JP2006109163A - 圧電シート及びこれを用いた圧電スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧電素子チップの形状を四角形から三角形に変えることによってチップ密度を高く維持すると共に、この不均一性を改善し、もって可聴周波数帯域から超音波帯域の広い範囲に亘って音圧特性を平坦化して出力特性を改善することが可能な圧電シートを提供する。
【解決手段】 互いに微小間隙を隔てて配置されている複数の圧電素子チップ4間に樹脂6を介在させることによって前記圧電素子チップ同士を結合して全体が曲面形状に近似する多面体形状に成形されている圧電シートにおいて、前記圧電素子チップは、三角形に形成されている。これにより、チップ密度を高く維持すると共に、この不均一性を改善し、もって可聴周波数帯域から超音波帯域の広い範囲に亘って音圧特性を平坦化して出力特性を改善する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電素子を利用した圧電シート及び圧電スピーカに係り、特に出力特性を改善することができる圧電シート及び圧電スピーカに関する。
一般に、スピーカはボイスコーンに接続されたボイスコイルに音声信号を流すことにより、このコイルの電流と永久磁石の磁界の相互作用によりボイスコーンを機械的に振動させ、これにより空気を振動させて音声を再生するようになっている。
音声の再生においては人間の可聴周波数である数10Hzから10数kHzまでの広範囲に渡って効率良く且つ歪みが生じないように再生することが理想的であるが、一般的には1つのスピーカではそのような広範囲の周波数領域をカバーすることができないので各領域に対応させた複数のスピーカが用いられている。また、このような永久磁石を用いたマグネットスピーカは音圧を高めるためには寸法が大きくなり、また重量も大きいものとなる。
ところで、近年においてはステレオ装置、テレビジョン及びサラウンドサウンド等の音響装置において小型軽量化及び薄型化の要請が非常に高まってきており、このような要請に応えて極めて薄く且つ軽量の圧電スピーカが開発されている。この圧電スピーカは、例えば特許文献1、2、3等において開示されており、圧電セラミックスと樹脂等の有機物とを混在させることにより圧電セラミックスの有する圧電効果と有機物の持つ弾力性とを組み合わせた圧電シートを用いるようになっている。
この圧電シートを用いた圧電スピーカは、エポキシ系樹脂等の有機物の格子状シートに多数の例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系セラミックスの薄板よりなる圧電素子チップを埋め込んで圧電シートを形成し、このシートの両面に電極板を形成して全体が例えば平板状或いはドーム状に固定して構成されている。上記のように構成された圧電スピーカにあっては、可聴周波数帯域において十分に実用化が可能な出力特性が得られている。
特開平7−327298号公報 特開2000−324598号公報 特開2003−348692号公報
ところで、近年、オーディオ技術の発達と共に超音波帯域(20kHz以上)の再生を行う、いわゆるスーパーオーディオCD(SACD)やDVD−オーディオが規格化されて市場を形成しつつある。これらの可聴周波数帯域を超えた音域を取り扱う目的は、より自然な音の録音再生による音質の向上と非可聴周波数帯域音のヒーリング効果にある。
しかしながら、前述した従来の圧電スピーカにあっては、上記した20kHz以上の超音波帯域を加えた出力特性はそれ程良好ではなく、例えば2kH〜60kHzに亘る出力特性(音圧特性)の平坦性は±20dB以上であった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。
本発明の目的は、四角形の圧電素子チップの配列を工夫することによってチップ密度を高く維持すると共に、この不均一性を改善し、もって可聴周波数帯域から超音波帯域の広い範囲に亘って音圧特性を平坦化して出力特性を改善することが可能な圧電シート及び圧電スピーカを提供することにある。
また本発明の他の目的は、圧電素子チップの形状を四角形から三角形に変えることによってチップ密度を高く維持すると共に、この不均一性を改善し、もって可聴周波数帯域から超音波帯域の広い範囲に亘って音圧特性を平坦化して出力特性を改善することが可能な圧電シート及び圧電スピーカを提供することにある。
請求項1に係る発明は、互いに微小間隙を隔てて配置されている複数の圧電素子チップ間に樹脂を介在させることによって前記圧電素子チップ同士を結合して全体が曲面形状に近似する多面体形状に成形されている圧電シートにおいて、前記圧電素子チップを四角形に形成し、前記圧電素子チップを同心状に配置するように構成したことを特徴とする圧電シートである。
