JP2006132344A - 水車を用いた発電方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】水路を流れる水流の運動エネルギーを回転運動に変換して発電することにより、設備コストが安く稼動コストが不要となり、しかも、天候等の条件に左右されることなく効率的に発電することができる水車を用いた発電方法を提供する。
【解決手段】水路1の途中に、この水路1内を流れる水流によって回転が付与される水車2を設置し、この水車2の回転を増速機構3と増速回転伝達手段4で増速して発電機5を駆動することにより発電する。
【選択図】図1
【解決手段】水路1の途中に、この水路1内を流れる水流によって回転が付与される水車2を設置し、この水車2の回転を増速機構3と増速回転伝達手段4で増速して発電機5を駆動することにより発電する。
【選択図】図1
Description
この発明は、水路を流れる水流のエネルギーを利用して水車を回転させ、この回転で発電機を駆動して発電するようにした水車を用いた発電方法に関する。
例えば、各種工場の施設において、給排水路のような水流が所定の流速で流れる水路が多く存在し、また、これと同様の水路として、公共施設、大型店舗等の給排水路を挙げることができる。
通常、これらの水路は、液体の輸送を目的とするだけのものであり、内部を流れる水流の持つ運動エネルギーは全く利用されていないのが現状である。
ここで、従来の大規模な発電方法としては、水力発電、火力発電、原子力発電等があり、また、この発明が対象とする比較的小規模設備の発電方法として、太陽光発電、風力発電等がある。
ところで、この発明が対象とする比較的小規模設備において、従来の太陽光発電や風力発電は天候等の条件に大きく左右され、夜間や無風時には作動しないので有効な稼働時間が短く、このため、発電能率が悪いという問題がある。
また、比較的小規模設備といっても太陽光発電や風力発電の実施には、設置場所に制約があると共に、設備コストが高くつくことになり、投資する経費の割りに発電能率が低いという問題がある。
そこで、この発明の課題は、水路を流れる水流の持つ運動エネルギーに着目し、この水流の運動エネルギーを回転運動に変換して発電することにより、設備コストが安く稼動コストが不要となり、しかも、天候等の条件に左右されることなく効率的に発電することができる水車を用いた発電方法を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、水路の途中に、この水路内を流れる水流によって回転が付与されるように水車を設置し、この水車の回転を増速機構で増速して発電機を駆動することにより発電する構成を採用したものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記水車に設けた羽根板が、水車の半径方向に沿う受圧板の端部に屈曲片を30°〜45°の角度で設け、水路を流れる水流の抵抗を小さくして水車の回転を上げるようにし、かつ、上記増速機構がこの水車に固定したインナー歯車と、このインナー歯車に噛み合う平歯車の組み合わせからなり、前記羽根板の中心配置径よりもインナー歯車のピッチサークルダイヤを小さく設定し、インナー歯車にかかる円周方向の力を増加し、水流の持つ運動エネルギーを最大限に取り入れるようにした構成を採用したものである。
請求項3の発明は、上部から落下する水流の途中に、この水流によって回転が付与されるように水車を設置し、この水車の回転を増速機構で増速して発電機を駆動することにより発電する構成を採用したものである。
ここで、上記水路としては、各種工場の施設における給排水路や公共施設、大型店舗、ホテル等の給排水路、自然の河川等を挙げることができる。
また、上記水車は回転軸に固定した円板に多数の羽根板を円状の配置で設けた構造を有し、この羽根板は、受圧面側が流体の圧力を受けやすく、背面側が抵抗の発生が少ない形状に形成され、この水車は水路内の水流に対して略半径が臨む配置とし、水流の運動エネルギーが効率よく水車の回転に変換されるようになっている。
上記増速機構は、例えば、水車の円板に同軸心となるよう固定したインナー歯車と、このインナー歯車に噛み合せた出力軸の平歯車によって形成され、出力軸と発電機の入力軸を直結もしくは増速回転伝達手段で連動することにより、水車の回転を発電機に増速して伝えるようになっている。
この発明によると、水路の途中もしくは上部から落下する水流の途中にに、この水路内を流れる水流や落下する水流によって回転が付与される水車を設置し、この水車の回転を増速機構で増速して発電機を駆動することにより発電するようにしたので、水路を流れる水流や落下する水流の持つ運動エネルギーを水車の回転運動に変換し、これを増速して発電することにより、稼動コストを要することなく発電することができ、しかも、水路の途中や落下する水流の途中に水車を設置するだけでよいので、設備コストが安くつき、水流の流れがあれば発電できるので天候等の条件に左右されることなく効率的に発電することができる。
