JP2006101003A - 適応等化処理装置及びディジタル無線受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定して動作し、かつ等化特性の優れた適応等化処理を行う。
【解決手段】 等化フィルタ部10は、入力シンボルの波形等化を行う。判定制御部20は、等化信号dから再生シンボル列gを生成し、既知シンボル列または再生シンボル列gとの誤差を検出する。タップ係数制御部30は、誤差信号eを受信して、誤差信号eが最小となる第1のタップ係数a1及び第2のタップ係数a2を求めて、第1の波形等化部11及び第2の波形等化部12へ設定する。フィルタ制御部40は、再生シンボル列gと既知シンボル列とを比較して、第1のタップ係数a1及び第2のタップ係数a2が収束しているか否かの収束状態を判断し、シンボル列状態と収束状態の結果にもとづき、第1のスイッチ制御信号c1及び第2のスイッチ制御信号c2を用いて、適応等化処理のモードを、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかに切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、適応等化処理装置及びディジタル無線受信装置に関し、特に伝送路特性の変化に追従した適応等化処理を行う適応等化処理装置及びディジタル無線の受信処理を行うディジタル無線受信装置に関する。
伝送システムにおいては、等化と呼ばれる信号処理が行われる。これは、伝送路で生じた歪みを低減する処理のことであり、通常、受信側に設けた等化器によって歪んだ周波数特性を回復させる。
例えば、移動体通信では、無線信号はマルチパス(信号波が山やビルなどの反射によって複数の経路を伝搬する現象)を経由して受信側に到達するため、各波の到来時間は伝搬経路長によって異なり、送信波形には遅延歪みが発生する。また、反射・散乱等を繰り返して到達するために振幅歪みが発生する。
これらの遅延歪みや振幅歪みが生じると、送信パルスが、隣接するパルスと重なり合う符号化間干渉が生じ、受信側では送信パルスを正確に見分けることができなくなる。
したがって、このような符号化間干渉を除去し、伝送品質の劣化を補償するために、等化器と呼ばれるフィルタ、特に伝送路特性の変化に追従して等化を行う適応等化器が用いられている。
適応等化器とは、具体的には、所望信号(ある伝送路で復元されるべき送信信号)を参照して、自己のフィルタ出力をその所望信号に近づけるようにフィルタの重み係数(タップ係数)を調整する学習型のフィルタである(なお、この所望信号はトレーニング信号と呼ばれる)。
また、適応等化器には、帰還信号を用いない構成の線形等化器と、帰還信号を用いる構成の非線形等化器(判定帰還等化器)がある。線形等化器は、帰還信号を用いないために(フィードバック・ループがないために)、安定に動作し、タップ係数が発散するようなことはない。ただし、伝送路が複雑な周波数特性を持つ場合には高精度の等化処理は困難であるといった欠点を持つ。
一方、判定帰還等化器は、判定結果(等化出力が理想の等化出力に等しいか否かの判定結果)とするタップ係数更新後の等化出力を帰還信号としたフィードバック・ループを有するため、伝送路の複雑な周波数特性を随時推定することが可能であり、伝送路状態が変化しやすい移動体通信や半固定通信の分野などで広く用いられている。
判定帰還等化器の従来技術としては、フィルタ出力と参照信号との誤差信号に応じて、適応アルゴリズムのステップサイズを更新する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−332951号公報(段落番号〔0031〕〜〔0041〕,第1図)
適応等化器においては、まず、送信側から一定の間隔で出力されるトレーニング信号に該当する既知シンボル列を受信して、その既知シンボル列区間でタップ係数を収束させる。そして、このタップ係数が収束した時点で、情報信号に該当する情報シンボル列の等化を行うことで、正しい等化出力が得られることになる(すなわち、既知シンボル列を用いて、環境に応じた最適なフィルタ係数を決定し、そのフィルタ係数を用いて情報シンボル列をフィルタリングして再生するということ)。
ここで、既知シンボル列と情報シンボル列は、1つのフレームに含まれて送信されるが、送信局で一定時間に送ることができる単位フレームの長さは決められているため、できるだけ多くの情報を伝送しようとすると、単位フレーム当たりの既知シンボル列は少なくする必要がある。
この場合、従来の判定帰還等化器では、限られた既知シンボル列でタップ係数を決定することになり、十分に収束していないタップ係数を用いて、判定帰還等化を行うことになるので、タップ係数が発散するおそれがあるといった問題があった。
特に移動体通信では、伝送路状態は刻々と変化しているので、タップ係数が常に十分に収束できるという確証はなく、タップ係数が十分に収束していない状態で、情報シンボル列の判定帰還等化を行うと、間違った判定結果を帰還してタップ係数が発散してしまい、最悪の場合は受信が不可能になってしまうおそれがあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、安定して動作し、かつ等化特性の優れた適応等化処理を行う適応等化処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、安定して動作し、かつ等化特性の優れた適応等化処理を行って、ディジタル無線信号の受信品質の向上を図ったディジタル無線受信装置を提供することである。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、伝送路特性の変化に追従した適応等化処理を行う適応等化処理装置1において、第1のタップ係数a1にもとづき、入力シンボルの波形等化を行って第1の波形等化信号b1を生成し、かつ入力シンボルを一定時間遅延した遅延信号b3を出力する第1の波形等化部11と、第2のタップ係数a2にもとづき、再生シンボル列gまたは既知シンボル列をフィードバックした信号である判定帰還信号fまたは遅延信号b3のいずれかの波形等化を行い、第2の波形等化信号b2を生成する第2の波形等化部12と、第1のスイッチ制御信号c1にもとづき、判定帰還信号f及び遅延信号b3のいずれかを選択して、第2の波形等化部12へ出力する第1のスイッチ部13と、第1の波形等化信号b1と第2の波形等化信号b2とを加算して、等化信号dを生成する加算部14と、から構成される等化フィルタ部10と、等化信号dを判定処理して再生シンボル列gを生成する判定部21と、第2のスイッチ制御信号c2にもとづき、再生シンボル列gと既知シンボル列のいずれかを選択して出力する第2のスイッチ部22と、等化信号dと、第2のスイッチ部22から出力された既知シンボル列または再生シンボル列gとの誤差を検出し、誤差信号eを生成する誤差検出部23と、から構成される判定制御部20と、誤差信号eを受信して、誤差信号eが最小となる第1のタップ係数a1及び第2のタップ係数a2を求めて、第1の波形等化部11及び第2の波形等化部12へ設定するタップ係数制御部30と、再生シンボル列gと既知シンボル列とを比較して、第1のタップ係数a1及び第2のタップ係数a2が収束しているか否かの収束状態を判断し、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、第1のスイッチ制御信号c1及び第2のスイッチ制御信号c2を用いて、実行すべき適応等化処理が、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替わるように制御するフィルタ制御部40と、を有することを特徴とする適応等化処理装置1が提供される。
