JP2006129931A - 複数取扱器による調理物の取扱方法と装置、それらに用いる親器、子器 - Google Patents

複数取扱器による調理物の取扱方法と装置、それらに用いる親器、子器 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数種の調理物を個別の取扱器で調理、保温、保冷の少なくとも1つを図るのに、親器を基点とした子器のシリーズな接続によって個々の立ち上がりが図れるようにする。
【解決手段】 調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を持った親器1および子器2を用い、親器1に対し1つの子器2を接続するか、複数の子器2を順次に接続していき、親器1と子器2の接続部3、子器2と子器2との接続部4を通じて親器1から子器2へ順次に温熱またはおよび冷熱用のエネルギを供給し、親器1および子器2での調理物を取り扱うようにして、上記の目的を達成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の加熱器を用いて調理物を加熱する複数取扱器による調理物の取扱方法と装置、それらに用いる親器、子器に関し、種類ごとに盛り付けた調理物を複数の人の飲食に共通に提供するいわゆる立食、バイキング料理、宴会、レストラン、惣菜売り場などにおける調理物の取り扱いに好適である。
多様な料理に対応する加熱源、および調理具を組み合わせて備えたパーティ、宴会などの目的に合わせた料理を同時に提供できるようにした調理器が知られているし(例えば、特許文献1参照。)、多様な料理を調理する調理部が並ぶ料理コーナーを設けて、ユーザーによる取り分け購入に供し、料金支払いコーナーでの料金の支払い後、それを別途設置されたテーブルにて食せるようにする量り売りのバイキングレストランシステムが知られている(例えば、特許文献2参照。)。さらに、ワゴンの長手方向に惣菜の種類に応じた保温領域、保冷領域を含む複数の領域に区画された惣菜収容部を有し、各領域は惣菜を収容する1つまたは複数の着脱自在な惣菜容器ないし惣菜トレイを備えたものも知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平10−272065号公報 特開2003−042831号公報 特開2002−186524号公報
しかし、特許文献1に開示のものは、ガス式で網焼き用、シーズヒータ加熱式で鉄板用、電磁加熱式で天ぷら用、の各種加熱器を連結して用いるようにしているが、それら連結して使用する加熱器の加熱源どうしは個別にしか使用されないものである。このため、加熱器は連結しても、商用電源への接続はそれぞれ個別となって加熱器の数に比例した数のパラレルな配線が必要で、多数の加熱器によって多様な調理物を取り扱って提供するには配線の引き回しに不便であるし、引っ掛かりなどの危険を伴いやすい上、不体裁でもある。
特許文献3に開示のものは、ワゴン本体に、赤外線ランプなどの加熱ランプを持った第1の保温領域、電熱器を持った第2保温領域、周壁および底面を断材で断熱した保冷槽を有し、加熱ランプ、電熱器は商用電源と接続するアース付きコンセントを個別に設けている。従って、このものにあっても、加熱源を持った保温領域を1つのワゴンに複数設けても、商用電源への接続はそれぞれ個別となって保温領域の数に比例した数のパラレルな配線が必要で、多数の加熱器によって多様な調理物を取り扱って提供するには配線の引き回しに不便であるし、引っ掛かりなどの危険を伴いやすい上、不体裁でもある。
なお、特許文献2は料理コーナーにつき調理物がバイキング式に並べられていることしか開示していない。つまり、加熱源などの有無や給電方式についての提案はなく、従来方式、例えば特許文献1、3に記載のような方式を採用するものであるといえる。
本発明の目的は、複数種の調理物を個別の取扱器で調理、保温、保冷の少なくとも1つを図るのに、親器を基点とした子器のシリーズな接続によって個々の立ち上がりが図れる複数取扱器による調理物の取扱方法と装置、それらに用いる親器、子器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の複数取扱器による調理物の取扱方法は、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を持った親器および子器を用い、親器に対し1つの子器を接続するか、複数の子器を順次に接続していき、親器と子器の接続部、子器と子器との接続部を通じて親器から子器へ順次に温熱またはおよび冷熱用のエネルギを供給し、親器および子器での調理物を取り扱うことを1つの特徴としている。
