JP2006115068A - パケット処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プログラミング容易性と処理機能変更の柔軟性を維持しながら高速処理が可能なパケット処理装置を提供する。
【解決手段】データ記憶手段101と、データ記憶手段101にアクセスし与えられた命令列を逐次実行する命令列逐次実行処理手段102と、命令列逐次実行処理手段102に供給する命令列を蓄積する命令列蓄積手段103と、状態毎に状態遷移条件と実行する動作と次の遷移先状態を記述した状態語を格納する状態遷移テーブル104と、命令列逐次実行処理手段102からの指示により起動し、状態遷移テーブル104の状態語を読み出し、データ記憶手段101にアクセスし状態遷移条件に応じた動作を実行し、次の遷移先状態へ遷移する一連の動作を繰り返し、状態遷移条件に応じた動作が終了動作であると命令列逐次実行処理手段102に処理を戻す状態遷移テーブル処理手段105とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は通信分野におけるパケットデータを取り扱うためのパケット処理装置に係り、特にパケットデータを高速かつ柔軟に処理する技術に関する。
パケットデータの中継処理や受信処理ではヘッダ情報を元にパケットを分類し、それぞれのパケットタイプに応じて必要な処理を実行する。このヘッダの処理において、専用ハードウェアを用いる手法や、汎用プロセッサ上のソフトウェアで実行する手法が一般的であった。
専用ハードウェアを用いたパケットデータ処理の場合は高速な処理が可能であるが、機能変更に柔軟性が無く、通信手順に変更が生じたり新しい通信規格が導入されたりした場合の対応が非常に困難であった。
一方、汎用プロセッサ上のソフトウェア処理の場合は柔軟性は高いが、その原理上1個のデータを処理するのに多くの命令やクロック数を必要とするため、高速な処理ができないという問題があった。
特に、パケットデータの処理方法の決定に必須となるヘッダ部の属性情報の抽出分類処理では比較と条件分岐が多発するため、最近の高周波数動作を狙った深いパイプラインを有する逐次処理プロセッサでは非常に多くのクロック数を消費してしまい、高速化を著しく妨げていた。
これらの問題を解決するために、従来、状態遷移テーブルを用いたステートマシンを入力パケットデータで駆動する方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方式では、状態遷移テーブルを変更することで機能変更を柔軟に行うことができ、またデータ駆動のステートマシンであるため、専用ハードウェアを用いたパケットデータ処理と同等の高速処理を実現することができる。
特開2001−229172号公報
ステートマシンを用いた上記手法は逐次処理プロセッサが不得意なヘッダ部の属性情報の抽出分類処理では非常に大きな効果があるが、必ずしもパケット処理の全てがヘッダ部の属性情報の抽出分類処理のように状態遷移テーブルでの表現に適しているわけではないため、パケット処理を全てこの方法で実行すると、人には理解し辛い複雑な状態遷移テーブルのプログラミングを行う必要があった。
また、必ずしも入力パケットデータだけで状態遷移が決まるとは限らず、他の入力デバイスの状態等によっても状態遷移が影響を受けるため、それらを汎用的に表現できるような状態語は語長が長くなり、状態遷移テーブルサイズが大きくなることによって回路規模が増大する問題があった。あるいは、汎用性を無くした小さな状態語で構成される状態遷移テーブルでは処理機能変更の柔軟性が無くなるという問題があった。