ここで、第1の波形等化部11は、第1のタップ係数a1にもとづき、入力シンボルの波形等化を行って第1の波形等化信号b1を生成し、かつ入力シンボルを一定時間遅延した遅延信号b3を出力する。第2の波形等化部12は、第2のタップ係数a2にもとづき、再生シンボル列gまたは既知シンボル列をフィードバックした信号である判定帰還信号fまたは遅延信号b3のいずれかの波形等化を行い、第2の波形等化信号b2を生成する。第1のスイッチ部13は、第1のスイッチ制御信号c1にもとづき、判定帰還信号f及び遅延信号b3のいずれかを選択して、第2の波形等化部12へ出力する。加算部14は、第1の波形等化信号b1と第2の波形等化信号b2とを加算して、等化信号dを生成する。判定部21は、等化信号dを判定処理して再生シンボル列gを生成する。第2のスイッチ部22は、第2のスイッチ制御信号c2にもとづき、再生シンボル列gと既知シンボル列のいずれかを選択して出力する。誤差検出部23は、等化信号dと、第2のスイッチ部22から出力された既知シンボル列または再生シンボル列gとの誤差を検出し、誤差信号eを生成する。タップ係数制御部30は、誤差信号eを受信して、誤差信号eが最小となる第1のタップ係数a1及び第2のタップ係数a2を求めて、第1の波形等化部11及び第2の波形等化部12へ設定する。フィルタ制御部40は、再生シンボル列gと既知シンボル列とを比較して、第1のタップ係数a1及び第2のタップ係数a2が収束しているか否かの収束状態を判断し、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、第1のスイッチ制御信号c1及び第2のスイッチ制御信号c2を用いて、実行すべき適応等化処理が、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替わるように制御する。
本発明の適応等化処理装置は、再生シンボル列と既知シンボル列とを比較して、タップ係数が収束しているか否かの収束状態を判断し、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替えて、適応等化処理を行う構成とした。これにより、判定帰還等化フィルタが持つ等化特性と、線形等化フィルタが持つ安定性とを、タップ係数の収束状態によって適切に切り替えることができるので、安定した動作で、かつ等化特性の優れた適応等化処理を行うことが可能になる。
また、本発明のディジタル無線受信装置は、再生シンボル列と既知シンボル列とを比較して、タップ係数が収束しているか否かの収束状態を判断し、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替えて、適応等化処理を行う構成とした。これにより、判定帰還等化フィルタが持つ等化特性と、線形等化フィルタが持つ安定性とを、タップ係数の収束状態によって適切に切り替えることができるので、マルチパス環境上で高速データ伝送による移動体通信及び半固定通信を行う場合においても、安定した動作で、かつ等化特性の優れた受信処理を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は適応等化処理装置の原理図である。適応等化処理装置1は、等化フィルタ部10、判定制御部20、タップ係数制御部30、フィルタ制御部40から構成され、伝送路特性の変化に追従した適応等化処理を行う装置である。
等化フィルタ部10は、第1の波形等化部11(以下、波形等化部11)、第2の波形等化部12(以下、波形等化部12)、第1のスイッチ部13(以下、スイッチ部13)、加算部14から構成される。
波形等化部11は、第1のタップ係数(以下、タップ係数a1)にもとづき、入力シンボルの波形等化を行って第1の波形等化信号(以下、波形等化信号b1)を生成する。また、入力シンボルを一定時間遅延した遅延信号b3を出力する。
さらに、波形等化部11は、タップ係数制御部30へタップデータa3を出力する。なお、タップ係数とはフィルタの重み係数のことであり、タップデータとは、遅延素子で遅延されたシンボルデータのことである(図2、図3で後述)。
波形等化部12は、第2のタップ係数(以下、タップ係数a2)にもとづき、再生シンボル列gまたは既知シンボル列をフィードバックした信号である判定帰還信号f、または遅延信号b3のいずれかの波形等化を行い、第2の波形等化信号(以下、波形等化信号b2)を生成する。また、波形等化部12は、タップ係数制御部30へタップデータa4を出力する。
スイッチ部13は、第1のスイッチ制御信号(以下、スイッチ制御信号c1)にもとづき、判定帰還信号f及び遅延信号b3のいずれかを選択して、波形等化部12へ出力する。加算部14は、波形等化信号b1と波形等化信号b2とを加算して、等化信号dを生成する。なお、等化フィルタ部10の詳細については図2、図3で後述する。
判定制御部20は、判定部21、第2のスイッチ部22(以下、スイッチ部22)、誤差検出部23から構成される。判定部21は、シンボル周期毎にあらかじめ定められたしきい値内に、等化信号dのシンボルが含まれる否かの判定処理を行って再生シンボル列gを生成する。
スイッチ部22は、スイッチ制御信号c2にもとづき、再生シンボル列gと、あらかじめ装置内に設定されている既知シンボル列とのいずれかを選択して出力する。誤差検出部23は、等化信号dと、スイッチ部22から出力された既知シンボル列(理想シンボル列)または再生シンボル列gとの誤差を検出し、誤差信号eを生成する。
タップ係数制御部30は、誤差信号eを受信して、誤差信号eが最小となるタップ係数a1、a2を求めて、波形等化部11及び波形等化部12へ設定する。実際には、LMS(Least Mean Square)のような適応アルゴリズムを使用して、誤差信号eと、タップデータa3、a4と、外部から設定されるステップ定数とのパラメータを用いて、タップ係数を算出する(タップ係数算出処理については図7で後述する)。
フィルタ制御部40は、再生シンボル列gと既知シンボル列とを比較して、タップ係数a1、a2が収束しているか否かの収束状態を判断する。
そして、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、スイッチ制御信号c1、c2を用いて、自装置の実行すべき適応等化処理が、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替わるように制御する。処理モードの切り替えの詳細については図5、図6で後述する。
次に等化フィルタ部10の構成について説明する。図2、図3は等化フィルタ部10の構成を示す図である。波形等化部11は、遅延素子11a−1〜11a−3、乗算器11b−1〜11b−4、加算器11cから構成され、波形等化部12は、遅延素子12a−1〜12a−3、乗算器12b−1〜12b−3、加算器12cから構成される(図では遅延素子及び乗算器の個数は一例を示している)。