このような構成では、親器に対し1つの子器を接続して、あるいは親器に対し複数の子器を順次に接続して、2つ、あるいは3つ以上の取扱器を簡単なシリーズ接続状態とし、それぞれの接続部を通じた親器からの温熱またはおよび冷熱用のエネルギの供給、例えば電流や熱媒体などの供給、によって個々の取扱器の取扱機能を立ち上がらせ調理物の調理、保温、保冷の少なくとも1つを遂行させることができる。
このような方法を達成する複数取扱器による調理物の取扱装置としては、親器と、これに対し1つの子器を接続するか、複数の子器を順次に接続し、親器と子器の接続部、子器と子器との接続部を通じて親器から子器へ順次に温熱またはおよび冷熱用のエネルギを供給し、親器および子器での調理、保温、保冷の少なくとも1つを行えるようにしたことを1つの特徴とするもので足りる。
ここで、親器が、商用電源に接続する差込プラグと給電によって調理、保温、保冷の少なくとも1つを行う熱源を有し、親器と子器との接続部、子器どうしの接続部は親器の加熱源からの温熱または冷熱を先位側から後位側へ伝達する熱伝導部である、さらなる構成では、
親器での給電による温熱または冷熱を、親器にシリーズに接続した1つまたは2つ以上の子器に接続部を熱伝導部として及ぼし、子器は熱源なしに機能させられる。
また、親器が、媒体供給手段によって供給、循環される熱媒体を温熱または冷熱用のエネルギ源とし、親器と子器との接続部、子器どうしの接続部は、先位側に供給される熱媒体を後位側に供給し、最後位側に供給された熱媒体を先位側に戻して循環を図る、さらなる構成では、
親器およびそれに接続する子器ともに、子器の接続数にかかわらず、共通した1つのエネルギ源を共用して機能することができる。
本発明の複数取扱器による調理物の取扱方法は、また、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を持った親器および子器を用い、商用電源に接続した親器に対し1つの子器を電気的に接続するか、複数の子器を順次に電気的に接続するのを、先位の側のマグネットプラグと後位の側のマグネットプラグ受との間で行い、親器と子器の電気的な接続部、子器と子器との電気的な接続部を通じて親器から子器へ商用電源からの電流を順時に供給し、親器および子器での調理、保温、保冷の少なくとも1つを行うことを別の特徴としている。
このような構成では、親器に対し1つの子器を接続して、あるいは親器に対し複数の子器を順次に接続して、2つ、あるいは3つ以上の取扱器を簡単なシリーズ接続状態とし、それぞれの接続部を通じた親器からの温熱または冷熱用のエネルギとして商用電源による電流供給によって個々の取扱器の取扱機能を立ち上がらせ調理物の調理、保温、保冷の少なくとも1つを遂行させることができる。特に、親器と子器、子器どうしの接続がマグネットプラグとマグネットプラグ受とのマグネットを利用した磁気吸着方式にて簡単に行える上、上位側の接続具がマグネットプラグであってその接続端子が電源側に接続された状態になって後位側のマグネットプラグ受との接続が行われなくても、前記接続端子はプラグ端面に開口した小さな接続穴内に後退していることによって、誤って、あるいはいたずらで触れられるような危険を回避することができ。接続されずに遊んでいる子器にあるマグネットプラグはもとより、マグネットプラグ受はその接続端子が外部に突出していても電源に接続されていないことにより危険となることはない。
このような方法を達成する複数取扱器による調理物の取扱装置としては、差込プラグとマグネットプラグとを持った親器と、マグネットプラグ受とマグネットプラグとを持った1つまたは複数の子器とを備え、子器は親器に対し子器のマグネットプラグ受と親器のマグネットプラグとによって親器に電気的に接続し、子器どうしは先位となる子器のマグネットプラグと後位となる子器のマグネットプラグ受とで電気的に接続することにより、親器と子器の電気的な接続部、子器と子器との電気的な接続部を通じて差し込みプラグで商用電源に接続した親器から子器へ商用電源の電流を順時に供給し、親器および子器での調理、保温、保冷の少なくとも1つが行えるようにしたことを別の特徴とするものでよく、子器が差込プラグをも持っていると、これによって直接商用電源に接続して親器なしに単独で立ち上がって機能することができる。
また、商用電源に接続する差込プラグとマグネットプラグとを持った親器と、マグネットプラグ受または、マグネットプラグ受およびマグネットプラグを持った1つまたは複数の子器とを、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を有して備えたことを別の特徴とする複数取扱器による調理物の取扱装置にても同様に達成することができる。