この場合、例えば請求項2に規定するように、前記曲面形状は、球体殻の一部、或いは非球体殻の一部である。
また例えば請求項3に規定するように、前記非球面体殻は、楕円体殻及び超楕円体殻を含む。
請求項4に係る発明は、互いに微小間隙を隔てて配置されている複数の圧電素子チップ間に樹脂を介在させることによって前記圧電素子チップ同士を結合して全体が曲面形状に近似する多面体形状に成形されている圧電シートにおいて、前記圧電素子チップは、三角形に形成されていることを特徴とする圧電シートである。
この場合、例えば請求項5に規定するように、前記三角形の圧電素子チップの各角頂は、前記曲面形状の曲面に内接するような位置で互いに接合されている。
また例えば請求項6に規定するように、前記三角形は、実質的な2等辺三角形と実質的な正三角形とを含む。
また例えば請求項7に規定するように、前記2等辺三角形は1種類であり、前記正三角形は複数種類ある。
また例えば請求項8に規定するように、前記三角形の一辺の長さLは、前記圧電素子チップの厚さを”t”とすると、”100×t≧L≧5×t”の関係にある。
また例えば請求項9に規定するように、前記三角形の一辺の長さLは、前記曲面形状の直径の長さを”D”とすると、”D/100≦L≦D/5”の関係にある。
また例えば請求項10に規定するように、前記曲面形状は、球体殻の一部、或いは非球体殻の一部である。
また例えば請求項11に規定するように、前記非球面体殻は、楕円体殻及び超楕円体殻を含む。
請求項12に係る発明は、上記圧電シートを用いた圧電スピーカである。
本発明の圧電シート及びこれを用いた圧電スピーカによれば、チップ密度を高く維持すると共に、この不均一性を改善し、もって可聴周波数帯域から超音波帯域の広い範囲に亘って音圧特性を平坦化して出力特性を改善することができる。
以下に、本発明に係る圧電シート及びこれを用いた圧電スピーカの一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の圧電スピーカを示す要部拡大断面図、図2は図1に示す圧電スピーカに用いる圧電シートを示す断面図、図3は本発明の第1実施例の圧電シートにおいて同心状に配列された圧電素子チップの配列を示す平面図、図4は従来の圧電シートにおいて格子状に配列された圧電素子チップの配列を示す平面図である。
図示するようにこの圧電スピーカ2は、複数の圧電素子チップ4間に有機物の樹脂6を介在させて上記圧電素子チップ4同士を結合してなる本発明の特徴とする圧電シート8と、この圧電シート8の両面に均一に貼り合わせた2つの薄膜状の電極膜10A、10Bと、これらの各電極膜10A、10Bの表面に貼り合わせて積層するように設けられて上記電極膜10A、10Bの酸化を防止等するための保護膜12A、12Bと、この積層体の周囲を保持する例えば金属や樹脂等よりなる枠体14とにより主に構成されている。そして、上記2つの電極膜10A、10Bからそれぞれリード線16A、16Bを引き出し、これに音声信号源18から音声信号電流を印加することにより、逆圧電効果により圧電シート8がシート曲面に対して接線方向に伸縮運動を起こし、圧電シート8の端部を枠体14で固定した場合には、圧電シート8は曲面法線方向に振動し、いわゆる呼吸振動し、音声が発せられることになる。図示例ではこの圧電シート8は、湾曲されて曲面形状に例えば半球面状(半球体殻)に近似する多面体形状に成形されている。すなわち微少な平坦な圧電素子チップ4に囲まれた多面体形状となる。この時の圧電シート8だけの断面形状は図2に示されている。以上は、圧電スピーカの一般的な構造である。
<実施例1>
次に、圧電シートの実施例1の構造について説明する。
ここで上記圧電素子チップ4は、圧電素子である例えばPZTよりなり、その大きさは例えば縦、横、厚さがそれぞれ2mm×2mm×0.2mm程度の四角形に成形されている。そして、図3に示すように、上記圧電素子チップ4は隣り同士が微小な間隙、例えば0.2〜0.5mm程度離間させて、同心状(同心円状)に多数配列されている。尚、X、Y方向へは等方性を持たせるためにチップ4は直線状に配列されている。そして、圧電素子チップ4同士の間隙に接合用の樹脂6(図3においては図示せず)が介在されている。
この場合、図3から明らかなように、圧電シート8の周辺部のチップ密度(チップの占積率)はかなり高いが、中心に行く程、チップを同心円状に配列する幾何学的制約からチップ同士間の隙間を少しずつ大きくせざるを得ず、中心部ではチップ密度は少し低下している。
この時の四角形状の圧電素子チップ4の一辺の長さ”L”は、チップ4の厚さを”t”とすると、次の関係式を満足するように設定する。
100×t≧L≧5×t
また好ましくは”50×t≧L≧10×t”の範囲に設定する。
