JP2006098578A - カメラモジュール及びこのカメラモジュールを用いた携帯端末 - Google Patents

カメラモジュール及びこのカメラモジュールを用いた携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 カメラモジュールにおいて、ピエゾ素子を用いてオートフォーカス機能及びズーム機能を組み込んだ際にも小型・軽量化できるようにする。
【解決手段】 第1のレンズ保持部15に第1のガイド軸受部15bを配置するとともに、第1の軸受部15aを配置して、第1のレンズ保持部のピエゾ保持部15cに第1のピエゾ素子18を配置し、軸部材37が第1の軸受部に挿通されると、軸部材が第1のレンズ保持部をガイド軸部材36に沿って光軸方向に移動可能にガイドするとともに第1のピエゾ素子により駆動力を受ける。さらに、第2のレンズ保持部26に第2のガイド軸受部26bを配置するとともに、第2の軸受部26aを配置して、軸部材が第2の軸受部に挿通されると、軸部材が第2のピエゾ素子により駆動力を受けるようにする。
【選択図】 図13

Description

本発明は、カメラモジュールに関し、特に、小型軽量に構成したカメラモジュール及びこのカメラモジュールを搭載した携帯端末に関するものである。
一般に、カメラモジュールにおいては、オートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を備えており、例えば、光学系レンズの側面側に円筒カムを配置して、この円筒カムによってズームレンズ枠とAFレンズ枠とを駆動するようにしたものがあり、ここでは、前面カバー(固定枠)に円筒カムの軸受け及びレンズ枠の軸受けを配置している。そして、ハウジング(ケース)に固体撮像素子(CCD)を直接配設して、円筒カムの側面に回動角度を検出するためのカムを配置し、メカニカルスイッチによって円筒カムの回動角度を検出するようにしている(特許文献1参照)。
さらに、ケースの一辺側の隅にそれぞれAF用リードスクリューとズーム用リードスクリューとを配置して、リードスクリューに沿ってズームレンズ系の可動レンズ群を移動するようにしたものがあり、また、カムを駆動して撮影光学系を光軸方向に移動させる際、カムに通常変倍撮影用カム領域とマクロ撮影用カム領域とを連続して形成し、このカムをステップモータで駆動するようにしたものがあり、ここでは、所謂テレとマクロの2点切替でレンズ枠に隣接して円筒カムを配置して、この円筒カムによってAFレンズ枠とズームレンズ枠とを駆動するようにして、ステッピングモータは円筒カム側面側に配置されている。
また、ステッピングモータにリードスクリューを一体的に設けて、リードスクリューをステッピングモータ22a,22bとともに独立的に保持部材で保持し、これら保持部材を鏡胴基体である函体11へ取り付ける取り付け部材を、リードスクリューに対して片側だけに配設するようにしたものがあり、ここでは、2本のリードスクリューによってズーム及びAF用レンズ枠を駆動し、ハウジングにレンズ枠のガイド支持部を設けて、ハウジング下部にCCDを配置している。
加えて、撮影レンズを駆動するためのフォーカスモータ及びズームモータと内部機構を駆動するシャッタモータ及び絞りモータとを備えて、撮影レンズの光軸と直交する平面を、光軸と直交し且つ相直交する第一軸と第二軸とにより分割した第1〜第4象限に、これらのモータをそれぞれ配置して、シャッタユニットのベースにフォーカスモータとズームモータとの回転中心軸を通過させるための切り欠き部を設けるようにしたものがある。
また、スクリュー軸によって可動レンズを光軸方向に駆動し、スクリュー軸を装置本体に回転可能に保持する軸受け部が型成形により一体形成されて、軸受け部を、互いにスライド方向が異なる複数のスライド型よって形成するようにしたものがあり、ここでは、2本のリードスクリューによってズーム及びAF用レンズ枠を駆動し、上部ハウジングで2本のリードスクリューの軸受けと2つのレンズ枠ガイドシャフトの軸受けを行って、下部ハウジングにCCDを保持するようにしている。
ところで、最近の携帯電話機などの携帯端末に用いられるカメラモジュールでは、固体撮像素子(CCD)の高画素化に伴って、通常の電子カメラ(デジカメ)と同様に、高速、高精度なオートフォーカス(AF)機能及び焦点距離の変化(ズーム)機能が要求され、さらに、携帯端末そのものの小型化、軽量化によって、必然的にカメラモジュールも小型化、軽量化が望まれている。
このようなカメラモジュールにおけるオートフォーカス及び焦点距離の変化のためには、レンズ群を光軸方向に移動させることが必要であり、そのため、従来では、回転子を有する電磁モータ又はパルスモータが用いられ、ヘリコイド機構又はカムリング、リードスクリューなどを駆動してレンズ群を光軸方向に移動させている。
しかしながら、上記の回転子を用いた電磁モータは、回転子とその周囲に電磁石及び永久磁石が必要であり、軸方向長さを短くしたとしても円柱形状部分が不可欠であるから、カメラモジュールを小型化する上でのネックとなる。
そのため、駆動源として、ピエゾ素子を用いることが提案されており、例えば、レンズ保持枠の外周面の突起に積層型圧電体の一端を固定して、圧電体の他端にバイモルフ圧電体の一端を固定して、さらに、突起の反対側には別のバイモルフ圧電体4を固定し、これらバイモルフ圧電体が電圧のオンで湾曲して、先端の係合部材と鏡筒内面とのクランプを外し、電圧オフで元の形に戻って鏡筒にクランプし、積層型圧電素子は電圧オンで伸長して、電圧オフで元の長さに戻り、バイモルフ圧電体を交互にクランプさせるとともに、積層圧電体を伸長及び復元させて、レンズを前進及び後退させるようにしたものがある(特許文献2参照)。
また、レンズ保持枠を送るための回転送り部材に圧電素子を近接して配置して、この圧電素子によって回転送り部材に歩進的回転を与えるようにしたものがあり、ここでは、圧電素子をレンズ枠駆動用の送りネジの端部円周に接触配置している(特許文献3参照)。
さらに、レンズ保持枠を案内する案内部材に二種の圧電素子を一体的に取り付けて、これら圧電素子に交互に伸縮動作を行わせて、案内部材に間欠的送り動作を生じさせるようにしたものがあり、ここでは、圧電素子を、レンズ保持枠を駆動するための送りネジの端部に配置している(特許文献4参照)。
また、電気信号を印加することにより振動する電気−機械エネルギー変換素子(圧電素子)を、ネジ部を有する出力部材に接触させて、この出力部材を変換素子の振動によって回転させて、出力部材のネジ部に移動部材を当接させて、ネジ部の回転に伴って移動部材を出力部材の軸方向に移動させるようにしたものがあり、ここでは、送りネジ端部の円筒形状部分の周囲に圧電素子を配置している(特許文献5参照)。
加えて、鏡筒と一体のスリーブ部をガイドバーに摺動可能に嵌合して、スリーブ部の外周面にリニア駆動式振動波アクチュエーターの振動子を板ばねで圧接して、圧電素子に所定の位相差の二つの交流電圧を印加し、スリーブ部に軸方向推力を加え、鏡筒を光軸に沿って移動するようにしたものがある(特許文献6参照)。
