JP2006119939A - 大規模san環境におけるディスク管理方法 - Google Patents

大規模san環境におけるディスク管理方法 Download PDF

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洋志 岡部
Akiyoshi Tanaka
章誉 田中
Akira Fujii
陽 藤井
Litton Tan
リットン タン
Tamotsu Sato
保 佐藤
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Abstract

【課題】 従来は、大規模SANを構成する場合に、既存のSANにスイッチを増設し、そこに
新たにゾーニングを用いてディスクへのセキュリティを設定していた。しかしこの方法で
は、SANの構成が大きくなるにつれて、ゾーニングの設定が煩雑になり、人手で管理する
のが難しくなってくる。また、既にSANを構成しているスイッチを接続して、規模を大き
くすることがSANという制約上不可能である。
【解決手段】 本発明では、接続対象となる各SANに管理装置を設け、そこでSAN全体のデ
ィスク情報および、ディスクに対するアクセス情報を管理する。また、SAN同士を接続装
置を介して繋ぐことで、ディスクへのアクセス要求を引継ぎ、SANを跨るアクセス要求を
処理することで、上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のSANを接続してより広域なSANを構成する場合の、ディスク管理方法に
関する。
従来のSAN環境においては、既存のSAN同士を接続して大規模SANを構成する場合に、片
方のSANにもう一方のSANのSwitchを増設し、1つのSANとした上で、新たにゾーニングを
用いてホストからディスク装置へのアクセス管理を行っている。この方法では、ホストや
ディスク、Switchの台数が増大した場合に作業が煩雑になり、人手で管理するのが難しく
なる。
この問題を解決するために、SAN同士を接続して大規模SANを構成する際に、各SANの構
成変更なしで、接続された各SANで構成される大規模SANのディスクアクセス管理を実現す
る手段が求められている。
なお、SANの特徴的な構成の例としては、特許文献1に示す公報に開示されているよう
な構成が知られている。
特開2002−7304号公報
SAN同士を接続し、大規模SANを構成する場合、ゾーニングを使用してアクセス管理をし
ている場合には、上記従来技術に示されているように、SANという構成上の制約から既存
のSAN構成のままで、SAN間を跨いでディスクにアクセスすることができない。また、前述
のようにSAN間を跨いでゾーニングを設定することができないため、アクセス管理を行う
手法も存在しない。
本発明の目的は、SAN間を接続し、大規模SANを構成する際に、ゾーニングによらないデ
ィスクアクセス管理を実現することである。
SAN間を接続するために、接続装置を設けSAN間を跨ぐアクセス要求を処理する。また、
各SANにSAN全体のディスクの情報とディスクに対するホストのアクセス権限を管理する管
理装置を設け、ディスクへのアクセス要求がSANを跨ぐ場合に、接続装置がアクセス要求
を引継ぎ、管理装置にアクセス権限を問い合わせることでSAN間を跨ぐディスクアクセス
管理を実現する。
SAN同士を接続装置を介して接続し、各SANに管理装置を設けることで、自SAN以外に存
在するディスクにも自SANのディスクと同様にアクセスを可能にし、同時にゾーニングに
よらないディスクのアクセス管理を実現する。これにより大規模SANの構築、管理を容易
にする。
以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の構成図である。
それぞれ独立したSANであるSAN1、SAN2、SAN3を接続装置(1)104、接続装置(2)114、接
続装置(3)124で接続する。各SANにはそれぞれ、管理装置(1)102、管理装置(2)112、管理
装置(3)122が存在し、SAN1、SAN2、SAN3に存在するディスクの情報と、ディスクに対する
アクセス権限を管理する。各SANは、SAN1がSwitch(1-1)110でHost(1)101とディスク装置(
1)109、管理装置(1)102が接続されたFabric構成のSAN環境、SAN2がSwitch(2-1)120でHost
