JP2006094157A - 光信号伝送システムの親局装置 - Google Patents

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啓行 茎田
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Abstract

【課題】 複数の子局装置と通信可能に接続し、通信可能に接続された子局装置との間で光信号を通信する光信号伝送システムの親局装置で、子局装置からの受信信号についてノイズを低減する。
【解決手段】 子局装置から送信される光信号を受信処理する複数の受信処理系を備え、それぞれの受信処理系は子局装置から送信される光信号を受信して電気信号へ変換する光電気変換手段F1〜FNと、当該電気信号を増幅する増幅手段G1〜GNを有する。合成手段12が複数の受信処理系で増幅された信号を合成する。それぞれの受信処理系毎に、電気信号レベル検出手段F1〜FNが電気信号のレベルを検出し、増幅制御手段が検出されたレベルに応じて増幅処理をオフ状態或いはオン状態とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光信号伝送システムにおいて、複数の子局装置と接続することが可能な親局装置に関し、特に、子局装置から受信する信号についてノイズを低減した親局装置に関する。
例えば、光信号伝送システムでは、基地局装置とトンネル等の電波不感地帯との間における電波の中継を行うために、親局装置(MU)と子局装置(SU)といった光信号伝送装置の間で光信号により中継を行う。具体的には、基地局装置から送信されてきた電波は、親局装置で受信され、親局装置内で電気信号から光信号へ変換され、光ファイバを介してトンネル等の電波不感地帯に設置された子局装置へ送信される。子局装置で受信された光信号は、再び電気信号へ変換され、子局装置に接続されたアンテナを介して無線周波数(RF:Radio Frequency)信号として出力され、各携帯端末装置まで送信される。携帯端末装置側からの信号は、アンテナで受信され、上記したのとは逆方向に電気/光変換及び光/電気変換が行われて、最終的に基地局装置へ送信される。親局装置と子局装置との間は光信号ケーブルにより接続される。1台の親局装置に対して、複数台の子局装置を接続することが可能である。また、親局装置の上位側には、電話回線を介して監視局装置が接続される。
また、親局装置と子局装置との間では、監視系信号を用いた親子通信により、監視や制御に関する情報のやり取りができるようになっている。具体的には、RF信号とは別の周波数帯を使用して、RF信号と重畳させて、光信号ケーブルを介して監視系信号を通信する。
第1の従来例(後述する本発明の第1実施例と対応するもの)を説明する。
図8には、例えば子局装置との間で監視系信号を通信するために親局装置に設けられる光/電気変換処理部(O/E(Optical/Electrical)変換処理部)91の構成例を示してあり、また、1台の子局装置が接続された場合におけるO/E変換処理部91内部でのノイズの大きさの一例を示してある。
本例のO/E変換処理部91では、8個の入力ポート部X1〜X8があり、1個の入力ポート部X1には子局装置からの光信号が入力され、他の入力ポート部X2〜X8には子局装置が接続されていない。各入力ポート部X1〜X8から入力される光信号は、各フォトダイオード(PD:Photo Diode)部Y1〜Y8により電気信号へ変換された後に、各電力増幅器(AMP)Z1〜Z8により増幅されて、例えば方向性結合器から成る合成部101により合成される。当該合成信号は、出力端102から出力される。
この場合に、子局装置に接続されていない入力ポート部(未使用ポート部)X2〜X8の自然ノイズが増幅されて合成されるため、装置としての信号対雑音比(CNR:Carrier to Noise Ratio、或いは、S/N:Signal to Noise)が悪くなってしまう。
図8(a)〜(d)に、O/E変換処理部91内部のそれぞれの箇所におけるノイズの大きさの一例を示してある。図8(b)に示される自然ノイズに対して図8(c)に示される電力増幅器Z1〜Z8に起因するノイズがあり未使用ポート部のノイズとなるため、図8(a)に示される合成前のCNR或いはS/N比の値と比べて、図8(d)に示される合成後のCNR或いはS/N比の値が、未使用ポート部のノイズ分だけ劣化する。
第2の従来例(後述する本発明の第2実施例と対応するもの)を説明する。
親局装置と子局装置との間で監視系信号を伝送する場合、例えば、アナログ信号で伝送が行われる。また、監視系信号の出力レベルを上げると、本線のRF信号と干渉して悪影響を与えることが知られている。このような理由から、低い信号レベルであっても通信品質の確保が可能である周波数シフトキーイング(FSK:Frequency Shift Keying)変復調方式を採用して、親局装置が複数の子局装置に対してポーリングによる通信を行う構成が用いられている。