また、一つの移動レンズ枠に対して、それぞれ1個のセラミック振動子を移動レンズ枠又はレンズ装置の固定部(鏡筒)の何れかに配置して、セラミック振動子が配置されていない方の移動レンズ枠又は固定部の何れかの一部にセラミック振動子を圧接して、セラミック振動子セラミック振動子の楕円運動によってレンズ駆動を行うようにしたものがある。
さらに、図21に示すように、軸回りに回転自在に設けられた駆動軸231のねじ部231Aにレンズ保持枠211を螺合して、圧電素子を備えた振動体301を駆動軸231の周面に当接して、駆動軸231を振動体301の振動によって回転運動させて、レンズ保持枠211を駆動軸231の軸方向に沿って進退駆動するようにしたものがある。
加えて、図22に示すように、圧電振動子1を板バネ3でガイド部材6に押圧し、圧電振動子1を可動レンズ保持部材5のスリーブ部に収納して、モーターの回転運動を直線運動に変換するための伝達部材を無くしてスペース効率を向上させて、レンズ駆動装置を小型するようにしたものがある。
ピエゾ素子(圧電素子)を用いた駆動源は、低速であるが、高トルクで応答性・制御性に優れ、微小な位置決めが可能、無通電時に保持トルク(または保持力)を有する、静粛性に優れる、小型・軽量であるなどの利点を有している。そして、ピエゾ素子を用いた駆動源として、例えば、長縁部及び短縁部と第一及び第二の面とを有する少なくとも一つの矩形の圧電板10を備え、第一及び第二の面に電極を取り付けるとともに、縁部の第一の縁部に中心にセラミックスペーサを取り付けて、弾性力を第一の縁部と反対の第二の縁部の中心に付与して、セラミックスペーサを物体に押し付け、電極に交流又は非対称の単一極のパルス電圧の何れかを印加するようにしたものがある(特許文献7参照)。
また、ピエゾ素子を用いた駆動源として、第1及び第2長辺、第1及び第2短辺、長辺と短辺で囲まれた前面及び裏面、この前面に接続された複数の電極と裏面に接続された対向電極を有する第1圧電プレートを備えるとともに、第1及び第2長辺、第1及び第2短辺、長辺と短辺で囲まれた前面及び裏面、前面に接続された複数の電極と裏面に接続された対向電極を有する第2圧電プレートを備えて、第1スペーサを第1圧電プレートの第1短辺の近傍の一端で第1長辺に取り付け、物体の表面に係合させ、第2スペーサを第2圧電プレートの第1短辺の近傍の一端で第1長辺に取り付けて、物体の表面に係合させて、各スペーサを物体の表面に押圧し、複数の電極に励起電圧を印加するようにして、第1圧電プレートの第1短辺を第2圧電プレートの第1短辺にほぼ平行でかつ近接させるようにしたものがある(特許文献8参照)。
また、ピエゾ素子を用いた駆動源として、2つの長エッジ部、2つの短エッジ部、及び長エッジ部の1つに取り付けたスペーサを有する圧電プレートを備えて、軸心を中心として回動自在とした少なくとも1つのアームとを設け、アームが、軸心から離間してその両端に設けた第1と第2の端部、アームの第1端部に取り付けたリード/ライトヘッド、及び第2端部上に剛性の部材を有し、圧電プレートのスペーサを剛性部材に弾性的に付勢されて、圧電プレートを、軸心に対し可動とするようにしたものがある(特許文献9参照)。
同様に、ピエゾ素子を用いた駆動源として、圧電プレートの一面に複数の電極を設けるとともに、他面に対向電極を設けて、軸回りに旋回可能なアームの一端にヘッドを設けるとともに、アームの他端に剛体を設けて、圧電プレートを剛体に弾性的に付勢するようにしたものがある(特許文献10参照)。
さらに、ピエゾ素子を用いた駆動源として、ピエゾ素子が第1の電極グループと共通電極の間に電圧が印加されると第1の方向に運動を起こし、第2の電極グループと共通電極の間に電圧が印加されると第2の方向に運動を起こして、スイッチによって第1及び第2の電極グループを低電圧に接続して、第1又は第2の方向に選択的に運動を起こすようにしたものがある (特許文献11参照)。
加えて、ピエゾ素子を用いた駆動源として、バイブレータが圧電性材料からなる複数の薄い層から形成された直方体の形状を有し、この層は第1及び第2の同一の比較的大きな四角い主面を備えて、主面が長い端面及び短い端面から規定され、層が積層されるとともに、主面を互いに接着されて、電極が層の面上に存在し、接触領域が層の1以上の端面に配置されて、接触領域に振動を励起するために電極に電圧を印加するようにしたものがある(特許文献11参照)。
特開平7−63970号公報 特開平5−107440号公報 特開平4−212913号公報 特開平4−212910号公報 特開平8−47273号公報 特開平7−104166号公報 特開平7−184382号公報 特許第2980541号公報 特開平9−37575号公報 特開2000−40313公報 特表2002−529037公報 特表2003−501988公報
ところで、携帯電話機などの携帯端末に用いられるカメラモジュールでは、常に小型化が要求されているので、このような携帯端末に適用するには駆動機構を小型化しなければならず、従来のカメラモジュールでは、ピエゾ素子を用いたとしても、レンズ保持部材とピエゾ素子とが独立的に存在して、レンズ保持部材をスライダーで移動させるようにしているため、小型に構成することが難しく、しかもその構成が複雑になってしまうという課題がある。
上記事情に鑑み本発明は、ピエゾ素子を用いてオートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を組み込んでも小型で軽量に構成できるカメラモジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明におけるカメラモジュールは、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持するとともに光軸方向に移動可能な第1のレンズ保持部と、前記第1のレンズ保持部に配置した第1のガイド軸受部と、前記第1のレンズ保持部に配置した第1の軸受部と、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持するとともに光軸方向に移動可能な第2のレンズ保持部と、前記第2のレンズ保持部に配置した第2のガイド軸受部と、前記第2のレンズ保持部に配置した第2の軸受部と、前記第1のガイド軸受部及び前記第2のガイド軸受部と当接することにより前記第1のレンズ保持部及び前記第2のレンズ保持部を移動可能にガイドするとともに、光軸と平行に配置したガイド軸部材と、前記第1の軸受部及び前記第2の軸受部に挿通することによって前記第1のレンズ保持部及び前記第2のレンズ保持部を移動可能にガイドするとともに、光軸に平行に配置した軸部材と、端部に前記軸部材の側面に当接する第1の作動部を有するとともに、前記第1のレンズ保持部に配置した第1のピエゾ素子と、端部に前記軸部材の側面に当接する第2の作動部を有するとともに、前記第2のレンズ保持部に配置した第2のピエゾ素子とを含み、前記第1のピエゾ素子により前記第1のレンズ保持部を前記ガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にするとともに、前記第2のピエゾ素子により前記第2のレンズ保持部を前記ガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にする。