本発明はステートマシンに適した処理と逐次処理プロセッサが得意とする処理との協調を可能にすることにより、プログラミングの容易性と処理機能変更の柔軟性を維持し、高速処理が可能で回路規模を小さく抑えることができるパケット処理装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、外部からの入力データを記憶し外部に出力することができるデータ記憶手段と、前記データ記憶手段にアクセスし、与えられた命令列を逐次実行する命令列逐次実行処理手段と、前記命令列逐次実行処理手段に供給する命令列を蓄積する命令列蓄積手段と、状態毎に状態遷移条件と前記状態遷移条件に応じて実行する動作と次の遷移先状態を記述した状態語を格納する状態遷移テーブルと、前記命令列逐次実行処理手段からの指示により起動し、前記状態遷移テーブルの状態語を読み出し、前記データ記憶手段にアクセスし前記状態遷移条件に応じて決められた動作を実行し、前記次の遷移先状態へ遷移する一連の動作を繰り返し、前記状態遷移条件に応じて決められた動作で終了動作が指定されると前記命令列逐次実行処理手段に処理を戻す状態遷移テーブル処理手段とを備える。
上記構成によれば、命令列逐次処理手段のプロセッサが不得意なヘッダ部の属性情報の抽出分類処理は状態遷移テーブルを利用したステートマシンである状態遷移テーブル処理手段で実行し、逐次処理の方が表現しやすい処理やステートマシン自体の制御はプロセッサ型の命令列逐次実行処理部で処理するため、プログラミングの容易性と処理機能変更の柔軟性を維持しながら高速処理が可能となる。
さらに、本発明は、前記命令列逐次実行処理手段と前記状態遷移テーブル処理手段とからアクセスが可能な共有レジスタファイルを有する。この構成によれば、共有レジスタファイルを介して命令列逐次実行処理部と状態遷移テーブル処理部の間で効率よくデータの授受を行うことができるため、両者の連携がより効率的になり、データの授受も高速化される。
さらに、本発明は、前記命令列逐次実行処理手段と前記状態遷移テーブル処理手段とからアクセスが可能な、前記データ記憶手段へのアクセス番地を示すアドレスレジスタを有する。この構成によれば、命令列逐次実行処理部と状態遷移テーブル処理部の間で、データ記憶手段へのアクセス番地を示すアドレスレジスタを介して効率よくデータを共有することができるため、両者の連携がより効率的になり、データの授受も高速化される。
さらに、本発明は、前記命令列逐次実行処理手段と前記状態遷移テーブル処理手段とからアクセスが可能な、前記命令列蓄積手段の命令読出し番地指定用プログラムカウンタを有する。この構成によれば、命令列逐次実行処理部と状態遷移テーブル処理部の間で、命令列蓄積手段の命令読出し番地指定用プログラムカウンタを介して実行する命令列を選択することができるため、両者の連携がより効率的になる。
本発明によれば、逐次処理プロセッサが不得意なヘッダ部の属性情報の抽出分類処理を状態遷移テーブルを利用したステートマシンで実行し、逐次処理の方が表現しやすい処理やこのステートマシン自体の制御は逐次処理プロセッサ型の命令列逐次実行処理部で処理することにより、プログラミングの容易性と処理機能変更の柔軟性を維持し、高速処理が可能で回路規模が小さいパケット処理システムを提供することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るパケット処理装置の構成を示すブロック図である。図1において、パケット処理装置は、データ記憶部101、命令列逐次実行処理部102、命令列蓄積部103、状態遷移テーブル104、状態遷移テーブル処理部105から構成される。
データ記憶部101はメモリ等で構成され、外部からの入力パケットを格納し処理を加えた後外部に出力する。命令列逐次実行処理部102は与えられた命令列を逐次実行する。ノイマン型のプロセッサコアがその代表例である。命令列蓄積部103はメモリ等で構成され、命令列逐次実行処理部102に供給する命令列を蓄える。
状態遷移テーブル104はステートマシンの各状態を示す状態語を要素として持つ状態遷移テーブルである。各状態語は状態遷移条件に応じて実行する動作と次の遷移状態を記述する。状態遷移テーブル処理部105は、命令列逐次実行処理部102からの指示により、状態遷移テーブル104の状態語を読み出し、状態遷移条件に応じて決められた動作を実行し、次の状態遷移先に遷移するという動作を繰り返す。
図3はステートマシンの具体例を示す図である。図2は状態遷移テーブルの具体例を示す図であり、図3のステートマシンを表現したものである。このように、状態遷移テーブルにおいては、状態S1、S2、S3、S4のそれぞれについて、複数の状態遷移条件C11、C12、C21等に対して、実行する動作D11、D12、D21等と次の遷移状態が状態語として定義される。