波形等化部11に対し、遅延素子11a−1〜11a−3それぞれは1単位時間の遅延を発生させ(xn→xn+1)、入力シンボルは、遅延素子11a−1〜11a−3により順に遅延される。
最初の入力シンボルをタップデータX1(n,1)とすると、遅延素子11a−1の出力はタップデータX1(n+1,2)、遅延素子11a−2の出力はタップデータX1(n+2,3)、遅延素子11a−3の出力はタップデータX1(n+3,4)となる。なお、X1(n,i)は、波形等化部11における、時刻n、タップ(乗算器)iに入力するタップデータを示す。
また、タップデータX1(n,1)〜X1(n+3,4)は、タップデータa3として、タップ係数制御部30へ出力される。さらに、タップデータX1(n+3,4)は、遅延信号b3としてスイッチ部13のs1端子へ出力される。
乗算器11b−1〜11b−4は、タップ係数制御部30から送られたタップ係数a1として、タップ係数W1(n,1)〜W1(n,4)をそれぞれ設定し、それぞれのタップ係数とタップデータとの乗算を行う(乗算器は、タップ係数a0が設定され、入力がx1なら、a0・x1を出力するフィルタに該当する)。なお、W1(n,i)は、波形等化部11における、時刻n、タップiに入力するタップ係数を示す。
乗算器11b−1は、タップ係数W1(n,1)とタップデータX1(n,1)とを乗算する。同様にして、乗算器11b−2は、タップ係数W1(n,2)とタップデータX1(n+1,2)とを乗算し、乗算器11b−3は、タップ係数W1(n,3)とタップデータX1(n+2,3)とを乗算し、乗算器11b−4は、タップ係数W1(n,4)とタップデータX1(n+3,4)とを乗算する。
なお、これらの乗算結果は、加算器11cへ送られる。加算器11cは、乗算器11b−1〜11b−4から出力された乗算結果を加算して、波形等化信号b1を生成する。
波形等化部12に対し、スイッチ部13からの出力信号は、遅延素子12a−1〜12a−3により順に遅延される。スイッチ部13からの出力信号をタップデータX2(n,1)とすると、遅延素子12a−1の出力はタップデータX2(n+1,2)、遅延素子12a−2の出力はタップデータX2(n+2,3)、遅延素子12a−3の出力はタップデータX2(n+3,4)となる。
なお、X2(n,i)は、波形等化部12における、時刻n、タップiに入力するタップデータを示す。タップデータX2(n+1,2)〜X2(n+3,4)は、タップデータa4として、タップ係数制御部30へ出力される。
乗算器12b−1〜12b−3は、タップ係数制御部30から送られたタップ係数a2として、タップ係数W2(n,2)〜W2(n,4)が入力され、それぞれのタップ係数とタップデータとの乗算を行う。なお、W2(n,i)は、波形等化部12における、時刻n、タップiに入力するタップ係数を示す。
乗算器12b−1は、タップ係数W2(n,2)とタップデータX2(n+1,2)とを乗算する。同様にして、乗算器12b−2は、タップ係数W2(n,3)とタップデータX2(n+2,3)とを乗算し、乗算器12b−3は、タップ係数W2(n,4)とタップデータX2(n+3,4)とを乗算する。
なお、これらの乗算結果は、加算器12cへ送られる。加算器12cは、乗算器12b−1〜12b−3から出力された乗算結果を加算して、波形等化信号b2を生成する。一方、加算部14では、波形等化信号b1と波形等化信号b2とを加算して等化信号dを生成する。
ここで、スイッチ部13がスイッチ制御信号c1により、s1端子へスイッチングすると、遅延信号b3が波形等化部12へ入力するので、等化フィルタ部10は、線形等化フィルタ(線形トランスバーサルフィルタ)のフィルタ構成となる。
このとき、スイッチ部13からの出力をX(n+3,4)と記せば、波形等化部12の遅延素子12a−1の出力はX(n+4,5)、遅延素子12a−2の出力はX(n+5,6)、遅延素子12a−3の出力はX(n+6,7)となる。
また、タップ係数a1がW(n,1)〜W(n,4)とすれば、タップ係数a2のW2(n,2)〜W2(n,4)のそれぞれは、W(n,5)〜W(n,7)となる。すなわち、7タップの線形トランスバーサルフィルタの構成となることがわかる。
一方、スイッチ部13がスイッチ制御信号c1により、s2端子へスイッチングすると、判定帰還信号fが波形等化部12へ入力するので、等化フィルタ部10は、判定帰還等化フィルタのフィルタ構成となる。すなわち、波形等化部11は、伝送路の整合フィルタとしてのフィードフォワード・トランスバーサルフィルタとなり、波形等化部12は、判定後の信号をフィードバックするフィードバック・トランスバーサルフィルタとなる。
次に送信局から送信されるフレームのフォーマットについて説明する。図4はフレームフォーマット例を示す図である。1つのフレームはスロット#1〜#6の6つのスロットから構成される。また、1つのスロットは、トレーニング信号である既知シンボル、同期ワード、情報信号である情報シンボルの3つのフィールドで構成される。
次に適応等化処理装置1のフィルタ制御部40におけるスイッチ切り替えについて説明する。図5はスイッチ切り替えの内容を示す図である。入力シンボルが既知シンボル列区間の場合には、フィルタ制御部40は、スイッチ制御信号c1により、スイッチ部13をs2端子へスイッチングし、スイッチ制御信号c2により、スイッチ部22をs4端子へスイッチングする。
このようなスイッチ切り替えを行うことで、スイッチ部13からの出力を判定帰還信号fとし、スイッチ部22からの出力を既知シンボル列として、自装置を判定帰還等化フィルタとして動作させる。
この場合、既知シンボル列が判定帰還信号fとしてフィードバックされるので、等化フィルタ部10では、入力シンボルが波形等化された波形等化信号b1と、既知シンボル列が波形等化された波形等化信号b2とを加算して等化信号dを生成する。
また、誤差検出部23では、この等化信号dと既知シンボル列との誤差を検出して誤差信号eを生成する。そして、誤差信号eが最小となるようなタップ係数の収束に向けての演算が、タップ係数制御部30で行われることになる。
一方、入力シンボルが情報シンボル列となった場合には、フィルタ制御部40は、再生シンボル列gと既知シンボル列とを比較して、現在のタップ係数a1、a2が収束しているか否かの収束状態を判断する。
収束状態を判断する際は、例えば、再生シンボル列gと既知シンボル列との一致するシンボル数が、設定値を超えたか否かを測定し、超えていれば収束していると判断できる。
入力シンボルが情報シンボル列で、タップ係数a1、a2が収束していると判断した際は(既知シンボル列区間の更新処理によって、タップ係数a1、a2が収束することができたならば)、スイッチ制御信号c1により、スイッチ部13をs2端子へスイッチングし、スイッチ制御信号c2により、スイッチ部22をs3端子へスイッチングする。
このようなスイッチ切り替えを行うことで、スイッチ部13からの出力を判定帰還信号fとし、スイッチ部22からの出力を再生シンボル列gとして、自装置を判定帰還等化フィルタとして動作させる。
この場合、再生シンボル列gが判定帰還信号fとしてフィードバックされるので、等化フィルタ部10では、入力シンボルが波形等化された波形等化信号b1と、再生シンボル列gが波形等化された波形等化信号b2とを加算して等化信号dを生成する。
