JP2006115188A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 追いかけ再生モードを持ち、再生画像が入力画像信号に基づく入力画像に追いついて、画面表示を入力映像信号に切り替えた時に、視聴者等のユーザが感じる可能性がある違和感を極力生じさせないことが可能な映像信号記録再生装置を提供する。
【解決手段】 入出力信号制御部1は、入力映像信号を記憶再生装置2に記録しながら同時に再生して出力映像信号を出力する。タイムコード監視部3は、記憶再生装置2に記録をしている現在時刻と再生している記録部分の時刻との時間差を監視する。追いかけ速度制御部4は、タイムコード監視部3からの時間差に基づいて、時間差が短いほど遅い再生速度を指示する。再生が記録に追いついたとき、制御部4は、出力映像切り替え回路5を制御して、放送受信信号のような入力映像信号を出力映像信号として直接に出力させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 入出力信号制御部1は、入力映像信号を記憶再生装置2に記録しながら同時に再生して出力映像信号を出力する。タイムコード監視部3は、記憶再生装置2に記録をしている現在時刻と再生している記録部分の時刻との時間差を監視する。追いかけ速度制御部4は、タイムコード監視部3からの時間差に基づいて、時間差が短いほど遅い再生速度を指示する。再生が記録に追いついたとき、制御部4は、出力映像切り替え回路5を制御して、放送受信信号のような入力映像信号を出力映像信号として直接に出力させることができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、HDD,DVD等のランダムアクセス可能な記録媒体を用いて記録と再生を同時に実行可能な映像記録再生装置に関する。
近年、TV放送番組などの映像信号をHDDやDVDなどのディスク媒体に記録する装置が普及してきている。このようなディスク媒体を用いた記録再生装置では、従来のテープメディアと比較してランダムアクセス性が優れており、この特徴を活かした記録と再生を同時に行う機能を備えることは最早必須となってきている。この機能により、TV放送番組の記録中に、既に記録済みの別番組あるいは現在記録中の番組の既記録部分の再生が可能になり、特に、現在記録中の番組を記録しながら再生することは、一般に追いかけ再生と呼ばれる便利な機能として広く認知されつつある。
追いかけ再生では、早送り再生等で現在記録しているところまで追いつくことも可能となっているが、主として検索時間や回転待ち時間から成る記録・再生のオーバーヘッド等が存在するため、記録と再生の時間差が0になることはなく、ディスプレイへの表示を再生から現在放送中のTV放送番組へ切り替える際には、タイムラグにより視聴者が違和感を覚えることが懸念された。
追いかけ再生に関して、録画再生画面の表示が現在の放送に追いついた時に再生画面の一部に放送画面を表示し、徐々に放送画面の比率を大きくすることで、スムーズに放送画面に切り替える方法が提案されている(特許文献1)。また、録画側のバッファメモリから再生出力する経路を設けて再生画面と放送画面の時間差を少なくすることで放送画面に切り替わる時の違和感を無くす方法が提案されている(特許文献2)。
特開2001‐119669号公報(段落[0020]〜[0023]、図3)
特開2001‐283525号公報(段落[0047]〜[0054]、図6)
しかしながら、追いかけ再生が早送り再生であって、画面に表示されている再生映像が現在受信している入力映像信号による入力映像に追いついた場合に、画面表示を入力映像信号に切り替えたとき、そのときの画面表示される映像は現在放送中の画像等の通常速度画像であり、視聴者がこのときの画面の速度差に基づいて違和感を覚えさせることが懸念される。
そこで、追いかけ再生モードで再生中に再生画像が入力画像信号に基づく入力画像に追いついて、画面表示を入力映像信号に切り替えた時に、視聴者等のユーザに違和感を与える可能姓がある再生速度の急な変更を可及的に緩和させる点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、追いかけ再生モードを持つ映像信号記録再生装置であって、再生画像が入力画像信号に基づく入力画像に追いついて、画面表示を入力映像信号に切り替えた時に、視聴者等のユーザが再生速度の急激な変更によって感じる可能性がある違和感を極力生じさせないことが可能な映像信号記録再生装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明による映像信号記録再生装置は、入力映像信号を記録再生手段に記録しながら同時に記録した映像信号を再生可能な映像信号記録再生装置において、再生と記録の時間差を監視する時間差監視手段、並びに、前記記録再生手段に再生速度を指示する再生速度指示部と、再生と記録の前記時間差及び前記再生速度に基づいて前記再生速度指示部が指示する前記再生速度を変更させる再生速度変更制御部とを有する再生速度制御手段を備えたことを特徴としている。
