JP2006118792A - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
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    • F25D2321/141Removal by evaporation
    • F25D2321/1412Removal by evaporation using condenser heat or heat of desuperheaters

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Abstract

【課題】最下部の貯蔵室の収納量を増加させた上に、内容積を損なうことなく、蒸発皿の水の蒸発量を十分に確保する。
【解決手段】内箱21と外箱22と発泡断熱材23からなる断熱箱体2と、断熱箱体2の天面もしくは背面上部に圧縮機33を配設し、断熱箱体2の下部に蒸発皿15を備え、凝縮器と接続された凝縮パイプ46は内箱21と外箱22との間の外箱22側に備えられるとともに凝縮器の一部を蒸発皿15内部もしくは近傍に配置することで蒸発皿15内の水を加熱により蒸発させ、最下部の貯蔵室の収納量を増加させた上に、内容積を損なうことなく、蒸発皿の水の蒸発量を十分に確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は圧縮機を天面部に積載した冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むと共に、その使い勝手や収納性の向上が求められている。
従来のこの種の冷蔵庫は、下奥部の使い勝手の向上を図るために、冷蔵庫本体の上部に冷凍サイクルの構成部品を収納する方法が取られていた。また、蒸発皿は蒸発皿内滞留水の蒸発量の向上、冷蔵庫運搬時の水漏れ防止の観点から冷蔵庫最下部に収納するという方法がとられていた(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の構成を示すものである。
図8に示すように、冷蔵庫本体1は断熱箱体2を有し、断熱箱体2の前方開放面には扉3が設けられている。断熱箱体2はルーフパネル4、ベースパネル5、サイドパネル6、リアパネル7で組み立てられている。断熱箱体2の内部には冷却ユニット8が取りつけられている。冷却ユニット8は冷却ダクト9、庫内ファン10、冷却器11、排水パイプ12で構成されている。排水パイプ12の後端部は、リアパネル7の内部に埋設された排水路13に接続しており、排水路13の下端部はベースパネル5の下面に取りつけられた排水部材14の上方に臨んでおり、排水部材14の前方端部は、ベースパネル5の下面に配置された蒸発皿15の上方に臨んでいる。
また、断熱箱体2のルーフパネル4の上面には機械室16が配設されている。機械室16の機械室カバー17内には、圧縮機(図示せず)、凝縮器(図示せず)、凝縮器冷却ファン(図示せず)が配設されている。機械室カバー17の右側に吸気口18、左側及び後側には吸排気口19が設けられている。機械室カバー17の後方下部からは、リアパネル7に沿って、排気ダクト20が設けられている。排気ダクト20は、機械室16の機械室カバーと粗同等の幅を有している。
以上の構成において、冷却器11の除霜時に発生する除霜水は、排水パイプ12から排水路13を経て、排水部材14を通り、蒸発皿15に排水される。
また、機械室16の運転時に凝縮器冷却用ファンが回転駆動し、吸気口18より吸気し、左側の排気口19から排出されるとともに、その一部が後側の排気口19にも排気される。このように、排出された排気は、矢印にて示すように、排気ダクト20を通り、下方に排出される。排出された排気はリアパネル7及び蒸発皿15を加温し、蒸発皿内の水を蒸発させている。
特開平11−63790号公報
しかしながら、上記従来の構成では、断熱箱体の最上部から最下部に空気が送られるため、冷蔵庫の高さが1800mm程度となっている近年では、通風抵抗が非常に大きく、蒸発皿内の水を蒸発させるために十分な送風面積が必要である。よって、十分な送風面積を有すると、収納容積が低下するという問題があった。
また、送風面積を拡大する代わりにファンの大型化や高速化を行っても、機械室の収納スペースの増加やファン騒音の増大を引き起こす可能性があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、最下部の貯蔵室の収納量を増加させた上に、内容積を損なうことなく、蒸発量の十分な確保を図る冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は内箱と外箱と発泡断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面もしくは背面上部に圧縮機を配設し、前記圧縮機の高圧側に接続される凝縮器と前記断熱箱体の下部に配設される蒸発皿とを備えるとともに前記凝縮器の一部が前記蒸発皿の内部を経由したものである。