ただし、このとき波形等化部11、12で使用する最初のタップ係数a1、a2は、既知シンボル列区間で収束したタップ係数a1、a2を引き継いだものである。
その後は、誤差検出部23において、等化信号dと既知シンボル列との誤差を検出して誤差信号eを生成し、伝送路特性の変化に追従して、誤差信号eにもとづき、タップ係数の更新処理がタップ係数制御部30で行われることになる。
一方、入力シンボルが情報シンボル列で、タップ係数a1、a2が収束していないと判断した場合には(既知シンボル列区間の更新処理時に、タップ係数a1、a2が収束することができなかったならば)、スイッチ制御信号c1により、スイッチ部13をs1端子へスイッチングし、スイッチ制御信号c2により、スイッチ部22をs3端子へスイッチングする。
このようなスイッチ切り替えを行うことで、スイッチ部13からの出力を遅延信号b3とし、スイッチ部22からの出力を再生シンボル列gとして、自装置を線形等化フィルタとして動作させる。
この場合、フィードバックされる信号はないので、等化フィルタ部10では、入力シンボルが波形等化された波形等化信号b1と、遅延信号b3が波形等化された波形等化信号b2とを加算して等化信号dを生成する(すなわち、波形等化部11、12が有するタップ数で入力シンボルの波形等化処理を行うもの)。
ただし、このとき波形等化部11、12で使用するタップ係数a1、a2は、現在の情報シンボル列区間で更新処理しているタップ係数a1、a2を使用する(収束しなかったタップ係数を引き継ぐと、そのタップ係数は発散しているおそれがあるので)。
誤差検出部23では、等化信号dと再生シンボル列gとの誤差を検出して誤差信号eを生成し、伝送路特性の変化に追従して、誤差信号eにもとづき、タップ係数の更新処理がタップ係数制御部30で行われることになる。
なお、情報シンボル列区間で線形等化フィルタで動作しているときに、タップ係数の収束がフィルタ制御部40で認識されれば、判定帰還等化フィルタへのモードへ切り替わることになる(タップ係数が収束しているならば、線形等化フィルタよりも高品質な等化処理が可能な判定帰還等化フィルタ処理モードへの切り替えが即座に行われる)。また、このときの判定帰還等化フィルタ処理の最初のタップ係数は、線形等化フィルタで収束した際のタップ係数を引き継ぐことになる。
図6は適応等化処理のモード切り替えフローを示す図である。
〔S1〕フィルタ制御部40は、入力シンボルが既知シンボル列区間か情報シンボル列区間かを判断する。既知シンボル列区間ならステップS2へ、情報シンボル列区間ならステップS3へいく。
〔S2〕フィルタ制御部40は、自装置の適応等化処理を判定帰還等化フィルタ処理で動作させる。
〔S3〕フィルタ制御部40は、タップ係数a1、a2が収束しているか否かを判断する。収束していればステップS4へ、収束していなければステップS5へいく。
〔S4〕フィルタ制御部40は、自装置の適応等化処理を判定帰還等化フィルタ処理で動作させる。ステップS1へ戻る。
〔S5〕フィルタ制御部40は、自装置の適応等化処理を線形等化フィルタ処理で動作させる。ステップS1へ戻る。
次にタップ係数制御部30について説明する。タップ係数制御部30は、LMSの適応アルゴリズムによるタップ係数更新処理を行ってタップ係数を算出する。
ここで、ステップ定数をμ、誤差信号eの値をE(n)、時刻nでタップiにおけるタップデータをX(n,i)、時刻nでタップiにおけるタップ係数をW(n,i)とすると、時刻(n+1)でタップiにおけるタップ係数W(n+1,i)は、以下の式で算出される。ただし、conj{X}はXの共役複素数を表す。
W(n+1,i)=W(n,i)+μ・E(n)・conj{X(n,i)}…(1)
図7はタップ係数算出部の構成を示す図である。タップ係数制御部30は、タップ毎にタップ係数算出部31を有し、各算出部によりタップ係数更新処理を行ってタップ係数を算出する。タップ係数算出部31は、複素共役化処理部31a−1、乗算器31a−2、31a−3、加算器31a−4、遅延素子31a−5を含む。
複素共役化処理部31a−1は、波形等化部11、12から送られたタップデータX(n,i)を複素共役化し、複素共役信号を生成する(X+jY→X−jY)。乗算器31a−2は、誤差信号eと複素共役信号を乗算する。乗算器31a−3は、ユーザが任意に指定することができるステップ定数μと、乗算器31a−2からの出力とを乗算する。
加算器31a−4は、乗算器31a−3の出力と、遅延素子31a−5の出力とを加算してタップ係数を出力する。遅延素子31a−5は、加算器31a−4の出力を単位時間遅延させて、加算器31a−4の入力側へ送る。
一方、タップ係数制御部30では、上述したように、情報シンボル列区間で処理モードが判定帰還等化フィルタ処理となったときは、既知シンボル列区間で収束したタップ係数a1、a2を引き継いで、波形等化部11、12へ設定し、情報シンボル列区間で処理モードが線形等化フィルタ処理となったときは、情報シンボル列区間の現在の更新で得られるタップ係数a1、a2を波形等化部11、12へ設定する。
これにより、既知シンボル列区間→情報シンボル列区間へ移行したとき、既知シンボル列区間での更新処理で十分にタップ係数が収束していれば、そのタップ係数を引き継いで、判定帰還等化フィルタ処理を行うことになる。
また、既知シンボル列区間→情報シンボル列区間へ移行したとき、既知シンボル列区間での更新処理でタップ係数が十分に収束していないならば、そのタップ係数を引き継ぐことなく、線形等化フィルタ処理を行うことになる(このときのタップ係数は現在の情報シンボル列区間で更新しているものを使用する)。
以上説明したように、適応等化処理装置1によれば、入力シンボルのシンボル列状態とタップ係数の収束状態にもとづき、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替えて、適応等化処理を行う構成とした。
従来の判定帰還等化器では、タップ係数が十分に収束していない場合であっても、情報シンボル列に対して、判定帰還等化処理を実行し続けるので、等化特性が劣化し、タップ係数が発散するおそれがあったが、適応等化処理装置1によれば、タップ係数が十分に収束していない状態には、情報シンボル列に対して、線形等化フィルタ処理を実行し、タップ係数が収束した場合には、判定帰還等化フィルタ処理に切り替わることになる。
これにより、判定帰還等化フィルタが持つ等化特性と、線形等化フィルタが持つ安定性とを、タップ係数の収束状態によって適切に切り替えることができるので、安定した動作で、かつ等化特性の優れた適応等化処理を行うことが可能になる。
また、判定帰還等化アルゴリズムが本質的に持っている、誤った判定結果によるタップ係数更新の可能性を最小限に抑えることができ、さらに、単位フレーム内の既知シンボル系列を無駄に多く取る必要がなくなり、伝達情報量を増大することが可能になる。
次に適応等化処理装置1を適用したディジタル無線受信装置について説明する。図8はディジタル無線受信装置の構成を示す図である。ディジタル無線受信装置5は、同期検出部51、相関演算部52、シンボル抽出部53、周波数偏差処理部であるAFC(Automatic Frequency Control)部54、位相雑音処理部55、バッファ部56、パラメータ設定部57、適応等化処理部58から構成される。なお、適応等化処理部58は、適応等化処理装置1と同じ機能を有する。