この映像信号記録再生装置によれば、記録再生手段が入力映像信号を記録しながら同時に再生するときに、再生速度を速めることで所謂追いかけ再生を行うことができる。追いかけ再生中に、時間差監視手段が、記録をしている現在時刻と再生している記録部分の時刻との時間差を監視している。再生速度制御手段は、再生速度指示部と再生速度変更制御部とを有している。再生速度指示部は、記録再生手段に再生速度を指示するが、このときの指示した再生速度は、再生と記録の時間差とともに再生速度変更制御部に入力され、再生速度変更制御部は時間差と再生速度との両方の情報に基づいて再生速度の変更を制御する。したがって、現在の再生速度と時間差に応じて次の再生速度が制御され、最終的に再生が記録に追いついたときに、ユーザが違和感を抱く原因となる出力映像信号における速度差を軽減することができる。
この映像信号記録再生装置において、再生速度制御手段は、再生速度指示部から再生速度が入力されると共に時間差と再生速度に応じて予め定められた所定値との長短を判定する時間差判定部を有し、時間差判定部の判定結果を再生速度制変更制御部による再生速度の変更制御に反映させることができる。即ち、再生速度変更制御部は、再生が記録に追いついてきて時間差が所定値にまで短くなったと時間差判定部が判定するときに、その判定に対応して、再生速度指示部に再生速度を現在の再生速度よりも遅い速度に変更させることができる。時間差監視手段が監視した時間差が短いときは再生が記録に追いついて来ている状態であるので、再生が記録に追いつけば追いつくほど再生速度を遅くして、最終的に再生が記録に追いつくときに、ユーザが違和感を抱く原因となる出力映像信号における速度差を小さくすることができる。
この映像信号記録再生装置において、再生速度制御手段は、所定値を記憶し且つ所定値を時間差判定部に出力する制御テーブル記憶部を有することができる。再生速度制御手段が制御テーブル記憶部を有することによって、製造段階或いはユーザにおいて所定値の設定や変更を容易に行なうことが可能となる。
この映像信号記録再生装置において、所定値については、現在の再生速度が低い速度であるほど小さい値に定めることが好ましい。現在の再生速度が通常の再生速度に近い低い速度であるほど再生が記録に追いつこうとする速さは遅くなるので、速度変更を行なうときの再生と記
録の時間差については短く設定することができる。逆に、速度変更を行なうときの再生と記録の時間差を長く設定すると、ユーザは、追いつこうとするときの時間が長すぎると感じることがある。
録の時間差については短く設定することができる。逆に、速度変更を行なうときの再生と記録の時間差を長く設定すると、ユーザは、追いつこうとするときの時間が長すぎると感じることがある。
この映像信号記録再生装置において、再生速度及び所定値は、それぞれ予め段階的に定めることができる。再生速度については、例えば、8倍速、4倍速、2倍速及び1倍速(通常再生速度)を持つことができる。時間差の所定置についても、8倍速では20秒、4倍速では5秒、2倍速及び1倍速では0秒というように、所定の段階的に定めることができる。
この映像信号記録再生装置において、再生速度指示部は、ユーザからの再生速度の指示の入力を受け、且つ前記ユーザからの入力を受けて以後の現在指示している前記再生速度を記憶可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載。
この映像信号記録再生装置において、再生速度指示部は、再生が記録に追いつくときに、記録再生手段に再生速度として通常再生の速度を指示することができる。映像画面表示を、再生映像画面から入力映像画面に切り替わる時までに、再生速度を通常再生の速度(1倍速)まで減速させることで、切り替え時に違和感の原因となる速度差を完全に無くすことができる。