ここで、親器またはおよび子器が、調理物の熱源の要否に応じて、熱源およびマグネットプラグへの給電回路において、熱源のみオン、オフ切換えを行う切換え手段を備えた、さらなる構成では、
親器に対して子器をシリーズに接続して、盛り付けバランスなどから、親器またはおよび特定の子器で調理、保温、保冷のいずれも行わないで調理物をそのまま提供するレイアウトを選択するような場合、切換え手段の切換えによって熱源による温熱または冷熱を利用した取扱機能を回避した上で、後位の子器への給電は行って所定の機能を発揮させることができる。
また、本発明の複数取扱器による調理物の取扱装置は、それを実現する取扱器として、商用電源に接続する差込プラグと、マグネットプラグと、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能と、を持った親器を提供しているし、マグネットプラグ受または、マグネットプラグ受および差し込みプラグと、マグネットプラグと、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能と、を持った子器をも提供している。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明で明らかになる。本発明の各特徴は、可能な限りそれ単独で、あるいは種々な組合せで複合して採用することができる。
本発明の複数取扱器による調理物の取扱方法と装置の1つの特徴によれば、親器と子器とのシリーズ接続によるエネルギ供給関係にて個々の取扱器の取扱機能を立ち上がらせ調理物の調理、保温、保冷の少なくとも1つを遂行させられ、接続構造が簡単で場所を採らず、従って邪魔にならず、安全かつ安価に実現する。
このような方法、装置において、さらに、親器での給電による温熱または冷熱を、親器にシリーズに接続した1つまたは2つ以上の子器に接続部を熱伝導部として及ぼし、子器は熱源なしに機能させられ、子器の構造が簡略化し安価になる。
また、さらに、親器およびそれに接続する子器ともに、子器の接続数にかかわらず、共通した1つのエネルギ源を循環共用して機能することもでき、これによって、親器、子器ともに構造が簡略化し安価になる。
本発明の複数取扱器による調理物の取扱方法、装置の別の特徴によれば、親器と子器とのシリーズ接続による給電関係にて個々の取扱器を立ち上がらせ調理物の調理、保温、保冷の少なくとも1つを遂行させることができ、特に、親器と子器、子器どうしの接続がマグネットを利用した磁気吸着方式にて簡単に行える上、上位側の接続具が非接続状態での電気的に安全なマグネットプラグとしているので、後位の子器の接続がなく露出された使用状態となっても安全上問題がない。
このような方法、装置において、親器と子器とのシリーズな接続状態で、盛り付けバランスなどから、親器またはおよび特定の子器で調理物をそのまま提供するレイアウトとすることが、親器またはおよび特定の子器での熱源による温熱または冷熱を利用した取扱機能を回避し、後位の子器への給電だけを行う切換えによって、それより後位の子器が所定の機能を失うようなことを防止することができ、盛り付けの自由度が向上する。
以下、本発明の実施の形態について図1〜図10を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲を限定するものではない。
本実施の形態は、図1〜図4に示す例、図5に示す例、図6に示す例、図8に示す例、図9に示す例、図10に示す例のように、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を持った親器1および子器2を用いる。その際、親器1に対し図5の例、図6の例、図8の例、図10の例のように1つの子器2を接続するか、図1〜図4の例、図9の例にように複数の子器2を順次に接続していく。そのときの親器1と子器2の接続部3、子器2と子器2との接続部4を通じて親器1から子器2へ順次に温熱またはおよび冷熱用のエネルギを供給して、具体的には図1に代表して示す商用電源5からの配線11を利用した電流の供給、図8で代表して示すような熱伝導体による固体熱媒体12を利用した熱の供給、図9、図10で代表して示す配管13を利用した加熱流体や冷却流体などの流体熱媒体6の供給、を行って、親器1および子器2での調理物を取り扱い、調理、保温、保冷の少なくとも1つを行う。
図示する例では配線11を利用した給電によっては、加熱源としてのヒータ21を通電して発熱させて調理物を加熱し、調理またはおよび保温を行うようにしている。しかし、ペルチェ素子、冷凍機構を利用するなどした冷熱源を採用して冷却、冷凍機能を発揮させることもできる。また、固体熱媒体、流体熱媒体のいずれも加熱源か冷熱源によって得られる温熱または冷熱を伝導し、または運んで親器1および子器2に供給し、あるいは親器1から1つあるいは複数の子器2へ供給することができる。
