JP2006104796A - 簡易足場 - Google Patents
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Abstract
【課題】立設状態の絶縁碍子に取り付けることができる簡易足場を提供する。
【解決手段】立設状態の絶縁碍子2に取り付けられる簡易足場であって、半割れ状に形成されて開閉自在かつ閉状態でロック可能な一対の足場板11,12の内面に、閉状態にて、絶縁碍子2のフランジ状部8に掛止可能な掛止部15を設けてなる。その掛止部15は、前記一対の足場板11,12の内面に凹環状に形成し、前記フランジ状部8に対して被嵌状態に掛止させるようにしてもよい。
【選択図】 図2
【解決手段】立設状態の絶縁碍子2に取り付けられる簡易足場であって、半割れ状に形成されて開閉自在かつ閉状態でロック可能な一対の足場板11,12の内面に、閉状態にて、絶縁碍子2のフランジ状部8に掛止可能な掛止部15を設けてなる。その掛止部15は、前記一対の足場板11,12の内面に凹環状に形成し、前記フランジ状部8に対して被嵌状態に掛止させるようにしてもよい。
【選択図】 図2
Description
本発明は、立設状態の絶縁碍子に取り付けられる簡易足場に係り、特に、変電所等の高電圧回路に設けられる遮断器や断路器等の線路開閉器及びその周辺を保守・点検するための簡易足場に関する。
変電所等の高電圧回路に設けられる線路開閉器は、高い絶縁性が求められるため、絶縁碍子群の上に配設され、その主回路点検部は定期的に点検される。例えば、図6に示すように、2000A以上の大電流が流れる回路に設けられる線路開閉器1は、800mm程度の高さの絶縁碍子2を架台3の上に二段に積み重ねて所定間隔で3行3列に配列した9本の絶縁碍子2,2群の上に配設される。
線路開閉器1は、それぞれ中央に立設された絶縁碍子2,2上に回動中心を有して両側に立設される絶縁碍子2,2に差し渡され、かつ、水平面内で回動操作される3つのブレード4を有し、各ブレード4は、架台3の下部に配設された駆動装置5によって駆動される操作ロッド6に連結されたリンク機構(図示省略)により、図示の開路状態と、70°回動した閉路状態(図示省略)とに同期操作される。
このような線路開閉器1及びその周辺を保守・点検する際には、作業者7は、例えば、上下の絶縁碍子2,2間のフランジ状部8に足を掛けると共に、腰のベルトに繋いだ命綱9を上の絶縁碍子2と上フランジ10の間に巻き付けることによって身体を支え、9本の二段積み絶縁碍子2,2を順次移動しつつ作業を行っていた。
ちなみに、通信用線路及び給電線用路(架空用)の張り替え、修理等の作業用として、電柱に取り付け可能な簡易足場が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これは、電柱に巻き付けてロック状態で固定できるようにした金属製のリング足場に、作業者の足を載せる足場ボルトを取り付けたものである。しかし、このような金属製のリング足場を、絶縁碍子に取り付けることはできない。
上述のように、上下の絶縁碍子2,2間のフランジ状部8に足を掛けて線路開閉器1を点検する場合、そのフランジ状部8の表面は、ボルトの頭部が突出しており、かつ、狭隘で充分なスペースがないため、安定な状態で足を載せることができず、足が疲労しやすいという問題があった。つまり、保守・点検作業時の足場条件がよくなかった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、立設状態の絶縁碍子に安定に取り付けることができる簡易足場を提供することを目的とする。
本発明の簡易足場は、立設状態の絶縁碍子2に取り付けられる簡易足場にあって、
半割れ状に形成されて開閉自在かつ閉状態でロック可能な一対の足場板11,12の内面に、閉状態にて、絶縁碍子2のフランジ状部8に掛止可能な掛止部15を設けてなることを特徴とする。
半割れ状に形成されて開閉自在かつ閉状態でロック可能な一対の足場板11,12の内面に、閉状態にて、絶縁碍子2のフランジ状部8に掛止可能な掛止部15を設けてなることを特徴とする。
このような構成によれば、一対の足場板11,12の内面に形成された掛止部15を、例えば、二段積みに立設された絶縁碍子2,2間に接続用として設けられているフランジ状部8等に掛止させてロックすることで、足場板11,12を安定に固定することができる。従って、作業者は、その足場板11,12に足を載せて安定な状態で、絶縁碍子2,2の上に載設されている変電機器(例えば、線路開閉器)及びその周辺等の点検・保守作業を行うことができる。このような簡易足場では、前記掛止部15を、前記一対の足場板11,12の内面に凹環状に形成し、前記フランジ状部8に対して被嵌状態に掛止させるようにしてもよい。