この理由は、上記チップ4の一辺の長さLが”5×t”よりも小さいと、チップ4の数が多過ぎてしまい、製造上のスループットが大幅に低下してしまう。また、チップ4の一辺の長さLが”100×t”よりも大きいと、チップ4の寸法が大きくなり過ぎて取り扱う時等に割れが発生し易くなってしまう。
また図2において、圧電シート8の曲面形状の直径の長さを”D”とすると、チップ4の一辺の長さ”L”は次の関係式を満足するように設定する。
D/100≦L≦D/5
また好ましくは”D/50≦L≦D/10”の範囲に設定する。
この理由は、上記チップ4の一辺の長さLが”D/100”よりも小さいと、チップ4の数が多過ぎてしまい、製造上のスループットが大幅に低下してしまう。またチップ一辺の長さLが”D/5”よりも大きいと、チップサイズが大き過ぎてしまい、曲面形状が滑らかでなくなり、音圧の指向性が低下してしまう。
ここで上記したような実施例1の圧電シート8を用いて、図1に示すような圧電スピーカを構成したときの出力特性を実測により評価したので、その評価結果について説明する。また比較例として図4に示すように従来例のように四角形の圧電素子チップ4を格子状に配列してなる圧電シートについても評価を行った。圧電素子チップ4の大きさは、共に、縦、横、厚さが2mm×2mm×0.2mmである。また図4に示す比較例の場合には、X、Y方向に共に3列にチップ4をそれぞれ同数配列している。また図4において、チップ4間の間隙は0.4mmに設定してある。そして、図2に示すように曲面形状の圧電シート4の直径D及び高さHは、共に40mm及び20mm(H/D=1/2)にそれぞれ設定してある。図5は比較例の周波数に対する音圧特性を示すグラフ、図6は実施例1の周波数に対する音圧特性を示すグラフである。
比較例の場合には、図5に示すように周波数が2kHz〜60kHzの範囲内では相対音圧は40dB以上(±20dB以上)もの大きな変化があり、相対音圧の平坦性はかなり低いことが確認できた。この理由は、図4から理解できるように、圧電シートの中央部近辺はチップ密度が均一であるが、周辺部に近い部分ではチップ密度の均一性が低下し、この部分に特性の歪が発生しているからである。
実施例1の場合には、図6に示すように周波数2kHz〜60kHzの範囲内では相対音圧は30dB(±15dB)程度の変化であり、出力特性は上記比較例と較べた場合にかなり改善できることが確認できた。この理由は、比較例と較べて、実施例1のチップ密度の均一性が圧電シートの中央部ではやや低下するものの、周辺部(枠体近傍部)では大きく改善されたからである。
[実施例2〜実施例4]
次に圧電シート8の実施例2〜実施例4の構造について説明する。
この実施例2〜4では、圧電素子チップ8を、四角形に代えて三角形に形成している。具体的には、この三角形のチップは製造工程における煩雑さを抑制するために1種類の2等辺三角形のチップと複数種類の正三角形のチップ群よりなり、圧電シート8の中央部や圧電シート8の周辺部である枠体14の近傍のチップ密度の不均一性を改善し、相対音圧特性の平坦性の更なる向上を図るものである。そして、この実施例2〜4の特徴としては、微小な三角形の各圧電素子チップ4の全ての角頂(頂角)を、圧電シート8の多面体形状が近似する曲面形状の曲面に内接するような位置で互いに接合している。
ここで上記したような構成をするために、各三角形の圧電素子チップ4の寸法を求めるための数学的な手法について説明する。
まず複数の正三角形の面よりなる正多面体を考える。ここでは理解を容易にするために、20個の正三角形の面を有する正二十面体を例にとって説明する。図7はこのような正二十面体30を示す斜視図である。この正二十面体30を切断線32に沿って上下に2つに分割する。従って、分割された一方の分割体には10個の正三角形に相当する面が存在することになる。尚、正三角形が切断線32によって切断された部分は、この横方向に隣接する部分を加えることによって1つの正三角形の大きさとなる。
そして、上記正三角形を各辺に沿って平行に分割することによって、多数の小三角形に細分化する。図8は正三角形の一面を複数の小三角形に細分化した時の一例を示す。すなわち、図7に示す正二十面体の正三角形34の内の1つを取り出し、これを図8に示している。そして、図8では、1つの正三角形34を、各辺に平行に6分割することによって、全体で36個の小三角形36に細分化している。尚、後述するようにこの小三角形36の寸法が近似的に圧電素子チップ4に対応することになる。
次に、上記のように細分化された小三角形36の各角頂(頂点)P1を、図7に示す正二十面体30の各角頂(頂点)が形成する球面状の曲面(球殻)の面上に位置するように、すなわち内接するように上記各小三角形36の各辺の長さを決定する。そして、このように各辺の長さを決定した36個の小三角形36よりなる面を10個、半球殻状になるように貼り合わせれば、半球状に近似されているドーム状の多面体が得られることになる。図9はこの時の状態を示した図である。図9において太細で囲まれた領域が1つの正三角形34の領域を示している。また上記正三角形34の内、切断線32(図7参照)によって切断された部分は、これに隣接する領域と合わせて1つの正三角形34の大きさとなっている。