本発明では、前記第1の軸受部は2つの穴部を備え、該2つの穴部間に前記第1の作動部を配置し、前記第2の軸受部は2つの穴部を備え、該2つの穴部間に前記第2の作動部を配置する。そして、前記第1の軸受部と前記第2の軸受部をともにその断面がV字形状とする。
本発明では、前記第1の軸受部と前記第1のガイド軸受部とを光軸を中心に略対称の位置に配置するとともに、前記第2の軸受部と前記第2のガイド軸受部とを光軸を中心に略対称の位置に配置する。また、本発明では、光軸と略平行な少なくとも4つの側面を有する略立方体形状を有し、前記第1のピエゾ素子と前記第2のピエゾ素子とを第1の側面側に配置し、前記軸部材を前記第1の側面側と該第1の側面側に隣り合う第2の側面とで構成される第1の角部近傍に配置して、前記ガイド軸部材を前記第1の角部と対向する他の角部に配置する。
本発明では、前記第1のレンズ保持部に配置した第1の位置検出用部材と、前記第2のレンズ保持部に配置した第2の位置検出用部材と、前記第1の位置検出用部材を検出することで前記第1のレンズ保持部の光軸方向の位置を検出する第1の検出部材と、前記第2の位置検出用部材を検出することで前記第2のレンズ保持部の光軸方向の位置を検出する第2の検出部材とをさらに含み、前記第1の位置検出用部材を前記第1のレンズ保持部の光学レンズより外周で且つ前記第1の側面側と隣り合う第2の側面側に配置し、前記第2の位置検出用部材を前記第2のレンズ保持部の光学レンズより外周で且つ前記第2の側面側に配置する。
本発明では、前記第1のピエゾ素子及び前記第2のピエゾ素子は略長方形の板状外形を有し、前記第1のピエゾ素子は、光軸に対して略直交する方向であって、前記第1のレンズ保持部に保持する前記光学レンズの外周位置に配置し、前記第2のピエゾ素子は、光軸に対して略直交する方向であって、前記第2のレンズ保持部に保持する前記光学レンズの外周位置に配置する。
本発明では、前記第1のピエゾ素子の第1の配線部材を前記第2の側面側に配置し、前記第2のピエゾ素子の第2の配線部材を前記第2の側面側に配置する。そして、前記第1のレンズ保持部を被写体側に配置するとともに、前記第2のレンズ保持部を結像側に配置し、前記第1のピエゾ素子の前記第1の配線部材をフレキシブル部材で構成するとともに、前記第1のレンズ保持部の被写体側に該第1の配線部材の折り返し部を配置し、前記第2のピエゾ素子の前記第2の配線部材をフレキシブル部材で構成するとともに、前記第2のレンズ保持部の結像側に前記第2の配線部材の折り返し部を配置する。
本発明では、前記第1の配線部材と前記第2の配線部材とに接続する第3の配線部材をさらに設け、前記第1のレンズ保持部の移動に伴う前記第1の配線部材の配線スペースを前記第2の側面の前記第1の側面近傍に配置して、前記第2のレンズ保持部の移動に伴う前記第2の配線部材の配線スペースを前記第2の側面の前記第1の側面近傍に配置し、前記第3の配線部材の前記第1の配線部材と前記第2の配線部材との接続部を前記第2の側面に配置する。そして、前記第3の配線部材は、さらに前記第1の検出部材と前記第2の検出部材とに接続する。
本発明では、前記第1のピエゾ素子の駆動に用いる第1のインダクタと、前記第2のピエゾ素子の駆動に用いる第2のインダクタとをさらに備え、前記第2の側面側に又は前記第1の側面側に前記第1のインダクタと前記第2のインダクタとを配置する。さらに、前記第1のピエゾ素子の駆動に用いる第1のコンデンサと、前記第2のピエゾ素子の駆動に用いる第2のコンデンサとをさらに備え、前記第1の側面側に又は前記第2の側面側に前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとを配置する。
本発明によれば、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持するとともに光軸方向に移動可能な第1のレンズ保持部と、前記第1のレンズ保持部に配置した第1のガイド軸受部と、前記第1のレンズ保持部に配置した第1の軸受部と、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持するとともに光軸方向に移動可能な第2のレンズ保持部と、前記第2のレンズ保持部に配置した第2のガイド軸受部と、前記第2のレンズ保持部に配置した第2の軸受部と、前記第1のガイド軸受部及び前記第2のガイド軸受部と当接することにより前記第1のレンズ保持部及び前記第2のレンズ保持部を移動可能にガイドするとともに、光軸と平行に配置したガイド軸部材と、前記第1の軸受部及び前記第2の軸受部に挿通することによって前記第1のレンズ保持部及び前記第2のレンズ保持部を移動可能にガイドするとともに、光軸に平行に配置した軸部材と、端部に前記軸部材の側面に当接する第1の作動部を有するとともに、前記第1のレンズ保持部に配置した第1のピエゾ素子と、端部に前記軸部材の側面に当接する第2の作動部を有するとともに、前記第2のレンズ保持部に配置した第2のピエゾ素子とを含み、前記第1のピエゾ素子により前記第1のレンズ保持部を前記ガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にするとともに、前記第2のピエゾ素子により前記第2のレンズ保持部を前記ガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にするカメラモジュールと、操作部材と、表示部材と、バッテリーと、通信部と、前記カメラモジュール、前記表示部材、前記バッテリー、及び前記通信部を収納するとともに筐体の厚さ寸法を略前記カメラモジュールの高さに制限した筐体とを含むことを特徴する携帯端末が得られる。
以上のように、本発明では、第1のレンズ保持部に第1のガイド軸受部を配置するとともに、第1のレンズ保持部に第1の軸受部を配置して、第1のレンズ保持部のピエゾ保持部に第1のピエゾ素子を配置し、軸部材が第1の軸受部に挿通されると、軸部材が第1のレンズ保持部をガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にガイドするとともに第1のレンズ保持部に配置した第1のピエゾ素子により駆動力を受け、さらに、第2のレンズ保持部に第2のガイド軸受部を配置するとともに、第2のレンズ保持部に第2の軸受部を配置して、軸部材が第2の軸受部に挿通されると、軸部材が第2のレンズ保持部に配置した第2のピエゾ素子により駆動力を受けるようにしたから、第1及び第2のレンズ保持部は軸部材及びガイド部材に沿って移動することになって、オートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を組み込んだ際のカメラモジュールを小型で軽量に構成できるという効果がある。
以下、図面を参照して実施形態の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の実施例1によるカメラモジュールで用いられる撮像素子組み立て体(撮像部)の一例を分解して示す斜視図であり、図示のように撮像素子であるCCD10はCCD基板11の一面上に搭載され、このCCD基板11の他面側にはCCD10と対向してデジタルシグナルプロセッサ(DSP)12が搭載されている。CCD基板11にはCCD10側からCCDカバー13が被せられて、CCDカバー13の開口面には赤外線(IR)遮断フィルタ113aが装着され、撮像素子組み立て体(以下CCD組み立て体と呼ぶ)14となる。