しかしながら、この方式はCNR或いはS/N比により伝送品質が大きく変動することから、本線のRF信号レベルとの干渉無く通信するためには、監視系信号を極めて低い信号レベルに設定しなければならない。しかも、光伝搬ロスが大きい場合などには、CNR或いはS/N比が劣化して、伝送品質が悪くなってしまうという問題もあり、いかにノイズを小さくするかが伝送品質に関する問題であった。
図9には、1台の親局装置31に対して複数である2台の子局装置J1、J2が接続されて親子通信が行われる構成の一例を示してある。なお、説明の便宜上から、後述する本発明の第2実施例に係る図7に示されるのと同様な構成部については同一の符号を用いて示してあるが、本発明を限定する意図は全く無い。
図9に示されるように、1台の親局装置31により複数の子局装置J1、J2との間で監視系信号を通信することが可能である。
しかしながら、この方法では、子局装置J1、J2の接続数が多くなると、それにあわせて、子局装置J1、J2から親局装置31への上り方向におけるノイズ(自然ノイズ+オペアンプO1、O2による増幅ノイズ)が加算されてしまい、本線信号のCNR或いはS/N比が悪くなり、伝送品質に影響が出てしまう。
特開平11−252616号公報
上記従来例で示したように、光信号伝送システムにおける親局装置では、複数の子局装置と接続することが可能な構成において、子局装置からの上り信号をO/E変換後に合成する際に、信号の有無に関わらず全ての子局装置からの信号を合成していたため、例えば、一部の子局装置と接続されていない場合や、一部の子局装置からの信号が無い場合には、未使用部分の増幅器のノイズが通信品質を劣化させてしまうといった不具合があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、光信号伝送システムにおいて、複数の子局装置と接続することが可能であって、例えば一部の子局装置が接続されていない場合や、一部の子局装置からの信号が無い場合においても、子局装置から受信する信号についてノイズを低減することができる親局装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る親局装置では、光信号伝送システムにおいて、複数の子局装置と通信可能に接続することが可能であり、通信可能に接続された子局装置との間で光信号を通信する構成において、次のような構成とした。
すなわち、当該親局装置は、子局装置から送信される光信号を受信処理する複数の受信処理系を備えた。
それぞれの前記受信処理系では、光電気変換手段が子局装置から送信される光信号を受信して電気信号へ変換し、増幅手段が前記光電気変換手段により変換された電気信号を増幅する。
当該親局装置では、合成手段が、複数の前記受信処理系の前記増幅手段により増幅された信号を合成する。
また、当該親局装置では、それぞれの前記受信処理系毎に、電気信号レベル検出手段が前記光電気変換手段により変換された電気信号のレベルを検出し、そして、増幅制御手段が、前記電気信号レベル検出手段により検出されたレベルが所定の閾値以下である場合或いは所定の閾値未満である場合には前記増幅手段による増幅処理をオフ状態とする一方で、前記電気信号レベル検出手段により検出されたレベルが所定の閾値を超える場合或いは所定の閾値以上である場合には前記増幅手段による増幅処理をオン状態とする。
従って、親局装置では、例えばそれぞれ異なる子局装置と接続された複数の受信処理系のうちで、検出された信号のレベルが比較的大きい受信処理系については子局装置からの受信信号が存在するとみなして増幅手段をオンにして受信信号を合成し、検出された信号のレベルが比較的小さい受信処理系については子局装置からの受信信号が存在せずにノイズであるとみなして増幅手段をオフにして受信信号を合成しないようにする。これにより、例えば、一部の子局装置が接続されていない場合や、一部の子局装置からの信号が無い場合においても、子局装置から受信する信号についてノイズを低減することができ、品質の良い通信を行うことができる。
ここで、親局装置と接続可能な複数の子局装置の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、親局装置と子局装置との間で通信される光信号としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、監視や制御に関する信号を用いることができる。
また、受信処理系の構成や、受信処理の内容としては、種々なものが用いられてもよい。
また、信号のレベルとしては、種々なものが用いられてもよく、例えば、電圧のレベルなどを用いることができる。
また、所定の閾値としては、種々な値が用いられてもよく、例えば、子局装置からの受信信号が存在するか否かを判定するための値が用いられる。
また、増幅手段による増幅処理をオフ状態とする手法やオン状態とする手法としては、例えば、増幅手段として用いられる増幅器への電源の供給をオフ状態とする態様やオン状態とする態様を用いることができる。