パケットデータ処理においては、状態遷移テーブルとして、状態遷移条件に対して一致か不一致かの2者択一を求める2分木テーブルがしばしば用いられる。図4は本実施の形態において、状態遷移テーブルを2分木テーブルとしたパケット処理装置の構成を示すブロック図である。
図4においては、図1の状態遷移テーブル104と状態遷移テーブル処理部105がそれぞれ2分木テーブル104aと2分木テーブル処理部105aに置き換えられている。また、次の具体的な応用例を説明するために、入力デバイス106が追加されている。
図5は、本実施の形態の具体的な応用例として、TCP/IP通信パケットの通信においてIPアドレスが11:22:33:44である端末から送られたTCPプロトコルのポート番号100番のパケットのみを受信し、それ以外のパケットを廃棄するような機能を受信側で実現するためのパケット処理装置の2分木テーブルを示す図である。図5の2分木テーブルにおいては、各状態の区別を状態語毎に付加したインデックスで行うものとする。
図6は、図5の2分木テーブルを用いて構成したパケット処理装置における処理全体の流れを示すフローチャートである。図6において、201は命令列蓄積部103の命令列により命令列逐次実行処理部102で実行する処理のフローであり、202は図5の内容を持つ2分木テーブル104aをもとに2分木テーブル処理部105aで実行する処理のフローである。
以下、図4から図6を参照してパケット処理装置の動作を説明する。命令列逐次実行処理部102では、まず、受信パケットデータが到着するまで入力デバイス106の状態を繰り返し調べる。受信パケットデータが到着したら、この受信パケットデータを入力デバイス106からパケットデータ記憶部101に転送する。
次に、2分木テーブル104aのインデックスkを指定して2分木テーブル処理部105aを呼び出し、2分木テーブル104aのインデックスkから実行を開始する。2分木テーブル処理部105aでは、まず、パケットデータ記憶部101のパケットデータの送信元IPアドレスが11:22:33:44かどうかを調べる。
パケットの送信元IPアドレスが11:22:33:44と一致していなければ、パケットデータ記憶部101の受信可フラグを0にリセットし、2分木テーブル処理部105aの処理を終え、命令列逐次実行処理部102の処理に戻る。
パケットの送信元IPアドレスが11:22:33:44と一致していれば、レイヤ4プロトコルがTCPかどうかを調べ、さらにポート番号を調べる。レイヤ4プロトコルがTCPで、かつポート番号が100番の場合は、パケットデータ記憶部101の受信可フラグを1にセットする。それ以外の場合はパケットデータ記憶部101の受信可フラグを0にリセットする。これで2分木テーブル処理部105aの処理を終え、命令列逐次実行処理部102の処理に戻る。
その後、命令列逐次実行処理部102でパケットデータ記憶部101の受信可フラグを調べ、受信可フラグが1にセットされていればパケッ共有レジスタファイルトデータ記憶部101からパケットを出力パケットとして転送し、受信可フラグが0にリセットされていればパケットを転送しないで廃棄する。
このように、本実施の形態によれば、逐次処理を行う命令列逐次実行処理部が不得意なヘッダ部の属性情報の抽出分類処理を状態遷移テーブルを利用したステートマシンで実行し、逐次処理の方が有利な処理やステートマシン自体の制御は命令列逐次実行処理部で処理することにより、プログラミングの容易性と処理機能変更の柔軟性を維持しながら高速処理が可能となる。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2に係るパケット処理装置の構成を示すブロック図である。図7においては、実施の形態1における図1のパケット処理装置に対して、共有レジスタファイル107が追加された構成になっている。