このように、親器1に対し1つの子器2を接続して、あるいは親器1に対し複数の子器2を順次に接続して、2つ、あるいは3つ以上の取扱器を簡単なシリーズ接続状態とし、それぞれの接続部3または、接続部3、4を通じた親器1からの温熱またはおよび冷熱用のエネルギの供給によって親器1および子器2がなす個々の取扱器の取扱機能を立ち上がらせ調理物の調理、保温、保冷の少なくとも1つを遂行させることができる。この結果、親器1と子器2とのシリーズ接続によるエネルギ供給関係にて個々の取扱器の取扱機能を立ち上がらせ調理物の調理、保温、保冷の少なくとも1つを遂行させられ、接続構造がパラレルとなる従来の場合に比して極く簡単で場所を採らず、従って邪魔にならず、安全かつ安価に実現する。
また、別に、図1〜図4に示す例のように、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を持った親器1および子器2を用い、図1に示すように商用電源5に接続した親器1に対し1つの子器2を電気的に接続するか、複数の子器2を順次に電気的に接続するのを、先位の側のマグネットプラグ31と後位の側のマグネットプラグ受32との間で行い、親器1と子器2の電気的な接続部3、子器2と子器2との電気的な接続部4を通じて親器1から子器2へ商用電源5からの電流を配線11を通じ順時に供給し、親器1および子器2での調理、保温、保冷の少なくとも1つを行うようにしている。これにより、親器1に対し1つの子器2を接続して、あるいは親器1に対し複数の子器2を順次に接続して、親器1および子器2がなす2つ、あるいは3つ以上の取扱器を簡単なシリーズ接続状態とし、それぞれの接続部3または、接続部3、4を通じた親器1からの温熱または冷熱用のエネルギとして商用電源による電流供給によって個々の取扱器の取扱機能を立ち上がらせ調理物の調理、保温、保冷の少なくとも1つを遂行させることができ、特に、親器1と子器2、子器2どうしの接続がマグネットプラグ31とマグネットプラグ受32との図4(a)に示す磁性体34および図4(b)に示すマグネット35および磁性体36を利用した磁気吸着方式にて簡単に行える上、上位側の接続具がマグネットプラグ31であって、その図4(b)に示す接続端子31aが電源側に接続された状態になって後位側のマグネットプラグ受32との接続が行われなくても、前記接続端子31aはプラグ端面31bに開口した小さな接続穴31c内に後退していることによって、誤って、あるいはいたずらで触れられるような危険を回避することができる。接続されずに遊んでいる子器2にあるマグネットプラグ31はもとより、マグネットプラグ受32はその図4(a)に示す接続端子32aが外部に突出していても電源に接続されていないことにより危険となることはない。このように、上位側の接続具が非接続状態での電気的に安全なマグネットプラグ31としているので、後位の子器2の接続がなく露出された使用状態となっても安全上問題がないし、接続されない遊んでいる子器2のマグネットプラグ受32が電源側に接続された状態で露出することはなく同様に危険はない。
なお、マグネットプラグ31の接続端子31aは図4(b)に示す位置に常時突出するようにバネ付勢されており、マグネット35の磁気によって磁性体34、36どうしが吸着し合う接続状態では、マグネットプラグ31側の接続端子31aがマグネットプラグ受32側の接続端子32aによってバネ付勢に抗して押し込まれ、バネ付勢による突出位置への復帰習性によって互いが圧接し合うことで十分な電気接続状態を確保するようになっている。
このような方法を達成するのに、図1〜図4に示す例では、図1、図2に示すように、差込プラグ37とマグネットプラグ31とを持った親器1と、マグネットプラグ受32とマグネットプラグ31とを持った1つまたは複数の子器2とを備えている。これにより、子器2は図1、図2に示すように親器1に対し子器2のマグネットプラグ受32と親器1のマグネットプラグ31とで親器1に電気的に接続し、子器2どうしは図1に示すように先位となる子器2のマグネットプラグ31と後位となる子器2のマグネットプラグ受32とで電気的に接続することができる。この結果、親器1と子器2の電気的な接続部3、子器2と子器2との電気的な接続部4を通じて差込プラグ37で商用電源5に接続した親器1から子器2へ商用電源5からの電流を順時に供給し、親器1および子器2での調理、保温、保冷の少なくとも1つが行えるようになり、図示例ではヒータ21を加熱源とした加熱によって調理や保温が行える。