また、電気信号レベル検出手段や、増幅制御手段としては、例えば、それぞれの受信処理系毎に別個に備えられてもよく、或いは、複数の受信処理系について共通に備えられて時分割などで別個に運用されてもよい。
本発明に係る親局装置では、光信号伝送システムにおいて、複数の子局装置と通信可能に接続することが可能であり、通信可能に接続された子局装置との間で光信号を通信する構成において、次のような構成とした。
すなわち、当該親局装置は、子局装置から送信される光信号を受信処理する複数の受信処理系を備えた。
それぞれの前記受信処理系では、光電気変換手段が子局装置から送信される光信号を受信して電気信号へ変換し、増幅手段が前記光電気変換手段により変換された電気信号を増幅する。
当該親局装置では、受信処理系選択手段が複数の前記受信処理系のうちから特定の受信処理系を選択し、復調手段が前記受信処理系選択手段により選択された受信処理系の前記増幅手段により増幅された信号の合成結果を復調する。
従って、親局装置では、例えばそれぞれ異なる子局装置と接続された複数の受信処理系のうちで、子局装置からの受信信号が存在すると予想される受信処理系における受信信号のみが選択されてその合成結果が復調される。これにより、例えば、一部の子局装置が接続されていない場合や、一部の子局装置からの信号が無い場合においても、子局装置から受信する信号についてノイズを低減することができ、品質の良い通信を行うことができる。
ここで、親局装置と接続可能な複数の子局装置の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、親局装置と子局装置との間で通信される光信号としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、監視や制御に関する信号を用いることができる。
また、受信処理系の構成や、受信処理の内容としては、種々なものが用いられてもよい。
また、複数の受信処理系のうちから特定の受信処理系を選択する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、子局装置からの受信信号が存在すると予想される受信処理系のみを選択するような態様を用いることができ、具体例として、ポーリング通信などのように応答してくる子局装置が特定される場合に当該特定される子局装置が接続された受信処理系のみを選択するような態様を用いることができる。
また、複数の受信処理系のうちから選択する特定の受信処理系の数としては、例えば、1つであってもよく、或いは、2つ以上であってもよい。なお、1つの受信処理系のみが選択される場合には、当該受信処理系における受信信号が、選択された受信処理系の増幅手段により増幅された信号の合成結果に相当する。
また、復調手段により復調を行う方式としては、例えば、受信信号に対して送信側(子局装置)で施された変調の方式に対応した方式が用いられる。
以上説明したように、本発明に係る光信号伝送システムの親局装置によると、複数の受信処理系のそれぞれにおいて子局装置から送信される光信号を受信して電気信号へ変換して当該電気信号を増幅し、これら複数の受信処理系で増幅された信号を合成するに際して、それぞれの受信処理系毎に、前記変換した電気信号のレベルを検出し、当該検出したレベルが所定の閾値以下である場合或いは所定の閾値未満である場合には前記増幅の処理をオフ状態とする一方、当該検出したレベルが所定の閾値を超える場合或いは所定の閾値以上である場合には前記増幅の処理をオン状態とするようにしたため、例えば、一部の子局装置が接続されていない場合や、一部の子局装置からの信号が無い場合においても、子局装置から受信する信号について未使用ポート部分に係るノイズを低減することができ、品質の良い通信を行うことができる。
また、本発明に係る光信号伝送システムの親局装置によると、複数の受信処理系のそれぞれにおいて子局装置から送信される光信号を受信して電気信号へ変換して当該電気信号を増幅するに際して、これら複数の受信処理系のうちから特定の受信処理系を選択し、当該選択した受信処理系で増幅された信号の合成結果を復調するようにしたため、例えば、一部の子局装置が接続されていない場合や、一部の子局装置からの信号が無い場合においても、子局装置から受信する信号について未使用ポート部分に係るノイズを低減することができ、品質の良い通信を行うことができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本発明の第1実施例を説明する。
図1には、本発明の一実施例に係るアナログ光信号伝送システムの構成例を示してある。
本例のアナログ光信号伝送システムは、各事業者の基地局無線送受信装置である基地局装置(BTS:Base Transceiver Station)1a〜1cと、光信号を伝送する親局装置2と、光信号を伝送する複数であるN台の子局装置A1〜ANと、各子局装置A1〜ANに設けられたアンテナB1〜BNと、携帯機3を備えている。