(2)111とディスク装置(2)119、管理装置(2)112が接続されたFabric構成のSAN環境、SAN3
がSwitch(3-1)130でHost(3)121とディスク装置(3)129、管理装置(3)122が接続されたFabr
ic構成のSAN環境である。
図2は各SANを構成する管理装置、ディスク装置、HostとSAN間を接続する接続装置の詳
細を、SAN(1)を例として示した構成図である。
管理装置(1)102は、自SANに存在するホストの情報を登録するホスト情報テーブル201、
SAN全体のディスクの情報を登録するディスク情報テーブル202、自SANと接続されている
接続装置の情報を登録する接続装置情報テーブル203、ディスクへのアクセス権限を登録
するアクセス権限管理テーブル204、自SANの名称を登録するSAN名205、自SANに接続され
ているディスクやホストの情報を収集する接続機器データ収集部206、アクセス権限管理
テーブル204から対象ホストの情報だけを抜き出しホストにその情報を渡す機器関連付け
制御部207、接続装置からのアクセス権限参照要求などを受け付ける接続装置との通信制
御部208、アクセス権限の設定や解除を管理するアクセス権限制御部209、管理装置をSwit
ch(1-1)110と接続するHBA211から構成される。
接続装置(1)104は、SAN間を跨るディスクアクセス要求を受け付けた場合に、どの接続
装置に要求を出す必要があるかを登録するルート管理テーブル212、一度要求を受け付け
たアクセス要求のアクセス権限情報を登録する認証情報キャッシュテーブル213、接続さ
れているSANの管理装置の情報を登録する管理装置テーブル214、SAN間を跨るディスクア
クセス要求を受け付けた場合に、受け付けた要求のExchange IDと、I/O要求の送信元のFa
bricアドレスを登録するExchange ID対応付けテーブル215、ディスクへのアクセス要求を
受け付けた場合に、アクセス権限が登録されているかを管理装置に問い合わせる管理装置
との通信制御部216、他接続装置との通信を制御する接続装置との通信制御部217、ホスト
からのアクセス要求を受け付けるディスクアクセス要求制御部218、接続装置1104とSwit
ch(1-1)110を接続するHBA219、他接続装置と接続するためのHBA220から構成される。
Host(1)101は、管理装置から自ホストに関するアクセス権限情報を取得するための管理
装置との通信制御部223、取得したアクセス権限を登録するアクセス可能装置テーブル224
、ディスクとの通信を制御するディスクとの通信制御部226、Host(1)101とSwitch(1-1)11
0を接続するHBA227から構成される。
ディスク装置(1)109はWWN108、WWN107を持つCHA103、WWN108と接続されたLU106、WWN10
7と接続されたLU105から構成される。
図3は、管理装置(1)102が持つホスト情報テーブル201と接続装置情報テーブル203の内
部にあるデータの構成図である。
ホスト情報テーブル201は、Host(1)101のホスト名とHost(1)101のHBA227が持つWWN228
とFabricアドレスのように、自SAN上に存在するホスト名301とそのホストが持つWWN302、
Fabricアドレス303を保持する。本テーブルの情報は、自SANを構成する際に、管理装置の
接続機器データ収集部206により登録される。
接続装置情報テーブル203は、接続装置(1)104の名称、接続装置(1)104のHBAが持つWWN2
21、WWN221のFabricアドレスのように、自SANに接続されている接続装置名304、その接続
装置が持つ自SANと接続されているHBAのWWN305、Fabricアドレス306を保持する。本情報
は、接続装置をSANに接続する際に管理装置の接続機器データ収集部206により登録される
図4は、管理装置1102が持つディスク情報テーブル202とアクセス権限管理テーブル20
4の内部にあるデータの構成図である。
ディスク情報テーブル202は、ディスク名401、ディスクが接続されているCHAのポート
のWWN402、ディスクのLUN403、ディスクが属するSAN名404、ディスクにアクセス要求を出
す際のFabricアドレス405のように、ディスクを特定するための情報とそのディスクに対
してつけられた名前を保持する。本情報は、自SAN内にあるディスクについては、自SAN構
成時に管理装置の接続機器データ収集部206がディスク装置に問い合わせることで取得す