ここで上記のように、細分化された小三角形36の各角頂P1が正二十面体30の形成する球殻の面上に内接するように、各小三角形36の各辺の長さを決定する手法として、数学的な測地学的演算手法を用いることができる。これにより平面状の図8に示すような小三角形36の各角頂P1の座標を球面座標系に変換することができ、この結果、球殻の面上に内接するようにした各小三角形36の各辺の長さを決定することができる。尚、上記測地学的演算手法に関しては、参考文献として[Kenner,H.Geodesic Math and How to Use It.Berkeley,CA:University of Press.1994]等を挙げることができる。
さて、上記のように各辺の長さを決定した各小三角形36を上記したように圧電素子チップ4で形成し、これらを樹脂6によって互いに接合すれば、全体で360個のチップ4による半球殻状(多面体半球殻状)の圧電シート4が得られることになる。
上記説明では、1つの正三角形34を36個の小三角形36に細分化した場合を例にとって説明したが、これに限定されず、圧電スピーカのサイズに応じて、4個、16個、64個、100個或いはそれ以上に細分化してもよい。
図10は1つの正三角形を36個の小三角形に細分化した第2実施例の状態を示す平面図、図11は1つの正三角形を64個の小三角形に細分化した第3実施例の状態を示す平面図、図12は1つの正三角形を100個の小三角形に細分化した第4実施例の状態を示す平面図である。図中の各小三角形36の各辺には計算で求められた長さがアルファベットにより併記してある。
<第2実施例>
まず、図10を参照して第2実施例の場合について説明する。ここでは圧電シート8の直径D(図2参照)を40mmに設定している。36個の小三角形36の各辺の寸法は数学的に厳密に計算すると下記のようにA〜Iの9種類のアルファベットで示される寸法があり、それぞれ下記のような値となる。
A=3.25mm B=3.80mm C=3.74mm
D=3.63mm E=4.05mm F=3.96mm
G=4.11mm H=4.30mm I=4.33mm
ここで半球殻形状に必要な小三角形のチップ4の種類及び個数は以下のようになる。
<種類減少後>
小三角形AAB:3個×10=30個 − AAB=30個
小三角形BDD:3個×10=30個 − DDD=90個
小三角形CDE:6個×10=60個 /
小三角形EFG:12個×10=120個 − FFF=120個
小三角形GGH:6個×10=60個 − GGG=120個
小三角形IIH:6個×10=60個 /
上記のように、厳密には6種類の寸法の小三角形のチップ4が必要となるが、これでは製造時に管理が煩雑となってスループットが低下してしまう。そこで、上記6種類の小三角形の種類を減少させるために、小三角形の3辺の寸法差が極めて小さい場合には、その3辺の寸法の内の一番小さい寸法に統一して揃えるようにする。このように種類を減少させた時の状態が上記右辺側に記載してある。
ここでは小三角形AABは変更がなく、小三角形BDD及び小三角形CDEは共に小三角形DDDに統一し、小三角形EFGは小三角形FFFに統一し、小三角形GGH及び小三角形IIHは共に小三角形GGGに統一している。これにより1種類の2等辺三角形(小三角形AAB)と、3種類の正三角形(小三角形DDD、FFF、GGG)とにより構成されることになり、これにより、チップ4の管理や製造が容易となり、製造時のスループットを向上させることができる。尚、この第2実施例の場合には圧電シート全体で360個(=36×10面)のチップが必要となる。
<第3実施例>
次ず、図11を参照して第3実施例の場合について説明する。ここでは圧電シート8の直径D(図2参照)を60mmに設定している。そして、直径Dを第2実施例の場合よりも少し大きくしたので、正三角形34の一辺を8等分して全体で64個の小三角形36に細分化している。これらの小三角形36の各辺の寸法は数学的に厳密に計算すると下記のようにA〜Tの20種類のアルファベットで示される寸法があり、それぞれ下記のような値となる。
A=3.59mm B=4.21mm C=4.03mm
D=3.91mm E=4.44mm F=4.39mm
G=4.22mm H=4.37mm I=4.58mm
J=4.69mm K=4.59mm L=4.46mm
M=4.69mm N=4.64mm O=4.59mm
P=4.83mm Q=4.81mm R=4.81mm