図2は本発明の実施例1によるカメラモジュールで用いられるレンズホルダ(第1のレンズ保持部)を光学レンズとともに示す斜視図であり、図示のように、レンズホルダ15(第1のレンズ保持部)には光学レンズ収納空間が規定され、この光学レンズ収納空間に少なくとも1枚の光学レンズ16が保持される。レンズホルダ15は上方から見て略正方形状に成形されており、互いに対向する一対の隅部にはそれぞれ図中下方から上方に向う軸受け部15a及びガイド軸受け部15bが形成されている。また、軸受け部15a側の辺に沿って後述する駆動素子部17が挿入される駆動素子部保持部(ピエゾ保持部)15cが形成されている。そして、図2には示されていないが、このピエゾ保持部15cには軸受け部15aに連通する挿通部(穴)が形成されている。
図3を参照して、前述のようにして、レンズホルダ15に光学レンズ16を装着した後、ピエゾ保持部15cに駆動素子部17が配置される。駆動素子部17は略長方形の板状ピエゾ素子18を有しており、このピエゾ素子18は長手方向と短手方向で形成される第1面18a、その反対側となる第2面18bに電極(図示せず)を設けるとともに、短手方向の第3面18cに相対的に移動させる物体に係合させるスペーサ(作動部)18dを設けて、第1面18aと第2面18bに設けた電極にサイン波形状の電圧を印加することによって作動部18dに往復運動を生成し、それによって、作動部18dが係合した物体に対する相対的な移動を実現するものである。
図4を参照して、さらに詳しくピエゾ素子18について説明すると、ピエゾ素子18は、特許文献7〜12に詳細に述べられているように、図4(a)における略長方形の板状外形に形成された圧電セラミック(ピエゾ素子)18の長手方向と短手方向で形成される第1面18aに、図4(b)に示すように、4つの電極181、182、及び183、184を、その反対側となる第2面18bの全面に一つの電極を設けてある。そして、第1面18aの電極181、182、183、184は、対角線方向に配置された電極181、182、及び183、184が、それぞれの電極の連結部分近傍に配置されたワイヤ185及び186によって電気的に接続され、第2面18b上の電極は接地されていることが好ましい。
また、短手方向の第3面18cには、比較的堅いセラミックの作動部としてのスペーサ18cが、例えば、接合剤により、好ましくはその辺における中央付近に取り付けられて、相対的に移動させる例えば軸部材や壁面等の当接部物体161に係合するようになっている。さらにこの圧電セラミック(ピエゾ素子)18は、図4(b)に示すように、振動節の位置に、周囲に固定された一対の支持体171、172と、バネなどの弾性部材付きの支持体173、174、175で変形可能に支持する。
このように構成された圧電セラミック(ピエゾ素子)18における、電極181、184に正の電圧を、電極182、183に負の電圧を印加すると、圧電セラミック(ピエゾ素子)18は、図4(c)に誇張して示すように図上左側が右側より長くなり、バネ付きの支持体173、174、175で振動節を支持されていることで変形が可能なため、スペーサ18dが係合している物体161の右方向に移動する。そして、電圧が印加されなくなると圧電セラミック(ピエゾ素子)18は元に戻るが、このとき、例えば、立ち下がり時間が立ち上がり時間より少なくとも4倍程度長い非対称の電圧パルスを電極に印加すると、圧電セラミック(ピエゾ素子)18におけるスペーサ18dと物体161の摩擦により、パルスの立ち下がり時にスペーサ18dと物体161が係合したままスペーサ18dが出発位置に戻り、そのため、パルスの立ち上がり時の変位分、スペーサ18dと物体161が相対的に移動する。なお、上記電圧を逆に掛けると、この圧電セラミック(ピエゾ素子)18は逆の方に変形し、従って、スペーサ18dと物体161とは相対的に逆の方向に移動する。
このように圧電セラミック(ピエゾ素子)18は、連続的に図4(c)に示す変形が生じるような信号電圧を与えることで、スペーサ18dと物体161との間の摩擦によって物体16との相対的な位置を変位させていくため、低速ではあるが高トルクで応答性・制御性に優れ、微小な位置決めが可能で、無通電時に保持トルク(または保持力)を有する、静粛性に優れる、小型・軽量であるなどの利点を有する駆動源となる。
図3に示すように、ピエゾ素子18の上面には二股状の板バネ部材19が配置され、さらにピエゾ素子18には配線材(フレキシブル配線)20が接続されている。そして、この配線材20には符号20aで示す折り返し部で折り返され、この折り返し部20aは後述するように、レンズホルダ15の被写体側に位置付けられる。
図2及び図3に示すように、ピエゾ保持部15cにおいて、軸受け部15aと反対側の面は開口されるとともに上面側も開口されており、この反対面と上面とを区切る仕切部15dが設けられている。図3に実線矢印で示すように、作動部18d側からピエゾ素子18をピエゾ保持部15cに挿入すると、板バネ部材19が仕切部15dを跨ぐ状態でピエゾ素子18がピエゾ保持部15cに挿入される。そして、作動部18dは挿入部を通って軸受け部15a内に臨む。
続いて、図3に実線矢印で示す方向から固定部材21をレンズホルダ15に装着する。この固定部材21は弾性力を有し、リング状の本体部21aを備え、この本体部には第1の押え部21b、係止片部21c、及びアーム状に延びる第2の押え部21dを有している。そして、固定部材21をレンズホルダ15に装着すると、第1の押え部21bによって板バネ部材19が下方に押圧され、第2の押え部21dによってピエゾ素子18の後端(作動部18dと反対側端)が軸受け部15a側に押圧される。そして、係止片部21cがレンズホルダ15に係止されて本体部21aがレンズホルダ15に係止される。この際、固定部材21によって、レンズホルダ15に装着された光学レンズ16の抜け止めが行われる。なお、固定部材21は、導電性の材料で成形して、ピエゾ素子18の側面と対向する位置に絶縁部材21eを配置するようにしてもよい。
図5を参照すると、図3で説明したようにして、レンズ組み立て体(第1のレンズ組み立て体)22を組み立てた後、RFプレート22aをレンズホルダ15に装着する。図6(a)及び(b)はそれぞれRFプレート23を装着後のレンズ組み立て体22を別の角度から示す斜視図であり、レンズホルダ15には配線材20の位置決めを行う溝部24が形成されており、この溝部24に配線材20の一部が収納されて、配線材20の位置決めが行われる。なお、レンズホルダ15には位置検出用部材であるセンサテープ(図示せず)が貼付される。