これにより、蒸発皿内の水を加熱することによって蒸発させることができる。
また、本発明の冷蔵庫は、凝縮器の一部を蒸発皿の近傍に配設したものである。
これにより、蒸発皿内の水を加熱するとともに、蒸発皿近傍の相対湿度を低下させることによって蒸発させることができる。
本発明の冷蔵庫は、最下部の貯蔵室の収納量を増加させた上に、内容積を損なうことなく、蒸発皿の水の蒸発量を十分に確保する冷蔵庫を提供することができる。
また、構造も簡単であるため、組立てや解体の作業を容易にすることができ、しかも安価に製品を提供することができる。
また、本発明の冷蔵庫は、凝縮パイプの一部を蒸発皿近傍に配設しているため、蒸発能力を確保しつつ、蒸発皿を冷蔵庫前方に引き出すことができる。
請求項1に記載の発明は、内箱と外箱と発泡断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面もしくは背面上部に配設された圧縮機と、前記圧縮機の高圧側に接続される凝縮器と、前記断熱箱体の下部に配設される蒸発皿とを備え、前記凝縮器は前記断熱箱体の上部側に配設され、前記凝縮器と接続された凝縮パイプは前記内箱と前記外箱との間の前記外箱側に備えられるとともに前記蒸発皿の内部を経由することにより、圧縮機の高圧側に接続された高温の凝縮器が冷蔵庫の上部側に備えられることで周辺の高温の空気が上昇しやすくなり放熱効率が良くなるとともに、凝縮器と接続された凝縮パイプが冷蔵庫の外箱側に備えられることで、さらに凝縮器の放熱を促進した上で、蒸発皿内の水を直接、加熱することができ、蒸発皿の水の蒸発量を十分に確保することができる。
また、圧縮機が断熱箱体の上部側に配設されているので断熱箱体の下部には機械室等がない為、断熱箱体の下部に備えられた蒸発皿は最大で断熱箱体の横断面積と同等程度まで大きくすることができるので水の蒸発を促進することができ、さらに凝縮パイプにより蒸発を促進することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加え、蒸発皿の冷蔵庫本体の前方側を後方側より深くし、凝縮器の一部が前記蒸発皿の内部前方を経由するよう配設しことにより、蒸発皿内の水を集中的に加熱することで、蒸発能力をさらに向上させることができると共に、蒸発皿を引き出すことも可能になるため、蒸発皿の清掃性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、内箱と外箱と発泡断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面もしくは背面上部に圧縮機を配設し、前記圧縮機の高圧側に接続される凝縮器と、前記断熱箱体の下部に配設される蒸発皿とを備え、前記凝縮器は前記断熱箱体の上部側に配設され、前記凝縮器と接続された凝縮パイプは前記内箱と前記外箱との間の前記外箱側に備えられるとともに前記蒸発皿近傍に配設されたことで、圧縮機の高圧側に接続された高温の凝縮器が冷蔵庫の上部側に備えられることで周辺の高温の空気が上昇しやすくなり放熱効率が良くなるとともに、凝縮器と接続された凝縮パイプが冷蔵庫の外箱側に備えられることで、さらに凝縮器の放熱を促進した上で、蒸発皿内の水を加熱することができ、蒸発皿の水の蒸発量を十分に確保することができる。
また、圧縮機が断熱箱体の上部側に配設されているので断熱箱体の下部には機械室等がない為、断熱箱体の下部に備えられた蒸発皿は最大で断熱箱体の横断面積と同等程度まで大きくすることができるので水の蒸発を促進することができ、さらに凝縮パイプにより蒸発を促進することができる。
また、蒸発皿を引き出すことが容易にできるため、蒸発皿の清掃性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に、凝縮器のうち圧縮機の高圧側と接続され蒸発皿内の水または蒸発皿を加熱する凝縮パイプと内箱との間に真空断熱材を配設したことにより、冷蔵庫内からの温度の影響を受けにくくなるため、凝縮器が高い温度を維時したまま、蒸発皿の水を加熱することで、最下部の貯蔵室の収納量を増加させた上に、内容積を損なうことなく、蒸発皿の水の蒸発量を十分に確保することができる。
