JP2006092044A - 電力取引入札注文表示方法と装置、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力取引のスポット市場における複数商品の入札注文を一覧表示することにより、複数商品の入札注文の全体像を視覚的に容易に認識して、必要な情報を効率よく把握して的確に評価可能とする。
【解決手段】 ユーザの入力操作に応じて、インタフェース部2により、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合に、データ作成部11は、各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを記憶部3に保存する。表示制御部12は、インタフェース部2を通じて、一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ユーザの入力操作に応じて、インタフェース部2により、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合に、データ作成部11は、各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを記憶部3に保存する。表示制御部12は、インタフェース部2を通じて、一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電力取引のスポット市場における複数商品の入札注文を一覧表示するための技術に関するものである。
欧米諸国における卸電力取引市場の開設・発展を背景として、日本国内においても、電力自由化が徐々に進められており、2005年には卸電力取引市場の開設が予定されている。この卸電力取引市場には、既存の電力会社に加えて、多様な分野から多くの企業が参入することが予想されている。
卸電力取引市場の参加者にとって重要なことは、入札戦略や需要、発電設備、送電線容量による制約などが、電力価格と収益にどのような影響を与えるのかを正しく理解することであるが、そのためには、卸電力取引市場における電力取引をコンピュータ上で仮想的に実現(シミュレーション)して電力取引戦略を評価し、最善な取引を探求することが必要である。
従来、金融市場や商品取引市場などを対象として、当該市場における取引機能と評価機能を実現するための技術としては、各種のシステムが提案されている。これらのシステムでは、需要と供給に基づいて最適な取引量と価格が決定される。図33は、このような需要と供給の入札曲線を示している。この図33に示すように、供給価格の安い方と需要価格の高い方から、それぞれ注文量を積み上げ、価格が均衡した点で落札される。
ところで、電力取引は、需要と供給が常に一致する商品でなければならないという性質や、商品の受け渡しが電力系統を使って行われるために送電線混雑の発生を考慮した値決めを行う等の制約があり、金融取引や商品取引とは本質的に性質が異なる。そのため、上記のような従来の金融取引や商品取引システムをそのまま適用しただけでは、このような電力取引市場としての機能を実現することはできない。
既に運営されている諸外国の電力取引市場の例では、1日前の需要予測に基づいた入札を行い、各時間毎の1日分の決済をオークションにより行う「スポット市場」と呼ばれる一日前市場が採用されており、日本の電力取引市場においてもこのスポット市場が創設される予定である。この場合、電力取引量と価格の決定方法は、制約付きの最適化問題として解くことが可能であるが、送電線混雑が生じた場合の制約により、地域による取引価格の差が生じることがある。また、電力取引の方法は、スポット市場だけではなく、取引所取引である先渡し市場や、当事者間の契約による相対取引がある。
なお、上述のような電力取引支援システムとしては、例えば、「Power Trader(商標)」という名称の電力取引及びリスク管理システムが存在している(非特許文献1参照)。
東芝レビューVOL.59 NO.4(2004)48ページ
東芝レビューVOL.59 NO.4(2004)48ページ
以上のことから、卸電力取引市場への参加者は、日本の取引制度や電力系統構成に基づいて、電力の需給と送電線容量や発電設備の制約を考慮に入れつつ取引戦略を立てる必要がある。そして、このような具体的な取引戦略を立てるために、入札条件の違いが電力価格とどのように関わるのかといった傾向を把握し、収益を評価することが重要となる。
日本のスポット市場では、30分を単位とした電力取引が1商品として予定されており、市場参加者は、最大48商品(1日分)の注文量と注文価格の検討と評価を毎日行うことになる。この場合、取引業務を担当するトレーダは、翌日の想定需要、電力の市場価格、為替、発電コスト、燃料価格、発電設備の補修計画などの情報を収集して検討を行い、翌日の入札方針を決めて、入札を実施するエリアごとに複数商品の注文量と注文価格を入力し、確認する、という複雑な業務を、限られた時間内で行わなければならない。そのため、入札条件の把握や評価を容易かつ迅速に行うことのできる電力取引支援システムの実現が望まれている。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、電力取引のスポット市場における複数商品の入札注文を一覧表示することにより、複数商品の入札注文の全体像を視覚的に容易に認識して、必要な情報を効率よく把握して的確に評価することができる方法と装置、およびプログラムを提供することである。
本発明は、上記のような目的を達成するために、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示することにより、複数商品の入札注文の全体像を視覚的に容易に認識して、必要な情報を効率よく把握して的確に評価することができるようにしたものである。
本発明の電力取引入札注文表示方法は、演算部、記憶部、インタフェース部を有するコンピュータを利用して、電力取引のスポット市場における複数商品の入札注文を一覧表示する方法において、インタフェース部により、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合に、演算部により、データ作成ステップと表示制御ステップを行うことを特徴としている。ここで、データ作成ステップは、各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを記憶部に保存するステップである。また、表示制御ステップは、インタフェース部を通じて、一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示するステップである。
なお、本発明の電力取引入札注文表示装置とプログラムは、上記装置の特徴を、方法とコンピュータ用プログラムの観点からそれぞれ把握したものである。
以上のような特徴を有する本発明によれば、ユーザにより、複数商品の入札注文が入力された場合に、各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成し、この一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示することができる。そのため、ユーザは、複数商品の入札注文の全体像を視覚的に容易に認識して、必要な情報を効率よく把握して的確に評価することができる