本例では、1台の親局装置2に対する子局装置の最大接続数がNとなっている。
親局装置2は、各基地局装置1a〜1cと、下り回線及び上り回線を介して接続されている。
また、親局装置2は、各子局装置A1〜ANと、光ファイバから成る下り回線C1〜CN及び光ファイバから成る上り回線D1〜DNを介して接続されている。
なお、下りの方向は親局装置2側から子局装置A1〜AN側への方向を表しており、上りの方向は子局装置A1〜AN側から親局装置2側への方向を表している。
親局装置2から子局装置A1〜ANへの下り回線では、各事業者の基地局装置1a〜1cからのRF信号を親局装置2の電気/光変換処理部(E/O(Electrical/Optical)変換処理部)により光信号へ変換した後に、光ファイバC1〜CNによって接続された子局装置A1〜ANへ伝送する。子局装置A1〜ANでは、親局装置2から受信した光信号を無線高周波信号(RF信号)へ再変換した後に、所定の電力まで増幅して、アンテナB1〜BNを介して放射することによりサービスエリアを確保する。
子局装置A1〜ANから親局装置2への上り回線では、携帯機3からの無線高周波信号(RF信号)をアンテナB1〜BN経由で受信し、子局装置A1〜ANで増幅して、レーザダイオード(LD:Laser Diode)により光信号へ変換した後に、光ファイバD1〜DNにより親局装置2へ伝送する。親局装置2の光/電気変換処理部(O/E変換処理部)では、子局装置A1〜ANから受信した光信号を無線高周波信号(RF信号)へ再変換して、各事業者の基地局装置1a〜1cの受信ポート部へ送出する。これにより、携帯電話の通信を可能としている。
次に、親局装置2に設けられて、上り回線D1〜DNによる通信で使用されるO/E変換処理部について説明する。
図2には、親局装置2などの光信号伝送装置に設けられるO/E変換処理部11の構成例を示してある。
本例のO/E変換処理部11は、複数であるN個の入力ポート部E1〜ENと、各入力ポート部E1〜ENに対応したフォトダイオード(PD)部F1〜FN及び電力増幅器(AMP)G1〜GNと、これらN個の入力を合成する例えば方向性結合器から成る合成部12と、合成部12による合成結果を出力する出力端13を備えている。
本例のO/E変換処理部11では、光信号を入力するためのN個の入力ポート部E1〜ENを有しており、子局装置A1〜ANからの光信号をPD部F1〜FNにより電流へ変換して抵抗で電圧変換した信号を制御部へ伝送することにより、受光レベルを監視する。その後、PD部F1〜FNにより電気変換された信号は、電力増幅器G1〜GNにより増幅されて、合成部12により合成されて、出力端13から出力される。
次に、各電力増幅器G1〜GNを制御するための増幅器制御回路について説明する。
本例では、未使用ポート部に起因したノイズの増幅合成を低減するために、PD部F1〜FNの受光レベル監視回路に増幅器制御回路を設け、PD部F1〜FNの受光レベルに相当する電圧値(Vin)が基準値電圧(Vrefmin)以下である場合には、対応する電力増幅器G1〜GNを動作させないように制御する。
ここで、基準値電圧Vrefminとしては、規定の受光レベルと比べて十分に低い値を用いている。
図3には、各入力ポート部E1〜EN毎に設けられる増幅器制御回路の構成例を示してある。
本例の増幅器制御回路は、図示されるように、抵抗H1〜H5や、コンデンサIや、コンパレータ22や、トランジスタ23を組み合わせて構成されており、入力端21から入力される電圧値に応じて、出力する増幅器制御信号が決定される。
本例の増幅器制御回路では、各PD部F1〜FNにより得られた受光電圧値Vinが例えばローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)を通過した後に入力端21に入力され、入力された受光電圧値Vinが基準値電圧Vrefminと比べて大きい場合には対応する電力増幅器G1〜GNに対して増幅器を動作させる(オンにする)制御信号が出力され、入力された受光電圧値Vinが基準値電圧Vrefminと比べて小さい場合には対応する電力増幅器G1〜GNに対して増幅器を動作させない(オフにする)制御信号が出力される。
具体的には、それぞれの入力ポート部E1〜ENに対応した増幅器制御回路では、コンパレータ22に、対応するPD部F1〜FNからの受光電圧値Vinが入力されるとともに、予め設定された基準値電圧Vrefminが入力される。コンパレータ22では、入力された受光電圧値Vinが基準地電圧Vrefminと比べて小さい場合には出力電圧Voutとしてハイ(HIGH)の電圧値を出力し、入力された受光電圧値Vinが基準地電圧Vrefminと比べて大きい場合には出力電圧Voutとしてロウ(LOW)の電圧値を出力する。