S=4.89mm T=4.94mm
ここで半球殻形状に必要な小三角形のチップ4の種類及び個数は以下のようになる。
小三角形AAB:3個×10=30個
小三角形DDB:3個×10=30個
小三角形CED:6個×10=60個
小三角形FIG:6個×10=60個
小三角形EGH:6個×10=60個
小三角形HHJ:3個×10=30個
小三角形KOL:6個×10=60個
小三角形ILM:6個×10=60個
小三角形MNP:6個×10=60個
小三角形NNJ:3個×10=30個
小三角形OOQ:3個×10=30個
小三角形QRR:3個×10=30個
小三角形PRS:6個×10=60個
小三角形SST:3個×10=30個
小三角形TTT:1個×10=10個
上記のように、厳密には15種類の寸法の小三角形のチップ4が必要となるが、これでは製造時に管理が煩雑となってスループットが低下してしまう。そこで、先の第2実施例の場合と同様に、上記15種類の小三角形の種類を減少させるために、小三角形の3辺の寸法差が極めて小さい場合には、その3辺の寸法の内の一番小さい寸法に統一して揃えるようにする。
ここでは小三角形AABは変更がなく、小三角形DDB及び小三角形CEDは共に小三角形DDDに統一し、小三角形FIG、EGH及びHHJは小三角形GGGに統一し、小三角形KLO、ILM、MNP、NNJ及びOOQは共に小三角形LLLに統一し、小三角形QRR、PRS、SST及びTTTは共に小三角形QQQに統一している。これにより1種類の2等辺三角形(小三角形AAB)と、4種類の正三角形(小三角形DDD、GGG、LLL、QQQ)とにより構成されることになり、これにより、チップ4の管理や製造が容易となり、製造時のスループットを向上させることができる。尚、この第3実施例の場合には圧電シート全体で640個(=64×10面)のチップが必要となる。
<第4実施例>
次ず、図12を参照して第4実施例の場合について説明する。ここでは圧電シート8の直径D(図2参照)を80mmに設定している。そして、直径Dを第3実施例の場合よりも少し大きくしたので、正三角形34の一辺を10等分して全体で100個の小三角形36に細分化している。これらの小三角形36の各辺の寸法は数学的に厳密に計算すると下記のようにA〜Z4の30種類のアルファベット(Z1〜Z4を含む)で示される寸法があり、それぞれ下記のような値となる。
A=3.78mm B=4.43mm C=4.16mm
D=4.05mm E=4.46mm F=4.51mm
G=4.32mm H=4.45mm I=4.80mm
J=4.87mm K=4.77mm L=4.56mm
M=4.80mm N=4.72mm O=4.87mm
P=5.04mm Q=4.92mm R=4.75mm
S=5.02mm T=4.94mm U=5.03mm
V=4.86mm W=5.10mm X=5.19mm Y=5.10mm Z=5.07mm Z1=5.20mm
Z2=5.19mm Z3=5.24mm Z4=5.28mm
ここで半球殻形状に必要な小三角形のチップ4の種類及び個数は以下のようになる。
小三角形AAB:3個×10=30個
小三角形DDB:3個×10=30個
小三角形CED:6個×10=60個
小三角形FIG:6個×10=60個
小三角形EGH:6個×10=60個
小三角形HHJ:3個×10=30個
小三角形KOL:6個×10=60個
小三角形ILM:6個×10=60個
小三角形MNP:6個×10=60個
小三角形NNJ:3個×10=30個
小三角形QRV:6個×10=60個
小三角形ORS:6個×10=60個
小三角形STW:6個×10=60個
小三角形PTU:6個×10=60個
小三角形UUX:3個×10=30個
小三角形VVX:3個×10=30個
小三角形YZZ:3個×10=30個
小三角形WZZ1:6個×10=60個
小三角形Z1Z2Z3:6個×10=60個
小三角形XZ2Z3:3個×10=30個
小三角形Z2Z3Z4:3個×10=30個
小三角形Z4Z4Z4:1個×10=10個
上記のように、厳密には22種類の寸法の小三角形のチップ4が必要となるが、これでは製造時に管理が煩雑となってスループットが低下してしまう。そこで、先の第2及び第3実施例の場合と同様に、上記22種類の小三角形の種類を減少させるために、小三角形の3辺の寸法差が極めて小さい場合には、その3辺の寸法の内の一番小さい寸法に統一して揃えるようにする。