また、凝縮パイプから冷蔵庫内への侵入熱量が低下するため、省エネ性も向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の断熱箱体下部にファンを設け、ファンにて蒸発皿の上面に対流をおこすことで、蒸発皿表面の熱伝達率が増加し、最下部の貯蔵室の収納量を増加させた上に、内容積を損なうことなく、蒸発皿の水の蒸発量を十分に確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によって、この発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略断面図を示すものであり、図2は冷蔵庫の背面概略図を示すものであり、図3は蒸発皿引き出し時の冷蔵庫の概略部分断面図を示すものであり、図4は真空断熱材の構造図を示すものであり、図5は真空断熱材の概略図を示すものである。
図1において、冷蔵庫本体1は複数の断熱区画に区分されている断熱箱体2と各断熱区画に設けられた扉にて構成されている。断熱箱体2はABSなどの樹脂体を真空成型した内箱21とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱22とで構成された空間に発泡断熱体23を注入してなる断熱壁を備えている。発泡断熱体23はたとえば硬質ウレタンフォームやフェノールフォームやスチレンフォームなどが用いられる。発泡材としてはハイドロカーボン系のシクロペンタンを用いると、温暖化防止の観点でさらによい。
断熱箱体2は、上から冷蔵室24、野菜室25と冷凍室26の構成となっている。各断熱区画にはそれぞれ断熱扉がカスケット27を介して設けられている。上から冷蔵室扉28、野菜室扉29、冷凍室扉30である。
冷蔵室24は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1〜5℃で設定されている。また、貯蔵ケース31は肉魚などの保鮮性向上のため比較的低めの温度、たとえば−3〜1℃で設定される。野菜室25は冷蔵室24と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃とすることが多い。低温にすれほど葉野菜の鮮度を長期間維持することが可能である。
冷凍室26は冷凍保存のために通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。
断熱箱体2は天面後方部を窪ませた凹み部32を設けてある。凹み部32には機械室16が設けられており、機械室16は圧縮機33と、フィンを螺旋状に巻き付けたパイプよりなる凝縮器(スパイラルフィン型凝縮器)34と、凝縮器冷却用ファン35を収納している。
凝縮器は外箱22の内側に熱伝達よく貼り付けられた自然空冷タイプや、各室断熱扉体間の仕切りに配設して防滴防止を行うための配管を組み合わせてもよい。
凹み部には上面と背面が一体になった機械室カバー17が設けられており、機械室カバー17の上面には外気を取り入れるための吸入口(図示せず)と背面には外気を排出するための排気口19が設けられている。
野菜室25と冷凍室26の背面に冷却室36が設けられ、冷却室36は断熱性を有する第一の仕切り37で野菜室25及び冷凍室26を仕切っている。野菜室25と冷凍室26は断熱性を有する第二の仕切り38で仕切られている。
冷却室36には、冷却器11と、強制対流式による庫内ファン10と、冷却時に冷却器11に付着する霜を除霜するラジアントヒータ39と、除霜された水を受けるドレンパン40と、ドレンパン40に接続された排水管41が断熱箱体2の底面を経由し、断熱箱体2の底面下部に設けられた蒸発皿15に排水するよう構成された除霜水排水機構42が設けられている。
断熱箱体2の底面下部に設けられた蒸発皿15は、蒸発皿15の表面積を拡大させるために浅広く形成されている。また、蒸発皿15の底面は、前方の深さが深くなるように、後方から前方にかけて傾斜しており、排水された水が前方に溜まりやすい構造となっている。
断熱箱体2の底面には浸漬パイプ43が設けられており、浸漬パイプ43は断熱箱体2の底面にそって、前方まで配設され、蒸発皿15の内部前方でのみ蒸発皿に浸る形状となっている。
蒸発皿15の底面から両側面にかけて、蒸発皿15をうける蒸発皿保持部材44が断熱箱体2の底面に設置されている。蒸発皿15は蒸発皿部材44の上に収容されている。蒸発皿保持部材44は蒸発皿15の底面同様、前方にかけて傾斜しており、蒸発皿保持部材44の前端面と浸漬パイプ43の距離は蒸発皿15の後壁高さよりも大きくなっており、蒸発皿15を前方に引き出す際に、接触しない構造となっている。
外箱22と内箱21間の発泡断熱材23中に真空断熱材45が配設されている。真空断熱材45は浸漬パイプ43とスパイラルフィン型凝縮器34を接続する凝縮パイプ46を挟み込んで金属材料を用いたことで熱伝導性の良好な外箱22の内面側にアルミ等の良熱伝導性の両面テープやホットメルト接着剤等で、外箱との熱伝導が行われるように貼り付けられており、外箱22を放熱板として利用することで、より放熱効率を高めることができる。