図7を参照して、図7はレンズ組み立て体(第2のレンズ組み立て体)25を分解して示す斜視図であり、このレンズ組み立て体25は、レンズホルダ26(第2のレンズ保持部)を有しており、このレンズホルダ26は、起立部26eを除いてレンズホルダ15と同様の構造を有している。つまり、レンズホルダ26には光学レンズ収納空間が規定され、この光学レンズ収納空間に少なくとも1枚の光学レンズ27が保持される。そして、レンズホルダ26の互いに対向する一対の隅部にはそれぞれ図中下方から上方に向う軸受け部26a及びガイド軸受け部26bが形成されている。また、軸受け部26a側の辺に沿って後述する駆動素子部28が挿入される駆動素子部保持部(ピエゾ保持部)26cが形成されている。そして、図7には示されていないが、このピエゾ保持部26cには軸受け部26aに連通する挿通部が形成されている。
図2及び図3で説明したように、レンズホルダ26に光学レンズ27を装着した後、ピエゾ保持部26cに駆動素子部28が配置される。駆動素子部28は、ピエゾ素子18と同様のピエゾ素子29を有しており、ピエゾ素子29の上面には二股状の板バネ部材30が配置され、さらにピエゾ素子29には配線材(フレキシブル配線)31が接続されている。そして、この配線材31には符号31aで示す折り返し部で折り返され、この折り返し部31aは後述するように、レンズホルダ26の結像側に位置付けられる。
図7に示すように、ピエゾ保持部26cにおいて、軸受け部26aと反対側の面は開口されるとともに上面側も開口されており、この反対面と上面とを区切る仕切部26dが設けられている。図7に実線矢印で示すように、作動部29a側からピエゾ素子29をピエゾ保持部26cに挿入すると、板バネ部材30が仕切部26dを跨ぐ状態でピエゾ素子29がピエゾ保持部26cに挿入される。そして、作動部29aは挿通部を通って軸受け部26a内に臨む。
続いて、図7に実線矢印で示す方向から固定部材32をレンズホルダ26に装着する。この固定部材32は固定部材21と同様の構造を有しており、固定部材32はリング状の本体部32aを備え、この本体部32aには第1の押え部32b、係止片部32c、及びアーム状に延びる第2の押え部32dを有している。そして、固定部材32をレンズホルダ26に装着すると、第1の押え部32bによって板バネ部材30が下方に押圧され、第2の押え部32dによってピエゾ素子29の後端(作動部29aと反対側端)が軸受け部26aa側に押圧される。そして、係止片部32cがレンズホルダ26に係止されて本体部32aがレンズホルダ26に係止される。この際、固定部材32によって、レンズホルダ26に装着された光学レンズ27の抜け止めが行われる。レンズホルダ26には起立部26eが形成され、この起立部26eには位置検出用のセンサテープ33が貼付される。なお、固定部材32は、導電性の材料で成形して、ピエゾ素子29の側面と対向する位置に絶縁部材32eを配置するようにしてもよい。
図8を参照して、図8はカメラモジュールのケース(上ケース)を示す斜視図であり、ケース34は被写体側に位置するホルダ部34aが下側となるようにされて、ホルダ部34aに形成されたレンズ収納空間に光学レンズ35が実線矢印で示すように配置される。ホルダ部34aの上面にはガイド軸36及び駆動軸37が挿入される軸受け部34b及び34cが形成されており、これら軸受け部34b及び34cにそれぞれガイド軸36及び駆動軸37の一端が挿入される。なお、ケース34はホルダ部34aに一体に形成された起立壁34dを有しており、この起立壁34dにはセンサテープ38が貼付される。
図9を参照して、図示のように、ホルダ部34aの側面には四個のコンデンサ39が装着され(コンデンサ39の内2つはピエゾ素子18の駆動に用いられ、残りの2つはピエゾ素子29の駆動に用いられる)、起立壁34dの一辺側には切り欠き部34eが形成されており、起立壁34dには四個のインダクタ40が装着されるとともに(インダクタ40の内2つはピエゾ素子18の駆動に用いられ、残りの2つはピエゾ素子29の駆動に用いられる)、レンズ組み立て体22用の位置検出センサ41及びレンズ組み立て体25用の位置検出センサ42が装着される。つまり、起立壁34dには電気素子を収納する収納部が形成されていることになる。
図10を参照して、続いて、レンズ組み立て体22を折り返し部20aが被写体側(つまり、ホルダ部34a側を向くようにして、軸受け部15aを駆動軸37に挿入し、軸受け部15bをガイド軸36に挿入する。図11はレンズ組み立て体22を駆動軸37及びガイド軸36に挿入した状態を示す図であり、レンズ組み立て体22の装着に続いてレンズ組み立て体25の装着が行われる。そして、切り欠き部34eには配線材20及び31が位置付けられる(図15も参照)。
図12及び図13を参照すると、図12はレンズ組み立て体22を装着した後の平面図であり、図13はその断面図である。図12に示すように、軸受け部15aにおいて、ピエゾ素子18の作動部18aの対向面はV溝状15−1となっており、駆動軸37はこのV溝15−1に当接している。つまり、駆動軸37の外周面は第1の箇所で作動部18aに当接するとともに、第2の箇所でV溝15−1に当接し、この第2の箇所において駆動軸37は摺動する。この際、ピエゾ素子18の左右側面(図11において上下の側面)はピエゾ収納部21dの一対の固定壁211によってガイドされる。そして、この第1及び第2の箇所ではその表面加工を異ならせて、例えば、第2の箇所の表面を第1の箇所の表面よりも滑らかに処理している(つまり、第1の箇所の表面を第2の箇所の表面よりも荒く処理している)。また、その結果、第2の箇所における摩擦係数は第1の箇所における摩擦係数よりも小さくなる。さらに、第2の箇所の表面にのみ潤滑処理を施すようにしてもよい。なお、前述のV溝15−1を上下方向に2箇所形成し、作動部18aをこの2個のV溝の間において、駆動軸37に当接させるようにしてもよい。また、ガイド軸36にも駆動軸37と同一の表面処理を施すようにしてもよい。
前述のように、第2の押さえ部21dによってピエゾ素子18の後端が押圧される結果、作動部18aは駆動軸37の外周面に当接して、駆動軸37はV溝15−1に当接する。図13に示すように、ピエゾ収納部15cの固定壁(上面及び下面)には所定の間隔をおいてそれぞれ一対の突起部15−2が形成されており、板バネ19を介して第1の押え部21bによってピエゾ素子18は図中下方に押圧され、突起部15−2間に挟持される。一方、前述のように、ピエゾ素子18の後端は第2の押さえ部21dによって駆動軸37側に押圧され、作動部18dが駆動軸37の外周面に当接する。つまり、図13に示すように、図中ピエゾ素子18の上下側面はそれぞれ2箇所に形成された突起部15−2によって変形可能に押圧されて保持され、ピエゾ素子18の作動部18dと反対側の端部は付勢手段によって駆動軸37に押圧されている。なお、前述の突出部15−2はピエゾ素子18の振動節部分を押圧する位置に形成される。そして、駆動軸37は第1の当接部15−3及び第2の当接部15−4を有する当接体43に当接し、この当接体43は当接部15−5によって当接体44に当接して保持されている。
上述のようにして、前述のように、レンズ組み立て体22を駆動軸37及びガイド軸36に装着すると、ピエゾ素子18の作動部18dが駆動軸37に当接することになる。その後、図11に示すようにして、レンズ組み立て体25を折り返し部31aが結像側(つまり、ホルダ部34aと反対側)を向くようにして、軸受け部26aを駆動軸37に挿入し、軸受け部26bをガイド軸36に挿入する。なお、軸受け部26aは前述した軸受け部15aと同様に構成されており、レンズ組み立て体25を駆動軸37及びガイド軸36に装着すると、ピエゾ素子19の作動部29aが駆動軸37に当接することになる。