ここでは小三角形AABは変更がなく、小三角形DDB及び小三角形CEDは共に小三角形DDDに統一し、小三角形FIG、EGH及びHHJは小三角形GGGに統一し、小三角形KLO、ILM、MNP、NNJ、ORV及びORSは共に小三角形LLLに統一し、小三角形STW、PTU、UUX及びVVYは共に小三角形VVVに統一し、小三角形YZZ、WZZ1、Z1Z2Z3、XZ2Z2、Z3Z3Z4及びZ4Z4Z4は共に小三角形ZZZに統一している。これにより1種類の2等辺三角形(小三角形AAB)と、5種類の正三角形(小三角形DDD、GGG、LLL、VVV、ZZZ)とにより構成されることになり、これにより、チップ4の管理や製造が容易となり、製造時のスループットを向上させることができる。尚、この第4実施例の場合には圧電シート全体で1000個(=100×10面)のチップが必要となる。
以上のように、実施例2〜4に代表されるように、正二十面体の各面を形成する正三角形34を小三角形36に細分化した時、この小三角形36の角頂を球殻面上に内接させるような小三角形36の各辺を数学的な厳密さで求めたが、実際の圧電シートの製造に際しては、各小三角形チップ同士を接合するために隣り合う小三角形チップ同士間に接合用の樹脂6を介在させる間隙を設けなければならない。
この樹脂代となる間隙の幅を例えば0.1〜0.2mm程度の範囲で設定すると、上記各実施例2〜4で最終的に求めた各辺の寸法を、例えば0.05〜0.1mm短くすることになる。そして、このように樹脂代(間隙)の幅に応じて各辺の長さを、上記実施例2〜4において説明した場合よりも更に短縮化して形成し、この小三角形チップよりなる例えば半球殻状(より詳しくは多面体半球殻状)の圧電シート8を形成することになる。
また、この時の小三角形の圧電素子チップ4の長さの範囲は、先の四角形状のチップを用いた実施例1の場合と同じであり、小三角形状の圧電素子チップ4の一辺の長さ”L”は、チップ4の厚さを”t”とすると、次の関係式を満足するように設定する。
100×t≧L≧5×t
また好ましくは”50×t≧L≧10×t”の範囲に設定する。
この理由は、上記チップ4の一辺の長さLが”5×t”よりも小さいと、チップ4の数が多過ぎてしまい、製造上のスループットが大幅に低下してしまう。また、チップ4の一辺の長さLが”100×t”よりも大きいと、チップ4の寸法が大きくなり過ぎて取り扱う時等に割れが発生し易くなってしまう。
また図2において、圧電シート8の曲面形状の直径の長さを”D”とすると、チップ4の一辺の長さ”L”は次の関係式を満足するように設定する。
D/100≦L≦D/5
また好ましくは”D/50≦L≦D/10”の範囲に設定する。
この理由は、上記チップ4の一辺の長さLが”D/100”よりも小さいと、チップ4の数が多過ぎてしまい、製造上のスループットが大幅に低下してしまう。またチップ一辺の長さLが”D/5”よりも大きいと、チップサイズが大き過ぎてしまい、曲面形状が滑らかでなくなり、音圧の指向性が低下してしまう。
以上のように圧電シートを形成することにより、圧電素子チップ4を圧電シート8の全面に亘って極めて均一性が高い状態で配列することができ、しかも、十分な音圧が得られるように樹脂に対するチップ4の占積率(密度)も80%以上に高くすることができる。この結果、このような圧電シート8を用いた圧電スピーカによれば、その出力特性の変動を大幅に小さくすることができ、例えば2kHz〜60kHzの広い帯域において、相対音圧を±10dB程度に抑制することができる。
[圧電シートの製造方法]
上記実施例2〜4(実施例1も含む)の圧電シートの製造方法は特開2003−348692号公報で開示された方法と同じである。すなわち、ここでは成形すべき湾曲形状になされた曲面状(小三角形に対応する多面体形状にする必要はない)の金型面を有する凸部状金型と、これに嵌め込まれる凹部状金型とを用いる。そして、いずれか一方の金型、ここでは凸部状金型の金型面の全表面を被うようにして弾性体シートを設ける。この弾性体シートは、例えば厚みが1mm程度のポリウレタンゴムシート等を用いることができ、この弾性体シートにより、成形時に圧電素子チップの破損等を防止すると共に、この圧電素子チップの裏面と弾性体シートとの接合境界に溶融樹脂が浸入することを防止する。この弾性体シートの表面、すなわち上面側にグリース状の粘着剤を均一に塗布しておき、圧電素子チップが剥がれ落ちないようにする。
次に、この弾性体シートの表面に、先に実施例2〜4で求めた寸法になされた小三角形の圧電素子チップを互いに微小間隙だけ隔てて整然と配列する。
次に、上記凸部状金型と凹部状金型とを、互いに嵌め込んで密接させる。この時、凸部状金型の凸部の周縁部、或いは裾野部に沿って円形リング状の枠体14(図1参照)を介在させる。また、金型の嵌め込みに先立って、凹部状金型の凹部の内面である金型面にも、前記した弾性体シートをこの金型面の全表面を被うようにして予め設けておく。また、この弾性体シートの表面にも、グリース等の粘着剤を予め均一に塗布しておく。