また、トランジスタ23では、コンパレータ22からの出力電圧Voutを入力し、当該出力電圧Voutがハイ(HIGH)である場合には対応する電力増幅器G1〜GNの電源をオフにするための制御信号を出力し、当該出力電圧Voutがロウ(LOW)である場合には対応する電力増幅器G1〜GNの電源をオンにするための制御信号を出力する。
例えば、或る入力ポート部E1〜ENに子局装置が接続されていない場合や、或る入力ポート部E1〜ENに接続された子局装置A1〜ANからPD部F1〜FNにより受光するレベルが過小である場合(Vin<Vrefminである場合)には、コンパレータ22からハイ(HIGH)信号が出力されてトランジスタ23がオンすることで、プルアップしている+5Vとグラウンド(GND)とが短絡して、この結果、トランジスタ23からロウ(LOW)の信号が出力されて、過小受光レベル時には電力増幅器G1〜GNがオフとなる。
一方、或る入力ポート部E1〜ENに接続された子局装置A1〜ANからPD部F1〜FNにより受光するレベルが十分なレベルである場合(Vin>Vrefminである場合)には、コンパレータ22からロウ(LOW)信号が出力されてトランジスタ23が動作しない(オフする)ことにより、トランジスタ23からハイ(HIGH)の信号が出力されて、電力増幅器G1〜GNに電源が供給されて電力増幅器G1〜GNがオンになる。
以上のように、本例の光信号伝送システムの親局装置2では、O/E変換処理部11において、各PD部F1〜FNにより常に各子局装置A1〜ANからの受光レベルを検波し、受光した光信号のレベルVinが所定の基準値Vrefmin以下である場合には、該当する入力ポート部E1〜ENの電力増幅器G1〜GNを動作させない。つまり、それぞれの子局装置A1〜ANからの信号の有無を検知して、当該検知結果に基づいて、無入力の入力ポートE1〜ENについては電力増幅器G1〜GNの電源をオフにして、信号がある子局装置A1〜ANについてのみ増幅及び合成を行う。このように、不必要な電力増幅器G1〜GNの電源をオフにしてノイズだけが加算されないようにすることで、増幅ノイズの合成を防いで、CNR或いはS/N比の改善を図る。
従って、本例の親局装置2では、O/E変換処理部11において、未使用ポート部E1〜ENの電力増幅器G1〜GNを動作させないことで、増幅ノイズの合成を防ぎ、CNR或いはS/N比を改善することができ、信号合成による伝送品質劣化を防止することができる。本例では、O/E変換処理部11における未使用ポート部E1〜ENについて自然ノイズの増幅合成を改善することができ、上り回線D1〜DNにおいて低雑音な装置の運用を可能にすることができる。
例えば、アナログ光ファイバ伝送では、特に上り回線D1〜DNにおいて、非常に広い受信ダイナミックレンジが必要である。これは、子局装置A1〜ANにおける無線信号(RF信号)の受信レベルが、子局装置A1〜ANと携帯機3との間の距離の影響により大幅に変動するためである。このようにアナログ光ファイバ伝送においては極めて低雑音であることが要求されるところ、本例では、親局装置2のO/E変換処理部11で未使用ポート部E1〜ENがある場合においても、CNR或いはS/N比の劣化を防ぐことができ、良品質な光伝送を可能にすることができる。
なお、本例の親局装置2では、最大でN台の子局装置A1〜ANと通信可能に接続することが可能であり、各入力ポート部E1〜ENに対応したフォトダイオード部F1〜FNの機能や電力増幅器G1〜GNの機能により受信処理系が構成されており、各フォトダイオード部F1〜FNの機能により光電気変換手段や電気信号レベル検出手段が構成されており、各電力増幅器G1〜GNの機能により増幅手段が構成されており、合成部12の機能により合成手段が構成されており、例えば各フォトダイオード部F1〜FNと各電力増幅器G1〜GNとの間に設けられた図3に示されるような増幅器制御回路の機能により増幅制御手段が構成されている。
本発明の第2実施例を説明する。
図4には、本発明の一実施例に係るアナログ光信号伝送システムの構成例を示してある。
本例のアナログ光信号伝送システムは、親局装置31と、複数であるn台の子局装置J1〜Jnと、n組の光回線(下り回線及び上り回線)K1〜Knと、基地局装置(BTS)32と、モデム(MODEM)33と、監視局装置(MON)34と、電話回線などの回線35を備えている。
親局装置31は、それぞれの子局装置J1〜Jnとそれぞれの光回線K1〜Knを介して接続されており、また、親局装置32と接続されている。
また、親局装置31は、モデム33と接続されており、当該モデム33及び回線35を介して監視局装置34と接続されている。
なお、基地局装置32と親局装置31との間で伝送される高周波信号(RF信号)は、例えば、同軸ケーブル等の有線接続により伝送されてもよく、或いは、無線接続により伝送されてもよい。
まず、参考として、図5及び図6を参照して、親局装置31と子局装置Jとが1対1で接続された場合の構成例を示す。
図5には、基地局装置32と携帯機との間で通信されるRF信号を光信号として中継するための構成部分について、親局装置31の構成例及び子局装置Jの構成例を示してある。
