JP2006111003A - 熱可塑性樹脂発泡シート - Google Patents
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Abstract
緩衝性に優れる熱可塑性樹脂発泡シートを提供する。
【解決手段】
厚み方向断面において観察される柱状樹脂部が、下記要件(1)および(2)を満たす熱可塑性樹脂発泡シート。
(1)発泡シート厚み中心線と交差する柱状樹脂部の数密度が1〜20本/mm
(2)発泡シート厚み中心線と交差する柱状樹脂部の平均厚みが10〜500μm
【選択図】 図1
Description
(1)発泡シート厚み中心線と交差する柱状樹脂部の数密度が1〜20本/mm
(2)発泡シート厚み中心線と交差する柱状樹脂部の平均厚みが10〜500μm
分岐度指数[A]が0.20≦[A]≦0.98を満たす長鎖分岐プロピレン系樹脂の例としては、バゼル社製のプロピレンPF−814が挙げられる。
分岐度指数 [A] =〔η〕Br/〔η〕Lin
ここで〔η〕Brは、長鎖分岐を有するプロピレン系樹脂の固有粘度であり、〔η〕Linは、該長鎖分岐を有するプロピレン系樹脂と同じモノマー単位および同じ重量平均分子量を有する、直鎖プロピレン系樹脂の固有粘度である。
固有粘度は極限粘度数とも呼ばれ、重合体の溶液粘度を増強する能力の尺度である。固有粘度は特にポリマー分子の分子量と、分岐度に依存する。したがって、長鎖分岐を有するポリマーの固有粘度と、該長鎖分岐を有するポリマーと同じ重量平均分子量の直鎖ポリマーの固有粘度とを比較することにより、該長鎖分岐を有するポリマーの分岐度の尺度とすることができる。プロピレン系樹脂の固有粘度の測定方法は、エリオット等[J.Appl.Polym.Sci.,14,2947−2963(1970)]により開示されているような従来知られている方法により測定することができ、例えば、プロピレン系樹脂をテトラリン又はオルトジクロロベンゼンに溶解し、135℃で固有粘度を測定することが可能である。
プロピレン系樹脂の重量平均分子量(Mw)は、通常用いられる種々の方法で測定できるが、M.L.McConnelによって、American Laboratory,May,63−75(1978)に発表されている方法、即ち、低角度レーザー光散乱強度測定法が特に好ましく用いられる。
重量平均分子量が1×105以上の高分子量プロピレン系樹脂を重合する方法の例としては、特開平11−228629号公報に記載されたように、まず高分子量成分を重合した後に続いて低分子量成分を重合する方法などがあげられる。
まず公知の方法、例えばフラットダイ(Tダイ)やサーキュラーダイを用いた押出発泡成形により原反となる熱可塑性樹脂発泡シートを製造する。得られた原反熱可塑性樹脂発泡シートを真空成形することにより、本発明の熱可塑性樹脂発泡シートを得ることができる。
(1)熱可塑性樹脂発泡シートを加熱して軟化させる工程
(2)前記両成形型間に、工程(1)で軟化された熱可塑性樹脂発泡シートを供給する工程
(3)前記軟化された熱可塑性樹脂発泡シートを前記成形型間で保持しつつ、両成形型の成形面外縁部間のクリアランスが、該シートの厚み以下の所定の値になるまで両成形型を閉じる工程
(4)両成形型の成形面外縁部間のクリアランスが、前記軟化された熱可塑性樹脂発泡シートの厚みに達した後、かつ前記工程(3)に定義された所定の値に達するまでの任意の時点において、または、両成形型の成形面外縁部間のクリアランスが前記工程(3)に定義された所定の値にある状態で、両方の成形型の成形面より真空吸引を開始する工程
(5)真空吸引を継続しながら、前記シートを成形型の成形面で形成される形状に賦形する工程
(6)真空吸引を停止して成形型を開き、成形品を取り出す工程
このようにして得られる成形品が、本発明の熱可塑性樹脂発泡シートである。