また、この凹部状金型には、金型の内部と外部とを連通するように予め少なくとも2つの連通路を設けておき、両金型を互いに嵌め込んで一方の連通路である脱気口から両金型の接合部の内部を真空引きしつつ、他方の連通路である樹脂注入口から溶融状態の樹脂を樹脂容器から吸引して注入させる。これにより、両金型間に介在された多数の圧電素子チップ4間の微小な間隙内に上記樹脂が真空注入されて充填されることになる。そして、樹脂が硬化した時点で、両金型を分解することにより、圧電シート8が形成されることになる。
次に、実際に上記実施例2〜4の圧電シート及び圧電スピーカを製造してその評価を行ったので、その評価結果について説明する。
まず、次の諸元を有する直径40、60、80mm(小三角形状の圧電素子チップ4の厚さ0.2mm)の半球殻状(小三角形よりなる多面体半球殻状)の圧電スピーカを形成した。
PZT圧電素子チップ間寸法:0.1〜0.2mm
PZT圧電歪定数:d31=−260×10−12 m/V
PZT圧電素子チップ間の樹脂:エポキシ系樹脂(Emerson & Cuming社スタイキャスト)
電極膜10A、10B:Al+5%重量Ti合金膜,膜厚100nm
枠体14(下記の3種類)
:外径75mm×内径45mm×厚さ3mm,Al板
:外径95mm×内径65mm×厚さ3mm,ステンレス板
:外径120mm×内径90mm×厚さ3mm,真鍮板
保護膜12A、12B:5μm厚さのSBR系高分子樹脂を両面に付加
(脱気注入法による製造プロセス)
金型:Al製凸部状金型,Al製凹部状金型
弾性体シート:シリコンゴムシート,1mm厚さ
粘着剤:シリコングリース
PZT圧電素子チップ4を配置した凸部状金型の組立体と凹部状金型の組立体を、これが置かれた空間を油回転真空ポンプにより真空度100Pa以下に保持し、十分脱気した樹脂スタイキャストをパン状容器に入れ約50℃に加熱した。これを金型下部より圧電素子チップ間の間隙に注入した。このチップ間の間隙を樹脂で充填したのち、樹脂注入口を封止し、脱気口の真空引きを停止し、この金型を約120℃で10〜30分間加熱して樹脂を硬化させた。これにより、実施例2〜4に対応する圧電シートを作製し、更にこれにより圧電スピーカを製造した。
(音圧を測定した結果)
上記圧電シートを用いて作成した圧電スピーカの周波数に対する音圧特性を図13〜図15に示す。図13は実施例2の圧電シートを用いた圧電スピーカの周波数に対する音圧特性を示し、図14は実施例3の圧電シートを用いた圧電スピーカの周波数に対する音圧特性を示し、図15は実施例4の圧電シートを用いた圧電スピーカの周波数に対する音圧特性を示す。
図13〜図15に示すグラフから明らかなように、いずれの場合にも周波数2kHz〜60kHzの範囲内では相対音圧は20dB(±10dB)程度の変化であり、図6に示す実施例1の場合よりも更に出力特性を改善してより平坦化できることが確認できた。
尚、上記実施例2〜4で説明した各小三角形の寸法は、単に一例を示したに過ぎず、樹脂用の間隙(樹脂代)の幅のとり方等によって種々な値が選択されるが、いずれにしても、三角形の種類や寸法は製造工程における管理の行い易さ、スループット等を考慮して決定される。また2等辺三角形よりなるチップを用いないで、これを正三角形にして用いるようにしてもよい。
またここでは近似的に半球殻状の圧電シート8を形成する場合を例にとって説明しており、図2中のドーム状半球殻の半径Dと高さHとの関係が”H/D=1/2”の場合であるが、これに限定されず、これをドーム状の曲面形状に成形して”H/D<1/2”としてもよいし、逆に”H/D>1/2”としてもよい。例えば圧電シート8の形状を半球殻(1/2球殻)とせず、1/8球殻、3/8球殻、5/8球殻、5/9球殻等に形成してもよい。
また、ここでは圧電シート8の曲面形状として球面形状の一部を例にとって説明したが、これを非球面形状(非球面殻)としてもよい。この非球面殻としては、例えば楕円体殻や超楕円体殻などがある。またオブリドーム状であってもよい。このような非球面殻の場合にも、前記した測地学的演算手法を用いて球面座標表示を拡張して適用することができる。
また各小三角形チップ同士を接続するための樹脂用の間隙の幅は全て同じになるように設定したが、これに限定されず、用いる小三角形チップの辺が長くて大きい部分では上記間隙の幅も少し大きく設定し、逆に小三角形チップの辺が短くて小さい部分では上記間隙の幅も少し小さく設定し、全体でチップ占積率の均一性を更に向上させるようにしてもよい。
また更に、上記実施例では圧電素子チップ4としてPZTを用いた場合を示したが、これに限定されず、他の複合材料セラミックを用いてもよい。具体的には、PZTよりも圧電歪定数が3倍程度大きいリラクサーとチタン酸鉛との固溶体として、亜鉛ニオブ酸チタン酸鉛(PZNT)の単結晶やマグネシウムニオブ酸チタン酸鉛(PMN−PT)の単結晶等を用いることができる。例えばPZNT単結晶は圧電定数d31=−1500×10−12 m/Vのものが知られている。