共有レジスタファイル107は命令列逐次実行処理部102と状態遷移テーブル処理部105の双方からリードライト可能に構成されている。このように共有レジスタファイル107を設けることにより、命令列逐次実行処理部102と状態遷移テーブル処理部105の間で効率よくデータの授受を行うことができる。
例えば、実施の形態1で説明した受信可フラグをパケットデータ記憶部101に置く代わりに共有レジスタファイル107の中に設けることにより、命令列逐次実行処理部107と状態遷移テーブル処理部105の双方からの受信可フラグのアクセスを容易に、かつ高速化することができる。
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態3に係るパケット処理装置の構成を示すブロック図である。図8においては、実施の形態1における図1のパケット処理装置に対して、共有アドレスレジスタ108およびイーサネットインタフェース106aが追加された構成になっている。
共有アドレスレジスタ108は命令列逐次実行処理部102と状態遷移テーブル処理部105の双方からリードライト可能に構成されており、命令列逐次実行処理部102と状態遷移テーブル処理部105は共有アドレスレジスタ108の値をアクセス番地としてデータ記憶部101へリードライトアクセスすることが可能である。共有アドレスレジスタ108は、実施の形態2の共有レジスタファイル107の中の1レジスタであってもよい。
以下、本実施の形態の具体的な応用例として、イーサネットパケットのヘッダ部の属性情報抽出分類処理を説明する。図9はイーサネットパケットのヘッダ部の属性情報抽出分類処理を行うための状態遷移テーブル104としての2分木テーブルである。
図10は、図9の2分木テーブルを用いて構成したパケット処理装置における処理全体の流れを示すフローチャートである。図10において、203は命令列蓄積部103の命令列により命令列逐次実行処理部102で実行する処理のフローであり、204は図9の内容を持つ2分木テーブルをもとに状態遷移テーブル処理部105で実行する処理のフローである。
また、図11から図14はイーサネットパケットの構成を示す図である。図11はVLANタグを有しないパケット、図12はVLANタグを有するパケットのそれぞれデータ配列を示し、図13はIPv4、図14はIPv6のそれぞれイーサネットパケットペイロードの構成を示している。
以下、図8から図14を参照してパケット処理装置の動作を説明する。命令列逐次実行処理部102では、イーサネットインタフェース106aからの入力パケットをデータ記憶部101に転送後、共有アドレスレジスタ108をイーサネットパケットの先頭を指すように設定し、2分木テーブルのインデックスkを指定して状態遷移テーブル処理部105を呼び出す。
ここで、イーサネットパケットがVLANタグを持たない場合は、図11に示すように、6バイトの宛先MACアドレスと6バイトの送信元MACアドレスの後に2バイトの上位プロトコル番号が続いた後、データ本体であるイーサネットパケットペイロードが続く。
VLANタグを有する場合は、図12に示すように、6バイトの宛先MACアドレスと6バイトの送信元MACアドレスに16進数0x8100で表される2バイトデータと他の2バイトのデータが続き、さらに2バイトの上位プロトコル番号が続いた後、イーサネットパケットペイロードが続く。
イーサネットパケットペイロードがIPパケットの場合、その先頭にIPバージョンジョン情報があり、IPv4かIPv6かのいずれか一方の区別をする。IPv4の場合は、図13に示すように、先頭20バイトのIPヘッダの後にデータ本体であるIPv4ペイロードが続き、IPv6の場合は、図14に示すように、先頭40バイトのIPヘッダの後に拡張IPv6ヘッダかIPv6ペイロードが続く。
状態遷移テーブル処理部105は命令列逐次処理実行部102から呼び出され、図9に示す2分木テーブルのインデックスkから実行を開始する。状態遷移テーブル処理部105では、まずアドレスレジスタの内容を元にデータ記憶部101にアクセスし、VLANタグ付イーサネットパケットかどうかを確認する。