また、水路の水流や落下する水流で水車を回転させるので、水路本来の給、排水機能を全く阻害することがなく、水路のあらゆる箇所から低コストでクリーンな電力を得ることができる。
更に、水車の回転を増速機構で増速して発電機を駆動するので、発電機を駆動するための回転トルクを上げると共に、発電機の回転数を増やすことで発電量を上げることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1乃至図4は、この発明の発電方法の第1の実施の形態として、開放下流型を示し、所定の流速で水流が流れる水路1の途中に、この水路1内を流れる水流によって回転が付与される水車2を設置し、この水車2の回転を増速機構3及び必要に応じて更に増速回転伝達手段4を用いて増速し、発電機5を駆動することにより発電するようにしたものである。
上記水路1としては、各種工場の施設における給排水路のほか、公共施設、大型店舗、ホテル等の給排水路、河川や農業用水路等を挙げることができる。
上記水車2は、図2のように、固定部分に配置された第1の支持台6で軸受7を介して水平に支持した回転軸8に一対の円板9を固定し、両円板9間の外周寄りの位置に多数の羽根板10を回転方向に一定間隔の円状に配置して形成され、各羽根板10は、回転軸8を中心に放射状の配置となり、水路1内を流れる水流を受ける受圧面側が水流の圧力を受けやすく、背面側が水流に対して抵抗の発生が少ない樋状や浅い容器の如き断面形状に形成され、例えば、この水車2は水路1内の水流に対して下部に位置する羽根板10が浸漬するような配置とし、水流の運動エネルギーが効率よく水車2の回転に変換されるようになっている。
図4(a)と(b)は羽根板10の好ましい一例を示し、円板9の半径方向に沿う受圧板10aの外端部と内端部に相反する方向へ折れ曲がる屈曲片10bと10cを設けた断面形状を有し、外端部の屈曲片10bは水車2の回転方向の前方へ、内端部の屈曲片10cは水車2の回転方向の後方へ、それぞれ、受圧板10aに対して30°〜45°の角度で屈曲し、水路1を流れる水流の抵抗を小さくして水車2の回転を上げるようにしている。
上記羽根板10をこのような断面形状とすることにより、水流に対する羽根板10の進入時において、外端部の屈曲片10bは水流に対して抵抗の発生が少なく、内端部の屈曲片10cは水流の水圧を効果的に受けることになり、また、水流に対して羽根板10が離脱するとき、外端部の屈曲片10bが水を掬い上げて抵抗が生じるのを防ぐため、受圧板10aと外端部の屈曲片10bの屈曲部分には、複数の水抜き孔10dが設けられており、このような羽根板10にすることによって、水車2の回転トルクと回転速度を上げることができる。
なお、図2(a)は水車2を片持ち状態の配置で図示したが、回転軸8は両端を軸受で支持した構造とすることができる。
図1(a)は、上記増速機構3を示し、水車2の円板9にインナー歯車11を同軸心となるよう固定し、上記回転軸8と平行する出力軸12を第2の支持台13で軸受14を介して水平に支持し(図2(a)参照)、この出力軸12に固定した平歯車15をインナー歯車11に噛み合せて形成され、出力軸12とその近傍に配置した発電機5の入力軸を直結し、水車2の回転を発電機5に増速して伝えるようになっている。
図1(b)は、増速機構3に増速回転伝達手段4を組み合わせた例を示し、出力軸12と発電機5の入力軸を、チエンとスプロケットやベルトとプーリ(図2(a)参照)、複数組の歯車(図3参照)等で連動することにより、水車2の回転を発電機5に対して更に増速して伝えるようになっている。
上記のような増速機構において、水車の羽根板とインナー歯車は、図5のように、羽根板10の中心配置径L1よりもインナー歯車11のピッチサークルダイヤL2を小さく設定し、インナー歯車11にかかる円周方向の力P2を増加し、水流の持つ運動エネルギーを最大限に取り入れるようにしている。
図6は、この発明の発電方法の第2の実施の形態として、開放周流型を示し、放水路16から落下する水流の途中に外周部が位置するよう水車2を配置し、落下する水流で水車2に回転を付与し、この水車2の回転を第1の実施の形態と同様の増速機構3及び必要に応じて更に増速回転伝達手段4を用いて増速し、発電機5を駆動することにより発電するようにしたものである。
この第2の実施の形態の水車2は、羽根板10が落下する水流を受けやすいように、容器状に形成されている。
この発明の発電方法は上記のような装置を用いて実施するものであり、水路1の所望の位置に下部が水流に浸漬するよう水車2を配置し、又は、放水路16から落下する水流の途中に外周部が位置するよう水車2を配置し、この水車2と発電機5を増速機構3及び増速回転伝達手段4を介して連動しておく。
上記水路1内を流れる水流もしくは落下する水流により、この水流の流圧を受けた水車2は流速に比例した速度で回転し、水車2に固定したインナー歯車11が回転することでこれに噛み合う平歯車15によって、出力軸12が増速回転してトルクを上げると共に、更に、出力軸12の回転を増速回転伝達手段4で発電機5に伝えることにより、発電機5は高速回転して発電することになり、この発電機5の発電による電力は、例えば整流器や制御装置を介して蓄電装置に蓄え、インバータで交流に変換して各種電気機器や照明等の電源として使用する。