本発明の圧電スピーカを示す要部拡大断面図である。 図1に示す圧電スピーカに用いる圧電シートを示す断面図である。 本発明の第1実施例の圧電シートにおいて同心状に配列された圧電素子チップの配列を示す平面図である。 従来の圧電シートにおいて格子状に配列された圧電素子チップの配列を示す平面図である。 比較例の周波数に対する音圧特性を示すグラフである。 実施例1の周波数に対する音圧特性を示すグラフである。 正二十面体を示す斜視図である。 正三角形の一面を複数の小三角形に細分化した時の一例を示す図である。 半球状に近似されているドーム状の多面体を示す図である。 1つの正三角形を36個の小三角形に細分化した第2実施例の状態を示す平面図である。 1つの正三角形を64個の小三角形に細分化した第3実施例の状態を示す平面図である。 1つの正三角形を100個の小三角形に細分化した第4実施例の状態を示す平面図である。 実施例2の圧電シートを用いた圧電スピーカの周波数に対する音圧特性を示すグラフである。 実施例3の圧電シートを用いた圧電スピーカの周波数に対する音圧特性を示すグラフである。 実施例4の圧電シートを用いた圧電スピーカの周波数に対する音圧特性を示すグラフである。
符号の説明
2…圧電スピーカ、4…圧電素子チップ、6…樹脂、8…圧電シート、10A,10B…電極膜、14…枠体、30…正二十面体、32…切断線、34…正三角形、36…小三角形、P1…角頂(頂点)。

Claims (12)

  1. 互いに微小間隙を隔てて配置されている複数の圧電素子チップ間に樹脂を介在させることによって前記圧電素子チップ同士を結合して全体が曲面形状に近似する多面体形状に成形されている圧電シートにおいて、
    前記圧電素子チップを四角形に形成し、前記圧電素子チップを同心状に配置するように構成したことを特徴とする圧電シート。
  2. 前記曲面形状は、球体殻の一部、或いは非球体殻の一部であることを特徴とする請求項1記載の圧電シート。
  3. 前記非球面体殻は、楕円体殻及び超楕円体殻を含むことを特徴とする請求項2記載の圧電シート。
  4. 互いに微小間隙を隔てて配置されている複数の圧電素子チップ間に樹脂を介在させることによって前記圧電素子チップ同士を結合して全体が曲面形状に近似する多面体形状に成形されている圧電シートにおいて、
    前記圧電素子チップは、三角形に形成されていることを特徴とする圧電シート。
  5. 前記三角形の圧電素子チップの各角頂は、前記曲面形状の曲面に内接するような位置で互いに接合されていることを特徴とする請求項4記載の圧電シート。
  6. 前記三角形は、実質的な2等辺三角形と実質的な正三角形とを含むことを特徴とする請求項4または5記載の圧電シート。
  7. 前記2等辺三角形は1種類であり、前記正三角形は複数種類あることを特徴とする請求項6記載の圧電シート。
  8. 前記三角形の一辺の長さLは、前記圧電素子チップの厚さを”t”とすると、”100×t≧L≧5×t”の関係にあることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の圧電シート。
  9. 前記三角形の一辺の長さLは、前記曲面形状の直径の長さを”D”とすると、”D/100≦L≦D/5”の関係にあることを特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載の圧電シート。
  10. 前記曲面形状は、球体殻の一部、或いは非球体殻の一部であることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の圧電シート。
  11. 前記非球面体殻は、楕円体殻及び超楕円体殻を含むことを特徴とする請求項10記載の圧電シート。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の圧電シートを用いたことを特徴とする圧電スピーカ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011188445A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 音出力装置
JP2012029103A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Nec Corp 発振装置および電子機器
JP2016526846A (ja) * 2013-07-05 2016-09-05 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated オーディオ信号のための周波数応答を与えるための装置および方法

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