同期検出部51は、入力信号(A/D後のベースバンド信号)の同期検出として、フレームの先頭位置を検出するフレーム同期検出及びフレーム内のスロットの先頭位置を検出するスロット同期を行い、同期検出情報を生成する。相関演算部52は、内部で生成したパイロットシンボルと、入力信号との相関演算を行い、相関情報を生成する。シンボル抽出部53は、同期検出情報にもとづき、入力信号からシンボルを抽出する。
AFC部54は、相関情報にもとづき、キャリアの周波数偏差を検出して、シンボルから周波数偏差を除去する。ここで、周波数偏差について説明すると、例えば、キャリア周波数を2GHzとした場合、送信側が生成する2GHzと受信側が生成する2GHzとは正確に一致することはない。
すなわち、基地局では2.00001GHzであり、移動端末では1.9999GHzというように、送受信間では周波数に若干のずれ(周波数偏差)を持っている。AFC部54は、このような周波数偏差を補正する制御を行うものである。また、周波数偏差を除去した(AFCがロックした)際には、AFC部54は、AFCがロックしたことを示すロック信号を生成する。
位相雑音処理部55は、相関情報にもとづき、キャリアの位相雑音を検出し、周波数偏差が除去されたシンボルを、位相雑音を除去する方向に位相を回転させる。バッファ部56は、周波数偏差及び位相雑音が除去されたシンボルを保持する。
パラメータ設定部57は、同期検出情報にもとづき、タップ係数を収束させるための適応アルゴリズムで用いられるパラメータ(ステップ定数)を適応等化処理部58へ設定する。なお、パラメータ設定部57は、ユーザインタフェース機能を持ち、ユーザが所望のパラメータをパラメータ設定部57に指定することができる。
適応等化処理部58は、バッファ部56から出力されたシンボルに対して、適応等化処理を行う。適応等化処理部58の詳細動作は上述した内容と基本的には同じであるが、適応等化処理部58内のフィルタ制御部40は、パラメータ設定部57とのインタフェースを有し、タップ係数a1、a2の収束状態を示す収束情報をパラメータ設定部57へ通知することができる。
ここで、パラメータ設定部57の動作について説明する。適応アルゴリズムとしてLMSを使用する場合、パラメータ設定部57は、パラメータとしてあらかじめ所有するステップ定数μを、適応等化処理部58内のタップ係数制御部30に設定する。この場合、ステップ定数μの大きさを変えることにより、タップ係数の更新停止や更新速度を制御することができる。
例えば、AFC部54から送信されるロック信号にもとづき、周波数偏差が除去されておらずAFCがロック状態でないと判断したならば、μ=0として、パラメータ設定を停止し、タップ係数制御部30でのタップ係数の更新処理を停止させる。
また、パラメータ設定部57は、受信した同期検出情報から同期検出に失敗したスロットの存在を認識する。同期検出に失敗したスロットがある場合は、そのスロットだけ一時的にステップ定数μ=0と設定して、そのスロットに関するタップ係数の更新処理を停止させる。これにより、タップ係数が発散することを未然に防ぐことができる。
一方、AFCがロック状態であるならば、ステップ定数μを大きな値から小さな値へ向かって、適応等化処理部58内のタップ係数制御部30へ順に設定し、適応等化処理部58は、設定されたステップ定数μで繰り返しタップ係数の更新処理を行って、最適なステップ定数μを選択する。ステップ定数は大きい値から小さい値へ向かって順に設定することにより、タップ係数の更新を効率的に早く行うことが可能である。
動作の流れとしては、パラメータ設定部57は、例えば、最初に比較的大きいμ=0.01程度をタップ係数制御部30へ設定し、タップ係数制御部30ではその値でタップ係数を算出する。そして、適応等化処理部58内のフィルタ制御部40は、タップ係数の収束状態を示す収束情報をパラメータ設定部57へ通知する。
パラメータ設定部57は、受信した収束情報からタップ係数が収束していると認識できたなら、μ=0.01のステップ定数の設定で終了する。また、タップ係数が収束していないと認識したならば、例えば、値の小さいμ=0.005程度を設定する。
そして、適応等化処理部58内ではタップ係数が算出され、収束情報を再び生成し(バッファ部56に一定時間シンボルを保持しているので、適応等化処理部58ではバッファ部56から繰り返しシンボルを読み出して等化処理が可能である)、パラメータ設定部57が収束情報を受信して、収束したことを認識するまで、小さい値の順にステップ定数μを設定していく。
一方、パラメータ設定部57は、フィルタ制御部40に対して、スイッチ切り替え指示を与えることができ、適応等化処理部58の処理モードを判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかに切り替えることが可能である。
したがって、ステップ定数の設定のときに、どのステップ定数でもタップ係数が収束しないと判断したならば、スイッチ切り替え指示により、線形等化フィルタ処理に切り替えることができる(タップ係数が収束しにくい状況において、フィードバック・ループを有する判定帰還等化フィルタとして動作させるよりも、フィードバック・ループを持たない線形等化フィルタとして動作させて安定性を優先させることが可能である)。
なお、上記ではパラメータ設定部57を介して、ステップ定数をタップ係数制御部30へ設定する構成としたが、ユーザが設定したタップ係数をパラメータ設定部57が適応等化処理部58内の波形等化部11、12へ直接設定する構成にすることも可能である。
図9はパラメータ設定部57のステップ定数の設定動作フローを示す図である。
〔S11〕ロック信号により、AFCがロックされているか否かを判断する。ロックしていればステップS13へ、ロックしてなければステップS12へいく。
〔S12〕ステップ定数μ=0としてタップ係数の更新を停止する。ステップS11へ戻る。
〔S13〕同期検出に失敗したスロットがあるか否かを判断する。あればステップS14へなければステップS15へいく。
〔S14〕該当スロットに対して、ステップ定数μ=0としてタップ係数の更新を停止する。
〔S15〕あらかじめ所有しているステップ定数の大きな値を設定する。
〔S16〕タップ係数が収束したか否かを判断する。収束していれば終了し、収束してなければステップS17へいく。
〔S17〕前回設定した値よりも小さなステップ定数を設定する。
〔S18〕タップ係数が収束したか否かを判断する。収束していれば終了し、収束してなければステップS19へいく。
〔S19〕所有しているステップ定数が最後の値か否かを判断する。最後の値ならばステップS20へ、そうでなければステップS17へ戻る。
〔S20〕スイッチ切り替え指示により、適応等化処理モードを線形等化フィルタ処理モードに切り替える。
以上説明したように、適応等化処理装置1の機能を有するディジタル無線受信装置5では、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードで適応等化処理を行うので、マルチパス環境上で高速データ伝送による移動体通信及び半固定通信を行う場合においても、受信特性の向上を図ることが可能である。なお、上記では、適応等化処理装置1をディジタル無線装置に適用したが、無線装置に限らず、その他の通信装置に対して広く適用することが可能である。
