合でも、該被測定気体がケース内に留まるため、人体や環境に悪影響を及ぼす危険な被測定気体が外部に漏洩することがない。また、安全面や環境面への付加的な対策を半導体製造装置等の被測定装置に特に設ける必要が無いため、静電容量式圧力センサを使用して圧力を検出する被測定装置の低コスト化が図れる。
本発明の請求項2によれば、圧力検出部の真空室及びケース内の真空室を連通しているため、ダイアフラムと基板との接合部は気密である必要はない。よって、従来のダイアフラムと基板との接合部の気密検査やダイアフラムを封止接合させる高温プロセスは必要でなく、生産性や経済性を高めることができる。
本発明の請求項3によれば、基板及び基準用電極に設けた該貫通孔を通して、圧力検出部の真空室及びケース内の真空室を連通しているので、圧力検出部の真空室及びケース内の真空室を簡単に連通できる。
本発明の請求項4によれば、基板に設けた貫通孔貫通孔を通して、圧力検出部の真空室及びケース内の真空室を連通しているので、圧力検出部の真空室及びケース内の真空室を簡単に連通できる。
本発明の請求項5によれば、腐食によるダイアフラムの性能劣化がなく、圧力検出部から装置内への汚染を防ぐことができるので、安定した真空検出処理ができる。
本発明の請求項6によれば、被測定気体導入ポートから導入される被測定気体が接する他方面部の接圧内部の腐食による、装置内への汚染を防ぐことができるので、より安定した真空検出処理ができる。
本発明の請求項7によれば、保護膜がフッ素樹脂材であるので、容易に保護膜を形成できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、この静電容量式圧力センサは受圧面1を有するダイアフラム10、基板20、該ダイアフラム10と基板20との間の真空室2、ダイアフラム10に固定され真空室2内に設けられた測定用電極3と参照電極4、及び基板20に固定され測定用電極3に対向して真空室2内に設けられた共通な基準用電極5を有する圧力検出部30を備えている。測定用電極3及び参照用電極4は略円形であり、参照用電極4は切欠き部6が形成してある。測定用電極3の一部は参照用電極4の切欠き部6間に延在している。
ケース40は内部に真空室7が形成され、該真空室7に圧力検出部30を収納している。
基板20及び基準用電極5には貫通孔8を設け、該貫通孔8を通して圧力検出部30の真空室2及びケース40内の真空室7を連通している。
真空室2内の基準用電極5は、基板20内を通して真空室7内の基板20上面にも連続して配設されている。従って、貫通孔8は基準用電極5内に設けられている構成であるとも言える。ダイアフラム10の材質はセラミックスである。
ケース40はステンレス材(SUS316L)からなり、基板20に対向する一方面部41、ダイアフラム10の受圧面1に対向する他方面部42及び一方面部41及び他方面部42を接続する側面部43から構成されている。他方面部42の内側の一部の周囲及びダイアフラム10の下面一部の周囲との間は、台座基板50によって閉鎖されている。台座基板50は他方面部42及びダイアフラム10にガラスろうで気密に接合固定されている。ケース40の他方面部42の下方はダイアフラム10の受圧面1に通じる被測定気体導入ポート9を有するマウントとなっている。即ち、被測定気体導入ポート9は、他方面部42の閉鎖された内側に形成されている。被測定気体導入ポート9から導入される被測定気体(図示なし)が接する他方面部42の接圧内部には、耐食性を有する保護膜11としてフッ素樹脂材をコーティングしている。
ダイアフラム10及び基板20間には、それら間の定められた電極間ギャップを得るために、厚さ50μmに研磨したスペーサー60を介在させている。スペーサー60はダイアフラム10及び基板20の外周に合わせた略リング状であり、一部切欠き部61が形成されている。参照用電極4の一部はスペーサー60の切欠き部61間に延在している。
ダイアフラム10の素材はアルミナセラミックスである。下地のチタン及び該チタン上の白金からなる測定用電極3及び参照用電極4は、ダイアフラム10にスパッタ法で成膜されている。基板20の素材はアルミナセラミックスである。下地のチタン及び該チタン上の白金からなる基準用電極5は、基板20にスパッタ法で成膜されている。
ダイアフラム10は被測定気体導入ポート9から導入された被測定気体の圧力が変化することで変位し、測定用電極3及び基準電極5間の静電容量変化を検出することによって被測定機器内の圧力が測定される。すなわち、貫通孔8又は切欠き部61を介して真空室7の真空度が基準圧力となっており、基準電極5が被測定気体の圧力で変化することでダイアフラム10が変位し、被測定機器内の圧力を絶対圧で検出することができる。
真空室7内の基板20上面の基準用電極5は、端子12に電気的に接続されている。
測定電極3はダイアフラム10の中央部分即ち変位しやすい部分に設けられ、端子13に電気的に接続されている。参照電極4は、真空室2内の温度補償用電極であり、ダイアフラム10の僅かしか変位しない部分即ち測定電極3の周囲に設けられ、端子14に電気的に接続されている。測定用電極3は圧力変化に起因するダイアフラム10の変位量に起因する静電容量を出力する。電極の静電容量は真空室2内の温度によっても変化するので、出力変化する電極の静電容量から当該温度変化要因除き純然たる圧力変化に基づく静電容量のみを求めることが好ましい。参照電極4は、測定用電極3の静電容量と参照電極4の静電容量との差を温度変化要因として捕らえるために、設けられている。
測定用ポート9内部に保護膜11を施した後、台座基板50にダイアフラム10を接合し、端子12、13、14をダイアフラム10の電極取出し面と位置合わせし、ケース40とマウント42の外周を溶接することで気密構造が作られる。
ケース40の一方面部31には、封止用銅管15及びゲッター材16が入れられたゲッター室17が設けられている。真空室2、7は、ケース40とマウント42を真空炉にて約200℃で数時間加熱し、付着している水分を蒸発させた後、封止用銅管15を真空ポンプ(図示なし)に接続し、真空引きしながらゲッター室17の外周を約500℃で3時間加熱して封止用銅管15を専用の油圧プレス機でかしめて封止することによって、真空度を1×10-3Pa以下とすることができる。
また、ゲッター材16が入れられたゲッター室17が設けられていることによって、貫通孔8又は切欠き部61を介して真空室7は常時基準圧を得ることができ、ダイアフラム10及び基板20間は固定されてさえいれば気密である必要性は無く、製造過程での気密検査工程やセラミックス同士を封止接合させるための高温プロセスを省略することができる。
(第2の実施の形態)
図2は、第2実施の形態に係る圧力検出部の図である。図2において、前述の第1実施の形態に係る圧力検出部と同じ部分は同一符号のみを付して詳述を省略する。
スペーサー60を挟んだダイアフラム10及び基板20間に加重を加えながら、それら三者の外周のみに接着材70を塗布している。従って、それらの境面に接着材70が入らないため正確な電極間ギャップが得られ、静電容量値の偏差を抑えることができ、変換回路との調整が簡略化できる。
基板20に設けた貫通孔80を通して、圧力検出部30の真空室2及びケース内の真空室7を連通している。
本発明に係る静電容量式絶対圧センサの第1実施形態を示す断面図である。 図1のA―A矢印の断面図である。 本発明の静電容量式絶対圧センサの第2実施形態に係る圧力検出部の図である。
符号の説明
1・・・・受圧面
10・・・ダイアフラム
2・・・・真空室
20・・・基板
3・・・・測定用電極
4・・・・参照電極
5・・・・基準用電極
7・・・・真空室
8・・・・貫通孔
9・・・・測定気体導入ポート
11・・・保護膜
30・・・圧力検出部
40・・・ケース
41・・・ケースの一方面部
42・・・ケースの他方面部
43・・・ケースの側面部
70・・・接着材