本発明によれば、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示することにより、複数商品の入札注文の全体像を視覚的に容易に認識して、必要な情報を効率よく把握して的確に評価することができる方法と装置、およびプログラムを提供することができる。
以下には、本発明に係る電力取引入札注文表示装置の複数の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図1に示すように、電力取引入札注文表示装置は、演算部1、インタフェース部2、記憶部3から構成されている。各部1〜3の詳細は次の通りである。
[構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図1に示すように、電力取引入札注文表示装置は、演算部1、インタフェース部2、記憶部3から構成されている。各部1〜3の詳細は次の通りである。
演算部1は、データ作成部(データ作成手段)11と表示制御部(表示制御手段)12を備えている。ここで、データ作成部11は、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合に、各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成する手段である。また、表示制御部12は、インタフェース部2を通じて、一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示する手段である。
なお、このような演算部1は、具体的には、コンピュータのメインメモリとそれに記憶された電力取引入札注文表示用として特化されたプログラム、そのプログラムによって制御されるCPU、等により実現される。
インタフェース部2は、データ入力部21とデータ出力部22から構成されている。ここで、データ入力部21は、ユーザの操作に応じた信号をコンピュータに入力するマウスやキーボード等の入力装置であり、データ出力部22は、データ入力部21で入力されたデータ、および演算部1で処理された取引結果や評価結果をユーザに対して表示または出力するディスプレイ、プリンタ等の出力装置である。
記憶部3は、インタフェース部2を通じて入力されたデータまたは演算部1による処理結果として得られたデータを保存する手段である。この記憶部3は、コンピュータの各種のメモリや補助記憶装置等により実現される。
[動作の概略]
図2は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
図2は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
この図2に示すように、ユーザの入力操作に応じて、インタフェース部2により、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合(S110のYES)に、演算部1は、データ作成部11により、次のようなデータ作成処理を行う。すなわち、データ作成部11は、各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを記憶部3に保存する(S120)。
演算部1は、次に、表示制御部12により、次のような表示制御処理を行う。すなわち、表示制御部12は、インタフェース部2を通じて、一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示する(S130)。この場合、表示条件は、表示する画面構成や各画面中における個々の構成要素の色や配置などの表示形式を含む各種の条件であり、記憶部3に保存されるかまたは表示制御部12を構成するデータの一部として実現される。
本発明にしたがい、表示条件は、各商品の注文量を予め設定された注文価格の区分間隔で区分して表示するための区分間隔条件と、当該区分間隔で区分された複数の注文価格区分を、複数の固定色を組み合わせた特定のカラーパターンで色分け表示するためのカラーパターン条件を含む。
[ブロック分け表示例]
図3は、本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による具体的な複数商品の入札注文一覧表示例として、各商品の注文量を注文価格に応じて区分して表示したブロック区分表示の一例を示す図である。ここでは、30分を単位とした48商品の入札注文の一覧表示を示しており、各商品の注文量を、注文価格の区分間隔を「1(\/kWh)」とした各価格区分のそれぞれにブロック分けし、注文価格順に並べて積み上げた積み上げグラフで表示しており、各商品の積み上げグラフを時間順に並べて表示している。
図3は、本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による具体的な複数商品の入札注文一覧表示例として、各商品の注文量を注文価格に応じて区分して表示したブロック区分表示の一例を示す図である。ここでは、30分を単位とした48商品の入札注文の一覧表示を示しており、各商品の注文量を、注文価格の区分間隔を「1(\/kWh)」とした各価格区分のそれぞれにブロック分けし、注文価格順に並べて積み上げた積み上げグラフで表示しており、各商品の積み上げグラフを時間順に並べて表示している。
すなわち、図中右側の買い入札注文量の積み上げグラフについては、降順の注文価格区分「8(\/kWh)」、「7(\/kWh)」、「6(\/kWh)」、「5(\/kWh)」、「4(\/kWh)」の各ブロックをこの順で積み上げており、また、図中左側の売り入札注文量の積み上げグラフについては、昇順の注文価格区分「9(\/kWh)」、「10(\/kWh)」、「11(\/kWh)」、「12(\/kWh)」、「13(\/kWh)」、「14(\/kWh)」の各ブロックをこの順で積み上げている。
なお、この図3以降に示す各表示例においては、説明の簡略化の観点から、同様に、30分を単位とした48商品の場合を示すが、本発明の商品数は48に限定されるものではなく、単位や商品の数は自由に変更可能である。
[積み上げグラフの作成]
以下には、図3に示すような注文量の積み上げグラフの作成について、図4〜図8を用いて具体的に説明する。
以下には、図3に示すような注文量の積み上げグラフの作成について、図4〜図8を用いて具体的に説明する。
まず、事業者は、需要想定に基づいて発電機を経済的に燃料費が少なくなるように運転する。入札注文は、この燃料費などの変動費用や固定費用を考慮して作成される。
図4、図5は、入札注文を作成するために限界費用曲線を用いた方法の一例を示している。図4に示すように、限界費用曲線は、起動中の全ての発電機の増分燃料費特性を積み上げた曲線として表される。起動中の発電機は、時刻により異なる。図4に示すように、発電出力が限界費用曲線より安い価格までは、限界費用曲線より安く買い入札を設定して買い入札を行い、発電出力が限界費用曲線を超える高い価格では、売り入札を限界費用曲線より高く設定して売り入札を行うといったことができる。
図5(a)は、限界費用曲線より作成した入札曲線であり、需要想定値に対して正側が売りの入札、負側が買いの入札となる。図5(b)は、売りと買いの入札曲線を同じ軸で示した図である。例えば、買い入札としては、限界費用曲線を−α分シフトした買い入札を、売り入札としては、限界費用曲線を+α分シフトした売り入札を設定することができる。この買い入札と売り入札に基づいて、図5(b)のように入札価格と量を設定することができる。この場合、買い入札、売り入札の限界費用曲線からのシフト量は、例えば発電出力からの変化量ΔPの多項式によって設定することもできるし、ユーザが任意に設定する関数や、設定値を用いて作成してもよい。