このような使用のために、親器1および子器2はいずれも、図1、図2に示すように2種類の調理物を取り扱う容器41、42をヒータ21の上に着脱できるように装備したものとしている。そのように装備する容器41、42の種類や数の組合せは自由に選択でき、親器1、子器2のそれぞれにおいて、あるいは同じ親器1や子器2において複数取り扱う容器41、42などでの取り扱いが調理、保温、保冷のいずれでもよし、その組合せも自由に選択できるし、同じ調理物に対して複合した取扱いを時間経過に応じて実施することもできる。また、同じ調理、同じ保温、同じ保冷であっても、温度設定や時間経過に対する制御変化を親器1、子器2がなす取扱器ごとに、またはおよび容器41、42ごとに異ならせることができる。
さらに、親器1、子器2がなす複数の取扱器をシリーズに接続して必要数用いるため、図3に示すように親器1、子器2におけるヒータ21の給電回路40は、ヒータ21に対し、マグネットプラグ31の接続端子31aと差込プラグ37の接続端子37aまたはマグネットプラグ受32の接続端子32aとを並列になるように接続している。これにより、親器1に接続される1つの子器2、またそれに接続される1つ以上の子器2のヒータ21どうしはそれぞれ商用電源5に対して並列に接続されることになり、例えば100Vの電圧が降下するようなことなく給電されることを保証し、それぞれ設計通りの機能を発揮することができる。
また、親器1またはおよび子器2は、図3に示すように調理物の取扱い上からのヒータ21などの熱源の要否に応じて、熱源としてのヒータ21およびマグネットプラグ31への給電回路40において、ヒータ21のみのオン、オフ切換えを行う切換え手段38を備えたものとしている。このような切換え手段38は図示するような開閉スイッチによって簡単に実現する。これにより、親器1に対して子器2をシリーズに接続して、盛り付けバランスなどから、親器1またはおよび特定の子器2で調理、保温、保冷のいずれも行わないで調理物をそのまま提供するレイアウトを選択するような場合、切換え手段38の切換えによってヒータ21による温熱などを利用した取扱機能を回避した上で、後位の子器2への給電は行って所定の機能を発揮させることができる。この結果、親器1と子器2とのシリーズな接続状態で、親器1またはおよび特定の子器2で調理物をそのまま提供するレイアウトとすることが、それより後位の子器2が所定の機能を失うようなことなく達成でき、盛り付けの自由度が向上する。
なお、子器2が図2(b)に仮想線で示すように差込プラグ37をも持っていると、これによって直接商用電源5に接続して親器1なしに単独で立ち上がって機能することができる。
図5に示す例では親器1で代表して示すように、マグネットプラグ31の親器1や図示しない子器2から引き出す配線11をコードリール51に巻き取って装備し、後位のマグネットプラグ受32と接続しないときは配線11を格納できるようにしている。また、親器1に専用の差込プラグ37の配線11もコードリール52に巻取るようにしてある。もっとも、差込プラグ37が不要であるときは親器1を使用しないときであるので、差込プラグ37の配線11の電源コードは親器1のマグネットプラグ受に対しマグネットプラグで接続する着脱できるものとすることもできる。
図6に示す例は少なくとも親器1に制御回路61を持ち、親器1、子器2に温度センサ60、ヒータ21などの熱源のみをオン、オフ、またはおよび通電を高低制御する切換え制御手段62、子器2に制御回路61や切換え制御手段62との通信機能、よりよくは無線による通信機能付きのICタグ63を持ったものとし、親器1および子器2のシリーズな接続に対応して、制御回路61からの予め設定され、またユーザによって設定される選択、制御情報、温度センサ60からの取扱温度やヒータ21の温度などについての検出温度情報を受信し、切換え制御手段62を通じてヒータ21などの熱源をその時々に必要な状態に制御できる。それには、ヒータ21のオン、オフ、制御状態の変化にかかわらず、制御回路61、切換え制御手段62、ICタグ63の給電はマグネットプラグ31とともに確保される必要がある。しかし、バックアップ電源を採用することもできる。特に無線による通信機能を有したICタグ63を用いると、接続し合う親器1と子器2との関係、接続数が特定していなくても、接続した各取扱器間の通信制御が簡単に行える。また、そのための通信制御方式は自由に選択できる。もっとも、有線通信方式を採用することもできる。