本発明の簡易足場は、半割れ状に形成された一対の足場板の内面に形成された掛止部をフランジ状部に掛止させてロックすることで足場板を固定できるので、作業者は、その足場板に足を載せて安定な状態で変電機器(例えば、線路開閉器)及びその周辺等の保守・点検作業を行うことができる。
以下に、本発明の最良の実施の形態に係る簡易足場について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、背景技術で図6を引用して説明した部材と同一乃至は同等の部材については同一符号を付しその説明を省略する。
〔実施の形態1〕
図1は閉じた状態の足場の平面図、図2はその側面図、図3は上下の絶縁碍子2,2のフランジ接続部(フランジ状部)8に固定状態でロックした簡易足場の側面図である。これらの図にて、符号11,12は、半割れ状に形成された一対の足場板(例えば、合板、型成形された合成樹脂材等からなる)、13は、一対の足場板11,12を開閉自在に接続するための蝶番、14は、一対の足場板11,12を閉状態にてロックするためのロック部材、15は、足場板11,12の円弧状のくり抜き部Cの内面に形成された掛止部で、金属製のフランジ状部8に対して被嵌状態に掛止させることができるように凹環状に形成される。
図1は閉じた状態の足場の平面図、図2はその側面図、図3は上下の絶縁碍子2,2のフランジ接続部(フランジ状部)8に固定状態でロックした簡易足場の側面図である。これらの図にて、符号11,12は、半割れ状に形成された一対の足場板(例えば、合板、型成形された合成樹脂材等からなる)、13は、一対の足場板11,12を開閉自在に接続するための蝶番、14は、一対の足場板11,12を閉状態にてロックするためのロック部材、15は、足場板11,12の円弧状のくり抜き部Cの内面に形成された掛止部で、金属製のフランジ状部8に対して被嵌状態に掛止させることができるように凹環状に形成される。
ロック部材14の構成について説明すると、一方の足場板11の角部に形成したボルト孔に貫通させたボルト16がナット17によって締結されると共に、そのボルト16の中間部に回動自在に連結されたロックバー18を嵌合させるための凹部が両足場板11,12の端面に形成され、図1乃至図3に示すように、両足場板11,12が閉じられてロックされた状態では、ロックバー18が凹部に収納され、ロックバー18の先端に形成した螺子部18aに螺合する蝶ナット19の締め付けによって、両足場板11,12が閉状態に押圧され一体化されている。このようなロック状態から、蝶ナット19を緩めることによって、ロックバー18を、図1に矢印Yで示す方向(時計回り)に、ボルト16を軸として回動させれば、両足場板11,12を開くことができる。
このような簡易足場を、図3に示すように、フランジ状部8に掛止させるには、まず、図1に示す両足場板11,12が閉じた状態にて、蝶ナット19を緩め、ロックバー18を、図1に矢印Yで示す方向(時計回り)に回動させて、両足場板11,12のロック状態を解除して両足場板11,12を開き、フランジ状部8に掛止部15を被嵌させた後、ロックバー18を、図1の矢印Y方向とは逆方向に回動させて、足場板11,12の端面に形成した凹部に収納して蝶ナット19を締め付ければよい。この状態では、両足場板11,12はフランジ状部8に廻り止め状態で安定に掛止し、その掛止状態がロックされている。
このようなロック状態では、図4に示すように、作業者7は、絶縁碍子2を挟むような態勢で両足を両足場板11,12の上に安定に載せることができ、かつ、その上で充分移動(旋回)することができる。ちなみに、両足場板11,12を閉じた状態にて、その外形寸法を、例えば、380mm×380mm程度に設定することで、円弧状のくり抜き部Cの両側に、両足を載せることができるスペースを充分に確保することができる(図1参照)。従って、足場条件が、従来よりも格段に良好となり安定化するため、線路開閉器1の保守・点検作業の能率も向上する。なお、足場板11,12の厚さは、例えば、225mm程度、くり抜き部Cの内径は、例えば、153mm程度に設定することができる。また、簡易足場を9本の二段積み絶縁碍子2,2に取り付ける際に、図4に示すように、適当個数を予め用意して、例えば、3個程度を予めフランジ状部8に掛止させておいてもよく、単一の足場を順次掛止させるようにしてもよい。