この映像信号記録再生装置は、再生速度制御手段からの切り替え指示を受けて出力される映像信号を記録再生手段からの再生映像信号から入力される映像信号に切り替える出力映像切り替え回路を備えており、再生速度制御手段は、再生が通常再生の速度で所定時間継続されたことに応答して出力映像切り替え回路に切り替え指示を与える出力映像切り替え制御部を有することができる。再生速度が通常再生の速度(1倍速)で所定時間継続されることで、ユーザがその1倍速での再生に慣れ、その状態で出力される映像信号を入力される映像信号に切り替えることで、映像画面表示において、切り替え時に違和感の原因となる速度差を無くすことができる。
この発明による映像信号記録再生装置は、上記のように構成されており、再生が記録に追いつく少し前から時間差監視手段が監視した時間差に基づいて、具体的には再生と記録の時間差が所定の値になったところで、倍速再生の再生速度を徐々に遅くし、出力される映像信号を入力される映像信号に切り替える時までに通常再生の速度にすることで、映像切り替わり時の違和感を無くし、品位を高めた映像信号記録再生装置を実現することができる。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による映像信号記録再生装置の実施例を説明する。図1は、この発明による映像信号記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。図1において、1は入出力信号制御部、2は記憶再生装置、3はこの発明における時間差監視手段に相当するタイムコード監視部、4はこの発明における再生速度制御手段に相当する追いかけ再生速度制御部、5は出力映像切り替え回路である。この映像信号記録再生装置においては、記録をしながら再生を行う、所謂追いかけ再生を行うことができる。
本実施例において、追いかけ再生時には、入力映像信号を入出力信号制御部1を介して記憶再生得装置2に記録しながら、同時に記憶再生装置2に記録されている記録済みデータを読み出して再生し、その再生映像信号を、出力映像切り替え回路5を介して出力映像信号として出力するという映像信号記録再生動作が行なわれる。その際、タイムコード監視部3によって、記録データ(現在記録中のデータ)と再生データ(現在よりも前に記録したデータであって追いかけ再生中のデータ)とのタイムコードが監視される。その監視結果に基づいて、追いかけ再生速度制御部4において再生速度制御が行われる。入力映像信号は、出力映像切り替え回路5に対して直接入力されている。
再生速度制御は、タイムコード監視部3が監視した記録データと再生データとのタイムコードに基づいて、再生データと記録データの時間差の大きさに応じて追いかけ再生速度制御部4の出力(記憶再生装置2への再生速度指示と出力映像切り替え回路5への切り替え指示)を制御するという形態で行なわれる。即ち、再生データと記録データの時間差が所定の値になった時に、記憶再生装置2から記録済みデータを読み出す再生速度を、ユーザからの再生速度指示に従った再生速度(追いかけ再生であるので、1倍速よりも速い速度)から徐々に遅く制御する。再生データが記録データに追いついた場合には、出力映像切り替え回路5の切り替えを制御して、出力映像切り替え回路5の切り替え作動に応答して、その出力映像信号を再生映像信号から入力映像信号に切り替えて直接に出力することができる。
図2は、本実施例で使用する追いかけ再生速度制御部4を示すブロック図である。図2において、11は本発明における時間差判定部としてのタイムコード判定部、12は制御テーブル記憶部、13は再生速度変更制御部、14は再生速度指示部、15は出力映像切り替え制御部である。
追いかけ再生速度制御部4では、再生速度指示部14に入力されたユーザからの再生速度指示を記憶するとともに記憶再生装置2への再生速度を指示し、また出力映像切り替え制御部15やタイムコード判定部11へ現在の再生速度を出力する。タイムコード判定部11ではタイムコード監視部3から入力されたタイムコード差と再生速度指示部14から入力された現在の再生速度から、制御テーブル記憶部12に記憶された制御テーブルないし制御式に従ってタイムコード差が所定の値かどうか判定し、判定結果を再生速度変更制御部13に出力する。再生速度変更制御部13では、タイムコード判定部11からの判定結果に従い、再生速度を遅くするように再生速度指示部14に再生速度変更の指示を出す。再生速度指示部14は、現在の再生速度より遅くした再生速度を記憶するとともに記憶再生装置2への再生速度を指示し、また出力映像切り替え制御部15やタイムコード判定部11へ現在の再生速度を出力する。出力映像切り替え制御部15ではタイムコード差と現在の再生速度が入力され、タイムコード差が0で尚且つ現在の再生速度が1倍速であった場合、所定の時間が経過した後に出力映像切り替え回路5に再生映像から記録映像への出力映像信号の切り替え指示を出す。