図7に示す例は、2つの取扱器71に個別に収容した容器41、42に対して1つのヒータ21をそれらの境界部に設け、このヒータ21の熱をアルミニウムなどの熱伝導部材よりなる固体熱媒体12によって容器41、42に分配、伝達し供給するようにしてある。これによって、複数の容器41、42を用いる場合の親器1ないしは子器2の加熱構造および給電構造が簡略化する。これはヒータ21を他の加熱源や冷熱源に置き換えても同様である。もっとも、親器1は商用電源5への接続を行う差込プラグ37を有している。
図8に示す例は、親器1に容器41を加熱するヒータ21を設けて、このヒータ21の熱をアルミニウムなどの熱伝導部材よりなる固体熱媒体12を接続部3として、子器2の容器42に当てがった蓄熱体72に伝導して蓄熱させ、蓄熱した蓄熱体72によって容器42を加熱できるようにしている。これによって、親器1、子器2をシリーズに接続して用いる場合の親器1ないしは子器2の加熱構造および給電構造が簡略化する。これはヒータ21を他の加熱源や冷熱源に置き換えても同様である。また、接続部3は固体熱媒体12を離接できるようにすると、親器1と子器2との接続、接続解除が自由に行えるようになる。もっとも、親器1は商用電源5への接続を行う差込プラグ37を有している。
図9に示す例は、親器1に商用電源5に接続する差込プラグ37と給電によって容器41への加熱源となるヒータ21を有し、親器1と子器2との接続部3、子器2どうしの接続部4を利用した配管13とこの配管13の親器1側に設けたポンプ73とによって、ヒータ21と熱交換を図った流体熱媒体6を親器1から後位の子器2へ順次に供給した後、その逆の順序で親器1の側に戻して循環させることで、ヒータ21の熱を親器1に接続した子器2に伝達してそれらで取り扱う容器42、43を加熱できるようにしている。これによって、親器1での給電によるヒータ21の熱を、親器1にシリーズに接続した1つまたは2つ以上の子器2に接続部3または接続3、4を利用した配管13と内部の流体熱媒体6の循環とによって及ぼし、子器2は特別な熱源なしに機能させられる。このような容器41〜43に対する加熱が効率よく行われるように、親器1では容器41とヒータ21、ヒータ21と配管13による流体熱媒体6との熱伝達をアルミニウムなどよりなるブロック状の固体熱媒体74により図り、子器2では容器42、43と配管13による流体熱媒体6との熱伝達をアルミニウムなどよりなるブロック状の固体熱媒体75により図っている。配管13は親器1と子器2との間、子器2どうしの間でジョイント76aにより、末端の子器2の端末でユーターンジョイント76bにより分離できるように接続し、親器1と子器2、子器2どうしを自由に接続し、また接続を解除できるようにしている。
図10に示す例は、親器1が、媒体供給手段81によって供給、循環される流体熱媒体6を温熱または冷熱用のエネルギ源とし、図10(a)に示す親器1と子器2との接続部3、それに加えた図10(b)に示す子器2どうしの接続部4はそれを利用した配管13とポンプ73により、先位側に供給される流体熱媒体6を後位側に供給し、最後位側に供給された流体熱媒体6を先位側に戻して循環を図るようにしている。これにより、親器1およびそれに接続する子器2ともに、子器2の接続数にかかわらず、共通した1つのエネルギ源を共用して機能することができる。このような容器41〜43に対する加熱が効率よく行われるように、親器1、子器2ともに、容器42、43と配管13による流体熱媒体6との熱伝達をアルミニウムなどよりなるブロック状の固体熱媒体75により図っている。配管13は親器1と子器2との間、子器2どうしの間でジョイント76aにより、末端の子器2の端末でユーターンジョイント76bにより分離できるように接続し、親器1と子器2、子器2どうしを自由に接続し、また接続を解除できるようにしている。
本発明は複数種の調理物を個々の取り扱い器にて調理、保温、保冷なの取り扱いをしながら複数の人を対象に供給するのに実用でき、個々の取扱器への給電構造などを簡略化できる。
本発明の実施の形態に係る複数取扱器による調理物の取扱装置の1つの例を示す説明図である。 図1の装置に用いる親器および子器の関係を示す断面図である。 図1の装置の親器、子器に用いる給電回路図である。 図1の装置に用いるマグネットプラグ受けとマグネットプラグとを個別に示す断面図である。 親器、子器の別の例を示す断面図およびコードリール単体の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る複数取扱器による調理物の取扱装置の親器、子器の別の関係例を示す断面図である。 親器、子器の別の例を示す断面図である。 ヒータを持った親器から、子器への熱伝達構造を有した装置の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る複数取扱器による調理物の取扱装置のさらなる例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る複数取扱器による調理物の取扱装置の今1つの例を親器と1つの子器との関係で示す斜視図、および親器と2つの子器との関係で示す斜視図である。