なお、上述の入札曲線作成には、限界費用曲線だけでなく、平均費用曲線や、限界費用曲線と平均費用曲線の組み合わせ、また需要の想定変動幅や、電力取引価格に想定変動幅などを考慮して作成することができるが、このような作成方法は、既存の技術であるため、これ以上の説明は省略する。
図6は、ある事業者が入札を行うエリアについての、ある商品の入札曲線を示した図である。事業者が自己売買を行わないようにするためには、図6に示すような、売り入札曲線と買い入札曲線が交わらない入札曲線を作成することが必要である。また、図7(a)は、図6の入札曲線を、買い入札量を正、売り入札量を負として示した図であり、図7(b)は、量に対する価格の図7(a)の軸を回転して価格に対する量を示した図である。
図8は、ある事業者が入札を行うエリアについての、ある商品の注文価格と注文量の積み上げ量を、売り注文を正、買い注文を負とした折れ線グラフG1と、その左側に注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフG2を示している。この図8において、価格と電力量の取引単位は離散値であるため、図7(b)に示した入札曲線を、入札する注文価格と注文量の積み上げ量の折れ線グラフG1で示している。この図8に示すように、入札曲線は、単調減少の折れ線グラフG1となるため、注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフG2の形式で示すことができる。
ここで、注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフG2の各ブロックB1〜B5,S1〜S5の大きさ(積み上げ方向のサイズ)は注文量を示し、各ブロックB1〜B5,S1〜S5の色は注文価格の対応色Cにより配色されている。図8では、注文価格を区分間隔「1(\/kWh)」で11のレベルに区分した場合を示している。この図8中において、注文価格の11色の対応色Cは、塗りつぶしの差異で表現して、その直近に、「濃青」、「青」、「青緑」、「緑」、「カーキ」、「黄緑」、「黄」、「淡黄」、「ベージュ」、「ピンク」、「濃ピンク」、という色名を記載しているが、実際の表示においては、色名で表現される固有色により色分け表示される。なお、以降の説明では、この11色の組み合わせのカラーパターンを「パターンA」と呼ぶ。
また、図8で示している固有色の組み合わせは一例であり、実際の色分け表示に使用する具体的な色の組み合わせは自由に選択可能であるが、この図8以降に示す各表示例においても、説明の簡略化の観点から、同じ固有色の組み合わせを使用した場合の例をそれぞれ示している。
[ブロック色分け表示例]
なお、図3に示すブロック分け表示例は、図8に示すような積み上げグラフG2の各ブロックを着色せずにブロックのみで区分し、時間順に並べて表示した例である。これに対して、図9、図10に示すブロック色分け表示例は、図8に示すような積み上げグラフG2を着色して色分け区分し、時間順に並べて表示した例である。
なお、図3に示すブロック分け表示例は、図8に示すような積み上げグラフG2の各ブロックを着色せずにブロックのみで区分し、時間順に並べて表示した例である。これに対して、図9、図10に示すブロック色分け表示例は、図8に示すような積み上げグラフG2を着色して色分け区分し、時間順に並べて表示した例である。
図9では、時刻を縦軸に、注文量の注文価格順の積み上げグラフG2を横軸にとっているが、図10に示すように、時刻を横軸に、注文量の注文価格順の積み上げグラフG2を縦軸にとってもよい。また、図中には、時間順の並びをそのまま示す「時刻」が表示されているが、時間順に並べられた個々の注文量に対応する商品を特定できれる限り、「時刻」に代えて「商品番号」や「商品ID」などを表示するようにしてもよい。
[効果]
以上のような第1の実施形態によれば、複数商品の注文量と注文価格を時間順に並べた積み上げグラフで一覧表示して、注文量については棒グラフの大きさで明確に表現し、注文価格についてはブロック毎の価格またはブロックの色分けにより明確に表現することができるため、ユーザは、複数商品の入札注文の全体像を視覚的に容易に認識することができ、入札条件の確認を容易に行うことができる。したがって、ユーザは、電力取引を行うにあたって必要な情報を効率よく把握して的確に評価することができる。
以上のような第1の実施形態によれば、複数商品の注文量と注文価格を時間順に並べた積み上げグラフで一覧表示して、注文量については棒グラフの大きさで明確に表現し、注文価格についてはブロック毎の価格またはブロックの色分けにより明確に表現することができるため、ユーザは、複数商品の入札注文の全体像を視覚的に容易に認識することができ、入札条件の確認を容易に行うことができる。したがって、ユーザは、電力取引を行うにあたって必要な情報を効率よく把握して的確に評価することができる。
[第2の実施形態]
[構成]
図11は、本発明の第2の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図11に示すように、第2の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置は、第1の実施形態の構成に加えて、演算部1に、積み上げグラフの「注文価格の区分間隔」、「表示する価格帯」、および「カラーパターン」などの表示条件を設定・変更する表示条件設定部13を設けたものである。
[構成]
図11は、本発明の第2の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図11に示すように、第2の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置は、第1の実施形態の構成に加えて、演算部1に、積み上げグラフの「注文価格の区分間隔」、「表示する価格帯」、および「カラーパターン」などの表示条件を設定・変更する表示条件設定部13を設けたものである。
[動作の概略]
図12は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
図12は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
この図12に示すように、ユーザの入力操作に応じて、インタフェース部2により、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合(S210のYES)に、さらに、積み上げグラフの「注文価格の区分間隔」、「表示する価格帯」、または「カラーパターン」などの「表示条件」を示す表示条件情報が入力された場合(S220のYES)には、演算部1は、表示条件設定部13により表示条件設定処理を行う(S230)。
この表示条件設定処理(S230)において、表示条件設定部13はまず、入力情報設定処理として、表示条件情報が入力された各表示条件に対して当該情報をそれぞれ設定する(S231)。表示条件設定部13は続いて、デフォルト設定処理として、表示条件情報の入力がない各表示条件に対して予め与えられているデフォルト値をそれぞれ設定する(S232)。また、ユーザが表示条件情報を何ら指定せず、したがって、表示条件情報が入力されない場合(S220のNO)には、表示条件設定部13は、デフォルト設定処理のみを行う(S232)。