なお、上述の例では、軸受け部15aの対向面(作動部当接面)をV字形状に成形し、軸受け15bをガイド軸36の外形に対応した形状としているが、例えば、軸受け部15aの作動部当接面及び軸受け15bをV字型形状としたローラを用いて構成するようにしてもよく、図14(a)〜(c)に示すように、円筒形状の平型ローラ401、411をガイド軸36に対してV型となるように軸受け部に収容するようにして構成してもよい(図14(a)〜(c)においては、軸受け部15bを軸受け部421で表しており、ガイド軸36を軸部材291で表している)。
図14(a)は、この軸受け部421の平面図であり、図14(b)及び(c)は、軸受け部421の側面図及び斜視図であり、平型ローラ401及び411は、この軸受け部421に設けられたV型の切れこみ431の内部に、U字型に設けられた軸受441で軸部材291に対してV型となるように保持されている。このように軸受部421を構成することにより、第1及び第2のレンズホルダに製造上の誤差が生じ、直交した平型ローラ401及び411の各々にスラストガタにより、軸受け部の位置が正規の位置とずれても、平型ローラ401及び411を直交させたときに形成されるV字型の谷間に軸部材291を当接させることで、平型ローラ401及び411のスラストガタは、第1及び第2のレンズホルダの光軸に影響を与えなくなる。
前述のようにして、レンズ組み立て体25を装着した後、図15に示すように、ボトムカバー(下カバー)45が結像側からケース34に装着される。このボトムカバー45にはガイド軸36及び駆動軸37が挿入される軸受け部(図示せず)が形成されている。さらに、図16に示すように、サイドカバー(遮光カバー)46及び47をケース34に装着して、カメラモジュール筐体48を構成する。その結果、ピエゾ素子18及び19はカメラモジュール筐体48を構成するサイドカバー46の一面46a(以下第1の側面と呼ぶ)側に位置付けられることになる。そして、第1の側面46aに隣接する側面46bを第2の側面46bと呼ぶことにすると、センサテープ及び位置検出用センサ41及び42は第2の側面側に配置されることになる。また、第1及び第2の配線材20及び31はそれぞれ第2の側面46b側に配置されることになる。
図17に示すようにして、CCD組み立て体14をカメラモジュール筐体48に装着して、図18に示すカメラモジュール49とする。図18においては、結像側が上側となっており、配線材20及び配線材31とCCD組み立て体14とを結ぶASIC(第3の配線材)49aをカメラモジュール筐体48の側面に配置する(このASIC49aには位置検出用センサ41及び42も接続される)。この際、配線材20及び31の配線スペースが第2の側面46bの第1の側面46a近傍に位置付けられるとともに、配線材20及び31と第3の配線材とを連結する接続部が第2の側面46bに位置付けられる。そして、図19に示すように、被写体側を上側としてカメラモジュール49が完成する。
なお、インダクタ40は第2の側面46b側に位置付けられることになるが、インダクタ40を第1の側面46a側に位置付けるようにしてもよい。同様に、コンデンサ39は第1の側面46a側に位置付けられることになるが、コンデンサ39を第2の側面46b側に位置付けるようにしてもよい。また、前述の電気素子が収納される起立壁は上カバーに設ける必要はなく、下カバーに起立壁を設けるようにしてもよい。さらに、上カバーと下カバーとの接合は、例えば、係合部材と被係合部材とによって接合するようにしてもよく、さらには、接着剤を用いて上カバーと下カバーとを接合するようにしてもよい。
上述のように、カメラモジュール49は光軸と平行な4つの側面を有する略立方体形状のケース体を有しており、ピエゾ素子18及び29はケース体の一側面側に位置付けられている。また、駆動軸37は上記の一側面とこの一側面と隣り合う側面とによって規定される角部近傍に配置され、ガイド軸36はこの角部と対向する角部に配置されている。
実施例1で示すカメラモジュール49では、光学レンズ35は固定的に配置されており、レンズ組み立て体22及び25はガイド軸36及び駆動軸37に移動可能に支持されている。レンズ組み立て体25が光学レンズ35側に移動すると、望遠状態となり、レンズ組み立て体25の移動に追従して、レンズ組み立て体22も光学レンズ35側に移動する。一方、レンズ組み立て体25をレンズ組み立て体22側へ戻すと、広角状態となって、レンズ組み立て体25の移動に追従して、レンズ組み立て体22も移動する。
また、前述の位置検出用センサ41及び42によってセンサテープが検出されて、これら位置検出センサ41及び42によってレンズ組み立て体25及び22の基準位置及び基準位置からの移動量が検出される。
ところで、ピエゾ素子18を励振させると、作動部18dに高次の曲げ振動が生じて進行波が生じる。そして、作動部18dが圧接された駆動軸37の外周面と作動部18dとの間に摩擦力が生じ、この摩擦力によってピエゾ素子18が搭載されたレンズ組み立て体22が駆動軸37に沿って移動する(例えば、特許第2980541号公報又は特表2002−529037公報参照)。つまり、ピエゾ素子18を励振すると、ピエゾ素子18は屈曲運動を行い、この屈曲運動によって駆動軸37と作動部18dとの間に生じる摩擦力によって、レンズ組み立て体22が駆動軸37に沿って移動することになる。なお、レンズ組み立て体25も同様にして移動することになる。
上述の説明から明らかなように、この実施例1では、駆動軸37を軸受け部に挿通すると、レンズホルダがガイド軸36に沿って光軸方向にガイドされ、ピエゾ素子によって駆動軸37が駆動力を受ける。そして、固定部材によってピエゾ素子をピエゾ保持部に押圧固定するようにしたから、つまり、レンズホルダに二つの軸受け部、ピエゾ保持部、及び固定部材を取り付けるようにしたから、カメラモジュールを小型化できる。
さらに、実施例1では、レンズホルダに形成される軸受け部の断面をV字形状としたから、駆動軸及びガイド軸に対する摩擦を低減できる。また、実施例1では、ピエゾ保持部には光軸と直交する方向からピエゾ素子が挿通され、固定部材によってピエゾ素子の後端を押圧するようにしたので、ピエゾ素子固定構造の小型化と組み立て工程の簡略化を図ることができる。
実施例1では、駆動軸及びガイド軸を隅に配置するとともに、ピエゾ素子を一面側に集約するようにしたので、カメラモジュールをより小型化できる。また、位置検出センサ等をピエゾ素子が位置付けられた側面側に隣接する側面側に集約したので、カメラモジュールをより小型化できる。
実施例1では、レンズホルダに配線材の取付位置決め用の溝部を設けたので、フレキシブル配線等の配線材の位置決め固定をレンズホルダで兼用できる結果、小型化及び軽量化を図ることができる。さらに、長方形のピエゾ素子の長手方向を光軸に対して直交する方向に配置したので、レンズホルダの移動に伴うピエゾ素子の移動空間を最小にすることができ、その結果、カメラモジュールを小型化できることになる。また、ピエゾ素子駆動のための配線材を位置検出センサ等と同一の側面側に位置付けたから、配線の引き回しが集約でき、小型化を達成できる。