(付記1) 伝送路特性の変化に追従した適応等化処理を行う適応等化処理装置において、
第1のタップ係数にもとづき、入力シンボルの波形等化を行って第1の波形等化信号を生成し、かつ入力シンボルを一定時間遅延した遅延信号を出力する第1の波形等化部と、第2のタップ係数にもとづき、再生シンボル列または既知シンボル列をフィードバックした信号である判定帰還信号、または遅延信号のいずれかの波形等化を行い、第2の波形等化信号を生成する第2の波形等化部と、第1のスイッチ制御信号にもとづき、判定帰還信号及び遅延信号のいずれかを選択して、前記第2の波形等化部へ出力する第1のスイッチ部と、第1の波形等化信号と第2の波形等化信号とを加算して、等化信号を生成する加算部と、から構成される等化フィルタ部と、
等化信号を判定処理して再生シンボル列を生成する判定部と、第2のスイッチ制御信号にもとづき、再生シンボル列と既知シンボル列のいずれかを選択して出力する第2のスイッチ部と、等化信号と、前記第2のスイッチ部から出力された既知シンボル列または再生シンボル列との誤差を検出し、誤差信号を生成する誤差検出部と、から構成される判定制御部と、
誤差信号を受信して、誤差信号が最小となる第1のタップ係数及び第2のタップ係数を求めて、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定するタップ係数制御部と、
再生シンボル列と既知シンボル列とを比較して、第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束しているか否かの収束状態を判断し、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、第1のスイッチ制御信号及び第2のスイッチ制御信号を用いて、実行すべき適応等化処理が、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替わるように制御するフィルタ制御部と、
を有することを特徴とする適応等化処理装置。
(付記2) 前記フィルタ制御部は、入力シンボルが既知シンボル列区間の場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を判定帰還信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を既知シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理とし、入力シンボルが情報シンボル列区間であり、かつ第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束している場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を判定帰還信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を再生シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理とし、入力シンボルが情報シンボル列区間であり、かつ第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束していない場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を遅延信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を再生シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを線形等化フィルタ処理とすることを特徴とする付記1記載の適応等化処理装置。
(付記3) 前記タップ係数制御部は、情報シンボル列区間で処理モードが判定帰還等化フィルタ処理となったときは、既知シンボル列区間で収束した第1のタップ係数及び第2のタップ係数を引き継いで、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定し、情報シンボル列区間で処理モードが線形等化フィルタ処理となったときは、情報シンボル列区間の現在の更新で得られる第1のタップ係数及び第2のタップ係数を前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定することを特徴とする付記1記載の適応等化処理装置。
(付記4) 線形等化フィルタ処理のモードで動作中に、前記フィルタ制御部が第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束したことを認識した場合は、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理に切り替え、前記タップ係数制御部は、線形等化フィルタ処理のモードで動作中に収束した第1のタップ係数及び第2のタップ係数を引き継いで、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定することを特徴とする付記1記載の適応等化処理装置。
(付記5) ディジタル無線の受信処理を行うディジタル無線受信装置において、
入力信号の同期検出を行い、同期検出情報を生成する同期検出部と、
パイロットシンボルと入力信号との相関演算を行い、相関情報を生成する相関演算部と、
同期検出情報にもとづき、入力信号からシンボルを抽出するシンボル抽出部と、
相関情報にもとづき、キャリアの周波数偏差を検出して、シンボルから周波数偏差を除去する周波数偏差処理部と、
相関情報にもとづき、キャリアの位相雑音を検出し、周波数偏差が除去されたシンボルを、位相雑音を除去する方向に位相を回転させる位相雑音処理部と、
周波数偏差及び位相雑音が除去されたシンボルを保持するバッファ部と、
タップ係数を収束させるための適応アルゴリズムで用いられるパラメータを設定するパラメータ設定部と、
第1のタップ係数にもとづき、前記バッファ部から送信された入力シンボルの波形等化を行って第1の波形等化信号を生成し、かつ入力シンボルを一定時間遅延した遅延信号を出力する第1の波形等化部、第2のタップ係数にもとづき、再生シンボル列または既知シンボル列をフィードバックした信号である判定帰還信号、または遅延信号のいずれかの波形等化を行い、第2の波形等化信号を生成する第2の波形等化部、第1のスイッチ制御信号にもとづき、判定帰還信号及び遅延信号のいずれかを選択して、前記第2の波形等化部へ出力する第1のスイッチ部、第1の波形等化信号と第2の波形等化信号とを加算して、等化信号を生成する加算部、から構成される等化フィルタ部と、等化信号を判定処理して再生シンボル列を生成する判定部、第2のスイッチ制御信号にもとづき、再生シンボル列と既知シンボル列のいずれかを選択して出力する第2のスイッチ部、等化信号と、前記第2のスイッチ部から出力された既知シンボル列または再生シンボル列との誤差を検出し、誤差信号を生成する誤差検出部、から構成される判定制御部と、誤差信号及びパラメータを受信して、誤差信号が最小となる第1のタップ係数及び第2のタップ係数を求めて、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定するタップ係数制御部と、再生シンボル列と既知シンボル列とを比較して、第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束しているか否かの収束状態を判断し、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、第1のスイッチ制御信号及び第2のスイッチ制御信号を用いて、実行すべき適応等化処理が、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替わるように制御するフィルタ制御部と、を含む適応等化処理部と、