また成形型は、ヒーターや熱媒などにより温度調整可能な構造であることが好ましい。発泡シートとの滑り性を高める観点や、成形完了前に発泡シートが冷却されてしまうことを防止する観点から、成形型の成形面を30〜80℃とすることが好ましく、50〜60℃とすることがさらに好ましい。
気密性保持機能を有する成形型としては、例えば成形型の成形面外縁部が、対向する成形型方向に可動である成形型が挙げられる。このような成形型の場合、型閉め時は該可動部の表面が成形面外縁部と同じレベルとなるよう、可動部が成形型に収納可能である構造が好ましい。このような成形型は、型を開くに従い可動部が突出するように構成されるため、この成形型を用いると後述する型開き工程においてキャビティ内の真空度を維持しやすくなる。
図4に示すような、型閉めしたときに一方の成形型の外周に設けられた気密性保持部によって、他方の成形型が覆われるような構成の一対の成形型を用いることもできる。
厚み中心線を挟んで対称な内部構造の成形品を得るためには、各成形型から真空吸引を開始するタイミングは同時であることが好ましいが、原反発泡シートが冷却されない時間内であれば時間差をつけることも可能である。一方の成形型から真空吸引を開始した後に他方の成形型から真空吸引を開始する場合には、開始時間の差が3秒以内であることが好ましい。
(1)原反熱可塑性樹脂発泡シートを加熱して軟化させる工程
(2)第1の成形型と第2の成形型との間に、工程(1)で軟化された原反熱可塑性樹脂発泡シートを供給する工程
(3)前記軟化された原反熱可塑性樹脂発泡シートを成形型間で保持しつつ、両成形型の成形面の外縁部間のクリアランスが、該シートの厚み以下の所定の値となるまで両成形型を閉じ、第2の成形型の成形面全面と前記発泡シート表面の一方の表面とを接触させる工程
(4)工程(3)で第2の成形型の成形面全面と前記発泡シート表面とが接触した後に、第1の成形型の成形面より真空吸引を開始する工程
(5)真空吸引を継続しつつ、成形面間の前記シートが所望の成形品厚みになるまで型開きして賦形する工程
(6)真空吸引を停止して成形型を開き、成形品を取り出す工程
上記真空成形方法の概略図を図5に示した。成形型の成形面より真空吸引可能な第1の成形型(12)と、少なくとも成形面外縁部にシート固定部材(14)を有する第2の成形型(13)を有する成形装置を用いて、第1の成形型の成形面のみから真空吸引すること以外は、前記したそれぞれの成形型の成形面より真空吸引可能な一対の成形型を用いて両成形型から真空吸引して成形する方法とほぼ同様の方法によって、本発明の熱可塑性樹脂発泡シートを得ることができる。
また本発明の熱可塑性樹脂発泡シートの片面に穴をあけて吸音性能を付与し、これを、前記穴をあけた面を吸音したい側に向けて設置して自動車内装材料、建築材料として使用することもできる。例えば本発明の熱可塑性樹脂発泡シート表面に直径0.1mm〜5mm程度の穴を5mm〜50mm間隔で開けることで共鳴周波数が100〜5000Hz付近の音を吸収することができる。吸収する音の共鳴周波数はあける穴の大きさと間隔により調整することができる。本発明の熱可塑性樹脂発泡シートを自動車内装材として使用する場合には、1mm〜1.5mmの穴を30mm間隔で開けることにより1000〜2000Hz付近にピークを有する吸音特性を付与することができるため、車内の声や騒音を吸収し静寂感を持たせることができる。本発明の熱可塑性樹脂発泡シートを吸音材として使用する場合には、吸音率を高める観点からは厚みが厚く、独立気泡率が低いことが好ましく、広い領域の共鳴周波数を吸収するためには発泡シート中心部の柱状樹脂部で隔てられた空隙部分の形状がばらついていることが好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂発泡シートを前記したような用途に用いる場合は、真空成形により得られた板状の熱可塑性樹脂発泡シートをさらに二次加工して所望の形状に賦形してもよいし、真空成形時に所定の形状に賦形してもよい。
以下に示す方法により、発泡層の両面に非発泡層が積層された、二種三層の原反熱可塑性樹脂発泡シートを作製した。