真空断熱材45は内部に芯材47を有し、芯材47はグラスウールなどの無機繊維集合体を加熱乾燥後、複数の材料よりなるガスバリア性フィルム48に挿入し、内部を真空引きして開口部を封止することにより形成されている。また、真空断熱材45は凝縮パイプ46を挟み込むための溝49を設けており、本実施例の真空断熱材45に設けた溝49は直線であるが、配管の形状に合わせて曲線等でもよい。
また、内箱と凝縮パイプの間に真空断熱材を配置する構造であれば、真空断熱材を内箱に貼り付けたり、発泡断熱材内に配設してもよい。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルの動作について説明する。庫内の設定された温度に応じて制御基盤(図示せず)からの信号により冷凍サイクルが動作して冷却運転が行われる。圧縮機33の動作により吐出された高温高圧の冷媒は、スパイラルフィン型凝縮器34と、凝縮パイプ46と、浸漬パイプ43にて放熱して凝縮液化し、キャピラリ(図示せず)に至る。その後、キャピラリではサクションライン(図示せず)と熱交換しながら減圧されて低温低圧の液冷媒となって冷却器11に至る。
庫内ファン10の動作により、各貯蔵室内の空気と熱交換されて冷却器11内の冷媒は蒸発気化する。低温の冷気をダンパ(図示せず)などで分配することで各室の冷却を行う。冷却器11を出た冷媒はサクションラインを経て圧縮機33へと吸い込まれる。
一定時間、各室の冷却を行った後、冷却器11に付着した霜を除去するために、圧縮機33を停止し、ラジアントヒータ39に通電される。すると、冷却器11に付着した霜が溶解し、ドレンパン40上に滴下し、排水管41を経由して、蒸発皿15に滞留する。
冷却器11の霜が除去された後、ラジアントヒータ39の通電が終了し、再度、圧縮機33が動作する。蒸発皿15に滞留した水は圧縮機33の動作中、浸漬パイプ43により加熱され、蒸発皿15より蒸発する。
以上のように、本発明の形態においては、蒸発皿15を冷蔵庫底面に配設し、凝縮器34の一部である凝縮パイプ46が蒸発皿15内を経由するようにしたことにより、蒸発皿内も水を直接、加熱することで、最下部の貯蔵室の収納量を増加させた上に、内容積を損なうことなく、蒸発皿内の水の蒸発量を十分に確保することができる。
また、構造も簡単であるため、組立てや解体の作業を容易にすることができ、しかも安価に製品を提供することができる。
また、冷蔵庫本体1の上部に配置された凝縮器34と下部に配置された蒸発皿15を関連付けるために必要となる凝縮パイプ46を外箱22に熱伝導的に固定して中継させることで、外箱22の鋼板等の金属パネルを放熱板として有効活用でき凝縮能力を高めることができる。
しかも、凝縮パイプ46の外箱背面に配設された部位を真空断熱材で複層したことにより、冷蔵庫内からの温度影響を受けにくくなるため、凝縮パイプ46からの放熱は冷蔵庫の庫内側への熱影響が抑えられて、より放熱効率が高められるとともに、必要以上に庫内側から熱を奪われずに浸漬パイプ43の温度を高く保つことができ、蒸発皿内の蒸発能力をさらに促進することができる。
また、圧縮機33が断熱箱体2の上部側に配設されているので断熱箱体2の下部には機械室等がない為、断熱箱体2の下部に備えられた蒸発皿15は最大で断熱箱体2の横断面積と同等程度まで大きくすることができるので水の蒸発を促進することができ、さらに凝縮パイプ46により蒸発を促進することができる。
また、凝縮パイプ46からの冷蔵庫内への侵入熱量を低減できるため、省エネを図ることができる。
さらにまた、蒸発皿15の底面を後方から前方にかけて下側に傾斜させ、浸漬パイプ43を蒸発皿15の前方に浸る構造としたことにより、蒸発皿15内の水を集中的に加熱し、蒸発皿15内の蒸発能力をさらに促進することができる。
また、蒸発皿15を冷蔵庫前方に引き出しても浸漬パイプ43を接触しない構造としたことで、蒸発皿15を引き出すことが可能となり、蒸発皿15の清掃性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の概略断面図を示すものである。なお、背景技術を同一構成については同一符号を付す。また、実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。
蒸発皿15の底面には凝縮パイプとプレートを接触固定させたプレート型凝縮器50が配設されている。
また、プレート型凝縮器50の上面には蒸発皿15が配設されている。