る。ディスク名はユーザがディスク情報収集後に一意なものを付ける。SAN名は、自SANを
構成する際にユーザが付ける。他SANと接続される場合は、他SANに存在する管理装置より
情報を取得する。
アクセス権限管理テーブル204は、アクセスを許可するディスク名406、許可対象とする
ホスト名407、ホストのHBAが持つWWN408のように、アクセスを許可するディスクとホスト
のWWNの対応付けを保持する。本情報は、全SANのディスクに対する情報を保持する。自SA
N内のホストが自SAN内のディスクにアクセスするための情報については、自SAN構成時にS
AN管理者が設定する。自SANから他のSANに対しての情報は、自SANが他のSANと接続されデ
ィスク情報テーブル202が更新された後に、SAN管理者が許可情報の追加を行う。
図5は、接続装置1104が持つ認証情報キャッシュテーブル213の内部にあるデータの構
成図である。
認証情報キャッシュテーブル213は、アクセスを許可しているホストのホスト名501、ホ
ストのHBAが持つWWN502、WWNに対してアクセス権限が登録されているディスクのディスク
名503、ディスクと接続されているCHAのポートのWWN504、ディスクのLUN505、ディスクが
所属するSAN名506、ディスクにアクセスするためのFabricアドレス507のように、ホスト
のHBAが持つWWNに対応付けられているアクセス可能ディスクの情報を保持する。
図6は、接続装置(1)104が持つルート管理テーブル212と管理装置テーブル214、Exchan
ge ID対応付けテーブル215の内部にあるデータの構成図である。
ルート管理テーブル212は、接続先となるSAN名601、接続先の接続装置のWWN602、Fabri
cアドレス603のように、接続装置とつながっている他接続装置の情報を保持する。本情報
は、接続装置を介して他SANと接続される際に登録される。
管理装置テーブル214は、接続装置(1)104とつながっているSANに存在する管理装置のWW
N604、Fabricアドレス605のように、管理装置にアクセスする際に必要な情報を保持する
。管理装置テーブルの情報は、接続装置により他SANと接続するに当たってSAN管理者が設
定する。
Exchange ID対応付けテーブル215は、FibreChannel ProtocolにおけるSCSI I/Oの基本
単位に対して、I/O要求元が割り当てる要求もとのExchange ID606、I/O要求の送信元のFa
bricアドレス607のように、ディスクへのアクセス要求を接続装置が引き継ぐために必要
な情報を保持する。本テーブルの情報は、SANを跨ぐアクセス要求が接続装置にきたとき
に登録される。
図7は、Host(1)101が持つアクセス可能装置テーブル224の内部にあるデータの構成図
である。
アクセス可能装置テーブル224は、ホストのHBAが持つWWN701、Fabricアドレス702、そ
のWWN701に対してアクセス権限が登録されているディスク名703、ディスクと接続されて
いるCHAのポートのWWN704、ディスクのLUN705、ディスクが所属するSAN名706、ディスク
にアクセスする際に要求を出す先のFabricアドレス707のように、そのホストに対してア
クセス権限が割り当てられているディスクの情報を保持する。
図8、9は、SAN2とSAN3が接続されている状態にSAN1が新たに接続装置1104を介して
接続された場合に、ディスク情報とアクセス権限情報を各SANの管理装置で同じ情報を共
有するためのシーケンス図である。なお、装置間での通信はそれぞれの通信制御部が行う
が、煩雑さを避けるために説明では通信制御部の記載を省略する。
接続装置(1)104をSAN同士をつなぐためのネットワークに接続する(ステップ801)。接続
装置(2)114と接続装置(3)124は、新たに接続装置(1)104が接続されたことを知り、接続装
置(1)104の情報(WWNとFabricアドレス)をそれぞれのルート管理テーブル212のWWN602、
Fabricアドレス603に登録する(ステップ802、803)。その情報を元に、接続装置(2)114と
接続装置(3)124は自分のWWN、Fabricアドレス、およびそれぞれの管理装置から得られたS
AN名の情報を接続装置(1)104に送信する(ステップ805、806)。送信されてきた情報を接続