符号の説明
1 親器
2 子器
3、4 接続部
5 商用電源
6 流体熱媒体
11 配線
12、75、76 固体熱媒体
13 配管
21 ヒータ
31 マグネットプラグ
32 マグネットプラグ受
31a、32a 接続端子
37 差込プラグ
38 切換え手段
40 給電回路
41、42、43 容器
62 切換え制御手段
73 ポンプ

Claims (10)

  1. 調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を持った親器および子器を用い、親器に対し1つの子器を接続するか、複数の子器を順次に接続していき、親器と子器の接続部、子器と子器との接続部を通じて親器から子器へ順次に温熱またはおよび冷熱用のエネルギを供給し、親器および子器での調理物を取り扱うことを特徴とする複数取扱器による調理物の取扱方法。
  2. 調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を持った親器および子器を用い、商用電源に接続した親器に対し1つの子器を電気的に接続するか、複数の子器を順次に電気的に接続するのを、先位の側のマグネットプラグと後位の側のマグネットプラグ受との間で行い、親器と子器の電気的な接続部、子器と子器との電気的な接続部を通じて親器から子器へ商用電源からの電流を順時に供給し、親器および子器での調理、保温、保冷の少なくとも1つを行うことを特徴とする複数取扱器による調理物の取扱方法。
  3. 差込プラグとマグネットプラグとを持った親器と、マグネットプラグ受とマグネットプラグとを持った1つまたは複数の子器とを備え、子器は親器に対し子器のマグネットプラグ受と親器のマグネットプラグとによって親器に電気的に接続し、子器どうしは先位となる子器のマグネットプラグと後位となる子器のマグネットプラグ受とで電気的に接続することにより、親器と子器の電気的な接続部、子器と子器との電気的な接続部を通じて差し込みプラグで商用電源に接続した親器から子器へ商用電源の電流を順時に供給し、親器および子器での調理、保温、保冷の少なくとも1つが行えるようにしたことを特徴とする複数取扱器による調理物の取扱装置。
  4. 商用電源に接続する差込プラグとマグネットプラグとを持った親器と、マグネットプラグ受または、マグネットプラグ受およびマグネットプラグを持った1つまたは複数の子器とを、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能を有して備えたことを特徴とする複数取扱器による調理物の取扱装置。
  5. 親器またはおよび子器は、調理物の熱源の要否に応じて、熱源およびマグネットプラグへの給電回路において、熱源のみオン、オフ切換えを行う切換え手段を備えた請求項3、4のいずれか1項に記載の複数取扱器による調理物の取扱装置。
  6. 商用電源に接続する差込プラグと、マグネットプラグと、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能と、を持った親器。
  7. マグネットプラグ受または、マグネットプラグ受および差し込みプラグと、マグネットプラグと、調理、保温、保冷の少なくとも1つの機能と、を持った子器。
  8. 親器と、これに対し1つの子器を接続するか、複数の子器を順次に接続し、親器と子器の接続部、子器と子器との接続部を通じて親器から子器へ順次に温熱またはおよび冷熱用のエネルギを供給し、親器および子器での調理、保温、保冷の少なくとも1つを行えるようにしたことを特徴とする複数取扱器による調理物の取扱装置。
  9. 親器は、商用電源に接続する差込プラグと給電によって調理、保温、保冷の少なくとも1つを行う熱源を有し、親器と子器との接続部、子器どうしの接続部は親器の加熱源からの温熱または冷熱を先位側から後位側へ伝達する熱伝導部である請求項8に記載の複数取扱器による調理物の取扱装置。
  10. 親器は、媒体供給手段によって供給、循環される熱媒体を温熱または冷熱用のエネルギ源とし、親器と子器との接続部、子器どうしの接続部は、先位側に供給される熱媒体を後位側に供給し、最後位側に供給された熱媒体を先位側に戻して循環を図る熱媒体連通部である請求項8に記載の複数取扱器による調理物の取扱装置。

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