親局装置31と子局装置Jとは、下り通信に使用される光信号ケーブル(下り光信号ケーブル)36及び上り通信に使用される光信号ケーブル(上り光信号ケーブル)37を介して接続されている。
親局装置31は、下り通信用にRF信号増幅部(下りRF信号増幅部)41及び電気/光変換部(下り電気/光変換部)42を備えており、上り通信用に光/電気変換部(上り光/電気変換部)43及びRF信号増幅部(上りRF信号増幅部)44を備えており、下り通信と上り通信に共通に監視制御部45を備えている。
子局装置Jは、下り通信用に光/電気変換部(下り光/電気変換部)51及びRF信号増幅部(下りRF信号増幅部)52を備えており、上り通信用にRF信号増幅部(上りRF信号増幅部)53及び電気/光変換部(上り電気/光変換部)54を備えており、下り通信と上り通信に共通に監視制御部55を備えている。
図6には、親局装置31と子局装置Jとの間で監視系信号を親子通信(装置間監視用通信)するための構成部分について、親局装置31の構成例及び子局装置Jの構成例を示してある。
ここで、下り光信号ケーブル36及び上り光信号ケーブル37は、RF信号の中継に係る光信号と、監視系信号に係る光信号とで共通となっており、これらの信号が重畳されて伝送される。
なお、図6では、説明の便宜上から、RF信号に係る本線信号についての構成部分については、省略してある。
親局装置31は、例えば図5に示される監視制御部45と共通な或いは別個な監視制御部61や、例えば図5に示されるのと共通な下り電気/光変換部42及び上り光/電気変換部43を備えている。
親局装置31の監視制御部61は、FSKにより送信信号を変調するFSK送信信号変調部62や、FSKにより受信信号を復調するFSK受信信号復調部63や、例えばMPU(Micro Processor Unit)から成るマイコン部(親局マイコン部)64を備えている。
子局装置Jは、例えば図5に示される監視制御部55と共通な或いは別個な監視制御部71や、例えば図5に示されるのと共通な下り光/電気変換部51及び上り電気/光変換部54を備えている。
子局装置Jの監視制御部71は、FSKにより受信信号を復調するFSK受信信号復調部72や、FSKにより送信信号を変調するFSK送信信号変調部73や、例えばMPUから成るマイコン部(子局マイコン部)74を備えている。
親局装置31では、親局マイコン部64から出力された監視系信号のシリアル信号が、FSK送信信号変調部62に入力される。FSK送信信号変調部62から出力されたアナログ信号は、下り電気/光変換部42に入力され、下り光信号ケーブル36を介して子局装置Jへ送られる。子局装置Jでは、親局装置31から受信された光信号が、光/電気変換部51により光信号から電気信号へ変換され、FSK受信信号復調部72に入力される。FSK受信信号復調部72では当該電気信号が対応するデジタル信号に復調され、当該復調結果が子局マイコン部74に入力される。
以上が下り回線による親局装置31から子局装置Jへの伝送の一例であり、上り回線による子局装置Jから親局装置31への伝送についても同様である。
次に、図7を参照して、親局装置31と子局装置J1〜Jnとが1対複数で接続された場合の構成例を示す。本例では、親局装置31と子局装置J1、J2とが1対2で接続された場合の構成例を示す。
図7には、1台の親局装置31と2台の子局装置J1、J2とを接続した場合の構成例を示してある。
親局装置31と第1の子局装置J1とは、下り通信に使用される光信号ケーブル(下り光信号ケーブル)L1及び上り通信に使用される光信号ケーブル(上り光信号ケーブル)M1を介して接続されている。
親局装置31と第2の子局装置J2とは、下り通信に使用される光信号ケーブル(下り光信号ケーブル)L2及び上り通信に使用される光信号ケーブル(上り光信号ケーブル)M2を介して接続されている。
親局装置31は、下り通信用に、FSK送信信号変調部81と、例えばオペアンプから成る増幅部(下り信号増幅部)82と、電気/光変換部(下り電気/光変換部)83と、例えば1対2の光カプラから成る光分配部84を備えており、上り通信用に、2個の光/電気変換部(上り光/電気変換部)N1、N2と、例えばオペアンプから成る2個の増幅部(上り信号増幅部)O1、O2と、信号セレクタ85と、FSK受信信号復調部86を備えており、また、下り通信と上り通信に共通にマイコン部(親局マイコン部)87を備えている。
ここで、光分配器84は、それぞれの下り光信号ケーブルL1、L2を介して、それぞれの子局装置J1、J2と接続されている。
また、それぞれの上り光/電気変換部N1、N2は、それぞれの上り光信号ケーブルM1、M2を介して、それぞれの子局装置J1、J2と接続されている。