を有することを特徴とするディジタル無線受信装置。
(付記6) 前記フィルタ制御部は、入力シンボルが既知シンボル列区間の場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を判定帰還信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を既知シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理とし、入力シンボルが情報シンボル列区間であり、かつ第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束している場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を判定帰還信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を再生シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理とし、入力シンボルが情報シンボル列区間であり、かつ第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束していない場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を遅延信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を再生シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを線形等化フィルタ処理とすることを特徴とする付記5記載のディジタル無線受信装置。
(付記7) 前記タップ係数制御部は、情報シンボル列区間で処理モードが判定帰還等化フィルタ処理となったときは、既知シンボル列区間で収束した第1のタップ係数及び第2のタップ係数を引き継いで、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定し、情報シンボル列区間で処理モードが線形等化フィルタ処理となったときは、情報シンボル列区間の現在の更新で得られる第1のタップ係数及び第2のタップ係数を前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定することを特徴とする付記5記載のディジタル無線受信装置。
(付記8) 線形等化フィルタ処理のモードで動作中に、前記フィルタ制御部が第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束したことを認識した場合は、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理に切り替え、前記タップ係数制御部は、線形等化フィルタ処理のモードで動作中に収束した第1のタップ係数及び第2のタップ係数を引き継いで、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定することを特徴とする付記5記載のディジタル無線受信装置。
(付記9) 前記周波数偏差処理部は、周波数偏差が除去されたか否かを示すロック信号を生成し、前記パラメータ設定部は、ロック信号にもとづき、周波数偏差が除去されていないと認識した場合は、パラメータ設定を停止することを特徴とする付記5記載のディジタル無線受信装置。
(付記10) 前記パラメータ設定部は、同期検出情報を受信して、同期検出情報から同期検出に失敗したスロットの存在を認識し、同期検出に失敗したスロットだけに対して、パラメータ設定を停止することを特徴とする付記5記載のディジタル無線受信装置。
(付記11) 前記フィルタ制御部は、前記パラメータ設定部とのインタフェースを有し、第1のタップ係数及び第2のタップ係数の収束状態を示す収束情報を前記パラメータ設定部へ送信し、前記パラメータ設定部は、収束したことを認識するまで、パラメータとしてあらかじめ所有するステップ定数を、大きな値から小さな値に向かって順に前記タップ係数制御部へ設定することを特徴とする付記5記載のディジタル無線受信装置。
適応等化処理装置の原理図である。 等化フィルタ部の構成を示す図である。 等化フィルタ部の構成を示す図である。 フレームフォーマット例を示す図である。 スイッチ切り替えの内容を示す図である。 適応等化処理のモード切り替えフローを示す図である。 タップ係数算出部の構成を示す図である。 ディジタル無線受信装置の構成を示す図である。 パラメータ設定部のステップ定数の設定動作フローを示す図である。
符号の説明
1 適応等化処理装置
10 等化フィルタ部
11 第1の波形等化部
12 第2の波形等化部
13 第1のスイッチ部
14 加算部
20 判定制御部
21 判定部
22 第2のスイッチ部
23 誤差検出部
30 タップ係数制御部
40 フィルタ制御部
a1 第1のタップ係数
a2 第2のタップ係数
a3,a4 タップデータ
b1 第1の波形等化信号
b2 第2の波形等化信号
b3 遅延信号
c1 第1のスイッチ制御信号
c2 第2のスイッチ制御信号
d 等化信号
e 誤差信号
f 判定帰還信号
g 再生シンボル列

Claims (5)

  1. 伝送路特性の変化に追従した適応等化処理を行う適応等化処理装置において、
    第1のタップ係数にもとづき、入力シンボルの波形等化を行って第1の波形等化信号を生成し、かつ入力シンボルを一定時間遅延した遅延信号を出力する第1の波形等化部と、第2のタップ係数にもとづき、再生シンボル列または既知シンボル列をフィードバックした信号である判定帰還信号、または遅延信号のいずれかの波形等化を行い、第2の波形等化信号を生成する第2の波形等化部と、第1のスイッチ制御信号にもとづき、判定帰還信号及び遅延信号のいずれかを選択して、前記第2の波形等化部へ出力する第1のスイッチ部と、第1の波形等化信号と第2の波形等化信号とを加算して、等化信号を生成する加算部と、から構成される等化フィルタ部と、
    等化信号を判定処理して再生シンボル列を生成する判定部と、第2のスイッチ制御信号にもとづき、再生シンボル列と既知シンボル列のいずれかを選択して出力する第2のスイッチ部と、等化信号と、前記第2のスイッチ部から出力された既知シンボル列または再生シンボル列との誤差を検出し、誤差信号を生成する誤差検出部と、から構成される判定制御部と、
    誤差信号を受信して、誤差信号が最小となる第1のタップ係数及び第2のタップ係数を求めて、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定するタップ係数制御部と、