Claims (7)

  1. 受圧面を有するダイアフラム、基板、該ダイアフラムと該基板との間の真空室、前記ダイアフラムに固定され前記真空内に設けられた測定用電極、及び前記基板に固定され前記測定用電極に対向して前記真空内に設けられた基準用電極を有する圧力検出部を備えた静電容量式圧力センサにおいて、内部に真空室を形成したケースを備え、前記圧力検出部を前記ケース内に収納したことを特徴とする静電容量式圧力センサ。
  2. 前記圧力検出部の真空室及び前記ケース内の真空室を連通したことを特徴とする請求項1記載の静電容量式圧力センサ。
  3. 前記基板及び前記基準用電極に貫通孔を設け、該貫通孔を通して前記圧力検出部の真空室及び前記ケース内の真空室を連通していることを特徴とする請求項2記載の静電容量式圧力センサ。
  4. 前記基板に貫通孔を設け、該貫通孔を通して前記圧力検出部の真空室及び前記ケース内の真空室を連通していることを特徴とする請求項2記載の静電容量式圧力センサ。
  5. 前記ダイアフラムの材質がセラミックスであることを特徴とする請求項1記載の静電容量式圧力センサ。
  6. 前記ケースは前記基板に対向する一方面部、前記ダイアフラムの受圧面に対向する他方面部及び前記一方面部及び前記他方面部を接続する側面部から構成され、前記他方面部の内側の一部の周囲及び前記ダイアフラムの一部の周囲との間が閉鎖され、前記ダイアフラムの受圧面に通じる被測定気体導入ポートが前記他方面部の前記閉鎖された内側に形成され、前記被測定気体導入ポートから導入される被測定気体が接する前記他方面部の接圧内部に耐食性を有する保護膜を施したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の静電容量式圧力センサ。
  7. 前記保護膜がフッ素樹脂材であることを特徴とする請求項6記載の静電容量式圧力センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7159465B2 (en) * 2004-10-07 2007-01-09 Tem-Tech Lab. Co., Ltd. Fluororesin thin film diaphragm pressure sensor and method of fabricating the same

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