特開平11−228629号公報に開示された方法により得た、下記の物性を有するプロピレン系重合体粉末100重量部に対して、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、フェノール系酸化防止剤(商品名:イルガノックス1010、チバスペシャルティケミカルズ社製)0.05重量部、フェノール系酸化防止剤(商品名:スミライザーBHT、住友化学工業(株)製)0.2重量部を加えて混合し、230℃で溶融混練して、プロピレン系重合体ペレット(i)を得た。プロピレン系重合体ペレット(i)のJIS K6758で測定されるメルトフローレート(MFR)は12g/10min(230℃ 2.16kgf)であった。該プロピレン系重合体ペレット(i)を発泡層用材料とした。
プロピレン系重合体の物性
成分(A)(特開平11−228629に開示された方法で得られたプロピレン系重合体に含まれる2成分のうちの高分子量成分)の極限粘度([η]A)=8dl/g、成分(A)中のエチレン由来の構成単位含量(C2inA)=0%、成分(B)の極限粘度([η]B)=1.2dl/g、成分(B)(特開平11−228629に開示された方法で得られたプロピレン系重合体に含まれる2成分のうちの低分子量成分)中のエチレン由来の構成単位含量(C2inB)=0%。レオメトリックス社製一軸伸張粘度測定装置を用いて測定した180℃、0.1sec-1におけるη5=71000Pa・s、η0.1=2400Pa・s。
ポリプロピレン(ii)(住友化学工業(株)製ホモポリプロピレン FS2011DG2 MFR 2.5g/10min(230℃ 2.16kgf))、ポリプロピレン(iii)(バゼル社製長鎖分岐型ホモポリプロピレン PF814 MFR 3g/10min(230℃ 2.16kgf))、ポリプロピレン(iv)(住友化学工業(株)製プロピレン−エチレンランダム共重合体 W151 エチレン由来の構成単位含量4.5重量% MFR 8g/10min(230℃ 2.16kgf))、タルクマスターバッチ(v)(住友化学工業(株)製ブロックポリプロピレンベースタルクマスターバッチ MF110 タルク含有量70wt%)、チタンマスターバッチ(vi)(東京インキ(株)製チタンマスターバッチ PPM2924 チタン含有量60wt% ランダムポリプロピレンベース MFR 30g/10min(230℃ 2.16kgf))を、(ii)/(iii)/(iv)/(v)/(vi)=12/30/15/43/5の重量比でドライブレンドし、非発泡層用材料とした。
前記発泡層用材料、非発泡層用材料を使用し、図6および図7に示すような、発泡層押出用の50mmφ2軸押出機(16)と、非発泡層押出用の32mmφ単軸押出機(17)、に90mmφサーキュラーダイ(18)を取り付けた装置(15)により押出成形を行い、以下のようにして原反熱可塑性樹脂製発泡シートを得た。
非発泡層用材料は32mmφ単軸押出機(17)のヘッド(8)よりダイ内部に導入され、流路(24a)と(24b)に分割された後、流路(23a)の両面に積層するように供給されながらダイ出口方向に送られ、(25a)において積層化された。流路(24a)と(24b)に供給された非発泡層用材料は、その途中でパスPに類似した分割流路(図示せず)により分岐され流路(25c)、(25d)に送られた後、流路(23b)の両面に積層するように供給されながらダイ出口方向に送られ、(25b)において積層化された。
(25a)、(25b)において二種三層構造の円筒状となった溶融樹脂は、サーキュラーダイ(18)の出口(26)から押出され、この大気圧への開放により、発泡層用材料に含浸された炭酸ガスが膨張し、気泡が形成されて発泡層が形成された。
発泡シート(13)をクランプ枠(14)で固定し、シート表面が160℃になるように赤外ヒーター(15)により加熱軟化させた。加熱軟化した発泡シートの厚みは1.5mmであった。