装置(1)104がルート管理テーブル212のSAN名601〜Fabricアドレス603に登録する(ステッ
プ804)。登録されたFabricアドレスに対して、接続装置(1)104が自分とつながっているSA
NのSAN名205を管理装置1102に問い合わせて取得し、送信する(ステップ807)。接続装置(
2)114と接続装置(3)124がSAN名の情報をルート管理テーブル212のSAN名601に登録する(ス
テップ808、809)。接続装置(1)104が接続装置(2)114に対してディスクの情報を要求する(
ステップ810)。接続装置(2)114が自分の管理装置テーブル214を見て、そのFabricアドレ
ス605にディスクの情報を要求する(ステップ811)。管理装置(2)112は、ディスク情報テー
ブル202からディスク情報(ディスク名401〜Fabricアドレス405)をすべて取り出して接
続装置(2)114に返信する(ステップ812)。接続装置(2)114は取得したディスク情報を接続
装置(1)104に返信する(ステップ811)。接続装置(1)104は、送られてきたディスク情報のF
abricアドレスすべてを接続装置(1)104のFabricアドレスに変更する。これにより、自SAN
であるSAN1以外に存在するディスクへのアクセス要求は接続装置(1)104に行き、接続装
置にその要求を引き継がせることができる。接続装置(1)104は変更後のディスク情報を管
理装置(1)102に送信する(ステップ813)。管理装置(1)102が送信されてきたディスクの情
報をディスク情報テーブル202のディスク名401〜Fabricアドレス405に登録(ステップ814)
。接続装置(1)104はアクセス権限情報を接続装置(2)114に要求する(ステップ815)。接続
装置(2)114は管理装置(2)112にアクセス権限情報を要求する(ステップ 816)。管理装置(2
)112はアクセス権限管理テーブル204に登録されている情報(ディスク名406〜WWN408)を
すべて取り出して接続装置(2)114に返信(ステップ817)。接続装置(2)114は管理装置(2)11
2から取得したアクセス権限情報を接続装置(1)104に返信(ステップ816)。接続装置(1)104
は送信されてきたアクセス権限情報を管理装置(1)102に送信(ステップ818)。管理装置(1)
102がアクセス権限管理テーブル204のディスク名406〜WWN408に登録(ステップ819)。接続
装置(1)104は管理装置(1)102に自SAN内に存在するディスクの情報を要求(ステップ820)。
管理装置(1)102がディスク情報テーブル202から、SAN名404がSAN名205と同じである自SAN
のディスク情報(ディスク名401〜Fabricアドレス405)を取り出し返信(ステップ821)。
接続装置(1)104は取得したディスク情報を他接続装置に送信(ステップ822)。接続装置(2)
114と接続装置(3)124は、送信されてきたディスク情報のFabricアドレスを自接続装置の
ものに変換してそれぞれの管理装置にその情報を送信(ステップ823、825)。これにより、
SAN2、SAN3からSAN1のディスクにアクセスする場合の要求が接続装置にだされ、I/O要求
がそこで引き継がれる。管理装置(2)112と管理装置(3)122は送信されてきたディスク情報
をそれぞれのディスク情報テーブル202のディスク名401〜Fabricアドレス405に登録(ステ
ップ824、826)。接続装置(1)104は管理装置(1)102に、自SAN内に存在するホストのアクセ
ス権限情報を要求(ステップ827)。管理装置(1)102がアクセス権限管理テーブル204から、
ホスト名407がホスト情報テーブル201のホスト名301と一致する、自SAN内に存在するホス
トのアクセス権限情報(ディスク名406〜WWN408)を取り出し返信(ステップ828)。接続装
置(1)104は取得したアクセス権限情報を他接続装置に送信(ステップ829)。接続装置(2)11
4と接続装置(3)124は、送信されてきたアクセス権限情報をそれぞれの管理装置に送信(ス
テップ830、832)。管理装置(2)112と管理装置(3)122は送信されてきたアクセス権限情報
をそれぞれのアクセス権限管理テーブル204のディスク名406〜WWN408に登録(ステップ831
、833)。
図10は、新規にディスクが追加された場合に、追加されたディスクの情報を各SANの
管理装置で共有するシーケンス図である。