VLANタグ付イーサネットパケットであればアドレスレジスタを18バイト先に更新し、VLANタグ付イーサネットパケットで無ければアドレスレジスタを14バイト先に更新し、いずれの場合もイーサネットパケットペイロードの先頭を指すようにする。
次に上位プロトコルを確認し、IPプロトコルであればIPバージョンを確認し、IPv6であればアドレスレジスタを40バイト先に更新し、IPv4であればアドレスレジスタを20バイト先に更新し、いずれの場合も2分木テーブル処理を終了して命令列逐次実行処理部102に戻る。
命令列逐次実行処理部102に戻ったときはアドレスレジスタがIPv4ヘッダまたはIPv6ヘッダの直後を指しているため、そのままアドレスレジスタの値を利用してIPヘッダ以降の処理を命令列逐次実行処理部102で実行する。
(実施の形態4)
図15は本発明の実施の形態4に係るパケット処理装置の構成を示すブロック図である。図15においては、実施の形態1における図1のパケット処理装置に対して、命令列蓄積部読み出し番地指定用のプログラムカウンタ109が追加された構成になっている。
プログラムカウンタ109は命令列逐次実行処理部102と状態遷移テーブル処理部105の双方からアクセス可能に構成されている。このプログラムカウンタの値が命令列逐次実行処理部102から命令列蓄積部103に命令読出し番地として与えられる。プログラムカウンタ109は、実施の形態2の共有レジスタファイル107の中の1レジスタであってもよい。
以下、本実施の形態の具体的な応用例として、IPパケットデータのヘッダ部の属性情報抽出分類処理を説明する。図16はIPパケットデータのヘッダ部の属性情報抽出分類処理を行うための状態遷移テーブル104としての2分木テーブルである。
図17は、図16の2分木テーブルを用いて構成したパケット処理装置における処理全体の流れを示すフローチャートである。図17において、205は命令列蓄積部103の命令列により命令列逐次実行処理部102で実行する処理のフローであり、206は図16の内容を持つ2分木テーブルをもとに状態遷移テーブル処理部105で実行する処理のフローである。
以下、図15から図17を参照してパケット処理装置の動作を説明する。データ記憶部101は既にIPパケットデータを格納しているものとする。命令列逐次実行処理部102では2分木テーブルのインデックスkを指定し状態遷移テーブル処理部105を呼び出す。状態遷移テーブル処理部105は命令逐次処理実行部102から呼び出され、図16に示す2分木テーブルのインデックスkから実行を開始する。
状態遷移テーブル処理部105では、まずレイヤ4プロトコルを確認し、TCPであれば、プログラムカウンタ109を命令列蓄積部103に予め格納されているTCP処理命令列の先頭番地に設定し、命令列逐次実行処理部102を呼び出す。
TCPでなければUDPかどうか確認し、UDPであれば、プログラムカウンタ109を命令列蓄積部103に予め格納されているUDP処理命令列の先頭番地に設定し、命令列逐次実行処理部102を呼び出す。
UDPでなければICMPかどうか確認し、ICMPであれば、プログラムカウンタ109を命令列蓄積部103に予め格納されているICMP処理命令列の先頭番地に設定し、命令列逐次実行処理部102を呼び出す。
ICMPでなければ、命令列蓄積部103に予め格納されている異常処理命令列の先頭番地にプログラムカウンタ109を設定し、命令列逐次実行処理部102を呼び出す。
このように、本実施の形態によれば、双方からアクセス可能なプログラムカウンタを介して命令列逐次実行処理部と状態遷移テーブル処理部が協調動作をすることができるため、プログラミングの容易性と処理機能変更の柔軟性を維持しながら効率的な処理が可能となる。
本発明に係るパット処理装置は、逐次処理プロセッサが不得意なヘッダ部の属性情報の抽出分類処理を状態遷移テーブルを利用したステートマシンで実行し、このステートマシンの制御や逐次処理の方が表現しやすい処理は逐次処理プロセッサ型の命令列逐次実行処理部で処理する機能を有することで、プログラミングの容易性と処理機能変更の柔軟性を維持し、高速処理が可能で回路規模が小さいパケット処理システムあるいはネットワーク通信機器を実現するために極めて有用である。