以上のように、本発明の形態においては、蒸発皿15下面からプレート型凝縮器50にて蒸発皿15を加熱することにより、蒸発皿15内の水を加熱するとともに、蒸発皿15近傍の相対湿度を低下させることで、蒸発皿15内の水の蒸発量を増加させることができる。
また、プレート型凝縮器50の上面に蒸発皿15を設けているため、蒸発皿15を保持する部材を用いることなく、プレート型凝縮器50を保持すると共に、蒸発皿15を冷蔵庫前方に引き出すことができる。
また、冷蔵庫底面にも凝縮器を配設することで、凝縮能力を向上することができ、省エネを図ることができる。
なお、上記実施の形態2においては、プレート型凝縮器50を用いたが、これに限定されるものでなく、要は蒸発皿近傍を加熱させる凝縮器であればよい。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3における冷蔵庫の概略断面図を示すものである。なお、背景技術を同一構成については同一符号を付す。また、実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。
冷蔵庫底面の蒸発皿15の後方にはクロスフローファン51が設置されている。クロスフローファン51により、蒸発皿上方に対流をおこさせる。
以上のように、本発明の形態においては、クロスフローファン51にて蒸発皿15上方に対流をおこさせることで、蒸発皿15内の水の熱伝達率を増加させることにより、さらに蒸発能力を向上させることができる。
なお、上記実施の形態3においては、クロスフローファン51により対流をおこす構成としたが、これに限定されるものでなく、要は冷蔵庫の内容積を損なわない程度の大きさのファンであれば良い。
また、上記実施の形態3においては、蒸発皿15後方に設置する構成としたが、蒸発皿15上方の熱伝達率の増加を目的としているため、例えば、断熱箱体2の底面に取り付ける構成としても良い。
以上のように、本発明に係る冷蔵庫は、蒸発皿の水の蒸発量を十分に確保するため、家庭用冷蔵庫のみならず業務用冷蔵庫、自動販売機、その他の冷却機器を備えた貯蔵庫の冷凍サイクル構成として有用である。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の背面概略図 本発明の実施の形態1における蒸発皿の引き出し時の概略部分断面図 本発明の実施の形態1における真空断熱材の構造図 本発明の実施の形態1における真空断熱材の概略図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の概略断面図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の概略断面図 従来の冷蔵庫の概略断面図
符号の説明
2 断熱箱体
15 蒸発皿
21 内箱
22 外箱
23 発泡断熱材
33 圧縮機
43 浸漬パイプ
45 真空断熱材
50 プレート型凝縮器
51 クロスフローファン

Claims (5)

  1. 内箱と外箱と発泡断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面もしくは背面上部に配設された圧縮機と、前記圧縮機の高圧側に接続される凝縮器と、前記断熱箱体の下部に配設される蒸発皿とを備え、前記凝縮器は前記断熱箱体の上部側に配設され、前記凝縮器と接続された凝縮パイプは前記内箱と前記外箱との間の前記外箱側に備えられるとともに前記蒸発皿の内部を経由する冷蔵庫。
  2. 蒸発皿の冷蔵庫本体の前方側を後方側より深くし、凝縮器の一部が前記蒸発皿の内部前方を経由するよう配設した請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 内箱と外箱と発泡断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面もしくは背面上部に圧縮機を配設し、前記圧縮機の高圧側に接続される凝縮器と、前記断熱箱体の下部に配設される蒸発皿とを備え、前記凝縮器は前記断熱箱体の上部側に配設され、前記凝縮器と接続された凝縮パイプは前記内箱と前記外箱との間の前記外箱側に備えられるとともに前記蒸発皿近傍に配設された冷蔵庫。
  4. 凝縮器のうち圧縮機の高圧側と接続され蒸発皿内の水または蒸発皿を加熱する凝縮パイプと内箱との間に真空断熱材を配設した請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 断熱箱体の下部にファンを備えた請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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