管理装置(1)102の接続機器データ収集部206が自SAN内のディスク装置のCHAに対してデ
ィスクの情報を要求する(ステップ902)。要求を受けたCHAが接続されているディスクの情
報(WWN、LUN、Fabricアドレス)を返信(ステップ901)。接続機器データ収集部206は、受
け取ったディスクの情報と、現在のディスクの状態をディスク情報テーブル202から取得
した情報とを比較し、新規にディスクが追加されていれば、CHAから受け取ったディスク
の情報にディスク名401(SAN管理者が指定)とSAN名404を追加してディスク情報テーブル
202にその情報を追加する(ステップ903、904)。接続機器データ収集部206は新規に追加さ
れたディスクの情報を接続装置(1)104に送信(ステップ905)。接続装置(1)104がルート管
理テーブル212を見て他接続装置に情報を送信する(ステップ906)。接続装置(2)114、接続
装置(3)124がディスクの情報を受け取り、情報の登録要求を管理装置(2)112、管理装置(3
)122に送信する(ステップ907、909)。管理装置(2)112、管理装置(3)122がディスク情報テ
ーブル202にディスク情報(ディスク名401〜Fabricアドレス405)を登録する(ステップ90
8、910)。
図11は新規にディスクへのアクセス許可をHost(1)101に対して登録し、その情報が各
SANで共有される場合のシーケンス図である。
管理装置(1)102のアクセス権限制御部209を利用することで新規アクセス許可の登録要
求がだされ(ステップ1001)、アクセス権限管理テーブル204のディスク名406〜WWN408に情
報が登録される(ステップ1002)。アクセス権限制御部209は、新たなアクセス許可情報を
接続装置に送信する要求を、接続装置との通信制御部208に出す(ステップ1003)。接続装
置との通信制御部208は、管理装置(1)102の接続装置情報テーブル203に登録されている接
続装置にアクセス許可情報を送信する(ステップ1004)。接続装置(1)104が送信されてきた
アクセス許可情報をルート管理テーブル212に登録されている他接続装置に送信する(ステ
ップ1005)。接続装置(2)114、接続装置(3)124が情報を受け取り、それぞれ管理装置(2)11
2、管理装置(3)122にアクセス許可情報を送信する(ステップ1006、1009)。管理装置112、
122のアクセス権限管理テーブル204のディスク名406〜WWN408に情報が登録される(ステッ
プ1007、1008)。アクセス権限制御部209は、新たなアクセス許可情報とそれに該当するデ
ィスク情報(ディスク名401〜Fabricアドレス405)をHost(1)101に送信する(ステップ101
0)。Host(1)101が受信したアクセス許可情報とそれに該当するディスク情報(ディスク名
401〜Fabricアドレス405)からアクセス可能装置テーブル224のWWN(ホスト)701〜Fabric
アドレス707を更新する(ステップ1011)。
図12は、SAN1のHost(1)101がSAN2のディスク116にアクセス要求を出した場合の接
続装置1104、接続装置2114の処理を示すフローチャートである。
Host(1)101がアクセス可能装置テーブルのディスク116のFabricアドレス707を元に、接
続装置(1)104にアクセス要求をだし、接続装置(1)104がディスク116へのHost(1)101のア
クセス要求を受け取る(ステップ1101)。接続装置(1)104の認証情報キャッシュテーブル21
3にアクセス権限が登録されているかを、受け取ったアクセス要求のホスト名、ホストのW
WN、ディスク名を元に調べる(ステップ1102)。アクセス権限が存在しない場合、管理装置
(1)102にアクセス権限が登録されているか否かを問い合わせる(ステップ1103)。アクセス
権限情報が登録されていない場合は、ホストにアクセス権限が無いことが通知され、フレ
ームが破棄され(ステップ1105)、処理を終了する。アクセス権限が存在する場合、接続装
置(1)104の認証情報キャッシュテーブル213に、ステップ1103の問合せで得られたディス
ク情報(WWN402〜Fabricアドレス405)を付加して、情報を登録する(ステップ1106)。認
証情報キャッシュテーブル213にアクセス権限情報があらかじめ存在する場合は、管理装
置(1)102には情報を問い合わせない。接続装置(1)104は、アクセス要求のホスト名、ホス