それぞれの子局装置J1、J2は、下り通信用に、光/電気変換部(下り光/電気変換部)P1、P2と、例えばオペアンプから成る増幅部(下り信号増幅部)Q1、Q2と、FSK受信信号復調部R1、R2を備えており、上り通信用に、FSK送信信号変調部T1、T2と、例えばオペアンプから成る増幅部(上り信号増幅部)U1、U2と、電気/光変換部(上り電気/光変換部)V1、V2を備えており、また、下り通信と上り通信に共通にマイコン部(子局マイコン部)W1、W2を備えている。
このような構成で1対複数の通信を行う場合には、例えば、親局装置31は子局装置J1、J2に対して同報通信を行い、対応した子局装置J1、J2のみが返信を行う。また、例えば、親局装置31はポーリングにより各子局装置J1、J2と親子通信を行う。
このような条件において行われる通信の方式では、予め、親局装置31が送信する下り信号により子局装置J1、J2からの上り受信信号の通信経路が把握される。つまり、親局装置31では、いずれの子局装置J1、J2からの信号を受信するのかを把握することができる。
そこで、本例の親局装置31では、上り信号の受信系において、信号合成回路の直前に信号セレクタ85を設けてあり、信号セレクタ85により子局装置J1、J2からの通信経路を選択することにより、信号合成による上り信号増幅部(例えば、オペアンプ)O1、O2のノイズの加算を防ぐことができ、子局装置J1、J2が複数台接続される光信号伝送システムにおける親子通信の伝送品質を一定に保つことができる。
具体的には、親局装置31では、第1の子局装置J1に対して監視系信号を送信して第1の子局装置J1からの応答信号を受信する場合には、親局マイコン部87から信号セレクタ85へ出力されるスイッチ制御信号(SW制御信号)により、第1の子局装置J1が接続される上り信号増幅部O1とFSK受信信号復調部86とを接続する一方、第2の子局装置J2が接続される上り信号増幅部O2とFSK受信信号復調部86とは接続しないようにして、第1の子局装置J1からの応答信号のみが上り光/電気変換部N1及び上り信号増幅部O1を介してFSK受信信号復調部86に入力されるように制御する。同様に、第2の子局装置J2に対して監視系信号を送信して第2の子局装置J2からの応答信号を受信する場合には、上り信号増幅部O2のみを受信信号復調部86と接続するように、信号セレクタ85を制御する。
以上のように、本例の光信号伝送システムでは、親局装置31と複数の子局装置J1〜Jnとの各装置には電気/光変換部及び光/電気変換部を備え、親局装置31と各子局装置J1〜Jnとの間を光ファイバで結び、送信側の装置では伝送すべき電気信号を光信号へ変換して送信し、受信側の装置では受信した光信号を電気信号へ変換して元の電気信号を取り出す双方向伝送を行うに際して、次のような処理を行う。
すなわち、親局装置31では、各子局装置J1〜Jnの装置状態を監視するために、当該監視に係る情報を光ファイバ網を利用して伝送(送信や受信)する制御を行う。そして、親局装置31では、子局装置J1〜Jnから受信される親子通信信号(監視系信号)について光/電気変換後に合成を行うことにより複数の子局装置J1〜Jnが接続され得る構成において、ポーリング時に、応答が予想される子局装置J1〜Jnのみについて受信部の増幅器(本例では、上り信号増幅部O1、O2)からの出力をスイッチ(本例では、信号セレクタ85)で選択することにより、信号のある子局装置J1〜Jnからの受信信号のみが合成されるようにする。
従って、本例の親局装置31では、信号合成の構成を用いてポーリングにより複数の子局装置J1〜Jnと親子通信する場合に、信号セレクタ85により合成する信号を選択することで、受信処理が必要となる上り信号増幅部O1、O2からの信号のみを合成して、受信処理が不必要な上り信号増幅部O1、O2からの信号を合成しないことにより、信号合成によるCNR或いはS/N比といった伝送品質の劣化を改善することができる。
なお、本例の親局装置31では、最大でn台の子局装置J1〜Jn(図7の例では、n=2)と通信可能に接続することが可能であり、各上り光/電気変換部N1、N2の機能や各上り信号増幅部O1、O2の機能により受信処理系が構成されており、各上り光/電気変換部N1、N2の機能により光電気変換手段が構成されており、各上り信号増幅部O1、O2の機能により増幅手段が構成されており、親局マイコン部87の機能や信号セレクタ85の機能により受信処理系選択手段が構成されており、FSK受信信号復調部86の機能により復調手段が構成されている。