追いかけ再生速度制御部4で行われる、追いかけ再生時の再生速度制御及び出力映像切り替え制御について更に詳しく説明する。具体的には、倍速再生が8倍速、4倍速及び2倍速のみ使用可能な映像信号記録再生装置を例に挙げて、追いかけ再生速度制御部4での制御フローを図3に示す。尚、ここでは便宜上記録と再生のオーバーヘッドは省略している。制御フローが開始され、ユーザが再生速度を指定する(ステップ1、「S1」と略す。以下、同じ)。現在の再生速度が、1倍速、2倍速、4倍速又は8倍速のどの速度であるかを判定する(S2)。現在の再生速度が8倍速である場合には、タイムコード差が所定値以下であるか否かを判定する(S3)。タイムコード差が所定値以下である場合には、再生速度を4倍速に切り替える(S4)。タイムコード差が所定値以下でない場合には、S3の判定に戻って、8倍速で追いかけ再生が継続される。
S2の判定で現在の再生速度が4倍速である場合、及びS4で再生速度を4倍速に切り替えた場合、4倍速で追いかけ再生が行なわれる中で、タイムコード差が所定値以下であるか否かを判定する(S5)。タイムコード差が所定値以下である場合には、再生速度を2倍速に切り替える(S6)。タイムコード差が所定値以下でない場合には、S5の判定に戻って、4倍速で追いかけ再生が継続される。
S2の判定で現在の再生速度が2倍速である場合、及びS6で再生速度を2倍速に切り替えた場合、2倍速で追いかけ再生が行なわれる中で、タイムコード差がゼロであるか否かを判定する(S7)。タイムコード差がゼロである場合には、再生速度を1倍速に切り替える(S8)。タイムコード差がゼロでない場合には、S7の判定に戻って、2倍速で追いかけ再生が継続される。
S8で再生速度を1倍速に切り替えた後、再生が所定時間経過したか否かが判定される(S9)。所定時間が経過していなければ、S9に戻って、所定時間経過するのを待つ。一方、S2の判定において、再生速度が1倍速であると判定された場合には、タイムコード差がゼロであるか否かを判定する(S10)。タイムコード差がゼロでない場合には、S10の判定に戻って、1倍速で追いかけ再生が継続される。S10の判定でタイムコード差がゼロである場合、及びS9の判定で所定時間が経過したと判定される場合には、出力映像が再生映像から記録映像に切り替えられる(S11)。
次に倍速再生が8倍速、4倍速、2倍速のみ使用可能な映像信号記録再生装置において、8倍速から4倍速へ切り替える場合のタイムコード差の所定値を20秒、同様に4倍速から2倍速へは所定値を5秒、2倍速から1倍速へは所定値を0秒として、再生速度の制御についての一例を説明する。尚、ここでも便宜上記録と再生のオーバーヘッドは省略している。図4は、倍速再生が8倍速、4倍速、2倍速及び1倍速が使用可能な映像信号記録再生装置についての再生速度制御を説明するチャートである。
まず、図4(a)に示すチャートに基づいて、8倍速の倍速再生で追いかけ再生を行った場合の追いかけ再生速度制御部4(図1参照)による再生速度と出力映像切り替え制御とについて説明する。8倍速での追いかけ再生を実施中、記録データと再生データのタイムコード差が所定値である20秒間となった時点で、再生速度を制御して4倍速に変更する。4倍速で5秒間再生すると、先程のタイムコード差20秒間分の再生が終了するが、その間に記録データが5秒間分増えるため、タイムコード差は4倍速での所定値である5秒間となる。この時点で再生速度を制御して2倍速に変更する。2倍速で5秒間再生すると、先程のタイムコード差5秒間分の再生及びその間に増えた記録データ5秒間分の合計10秒間分の再生が終了し、再生が記録に追いつく。即ち、この時点で2倍速での所定値0秒となり、再生速度を制御して1倍速(等速)の通常再生に変更する。そのまま通常速再生を続け、所定時間(図3のS9参照)である5秒の経過後に、出力映像切り替え回路5を制御して、出力映像信号を再生映像信号から入力映像信号に切り替える。このように倍速再生を8倍速、4倍速、2倍速、等速(通常再生)と徐々(段階的)に遅くする制御を行なうことで、再生映像信号から入力映像信号への切り替わり時における映像の速度差が無くなり、速度差による違和感を無くすことができる。