トのWWN、ディスク名を元に認証情報キャッシュテーブル213から取得したSAN名506でルー
ト管理テーブル212を調べ適切な接続装置にアクセス要求を送信する(ステップ1107)。接
続装置(2)114に要求が届き、ステップ1102と同様に認証情報キャッシュテーブル213にア
クセス権限が登録されているかを調べる。存在しない場合、管理装置(2)112にアクセス権
限情報を問い合わせる。アクセス権限が存在しない場合は、接続装置(1)104にアクセス権
限が無いことを通知し、フレームを破棄し(ステップ1111)、接続装置(1)104が管理装置(1
)102にアクセス権限を削除するよう通知(ステップ1114)。アクセス権限が存在する場合は
、ステップ1106と同様に認証情報キャッシュテーブル213に情報を登録する(ステップ1112
)。認証情報キャッシュテーブル213にアクセス権限情報が既に存在する場合は管理装置(2
)112に問い合わせは行わない。接続装置(2)114は、アクセス要求のホスト名、ホストのWW
N、ディスク名を元に認証情報キャッシュテーブル213から取得したFabricアドレス507に
アクセス要求を送信し、アクセス要求がディスク116に到達する(ステップ1113)。
図13は、ホストに対してアクセス権限が割り当てられているディスクの情報を管理装
置102から取り出し、ホスト(1)101のアクセス可能装置テーブルに登録する際のシーケン
ス図である。本処理は、ホストの再起動時に実行されるものとする。
Host(1)101の管理装置との通信制御部223がアクセスできるディスクの情報を管理装置(
1)102に要求する(ステップ1202)。管理装置(1)102のアクセス権限制御部209がHost(1)101
にアクセス許可されているディスクの情報を、アクセス権限管理テーブル204からホスト
名407を参照してディスク名406とホストのWWN408を取り出し、ホスト情報テーブル201か
らホスト名301とWWN302を参照してホストのFabricアドレス303を取り出し、ディスク情報
テーブル202からディスク名401を参照してWWN402〜Fabricアドレス405を取り出して返信(
ステップ1201)。アクセス権限情報を管理装置との通信制御部223が受け取る(ステップ120
3)。受け取ったアクセス権限情報をアクセス可能装置テーブル224のWWN701〜Fabricアド
レス707に登録する(ステップ1204)。
図14は、SAN1に存在するユーザプログラムがSAN2のディスク(LU116)へI/O要求を出
したときのシーケンス図である(図12において認証情報キャッシュが登録されている場
合)。
Host(1)101で動作するユーザプログラム1301がI/O要求を出す(ステップ1302)。Host(1)
101のディスクとの通信制御部226がI/O要求のディスク名を元にアクセス可能装置テーブ
ル224にアクセス可否を見に行く(ステップ1303)。アクセス権限が登録されていれば、そ
の情報を元に使用するホストのWWNを決定し、ディスク(LU116)のFabricアドレス707を得
てI/O要求を送信(ステップ1304)。他SANのディスクの場合はディスクのFabricアドレス70
7は接続装置(1)104のFabricアドレスになっているのでI/O要求は接続装置(1)104に渡り、
接続装置(1)104のディスクアクセス要求制御部218が、アクセス権限が認証情報キャッシ
ュテーブル213に存在することを確認する(ステップ1305)。登録されている場合は、要求
もとのフレーム(1回のI/O要求でやり取りされるデータの最小単位)に存在するExchang
eID(I/O要求ごとにユニークに付けられたID)とI/O要求送信元のFabricアドレスをExcha
nge ID対応付けテーブル215のExchange ID(要求元)606とFabricアドレス(送信元)607に登
録する(ステップ1306)。ディスクアクセス要求制御部218が接続装置(1)104のルート管理
テーブル212を見て送信先の接続装置を知る(ステップ1307)。I/O要求送信先Fabricアドレ
スを接続装置(2)114のFabricアドレスに置き換え、送信元のFabricアドレスを接続装置(1
)104のFabricアドレスに置き換えることで、I/O要求が接続装置(1)104と接続装置(2)114
間のI/O要求として引き継がれ、接続装置104の接続装置との通信制御部217からI/O要求が