加熱軟化させた発泡シートをクランプ枠に固定したまま、成形型(16)及び成形型(17)の間に供給した。
成形型(16)と成形型(17)のパーティング面間のクリアランスが1mmとなるまで両成形型を接近させて両成形型を閉じた。型閉め完了と同時に両方の成形型から真空度−0.09MPaで真空吸引を開始した。
真空吸引開始から0.5秒後に、成形型をそれぞれ20mm/minで型開きし、キャビティ高さ、すなわち対向する成形面底面間の距離が3mmの地点で5秒間停止した。
真空吸引を停止して成形型を開き、成形品を取り出した。得られた成形品の評価結果を表1に示す。
実施例1で用いたものと同様の原反熱可塑性樹脂発泡シートを用い、側面が300mm×0.5mmである成形面を有する以外は実施例1で用いたものと同じ成形型を使用し、以下の方法により真空成形を実施した。
成形時の型の温度は60℃に調整した。発泡シートをクランプ枠で固定し、シート表面が160℃になるように赤外ヒーターにより加熱軟化させた。加熱軟化した発泡シートの厚みは1.5mmであった。
加熱軟化させた発泡シートをクランプ枠に固定したまま、成形型及び成形型の間に供給した。
成形型と成形型のパーティング面間のクリアランスが1mmとなるまで両成形型を接近させて両成形型を閉じた。型閉め完了と同時に両方の成形型から真空度−0.09MPaで真空吸引を行い、10秒間停止した。
真空吸引を停止して成形型を開き、成形品を取り出した。得られた成形品の評価結果を表1に示す。
水中置換式密度計((株)東洋精機製作所製 自動比重計 型式D−H100)を使用し、20mm×20mmにサンプリングした製品の比重を測定し、製品を構成する各材料の密度を用いて発泡倍率を計算した。
JIS K7112に準拠し、エアピクノメーター(島津製作所製 アキュピック1330密度計)により求めたサンプル密度ρ1、水中置換法により求めたサンプル密度ρ2、シートを構成する材料の密度ρ0より、以下の式(1)を用いて独立気泡率Fcを得た。
熱可塑性樹脂発泡シートをMD方向(発泡シート製造時の押出し方向)に沿って厚み方向に切断し、MD方向の長さが5mm以上、シート厚み方向の全体が確認でき、かつ、断面構造が確認できる断面写真を撮影した。この断面写真において、発泡シートの厚み方向の中心を結ぶ線である発泡シート厚み中心線を引いた。該断面写真において観察される、発泡シート厚み中心線と交差する全ての柱状樹脂部の数を数え、その結果から発泡シート厚み中心線の単位長さあたりの数を算出した。これと同様の測定を、5cm以上離れた3箇所以上で行った。一方、上記と同じ熱可塑性樹脂発泡シートをTD方向(発泡シートのMD方向に垂直な、押出しの幅方向)に沿ってシート厚み方向に切断し、その断面に関して上記と同様の測定を5cm以上離れた3箇所以上で行う。このようにして得られた発泡シート厚み中心線の単位長さあたりの柱状樹脂部の数の6個以上のデータの平均値を、これを該熱可塑性樹脂発泡シートの柱状樹脂部の数密度とした。
柱状樹脂部の数密度を求めたときと同じ発泡シート断面写真を用いて、厚み中心線と交差する全ての柱状樹脂部の厚さを測定した。MD方向断面について3ヶ所以上、TD方向断面について3ヶ所以上測定し、全ての柱状樹脂部の厚さの測定値を平均し、該熱可塑性樹脂発泡シートの柱状樹脂部の平均厚みを求めた。
柱状樹脂部の数密度の測定に使用した発泡シート断面写真のうち、MD方向に沿った断面写真1枚とTD方向に沿った断面写真1枚を使用した。まず、発泡シートのMD方向に沿った断面写真において観察される気泡部のうち、厚み方向の最大長さに対するMD方向の最大長さの比が1以上である気泡部のシートの厚み方向の最大長さを測定した。一方、発泡シートのTD方向に沿った厚み方向の断面において観察される気泡部のうち、厚み方向の最大長さに対するTD方向の最大長さの比が1以上である気泡部の、シートの厚み方向の最大長さを測定した。このようにして求められた気泡部の厚み方向の最大長さの平均値を求めた。