また、本発明に係るパケット処理装置はネットワーク通信などの分野に限らず、処理属性データ系列をサブデータ系列としてその一部に内在するデータ系列を扱う用途全般、例えば、マルチプロセッサ間のバスプロトコルシステムや、音声映像配送システムなどに広く応用することができる。
本発明の実施の形態1に係るパケット処理装置の構成を示すブロック図。 状態遷移テーブルの具体例を示す図。 図2の状態遷移テーブルに相当するステートマシンを示す図。 実施の形態1に係るパケット処理装置において状態遷移テーブルを2分木テーブルとした構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るパケット処理装置の具体的応用例における2分木テーブルを示す図。 図5の2分木テーブルを用いたパケット処理装置における処理全体の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態2に係るパケット処理装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態3に係るパケット処理装置の構成を示すブロック図。 実施の形態3に係るパケット処理装置の具体的応用例における2分木テーブルを示す図。 図9の2分木テーブルを用いたパケット処理装置における処理全体の流れを示すフローチャート。 VLANタグを有しないイーサネットパケットのデータ配列を示す図。 VLANタグを有するイーサネットパケットのデータ配列を示す図。 IPv4パケットのペイロードの構成を示す図。 IPv6パケットのペイロードの構成を示す図。 本発明の実施の形態4に係るパケット処理装置の構成を示すブロック図。 実施の形態4に係るパケット処理装置の具体的応用例における2分木テーブルを示す図。 図16の2分木テーブルを用いたパケット処理装置における処理全体の流れを示すフローチャート。
符号の説明
101 データ記憶部
102 命令列逐次実行処理部
103 命令列蓄積部
104 状態遷移テーブル
104a 2分木テーブル
105 状態遷移テーブル処理部
105a 2分木テーブル処理部
106 入力デバイス
106a イーサネットインタフェース
107 共有レジスタファイル
108 共有アドレスレジスタ
109 プログラムカウンタ
201、203、205 命令列逐次実行処理部で実行する処理フロー
202、204、206 状態遷移テーブル処理部で実行する処理フロー

Claims (5)

  1. 外部からの入力データを記憶し外部に出力することができるデータ記憶手段と、前記データ記憶手段にアクセスし、与えられた命令列を逐次実行する命令列逐次実行処理手段と、前記命令列逐次実行処理手段に供給する命令列を蓄積する命令列蓄積手段と、状態毎に状態遷移条件と前記状態遷移条件に応じて実行する動作と次の遷移先状態を記述した状態語を格納する状態遷移テーブルと、前記命令列逐次実行処理手段からの指示により起動し、前記状態遷移テーブルの状態語を読み出し、前記データ記憶手段にアクセスし前記状態遷移条件に応じて決められた動作を実行し、前記次の遷移先状態へ遷移する一連の動作を繰り返し、前記状態遷移条件に応じて決められた動作で終了動作が指定されると前記命令列逐次実行処理手段に処理を戻す状態遷移テーブル処理手段とを備えたパケット処理装置。
  2. 前記命令列逐次実行処理手段と前記状態遷移テーブル処理手段とからアクセスが可能な共有レジスタファイルを有する請求項1記載のパケット処理装置。
  3. 前記命令列逐次実行処理手段と前記状態遷移テーブル処理手段とからアクセスが可能な、前記データ記憶手段へのアクセス番地を示すアドレスレジスタを有する請求項1記載のパケット処理装置。
  4. 前記命令列逐次実行処理手段と前記状態遷移テーブル処理手段とからアクセスが可能な、前記命令列蓄積手段の命令読出し番地指定用プログラムカウンタを有する請求項1記載のパケット処理装置。
  5. 前記状態遷移テーブルの各状態に対する次の遷移状態が2状態以下である請求項1記載のパケット処理装置。
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