接続装置2114に発行される(ステップ1308)。接続装置(2)114がアクセス権限が認証情報
キャッシュテーブル213に存在することを確認(ステップ1309)。フレームのExchange IDと
I/O要求送信元のFabricアドレスを接続装置(2)114の Exchange ID対応付けテーブル215に
登録する。I/O要求の宛先Fabricアドレスを認証情報キャッシュテーブル213の情報からLU
116のものに置き換え、I/O要求送信元Fabricアドレスを接続装置(2)114のFabricアドレス
に置き換えることで、I/O要求が接続装置(2)114とLU116間のI/O要求として引き継がれ、
ディスク(LU116)にI/O要求が発行される(ステップ1310)。ディスク(LU116)でのI/O処理が
行われ、接続装置(2)114に返信が返される(ステップ1311)。接続装置2114は、かえって
きたI/O要求のExchange IDとExchange ID対応付けテーブル215を照らし合わせて、一致す
るところのFabricアドレスを得る。このFabricアドレスをI/O要求の返信先のFabricアド
レスに置き換え、送信元を接続装置(2)114のFabricアドレスに置き換えることで、要求を
接続装置(1)104に返す(ステップ1312)。接続装置(1)104の接続装置との通信制御部217がI
/Oの返信を受け取りディスクアクセス要求制御部218に渡す(ステップ1313)。接続装置(1)
104のディスクアクセス要求制御部218において、フレームのExchange IDとExchange ID対
応付けテーブル215を照らし合わせて、一致するところのFabricアドレスを得る。このFab
ricアドレスをI/O要求の返信先のFabricアドレスに置き換え、送信元を接続装置(1)104の
Fabricアドレスに置き換えることで、要求を返す(ステップ1314)。ユーザプログラムがI/
O要求実施結果を受け取る(ステップ1315)。なお、Exchange ID対応付けテーブル215に登
録されたデータは、一定時間経過後、接続装置のディスクアクセス要求制御部218により
削除される。
本発明の実施例である、3つのSANが接続された構成図である。 各SANに存在する装置が保持するデータを示した構成図である。 管理装置が保持するホスト情報テーブルと接続装置情報テーブル内に存在するデータの構成図である。 管理装置が保持するディスク情報テーブルとアクセス権限管理テーブル内に存在するデータの構成図である。 接続装置が保持する認証情報キャッシュテーブル内に存在するデータの構成図である。 接続装置が保持するルート管理テーブル、管理装置情報、Exchange ID対応付けテーブル内に存在するデータの構成図である。 ホストが保持するアクセス可能装置テーブル内に存在するデータの構成図である。 SAN2、SAN3が既に接続されている状態にSAN1が接続されたときの、ディスク装置情報、アクセス権限情報が各SANの管理装置で共有されるまでのシーケンス図(その1)である。 SAN2、SAN3が既に接続されている状態にSAN1が接続されたときの、ディスク装置情報、アクセス権限情報が各SANの管理装置で共有されるまでのシーケンス図(その2)である。 SAN1に新規にディスクが追加されたときの、追加されたディスク情報が各SANの管理装置で共有されるまでのシーケンス図である。 新規にアクセス許可を追加したときの、追加されたアクセス許可情報が各SANの管理装置で共有されるまでのシーケンス図である。 SAN1のホストがSAN2のディスクにはじめてアクセスするときの接続装置の動作を示したフローチャートである。 ホストに自分がアクセスできるディスクの情報を登録するときのシーケンス図である。 SAN1のホストに存在するユーザプログラムがSAN2のディスクにI/O要求を出し、それが戻ってくるまでの、一連の流れを示したシーケンス図である。
符号の説明
101…ホスト、102…管理装置、103…チャネルアダプタ(CHA)、104…接続装置、105…ロ
ジカル・ユニット(LU)、106…ロジカル・ユニット(LU)、107…ワールド・ワイド・ネーム
(WWN)、108…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、109…ディスク装置、110…Switch、111…
ホスト、112…管理装置、113…チャネルアダプタ(CHA)、114…接続装置、115…ロジカル