例えば、デフォルト値として、「注文価格の区分間隔:1(\/kWh)」、「表示する価格帯:5(\/kWh)未満〜13(\/kWh)超」、「カラーパターン:パターンA」、などが与えられているものとする。このようなデフォルト値を持つ各表示条件に対して、入力された表示条件情報が、例えば、「注文価格の区分間隔:0.5(\/kWh)」、「表示する価格帯:6.0(\/kWh)未満〜10.0(\/kWh)超」である場合には、表示条件設定処理において、「注文価格の区分間隔:0.5(\/kWh)」、「表示する価格帯:6.0(\/kWh)未満〜10.0(\/kWh)超」が設定され、デフォルト設定処理において、「カラーパターン:パターンA」が設定される。
次に、演算部1は、設定した各表示条件を用いて、データ作成部11によりデータ作成処理を行い、各商品の注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフの一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを記憶部3に保存する(S240)。演算部1は、続いて、表示制御部12により、次のような表示制御処理を行う。すなわち、表示制御部12は、インタフェース部2を通じて、一覧表示用データと予め設定された各表示条件に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示する(S250)。
[ブロック色分け表示例]
図13は、本実施形態に係る電力取引注文表示装置による具体的な複数商品の入札注文一覧表示例として、各商品の注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフを、時間順に並べてブロック色分け表示した一例を示す図である。この図13においては、前述した入力例のように、「注文価格の区分間隔:0.5(\/kWh)」、「表示する価格帯:6.0(\/kWh)未満〜10.0(\/kWh)超」、「カラーパターン:パターンA」の各表示条件に基づき、複数商品の入札注文の一覧表示が行われている。
図13は、本実施形態に係る電力取引注文表示装置による具体的な複数商品の入札注文一覧表示例として、各商品の注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフを、時間順に並べてブロック色分け表示した一例を示す図である。この図13においては、前述した入力例のように、「注文価格の区分間隔:0.5(\/kWh)」、「表示する価格帯:6.0(\/kWh)未満〜10.0(\/kWh)超」、「カラーパターン:パターンA」の各表示条件に基づき、複数商品の入札注文の一覧表示が行われている。
このように、本実施形態において、ユーザは、注文価格の区分間隔、表示する価格帯、カラーパターンなどの各種の表示条件を示す情報を指定するだけで、それらの表示条件の設定・変更を自由に行うことができる。
[効果]
以上のような第2の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、注文価格の区分間隔、表示する価格帯、カラーパターンなどの各種の表示条件を、ユーザの意図に沿って自由に設定・変更することができるため、例えば、ユーザが詳細に分析を行おうとする価格帯のみを表示したり、その価格帯の区分間隔を細かくしたりするなど、ユーザの意図に沿った柔軟な表示変更を行うことができる。したがって、ユーザは、電力取引を行うにあたって必要な情報をより詳細かつ効率よく把握してより的確に評価することができる。
以上のような第2の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、注文価格の区分間隔、表示する価格帯、カラーパターンなどの各種の表示条件を、ユーザの意図に沿って自由に設定・変更することができるため、例えば、ユーザが詳細に分析を行おうとする価格帯のみを表示したり、その価格帯の区分間隔を細かくしたりするなど、ユーザの意図に沿った柔軟な表示変更を行うことができる。したがって、ユーザは、電力取引を行うにあたって必要な情報をより詳細かつ効率よく把握してより的確に評価することができる。
[第3の実施形態]
[構成]
図14は、本発明の第3の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図14に示すように、第3の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置は、第1の実施形態の構成に加えて、演算部1に、約定価格と約定量を示す約定情報を設定する約定情報設定部14を設けたものであり、これによって、設定した約定情報に基づき、表示制御部12により、複数商品の入札注文の積み上げグラフの一覧表示と併せて約定価格と約定量を表示するようにしたものである。また、本実施形態において、表示条件は、約定結果と約定量を表示するための表示形式を含む。
[構成]
図14は、本発明の第3の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図14に示すように、第3の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置は、第1の実施形態の構成に加えて、演算部1に、約定価格と約定量を示す約定情報を設定する約定情報設定部14を設けたものであり、これによって、設定した約定情報に基づき、表示制御部12により、複数商品の入札注文の積み上げグラフの一覧表示と併せて約定価格と約定量を表示するようにしたものである。また、本実施形態において、表示条件は、約定結果と約定量を表示するための表示形式を含む。
[動作の概略]
図15は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
図15は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
この図15に示すように、ユーザの入力操作に応じて、インタフェース部2により、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合(S310のYES)に、さらに、約定価格と約定量を示す情報が入力された場合(S320のYES)には、演算部1は、約定情報設定部14により入力された情報を約定情報として設定する約定情報設定処理を行う(S330)。また、ユーザが約定価格と約定量を示す情報を何ら指定せず、したがって、約定価格と約定量を示す情報が入力されない場合(S320のNO)には、約定情報設定部14は、約定情報設定処理を省略する。
次に、演算部1は、データ作成部11によりデータ作成処理を行い、各商品の注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフの一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを記憶部3に保存する(S340)。演算部1は、続いて、表示制御部12により表示制御処理を行う(S350)。