発泡シートを幅50mm(TD方向)、長さ150mm(MD方向)にサンプリングした。スパン100mmに調整したオートグラフ(島津製作所製 型式AGS−500D)の曲げ測定用支持台の上に、サンプルと支持台の中心を合わせてサンプルをセットした。先端が曲率半径5の形状の棒状押し治具をサンプル中心部に当て、10mm/minでサンプルを曲げながら、変位(cm)と荷重(N)の相関曲線を作成し、最初に現れる勾配の傾き(N/cm)を曲げ剛性として評価した。
測定はJIS K−6767に準拠して実施した。
測定するシートを50mm角にサンプリングし、オートグラフ(島津製作所製 型式AGS−500D)の平坦なステージの上に厚さが25mm程度になるようサンプルを数枚重ねてセットした。サンプル中心を圧縮治具により10mm/minで圧縮し、圧縮前の厚さから25%圧縮し、20秒経過したときの荷重(N)を測定し、サンプル表面積(2500mm2)で割り戻した値を求めた。
測定はJIS−A−1405に準拠して実施した。
実施例1で得られたシートを92mmφにサンプリングし、1mmφの穴を30mm間隔で4個、1.5mmφの穴を30mm間隔で5個開けた。サンプルを音響管(電子測器製 TYPE 3G−3E)にセットし、試験用信号発生器(電子測器製 TYPE 01022)で発生させた信号をサンプルに照射し、反射した信号を精密騒音計(RION社製 LR−06)で測定し、100〜2000Hz間の共鳴周波数における吸音率を求めた。さらに同じシートを40mmφにサンプリングし、1mmφの穴を30mm間隔で2個、1.5mmφの穴を30mm間隔で2個開け、同じ方法により1600〜5000Hz間の共鳴周波数における吸音率を求めた。測定した吸音率の結果を図8に示す。
2 柱状樹脂部
3 球状または回転楕円状の気泡
4 発泡シート厚み中心線
5 原反熱可塑性樹脂発泡シート
6 クリップ部材
7 赤外ヒーター
8 成形型
9 成形型
10 気密性保持部(緩衝材)
11 気密性保持部
12 成形型
13 成形型
14 シート固定部材
15 原反熱可塑性樹脂発泡シートを製造する装置
16 50mmφ2軸押出機
17 32mmφ単軸押出機
18 サーキュラーダイ
19 炭酸ガス供給用ポンプ
20 マンドレル
21 50mmφ2軸押出機のヘッド
22 32mmφ単軸押出機のヘッド
23a 流路
23b 流路
24a 流路
24b 流路
24c 流路
24d 流路
25a 流路
25b 流路
26 サーキュラーダイ出口
Claims (5)
- 厚み方向断面において観察される柱状樹脂部が、下記要件(1)および(2)を満たす熱可塑性樹脂発泡シート。
(1)発泡シート厚み中心線と交差する柱状樹脂部の数密度が1〜20本/mm
(2)発泡シート厚み中心線と交差する柱状樹脂部の平均厚みが10〜500μm - シートのMD方向に沿った厚み方向の断面において観察される気泡部のうち、厚み方向の最大長さに対するMD方向の最大長さの比が1以上である気泡部と、シートのTD方向に沿った厚み方向の断面において観察される気泡部のうち、厚み方向の最大長さに対するTD方向の最大長さの比が1以上である気泡部の、シートの厚み方向の最大長さの平均値が10μm〜500μmの範囲にある請求項1に記載の熱可塑性樹脂発泡シート。
- 発泡倍率が5〜40倍、厚みが2〜50mm、独立気泡率が0〜30%である請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂発泡シート。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂発泡シートからなる自動車内装材。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂発泡シートからなる吸音材。
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