加えて、配線材をフレキシブル配線としたから、レンズホルダの移動とともに配線材が容易に移動でき、さらに被写体側の配線材については被写体側に折り返し部を形成し、結像側の配線材については結像側に折り返し部を形成するようにしたので、折り返し部が互いに干渉し合うことがない。また、カメラモジュールとカメラモジュールが接続される機器とを結ぶ第3の配線材の接続部を位置検出センサ等が配置される側面側に位置付けたから、カメラモジュールをより小型化できる。
上述したカメラモジュールは、例えば、携帯端末に組み込まれる。図20は、携帯端末の一例である携帯電話機50を操作部(操作部材)51及びディスプレイ(表示部材)52が見える状態(開状態)で示す平面図であり、図示の携帯電話機50は操作部51が搭載された第1のケース部53とディスプレイ52が搭載された第2のケース部54とがヒンジ機構55によって連結され、第1及び第2のケース部53及び54はヒンジ機構55の回りに回動可能となっている。なお、第1及び第2のケース部53及び54はケース体を構成する。
第2のケース54には図中破線二重丸で示すように、前述したカメラモジュール56が組み込まれており、操作部51の所定のボタンを操作すると、カメラモジュール56によって撮像が行われて、カメラモジュール56によって撮像された画像は、例えば、ディスプレイ52上に表示される。なお、カメラモジュール56は図19に示す上側(光学レンズ35側)が第2のケース部54の外側に向けられている。つまり、第2のケース部54にはカメラモジュール56の光学レンズ35を露出させる開口部が形成されていることになる。また、図示はしないが、第1のケース部53にはバッテリー及び通信部等が収納されており、さらに、第2のケース部54の厚さ寸法は略カメラモジュール56の高さに規制されている。
このようにして、第1及び第2のピエゾ素子を用いてそれぞれ第1及び第2のレンズホルダ15及び16を光軸方向に駆動するようにしたので、第1及び第2のレンズホルダ15及び16、つまり、光学レンズ系を駆動する際のレンズ移動機構の構造が極めて簡単となり、オートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を組み込んでも、カメラモジュールを小型・軽量化できるという効果がある。
第1のレンズ保持部に第1のガイド軸受部を配置するとともに、第1のレンズ保持部に第1の軸受部を配置して、第1のレンズ保持部のピエゾ保持部に第1のピエゾ素子を配置し、軸部材が第1の軸受部に挿通されると、軸部材が第1のレンズ保持部をガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にガイドするとともに第1のレンズ保持部に配置した第1のピエゾ素子により駆動力を受け、さらに、第2のレンズ保持部に第2のガイド軸受部を配置するとともに、第2のレンズ保持部に第2の軸受部を配置して、軸部材が第2の軸受部に挿通されると、軸部材が第2のレンズ保持部に配置した第2のピエゾ素子により駆動力を受けるようにしたから、第1及び第2のレンズ保持部は軸部材及びガイド部材に沿って移動することになって、オートフォーカス(AF)機能及びズーム機能を組み込んだ際のカメラモジュールを小型で軽量に構成できる結果、携帯端末等に搭載されるカメラモジュールに適用できる。
本発明の実施例1によるカメラモジュールで用いられるCCD組み立て体の一例を分解して示す斜視図である。 本発明の実施例1で用いられるレンズホルダ(第2のレンズホルダ)に光学レンズを装着する状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1で用いられるレンズ組み立て体(第2のレンズ組み立て体)を分解して示す斜視図である。 本発明の実施例1で用いられるピエゾ素子を説明するための図であり、(a)はピエゾ素子を示す斜視図、(b)及び(c)は動作原理を説明するための図である。 図3に示すレンズ組み立て体にRFプレートを装着する状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1で用いられるレンズ組み立て体(第2のレンズ組み立て体)を示す斜視図であり、(a)及び(b)はそれぞれ別の角度から見た斜視図である。 本発明の実施例1で用いられるレンズ組み立て体(第1のレンズ組み立て体)を分解して示す斜視図である。 ケースに光学レンズ、ガイド軸及び駆動軸を装着する状態を示す斜視図である。 ケースに電装部品を装着する状態を示す斜視図である。 ガイド軸及び駆動軸に第2のレンズ組み立て体を装着する状態を示す斜視図である。 ガイド軸及び駆動軸に第1のレンズ組み立て体を装着する状態を示す斜視図である。 ガイド軸及び駆動軸に第2のレンズ組み立て体を装着した状態を示す平面図である。 図12の断面図である。 レンズホルダのガイド用当接部におけるガイド軸に対する面が平型であるローラ2つをV型に配して構成した図であり、(a)は断面図、(b)はガイド軸側から見た側面図、(c)は斜視図である。 ボトムカバーを装着する状態を示す斜視図である。 サイドカバーを装着する状態を示す斜視図である。 CCD組み立て体を装着する状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1によるカメラモジュールを逆さまの状態でその外観を示す斜視図である。 本発明の実施例1によるカメラモジュールの外観を示す斜視図である。 本発明によるカメラモジュールが組み込まれた携帯電話機の一例を概略的に示す図である。 従来のカメラモジュールの一例を示す図である。 従来のカメラモジュールの他の例を示す図である。
符号の説明
14 CCD組み立て体
15,26 レンズホルダ
15a,15b,26a,26b 軸受け部
15c,26c ピエゾ保持部
18,29 ピエゾ素子
20,31 配線材
21,32 固定部材
22,25 レンズ組み立て体
36 ガイド軸
37 駆動軸
39 コンデンサ
40 インダクタ
41,42 位置検出センサ

Claims (14)

  1. 少なくとも1つ以上の光学レンズを保持するとともに光軸方向に移動可能な第1のレンズ保持部と、
    前記第1のレンズ保持部に配置した第1のガイド軸受部と、
    前記第1のレンズ保持部に配置した第1の軸受部と、
    少なくとも1つ以上の光学レンズを保持するとともに光軸方向に移動可能な第2のレンズ保持部と、
    前記第2のレンズ保持部に配置した第2のガイド軸受部と、
    前記第2のレンズ保持部に配置した第2の軸受部と、
    前記第1のガイド軸受部及び前記第2のガイド軸受部と当接することにより前記第1のレンズ保持部及び前記第2のレンズ保持部を移動可能にガイドするとともに、光軸と平行に配置したガイド軸部材と、
    前記第1の軸受部及び前記第2の軸受部に挿通することによって前記第1のレンズ保持部及び前記第2のレンズ保持部を移動可能にガイドするとともに、光軸に平行に配置した軸部材と、