この表示制御処理(S350)において、表示制御部12は、設定された約定情報がある場合(S351のYES)には、インタフェース部2を通じて、一覧表示用データと表示条件および当該約定情報に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示すると共に、当該約定情報の約定価格と約定量を併せて表示する(S352)。また、約定情報が設定されていない場合(S351のNO)には、複数商品の入札注文の積み上げグラフの一覧表示のみを行う(S353)。
[約定情報の設定・表示例]
以下には、約定情報の設定・表示例について、図16〜図19を用いて具体的に説明する。
以下には、約定情報の設定・表示例について、図16〜図19を用いて具体的に説明する。
図16は、ある商品における注文価格と注文量の積み上げ量の折れ線グラフG1と、約定価格と約定量との関係を示す図である。例えば、図16に示す約定価格P1で約定したときの買約定量は約定量V1、約定価格P2で約定したときの売約定量は約定量V2である。
図17は、複数商品の注文量の注文価格順の積み上げグラフを時間順に並べて一覧表示し、この一覧表示グラフ上に約定価格と約定量を重ねて表示した図である。図16に示したように、約定価格が決まると約定量は注文量ブロックの境界のいずれかとなるため、図17では、一例として、約定量を太いバーで表しており、バーの位置から内側(量の少ない向き)が約定量である。また、約定価格は、バーの位置する注文量ブロック色で示される。
なお、図中では黒いバーを示しているが、実際の表示においては、太いバーの部分は赤いバーで表示すると共に、図中に示すように、「赤いバーより内側が約定量」などのガイドメッセージを付加することにより、ユーザは約定量を容易に確認することができる。なお、このような約定量を視覚的に強調するための強調色は、赤に限らず、周囲のブロックと異なる色であれば適宜選択可能である。
図18では、別の例として、約定量を太線の囲みで示しており、各商品の積み上げグラフを示す数値として、図17の「時刻」に代えて、「約定価格」を示す数値を表示している。このように約定価格を表示することにより、ユーザは、ブロック色と数値の両方で、約定価格をより効率よく確実に把握することができる。
なお、図中では黒い太線の囲みを示しているが、実際の表示においては、囲みの内部を網掛け表示すると共に、図中に示すように「網掛け部分が約定量」などのガイドメッセージを付加することにより、ユーザは約定量を容易に確認することができる。さらに、約定量部分を強調するための表示方法は、色別けや網掛けに限らず、図に示すような囲み表示や点滅表示、あるいはそれらを適宜組み合わせた表示方法など、多様な変形例が可能である。
図19では、別の例として、複数商品の注文量の注文価格順の積み上げグラフG2を時間順に並べて一覧表示するとともに、これと並べて、約定価格の時間変化を示す折れ線グラフを表示した図である。このように、約定価格は、数値で表示するだけでなく、図中に折れ線グラフ等で表示することもできる。
なお、以上のように表示する約定価格と約定量は、具体的には、市場の約定結果や前日の約定結果などの、実際の約定データを使用することが考えられるが、その他にも、例えば、シミュレーションデータや想定データ等を使用して表示させてもよい。
[効果]
以上のような第3の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、複数商品の入札注文の積み上げグラフを時間順に一覧表示すると共に、約定価格と約定量を併せて表示することにより、ユーザは、入札する注文価格と注文量に対して、約定する価格と量を効率よく確実に把握できるため、入札条件をより効率よく的確に評価することができる。
以上のような第3の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、複数商品の入札注文の積み上げグラフを時間順に一覧表示すると共に、約定価格と約定量を併せて表示することにより、ユーザは、入札する注文価格と注文量に対して、約定する価格と量を効率よく確実に把握できるため、入札条件をより効率よく的確に評価することができる。
[第4の実施形態]
[構成]
図20は、本発明の第4の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図20に示すように、第4の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置は、第1の実施形態の構成に加えて、演算部1に、複数の価格シナリオを示す価格シナリオ情報を設定するシナリオ情報設定部15を設けたものであり、これにより、設定した価格シナリオ情報に基づき、表示制御部12により、約定価格分布データと約定量分布データを表示するようにしたものである。また、本実施形態において、表示条件は、約定価格分布データと約定量分布データを表示するための表示形式を含む。
[構成]
図20は、本発明の第4の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図20に示すように、第4の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置は、第1の実施形態の構成に加えて、演算部1に、複数の価格シナリオを示す価格シナリオ情報を設定するシナリオ情報設定部15を設けたものであり、これにより、設定した価格シナリオ情報に基づき、表示制御部12により、約定価格分布データと約定量分布データを表示するようにしたものである。また、本実施形態において、表示条件は、約定価格分布データと約定量分布データを表示するための表示形式を含む。
[動作の概略]
図21は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
図21は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
この図21に示すように、ユーザの入力操作に応じて、インタフェース部2により、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合(S410のYES)に、さらに、複数の価格シナリオを示す情報が入力された場合(S420のYES)には、演算部1は、シナリオ情報設定部15により入力された情報を価格シナリオ情報として設定するシナリオ情報設定処理を行う(S430)。また、ユーザが価格シナリオを示す情報を何ら指定せず、したがって、価格シナリオを示す情報が入力されない場合(S420のNO)には、シナリオ情報設定部15は、シナリオ情報設定処理を省略する。
次に、演算部1は、データ作成部11によりデータ作成処理を行う(S440)。このデータ作成処理(S440)において、データ作成部11はまず、一覧表示用データ作成処理として、各商品の注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフの一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを記憶部3に保存する(S441)。
設定された価格シナリオ情報がある場合(S442のYES)には、データ作成部11は、次のような約定分布データ作成処理を行う。すなわち、複数の価格シナリオにおける約定価格の変動幅に基づいて、約定価格分布データを作成し、作成したデータを記憶部3に保存すると共に、複数の価格シナリオにおける約定価格から得られる価格シナリオ毎の約定量に基づいて、約定量分布データを作成し、作成したデータを記憶部に保存する(S443)。