次に、4倍速の倍速再生で追いかけ再生を行った場合の追いかけ再生速度制御部4(図1)による再生速度と出力映像切り替え制御とを、図4(b)に示すチャートに基づいて説明する。4倍速での追いかけ再生を実施中、記録データと再生データのタイムコード差が4倍速での所定値である5秒間となった時点で、再生速度を制御し、2倍速に変更する。2倍速で5秒間再生すると、先程のタイムコード差5秒間分の記録データの再生及びその間に増えた記録データ5秒間分の合計10秒間分の再生が終了し、再生が記録に追いつく。即ち、この時点でタイムコード差が2倍速での所定値である0秒となるので、再生速度を制御し、等速(1倍速)の通常再生に変更する。そのまま通常再生を続け、所定時間(図3のS9参照)である5秒の経過後に出力映像切り替え回路5を制御して、出力映像信号を再生映像信号から入力映像信号に切り替える。このように倍速再生を4倍速、2倍速、等速(通常再生)と徐々(段階的)に遅くする制御を行なうことで、再生映像信号から入力映像信号への切り替わり時における映像の速度差が無くなり、速度差による違和感を無くすことができる。
次に、2倍速の倍速再生で追いかけ再生を行った場合の追いかけ速度制御部4(図1)による再生速度と出力映像切り替え制御とを、図4(c)に示すチャートに基づいて説明する。2倍速での追いかけ再生を実施中、記録データと再生データのタイムコード差が2倍速での所定値である0秒間となった時点(再生が記録に追いつく)で再生速度を制御し、等速(1倍速)の通常再生に変更する。そのまま通常再生を続け、所定時間(図3のS9参照)である5秒の経過後に出力映像切り替え回路5を制御して、出力映像信号を再生映像信号から入力映像信号に切り替える。このように2倍速、等速(1倍速、通常再生)と徐々(段階的)に遅くする制御を行なうことで、出力映像信号を再生映像信号から入力映像信号への切り替わり時における速度差が無くなり、速度差による違和感を無くすことができる。
以上、倍速再生が8倍速、4倍速、2倍速のみ使用可能な映像信号記録再生装置を例に挙げて、再生速度の制御についての一例を説明したが、倍速再生が更に細かく、あるいはリニアに可変できる映像信号記録再生装置であれば、再生速度の変化部分について、違和感を覚えさせることを一層解消することができる。そうした設定は、制御テーブル記憶部12において、再生速度や時間差の所定値として設定することができる。
また、図1に示した本実施例の映像信号記録再生装置において、出力映像切り替え回路5に代えて、特開2001‐119669で提案されているスムーズ切り替え制御回路を使用することにより、更に切り替わり時の品位を高めることが可能である。同様に、図1に示した本実施例の映像信号記録再生装置において、入出力制御部1の内部に、特開2001‐283525で提案されたバッファメモリ及びバッファメモリに一時格納された記録データから再生する経路を設けることにより、更に切り替わり時の品位を高めることも可能である。
以上、説明したように、追いかけ再生時に、記録データと再生データのタイムコードを監視して、追いつく少し前から倍速再生の再生速度を段階的に遅くするように制御し、入力(放送)画面と切り替わる時までに通常再生の速度にすることで、切り替わり時に視聴者が受ける違和感を無くすことができる。
上記映像信号記録再生装置においては、放送番組の録画・再生について言及したが、本発明による追いかけ再生は、放送番組ばかりではなく、インターネット配信される画像信号や監視カメラ映像についての追いかけ再生にも適用可能であることは明らかである。
1 入出力信号制御部
2 記憶再生装置
3 タイムコード監視部
4 追いかけ再生速度制御部
5 出力映像切り替え回路
11 タイムコード判定部
12 制御テーブル記憶部
13 再生速度変更制御部
14 再生速度指示部
15 出力映像切り替え制御部
2 記憶再生装置
3 タイムコード監視部
4 追いかけ再生速度制御部
5 出力映像切り替え回路
11 タイムコード判定部
12 制御テーブル記憶部
13 再生速度変更制御部
14 再生速度指示部
15 出力映像切り替え制御部
Claims (8)
- 入力映像信号を記録再生手段に記録しながら同時に記録した映像信号を再生可能な映像信号記録再生装置において、
再生と記録の時間差を監視する時間差監視手段、
並びに、前記記録再生手段に再生速度を指示する再生速度指示部と、再生と記録の前記時間差及び前記再生速度に基づいて前記再生速度指示部が指示する前記再生速度を変更させる再生速度変更制御部とを有する再生速度制御手段