    端部に前記軸部材の側面に当接する第1の作動部を有するとともに、前記第1のレンズ保持部に配置した第1のピエゾ素子と、
    端部に前記軸部材の側面に当接する第2の作動部を有するとともに、前記第2のレンズ保持部に配置した第2のピエゾ素子とを含み、
    前記第1のピエゾ素子により前記第1のレンズ保持部を前記ガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にするとともに、前記第2のピエゾ素子により前記第2のレンズ保持部を前記ガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にするカメラモジュール。
  2. 前記第1の軸受部は2つの穴部を備え、該2つの穴部間に前記第1の作動部を配置し、
    前記第2の軸受部は2つの穴部を備え、該2つの穴部間に前記第2の作動部を配置した請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記第1の軸受部と前記第2の軸受部をともにその断面がV字形状としたことを特徴とする請求項1又は2記載のカメラモジュール。
  4. 前記第1の軸受部と前記第1のガイド軸受部とを光軸を中心に略対称の位置に配置するとともに、
    前記第2の軸受部と前記第2のガイド軸受部とを光軸を中心に略対称の位置に配置した請求項1〜3いずれかに記載のカメラモジュール。
  5. 光軸と略平行な少なくとも4つの側面を有する略立方体形状を有し、
    前記第1のピエゾ素子と前記第2のピエゾ素子とを第1の側面側に配置し、
    前記軸部材を前記第1の側面側と該第1の側面側に隣り合う第2の側面とで構成される第1の角部近傍に配置し、
    前記ガイド軸部材を前記第1の角部と対向する他の角部に配置する請求項1〜4いずれかに記載のカメラモジュール。
  6. 前記第1のレンズ保持部に配置した第1の位置検出用部材と、
    前記第2のレンズ保持部に配置した第2の位置検出用部材と、
    前記第1の位置検出用部材を検出することで前記第1のレンズ保持部の光軸方向の位置を検出する第1の検出部材と、
    前記第2の位置検出用部材を検出することで前記第2のレンズ保持部の光軸方向の位置を検出する第2の検出部材とをさらに含み、
    前記第1の位置検出用部材を前記第1のレンズ保持部の光学レンズより外周で且つ前記第1の側面側と隣り合う第2の側面側に配置し、
    前記第2の位置検出用部材を前記第2のレンズ保持部の光学レンズより外周で且つ前記第2の側面側に配置した請求項5記載のカメラモジュール。
  7. 前記第1のピエゾ素子及び前記第2のピエゾ素子は略長方形の板状外形を有し、
    前記第1のピエゾ素子は、光軸に対して略直交する方向であって、前記第1のレンズ保持部に保持する前記光学レンズの外周位置に配置し、
    前記第2のピエゾ素子は、光軸に対して略直交する方向であって、前記第2のレンズ保持部に保持する前記光学レンズの外周位置に配置した請求項1〜6いずれかに記載のカメラモジュール。
  8. 前記第1のピエゾ素子の第1の配線部材を前記第1の側面側に配置し、
    前記第2のピエゾ素子の第2の配線部材を前記第2の側面側に配置した請求項5又は6記載のカメラモジュール。
  9. 前記第1のレンズ保持部を被写体側に配置するとともに、前記第2のレンズ保持部を結像側に配置し、
    前記第1のピエゾ素子の前記第1の配線部材をフレキシブル部材で構成するとともに、前記第1のレンズ保持部の被写体側に該第1の配線部材の折り返し部を配置し、
    前記第2のピエゾ素子の前記第2の配線部材をフレキシブル部材で構成するとともに、前記第2のレンズ保持部の結像側に前記第2の配線部材の折り返し部を配置した請求項8記載のカメラモジュール。
  10. 前記第1の配線部材と前記第2の配線部材とに接続する第3の配線部材をさらに設け、
    前記第1のレンズ保持部の移動に伴う前記第1の配線部材の配線スペースを前記第2の側面の前記第1の側面近傍に配置して、
    前記第2のレンズ保持部の移動に伴う前記第2の配線部材の配線スペースを前記第2の側面の前記第1の側面近傍に配置し、
    前記第3の配線部材の前記第1の配線部材と前記第2の配線部材との接続部を前記第2の側面に配置した請求項8又は9記載のカメラモジュール。
  11. 前記第3の配線部材は、さらに前記第1の検出部材と前記第2の検出部材とに接続する請求項10記載のカメラモジュール。
  12. 前記第1のピエゾ素子の駆動に用いる第1のインダクタと、
    前記第2のピエゾ素子の駆動に用いる第2のインダクタとをさらに備え、
    前記第2の側面側に又は前記第1の側面側に前記第1のインダクタと前記第2のインダクタとを配置した請求項5、6、8〜11のいずれかに記載のカメラモジュール。
  13. 前記第1のピエゾ素子の駆動に用いる第1のコンデンサと、
    前記第2のピエゾ素子の駆動に用いる第2のコンデンサとをさらに備え、
    前記第1の側面側に又は前記第2の側面側に前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとを配置した請求項5、6、8〜12のいずれかに記載のカメラモジュール。
  14. 少なくとも1つ以上の光学レンズを保持するとともに光軸方向に移動可能な第1のレンズ保持部と、前記第1のレンズ保持部に配置した第1のガイド軸受部と、前記第1のレンズ保持部に配置した第1の軸受部と、少なくとも1つ以上の光学レンズを保持するとともに光軸方向に移動可能な第2のレンズ保持部と、前記第2のレンズ保持部に配置した第2のガイド軸受部と、前記第2のレンズ保持部に配置した第2の軸受部と、前記第1のガイド軸受部及び前記第2のガイド軸受部と当接することにより前記第1のレンズ保持部及び前記第2のレンズ保持部を移動可能にガイドするとともに、光軸と平行に配置したガイド軸部材と、前記第1の軸受部及び前記第2の軸受部に挿通することによって前記第1のレンズ保持部及び前記第2のレンズ保持部を移動可能にガイドするとともに、光軸に平行に配置した軸部材と、端部に前記軸部材の側面に当接する第1の作動部を有するとともに、前記第1のレンズ保持部に配置した第1のピエゾ素子と、端部に前記軸部材の側面に当接する第2の作動部を有するとともに、前記第2のレンズ保持部に配置した第2のピエゾ素子とを含み、前記第1のピエゾ素子により前記第1のレンズ保持部を前記ガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にするとともに、前記第2のピエゾ素子により前記第2のレンズ保持部を前記ガイド軸部材に沿って光軸方向に移動可能にするカメラモジュールと、
    操作部材と、表示部材と、バッテリーと、通信部と、
    前記カメラモジュール、前記表示部材、前記バッテリー及び前記通信部を収納すると共に厚さ寸法を略前記カメラモジュールの高さに制限した筐体と、を含むことを特徴する携帯端末。
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