演算部1は、続いて、表示制御部12により表示制御処理を行う(S450)。この表示制御処理(S450)において、表示制御部12は、約定価格分布データと約定量分布データが保存されている場合(S451のYES)には、インタフェース部2を通じて、複数商品の入札注文の積み上げグラフを時間順に並べて一覧表示すると共に、当該約定価格分布データと約定量分布データを併せて表示する(S452)。
この場合、入札注文の一覧と約定価格・約定量の分布データの具体的な表示方法は適宜選択可能であり、同一画面上に並列的に表示してもよいし、また、重ねて表示したり大小サイズで表示して、アイコンや操作ボタン等を用いて位置やサイズを切り替えるようにしてもよい。
また、約定価格分布データと約定量分布データが保存されていない場合(S451のNO)には、複数商品の入札注文の積み上げグラフの一覧表示のみを行う(S453)。
[約定分布データの作成・表示例]
以下には、約定価格・約定量分布データの作成・表示例について、図22〜図27を用いて具体的に説明する。
以下には、約定価格・約定量分布データの作成・表示例について、図22〜図27を用いて具体的に説明する。
図22は、価格シナリオ1〜nの各約定価格を示す図である。このとき、ある商品における複数の価格シナリオの約定価格分布は、例えば、図23(a)に示すような度数分布となり、この度数分布から出現確率の色分けを行うと、複数の価格シナリオの約定価格分布は図23(b)に示すようになる。なお、価格シナリオとしては、市場の実際の約定データ、シミュレーションデータ、あるいは想定データなどを用いることができる。また、価格シナリオは、離散値としてのみでなく、約定価格分布を正規分布などの確率密度関数として与えることもできる。
また、入札注文に対し、価格シナリオごとの約定量が一意に決まるので、約定量の出現確率が求められる。図24は、ある商品における複数の価格シナリオの約定量であり、その約定量分布は図25(a)に示すような度数分布となり、この度数分布から出現確率を色分けすると、複数の価格シナリオの約定量分布は、図25(b)に示すようになる。
さらに、図26は、ある商品における複数の価格シナリオの約定量を重み付けした例であり、この加重約定量の出現確率を色分けすると、複数の価格シナリオの約定量分布は、図27に示すようになる。この重みは、例えば、最も収益の良いシナリオを重視するなど、ユーザが任意に設定することができる。
[効果]
以上のような第4の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、市場の約定データ、シミュレーションデータ、あるいは想定データなどを価格シナリオとして適用した場合に、複数商品の入札注文の積み上げグラフを時間順に一覧表示すると共に、約定価格と約定量がどのような分布となるかを併せて表示することにより、ユーザは、入札注文の一覧と対比しながら約定価格と約定量の分布を確認することができる。したがって、ユーザは、入札注文に対する約定結果の感度分析などを高精度に行うことができる。
以上のような第4の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、市場の約定データ、シミュレーションデータ、あるいは想定データなどを価格シナリオとして適用した場合に、複数商品の入札注文の積み上げグラフを時間順に一覧表示すると共に、約定価格と約定量がどのような分布となるかを併せて表示することにより、ユーザは、入札注文の一覧と対比しながら約定価格と約定量の分布を確認することができる。したがって、ユーザは、入札注文に対する約定結果の感度分析などを高精度に行うことができる。
[第5の実施形態]
[構成]
図28は、本発明の第5の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図28に示すように、第5の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置は、第1の実施形態の構成に加えて、演算部1に注文価格と注文量の制約または目標値を示す制約目標情報を設定する制約目標情報設定部16を設けたものであり、これによって、設定した制約目標情報に基づき、表示制御部12により、複数商品の入札注文の積み上げグラフの一覧表示と併せて注文価格と注文量の制約または目標値を表示するようにしたものである。また、本実施形態において、表示条件は、制約または目標値を表示するための表示形式を含む。
[構成]
図28は、本発明の第5の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置の構成を示すブロック図である。この図28に示すように、第5の実施形態に係る電力取引入札注文表示装置は、第1の実施形態の構成に加えて、演算部1に注文価格と注文量の制約または目標値を示す制約目標情報を設定する制約目標情報設定部16を設けたものであり、これによって、設定した制約目標情報に基づき、表示制御部12により、複数商品の入札注文の積み上げグラフの一覧表示と併せて注文価格と注文量の制約または目標値を表示するようにしたものである。また、本実施形態において、表示条件は、制約または目標値を表示するための表示形式を含む。
[動作の概略]
図29は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
図29は、以上のような構成を有する本実施形態に係る電力取引入札注文表示装置による動作の概略を示すフローチャートである。
この図29に示すように、ユーザの入力操作に応じて、インタフェース部2により、複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合(S510のYES)に、さらに、注文価格と注文量の制約または目標値を示す情報が入力された場合(S520のYES)には、演算部1は、制約目標情報設定部16により入力された情報を制約目標情報として設定する制約目標情報設定処理を行う(S530)。また、注文価格と注文量の制約または目標値を示す情報が入力されない場合(S520のNO)には、制約目標情報設定部16は、制約目標情報設定処理を省略する。
次に、演算部1は、データ作成部11によりデータ作成処理を行い、各商品の注文量を注文価格順で積み上げた積み上げグラフの一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを記憶部3に保存する(S540)。演算部1は、続いて、表示制御部12により表示制御処理を行う(S550)。
この表示制御処理(S550)において、表示制御部12は、設定された制約目標情報がある場合(S551のYES)には、インタフェース部2を通じて、一覧表示用データと表示条件および当該制約目標情報に基づき、複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示すると共に、当該制約目標情報の制約または目標値を併せて表示する。この場合に、制約または目標値を表示するだけでなく、当該制約または目標値を満足するか否かを視覚的に表現する強調表示または警告表示を併せて行う(S552)。また、制約目標情報が設定されていない場合(S551のNO)には、複数商品の入札注文の積み上げグラフの一覧表示のみを行う(S553)。