ちなみに、発電条件の一例としては、水路1の流速2.8m/sec、流量49.456cm2、水車2の外周94.2cm、増速比1:6に設定すると、水車2の回転数は2.97回/sec、発電機5の回転数は17.8回/secとなり、発電量は2.91KWとなる。
1 水路
2 水車
3 増速機構
4 増速回転伝達手段
5 発電機
6 支持台
7 軸受
8 回転軸
9 円板
10 羽根板
11 インナー歯車
12 出力軸
13 支持台
14 軸受
15 平歯車
16 放水路
2 水車
3 増速機構
4 増速回転伝達手段
5 発電機
6 支持台
7 軸受
8 回転軸
9 円板
10 羽根板
11 インナー歯車
12 出力軸
13 支持台
14 軸受
15 平歯車
16 放水路
Claims (3)
- 水路の途中に、この水路内を流れる水流によって回転が付与されるように水車を設置し、この水車の回転を増速機構で増速して発電機を駆動することにより発電することを特徴とする水車を用いた発電方法。
- 上記水車に設けた羽根板が、水車の半径方向に沿う受圧板の端部に屈曲片を30°〜45°の角度で設け、水路を流れる水流の抵抗を小さくして水車の回転を上げるようにし、かつ、上記増速機構がこの水車に固定したインナー歯車と、このインナー歯車に噛み合う平歯車の組み合わせからなり、前記羽根板の中心配置径よりもインナー歯車のピッチサークルダイヤを小さく設定し、インナー歯車にかかる円周方向の力を増加し、水流の持つ運動エネルギーを最大限に取り入れるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の水車を用いた発電方法。
- 上部から落下する水流の途中に、この水流によって回転が付与されるように水車を設置し、この水車の回転を増速機構で増速して発電機を駆動することにより発電することを特徴とする水車を用いた発電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004319447A JP2006132344A (ja) | 2004-11-02 | 2004-11-02 | 水車を用いた発電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004319447A JP2006132344A (ja) | 2004-11-02 | 2004-11-02 | 水車を用いた発電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006132344A true JP2006132344A (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=36726130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004319447A Pending JP2006132344A (ja) | 2004-11-02 | 2004-11-02 | 水車を用いた発電方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006132344A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008038888A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Hiroshi Yanagisawa | 人工的に揚水して発電することを目的とした水車。 |
JP2011157872A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Kurata Tekkosho:Kk | 可搬型水力発電装置 |
JP2011190793A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Yamazaki:Kk | 水力及び風力発電装置 |
JP2016130513A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 總瀛企業股▲ふん▼有限公司 | 陸上水流発電装置 |
KR102076563B1 (ko) * | 2019-12-11 | 2020-02-12 | 김인범 | 다기능 물레방아 조형물 |
-
2004
- 2004-11-02 JP JP2004319447A patent/JP2006132344A/ja active Pending
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JP2011157872A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Kurata Tekkosho:Kk | 可搬型水力発電装置 |
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