    再生シンボル列と既知シンボル列とを比較して、第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束しているか否かの収束状態を判断し、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、第1のスイッチ制御信号及び第2のスイッチ制御信号を用いて、実行すべき適応等化処理が、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替わるように制御するフィルタ制御部と、
    を有することを特徴とする適応等化処理装置。
  2. 前記フィルタ制御部は、入力シンボルが既知シンボル列区間の場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を判定帰還信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を既知シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理とし、入力シンボルが情報シンボル列区間であり、かつ第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束している場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を判定帰還信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を再生シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理とし、入力シンボルが情報シンボル列区間であり、かつ第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束していない場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を遅延信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を再生シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを線形等化フィルタ処理とすることを特徴とする請求項1記載の適応等化処理装置。
  3. 前記タップ係数制御部は、情報シンボル列区間で処理モードが判定帰還等化フィルタ処理となったときは、既知シンボル列区間で収束した第1のタップ係数及び第2のタップ係数を引き継いで、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定し、情報シンボル列区間で処理モードが線形等化フィルタ処理となったときは、情報シンボル列区間の現在の更新で得られる第1のタップ係数及び第2のタップ係数を前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定することを特徴とする請求項1記載の適応等化処理装置。
  4. ディジタル無線の受信処理を行うディジタル無線受信装置において、
    入力信号の同期検出を行い、同期検出情報を生成する同期検出部と、
    パイロットシンボルと入力信号との相関演算を行い、相関情報を生成する相関演算部と、
    同期検出情報にもとづき、入力信号からシンボルを抽出するシンボル抽出部と、
    相関情報にもとづき、キャリアの周波数偏差を検出して、シンボルから周波数偏差を除去する周波数偏差処理部と、
    相関情報にもとづき、キャリアの位相雑音を検出し、周波数偏差が除去されたシンボルを、位相雑音を除去する方向に位相を回転させる位相雑音処理部と、
    周波数偏差及び位相雑音が除去されたシンボルを保持するバッファ部と、
    タップ係数を収束させるための適応アルゴリズムで用いられるパラメータを設定するパラメータ設定部と、
    第1のタップ係数にもとづき、前記バッファ部から送信された入力シンボルの波形等化を行って第1の波形等化信号を生成し、かつ入力シンボルを一定時間遅延した遅延信号を出力する第1の波形等化部、第2のタップ係数にもとづき、再生シンボル列または既知シンボル列をフィードバックした信号である判定帰還信号、または遅延信号のいずれかの波形等化を行い、第2の波形等化信号を生成する第2の波形等化部、第1のスイッチ制御信号にもとづき、判定帰還信号及び遅延信号のいずれかを選択して、前記第2の波形等化部へ出力する第1のスイッチ部、第1の波形等化信号と第2の波形等化信号とを加算して、等化信号を生成する加算部、から構成される等化フィルタ部と、等化信号を判定処理して再生シンボル列を生成する判定部、第2のスイッチ制御信号にもとづき、再生シンボル列と既知シンボル列のいずれかを選択して出力する第2のスイッチ部、等化信号と、前記第2のスイッチ部から出力された既知シンボル列または再生シンボル列との誤差を検出し、誤差信号を生成する誤差検出部、から構成される判定制御部と、誤差信号及びパラメータを受信して、誤差信号が最小となる第1のタップ係数及び第2のタップ係数を求めて、前記第1の波形等化部及び前記第2の波形等化部へ設定するタップ係数制御部と、再生シンボル列と既知シンボル列とを比較して、第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束しているか否かの収束状態を判断し、入力シンボルのシンボル列状態と収束状態の結果とにもとづき、第1のスイッチ制御信号及び第2のスイッチ制御信号を用いて、実行すべき適応等化処理が、判定帰還等化フィルタ処理または線形等化フィルタ処理のいずれかの処理モードに切り替わるように制御するフィルタ制御部と、を含む適応等化処理部と、
    を有することを特徴とするディジタル無線受信装置。
  5. 前記フィルタ制御部は、入力シンボルが既知シンボル列区間の場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を判定帰還信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を既知シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理とし、入力シンボルが情報シンボル列区間であり、かつ第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束している場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を判定帰還信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を再生シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを判定帰還等化フィルタ処理とし、入力シンボルが情報シンボル列区間であり、かつ第1のタップ係数及び第2のタップ係数が収束していない場合には、前記第1のスイッチ部からの出力を遅延信号とする第1のスイッチ制御信号と、前記第2のスイッチ部からの出力を再生シンボル列とする第2のスイッチ制御信号とを生成して、処理モードを線形等化フィルタ処理とすることを特徴とする請求項4記載のディジタル無線受信装置。
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