[制約目標情報の設定・表示例]
以下には、制約目標情報の設定・表示例について、図30〜図32を用いて具体的に説明する。
以下には、制約目標情報の設定・表示例について、図30〜図32を用いて具体的に説明する。
図30は、複数商品の注文量の注文価格順の積み上げグラフを時間順に並べて一覧表示し、この一覧表示グラフ上に、上下限制約となる注文量と当該制約を満足していない注文量の警告を重ねて表示した一例を示す図である。ここで、「上限量」は、それ以上売ることのできない量またはそれ以上買うことのできない量、「下限量」は、少なくともそれだけは売る量または少なくともそれだけは買う量として設定された量である。
図30では、一例として、上限量制約を太いバーで表し、この上限量制約に違反する買い注文量の時刻を太線の囲みで表すと共に、違反部分に「上限量制約違反」という警告メッセージを表示している。また、下限量制約を白抜きのバーで表し、この下限量制約に違反する売り注文量の時刻を二重線の囲みで表すと共に、違反部分に「下限量制約違反」という警告メッセージを表示している。
なお、上限量制約と下限量制約に係るバーや囲み部分等は、実際の表示においては警告色を用いて色分け表示をすることが考えられる。例えば、上限量制約やその違反部分については、赤いバーや赤い塗りつぶしで表示し、下限量制約やその違反部分については、青いバーや青い塗りつぶしで表示することなどにより、上下限制約とその違反部分を視覚的に強調し、違反部分の警告表示を効果的に行うことができる。
図31は、複数商品の注文量の注文価格順の積み上げグラフを時間順に並べて一覧表示し、この一覧表示グラフ上に、上限量制約に違反する部分の警告を重ねて表示した他の例を示す図である。この図31では、一例として、上限量制約に違反する買い注文量のブロック部分とその時刻をそれぞれ太線の囲みで表すと共に、違反部分に「上限量制約違反」という警告メッセージを表示している。この場合、囲み部分は、実際の表示においては、例えば、赤い塗りつぶしで表示するなどの警告色表示をすることが考えられる。
なお、図30や図31について例示した上記の警告色や警告メッセージの表示は一例であり、各種の変形例が可能である。例えば、注文価格を表示して同様に色分けによる警告表示を行ってもよいし、また、警告表示をより強調するために点滅表示させてもよい。また、警告メッセージの表示方法としては、例えば、図30や図31に示すような単純な警告メッセージを初めに表示しておき、画面上でその時刻帯の位置にマウスカーソルを合わせたときに、詳細なメッセージを表示させるなどの方法が考えられる。
また、上下限制約としては、取引所に登録される取引量限度値や取引限度額の他、取引を担当するトレーダが承認を必要とする取引量限度値や取引限度額、発電機の最大・最小出力制約や、発電コストなどをユーザに指定させるようにしてもよい。この場合には、ユーザは、自ら指定した任意の制約値について警告表示を行わせることができる。さらに、上下限制約の値として、単一の値に限らず、複数段階の値をユーザに指定させるようにしてもよい。この場合には、ユーザは、複数段階の上下限制約のそれぞれについて、制約違反部分を容易に確認することができる。
図32は、設定する入札注文に、上述のような制約違反ではなく目標量を設定し、目標量を達しない場合に警告を表示する場合の一例を示す図である。この図32では、各商品の積み上げグラフを示す数値として、図30、図31の「時刻」に代えて、「約定価格」を示す数値を表示している。また、一例として、目標量を白抜きのバーで表し、約定価格を太いバーで表している。
なお、実際の表示においては、白抜きのバーの部分はオレンジ色のバーで表示し、太いバーの部分は赤いバーで表示すると共に、図中に示すように、「オレンジ色のバーが目標量」、「赤いバーが約定価格」などのガイドメッセージを表示したり、目標量を満足しない部分には「目標量未達」などの警告メッセージを表示する。これにより、ユーザは、目標量と約定量を同時に確認して、目標量を満足しない部分を容易に確認することができる。また、この場合の警告色も一例にすぎず、多様な変形例が可能である。
[効果]
以上のような第5の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、複数商品の入札注文の積み上げグラフを時間順に一覧表示すると共に、上下限制約または目標量、それを満足しない場合の警告表示などを併せて表示することにより、ユーザは、設定した制約または目標値を満足するか否かを容易に確認できるため、入札条件をより効率よく的確に評価することができる。
以上のような第5の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、複数商品の入札注文の積み上げグラフを時間順に一覧表示すると共に、上下限制約または目標量、それを満足しない場合の警告表示などを併せて表示することにより、ユーザは、設定した制約または目標値を満足するか否かを容易に確認できるため、入札条件をより効率よく的確に評価することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な変形例が実施可能である。例えば、図面に示した装置構成は、一例にすぎず、具体的な機能構成は適宜選択可能である。また、図面に示したフローチャートは、一例にすぎず、具体的な動作手順や各処理の詳細は適宜選択可能である。また、実際の表示に使用する色の組み合わせは自由に選択可能である。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な変形例が実施可能である。例えば、図面に示した装置構成は、一例にすぎず、具体的な機能構成は適宜選択可能である。また、図面に示したフローチャートは、一例にすぎず、具体的な動作手順や各処理の詳細は適宜選択可能である。また、実際の表示に使用する色の組み合わせは自由に選択可能である。
さらに、前述した実施形態においては、本発明の手法を、コンピュータのハードウェアとプログラムにより装置および方法として実現する場合について説明したが、本発明の手法は、電力取引入札注文表示用として特化されたコンピュータプログラムのみの形態でも実現可能である。
1…演算部
11…データ作成部
12…表示制御部
13…表示条件設定部
14…約定情報設定部
15…シナリオ情報設定部
16…制約目標情報設定部
2…インタフェース部
21…データ入力部
22…データ出力部
3…記憶部
11…データ作成部
12…表示制御部
13…表示条件設定部
14…約定情報設定部
15…シナリオ情報設定部
16…制約目標情報設定部
2…インタフェース部
21…データ入力部
22…データ出力部
3…記憶部
Claims (14)
- 演算部、記憶部、インタフェース部を有するコンピュータを利用して、電力取引のスポット市場における複数商品の入札注文を一覧表示する方法において、
前記インタフェース部により前記複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合に、
前記演算部により、
各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成し、作成した一覧表示用データを前記記憶部に保存するデータ作成ステップと、