〔実施の形態2〕
図5に示すように、掛止部15を絶縁碍子2そのものに掛止させることもできる。即ち、図示の例では、2つの碍子片(本発明のフランジ状部)8に、それぞれ被嵌状態に掛止させるための2つの凹環状部を有する掛止部15を、足場板11,12のくり抜き部Cの内面に形成している。そして、その凹環状部には、碍子片8に押圧状態で付勢当接する滑り止め用のゴム21を内張りし、ロック部材14で両足場板11,12をロックした状態では、簡易足場が2つの碍子片に廻り止め状態で安定に掛止固定されるようにしている。その他の構成については、前実施の形態と同様である。
図5に示すように、掛止部15を絶縁碍子2そのものに掛止させることもできる。即ち、図示の例では、2つの碍子片(本発明のフランジ状部)8に、それぞれ被嵌状態に掛止させるための2つの凹環状部を有する掛止部15を、足場板11,12のくり抜き部Cの内面に形成している。そして、その凹環状部には、碍子片8に押圧状態で付勢当接する滑り止め用のゴム21を内張りし、ロック部材14で両足場板11,12をロックした状態では、簡易足場が2つの碍子片に廻り止め状態で安定に掛止固定されるようにしている。その他の構成については、前実施の形態と同様である。
なお、本発明は、実施の形態に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、改良や設計変更は自由であり、例えば、掛止部15は、フランジ状部8に掛止させることができればよく、矩形の凹状等に形成されてもよく、その形状や構成の如何を問わない。また、掛止部15を碍子片に掛止させる場合には、単一の碍子片に掛止させてもよく、3つの碍子片に掛止させるようにしてもよい。
2…絶縁碍子、8…フランジ状部、11,12…足場板、15…掛止部
Claims (2)
- 立設状態の絶縁碍子(2)に取り付けられる簡易足場であって、
半割れ状に形成されて開閉自在かつ閉状態でロック可能な一対の足場板(11,12)の内面に、閉状態にて、絶縁碍子(2)のフランジ状部(8)に掛止可能な掛止部(15)を設けてなることを特徴とする簡易足場。 - 前記掛止部(15)は、前記一対の足場板(11,12)の内面に凹環状に形成され、前記フランジ状部(8)に対して被嵌状態に掛止することを特徴とする請求項1に記載の簡易足場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004293826A JP2006104796A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | 簡易足場 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006104796A true JP2006104796A (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=36374847
Family Applications (1)
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JP2004293826A Withdrawn JP2006104796A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | 簡易足場 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006104796A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009195634A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 安全ベルトの懸架用ロープの設置治具 |
JP2013057187A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 絶縁碍子昇降具 |
JP2015190148A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 中国電力株式会社 | 簡易足場 |
-
2004
- 2004-10-06 JP JP2004293826A patent/JP2006104796A/ja not_active Withdrawn
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