ここで、本発明に係る光信号伝送システムや光信号伝送装置(親局装置や子局装置)などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、例えば移動通信システムなどの種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る光信号伝送システムや光信号伝送装置(親局装置や子局装置)などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の第1実施例に係る光信号伝送システムの構成例を示す図である。 本発明の第1実施例に係る光信号伝送装置の光/電気変換処理部(O/E変換処理部)の構成例を示す図である。 本発明の第1実施例に係る光信号伝送装置の光/電気変換処理部(O/E変換処理部)の増幅器制御回路(AMP制御回路)の構成例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る光信号伝送システムの構成例を示す図である。 親局装置と子局装置との間で通信を行う処理部の一例を示す図である。 親局装置と子局装置とが1対1で接続された場合における監視用通信を行う処理部の一例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る親局装置と子局装置とが1対2で接続された場合における監視用通信を行う処理部の一例を示す図である。 光信号伝送装置の光/電気変換処理部(O/E変換処理部)におけるノイズの一例を示す図である。 親局装置と子局装置とが1対2で接続された場合における監視用通信を行う処理部の一例を示す図である。
符号の説明
1a〜1c、32・・基地局装置(BTS)、 2、31・・親局装置(MU)、 3・・携帯機、 11、91・・光/電気変換処理部(O/E変換処理部)、 12、101・・合成部、 13、102・・出力端、 21・・入力端、 22・・コンパレータ、 23・・トランジスタ、 33・・モデム、 34・・監視局装置、 35・・回線、 36、37、L1、L2、M1、M2・・光信号ケーブル、 41、44、52、53、82、O1、O2、Q1、Q2、U1、U2・・信号増幅部、 42、54、83、V1、V2・・電気/光変換部、 43、51、N1、N2、P1、P2・・光/電気変換部、 45、55、61、71・・監視制御部、 62、73、81、T1、T2・・FSK送信信号変調部、 63、72、86、R1、R2・・FSK受信信号復調部、 64、74、87、W1、W2・・マイコン部、 84・・光分配部、 85・・信号セレクタ、 A1〜AN、J1〜Jn、J・・子局装置(SU)、 B1〜BN・・アンテナ、 C1〜CN、D1〜DN・・光ファイバ、 E1〜EN、X1〜X8・・入力ポート部、 F1〜FN、Y1〜Y8・・フォトダイオード部(PD部)、 G1〜GN、Z1〜Z8・・電力増幅器(AMP)、 H1〜H5・・抵抗、 I・・コンデンサ、 K1〜Kn・・光回線、

Claims (2)

  1. 光信号伝送システムにおいて、複数の子局装置と通信可能に接続することが可能であり、通信可能に接続された子局装置との間で光信号を通信する親局装置において、
    当該親局装置は、子局装置から送信される光信号を受信処理する複数の受信処理系を備え、
    それぞれの前記受信処理系は、子局装置から送信される光信号を受信して電気信号へ変換する光電気変換手段と、前記光電気変換手段により変換された電気信号を増幅する増幅手段と、を有し、
    当該親局装置は、複数の前記受信処理系の前記増幅手段により増幅された信号を合成する合成手段と、それぞれの前記受信処理系毎に前記光電気変換手段により変換された電気信号のレベルを検出する電気信号レベル検出手段と、それぞれの前記受信処理系毎に前記電気信号レベル検出手段により検出されたレベルが所定の閾値以下である場合或いは所定の閾値未満である場合には前記増幅手段による増幅処理をオフ状態とする一方で前記電気信号レベル検出手段により検出されたレベルが所定の閾値を超える場合或いは所定の閾値以上である場合には前記増幅手段による増幅処理をオン状態とする増幅制御手段と、を備えた、
    ことを特徴とする親局装置。
  2. 光信号伝送システムにおいて、複数の子局装置と通信可能に接続することが可能であり、通信可能に接続された子局装置との間で光信号を通信する親局装置において、
    当該親局装置は、子局装置から送信される光信号を受信処理する複数の受信処理系を備え、
    それぞれの前記受信処理系は、子局装置から送信される光信号を受信して電気信号へ変換する光電気変換手段と、前記光電気変換手段により変換された電気信号を増幅する増幅手段と、を有し、
    当該親局装置は、複数の前記受信処理系のうちから特定の受信処理系を選択する受信処理系選択手段と、前記受信処理系選択手段により選択された受信処理系の前記増幅手段により増幅された信号の合成結果を復調する復調手段と、を備えた、
    ことを特徴とする親局装置。
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JP2008053932A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 光伝送装置
JP2008091984A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Oki Electric Ind Co Ltd 光伝送システム

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