前記インタフェース部を通じて、前記一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、前記複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示する表示制御ステップを行う
ことを特徴とする電力取引入札注文表示方法。 - 前記表示条件は、各商品の注文量を予め設定された注文価格の区分間隔で区分して表示するための区分間隔条件を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記表示条件は、前記区分間隔で区分された複数の注文価格区分を、複数の固定色を組み合わせた特定のカラーパターンで色分け表示するためのカラーパターン条件を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記インタフェース部により前記表示条件の内容を示す情報が入力された場合に、前記演算部により、当該表示条件に対して当該情報を設定する表示条件設定ステップを行う
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記表示条件は、各商品の注文量を予め設定された注文価格の区分間隔で区分して表示するための区分間隔条件を含み、
前記インタフェース部により前記区分間隔を示す情報が入力された場合に、前記演算部により、前記区分間隔条件に対して当該情報を設定する区分間隔設定ステップを行う
ことを特徴とする請求項4に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記表示条件は、固定色を組み合わせた特定のカラーパターンで色分け表示するためのカラーパターン条件を含み、
前記インタフェース部により前記カラーパターンを示す情報が入力された場合に、前記演算部により、前記カラーパターン条件に対して当該情報を設定するカラーパターン設定ステップを行う
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記表示条件は、各商品の注文量のうち予め設定された価格帯を強調表示するための価格帯条件を含み、
前記インタフェース部により前記価格帯を示す情報が入力された場合に、前記演算部により、前記価格帯条件に対して当該情報を設定する価格帯設定ステップを行う
ことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記インタフェース部により市場の約定データ、シミュレーションデータ、または想定データから得られた約定価格と約定量を示す情報が入力された場合に、前記演算部により、当該情報を約定情報として設定する約定情報設定ステップを行い、
前記表示条件は、前記約定価格と約定量を表示するための表示形式を含み、
前記表示制御ステップは、前記一覧表示用データと前記表示条件および前記約定情報に基づき、前記複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示すると共に、当該約定情報の前記約定価格と約定量を併せて表示する約定情報表示制御ステップを含む
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記インタフェース部により市場の約定データ、シミュレーションデータ、または想定データから得られた複数の価格シナリオを示す情報が入力された場合に、前記演算部により、当該情報を価格シナリオ情報として設定するシナリオ情報設定ステップを行い、
前記データ作成ステップは、前記複数の価格シナリオにおける約定価格の変動幅に基づいて、約定価格分布データを作成し、作成したデータを前記記憶部に保存する約定分布データ作成ステップを含み、
前記表示条件は、前記約定価格分布データを表示するための表示形式を含み、
前記表示制御ステップは、前記約定価格分布データと前記表示条件に基づき、当該約定価格分布データを表示する約定分布データ表示制御ステップを含む
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記約定分布データ作成ステップは、前記複数の価格シナリオにおける約定価格から得られる価格シナリオ毎の約定量に基づいて、約定量分布データを作成し、作成したデータを前記記憶部に保存するステップを含み、
前記表示条件は、前記約定量分布データを表示するための表示形式を含み、
前記約定分布データ表示制御ステップは、前記約定量分布データと前記表示条件に基づき、当該約定量分布データを表示するステップを含む
ことを特徴とする請求項9に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記インタフェース部により、前記注文価格と注文量の制約または目標値を示す情報が入力された場合に、前記演算部により、当該情報を制約目標情報として設定する制約目標情報設定ステップを行い、
前記表示条件は、前記制約または目標値を表示するための表示形式を含み、
前記表示制御ステップは、前記一覧表示用データと前記表示条件および前記制約目標情報に基づき、前記複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示すると共に、当該制約目標情報の前記制約または目標値を併せて表示する制約目標情報表示制御ステップを含む
ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の電力取引入札注文表示方法。 - 前記制約目標付き表示制御ステップにおいて、前記制約または目標値を満足するか否かを視覚的に表現する強調表示または警告表示を行う
ことを特徴とする請求項11に記載の電力取引入札注文表示方法。 - コンピュータを利用して、電力取引のスポット市場における複数商品の入札注文を一覧表示する装置において、
データの入力および表示を行うインタフェース手段と、
入力されたデータまたはデータ処理結果として得られたデータを保存する記憶手段と、
前記複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合に、各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成するデータ作成手段と、
前記インタフェース手段を通じて、前記一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、前記複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示する表示制御手段
を備えたことを特徴とする電力取引入札注文表示装置。 - コンピュータを利用して、電力取引のスポット市場における複数商品の入札注文を一覧表示するプログラムにおいて、
前記複数商品の入札注文として各商品の注文価格と注文量が入力された場合に、各商品の注文量を注文価格順で積み上げて積み上げグラフ用の個別データを作成し、作成した個別データを時間順に並べて一覧表示用データを作成する表示用データ作成機能と、
前記一覧表示用データと予め設定された表示条件に基づき、前記複数商品の入札注文を時間順に並べた積み上げグラフ形式で一覧表示する一覧表示機能
を前記コンピュータに実現させることを特徴とする電力取引入札注文表示プログラム。
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