・ユニット(LU)、116…ロジカル・ユニット(LU)、117…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)
、118…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、119…ディスク装置、120…Switch、121…ホス
ト、122…管理装置、123…チャネルアダプタ(CHA)、124…接続装置、125…ロジカル・ユ
ニット(LU)、126…ロジカル・ユニット(LU)、127…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、128
…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、129…ディスク装置、130…Switch、201…ホスト情報
テーブル、202…ディスク情報テーブル、203…接続装置情報テーブル、204…アクセス権
限管理テーブル、205…SAN名、206…接続機器データ収集部、207…機器関連付け制御部、
208…接続装置との通信制御部、209…アクセス権限制御部、210…ワールド・ワイド・ネ
ーム(WWN)、211…ホストバスアダプタ(HBA)、212…ルート管理テーブル、213…認証情報
キャッシュテーブル、214…管理装置テーブル、215…Exchange ID対応付けテーブル、216
…管理装置との通信制御部、217…接続装置との通信制御部、218…ディスクアクセス要求
制御部、219…ホストバスアダプタ(HBA)、220…ホストバスアダプタ(HBA)、221…ワール
ド・ワイド・ネーム(WWN)、222…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、223…管理装置との通
信制御部、224…アクセス可能装置テーブル、225…SCSIコントローラ、226…ディス
クとの通信制御部、227…ホストバスアダプタ(HBA)、228…ワールド・ワイド・ネーム(WW
N)、301…ホスト名、302…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、303…Fabricアドレス、304
…接続装置名、305…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、306…Fabricアドレス、401…ディ
スク名、402…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、403…ロジカルユニットナンバー(LUN)、
404…SAN名、405…Fabricアドレス、406…ディスク名、407…ホスト名、408…ワールド・
ワイド・ネーム(WWN)、501…ホスト名、502…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、503…デ
ィスク名、504…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、505…ロジカルユニットナンバー(LUN)
、506…SAN名、507…Fabricアドレス、601…SAN名、602…ワールド・ワイド・ネーム(WWN
)、603…Fabricアドレス、604…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、605…Fabricアドレス
、606…ExchangeID、607…Fabricアドレス、701…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、702
…Fabricアドレス、703…ディスク名、704…ワールド・ワイド・ネーム(WWN)、705…ロジ
カルユニットナンバー(LUN)、706…SAN名、707…Fabricアドレス。

Claims (1)

  1. SAN間を接続するための接続装置を備え、前記接続装置で接続された全SANのディスク情
    報、及びディスクへのアクセス権限を管理する管理装置を自SAN内に備え、自SAN内の計算
    機から、自SAN内の管理装置が有するディスク情報を用いて他SAN、及び自SANのディスク
    装置へアクセスできるようにしたことを特徴とするディスク管理システム。

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