を備えたことを特徴とする映像信号記録再生装置。 - 前記再生速度制御手段は、前記再生速度指示部から前記再生速度が入力されると共に前記時間差と前記再生速度に応じて予め定められた所定値との長短を判定する時間差判定部を有し、前記再生速度変更制御部は、前記時間差が前記所定値にまで短くなったとの前記時間差判定部の判定に対応して、前記再生速度指示部に前記再生速度を現在の再生速度よりも遅い速度に変更させることを特徴とする請求項1に記載の映像信号記録再生装置。
- 前記再生速度制御手段は、前記所定値を記憶し且つ前記所定値を前記時間差判定部に出力する制御テーブル記憶部を有していることを特徴とする請求項2に記載の映像信号記録再生装置。
- 前記所定値は、前記現在の再生速度が低い速度であるほど小さい値に定められていることを特徴とする請求項2〜3のいずれか1項に記載の映像信号記録再生装置。
- 前記再生速度及び前記所定値は、それぞれ予め段階的に定められていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の映像信号記録再生装置。
- 前記再生速度指示部は、ユーザからの再生速度の指示の入力を受け、且つ前記ユーザからの入力を受けて以後の現在指示している前記再生速度を記憶可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の映像信号記録再生装置。
- 前記再生速度指示部は、再生が記録に追いつくときに、前記記録再生手段に前記再生速度として通常再生の速度を指示することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の映像信号記録再生装置。
- 映像信号記録再生装置は、前記再生速度制御手段からの切り替え指示を受けて出力される映像信号を前記記録再生手段からの再生映像信号から前記入力される映像信号に切り替える出力映像切り替え回路を備えており、前記再生速度制御手段は、再生が前記通常再生の速度で所定時間継続されたことに応答して前記出力映像切り替え回路に前記切り替え指示を与える出力映像切り替え制御部を有していることを特徴とする請求項7に記載の映像信号記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004300216A JP2006115188A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 映像信号記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004300216A JP2006115188A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 映像信号記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006115188A true JP2006115188A (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=36383329
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004300216A Pending JP2006115188A (ja) | 2004-10-14 | 2004-10-14 | 映像信号記録再生装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006115188A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008193295A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 番組抽出方法および装置 |
JP2012130077A (ja) * | 2012-03-19 | 2012-07-05 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | 記録再生装置及びプログラム |
JP2012151889A (ja) * | 2012-03-19 | 2012-08-09 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | 記録再生装置及びプログラム |
-
2004
- 2004-10-14 JP JP2004300216A patent/JP2006115188A/ja active Pending
Cited By (3)
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